JP2005096432A - スラッシュ成形用パウダー組成物およびその成形品 - Google Patents
スラッシュ成形用パウダー組成物およびその成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005096432A JP2005096432A JP2004244049A JP2004244049A JP2005096432A JP 2005096432 A JP2005096432 A JP 2005096432A JP 2004244049 A JP2004244049 A JP 2004244049A JP 2004244049 A JP2004244049 A JP 2004244049A JP 2005096432 A JP2005096432 A JP 2005096432A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- powder composition
- slush molding
- parts
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
【解決手段】 芳香族ビニル単量体、または、芳香族ビニル単量体およびα,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、ならびに、連鎖移動剤および重合開始剤の混合物の水分散液を、有機イソシアネート、ポリオール類およびモノオールおよび/またはモノアミンの反応により得られるイソシアネート基末端プレポリマーとポリアミン化合物との反応により得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂の水分散液に混合して重合し、熱可塑性ポリウレタン樹脂から形成されるコア層と、芳香族ビニル単量体の重合体またはα,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルおよび芳香族ビニル単量体の共重合体から形成されるシェル層とを有するコアシェル構造からなる粒子を含むスラッシュ成形用パウダー組成物を得る。
【選択図】 なし
Description
しかし、軟質のPVC系粉末は、低分子量の可塑剤を多量に含有するため、可塑剤の凝固点以下では、風合いが損なわれてしまう場合がある。また、経年とともに、可塑剤が脱去して、表皮収縮による寸法変化が大きくなり、意匠性に不具合を生じる場合がある。さらには、そのような可塑剤の脱去により、エアバッグ展開性能の確保が困難になるなど、PVC系粉末に代わるスラッシュ成形用の材料の開発が求められている。
本発明の目的とするところは、粉体流動性および成形性に優れ、さらに、風合いに優れる成形品を与えるスラッシュ成形用パウダー組成物およびそのスラッシュ成形用パウダー組成物を用いて成形した成形品を提供することにある。
また、本発明においては、コア層の引張弾性率が、0℃において1×108Pa以下であり、シェル層の引張弾性率が、60℃において1×108Pa以上であることが好ましい。
また、本発明においては、コア層が、熱可塑性ポリウレタン樹脂から形成されていることが好ましい。
また、本発明においては、シェル層が、芳香族ビニル単量体の重合体、または、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルおよび芳香族ビニル単量体の共重合体から形成されていることが好ましい。
また、本発明においては、シェル層が、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル0〜75重量部、芳香族ビニル単量体15〜100重量部および連鎖移動剤0〜10重量部を含む単量体の混合物を重合してなる重合体であることが好ましい。
また、本発明においては、コア層とシェル層との割合が、コア層50〜99重量部、シェル層1〜50重量部であることが好ましい。
また、本発明のスラッシュ成形用パウダー組成物は、コアシェル構造からなる粒子の集合体であることが好ましい。
そして、本発明は、上記のスラッシュ成形用パウダー組成物を用いて成形された成形品をも含んでいる。
また、本発明の成形品は、自動車内装品に好適に用いることができる。
本発明において、コア層は、軟質の熱可塑性樹脂からなり、特に制限されないが、好ましくは、熱可塑性ポリウレタン樹脂から形成されている。
熱可塑性ポリウレタン樹脂は、特に制限されず、ワンショット法、プレポリマー法など、公知の方法により製造することができる。好ましくは、プレポリマー法が用いられる。プレポリマー法では、例えば、有機イソシアネート、ポリオール類、モノオール類および/またはモノアミン類を反応させることによって得られるイソシアネート基末端プレポリマーと、鎖伸長剤としてのポリアミン化合物とを、鎖伸長反応させることによって、得ることができる。
脂環族ジイソシアネートとしては、例えば、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンなどが挙げられる。
さらに、ジイソシアネートの変性体としては、例えば、上記したジイソシアネートやジイソシアネートの誘導体と、ポリオール類(後述)とを、ジイソシアネートのイソシアネート基が、ポリオール類のヒドロキシル基よりも過剰となる当量比で反応させることによって得られるポリオール変性体などが挙げられる。
モノイソシアネートとしては、例えば、メチルイソシアネート、エチルイソシアネート、n−ヘキシルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、2−エチルヘキシルイソシアネート、フェニルイソシアネート、ベンジルイソシアネートなどが挙げられる。
これら有機イソシアネートは、単独または2種以上併用してもよく、好ましくは、脂環族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネートが用いられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなどが挙げられる。
ポリテトラメチレンエーテルグリコールとしては、例えば、テトラヒドロフランなどのカチオン重合により得られる開環重合体などが挙げられる。
脂肪族カルボン酸としては、例えば、脂肪族飽和カルボン酸、脂肪族不飽和カルボン酸などが挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、低分子量のポリオールを開始剤としたエチレンカーボネートなどの開環重合体などが挙げられる。
また、ポリオール類として、低分子量のポリオールを用いることができる。低分子量のポリオールとしては、ポリエステルポリオールにおいて、上記した二価アルコールと同様のものを用いることができる。
なお、モノオール類および/またはモノアミン類は、イソシアネート基末端プレポリマーの分子量を調整する目的で配合され、例えば、ポリオール類100重量部に対して、0.001〜1重量部、好ましくは、0.01〜0.3重量部配合される。
なお、イソシアネート基の残存量は、反応途中において、反応物を経時的にサンプリングして、公知のアミン当量法に従い、滴定によって求めることができる。
そして、得られたイソシアネート基末端プレポリマー(実施例において、ウレタンプレポリマーという。)を、水中において、公知の乳化剤と混合攪拌して、イソシアネート基末端プレポリマーの水分散液を得る。
ポリアミン化合物としては、例えば、脂環族ジアミン、脂肪族ジアミンなどが挙げられる。
脂肪族ジアミンとしては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヒドラジン、1,2−ジアミノエタン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサンなどが挙げられる。
重合開始剤としては、特に制限されないが、ラジカル重合開始剤として一般的に使用される、例えば、過硫酸塩、有機過酸化物、アゾ系化合物などが挙げられる。
有機過酸化物としては、例えば、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイドなどが挙げられる。
アゾ系化合物としては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス−2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン、メチルプロパンイソ酪酸ジメチル、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシル)−2−メチルプロピオンアミジン]テトラハイドレートなどが挙げられる。
そして、芳香族ビニル単量体の重合体、または、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルおよび芳香族ビニル単量体の共重合体を、シェル層とするには、芳香族ビニル単量体が15〜100重量部、好ましくは、30〜69重量部、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルが0〜75重量部、好ましくは、30〜69重量部、連鎖移動剤が0〜10重量部、好ましくは、0.01〜5重量部、より好ましくは、0.5〜2重量部、および、重合開始剤が0.1〜2.0重量部、好ましくは、0.5〜1.0重量部となるように、芳香族ビニル単量体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル、連鎖移動剤および重合開始剤を水中に分散させた単量体分散液を調製し、この単量体分散液を、60〜90℃、好ましくは、70〜80℃に温調した上記の熱可塑性ポリウレタン樹脂の水分散液に配合して、重合させる。
なお、シェル層の形成において、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルおよび連鎖移動剤は0重量部の場合を含む任意成分である。
また、本発明のスラッシュ成形用パウダー組成物は、必要に応じて、例えば、顔料、可塑剤、ブロッキング防止剤、耐熱安定剤、耐光安定剤、離型剤などの公知の添加剤を任意に添加することができる。
また、得られるスラッシュ成形用パウダー組成物の粒子径は、特に制限されないが、好ましくは、重量平均粒子径で50〜300μmである。スラッシュ成形用パウダー組成物の粒子径が50〜300μmである場合には、粉体流動性および成形性に優れ、また、成形物表面にピンホールが発生することなく、成形時に成形むらの生じることのない風合いに優れた成形物を得ることができる。
製造例1(ウレタンプレポリマー1の合成)
窒素導入管および攪拌棒を取り付けた重合容器中に、タケラックU−5620(商品名 三井武田ケミカル社製 ポリエステルジオール 固形分100重量%)1850.4重量部、1,4−ブタンジオール22.1重量部、および、2−エチルヘキサノール9.4重量部を投入し、80℃で1時間攪拌混合した。この混合液に、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(H12MDI)568.1重量部を加え、さらに、80℃で2時間攪拌混合した。そして、この混合液に、さらに、スタノクト(商品名 APIコーポレーション社製 スズ系触媒)0.1重量部を加え、90℃以下の温度で、2時間攪拌混合を続けた。アミン当量が所定の値に到達したことを確認した後、冷却し、ウレタンプレポリマー1を得た。
タケラックU−5620の代わりにC−2090(商品名 クラレ社製 ポリカーボネートジオール 固形分100重量%)を用いた以外は、製造例1と同様の方法により、ウレタンプレポリマー2を得た。
製造例3(ウレタンプレポリマー3の合成)
タケラックU−5620の代わりにTONE0249(商品名 ダウケミカル社製 ポリカプロラクトンジオール 固形分100重量%)を用いた以外は、製造例1と同様の方法により、ウレタンプレポリマー3を得た。
窒素導入管および攪拌棒を取り付けた重合容器中に、タケラックU−5620(商品名 三井武田ケミカル社製 ポリエステルジオール 固形分100重量%)1915.9重量部、1,4−ブタンジオール22.9重量部、および、2−エチルヘキサノール9.4重量部を投入し、80℃で1時間攪拌混合した。この混合液に、イソホロンジイソシアネート(IPDI)498.6重量部を加え、さらに、80℃で2時間攪拌混合した。そして、この混合液に、さらに、スタノクト(商品名 APIコーポレーション社製 スズ系触媒)0.1重量部を加え、90℃以下の温度で、2時間攪拌混合を続けた。アミン当量が所定の値に到達したことを確認した後、冷却し、ウレタンプレポリマー4を得た。
タケラックU−5620の代わりにC−2090(商品名 クラレ社製 ポリカーボネートジオール 固形分100重量%)を用いた以外は、製造例4と同様の方法により、ウレタンプレポリマー5を得た。
製造例6(ウレタンエマルションA−1の調整)
ウレタンプレポリマー1(製造例1)2450.1重量部を、ステンレス製ビーカーに投入し、60℃に温調して、サンノールTD−3130(31重量%水溶液)(商品名 ライオン社製 乳化剤)を165.4重量部添加し、TKホモディスパー(商品名 特殊機化工業社製 高速攪拌機)を用いて10分攪拌した。この混合物に、脱イオン水150重量部を加えた後、30分攪拌混合した。さらに、脱イオン水1589.6重量部を加え、ウレタンプレポリマー1の水分散液を得た。そして、20重量%ヘキサメチレンジアミン445.6重量部を加えた後、50℃に昇温し、1晩熟成して、ウレタンエマルションA−1(固形分52重量%)を得た。
ウレタンプレポリマー1(製造例1)の代わりにウレタンプレポリマー2(製造例2)を用いた以外は、製造例6と同様の方法により、ウレタンエマルションA−2(固形分52重量%)を得た。
製造例8(ウレタンエマルションA−3の調整)
ウレタンプレポリマー1(製造例1)の代わりにウレタンプレポリマー3(製造例3)を用いた以外は、製造例6と同様の方法により、ウレタンエマルションA−3(固形分52重量%)を得た。
ウレタンプレポリマー4(製造例4)2446.8重量部を、ステンレス製ビーカーに投入し、60℃に温調して、サンノールTD−3130(31重量%水溶液)(商品名 ライオン社製 乳化剤)165.4重量部を添加し、TKホモディスパー(商品名 特殊機化工業社製 高速攪拌機)を用いて10分攪拌した。この混合物に、脱イオン水150重量部を加えた後、30分攪拌混合した。さらに、脱イオン水1576.5重量部を加え、ウレタンプレポリマー4の水分散液を得た。そして、20%ヘキサメチレンジアミン462.0重量部を加えた後、50℃に昇温し、1晩熟成して、ウレタンエマルションA−4(固形分52重量%)を得た。
ウレタンプレポリマー4(製造例4)の代わりにウレタンプレポリマー5(製造例5)を用いた以外は、製造例9と同様の方法により、ウレタンエマルションA−5(固形分52重量%)を得た。
製造例11(コアシェルエマルションCS−1の合成)
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−1(製造例6)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%過硫酸ナトリウム(SPS)水溶液260.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)194.0重量部、スチレンモノマー(SM)452.7重量部、α−メチルスチレンダイマー(MSD)3.3重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)390.0重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液130.0重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水90.8重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−1(固形分50重量%)を得た。
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−2(製造例7)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%SPS水溶液260.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)452.7重量部、スチレンモノマー(SM)194.0重量部、α−メチルスチレンダイマー(MSD)3.3重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)390.0重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液130.0重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水90.8重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−2(固形分50重量%)を得た。
ウレタンエマルションA−1(製造例6)の代わりにウレタンエマルションA−3(製造例8)を用いた以外は、製造例11と同様の方法により、コアシェルエマルションCS−3(固形分50重量%)を得た。
製造例14(コアシェルエマルションCS−4の合成)
ウレタンエマルションA−1(製造例6)の代わりにウレタンエマルションA−4(製造例9)を用いた以外は、製造例11と同様の方法により、コアシェルエマルションCS−4(固形分50重量%)を得た。
ウレタンエマルションA−1(製造例6)の代わりにウレタンエマルションA−5(製造例10)を用いた以外は、製造例11と同様の方法により、コアシェルエマルションCS−5(固形分50重量%)を得た。
製造例16(コアシェルエマルションCS−6の合成)
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−1(製造例6)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%SPS水溶液130.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)97.0重量部、スチレンモノマー(SM)226.3重量部、α-メチルスチレンダイマー(MSD)1.6重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)195.0重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液65.0重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水45.4重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−6(固形分50重量%)を得た。
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−1(製造例6)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%SPS水溶液195.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)145.5重量部、スチレンモノマー(SM)339.5重量部、α-メチルスチレンダイマー(MSD)2.4重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)292.5重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液97.5重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水68.1重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−7(固形分50重量%)を得た。
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−1(製造例6)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%SPS水溶液325.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)242.5重量部、スチレンモノマー(SM)565.8重量部、α-メチルスチレンダイマー(MSD)4.0重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)487.5重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液162.5重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水113.5重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−8(固形分50重量%)を得た。
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−1(製造例6)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%SPS水溶液390.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)291.0重量部、スチレンモノマー(SM)679.0重量部、α-メチルスチレンダイマー(MSD)4.8重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)585.0重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液195.0重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水136.2重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−9(固形分50重量%)を得た。
還流冷却機、窒素導入管および攪拌棒を備えた重合容器中に、ウレタンエマルションA−1(製造例6)5000重量部を投入し、80℃に加熱昇温した。80℃に昇温後、2重量%SPS水溶液520.0重量部を添加して10分間攪拌した。さらに、メタクリル酸メチル(MMA)388.0重量部、スチレンモノマー(SM)905.2重量部、α-メチルスチレンダイマー(MSD)6.4重量部、1重量%HS−1025水溶液(商品名 第一工業製薬社製)780.0重量部、1重量%炭酸水素ナトリウム水溶液260.0重量部からなる単量体分散液を3時間かけて連続フィードした。フィード終了後、脱イオン水181.6重量部にてフィードラインを洗浄し、さらに、2時間熟成して、コアシェルエマルションCS−10(固形分50重量%)を得た。
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)を、スプレードライヤ(大川原化工機社製 OD−50型)にて、アトマイザー回転数5000min-1、熱風温度100℃で噴霧乾燥し、1つの孔が約0.53mmのふるい(48メッシュ)を通して、パウダーを得た。このパウダーを、さらに、ヘンシェルミキサー中で顔料と混合することにより、スラッシュ成形用パウダー組成物P−1を得た。
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−2(製造例12)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−2を得た。
実施例3(スラッシュ成形用パウダー組成物P−3の製造)
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−3(製造例13)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−3を得た。
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−4(製造例14)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−4を得た。
実施例5(スラッシュ成形用パウダー組成物P−5の製造)
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−5(製造例15)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−5を得た。
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−6(製造例16)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−6を得た。
実施例7(スラッシュ成形用パウダー組成物P−7の製造)
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−7(製造例17)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−7を得た。
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−8(製造例18)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−8を得た。
実施例9(スラッシュ成形用パウダー組成物P−9の製造)
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−9(製造例19)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−9を得た。
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにコアシェルエマルションCS−10(製造例20)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−10を得た。
比較例1(スラッシュ成形用組成物P−11の製造)
コアシェルエマルションCS−1(製造例11)の代わりにウレタンエマルションA−1(製造例6)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、スラッシュ成形用パウダー組成物P−11を得た。
実施例および比較例で得られた各スラッシュ成形用パウダー組成物について、粉体流動性、スプレードライ適正、溶融性および風合いを評価した。その結果を表1に示す。なお、コア層およびシェル層の引張弾性率(コア層は0℃、シェル層は60℃)とガラス転移温度とを、粘弾性測定により算出した。その結果を併せて表1に示す。
1)粉体流動性
実施例および比較例で得られた各スラッシュ成形用パウダー組成物について、目視によって、粉体流動性を次のように評価した。
×:ブロッキングあり
2)スプレードライ適正
実施例および比較例で得られた各スラッシュ成形用パウダー組成物について、スプレーで噴霧することにより、目視によって、スプレードライ適正を次のように評価した。
×:収率95%未満
3)溶融性および風合い
金型を240℃に加熱した後、実施例および比較例で得られた各スラッシュ成形用パウダー組成物について、300gを金型上にふりまき、8秒間静置させた後、溶融しなかった余分のパウダーを払い落とした。さらに、90秒間静置した後、水冷して成形シートを作製した。
また、得られた成形シートを触指し、触感により、風合いの良否を以下のように評価した。
溶融性
○:溶け残りなし
×:溶け残りあり
風合い
○:良好
×:不良
4)引張弾性率およびガラス転移温度の測定
実施例および比較例で得られた各スラッシュ成形用パウダー組成物について、引張弾性率およびガラス転移温度を、下記の測定条件により測定した。また、コア層の引張弾性率については、製造例で得られたウレタンエマルションの固形分について、引張弾性率を測定することにより求めた。また、シェル層の引張弾性率については、各スラッシュ成形用パウダー組成物の引張弾性率を測定し、各スラッシュ成形用パウダー組成物の引張弾性率が、コア層の引張弾性率とシェル層の引張弾性率との和であるという加算式が成立すると仮定し、この加算式に、各スラッシュ成形用パウダー組成物の引張弾性率の実測値およびコア層の引張弾性率の実測値を代入して、計算することにより求めた。なお、測定条件および加算式は以下の通りである。
測定機器 : DVA−230(動的粘弾性測定装置 アイティー計測制御社製)
試験片の大きさ : 5×25×0.08mm
加算式
スラッシュ成形用パウダー組成物の引張弾性率(実測値:貯蔵弾性率)
=(コア層の引張弾性率(実測値:貯蔵弾性率))×(スラッシュ成形用パウダー組成物におけるコア層の割合)+(シェル層の引張弾性率)×(スラッシュ成形用パウダー組成物におけるシェル層の割合)
Claims (13)
- 軟質の熱可塑性樹脂から形成されるコア層と、硬質の熱可塑性樹脂から形成されるシェル層とを有するコアシェル構造からなる粒子を含むことを特徴とする、スラッシュ成形用パウダー組成物。
- コア層の引張弾性率が、0℃において1×108Pa以下であり、シェル層の引張弾性率が、60℃において1×108Pa以上であることを特徴とする、請求項1に記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- コア層のガラス転移温度が0℃以下であり、シェル層のガラス転移温度が40℃以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- コア層が、熱可塑性ポリウレタン樹脂から形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- シェル層が、芳香族ビニル単量体の重合体、または、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルおよび芳香族ビニル単量体の共重合体から形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- コア層が、有機イソシアネート、ポリオール類、および、モノオールおよび/またはモノアミンの反応により得られるイソシアネート基末端プレポリマーと、ポリアミン化合物との反応により得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- シェル層が、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステル0〜75重量部、芳香族ビニル単量体15〜100重量部および連鎖移動剤0〜10重量部を含む単量体の混合物を重合してなる重合体であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- 芳香族ビニル単量体が、スチレンモノマーであることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- コア層とシェル層との割合が、コア層50〜99重量部、シェル層1〜50重量部であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- コアシェル構造からなる粒子の集合体であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- コアシェル構造からなる粒子の水分散液を、噴霧乾燥することにより得られることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物。
- 請求項1〜11のいずれかに記載のスラッシュ成形用パウダー組成物を用いて成形されたことを特徴とする成形品。
- 自動車内装品に用いられることを特徴とする、請求項12に記載の成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004244049A JP4457383B2 (ja) | 2003-09-05 | 2004-08-24 | スラッシュ成形用パウダー組成物およびその成形品 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003314701 | 2003-09-05 | ||
JP2004244049A JP4457383B2 (ja) | 2003-09-05 | 2004-08-24 | スラッシュ成形用パウダー組成物およびその成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005096432A true JP2005096432A (ja) | 2005-04-14 |
JP4457383B2 JP4457383B2 (ja) | 2010-04-28 |
Family
ID=34467710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004244049A Expired - Fee Related JP4457383B2 (ja) | 2003-09-05 | 2004-08-24 | スラッシュ成形用パウダー組成物およびその成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4457383B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048057A1 (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
WO2009048058A1 (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
JP2010090306A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
US8722752B2 (en) | 2007-10-15 | 2014-05-13 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polyurethane resin |
US8907041B2 (en) | 2007-10-15 | 2014-12-09 | Mitsui Chemicals, Inc. | Granular polyurethane resin composition and molded article of the same |
KR20160031540A (ko) * | 2013-07-17 | 2016-03-22 | 바스프 코팅스 게엠베하 | 혼합 중합물의 수성 분산액 |
JP2019006961A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 三菱ケミカル株式会社 | 複合樹脂水分散液の製造方法 |
-
2004
- 2004-08-24 JP JP2004244049A patent/JP4457383B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048057A1 (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
WO2009048058A1 (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
JP2009091520A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
JP2009091519A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
US8907041B2 (en) | 2007-10-15 | 2014-12-09 | Mitsui Chemicals, Inc. | Granular polyurethane resin composition and molded article of the same |
US8722752B2 (en) | 2007-10-15 | 2014-05-13 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polyurethane resin |
US9796824B2 (en) | 2007-10-15 | 2017-10-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polyurethane resin |
US10227468B2 (en) | 2007-10-15 | 2019-03-12 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polyurethane resin |
JP2010090306A (ja) * | 2008-10-09 | 2010-04-22 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 |
KR20160031540A (ko) * | 2013-07-17 | 2016-03-22 | 바스프 코팅스 게엠베하 | 혼합 중합물의 수성 분산액 |
JP2016531169A (ja) * | 2013-07-17 | 2016-10-06 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH | コポリマーの水性分散液 |
KR102136056B1 (ko) | 2013-07-17 | 2020-07-21 | 바스프 코팅스 게엠베하 | 혼합 중합물의 수성 분산액 |
JP2019006961A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 三菱ケミカル株式会社 | 複合樹脂水分散液の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4457383B2 (ja) | 2010-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101898874B1 (ko) | 안정한 수성 왁스 분산액 | |
TW200418895A (en) | Polyurethane dispersion and articles prepared therefrom | |
JP2008518056A (ja) | 脂肪酸から誘導されたヒドロキシメチル含有ポリエステルポリオールから製造される水性ポリウレタン分散体 | |
JP2011504204A (ja) | 水蒸気透過性および静電気散在性が向上した、塩化ビニルポリマー、アクリレートポリマーおよびウレタンポリマー | |
JP5959718B2 (ja) | ポリウレタン樹脂組成物、防水材および複合弾性材 | |
JP5513205B2 (ja) | 粉体状樹脂組成物および成形品 | |
JP4936209B2 (ja) | 粉末状熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂の製造方法 | |
JP4457383B2 (ja) | スラッシュ成形用パウダー組成物およびその成形品 | |
JP2623221B2 (ja) | 熱可塑性ウレタン樹脂分散体の製造方法 | |
JP5430834B2 (ja) | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 | |
JP4852856B2 (ja) | ウレタン系塗膜防水材組成物 | |
JP5110342B2 (ja) | 粉末状熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂の製造方法 | |
JP2860098B2 (ja) | ポリウレタン樹脂系スラッシュ成形用材料 | |
JP5430835B2 (ja) | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 | |
JP4484398B2 (ja) | スラッシュ成形用複合樹脂組成物 | |
JP2651640B2 (ja) | 反応性ホットメルト接着剤 | |
JP5479996B2 (ja) | 粒子状樹脂組成物および成形品 | |
JP2000212237A (ja) | プラスチゾル組成物 | |
JP3973394B2 (ja) | 2液型ポリウレタンシーリング材組成物 | |
JP2010150398A (ja) | 水性ポリウレタン樹脂組成物 | |
JP2004091542A (ja) | スラッシュ成型用パウダー組成物 | |
JPH05209076A (ja) | 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JP5412080B2 (ja) | 粒子状ポリウレタン樹脂組成物、その製造方法および成形品 | |
JP2014005449A (ja) | スラッシュ成形用熱可塑性樹脂粒子組成物 | |
JP4900771B2 (ja) | 粉末状熱可塑性ポリウレタンウレア樹脂の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091029 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100121 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4457383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |