JP2005096737A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Hiroyuki Kagei
啓之 景井
Hidenori Kinoshita
英紀 木下
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秀俊 加藤
Yoshitaka Hino
良隆 日野
Chikanori Fujita
親則 藤田
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Abstract

【課題】 シート本体を確実に所定位置まで回転させ、その所定位置でシート本体を確実に停止させることができるようにする。
【解決手段】 本発明に係る車両用シート装置は、シート本体10と、そのシート本体10を回転させる回転機構30と、シート本体10が所定位置まで回転したことを検知するセンサーと、シート本体10が前記所定位置まで回転したときシート本体10が回転しないように非回転部分21に対してシート本体10をロックする回転ロック機構50とを備え、前記センサーによりシート本体10が所定位置まで回転したことが検知されたときに、回転機構30を停止させる車両用シート装置であって、前記センサーは回転ロック機構50のロック動作を検知して、これによりシート本体10が前記所定位置まで回転したことを検知するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート本体と、そのシート本体を回転させる回転機構と、前記シート本体が所定位置まで回転したことを検知するセンサーと、前記シート本体が前記所定位置まで回転したとき前記シート本体が回転しないように非回転部分に対して前記シート本体をロックする回転ロック機構とを備え、前記センサーにより前記シート本体が所定位置まで回転したことが検知されたときに、前記回転機構を停止させる車両用シート装置に関する。
この種の車両用シート装置が特許文献1に記載されており、図14にその車両用シート装置の回転ロック機構90を表す斜視図が示されている。
回転ロック機構90は、非回転部分91の所定位置に固定された一対の被係合部材92と、シート本体(図示省略)を支持するターンテーブル94上に取付けられた係合部材95とから構成されている。係合部材95は支持ピン95cを中心に水平回転可能に構成されており、その係合部材95の先端に係合ピン95pが縦に固定されている。また、被係合部材92には、係合部材95の係合ピン95pと係合可能な凹部92uが形成されている。
係合部材95はバネの弾性力でロック位置に保持されており、シート本体及びターンテーブル94(以下、シート本体等という)が回転機構(図示省略)の働きで所定位置(ロック位置)まで回転することにより、係合部材95の係合ピン95pが被係合部材92の凹部92uと自動的に係合して、シート本体等の回転がロックされる。
非回転部分91には、通常、シート本体等がロック位置まで回転したことを検知するリミットスイッチ(図示省略)が取付けられており、シート本体等の向きを確認できるようになっている。
また、係合部材95には、ロック解除機構(図示省略)の操作端(ワイヤー等)が連結されており、そのロック解除機構が動作することで係合部材95が支持ピン95cを中心に水平回転し、その係合部材95の係合ピン95pと被係合部材92の凹部92uとの係合が解除される。
特開平8−67181号公報
上記した車両用シート装置では、回転ロック機構90と、シート本体及びターンテーブル94(シート本体等)がロック位置まで回転したことを検知するリミットスイッチとが別体であり、前記ターンテーブル94に装着されたストライカー(図示省略)により前記リミットスイッチを動作させる構成である。このため、回転ロック機構90の設置後に、リミットスイッチとストライカーとの組み付け調整を行う必要がある。
しかし、上記組み付け調整が不良の場合、シート本体等がロック位置まで到達しない段階でリミットスイッチが動作し、シート本体等の回転が停止することがある。逆に、回転ロック機構90がロックしている状態にもかかわらず、リミットスイッチが動作しない場合もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シート本体を確実に所定位置まで回転させて、その位置でシート本体が確実に停止できるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、シート本体と、そのシート本体を回転させる回転機構と、前記シート本体が所定位置まで回転したことを検知するセンサーと、前記シート本体が前記所定位置まで回転したとき前記シート本体が回転しないように非回転部分に対して前記シート本体をロックする回転ロック機構とを備え、前記センサーにより前記シート本体が所定位置まで回転したことが検知されたときに、前記回転機構を停止させる車両用シート装置であって、前記センサーは前記回転ロック機構のロック動作を検知して、これにより前記シート本体が前記所定位置まで回転したことを検知するように構成されていることを特徴とする。
本発明によると、シート本体が所定位置まで回転して回転ロック機構がロック動作するときに、センサーがそのロック動作を検知するため、シート本体は確実に所定位置まで回転可能となり、さらにその所定位置でシート本体を確実に停止させることができる。
請求項2の発明によると、センサーは回転ロック機構に組み込まれているため、センサーと回転ロック機構の位置関係の精度が高くなり、シート本体の回転位置検出精度を向上させることができる。
請求項3の発明によると、回転ロック機構は、前記シート本体あるいは前記非回転部分のいずれか一方に設けられた係合部材と他方に設けられた被係合部材とを備えており、前記係合部材は、前記被係合部材に係合して前記シート本体の回転を阻止するロック位置と、この係合を解除して前記シート本体の回転を許容するロック解除位置との間を往復移動可能にベース部材に取付けられており、前記センサーは前記ベース部材に取付けられており、前記係合部材の動作を検知する構成である。
このため、ロックしたことをセンサーが確実に検知するようになり、センサーと係合部材の位置関係の精度を向上させることができる。
請求項4の発明によると、ベース部材と被係合部材の一方に嵌合部が設けられ、他方に被嵌合部が設けられており、前記シート本体が所定位置に位置する状態では、前記嵌合部と被嵌合部は前記シート本体の回転は許容するが、前記シート本体が回転方向とは異なる所定の方向へ移動するのを規制するように相互に嵌合している。
このため、例えば、車両が急制動しても、嵌合部と被嵌合部との働きでシート本体が非回転部分に対して浮き上がる等の不具合を防止できる。したがって、前記係合部材の強度を下げることができるようになる。
ここで、「嵌合」とは嵌合部と被嵌合部とがほぼ密着状態で嵌め合わされる場合だけでなく、嵌合部と被嵌合部とが所定の空間を介して嵌め合わされる場合も含むものとする。
請求項5の発明によると、回転ロック機構の被係合部材は、棒状に形成されており、その回転ロック機構の係合部材は、鉤状に形成されて、前記棒状の被係合部材に対してその被係合部材の径方向から係合可能なように、ベース部材に対して回動可能な状態で連結されており、前記係合部材は、シート本体が前記所定位置まで回転したときに、前記被係合部材と係合して、前記シート本体を非回転部分に対して回転不能にロックすることを特徴とする。
本発明によると、棒状の被係合部材に対して鉤状の係合部材を掛けることで前記シート本体を非回転部分に対して回転不能にロックする構成のため、ロック機構の構成が簡単になる。
請求項6の発明によると、前記係合部材は、板状に形成されてその周縁の一部に前記棒状の被係合部材が摺動可能な摺動部を備えており、その摺動部と連続する位置に前記被係合部材と係合可能な切欠き状の係合溝が形成されており、前記係合部材が弾性力で前記被係合部材との係合が可能な位置に保持されており、シート本体が所定位置まで回転する過程で、前記係合部材の摺動部に対して前記被係合部材が摺動することにより、その係合部材が前記弾性力に抗して係合解除方向に回動し、前記シート本体が所定位置に到達したときに、前記被係合部材が前記係合部材の摺動部を通過して前記係合溝の位置に到達し、前記係合部材が前記弾性力で係合方向に回動することにより前記被係合部材と係合することを特徴とする。
本発明によると、シート本体は確実に所定位置まで回転可能となり、さらにその所定位置でシート本体を確実に停止させることができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用シート装置の説明を行う。本実施形態は車両用シート装置を助手席に適用したものであり、図1、図2にその車両用シート装置の全体側面図が示されている。図3は車両の模式平面図であり、図4は車両用シート装置の回転ロック機構及びロック解除機構を表す模式平面図である。また、図5から図8は回転ロック機構を表す斜視図、平面図、ロック状態図及び側面図である。なお、車両の幅方向をX方向、前後方向をY方向、高さ方向をZ方向として図示する。
車両用シート装置1は、図1、図2に示すように、シート本体10と、回転機構30と、昇降機構40とを備えている。
シート本体10は、図1、図2に示すように、シートクッション11とシートバック12とを有しており、そのシートクッション11の下面にシートホルダ(図示省略)が設けられている。
回転機構30は、シート本体10を車両Mの前方を向く前向き位置(図1参照)と車両側部の乗降口Kを向く横向き位置(図2参照)との間で回転させる機構であり、車両MのフロアF上に固定されたレッグパネル21の上に設けられている。回転機構30は、相互に同軸で回転可能に組み合わされた外輪30aと内輪30bとを主体とするもので、外輪30aがレッグパネル21の上面に固定され、内輪30bがターンテーブル31の下面に固定されている。また、レッグパネル21の上面には回転モータ(図示省略)が取付けられている。この回転モータの回転出力は歯車伝達機構(図示省略)を介して内輪30bに伝達される。これによりレッグパネル21に対してターンテーブル31が回転するようになる。
昇降機構40は、乗降口K側に向いた状態のシート本体10を乗降口Kを経て室内と室外との間で車幅方向に移動(昇降)させる機構であり、回転機構30のターンテーブル31上に設置されている。昇降機構40は、補助スライド機構(図示省略)と、主スライド機構41と、左右一対の四節リンク機構44とから構成されており、その主スライド機構41に四節リンク機構44及び補助スライド機構を介してシート本体10が取付けられている。
シート本体10を乗降口Kから室外に移動させるには、前記補助スライド機構によりシート本体10を四節リンク機構44に対して前進限位置まで移動させる。次に、主スライド機構41により四節リンク機構44をターンテーブル31に対して前進させながらその四節リンク機構44を下方に回動させ、シート本体10を室外に移動させるとともに所定高さ位置(乗降レベル)まで下降させる。また、シート本体10を室内に収納する場合には、上記と逆の手順で主スライド機構41、四節リンク機構44及び補助スライド機構が駆動される。
フロアF上に設けられたレッグパネル21と回転機構30のターンテーブル31との間には、回転ロック機構50が設けられている。回転ロック機構50は、シート本体10が車両Mの前方を向く前向き位置にある状態でレッグパネル21に対するターンテーブル31の回転を規制する機構である。即ち、シート本体10が車両の前方を向く前向き位置が本発明の所定位置に相当する。
回転ロック機構50は、図4に示すように、レッグパネル21側に設けられた動作部51と、ターンテーブル31側に設けられた受け部60とから構成されている。そして、動作部51の係合ピン54が受け部60の被係合穴62に係合することで、シート本体10が車両の前方を向く前向き位置に保持され、レッグパネル21に対するターンテーブル31の回転が規制される。
即ち、上記レッグパネル21が本発明の非回転部分に相当する。
回転ロック機構50の動作部51はベース部材52を備えている。
ベース部材52は、図5、図6に示すように、車両幅方向(X方向)に沿ってほぼ水平に配置される略角筒形のガイド52fを備えており、そのガイド52fの幅方向両側に略矢羽根形をした支持板52sがそのガイド52fに沿って形成されている。さらに、ガイド52fと支持板52sとの先端(図5等において左端)には、両者52f,52sに対して直角に角形の縦板52tが固定されている。即ち、ベース部材52の縦板52tは車両前後方向(Y方向)に沿って形成されている。
ベース部材52は、その支持板52sがレッグパネル21の上面にボルト52p止めされることにより、そのレッグパネル21に固定される。
ベース部材52のガイド52fには、そのガイド52fに沿って摺動可能な厚板状の係合ピン54が収納されている。係合ピン54は、側面形状が、図8に示すように、扁平L字形に形成されており、先端部54fの近傍が縦板52tの中央上部に形成された角形開口52x(図6、図7等参照)に通されている。また、係合ピン54の先端面54kは、車両Mの前側で(図6において下側)で突出量が小さくなるように、若干の傾斜が設けられている。
係合ピン54の基端部54mの近傍には突起54tが幅方向両側に形成されており、それらの突起54tがガイド52fの幅方向両側において長手方向に延びるスリット52rにそれぞれ嵌合している。さらに、ガイド52fの上面には、スリット52rの形成範囲とほぼ等しい範囲に開口52wが形成されており、その開口52wから係合ピン54の基端部の立ち上がり部54wが突出している(図8参照)。即ち、係合ピン54は、ベース部材52の縦板52tの角形開口52xに通された状態で、ガイド52fのスリット52rに案内され、一定範囲内を往復移動可能となる。
ガイド52fの基端部は止め板52vによって塞がれており、その止め板52vと係合ピン54の立ち上がり部54wとの間にその係合ピン54を押圧する方向に付勢されたロックバネ55が装着されている。このため、係合ピン54に外力が加わらない状態では、その係合ピン54はロックバネ55のバネ力を受けて縦板52tの角形開口52xから最大限突出するようになる(図6の実線参照)。係合ピン54が縦板52tの角形開口52xから最大限突出する位置を、以後、係合ピン54のロック位置と呼ぶことにする。
ベース部材52のガイド52fの前部上面には、リミットスイッチ56とストライカー57とを支持する支持パネル58が固定されている。支持パネル58は一対の軸受け部58jを備えており、その軸受け部58jに軸状のストライカー57が軸方向に摺動可能な状態で装着されている。支持パネル58は、ストライカー57の摺動方向と係合ピン54の摺動方向とが一致するように、ベース部材52のガイド52fの上面に固定されている。
ストライカー57は、図8に示すように、先端側(図の右側)から順番に小径軸部57s、第1大径軸部57m、段部57d及び第2大径軸部57rが形成されており、その小径軸部57sと第2大径軸部57rとが支持パネル58の軸受け部58jによって支持されている。
ストライカー57は、第2大径軸部57rの基端部が係合ピン54の立ち上がり部54wに連結されている。また、ストライカー57の小径軸部57sの回りには、そのストライカー57を係合ピン54の立ち上がり部54w側に押圧するストライカーバネ57yが装着されている。このため、ストライカー57の端部は常に係合ピン54の立ち上がり部54wにガタのない状態で連結されており、そのストライカー57は係合ピン54と連動するようになる。なお、ストライカーバネ57yのバネ力はロックバネ55のバネ力よりも小さく設定されており、係合ピン54の動作がストライカーバネ57yによって妨げられないようになっている。
リミットスイッチ56は、センサー本体56mと動作レバー56rとから構成されている。リミットスイッチ56は、動作レバー56rの先端がストライカー57の第1大径軸部57mから段部57dの側面に当接可能なように支持パネル58に取付けられている。即ち、係合ピン54がロックバネ55のバネ力で縦板52tの角形開口52xから最大限突出し、ストライカー57がロック位置にある状態で(図6参照)、リミットスイッチ56の動作レバー56rの先端はそのストライカー57の段部57dに当接する。また、係合ピン54がロックバネ55のバネ力に抗してベース部材52内に押し込まれ、ストライカー57が係合ピン54と共に後退すると、リミットスイッチ56の動作レバー56rの先端はストライカー57の段部57dから外れて第1大径軸部57mに当接するようになる。
回転ロック機構50の受け部60は、図1、図2に示すように、シート本体10等を支持するターンテーブル31の右側後端部に設けられたロック板61を備えている。ロック板61は、ターンテーブル31の下側に略逆L字形に張り出しており、スライド機構41のスライド方向に沿って形成されている。ロック板61の先端部には、レッグパネル21側に設けられた動作部51の係合ピン54が挿入される角形の被係合穴62が形成されている。
ロック板61は、シート本体10が車両の前方を向く前向き位置まで回転したときに、動作部51のベース部材52の縦板52tと平行になるように構成されている。また、ロック板61の被係合穴62は、シート本体10が車両前方を向く前向き位置まで回転したときに、動作部51の係合ピン54が挿入可能な位置に形成されている。
即ち、係合ピン54が本発明の係合部材に相当し、前記ロック板61の被係合穴62が本発明の被係合部材に相当する。また、リミットスイッチ56が本発明のセンサーに相当する。
受け部60のロック板61の下辺には、図7(B)等に示すように、一対の鉤部材63が形成されている。また、動作部51のベース部材52の縦板52tには、ロック板61の鉤部材63に対応する位置に、鉤部材63の先端部が挿入される角形の嵌合穴52zが形成されている。
ロック板61の鉤部材63とベース部材52の縦板52tの嵌合穴52zとは、シート本体10が横向き位置から前向き位置まで回転することで自動的に嵌合し、そのシート本体10が前向き位置から横向き位置まで回転することで自動的にその嵌合が解除されるように構成されている。さらに、ロック板61の鉤部材63とベース部材52の縦板52tの嵌合穴52zとは、相互に嵌合している状態でシート本体10が回転方向とは異なる方向に移動するのを規制する。
即ち、ロック板61の鉤部材63が本発明の嵌合部に相当し、ベース部材52の縦板52tの嵌合穴52zが本発明の被嵌合部に相当する。
動作部51の係合ピン54には、その係合ピン54の基端部にロック解除機構70のワイヤー72が接続されている。ロック解除機構70は、シート本体10を前向き位置から横向き位置の方向に回転させる際に、受け部60の被係合穴62から動作部51の係合ピン54を引き抜くことで、回転ロック機構50のロック状態を解除する機構である。ロック解除機構70は、図4の模式図に示すように、ロック解除モータ74及び牽引機構74fと、その牽引機構74fの動作を動作部51の係合ピン54に伝達する伝達部材76とから構成されている。
ロック解除モータ74及び牽引機構74fはレッグパネル21に設けられており、その牽引機構74fに伝達部材76のワイヤー72が接続されている。
伝達部材76は、湾曲可能、かつ伸縮不能に構成されたチューブ76tと、そのチューブ76tに通されたワイヤー72とから構成されている。そして、伝達部材76のワイヤー72の一端が前述の牽引機構74fに接続され、そのワイヤー72の他端が係合ピン54の基端部に接続されている(図6等参照)。また、伝達部材76のチューブ76tの一端が牽引機構74fの近傍に固定された支持片78に接続されており、そのチューブ76tの他端が動作部51のベース部材52の止め板52vに接続されている。
上記構成により、ロック解除モータ74の通電により牽引機構74fが動作してワイヤー72が引っ張られると、ロックバネ55のバネ力に抗して係合ピン54がベース部材52の内側に引き込まれ、その係合ピン54とロック板61の被係合穴62との係合が解除される。また、ロック解除モータ74の通電が解除されると、係合ピン54はロックバネ55のバネ力でロック位置まで戻される。ロック解除モータ74は、回転機構30等を動作させる降車スイッチ(図示省略)が押圧(オン)されることで通電され、その降車スイッチがオフされることで通電が解除される。
ここで、ロック板61の被係合穴62との係合が解除される位置を、以後、係合ピン54のロック解除位置と呼ぶことにする。
次に、上記した車両用シート装置1の動作説明を行う。
車両走行時には、車両用シート装置1は、ターンテーブル31上のスライド機構41及び四節リンク機構44が車両前後方向に沿った状態に位置決めされており、シート本体10は車両正面を向いた状態(前向き位置)に保持されている。さらに、ターンテーブル31に設けられた受け部60のロック板61は、レッグパネル21に設けられた動作部51のベース部材52の縦板52tと平行に保持されている。そして、動作部51の係合ピン54が縦板52tの角形開口52xから最大限突出したロック位置に保持され、ロック板61の被係合穴62に通されている。即ち、回転ロック機構50はロック状態に保持されている。
また、ロック板61の鉤部材63とベース部材52の縦板52tの嵌合穴52zとが相互に嵌合している。
さらに、リミットスイッチ56の動作レバー56rの先端がストライカー57の段部57dに当接しており、そのリミットスイッチ56によって回転ロック機構50がロック状態にあること、即ち、シート本体10が車両正面を向いた位置にあることが検知されている。
着座者が車両Mから降りる場合には、先ず、降車スイッチ(図示省略)を押圧(オン)する。これによって、ロック解除機構70のロック解除モータ74が通電され、牽引機構74fが動作してワイヤー72が引っ張られる。そして、ワイヤー72が引っ張られることで係合ピン54がロックバネ55のバネ力に抗してベース部材52の内側に引き込まれ、その係合ピン54とロック板61の被係合穴62との係合が解除される。さらに、係合ピン54がベース部材52の内側に引き込まれることで、ストライカー57も係合ピン54と同方向に移動し、リミットスイッチ56の動作レバー56rの先端がストライカー57の段部57dから外れて第1大径軸部57mに当接するようになる。即ち、リミットスイッチ56によって回転ロック機構50のロック解除が検知され、回転機構30の回転モータ(図示省略)が駆動可能になる。
次に、その回転機構30の回転モータが駆動され、ターンテーブル31及びターンテーブル31上の主スライド機構41、四節リンク機構44及びシート本体10(以下、シート本体10等という)が乗降口Kの方向に回転(図3において左回転)させられる。
シート本体10等が乗降口Kを向く横向き位置(図3、図4の二点鎖線参照)まで回転すると、ターンテーブル31がストッパー(図示省略)に当接し、シート本体10等の回転が止められる。そして、シート本体10等の回転が止められることで、前記回転モータの負荷電流が増加すると、その回転モータに対する電源供給が止められる。
次に、補助スライド機構、主スライド機構41、四節リンク機構44が順番に駆動されて、シート本体10は乗降口Kを通過して車室外の移動終了位置まで移動させられる。この状態で、シート本体10は乗降レベルに保持され、着座者はシート本体10から安全に降りることができるようになる。
この状態で、前記降車スイッチがオフされると、ロック解除機構70のロック解除モータ74の通電が解除され、係合ピン54はロックバネ55のバネ力でロック位置まで戻される。このため、リミットスイッチ56はロック状態を検知するが、前記降車スイッチのオン信号が入力された後は、リミットスイッチ56からのロック信号は無視される。
シート本体10を車室内に戻す場合には、図示省略の乗車スイッチが押圧(オン)され、上記と逆の手順で、四節リンク機構44、主スライド機構41、補助スライド機構が駆動されて、シート本体10は乗降口Kを通過して車室内まで移動させられる。次に、回転機構30が駆動され、シート本体10等が前向き位置の方向に右回転させられる。
シート本体10等が前向き位置に接近すると、そのシート本体10等の回転中にターンテーブル31のロック板61が、図6の二点鎖線に示すように、係合ピン54をロックバネ55のバネ力に抗してベース部材52の内側に押し込む。
前述のように、係合ピン54の先端面54kには、車両Mの前側で突出量が小さくなるように若干の傾斜が設けられている。このため、ターンテーブル31と共に回転するロック板61と、係合ピン54の先端面54kとが相互に摺動することにより、係合ピン54はベース部材52の内側に押し込まれる。これによって、係合ピン54と共にストライカー57も同方向に移動し、リミットスイッチ56はロック解除状態を検知する。ここで、リミットスイッチ56がロック解除状態を検知した後は、前記乗車スイッチがオン状態であっても、リミットスイッチ56がロック状態を検知することで、前記回転モータに対する電源供給が止められる。
シート本体10等が前向き位置まで回転すると、ターンテーブル31に設けられたロック板61の被係合穴62の位置とベース部材52の係合ピン54の位置とが一致する。そして、係合ピン54がロックバネ55のバネ力によりベース部材52から突出して前記ロック板61の被係合穴62に挿入される。これによって、シート本体10等が非回転部材であるレッグパネル21に対して回転しないようにロックされる。即ち、回転ロック機構50はロック状態に保持され、この状態がリミットスイッチ56によって検知される。リミットスイッチ56がロック状態を検知すると、前記回転モータに対する電源供給が止められる。
また、シート本体10等が前向き位置に到達した段階で、ロック板61の鉤部材63とベース部材52の縦板52tの嵌合穴52zとが嵌合するようになる。
このように、本実施形態に係る車両用シート装置1によると、シート本体10等が前向き位置まで回転して回転ロック機構50がロック動作するときに、リミットスイッチ56がそのロック動作を検知するため、シート本体10は確実に前向き位置まで回転可能となり、さらにその前向き位置でシート本体10を確実に停止させることができる。
また、リミットスイッチ56は回転ロック機構50に組み込まれているため、リミットスイッチ56と回転ロック機構50の位置関係の精度が高くなり、シート本体10の回転位置検出精度を向上させることができる。
また、シート本体10が前向き位置にある状態では、ロック板61の鉤部材63とベース部材52の縦板52tの嵌合穴52zとが嵌合しているため、車両Mが例えば急制動した場合でも、鉤部材63と嵌合穴52zとの働きでシート本体10がレッグパネル21(非回転部分)に対して浮き上がる等の不具合を防止できる。
(実施形態2)
以下、図9〜図13に基づいて、本発明の実施形態2に係る車両用シート装置の説明を行う。本実施形態に係る車両用シート装置は実施形態1の車両用シート装置における回転ロック機構50を改造したものであり、その他の構造については実施形態1に係る車両用シート装置と同様である。ここで、図9は本発明の実施形態2に係る車両用シート装置の回転ロック機構を表す模式平面図、図10は回転ロック機構を表す分解平面図である。また、図11、図12は回転ロック機構の動作を表す平面図、図13は図12のXIII-XIII矢視断面図である。
本実施形態に係る回転ロック機構150は、図11、図12に示すように、ターンテーブル31側に設けられた動作部151と、レッグパネル21側に設けられた固定縦ピン160とから構成されている。そして、動作部151の鉤板154が固定縦ピン160と係合することで(図12参照)、シート本体10が車両の前方を向く前向き位置に保持され、レッグパネル21に対するターンテーブル31の回転が規制される。
回転ロック機構150の動作部151はベース部材152を備えている。
ベース部材152は、図10(A)に示すように、帯板状の直線アーム152aと、略C字形のC型アーム152eとから構成されており、その直線アーム152aの端部とC型アーム152eの端部とが連結材153によって相互に固定されている。また、その連結材153の位置と、C型アーム152eのほぼ中央位置及び角位置にはそれぞれ貫通孔H1,H2,H3が形成されている。そして、その中央の貫通孔H2に、図13に示すように、前述の鉤板154を回動可能に支持する回動中心ピン158が挿入固定されている。さらに、両側の連結孔H1,H3には、ベース部材152をターンテーブル31に固定するための固定ピン(図示省略)が通されるようになっている。
また、ベース部材152を構成するC型アーム152eの先端には鉤板154の回転ストッパー152sが設けられている。
さらに、ベース部材152を構成する直線アーム152aの先端には、鉤板154がレッグパネル21側の固定縦ピン160と係合した状態を検出するリミットスイッチ162が取付けられている。なお、図中の符号162wはリミットスイッチ162のリード線を表している。
動作部151の鉤板154は、図10(B)に示すように、扁平略五角形状をした鉤板本体155と、その鉤板本体155の基端部(図中左端)に連結材157cによって固定された受け具157とを備えている。前記連結材157cの位置には貫通孔H4が形成されており、その貫通孔H4に前述の回動中心ピン158が挿通されている(図13参照)。即ち、鉤板154は、図11、図12に示すように、回動中心ピン158を中心にして回動可能な状態でベース部材152に重ねられている。
鉤板本体155の先端部は、図10(B)に示すように、略台形状に形成されており、その台形の一方の脚(下側の脚)に相当する部分がレッグパネル21側の固定縦ピン160に対して摺動可能な摺動部155kとなっている(図11参照)。また、鉤板本体155の先端部近傍には、その摺動部155kに連続して切欠き状の係合溝155mが形成されている。
係合溝155mは、固定縦ピン160がその固定縦ピン160の径方向から係合できる溝であり、その係合溝155mの幅寸法が固定縦ピン160の直径寸法よりも若干大きな値に設定されている。係合溝155mは、貫通孔H4(回動中心ピン158)を中心とする仮想円弧に沿って形成されている。
また、鉤板本体155は、右限位置まで回動した状態で、図12に示すように、係合溝155mの開口縁がベース部材152の回転ストッパー152sに当接するように構成されている。
鉤板本体155の先端部には、摺動部155kと反対側(上側)の角部に、リミットスイッチ162の動作レバー162rを動作させるストライカー156が固定されている。そして、鉤板本体155が図中右限位置まで回動した状態で、その鉤板本体155のストライカー156がリミットスイッチ162を動作させるように構成されている。
鉤板154の受け具157は、ロック解除機構(図示省略)のワイヤーが連結されるとともに、コイルバネ159の一端が掛けられる部材であり(図10(B)参照)、前記ワイヤーが連結されるワイヤー受け部157xとコイルバネ159が掛けられるバネ受け部157yとを備えている。ワイヤー受け部157xとバネ受け部157yとは、鉤板本体155の回転中心(回動中心ピン158)を挟んでほぼ対称な位置に配置されている。コイルバネ159は、鉤板154(鉤板本体155)を回動右限位置に保持可能なように付勢されており、そのコイルバネ159の他端がターンテーブル31に掛けられている。
また、ロック解除機構(図示省略)のワイヤーによってワイヤー受け部157xが引っ張られると、鉤板154がコイルバネ159のバネ力に抗して図中左回動し、鉤板本体155の係合溝155mと固定縦ピン160との係合が解除される。
次に、本実施形態に係る車両用シート装置1の回転ロック機構150の動作説明を行う。
車両走行時には、図9の実線に示すように、ターンテーブル31に設けられた動作部151の鉤板154とレッグパネル21に設けられた固定縦ピン160とは係合しており、回転ロック機構150がロック状態に保持されている。
さらに、鉤板154のストライカー156がリミットスイッチ162の動作レバー162rを押圧することで、そのリミットスイッチ162がオンしており、回転ロック機構150がロック状態にあること、即ち、シート本体10が車両正面を向いた位置にあることが検知されている。
この状態で、降車スイッチ(図示省略)がオンすると、ロック解除機構(図示省略)が動作してワイヤーが引っ張られる。これによって、動作部151の鉤板154がターンテーブル31に固定されたベース部材152に対し、コイルバネ159のバネ力に抗して図12中左方向に回動する。この結果、前記鉤板154の係合溝155mとレッグパネル21側の固定縦ピン160との係合が解除される。さらに、鉤板154のストライカー156がリミットスイッチ162の動作レバー162rから離れ、そのリミットスイッチ162がオフすることで回転ロック機構150のロック解除が検知される。これにより、回転機構30の回転モータ(図示省略)が駆動可能になる。
回転機構30の回転モータが動作(正転)することで、ターンテーブル31とシート本体10等は、図9において左回動する。ここで、前記回転モータには回転センサー(図示省略)が装着されており、その回転センサーが回転モータの回転数に応じてパルスを発生させる。そして、前記回転モータの正転時にはパルスが積算され、逆転時にはパルスが減算される。
ターンテーブル31が左回動すると、ターンテーブル31に設けられた動作部151の鉤板154はレッグパネル21側の固定縦ピン160から離れ、鉤板154はコイルバネ159のバネ力で、図12に示す回動右限位置まで戻される。この結果、鉤板154のストライカー156がリミットスイッチ162の動作レバー162rを押圧して見かけ上回転ロック機構150がロック状態となる。しかし、回転機構30の動作中は回転モータのパルス積算値により、シート本体10が車両正面を向いた所定位置にないことが明らかであるため、リミットスイッチ162の信号は無視される。
上記とは逆に、シート本体10及びターンテーブル31を車室内の所定位置(シート本体10が車両正面を向いた位置)まで戻す際は、前記所定位置の近傍で、図11に示すように、動作部151の鉤板154に形成された摺動部155kに対してレッグパネル21側の固定縦ピン160の外周面が当接する。そして、シート本体10等が、図9において右回転する過程で、固定縦ピン160と鉤板154の摺動部155kとが相対摺動し、その摺動作用によって鉤板154はベース部材152に対して図11中左方向に回動する。これによって、鉤板154のストライカー156がリミットスイッチ162の動作レバー162rから離れ、そのリミットスイッチ162によってロック解除状態が検知される。
このようにして、シート本体10及びターンテーブル31が前記所定位置まで回転すると、固定縦ピン160が鉤板154の摺動部155kを通過して係合溝155mの位置まで到達する。これによって、動作部151の鉤板154がコイルバネ159のバネ力で、図12に示す回動右限位置まで戻され、鉤板154の係合溝155mと固定縦ピン160とが係合する。さらに、鉤板154のストライカー156がリミットスイッチ162の動作レバー162rを押圧し、そのリミットスイッチ162が動作する。即ち、リミットスイッチ162によって回転ロック機構150がロック状態にあること、さらにシート本体10が車両正面を向いた位置にあることが検知される。
また、この状態で、前記回転モータに装着された回転センサーのパルス積算値が零(初期値)になる。
そして、リミットスイッチ162がロック状態を検知し、前記回転センサーのパルス積算値が零(初期値)になり、さらに前記パルス変化がない状態で、前記回転モータに対する電源供給が止められて、回転機構30が停止する。
このように、本実施形態に係る車両用シート装置1によると、固定縦ピン160に対して鉤板154の係合溝155mを係合させることで、ターンテーブル31をレッグパネル21に対して回転不能にロックする構成のため、ロック機構の構成が簡単になる。
なお、本実施形態ではリミットスイッチ56を使用する例を示したが、リミットスイッチ56以外に近接スイッチや光電スイッチ等を使用することも可能である。
また、ストライカー57の形状等も適宜変更可能である。
本発明の実施形態1に係る車両用シート装置の前向き位置における全体側面図である。 本発明の実施形態1に係る車両用シート装置の横向き位置における全体側面図である。 車両の模式平面図である。 車両用シート装置の回転ロック機構及びロック解除機構を表す模式平面図である。 車両用シート装置の回転ロック機構を表す斜視図である。 車両用シート装置の回転ロック機構を表す平面図である。 回転ロック機構のロック状態側面図(図6のVIIA-VIIA矢視図)(A図)及びロック状態斜視図(B図)である。 車両用シート装置の回転ロック機構を表す側面図である。 本発明の実施形態2に係る車両用シート装置の回転ロック機構を表す模式平面図である。 回転ロック機構を表す分解平面図である。 回転ロック機構の動作を表す平面図である。 回転ロック機構の動作を表す平面図である。 図12のXIII-XIII矢視断面図である。 従来の車両用シート装置の回転ロック機構を表す斜視図である。
符号の説明
K 乗降口
M 車両
10 シート本体
21 レッグパネル(非回転部分)
30 回転機構
50 回転ロック機構
52 ベース部材
52z 嵌合穴(被嵌合部)
54 係合ピン(係合部材)
56 リミットスイッチ(センサー)
61 ロック板
62 被係合穴(被係合部材)
63 鉤部材(嵌合部)
70 ロック解除機構
150 回転ロック機構
151 動作部
152 ベース部材
154 鉤板(係合部材)
155k 摺動部
155m 係合溝
160 固定縦ピン(被係合部材)
162 リミットスイッチ(センサー)

Claims (6)

  1. シート本体と、そのシート本体を回転させる回転機構と、前記シート本体が所定位置まで回転したことを検知するセンサーと、前記シート本体が前記所定位置まで回転したとき前記シート本体が回転しないように非回転部分に対して前記シート本体をロックする回転ロック機構とを備え、前記センサーにより前記シート本体が所定位置まで回転したことが検知されたときに、前記回転機構を停止させる車両用シート装置であって、
    前記センサーは前記回転ロック機構のロック動作を検知して、これにより前記シート本体が前記所定位置まで回転したことを検知するように構成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載された車両用シート装置であって、
    前記センサーは前記回転ロック機構に組み込まれていることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両用シート装置であって、
    前記回転ロック機構は、前記シート本体あるいは前記非回転部分のいずれか一方に設けられた係合部材と他方に設けられた被係合部材とを備えており、
    前記係合部材は、前記被係合部材に係合して前記シート本体の回転を阻止するロック位置と、この係合を解除して前記シート本体の回転を許容するロック解除位置との間を往復移動可能にベース部材に取付けられており、
    前記センサーは前記ベース部材に取付けられており、前記係合部材の動作を検知する構成であることを特徴とする車両用シート装置。
  4. 請求項3に記載された車両用シート装置であって、
    前記ベース部材と前記被係合部材の一方に嵌合部が設けられ、他方に被嵌合部が設けられており、前記シート本体が所定位置に位置する状態では、前記嵌合部と被嵌合部は前記シート本体の回転は許容するが、前記シート本体が回転方向とは異なる所定の方向へ移動するのを規制するように相互に嵌合していることを特徴とする車両用シート装置。
  5. 請求項3に記載された車両用シート装置であって、
    回転ロック機構の被係合部材は、棒状に形成されており、
    その回転ロック機構の係合部材は、鉤状に形成されて、前記棒状の被係合部材に対してその被係合部材の径方向から係合可能なように、ベース部材に対して回動可能な状態で連結されており、
    前記係合部材は、シート本体が前記所定位置まで回転したときに、前記被係合部材と係合して、前記シート本体を非回転部分に対して回転不能にロックすることを特徴とする車両用シート装置。
  6. 請求項5に記載された車両用シート装置であって、
    前記係合部材は、板状に形成されてその周縁の一部に前記棒状の被係合部材が摺動可能な摺動部を備えており、その摺動部と連続する位置に前記被係合部材と係合可能な切欠き状の係合溝が形成されており、
    前記係合部材が弾性力で前記被係合部材との係合が可能な位置に保持されており、
    シート本体が所定位置まで回転する過程で、前記係合部材の摺動部に対して前記被係合部材が摺動することにより、その係合部材が前記弾性力に抗して係合解除方向に回動し、前記シート本体が所定位置に到達したときに、前記被係合部材が前記係合部材の摺動部を通過して前記係合溝の位置に到達し、前記係合部材が前記弾性力で係合方向に回動することにより前記被係合部材と係合することを特徴とする車両用シート装置。
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