JP2005095861A - バルブユニット及び液体噴射装置 - Google Patents

バルブユニット及び液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005095861A
JP2005095861A JP2004174532A JP2004174532A JP2005095861A JP 2005095861 A JP2005095861 A JP 2005095861A JP 2004174532 A JP2004174532 A JP 2004174532A JP 2004174532 A JP2004174532 A JP 2004174532A JP 2005095861 A JP2005095861 A JP 2005095861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
valve
ink
pressure chamber
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004174532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4492220B2 (ja
Inventor
Toshio Kumagai
利雄 熊谷
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Yoshiharu Ariga
義晴 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004174532A priority Critical patent/JP4492220B2/ja
Publication of JP2005095861A publication Critical patent/JP2005095861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4492220B2 publication Critical patent/JP4492220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】 バルブユニットにおいて、バルブの開閉を確実に行う。
【解決手段】 バルブユニット21は、流路形成部材41内にインクカートリッジからインクが供給される連通孔81aを備える。また、流路形成部材41には、前記連通孔81aに連通する第1の嵌合用凹部77aが形成され、第1の嵌合用凹部77aに第1の嵌合部材47aが嵌合されて形成される空間内には、第1の弁部材本体97aが収容されている。第1の弁部材本体97aは、第1の弁付勢ばね101aによって、連通孔81aの出口に当接する方向に付勢されている。なお、第1の弁付勢ばね101aは、第1の弁部材本体97aのうち、連通孔81aの出口に当接する第1の円盤部103aを挟んで連通孔81aの出口に対峙する位置に設けられている。第1の圧力変化室107a内のインクの圧力の減少により、第1の弁部材本体97aは、第2のフィルム部材51の撓みにより押圧され回動される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、バルブユニット及び液体噴射装置に関する。
従来から、ノズルからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置として、インクジェット式記録装置が広く使用されていた。このインクジェット式記録装置は、キャリッジと、同キャリッジに搭載された記録ヘッドとを備えていた。そして、キャリッジをターゲットとしての記録媒体に対して移動させながら、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出し、記録媒体に対して印刷を行うようになっていた。
なお、主にホームユーズとして利用されるこの種のインクジェット式記録装置の多くは、記録ヘッドにインクを供給するための各インクカートリッジが、前記キャリッジ上に着脱可能に装着できるように構成されており、いわゆる、オンキャリッジタイプといわれる構成を採用するようになっていた。しかし、このようなオンキャリッジタイプのインクジェット式記録装置においては、インクカートリッジのインク容量に限界があり、比較的大量の印刷を実行しようとする場合には、インクカートリッジの頻繁な交換が必要となっており、手間となるおそれがあった。
そこで、このような問題を解決するために、大容量のインクカートリッジをインクジェット式記録装置のケース側に配置する、いわゆる、オフキャリッジタイプといわれる構成を採用することがあった。詳しくは、このオフキャリッジタイプのインクジェット式記録装置は、大容量のインクカートリッジから可撓性のチューブを介して、キャリッジに搭載された記録ヘッドに対してそれぞれインクを供給するようになっていた。
しかし、このようなオフキャリッジタイプの構成においては、チューブの引き回しにより、インクカートリッジからキャリッジに至る前記チューブにおける圧力変化が大きくなる可能性があった。このため、記録ヘッドからのインクの吐出の性能が低下するおそれがあった。
そこで、前記した諸問題を解決することができるインクジェット式記録装置についてすでに提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。詳しくは、この特許文献1におけるインクジェット式記録装置は、ケース側に配置されたインクカートリッジからのインクを、キャリッジ側において自己封止機能を有するバルブユニットにおいて受けるように構成されていた。そして、このバルブユニットは、インク供給室と圧力室とを備え、前記インクカートリッジから供給されたインクは、インク供給室から圧力室を経て記録ヘッドに供給されるようになっていた。なお、インク供給室と圧力室との間にはバルブが設けられており、このバルブの開閉によってインク供給室と圧力室とが連通・非連通となるように構成されていた。
そして、圧力室の内部のインク量が減少することによって圧力室の一部を構成するフィルム部材が変位し、その変位がバルブに対して直接伝達されることによって、バルブが動作されるように構成されていた。
そして、記録ヘッドにおいてインクが消費されて圧力室におけるインク量が減少し、圧力が低下するとバルブが開状態となり、インク供給室から圧力室にインクが供給されるようになっていた。この結果、圧力室には、記録ヘッドにおけるインクの消費量に応じたインクが供給されるようになり、バルブユニットよりも上流側のチューブにおける圧力変動
の影響が記録ヘッドへと伝わらないようになっていた。
ところで、近年、上記の特許文献1のようなバルブユニットを備えたインクジェット式記録装置においては、インクカートリッジ内のインクを空気で加圧し、チューブを介してバルブユニットに対してインクを加圧状態で供給するものがあった。しかし、上記の特許文献1におけるバルブユニットは、バルブの板状部材がインク供給室側に位置し、インクの供給側からの圧力を受ける面積が大きくなっていた。従って、このように、バルブユニットに対してインクを加圧した状態で供給すると、バルブユニットのバルブが、インクの供給圧力の影響を受け、その移動に影響が出るおそれがあった。そして、この結果、バルブユニットにおける自己封止機能に影響が生じ、インクの供給性能が低下する可能性があった。
そこで、インクの供給圧力の影響を受けにくいバルブユニットの構成について、すでに提案されていた(例えば、特許文献2参照。)。詳しくは、このバルブユニットは、記録ヘッドとしてのプリントヘッドへ供給するインクの圧力を調整するバルブユニットとしての背圧調整器を備えていた。そして、この背圧調整器は、ダイヤフラムと、ダイヤフラム・ピストンと、レバーと、弁座と、ノズルとを備えていた。
そして、プリントヘッドにおける背圧が所定値より下がると、ダイヤフラムによってダイヤフラム・ピストンに力が加えられ、レバーが回転することにより、レバーに備えられている弁座がノズルから離れるようになっていた。この結果、インクがプリントヘッドへと流入されるようになっていた。
そして、この特許文献2においては、インクの供給圧力は、ノズルを介して弁座に加わるようになっていたが、この弁座において、圧力の加わる部分は、ノズルと対峙する部分のみであり、その面積が小さくなっていた。従って、弁座を、インクの供給圧力の影響が受けにくい状態とすることができ、インクを加圧した状態で供給しても、背圧調整器の機能に影響が生じないようになっていた。
国際公開第WO03/041964号パンフレット 特開平9−11488号公報
ところで、上記の特許文献2における背圧調整器は、その構造上、弁座とノズルとの当接面を一致させることが難しくなっており、弁座とノズルとのシール性が低下するおそれがあった。この結果、背圧調整器の機能が低下するおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブの開閉を確実に行うことのできるバルブユニット及び液体噴射装置を提供することにある。
本発明は、液体貯留手段から液体噴射ヘッドへと液体を供給するための液体供給路の途中に設けられ、前記液体を一時貯留し、前記液体噴射ヘッドからの前記液体の噴射に伴って、一時貯留した前記液体が減少する圧力室と、同圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧を感知して前記液体供給路から前記圧力室への前記液体の供給及び非供給を切り換える開閉弁とを有するバルブユニットにおいて、前記開閉弁は、前記液体供給路と前記圧力室との間に設けられている弁座と、前記圧力室内に設けられ、前記弁座に当接することにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を非供給状態とするとともに、前記圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧に基づいて前記弁座から離間する方向に移動されることにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を供給状態とする弁体と、前記弁体を挟ん
で前記弁座に対峙する位置に設けられ、前記弁体を前記弁座に当接する方向に付勢する付勢手段とを備え、前記弁体は、前記圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧に基づいて押圧力を受ける力点部と、前記力点部に加わる押圧力に基づいて、前記弁体を回動させるように支える支点部と、前記弁体の回動に基づいて前記弁座から離間する作用点部とを備え、前記支点部は、非固定状態で前記弁体を回動させる。
従って、本発明によれば、開閉弁の弁体を弁座に当接させるときに、付勢手段によって、弁体が当接する方向に付勢されるようにした。そして、このとき、付勢手段は、弁体を挟んで弁座に対峙する位置に設けられるようにした。従って、付勢手段と弁体と弁座とが一直線上に並ぶようになり、弁体を付勢手段によって付勢させる方向と、弁体が弁座へと当接するときの方向とが一致し、弁体と弁座との当接をより確実に行うことができる。この結果、液体供給路と圧力室との間をより確実に、高いシール性で、非供給状態となるようにすることができる。
また、弁体は、力点部と支点部と作用点部とを備えるようにした。また、支点部は、非固定状態で、弁体を回動させるようにした。従って、弁体の移動に遊びを持たせることができる。この結果、弁体と弁座との位置に若干のずれが生じていても、弁体の遊びによって、弁体と弁座との位置のずれを吸収することができる。この結果、弁体と弁座との設計精度が低くても、弁体と弁座との密着性を高めることができ、液体供給路と圧力室との間を、より確実に、高いシール性で、非供給状態となるようにすることができる。
また、弁体を固定軸を支点として回動させた場合には、固定軸に生じる摩擦等によるエネルギー損失が生じるおそれがあるが、これによれば、弁体を非固定状態としているので、エネルギー損失を生じにくくさせることができる。
さらに、弁体は圧力室内に設けられているので、液体貯留手段から高い圧力で液体が供給されても、その圧力の影響を受けにくくなっており、バルブユニットの機能に影響が生じにくいようにすることができる。この結果、液体噴射ヘッドへの液体の供給をより安定して行うことができる。
このバルブユニットにおいて、前記弁体の支点部は、前記圧力室の壁面に対して転がりながら接することで前記弁体を回動させるように支える。
これによれば、弁体の支点部は、圧力室の壁面に対して転がりながら接することで弁体を回動させる。このため、弁体の移動に、簡単な構造で遊びを持たせることができる。
このバルブユニットにおいて、前記支点部は、前記弁体の前記圧力室内の壁面に対する接触部を円弧形状に形成することにより形成される円弧状部である。
これによれば、支点部を、弁体の圧力室内の壁面に対する接触部を円弧形状に形成した円弧状部であるようにした。従って、簡単な構造で、弁体の移動に遊びを持たせることができる。
このバルブユニットにおいて、前記作用点部が前記弁座から離間するときに、前記弁体の移動を規制する規制手段を備えた。
これによれば、弁体の作用点部が弁座から離間しているときに、弁体の移動を規制する規制手段を備えるようにした。従って、例えば、弁体の支点部が、非固定状態となっているために、弁体の作用点部が弁座から離間するときに、弁体の遊びによって弁体が圧力室内を大幅に移動し過ぎて、引っ掛かり等を生じ、弁体が弁座に当接する方向に戻ることができなくなったりする可能性がある。しかし、これによれば、規制手段によってこのような現象が生じないように弁体の移動を矯正することができる。
本発明は、液体を貯留する液体貯留手段と、ターゲットに対してノズルから前記液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体貯留手段から前記液体噴射ヘッドへと前記液体を導く液体供給路と、前記液体供給路の途中に設けられ、前記液体を一時貯留し、前記液体噴射ヘッドからの前記液体の噴射に伴って、一時貯留した前記液体が減少する圧力室と、同圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧を感知して前記液体供給路から前記圧力室への前記液体の供給及び非供給を切り換える開閉弁とを有するバルブユニットとを備えた液体噴射装置において、前記開閉弁は、前記液体供給路と前記圧力室との間に設けられている弁座と、前記弁座に当接することにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を非供給状態とするとともに、前記圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧に基づいて前記弁座から離間する方向に移動されることにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を供給状態とする弁体と、前記弁体を前記弁座に当接する方向に付勢する付勢手段とを備え、前記付勢手段は、前記弁体を挟んで前記弁座に対峙する位置に設けられている。
従って、本発明によれば、開閉弁の弁体を弁座に当接させるときに、付勢手段によって、弁体が当接する方向に付勢されるようにした。そして、このとき、付勢手段は、弁体を挟んで弁座に対峙する位置に設けられるようにした。従って、付勢手段と弁体と弁座とが一直線上に並ぶようになり、弁体を付勢手段によって付勢させる方向と、弁体が弁座へと当接するときの方向とが一致し、弁体と弁座との当接をより確実に行うことができる。この結果、液体供給路と圧力室との間をより確実に、高いシール性で、非供給状態となるようにすることができる。従って、液体噴射装置における液体噴射ヘッドへの液体の供給をより安定して行うことができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置11は、本体ケース12、プラテン13、ガイド軸14、キャリッジ15、タイミングベルト16、キャリッジモータ17、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド20を備える。さらに、インクジェット式記録装置11は、バルブユニット21、液体貯留手段としてのインクカートリッジ23、加圧ポンプ25、キャッピング装置26を備える。
本体ケース12は、略直方体形状の箱体であり、図1に示す右側端部にはカートリッジホルダ12aが形成されている。なお、本実施形態においては、本体ケース12の長手方向を主走査方向というものとする。
プラテン13は、本体ケース12内において、主走査方向に沿って架設されており、紙送り手段(図示しない)を介して送出されるターゲットとしての記録媒体(図示しない)を支持するための部材となっている。なお、本実施形態においては、記録媒体は、前記主走査方向と直交する方向、すなわち、副走査方向に送出されるものとする。
ガイド軸14は棒状に形成され、前記プラテン13と平行、すなわち、主走査方向に沿って、本体ケース12内に架設されている。キャリッジ15は、前記プラテン13と対向する位置において、前記ガイド軸14に対して相対移動可能に貫挿されており、主走査方向に往復移動可能となっている。
そして、キャリッジ15は、タイミングベルト16を介してキャリッジモータ17に接続されている。キャリッジモータ17は本体ケース12に支持されており、キャリッジモータ17が駆動されることにより、タイミングベルト16を介してキャリッジ15は駆動される。この結果、キャリッジ15がガイド軸14に沿って往復移動される。
記録ヘッド20は、キャリッジ15の前記プラテン13と対向する面に設けられており
、プラテン13側に向かって液体としてのインクを噴射させるための複数の図示しないノズルを備えている。バルブユニット21は、キャリッジ15上に搭載されており、一時貯留したインクを、圧力を調整した状態で前記記録ヘッド20へと供給するようになっている。なお、本実施形態においては、バルブユニット21は、2つ設けられており、1つのバルブユニット21は、2色のインクの圧力を調整可能となっている。そして、本実施形態においては、一方のバルブユニット21はブラックとイエロー、他方のバルブユニット21はマゼンタとシアンの各色のインクについて、圧力を調整して記録ヘッド20へと供給するものとするが、その他の色の組み合わせに変更してももちろんよい。
インクカートリッジ23は、前記カートリッジホルダ12aに対して着脱可能に収容されており、前記インクの色に対応して4個具備されている。そして、図2には、4個のインクカートリッジ23のうち、1つを示しており、インクカートリッジ23は、インクケース31とインクパック32とを備えている。インクケース31は略直方体状に形成されている。また、インクパック32は、2枚の可撓性部としてのフィルム32a,32bを重ね合わせて形成され、その内部に液体としてのインクが封入されている。
そして、インクパック32は、インク排出口32cを備え、前記インクケース31内に収納されている。なお、このとき、インク排出口32cのみがインクケース31から露出した状態となり、それ以外の部分がインクケース31内に気密状態となるようにして収納される。従って、インクケース31とインクパック32との間には、隙間33が形成されている。
また、前記インクケース31には、前記隙間33に連通する連通孔(図示しない)が設けられており、この連通孔を介して空気を流入させることにより、隙間33における圧力を上昇させ、インクパック32を押し潰すような力を発生させることが可能となっている。そして、インクパック32のインク排出口32cは、図1に示すように、インクの色毎に設けられているインク供給チューブ35を介して、前記バルブユニット21に対して接続されている。なお、インク供給チューブ35は、液体供給路を構成する。従って、インクケース31内の隙間33に空気を導入することにより、インクパック32内のインクは、インク供給チューブ35を介して、バルブユニット21に対して供給される。
加圧ポンプ25は、本実施形態においては、インクカートリッジ23の上に位置するようにして、本体ケース12に対して固定されている。加圧ポンプ25は、大気を吸引して加圧空気として排出することが可能であり、加圧された空気は、加圧チューブ37を介して圧力検出器38に供給される。
圧力検出器38では、加圧ポンプ25から供給された空気の圧力が検出される。そして、本実施形態においては、圧力検出器38において検出された圧力に基づいて、加圧ポンプ25の駆動が調整されるものとする。従って、加圧ポンプ25から供給された空気は、圧力検出器38によって、所定範囲内の圧力となるように調整される。そして、圧力検出器38は、4本の空気供給チューブ39を介して前記インクカートリッジ23の連通孔に対して接続されており、インクカートリッジ23の前記隙間33に所定範囲内の圧力となるように調整された空気が導入される。
以上により、各インクカートリッジ23のインクパック32は、加圧ポンプ25から供給される加圧空気によって加圧され、インクパック32内のインクが、前記バルブユニット21に対して供給される。そして、バルブユニット21において一時貯留されたインクは、圧力が調整された状態で、記録ヘッド20へと供給される。
このとき、画像データに基づいて、紙送り手段によって記憶媒体を副走査方向に移動さ
せながら、キャリッジ15を主走査方向に移動させ、記録ヘッド20からインクを噴射させることにより、記録媒体上に印刷を行うことが可能となる。
キャッピング装置26は、前記キャリッジ15の移動経路上における非印刷領域(ホームポジョン)に設けられている。そして、キャッピング装置26の上面には、前記記録ヘッド20のノズル形成面に密着して封止し得るエラストマ等の弾性材料により形成されたキャップ26aが配置されている。一方、キャッピング装置26には、キャップ26aの印字領域側に隣接するようにして、ゴム等の弾性素材を短冊状に形成したワイピング部材26fが備えられている。
次に、前記バルブユニット21について、図3〜図7に従って、詳しく説明する。
図3〜図7に示すように、バルブユニット21は、流路形成部材41、第1及び第2のフィルタ43a,43b、第1のフィルム部材45、第1及び第2の嵌合部材47a,47bを備える。さらに、バルブユニット21は、開閉弁を構成する第1及び第2の弁部材49a,49b、第2のフィルム部材51、第1及び第2の受圧板53a,53bも備える。
流路形成部材41は、略直方体形状に形成されており、その背面41a(図3の左側面)にインク導入部55が設けられている。図5及び図6に示すように、インク導入部55は、2つの円筒を連結したような形状を有しており、第1及び第2のインク導入孔57a,57bを備える。そして、これら第1及び第2のインク導入孔57a,57bに、前記インク供給チューブ35(図1参照)がそれぞれ1本ずつ接続されることによって、インク供給チューブ35から合わせて2色のインクが流路形成部材41内に導かれるようになっている。
図3及び図5に示すように、流路形成部材41には、その一側面41bに、第1及び第2の正方形凹部61a,61bが凹設されている。また、図5に示すように、第1及び第2の正方形凹部61a,61bの底面には、それぞれ小断面積流路としての第1及び第2の球面状凹部63a,63bが凹設されている。そして、これら第1及び第2の球面状凹部63a,63bは、球面状に形成されている。従って、第1及び第2の正方形凹部61a,61bと第1及び第2の球面状凹部63a,63bとの間には、略環状の段差としての第1及び第2の段差面65a,65bが形成されている。
また、図3及び図5に示すように、流路形成部材41は、その一側面41bに、第1〜第3の溝67a,67b,67cが凹設されている。第1の溝67aは、その一端が前記第1の正方形凹部61aと連通されている。また、図7に示すように、第1の溝67aは、その他端が流路形成部材41内に形成された連通孔69を介して前記第1のインク導入孔57aに連通されている。
さらに、図3及び図5に示すように、第2の溝67bは、その一端が前記第2の正方形凹部61bと連通されている。また、第2の溝67bは、前記第1の溝67aと同様にして、その他端が流路形成部材41内に形成された連通孔(図示しない)を介して前記第2のインク導入孔57bに連通されている。第3の溝67cは、前記第2の正方形凹部61bと第2の溝67bの近傍に設けられている。
図3及び図7に示すように、流路形成部材41は、その下面41cに第1及び第2のインク排出部71a,71bを備える。そして、これら第1及び第2のインク排出部71a,71bは、それぞれ円筒形状に形成されており、第1及び第2のインク排出孔73a,73bを備える。なお、第1のインク排出孔73aは、前記第3の溝67cと連通されている。
そして、第1及び第2のインク排出孔73a,73bは、それぞれ、前記記録ヘッド20(図1参照)に設けられたノズルに対してインクの色毎に接続されている。従って、第1及び第2のインク排出孔73a,73bから排出されるインクは、色毎に記録ヘッド20へと導かれ、ノズルから噴射される。
一方、図6に示すように、流路形成部材41には、その他側面41dに第1及び第2の円形凹部75a,75bが凹設されている。なお、第1及び第2の円形凹部75a,75bは、それぞれ、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bと、第1及び第2の非嵌合用凹部79a,79bとによって構成されている。
第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bは、断面が半円となるように形成されており、その壁面としての底面はそれぞれ平面状となっている。また、図7に示すように、第1の嵌合用凹部77aの底面からは、略直方体形状の凹部80aが凹設されている。なお、第2の嵌合用凹部77bにも、同様の凹部が凹設されているが、その図示を省略する。
一方、第1及び第2の非嵌合用凹部79a,79bは、同じく、断面が半円となるように形成されているが、前記第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bよりも浅く形成されている。そして、第1及び第2の非嵌合用凹部79a,79bは、その底面が略球面状となるように形成されている。
そして、図7に示すように、前記第1の嵌合用凹部77aは、前記第1の球面状凹部63aに対して、連通孔81aを介して連通されている。また、第2の嵌合用凹部77bについても、前記第2の球面状凹部63bに対して連通孔81b(図5参照)を介して連通されている。
さらに、第1の嵌合用凹部77aは、連通孔83aを介して前記第3の溝67cに対して連通されている。従って、第1の嵌合用凹部77aは、第3の溝67cを介して第1のインク排出孔73a(図3参照)と連通されている。また、図6に示すように、第2の嵌合用凹部77bには、連通孔83bが設けられており、この連通孔83bは、前記第2のインク排出孔73b(図3参照)と連通されている。
図3及び図5〜図7に示すように、第1及び第2のフィルタ43a,43bは、ともに、略正方形の薄片状に形成されている。そして、第1及び第2のフィルタ43a,43bは、それぞれ、前記第1及び第2の正方形凹部61a,61bと、第1及び第2の球面状凹部63a,63bとの間を仕切るようにして、前記第1及び第2の段差面65a,65b(図5参照)に対して取り付けられている。
第1のフィルム部材45は、本実施形態においては、略長方形形状のガスバリア性の高い可撓性材料によって形成され、前記流路形成部材41の一側面41bに対して熱溶着されている。なお、このとき、第1のフィルム部材45によって、第1及び第2の正方形凹部61a,61b、第1〜第3の溝67a,67b,67cの開口が封止されるようにして、第1のフィルム部材45は流路形成部材41に対して熱溶着される。
これにより、図3及び図7に示すように、第1のフィルム部材45と、流路形成部材41の第1の正方形凹部61a、第1の球面状凹部63aとによって、第1のインク導入室84aが形成される。また、同様にして、第1のフィルム部材45と、第2の正方形凹部61b、第2の球面状凹部63bとによって、第2のインク導入室84bが形成される。
さらに、図3に示すように、第1のフィルム部材45と流路形成部材41の第1の溝6
7aとによって第1の流路85aが、第1のフィルム部材45と第2の溝67bとによって第2の流路85bが、第1のフィルム部材45と第3の溝67cとによって第3の流路85cが、それぞれ形成されている。
図4〜図6に示すように、第1及び第2の嵌合部材47a,47bは、略半月形状に形成されており、前記流路形成部材41の第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bに対してそれぞれ嵌合されている。そして、図4及び図7に示すように、第1及び第2の嵌合部材47a,47bと第1及び第2の非嵌合用凹部79a,79bとによって、連続した球面状の第1及び第2の大凹部89a,89bが形成されている。
また、図4〜図7に示すように、第1及び第2の嵌合部材47a,47bには、それぞれ、前記流路形成部材41に形成されている連通孔81a,81bと、前記第1及び第2の大凹部89a,89bとを連通させる第1及び第2のインク流入孔91a,91bが設けられている。さらに、第1及び第2の嵌合部材47a、47bには、それぞれ、前記第1及び第2の大凹部89a,89bと、前記連通孔83a,83bとを連通させる第1及び第2のインク流出孔93a,93bが設けられている。
そして、第1及び第2の嵌合部材47a,47bには、それぞれ、前記連通孔81a,81bと対向する位置に、略円柱形状の第1及び第2の凸部94a,94bが設けられている。さらにまた、第1及び第2の嵌合部材47a,47bには、その中心部に、前記第1及び第2のインク流入孔91a,91bと連通する第1及び第2の中心孔95a,95bが設けられている。
図5〜図7に示すように、第1及び第2の弁部材49a,49bは、弁体としての第1及び第2の弁部材本体97a,97bと、作用点部を構成する第1及び第2の密着部99a,99bと、付勢手段としての第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bとを備える。図7に示すように、第1の弁部材本体97aは、第1の嵌合部材47aと第1の嵌合用凹部77aとの間に形成される空間内に位置している。また、図示しないが、第2の弁部材本体97bについても、同様にして、第2の嵌合部材47bと第2の嵌合用凹部77bとの間に形成される空間内に位置している。
そして、図5〜図7に示すように、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、それぞれ、作用点部を構成する第1及び第2の円盤部103a,103b、支点部としての第1及び第2の円弧状部104a,104b、力点部としての第1及び第2の被押圧部105a,105bをそれぞれ一体に備える。
第1及び第2の円盤部103a,103bは、円盤状に形成され、前記連通孔81a,81bに対峙するようにして位置している。また、第1及び第2の円弧状部104a,104bは、前記第1及び第2の円盤部103a,103bに対して隣接している。そして第1及び第2の円弧状部104a,104bは、前記第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bの底面と対峙する側の面が円弧形状となるように形成されており、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bの底面側に向かって突出する規制手段としての第1及び第2の規制部106a,106bをそれぞれ備えている。
なお、図7に示すように、第1の規制部106aは、第1の嵌合用凹部77aの底面に凹設されている凹部80a内に遊嵌された状態となっている。また、同様にして、図示しないが、第2の規制部106bについても、第2の嵌合用凹部77bの底面に凹設されている凹部内に遊嵌された状態となっている。
図5〜図7に示すように、第1及び第2の被押圧部105a,105bは、前記第1及
び第2の円弧状部104a,104bに対して隣接し、第1及び第2の円弧状部104a,104bに対して略直交するようにして設けられている。そして、図7に示すように、第1の被押圧部105aは、前記第1の嵌合部材47aに形成されている第1の中心孔95aに対して貫挿された状態となっている。また、同様にして、図示しないが、第2の被押圧部105bについても、前記第2の嵌合部材47bに形成されている第2の中心孔95bに対して貫挿された状態となっている。つまり、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の嵌合部材47a,47bと、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bとの間に形成される空間内において、軸支等されずに、非固定状態で配設されている。
図5〜図7に示すように、第1及び第2の密着部99a,99bは、可撓性部材により円盤形状に形成されており、前記第1及び第2の弁部材本体97a,97bの前記第1及び第2の円盤部103a,103bに対して、前記連通孔81a,81b側の面上に、重ね合わされるようにして固定されている。
第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bは、それぞれ、その一端が、前記第1及び第2の嵌合部材47a,47bの、第1及び第2の凸部94a,94bに対して外嵌固定されているとともに、他端が、前記第1及び第2の弁部材本体97a,97bの第1及び第2の円盤部103a,103bに対して固定されている。すなわち、本実施形態においては、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101b、第1及び第2の円盤部103a,103b、連通孔81a,81bが、それぞれ、ほぼ、一直線上に並ぶような位置関係を有している。そして、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bは、第1及び第2の円盤部103a,103bを挟んで連通孔81a,81bに対して対峙する位置に設けられている。
従って、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、この第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bによって、第1及び第2の密着部99a,99bが、前記連通孔81a,81bの弁座としての出口に対して当接するような方向に付勢されている。この結果、第1及び第2の弁部材本体97a,97bに対して、外部から力が加わっていない状態においては、第1及び第2の密着部99a,99bによって、連通孔81a,81bが閉塞されるようになっている。
図4〜図7に示すように、第2のフィルム部材51は、前記第1のフィルム部材45と同一材料にてほぼ同一形状に形成されており、前記流路形成部材41の他側面41dに対して熱溶着されている。なお、このとき、第2のフィルム部材51によって、第1及び第2の大凹部89a,89bの開口が封止されるようにして、第1のフィルム部材45は流路形成部材41に対して熱溶着される。これにより、図4及び図7に示すように、第2のフィルム部材51と、前記第1及び第2の大凹部89a,89bとによって、第1及び第2の圧力変化室107a,107bが形成されている。
すなわち、図3〜図7に示すように、バルブユニット21において、第1のインク導入孔57aに流入したインクは、連通孔69、第1の流路85a、第1のインク導入室84a、連通孔81a、第1のインク流入孔91a、第1の中心孔95aを介して第1の圧力変化室107aに流入する。また、第1の圧力変化室107a内に流入したインクは、第1のインク流出孔93a、連通孔83a、第3の流路85c、第1のインク排出孔73aを介して記録ヘッド20(図1参照)へと供給される。
同様にして、前記インク供給チューブ35から第2のインク導入孔57bに流入するインクは、連通孔、第2の流路85b、第2のインク導入室84b、連通孔81b、第2のインク流入孔91b、第2の中心孔95bを介して、第2の圧力変化室107bに流入す
る。そして、第2の圧力変化室107bに流入したインクは、第2のインク流出孔93b、連通孔83b、第2のインク排出孔73bを介して記録ヘッド20へと供給される。なお、本実施形態においては、これら、第1及び第2のインク導入孔57a,57bから記録ヘッド20までの各流路のうち、第1及び第2のインク流入孔91a,91bと、第1及び第2の中心孔95a,95b、第1及び第2の圧力変化室107a,107bを除く部分によって液体供給路が構成されている。
また、本実施形態においては、第1及び第2のインク流入孔91a,91bと、第1及び第2の中心孔95a,95bと、第1及び第2の圧力変化室107a,107bによって圧力室が構成されている。
また、第2のフィルム部材51は、前記第1及び第2の圧力変化室107a,107bの内外の圧力差によって、撓むようになっている。すなわち、第2のフィルム部材51は、第1及び第2の圧力変化室107a,107b内の圧力が所定圧よりも減少すると、第1及び第2の圧力変化室107a,107bの容積を減少させるような方向に撓む。
第1及び第2の受圧板53a,53bは、円盤形状に形成されており、図4及び図7に示すように、第1及び第2の圧力変化室107a,107b内に位置するようにして、前記第2のフィルム部材51に対してそれぞれ固着されている。
そして、図5〜図7に示すように、第1及び第2の受圧板53a,53bと、前記第1及び第2の大凹部89a,89bとの間には、第1及び第2の受圧用ばね108a,108bが介在している。なお、この第1及び第2の受圧用ばね108a,108bは、第1及び第2の受圧板53a,53bを、前記第1及び第2の大凹部89a,89bから離間するように付勢している。従って、外部から力が加わっていない状態においては、前記第1及び第2の受圧板53a,53bは、前記第1及び第2の大凹部89a,89bから離間した状態となっている。
また、前記第1及び第2の受圧板53a,53bは、前記第1及び第2の弁部材本体97a,97bの第1及び第2の被押圧部105a,105bの端部に対して当接している。そして、第1及び第2の受圧板53a,53bが、前記第1及び第2の受圧用ばね108a,108bの付勢力に抗して、前記第1及び第2の大凹部89a,89bに近付くように移動すると、第1及び第2の被押圧部105a,105bが押圧力を受ける。
すると、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、それぞれ、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77b側に押し付けられ、第1及び第2の円弧状部104a,104bが第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bの底面に対して当接する。そして、第1及び第2の弁部材本体97a,97bには、第1及び第2の円弧状部104a,104bと、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bの底面との接触部分を支点とする、図7に示す矢印R方向に回動する力を受ける。
そして、この回動させる力が、前記第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bの付勢力を上回ると、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは図7に示す矢印R方向に回動する。すると、図8に示すように、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の円弧状部104a,104bと、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bの底面との接触部分を少しずつずらしながら、固定されない状態で転がり運動するようになる。そして、第1及び第2の円盤部103a,103bに固定されている第1及び第2の密着部99a,99bが、前記連通孔81a,81bの出口から離間する。
すなわち、前記第1及び第2の圧力変化室107a,107b内の圧力が減少すること
により、第2のフィルム部材51が撓むと、第1及び第2の受圧板53a,53bが、前記第1及び第2の受圧用ばね108a,108bの付勢力に抗して、前記第1及び第2の大凹部89a,89bに近付くように移動する。すると、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは押圧力を受け、図7に示す矢印R方向に向かって転がり運動をしながら回動し、前記連通孔81a,81bと、前記第1及び第2のインク流入孔91a,91bとの間が連通状態とされる。
一方、第1及び第2の圧力変化室107a,107b内の圧力が増加すると、第1及び第2の受圧板53a,53bが第1及び第2の大凹部89a,89bから離間するように移動する。すると、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、図7に示す矢印R方向と反対の方向に向かって回動し、第1及び第2の円盤部103a,103bが連通孔81a,81bの出口に当接するようになる。この結果、図7に示すように、第1及び第2の円盤部103a,103bに固定されている第1及び第2の密着部99a,99bによって連通孔81a,81bが閉塞され、連通孔81a,81bと第1及び第2のインク流入孔91a,91bとの間が非連通状態とされるようになっている。
また、図8に示すように、第1の弁部材本体97aが、連通孔81aを開放状態にするときにおいては、第1の嵌合用凹部77aの底面に凹設されている凹部80a内に遊嵌されている第1の規制部106aが、凹部80aの壁面に当接し、第1の弁部材本体97aの移動を規制するようになっている。これにより、第1の弁部材本体97aの、回動を範囲をある一定の範囲となるように規制することができるようになっており、第1の弁部材本体97aが、第1の嵌合用凹部77aのいずれかの部分に引っ掛かるなどすることを防ぐことができるようになっている。これにより、第1の弁部材本体97aの移動が阻害されることにより、連通孔81aの開閉が阻害されることを防ぐことができるようになっている。
なお、図示しないが、同様にして、第2の弁部材本体97bについても、第2の規制部106bによって、その移動が規制され、連通孔81bの開閉が阻害されることを防ぐことができるようになっている。
次に、以上のように構成されたインクジェット式記録装置11の作用について説明する。
通常の印刷時においては、インクパック32から記録ヘッド20までの間に、インクが各色毎に充填された状態となっている。そして、加圧ポンプ25の駆動によって、インクカートリッジ23の隙間33に加圧空気が導入され、インクパック32内のインクは加圧状態に維持される。従って、印刷時においては、インクカートリッジ23からバルブユニット21へと、インクが加圧状態で供給された状態となっている。
そして、バルブユニット21には、インクパック32から加圧状態で導入されたインクが各色毎に供給されている。そして、図7に示すように、例えば、第1のインク導入孔57aを介して第1のインク導入室84aへと供給されたインクは、高い圧力を有する状態に維持されている。そして、第1のインク導入孔57a内に供給されたインクは、前記第1のフィルタ43aを通過し、連通孔81aに供給されている。
なお、このとき、連通孔81a内に供給されたインクの圧力が、第1の密着部99aを介して、第1の弁部材本体97aの第1の円盤部103aに対して加わっている。しかし、連通孔81aの流路断面積が、第1の円盤部103aに比較して非常に小さいため、加わる圧力は、第1の弁付勢ばね101aの付勢力に比較して比較的小さくなっている。従って、インクを加圧状態で供給しても、本実施形態の第1の弁部材本体97aは、連通孔81aを開放するような方向には移動しないようになっている。
そして、この状態において、画像データに基づいて印刷が開始されると、記録ヘッド20からインクの噴射が行われ、インクの噴射量に応じて、バルブユニット21の前記第1の圧力変化室107a内のインクが、第1のインク排出孔73a等を介して記録ヘッド20へと供給される。この結果、第1の圧力変化室107a内のインクが減少し、第1の圧力変化室107aの内部の圧力が減少する。
そして、例えば、第1の圧力変化室107a内のインクの圧力が所定圧よりも減少すると、図8に示すように、前記第2のフィルム部材51が、第1の圧力変化室107a内の容積を減少させるような方向に撓む。この結果、第1の受圧板53aによって、第1の弁部材本体97aが回動され、連通孔81aと第1のインク流入孔91aとの間が連通状態とされる。そして、第1のインク導入室84a内に加圧状態で貯留されていたインクは、第1の圧力変化室107a内に流入し、第1の圧力変化室107a内にインクが充填されるようになる。
また、第1の圧力変化室107a内へとインクが流入されると、第1の圧力変化室107a内のインクの圧力が上昇する。この結果、第2のフィルム部材51の撓みが解消される。そして、第1の弁部材本体97aが元の位置に向かって回動し、連通孔81aと第1のインク流入孔91aとの間が再び非連通状態とされる。
すなわち、第1の圧力変化室107a内におけるインクが減少し、内部の圧力が所定値以下となると、連通孔81aと第1のインク流入孔91aとの間が連通状態となり、第1の圧力変化室107aにインクが供給される。また、第1の圧力変化室107a内にインクが供給されることにより、第1の圧力変化室107a内のインクの圧力が上昇し、所定値以上となると、連通孔81aと第1のインク流入孔91aとの間が非連通状態となり、第1の圧力変化室107aへのインクの供給が停止されるようになっている。
この結果、印刷時においては、第1の圧力変化室107a内には、所定範囲の圧力値となるように調整されたインクが貯留された状態となり、記録ヘッド20へのインク供給の安定性が確保されるようになっている。
なお、前記第2のインク導入孔57bを介して第2のインク導入室84bへと供給されるインクについても、第1のインク導入室84aへと供給されたインクと同様にして、前記第2の圧力変化室107bおいて、所定範囲の圧力に調整され、記録ヘッド20へと安定した状態で供給される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bによって、第1及び第2の密着部99a,99bが連通孔81a,81bの出口に当接する方向に付勢されるようにした。そして、このとき、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bは、第1及び第2の密着部99a,99bが固定されている第1及び第2の円盤部103a,103bを挟んで連通孔81a,81bの出口に対峙する位置に設けられるようにした。従って、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101b、第1及び第2の密着部99a,99b、第1及び第2の円盤部103a,103b、連通孔81a,81bの出口が、一直線上に並ぶようになる。
この結果、第1及び第2の円盤部103a,103bを第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bによって付勢させる方向と、第1及び第2の円盤部103a,103bが連通孔81a,81bの出口に対して当接するときの方向とが一致し、第1及び第2の弁部材本体97a,97bによる連通孔81a,81bの閉塞をより確実に行うことができ
る。この結果、バルブユニット21において、連通孔81a,81bと第1及び第2のインク流入孔91a,91b等との間を、より確実に、高いシール性で非供給状態となるようにすることができる。従って、インクジェット式記録装置11における記録ヘッド20へのインクの供給をより安定して行うことができるようになる。
(2)上記実施形態では、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の嵌合部材47a,47bと第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bとの間に形成される空間内において、非固定状態で回動することで、連通孔81a,81bを閉塞又は開放するようにした。従って、第1及び第2の弁部材本体97a,97bの移動に、遊びを持たせることができる。この結果、第1及び第2の弁部材本体97a,97bと、連通孔81a,81bの出口との位置関係に、若干のずれが生じていても、第1及び第2の弁部材本体97a,97bの遊びによって、ずれを吸収することができる。従って、第1及び第2の弁部材本体97a,97bや連通孔81a,81b等の設計精度が低くても、第1及び第2の弁部材本体97a,97bと連通孔81a,81bの出口との間の密着性を高めることができる。この結果、連通孔81a,81bと第1及び第2のインク流入孔91a,91b等との間を、より確実に、高いシール性で非供給状態となるようにし、信頼性を高めることができる。また、遊びを設けた第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bにより付勢されているので、ずれを吸収しつつ、シール性を向上できる。
さらに、例えば、第1及び第2の弁部材本体97a,97bを第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bに軸を介して固定させ、軸を中心に回動可能とした場合には、軸に生じる摩擦等によって、エネルギー損失が生じるおそれがある。しかし、本実施形態では、軸を介して固定されていないので、エネルギー損失を生じにくくさせることができる。
(3)上記実施形態では、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の円盤部103a,103b、第1及び第2の円弧状部104a,104b、第1及び第2の被押圧部105a,105bを備えるようにした。そして、第1及び第2の円弧状部104a,104bは、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bの底面に対して固定されない状態で、転がりながら接することで、第1及び第2の弁部材本体97a,97bを回動させるように支えるものであるようにした。
従って、第1及び第2の弁部材本体97a,97bの移動に、簡単な構造で遊びを持たせることができる。
(4)上記実施形態では、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の嵌合部材47a,47bと第1及び第2の嵌合用凹部77a,77bとの間に形成される空間内に位置するようにした。従って、インクカートリッジ23からバルブユニット21に対して、インクが高い圧力で供給されても、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、連通孔81a,81bのみを介して、インクの圧力の影響を受けるようになっており、その影響が小さい。この結果、インクの圧力の影響が、バルブユニット21に及ばないようにすることができる。この結果、バルブユニット21から記録ヘッド20へのインクの供給をより安定して行うことができる。
(5)上記実施形態では、第1及び第2の弁部材本体97a,97bが連通孔81a,81bの出口から離間しているときに、第1及び第2の弁部材本体97a,97bの移動を第1及び第2の規制部106a,106bによって規制するようにした。従って、第1及び第2の弁部材本体97a,97bが、連通孔81a,81bの出口から離間するように回動するときに、大幅に移動し過ぎて、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77b内において、引っ掛かり等が生じることを防ぐことができる。この結果、第1及び第2の弁部材本体97a,97bの移動を矯正することができ、バルブユニットの性能を保つことが
できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、バルブユニット21は、第1及び第2の圧力変化室107a,107bにおけるインクの減少に伴う負圧の発生に基づいて、第2のフィルム部材51が撓むことによって、第1及び第2の弁部材本体97a,97bが押圧され、回動されるようにした。これを、第1及び第2の圧力変化室107a,107bにおけるインクの減少に伴う負圧を感知して、第1及び第2の弁部材本体97a,97bを回動させることができるのであれば、その他のバルブユニット21に具体化してもよい。
・上記実施形態においては、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、第1及び第2の円盤部103a,103b、第1及び第2の円弧状部104a,104b、第1及び第2の被押圧部105a,105bを備えるようにした。これを、第1及び第2の弁付勢ばね101a,101bに付勢されているとともに、第1及び第2の圧力変化室107a,107bにおけるインクの圧力の減少に基づいて、連通孔81a,81bから離間するのであれば、第1及び第2の弁部材本体97a,97bを、その他の形状となるように変更してもよい。
・上記実施形態においては、支点部として、第1及び第2の円弧状部104a,104bに具体化した。これを、第1及び第2の弁部材本体97a,97bを、転がりながら回動させることができるのであれば、その他の形状の支点部に具体化してもよい。
・上記実施形態においては、第1及び第2の弁部材本体97a,97bに、規制手段として、第1及び第2の規制部106a,106bを設けるようにした。これを、第1及び第2の弁部材本体97a,97bが連通孔81a,81bの出口から離間するときに、第1及び第2の弁部材本体97a,97bの移動を規制することができるのであれば、その他の規制手段に具体化するようにしてもよい。また、第1及び第2の弁部材本体97a,97bに、規制手段を設けないようにしてもよい。
・上記実施形態においては、バルブユニット21は、2色のインクに対応するようにして、1つのバルブユニット21に、インク導入室、圧力室等を2つずつ備えるようにした。これを、バルブユニット21を1色のインクに対応するように、または、3色以上のインクに対応するように、インク導入室、圧力室等の数を変更するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、液体カートリッジとしてのインクカートリッジ23は、液体収容部としてのインクパック32と、加圧室としてのインクケース31とによって構成されるようにした。これをその他の液体収容部と加圧室とによって構成される液体カートリッジに具体化するようにしてもよい。なお、その他の液体収容部としては、箱体等の内部を可撓部としてのフィルム等で仕切ることによって、液体収容部と加圧室とを形成するようなものに具体化するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2の弁部材本体97a,97bは、その第1及び第2の円弧状部104a,104bが、第1及び第2の嵌合用凹部77a,77b(圧力室)の底面と接触しながら転がり運動することで、回動するようにした。これを、第1及び第2の弁部材本体97a,97bが、非固定状態で回動できるのであれば、転がり運動以外の動作によって回動するように構成してよい。
・上記実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するインクジェット式記録装置11(ファックス、コピア等の印刷装置を含む)を用いて説明した。これを、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、他の液体を噴射
する液体噴射装置として、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
本実施形態におけるインクジェット式記録装置の平面図。 同じく、インクカートリッジの断面図。 同じく、バルブユニットの側面図。 同じく、バルブユニットの側面図。 同じく、バルブユニットの分解斜視図。 同じく、バルブユニットの分解斜視図。 同じく、バルブユニットの部分断面図。 同じく、バルブユニットの作用を説明する図。
符号の説明
11…液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置、20…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、21…バルブユニット、23…液体貯留手段としてのインクカートリッジ、35…液体供給路を構成するインク供給チューブ、49a,49b…開閉弁を構成する第1及び第2の弁部材、91a,91b…圧力室を構成する第1及び第2のインク流入孔、95a,95b…圧力室を構成する第1及び第2の中心孔、97a,97b…弁体としての第1及び第2の弁部材本体、99a,99b…作用点部を構成する第1及び第2の密着部、101a,101b…付勢手段としての第1及び第2の弁付勢ばね、103a,103b…作用点部を構成する第1及び第2の円盤部、104a,104b…支点部としての第1及び第2の円弧状部、105a,105b…力点部としての第1及び第2の被押圧部、106a,106b…規制手段としての107a,107b…圧力室を構成する第1及び第2の圧力変化室。

Claims (5)

  1. 液体貯留手段から液体噴射ヘッドへと液体を供給するための液体供給路の途中に設けられ、前記液体を一時貯留し、前記液体噴射ヘッドからの前記液体の噴射に伴って、一時貯留した前記液体が減少する圧力室と、同圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧を感知して前記液体供給路から前記圧力室への前記液体の供給及び非供給を切り換える開閉弁とを有するバルブユニットにおいて、
    前記開閉弁は、
    前記液体供給路と前記圧力室との間に設けられている弁座と、
    前記圧力室内に設けられ、前記弁座に当接することにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を非供給状態とするとともに、前記圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧に基づいて前記弁座から離間する方向に移動されることにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を供給状態とする弁体と、
    前記弁体を挟んで前記弁座に対峙する位置に設けられ、前記弁体を前記弁座に当接する方向に付勢する付勢手段とを備え、
    前記弁体は、
    前記圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧に基づいて押圧力を受ける力点部と、
    前記力点部に加わる押圧力に基づいて、前記弁体を回動させるように支える支点部と、
    前記弁体の回動に基づいて前記弁座から離間する作用点部と
    を備え、
    前記支点部は、
    非固定状態で前記弁体を回動させることを特徴とするバルブユニット。
  2. 請求項1に記載のバルブユニットにおいて、
    前記弁体の支点部は、前記圧力室の壁面に対して転がりながら接することで前記弁体を回動させるように支えることを特徴とするバルブユニット。
  3. 請求項2に記載のバルブユニットにおいて、
    前記支点部は、
    前記弁体の前記圧力室内の壁面に対する接触部を円弧形状に形成することにより形成される円弧状部であることを特徴とするバルブユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のバルブユニットにおいて、
    前記作用点部が前記弁座から離間するときに、前記弁体の移動を規制する規制手段を備えたことを特徴とするバルブユニット。
  5. 液体を貯留する液体貯留手段と、
    ターゲットに対してノズルから前記液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体貯留手段から前記液体噴射ヘッドへと前記液体を導く液体供給路と、
    前記液体供給路の途中に設けられ、前記液体を一時貯留し、前記液体噴射ヘッドからの前記液体の噴射に伴って、一時貯留した前記液体が減少する圧力室と、同圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧を感知して前記液体供給路から前記圧力室への前記液体の供給及び非供給を切り換える開閉弁とを有するバルブユニットと
    を備えた液体噴射装置において、
    前記開閉弁は、
    前記液体供給路と前記圧力室との間に設けられている弁座と、
    前記弁座に当接することにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を非供給状態とするとともに、前記圧力室内の前記液体の減少に伴う負圧に基づいて前記弁座から離間する方向に移動されることにより前記液体供給路から前記圧力室への前記液体を供給状態とする弁体と、
    前記弁体を前記弁座に当接する方向に付勢する付勢手段と
    を備え、
    前記付勢手段は、前記弁体を挟んで前記弁座に対峙する位置に設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
JP2004174532A 2003-09-05 2004-06-11 バルブユニット及び液体噴射装置 Expired - Fee Related JP4492220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174532A JP4492220B2 (ja) 2003-09-05 2004-06-11 バルブユニット及び液体噴射装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003314516 2003-09-05
JP2004174532A JP4492220B2 (ja) 2003-09-05 2004-06-11 バルブユニット及び液体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005095861A true JP2005095861A (ja) 2005-04-14
JP4492220B2 JP4492220B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=34467705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004174532A Expired - Fee Related JP4492220B2 (ja) 2003-09-05 2004-06-11 バルブユニット及び液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4492220B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7914124B2 (en) 2006-03-27 2011-03-29 Seiko Epson Corporation Liquid supplying device and liquid ejection apparatus
US9039147B2 (en) 2010-11-19 2015-05-26 Seiko Epson Corporation Liquid feed valve unit and liquid ejection device
US11110717B2 (en) 2018-09-27 2021-09-07 Seiko Epson Corporation Channel member, head unit, and head unit group

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0911488A (ja) * 1995-03-23 1997-01-14 Hewlett Packard Co <Hp> プリントヘッドに対するインク供給装置
JPH10146963A (ja) * 1996-11-15 1998-06-02 Brother Ind Ltd ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
WO2003041964A1 (en) * 2001-11-12 2003-05-22 Seiko Epson Corporation Liquid injector
JP2003161378A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Denso Corp 弁装置およびそれを用いた燃料噴射装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0911488A (ja) * 1995-03-23 1997-01-14 Hewlett Packard Co <Hp> プリントヘッドに対するインク供給装置
JPH10146963A (ja) * 1996-11-15 1998-06-02 Brother Ind Ltd ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
WO2003041964A1 (en) * 2001-11-12 2003-05-22 Seiko Epson Corporation Liquid injector
JP2003161378A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Denso Corp 弁装置およびそれを用いた燃料噴射装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7914124B2 (en) 2006-03-27 2011-03-29 Seiko Epson Corporation Liquid supplying device and liquid ejection apparatus
US9039147B2 (en) 2010-11-19 2015-05-26 Seiko Epson Corporation Liquid feed valve unit and liquid ejection device
US11110717B2 (en) 2018-09-27 2021-09-07 Seiko Epson Corporation Channel member, head unit, and head unit group

Also Published As

Publication number Publication date
JP4492220B2 (ja) 2010-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101249436B1 (ko) 잉크젯 프린터용 조압밸브
EP1398156B1 (en) Ink cartridge with fluid flow regulator
JP5149455B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002225310A (ja) インクジェットプリントヘッドにインクを供給する装置
JP2007230227A (ja) 液体噴射装置およびその初期充填方法
JP2011230513A (ja) アタッチメントシステム
JP2008296415A (ja) 流体供給システム及び該システムを用いた流体噴射装置
JP4692227B2 (ja) 液体噴射装置及び液体供給装置
US7926924B2 (en) Inkjet printer
JP4396358B2 (ja) 液体噴射装置
JP2008230196A (ja) 弁装置、流体供給装置及び流体噴射装置
JP4492220B2 (ja) バルブユニット及び液体噴射装置
JP4572988B2 (ja) 液体噴射装置の駆動方法
JP4200784B2 (ja) 液体噴射装置
JP2005306030A (ja) アタッチメント、アタッチメントシステム及び液体供給装置
US6666549B2 (en) Ink-jet recording apparatus and ink supply method therein
JP4617657B2 (ja) ダンパー構造による圧力調整方法
US20060214999A1 (en) Liquid ejection apparatus
JP2008200996A (ja) 弁装置、流体供給装置及び流体噴射装置
JP4725265B2 (ja) インクジェット記録装置
US7926923B2 (en) Inkjet printer
JP4144644B2 (ja) 液体噴射装置及びバルブユニット
JP4760153B2 (ja) 駆動力伝達装置、加圧ポンプ装置、液体噴射装置
JP4609087B2 (ja) バルブユニット及び同バルブユニットを備えた液体噴射装置
JP3991993B2 (ja) 液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4492220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees