JP2002225310A - インクジェットプリントヘッドにインクを供給する装置 - Google Patents

インクジェットプリントヘッドにインクを供給する装置

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JP2002225310A JP2001385562A JP2001385562A JP2002225310A JP 2002225310 A JP2002225310 A JP 2002225310A JP 2001385562 A JP2001385562 A JP 2001385562A JP 2001385562 A JP2001385562 A JP 2001385562A JP 2002225310 A JP2002225310 A JP 2002225310A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17556Means for regulating the pressure in the cartridge

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱インクジェットの背圧調整器において、走
査軸方向の寸法を著しく低減しながら、従順なフィルム
がインクに冒されて故障しないように保護し、なおも同
レベルの調整器の機能性を提供する。 【解決手段】 インク29をプリントヘッド41に供給
する装置において、命令に基づいてインク滴16をプリ
ント媒体18上に噴出するプリントヘッド41と、イン
クをインク槽28から受け取り、インクをプリントヘッ
ド41に送出するものであり、プリントヘッド41に液
通し、一方で大気圧に他方で内部のインクの圧力に応答
する2つの側面がある従順な壁70を有する背圧調整器
55と、プリントヘッド41に送出されるインクの圧力
を制御し、壁70によって作動する調整器内の弁アセン
ブリ81と、弁アセンブリ81が閉じるように予め荷重
をかけると同時に、従順な壁70を大気圧に抗して付勢
する、調整器55内で圧縮されたばね75とを含んでい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般にインクジェッ
トプリントの分野に関し、より詳細には、インクジェッ
トプリントヘッドへのインクの送出に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット技術は、比較的よく開発
されている。この技術の基本原理は、Output Hardcopy
Devices(Ed.R.C.Durbeck and S.Sherr,Academic Press,
San Diego,1988)の第13章「Ink-Jet Devices」において
W.J.LloydおよびH.T.Taubによって説明され、またHewle
tt-Packard Journal,Vol.36,No.5(May 1985)、Vol.39,N
o.4(August 1988)、Vol.39,No.5(October 1988)、Vol.43,
No.4(August 1992)、Vol.43,No.6(December 1992)、およ
びVol.45,No.1(February 1994)における様々な論文にお
いて説明されている。
【0003】インクジェットプリンタのコストおよび大
きさを低減し、プリントページ当たりのコストを低減し
ようとして、技術者達は、柔軟性を有するインクチュー
ブによって大型の静止したインク槽に接続されている小
型で動くプリントヘッドを有する、インクジェットプリ
ンタを開発している。この開発結果は、「オフアクシ
ス」プリントと呼ばれている。このようなプリンタにお
いては、プリントヘッドの大きさを厳しく低減して、プ
リントヘッド駆動システムのコストおよびプリンタ全体
の大きさを最小限にすることができるようになってい
る。さらに、インク槽をプリントヘッドから分離するこ
とによってインクを使い果たしても、高価なプリントヘ
ッドを頻繁に交換する必要なしに、インクを交換するこ
とができる。
【0004】オフアクシスのプリントシステムにおい
て、通常、インクは、槽から圧力の掛かった状態で、プ
リントヘッドの近くに配置された圧力調整器に供給され
ている。圧力調整器は、インクの圧力を低減し、インク
を必要に応じてプリントヘッドの背圧動作範囲内でプリ
ントヘッドに送出している。
【0005】オフアクシスプリントという開発結果にお
ける問題の1つは、プリントヘッドにおけるインクの背
圧の変動範囲をできるだけ狭く維持する必要がますます
増大している、ということである。背圧が変化すると、
プリント密度およびプリント品質に大きな影響を及ぼ
し、また背圧が大きく変化すると、インクがノズルから
垂れてしまうか、あるいはプリントカートリッジをデプ
ライミングしてしまうかになる可能性がある。
【0006】このような背圧の変化には、いくつか原因
がある。原因の1つは、プリントヘッドの動作によって
生じる背圧の変動に対し、圧力調整器が十分追従するこ
とができない、ということである。プリントカートリッ
ジ内に空気が閉じ込められ、そのプリントカートリッジ
が、標高、加速度および温度等の環境パラメータの変化
にさらされると、別の原因が生じる。プリントカートリ
ッジ内に閉じ込められた空気が、理想気体の法則PV=
nRTに従って挙動するならば、こういったパラメータ
のいずれのいかなる変化も、対応する背圧の変化を引き
起こす。
【0007】インクジェットプリンタの背圧調整器につ
いては、以下の各特許においてさらに説明されている。
Saitoへの、「Fluid Tank and Device for Detecting Rem
aining Fluid」という名称の米国特許第4,422,084号、Se
ccombe他への、「Apparatus for Providing Ink to a Pri
nt Head」という名称の米国特許第5,650,811号、Pawlows
kiへの、「Back Pressure Regulator Ink Jet Pen」という
名称の米国特許第5,844,577号、Hauck他への、「Apparatu
s for Providing Ink to an Ink Jet Print Head and f
or Compensating for Entrapped Air」という名称の米国
特許第5,872,584号。
【0008】内部にばねがあり、かつ柔軟性を有するフ
ィルムから製造されているインクバッグを有する背圧調
整器については、以下の各特許において説明されてい
る。Fongへの、「Variable Rate Spring Ink Pressure Re
gulator for a Thermal Ink Jet Printer」という名称の
米国特許第5,325,119号、Kaplisky他への、「Negative Pr
essure Ink Delivery System」という名称の米国特許第
5,757,406号。
【0009】従来の圧力調整器は、現在開発されている
新しいプリンタにとっては大きすぎる、ということがわ
かっている。最近の設計上の目標の1つは、プリントヘ
ッドの走査軸、すなわち、プリントヘッドがプリント媒
体を横切って走査する左右方向に沿って圧力調整器の大
きさを1/2小さくする、ということである。さらに、
圧力調整器が大きければ、従来のプリンタキャリッジに
おいて対応することができるインクの色相の数が限定さ
れてしまう、ということが観察されている。言い換えれ
ば、写真品質の出力を達成するためには、プリンタの現
在利用可能であるのと略同じだけのキャリッジスペース
内に、少なくとも6つの互いに異なるインクの色相を設
ける必要がある。
【0010】しかし、調整器の大きさを低減するという
問題に対する解決法は、従来の圧力調整器を単にスケー
ルダウンするということよりも複雑である。従来の調整
器における内部機構およびレバーは、高い信頼性で動作
し、許容圧力耐性を達成すると共に、匹敵する機能性を
提供するために、最低限度の大きさである必要がある。
このような従来の設計は、走査軸に沿った寸法が本質的
に低減される場合には使えないことがわかっている。
【0011】さらに、従来の圧力調整器には、プリント
ヘッドに対して一定の背圧を維持するために、膨張およ
び収縮するフィルムバッグを用いたものもある。このよ
うなバッグは、フィルムのシートを折り畳み、互いに熱
かしめで接合することによって作られる。しかし、この
ようなバッグの縁はインクに冒されるので、このように
冒されることによって経時的に各層がはがれる可能性が
あり、その結果、プリントヘッドが故障してしまう可能
性がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のことから、熱イ
ンクジェットの背圧調整器には多くのタイプがあるが、
走査軸方向の寸法を著しく低減しながら、従順なフィル
ムがインクに冒されて故障しないように保護し、なおも
同レベルの調整器の機能性を提供するような方法が依然
として必要とされている、ということが明白であろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】簡潔かつ一般的に言え
ば、本発明による装置は、インク滴16をプリント媒体
18上に噴出するプリントヘッド41と、インク29を
インク槽28から受け取りインク29をプリントヘッド
41に送出する背圧調整器55とを含んでいる。調整器
は、一方で大気圧に、他方で調整器55内のインクの圧
力に応答する、従順な(compliant)壁70を有してい
る。調整器内には弁81があり、この弁は、壁70によ
って作動して、プリントヘッド41に送出されるインク
の圧力を調整している。また、調整器内には、弁81が
閉じるように予め荷重をかけると同時に、従順な壁70
を大気圧に抗して付勢する圧縮ばね75もある。
【0014】本発明の他の態様において、互いに色相が
異なるインクを別個に送出して、プリントヘッド41上
のノズルアレイを区分けする、2つのノズルアレイ4
2,42’と2つの背圧調整器55とを有するプリント
ヘッド41を備えた装置が提供される。
【0015】また、本発明による装置は、2つの弁アセ
ンブリを含んでいる。一方のアセンブリ81には、細長
いステム82と、ステムに直交して取り付けられたディ
スク(弁座ポケット)83と、ディスク上に接着したエ
ラストマーの弁座84とを有する弁が設けられている。
弁は、軸85によって回転するように支持され、弁が軸
85を中心として回転することによって、弁座84が弁
ノズル86を閉じるかまたは開くようになっている。他
方のアセンブリには、細長いステム141と、ステムに
直交して取り付けられたエラストマーのディスク142
とを有する弁140が設けられている。このアセンブリ
は弁本体143を有し、弁本体は、そこを通ってステム
が延びる開口部と、開口部を取り囲む弁座144とを有
している。エラストマーのディスク142を、シールす
る関係になるように弁座144に当たった状態に付勢す
る弁ばね145もある。弁のステムが作動すると、ディ
スクが弁座の一部を支点にして回転し、弁座の別の部分
のシールが開放されるようになっている。
【0016】本発明はさらに、調整器およびプリントヘ
ッドをプリンタキャリッジに対して配置することによっ
て、色相シフトのない二方向インクジェットカラープリ
ントを意図している。
【0017】本発明の他の態様および利点は、以下の詳
細な説明を添付図面と共に検討すれば、明白になろう。
以下の詳細な説明は、本発明の原理を例として示すもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】例示の目的のための図面において
示すように、本発明は、インクをプリントヘッドに供給
する装置において実施される。本装置は、互いに色相が
異なるインクを別個に送出して、共通のプリントヘッド
上のノズルアレイを区分けする、2つの背圧調整器を含
んでいる。
【0019】それぞれの背圧調整器は、プリントヘッド
の走査軸に沿った幅が従来の調整器の約半分となってい
る。すなわち、従来の調整器は幅が約13ミリメートル
以上であるのに対し、本調整器は幅が約6〜6.5ミリ
メートルである。
【0020】このように大きさを低減することによっ
て、非常に多くの利点が提供されることになる。第1
に、6つの互いに異なるインクを3つだけのプリントヘ
ッドに送出することができる。これまでは、これと同数
のプリントヘッドでは、互いに異なる4つのインクにし
か対応することができなかった。各プリントヘッドは2
つのノズルアレイを有し、それぞれの背圧調整器は、ノ
ズルアレイのうちの1つにインクを別個に送出してい
る。すなわち、1つのプリントヘッドはマゼンタおよび
ライトマゼンタを、1つのプリンタヘッドはシアンおよ
びライトシアンを、1つのプリントヘッドはイエローの
みを、そして1つのプリントヘッドはブラックのみを噴
射することができる。4つのインクについてこれまで必
要とされてきた同じだけのキャリッジスペース内に、6
つの互いに異なるインクの色相を設けることができれ
ば、写真品質の画像を達成することができる。さらに、
この装置であれば、はるかに多い機能性、すなわち、従
来のプリンタとほぼ同じ大きさのプリンタ内で、より多
くかつ様々なインクの組が可能である。この構成は、図
17に示されている。
【0021】圧力調整器の大きさをこのように低減する
ことの第2の利点は、色相シフトなしで2方向にカラー
画像をプリントすることができる、ということである。
二方向プリントは、それ自体でプリンタ出力速度を2倍
に増大する。従来のインクジェットプリンタにおいて
は、高品質のカラー画像は1走査方向でしかプリントす
ることができなかった。滴がプリント媒体上に置かれる
順番を維持しなければならないからである。滴の順番を
維持しなければ、キャリッジの通過同士の間で、目に見
える色相シフトが生じてしまう。例えば、プリンタキャ
リッジが、ブラック、シアン、イエロー、およびマゼン
タのプリントヘッドを、この順に左から右に配置して収
容している場合には、キャリッジが右から左に走査する
と、まずシアン、次にイエロー、最後にマゼンタの滴が
噴射される。キャリッジが反対方向に左から右に走査す
ると、まずマゼンタ、次にイエロー、最後にシアンの滴
が噴射される。二方向カラープリント用の調整器/プリ
ントヘッドの構成は、図18に示されている。
【0022】調整器の大きさを低減することのさらに他
の利点は、システムのコストが低減されるということで
ある。本装置では、1つのプリントヘッドが、互いに異
なる色相の2つのインクを送出して噴射することができ
る。したがって、インクが4つのプリンタでは、必要な
プリントヘッドは2つのみである。さらに、このような
プリンタでは、全体の大きさが小型になり、その有する
機能は、インクが4つの従来のプリンタと同じである。
この調整器/プリントヘッドの構成は、図16に示され
ている。
【0023】図1を参照すると、参照符号12は一般的
にプリンタを表しており、プリンタ12は、命令に基づ
いてインク滴16を噴出するプリントカートリッジ14
を含んでいる。滴によって、紙等のプリント媒体18上
には画像が形成されている。プリント媒体18は、当該
プリント媒体18と係合する2つのプリントローラ2
0,20’およびモータ21によって、プリントカート
リッジ14に対して横方向に動くようになっている。プ
リントカートリッジ14は、駆動ベルト23およびモー
タ24によって、プリント媒体18を横切って前後に動
くようになっている。駆動ベルト23およびモータ24
によって生じるプリントカートリッジ14の動きによっ
て、走査軸25が規定される。プリントカートリッジ1
4は、図示しない複数の発射抵抗器を含み、発射抵抗器
は、命令に基づいて電気回路26によって通電される。
回路26は、プリントカートリッジ14が紙を横切って
横方向に動き、紙がローラ20,20’によって動く時
に、滴16によってプリント媒体18上に画像が形成さ
れるような方法で、発射抵抗器を順次通電している。
【0024】図1において、薄質な(flaccid)バッグ
である2つのインク槽28,28’がある。インク槽2
8,28’はそれぞれインク29,29’を収容してい
る。必要であるというわけではないが、各バッグ内のイ
ンク29,29’は、プリントカートリッジ14に送出
するために+100水柱インチ(+254水柱センチメ
ートル)のレベルまで加圧してもよい。インク槽28,
28’はそれぞれ、流体相互接続31,31’によっ
て、柔軟性を有する管30,30’でできた管路に接続
されている。管30,30’は、プリントカートリッジ
14上に配置された流体相互接続32,32’で終わっ
ている。したがって、インク槽28,28’とプリント
カートリッジ14との間には、液通が確立されることに
なる。
【0025】図2を参照すると、参照符号34は、2つ
のインク入口ポート35,35’を含む流体相互接続プ
レートを表している。これらのポートには、図1の流体
相互接続32,32’および管30,30’が取り付け
られている。流体相互接続プレートは硬質であって、米
国ニュージャージー州サミット市のチコナ社から入手可
能な液晶ポリマー(LCP)等のポリマー材料から形成
されている。流体相互接続プレート34と、プリントカ
ートリッジ14を構成しているすべてのLCP部品と
は、従来の射出成形技術によって形成されている。流体
相互接続プレート34の機能は、インクを調整器ハウジ
ング内へとルーティングすることである。これについて
は以下で詳細に説明する。
【0026】図2および図3におけるプリントカートリ
ッジ14はさらに、本体37を含んでいる。この本体3
7は、2つの圧力調整器と、図3における熱インクジェ
ットプリントヘッド41のノズル板40とを含むハウジ
ングである。2つの圧力調整器は、互いに隣接する関係
にあり、すなわち、壁を共有している。本体37は硬質
でLCPから製造されており、プリントヘッド41は従
来の構成からなる。ノズル板40は2つのノズルアレイ
42,42’を有し、それぞれのアレイは個々に、圧力
調整器のうちの1つと接続されており、一方の圧力調整
器からのインクが一方のノズルアレイから噴射され、他
方の圧力調整器からのインクが他方のアレイから噴射さ
れるようになっている。本体37上には、TAB回路4
3も配置されている。TAB回路43は、図1のプリン
トカートリッジ14と図1の電気回路26との間の電気
的相互接続としての役割を果たすものである。TAB回
路43は従来の構成からなり、これによって図1のプリ
ンタ12が、発射抵抗器(図示せず)に電気パルスを送
ることにより、プリントカートリッジ14を発射するこ
とができる。
【0027】図5および図6を参照すると、流体相互接
続プレート34は、図6のラビリンス46と接続するラ
ビリンスホール45を含んでいる。ラビリンスホール4
5およびラビリンス46によって、大気圧の空気が本体
37の内部に入ることができると同時に、プリントカー
トリッジ14からの水蒸気の損失を制限することができ
る。
【0028】図5および図6において、参照符号47
は、流体相互接続プレート34の一端に配置されたスナ
ップヨークを表している。このスナップヨーク47は、
本体37上に取付けられた図2および図4のスナップ軸
48と係合するようになっている。スナップ軸48がス
ナップヨーク47を受容すると、流体相互接続プレート
34は、スナップ軸48を中心として回転することがで
き、プリントカートリッジ14の組立が簡単かつ容易に
なる。流体相互接続プレート34上でスナップヨーク4
7の反対側には、スナップフック49がある。流体相互
接続プレート34がスナップ軸48を中心として回転す
ると、スナップフック49は、図2および図3に示すよ
うに、本体37の壁上に配置されたスナップリップ50
と係合してロックされる。これによってもまた、プリン
トカートリッジの組立が簡単かつ容易になる。
【0029】図6において、流体相互接続プレート34
の底側には、2つのインクチャネル51,52がある。
インクチャネル51,52は、インクを、図5のインク
入口ポート35,35’から2つの圧力調整器へとルー
ティングする。これについては以下でより詳細に説明す
る。
【0030】図4および図9を参照すると、参照符号5
4は一般的に、図4の本体37内に収容されている調整
器ハウジングを表している。この調整器ハウジングは、
従来の成形技術によってポリエチレンから製造されてお
り、完全に組み立てると、並んで(互いに隣接する関係
で)配置され、中央壁を共有する2つの圧力調整器を形
成している。2つの圧力調整器は、一方が他方の鏡像で
あるという点を除けば、構成、組立および動作が同じで
ある。したがって、簡潔にするため、一方の圧力調整器
のみを説明する。
【0031】図9の調整器空洞55内には、焼結金属か
ら製造されたフィルタ57がある。フィルタ57は、イ
ンクが図3のプリントヘッド41に達する前にインクか
らいかなる粒子も取り除き、プリントカートリッジ14
がゴミで詰まるのを防止するものである。また、調整器
空洞55内には、4つのスエージポスト58も配置され
ている。スエージポスト58は、ハウジング54の共有
の中央壁に成形され、突出した特徴を有している。図1
2の調整ばね75は、4つの共通の取付開口部76を有
している。すなわち、これら開口部を組立中にポスト5
8に滑り込ませ、その後加熱した工具で、当該ばねの各
開口部を通したそれぞれのポストをつぶすと、調整ばね
75は調整器空洞55内の所定位置にロックされる。
【0032】図9の調整器空洞55の頂壁には、弁ポケ
ット61が配置されている。この弁ポケット61は、組
立中に図10のインク入口弁81を収容し、入口弁81
は、調整器の動作中、弁ポケット61内に配置された2
つの弁ヨーク62に対して回転するように支持されるよ
うになっている。図9では一方の弁ヨーク62しか見え
ないが、それぞれの弁ポケット61は弁ヨークを2つ収
容している。それぞれの弁ヨーク62は、側面が3つで
上向きのU字型の特徴を有している。また、調整器空洞
55の頂壁には、組立中に図4の入口マニホルド65を
整合する2つのアラインメントホール63も配置されて
いる。これについては以下で詳細に説明する。
【0033】図9を参照すると、調整器ハウジング54
の底には、2つの出口66がある。それぞれの出口66
は、噴射するために図3のプリントヘッド41の流体的
に区分けされた部分にフィルタをかけたインクを送出し
ている。一方の出口は一方のノズルアレイ42に接続
し、他方の出口は他方のノズルアレイ42’に接続して
いる。それぞれの出口66付近には、図4のスタンドパ
イプガスケット67が配置されている。調整器ハウジン
グ54を本体37内に滑り込ませると、出口66と本体
37の内壁との間にスタンドパイプが形成されることに
なる。ガスケット67は、当該スタンドパイプをシール
するものである。
【0034】図4を参照すると、参照符号70は、ポリ
エチレンおよびサランから製造された、粘弾性で変形可
能な多層フィルムを表している。このフィルムの縁は、
図9の調整器空洞55の狭い周辺リム74に熱かしめさ
れ、周辺リム74を完全に取り囲んでいる。このような
方法でかしめることによって、プリントカートリッジの
寿命にわたってフィルムの縁がインクによって化学的に
冒されないように保護されている。これは、インクが空
洞のリム74とフィルムのかしめていない内部縁との間
の境界面のみにさらされているからである。フィルムは
いくらかあそびがある状態で(with same slack)所定
位置にかしめられ、フィルム表面を横切る圧力差に応答
してつぶれたり、膨張したりすることができるようにな
っており、それによって従順な壁を作成している。プリ
ントカートリッジ14の動作中、図4において、調整器
ハウジング54の外側、フィルム70の外面、および本
体37の内側には、大気圧である周囲の空気が存在して
いる。この空気の源は、図5および図6における流体相
互接続プレート34のラビリンスホール45およびラビ
リンス46である。調整器空洞55自体の中でフィルム
70の内面上では、調整器の動作および図3のプリント
ヘッド41によるプリントカートリッジ14からのイン
クの噴射のために、インクがわずかな負圧に維持されて
いる。調整器における負圧は、約1水柱インチから15
水柱インチ(約2.54水柱センチメートルから38.
1水柱センチメートル)の範囲である。
【0035】図4および図13において、参照符号71
は、硬質プラスチックの部品であるプレッシャープレー
トを表している。図13に示すように、それぞれのプレ
ッシャープレートの内側上には、4つの位置決めポスト
72がある。これらのポスト72は、図12の調整ばね
75と係合し、調整ばね75に対してプレッシャープレ
ート71を整合している。これについては以下で詳細に
説明する。フィルム70はプレッシャープレート71に
支えられており、プレッシャープレート71は、フィル
ム70がその表面を横切って生じる圧力差に応答して収
縮および膨張すると、フィルム70と共に動くようにな
っている。さらに、プレッシャープレート71は、U字
型の切り欠き73を含んでいる。この切り欠き73によ
って、プレッシャープレート71は、弁ステム82の下
部のみにおいて図10のインク入口弁81に接触するこ
とができる。U字型の切り欠き73の基底表面80は、
弁ステム82の接点である。U字型の切り欠き73の機
能は、プレッシャープレート71によってインク入口弁
81についてより機械的な利点を得る、ということであ
る。
【0036】図12を参照すると、参照符号75は一般
的に、打ち抜きによるステンレス鋼の部品である調整ば
ねを表している。調整ばね75は、調整器空洞55の共
有壁上に配置されたスエージポスト58を収容する、4
つの取付開口部76を有している。組立中、取付開口部
76をポスト58に滑り込ませ、図示しない加熱した工
具で調整ばね75を覆うようにポスト58をつぶすと、
調整ばね75は調整器空洞55内にロックされて取付け
られる。さらに、調整ばね75は4つの調整アーム77
を有している。調整アーム77はそれぞれ弾性的に変形
可能であり、それぞれが図13のプレッシャープレート
71の内側へ向かう動きに対して圧縮されている。各調
整アーム77は、図13のプレッシャープレート71上
の位置決めポスト72のうちの1つを収容する、細長い
調整開口部78を有している。しかし、位置決めポスト
72はスエージポストではない。位置決めポスト72
は、プレッシャープレート71が弾性的に調整ばね75
を縮めたり伸ばしたりすると、細長い調整開口部78内
を前後に摺動するようになっている。調整ばね75の機
能の1つは、フィルム70を横切って生じる圧力差に抗
して、プレッシャープレート71を、次にフィルム70
を、調整器ハウジング54の外側で本体37の内側の大
気圧に抗して外向きに付勢することである。
【0037】図12において、調整ばね75はまた、予
荷重アーム79も含んでいる。予荷重アーム79は、弾
性的に変形可能であり、圧縮された状態で作用するもの
である。調整器空洞55においてさらなるインクが不要
な場合には、予荷重アーム79が図10のインク入口弁
81を片寄らせて閉じる。これは調整ばね75の第2の
機能であり、調整アーム77がプレッシャープレート7
1およびフィルム70を外向きに付勢するのと同時に起
こる。
【0038】図10を参照すると、参照符号81は一般
的に、調整器のインク入口弁を表している。インク入口
弁81は、その上にオーバーモールドしたエラストマー
の部分についてすぐ後に説明する特徴を有する、硬質プ
ラスチックの部品を含んでいる。入口弁81は、硬質の
細長い弁ステム82を有している。弁ステム82は、弁
のうちで、図12の調整ばね75の予荷重アーム79が
絶えず係合している、細長い部分である。また、弁ステ
ム82は、図13のプレッシャープレート71が断続的
に係合して、インクを圧力調整器空洞55に入れてい
る。プレッシャープレート71と弁ステム82とは、機
械的に結合しているわけではない。したがって、入口弁
81が閉じている場合には、動作可能に係合を外すこと
ができる。この特徴によって、圧力調整器内に閉じ込め
られたいかなる空気も補償することができる。さらに、
入口弁81は、弁ステム82と共に硬質に形成された弁
座ポケット83を含んでいる。弁座ポケット83は、弁
ステム82の長さ方向の軸と直交している。弁座ポケッ
ト83の上面には、エラストマーで、弾性的に変形可能
な弁座84が接着されている。弁座84は、シリコンゴ
ムから製造されている。弁座84は、図8の弁ノズル8
6のシールおよびシール開放を行い、インクが必要に応
じて調整器空洞55に入ってプリントヘッド41に送出
されるインクの圧力を維持することができるようにす
る。入口弁81はまた、弁軸85も含んでいる。弁軸8
5は、弁ステム82および弁座ポケット83と共に、1
つの硬質の一体になったプラスチック部品を形成してい
る。弁軸85の長さ方向の軸は、弁座ポケット83の接
線と平行であり、調整器ハウジング54の弁ポケット6
1内で、図9の2つの弁ヨーク62に対して回転するよ
うに取付けられている。調整ばね75の予荷重アーム7
9および図13のプレッシャープレート71と接触する
ことによって、入口弁81は弁軸85および弁座84を
中心にして回転し、図8の弁ノズル86を開閉するよう
になっている。動作中、入口弁81は、図9の調整器ハ
ウジング54の弁ポケット61内を前後に揺動してい
る。
【0039】図13のプレッシャープレート71のU字
型の切り欠き73は、プレッシャープレート71が図1
0の弁ステム82と、ステムの遠端のみにおいて係合す
るように機能している、ということが理解されるべきで
ある。これによって、弁の作動により機械的な利点が生
じ、弁ステム82のレバーアームの長さが確実に最大に
なるのを保証している。
【0040】さらに、入口弁81が略上述のように機能
している限り、弁座ポケット83および弁座84は、弁
ステム82の長さ方向の軸と直交している必要はなく、
弁軸85も弁座ポケット83の接線と平行である必要は
ない、ということが理解されるべきである。
【0041】図10の入口弁81は、図11の軸保持プ
レート87によって、調整器ハウジング54内で図9の
弁ポケット61内に保持されている。軸保持プレート8
7は、ステンレス鋼のシートから製造され、上で詳細に
説明した図9の弁ヨーク62に対する第4の壁として機
能している。したがって、図10の弁軸85は、弁ポケ
ット61内に捕捉され、その中で回転することができる
ようになっている。
【0042】図7および図8を参照すると、参照符号6
5は一般的に、インクを図4の入口ポート35,35’
から図4の入口弁81,81’へと導管で送る、入口マ
ニホルドを表している。入口マニホルド65は、硬質プ
ラスチック基板(LCP)から製造され、シリコンゴム
でオーバーモールドされて、図6の流体相互接続プレー
ト34と共に6つの流体シールが形成されるようになっ
ている。すなわち、入口マニホルド65は、高くなった
壁を有する2つのインクチャネル89,90を有してい
る。それぞれの壁の外側には、グランドシールが成形さ
れている。このような2つのグランドシールは、図6で
示すように、流体相互接続プレート34上のそれぞれの
インクチャネル51,52内でシールを行うものであ
る。インクチャネル89,90は、図8の2つの弁ボス
91,91’上に配置された弁ノズル86,86’に通
じている。弁ノズル86,86’は、図4の入口弁8
1,81’の揺動により開閉されるようになっている。
この揺動によって、インクが必要に応じて調整器空洞5
5,56に流入したり、または流入しなかったりする。
さらに、入口マニホルド65は、図6の流体相互接続プ
レート34内に配置されたラビリンス46用に床を提供
する、ラビリンス壁92を含んでいる。これは第5の流
体シールである。ラビリンスは、入口マニホルド65内
に配置されたラビリンスホール93に通じている。この
ラビリンスによって、大気圧の空気が2つの調整器の外
側を取り囲むことができ、水分がプリントカートリッジ
14から逃げるのが遅くなる。入口マニホルド65はさ
らに、図8の2つの組立ポスト94,94’を含んでい
る。ポスト94,94’は、プリントカートリッジ14
の組立中に、図9の調整器ハウジング54上のアライン
メントホール63,63’内に収容される。入口マニホ
ルド65の縁95は、流体相互接続プレート34の側壁
すなわちへりに対する第6の流体シールを形成して、プ
リントカートリッジに出入りするいかなる空気も、ラビ
リンス46を通り抜けなければならず、入口マニホルド
65の縁95の周囲を流れてはいけないようになってい
る。
【0043】インクは、2つの互いに平行で別個の流路
に沿ってプリントカートリッジ14へまたはプリントカ
ートリッジから流れる。一方の流路は、他方の鏡像であ
る。簡潔にするため、一方のみを説明する。図1を参照
すると、インク槽28内のインク29は、管30を通っ
て、プリンタ12内に配置されたプリントカートリッジ
14へと流れる。インクは、図5の流体相互接続プレー
ト34上の入口ポート35を通って、プリントカートリ
ッジ14に入る。その後、インクは、図7の入口マニホ
ルド65内に成形したインクチャネル89に沿って流れ
る。このインクチャネルに関連する図4の入口弁81が
開であり、図8の弁ノズル86が開であれば、インクは
図9の弁ポケット61を通って、図9の調整器ハウジン
グ54内の調整器空洞55に流入する。その後、インク
はフィルタ57を通って、この調整器に関連する図9の
出口66に流入する。インクは、図3のプリントヘッド
41によって、図1の滴16になってプリント媒体18
上に噴射される。
【0044】プリントカートリッジの動作は、図14お
よび図15に示されている。図12に示す調整ばね75
が、図14および図15においては2つのばね77,7
9として描かれている、ということに注意されたい。調
整ばねには、予荷重アーム79で予荷重をかけて、すな
わち片寄らせて入口弁81を閉じるのと同時に、プレッ
シャープレート71で、調整器ハウジング54の外側を
取り囲む大気圧に抗して従順な壁70を付勢する、とい
う2つの機能があるからである。
【0045】図14において、圧力調整器は定常状態に
あり、動作する準備ができている。これは、プリントカ
ートリッジの通常の状態である。圧力調整器はインク2
9で満たされ、インクは約3.5水柱インチ(約8.8
9水柱センチメートル)の負圧になっている。調整ばね
/アーム77は、プレッシャープレート71をフィルム
70に当たった状態に付勢している。調整器の外側およ
び従順な壁70の外面は、周囲の圧力である。予荷重ば
ね/アーム79は、入口弁81を付勢して閉じ、弁ボス
91上の弁ノズル86が閉じるようにしている。
【0046】命令に基づいて、図1のプリンタ12がプ
リントを開始し、図3のプリントヘッド41が従来の方
法で発射して、インク滴16がプリント媒体18上に噴
射されるようにしている。プリントヘッド41によるこ
のインクの噴射によって、調整器内の圧力は低下する。
一方、大気圧によって、フィルム70およびプレッシャ
ープレート71は、調整ばね/アーム77に当たった状
態に付勢される。実際にはフィルム70は、従順な壁7
0を横切る圧力差のために、調整ばねに当たった状態で
つぶされる。この動きは、図15の矢印97で示されて
いる。
【0047】プリントヘッド41がインクを噴射するに
つれて、調整器内の圧力は低下し続け、ついには図13
のプレッシャープレート71上の切り欠き73の基底表
面が、入口弁81上の弁ステム82に接触することにな
る。プレッシャープレート71は、予荷重ばね/アーム
79による付勢に打ち勝ち、切り欠き73の基底表面に
よって、入口弁81が弁軸85を中心として回転し、弁
座84を弁ノズル86から遠ざかる方向に動かして弁ノ
ズルを開けている。弁軸85を中心としたこの回転運動
は、矢印98で示されている。インクは調整器空洞55
に流入し、調整器空洞55内のインクの圧力は増大し、
当該調整器空洞は図14に示す状態に戻る。弁ノズル8
6の開閉、入口弁81の前後への揺動、および調整器の
インク充填の各段階は、所望の動作圧力でプリントヘッ
ド41の背後にインクを供給するために何度も繰り返さ
れる。
【0048】入口弁81上の弁ステム82は調整器内に
配置されているので、プレッシャープレート71が調整
ばね77を約3.5mm変位させた後だけ、弁ステム8
2とプレッシャープレート71上の切り欠き73の基底
表面とが接触しないようになっている。この特徴によっ
て、プリントカートリッジは、圧力調整器内に閉じ込め
られた空気を補償することができる。これは、弁ステム
82とプレッシャープレート71とは機械的に結合して
いるわけではないからである。閉じ込められた空気のい
かなる膨張中も、調整器内の背圧が低下し、調整ばね7
7によってプレッシャープレート71が弁ステム82か
ら遠ざかり、ついには体積が十分増大して調整器が平衡
に戻ることになる。
【0049】図16において、参照符号110は、プリ
ンタキャリッジの概略図を示している。プリンタキャリ
ッジ110上には、2つのプリントカートリッジ11
1,114が並んで取付けられている。これらのプリン
トカートリッジは、上述した図3に示すタイプのもので
ある。プリントカートリッジ111では、参照符号11
2で識別する一方の圧力調整器およびその関連するノズ
ルアレイから、ブラックのインクが噴射される。隣接す
る圧力調整器およびその関連する、同じプリントヘッド
上の他方のノズルアレイ113から、シアンのインクが
噴射される。同様に、圧力調整器/プリントヘッド11
5からイエローのインクが噴射され、圧力調整器/プリ
ントヘッド116からマゼンタのインクが噴射される。
したがって、プリンタキャリッジ110は、4つの互い
に異なる色相のインクを2つのみのプリントヘッドに供
給する、4つの圧力調整器を保持している。このような
キャリッジが取付けられるプリンタは、従来の4つのイ
ンクプリンタと比べて全体の大きさが小さく、機能は同
じである。これは、このような従来のプリンタでは、そ
れぞれがプリントカートリッジ111と同じ大きさのプ
リントカートリッジが4つ必要であったからである。言
い換えれば、従来のキャリッジは、少なくともキャリッ
ジ110よりも2倍大きかったのである。
【0050】図17は、潜在的に写真品質である非常に
高品質の画像を作成するプリンタ用のキャリッジ119
の概略図である。6つの色相の互いに異なるインクが、
4つのプリントカートリッジ120〜123に送出さ
れ、それぞれのプリントカートリッジは、2つのノズル
アレイがあるプリントヘッドを1つ有している。プリン
トカートリッジ120は、共にブラックのインクを噴射
する2つのノズルアレイに接続された2つの圧力調整器
を有し、プリントカートリッジ122は、イエローのイ
ンクであるが同様である。プリントカートリッジ121
は、それぞれのノズルアレイから別個にシアンおよびラ
イトシアンを噴射し、プリントカートリッジ123は、
マゼンタおよびライトマゼンタであるが同様である。こ
のキャリッジは、上述の色相シフトの問題があるため、
1方向のみにプリントを行う。しかし、各インクは、キ
ャリッジからいかなる順番でいかなる位置から噴射して
もよい。
【0051】また、両方のノズルアレイが同じ色相のイ
ンクを噴射するプリントカートリッジについては、2つ
の圧力調整器の間の共有壁に開口部を設けて、それぞれ
の圧力調整器内の圧力が等しくなるようにしてもよい、
ということも意図されている。さらに、このようなプリ
ントカートリッジについては、一方のノズルアレイから
噴射されるインク滴の大きさが他方のノズルアレイから
噴射されるインク滴と異なり、その結果、プリント品質
がより良くなってもよい、ということもまた意図され
る。
【0052】図18において、参照符号125は、色相
シフトなしで両方の走査方向にカラーをプリントするこ
とができるプリンタキャリッジを表している。2方向プ
リントの利点は、この特徴だけでプリンタの出力を2倍
にすることができる、ということである。プリントカー
トリッジ126において、最も外側の圧力調整器/ノズ
ルアレイはシアンのインクを噴射し、内側の方はマゼン
タのインクを噴射している。プリントカートリッジ12
7からは、両方の圧力調整器/ノズルアレイによってブ
ラックのインクが噴射され、同様に、プリントカートリ
ッジ128からはイエローのインクが噴射される。プリ
ントカートリッジ129において、最も外側の圧力調整
器/ノズルアレイはシアンのインクを噴射し、内側の方
はマゼンタのインクを噴射している。このプリンタキャ
リッジは、2方向にカラーをプリントすることができ
る。左から右へ行こうと、右から左へ行こうと、互いに
異なる色相の重なり合う滴は、同じ順序に維持できるか
らである。
【0053】図18に示す対称パターンが維持されてい
る限り、中央のプリントカートリッジ127および12
8のインクを互いに取り替えてもよく、外側のプリント
カートリッジ126および129のインクもまた互いに
取り替えてもよい、ということを理解するべきである。
【0054】図19は、図18のキャリッジ125と同
様であるが、両端に2つのプリントカートリッジ13
2,133を付け加えた、カラープリント用の2方向キ
ャリッジ131を示す概略図である。プリントカートリ
ッジ132において、外側の圧力調整器/ノズルアレイ
内には、ポリエチレンイミン(PEI)等の前処理化合
物がある。この前処理化合物は、インク滴の前にプリン
ト媒体上に噴射されて、媒体にインクの準備をさせてい
る。この化合物の機能は、媒体がインクに依存しないよ
うにし、インクで作成する画像が用いる媒体の影響を受
けないようにする、ということである。内側の圧力調整
器/ノズルアレイ内には、スチレン−無水マレイン酸
(SMA)等のオーバーコート化合物が配置されてい
る。オーバーコート化合物は、インク滴が噴射され画像
が形成された後に、プリント媒体上に噴射される。この
オーバーコート化合物の機能は、画像をより永久的にす
る、すなわち、耐光性、防汚性、または耐水性を高め
る、ということである。また、オーバーコート化合物
は、インク内の着色料を封入してもよい。
【0055】図20を参照すると、参照符号140は一
般的に、図9、図10、および図11の入口弁アセンブ
リ81の他の実施形態を表している。入口弁アセンブリ
81は、上述と同じ方法で図4のプレッシャープレート
71が作動する、細長く硬質のステム141を含んでい
る。ステム141と直交して、エラストマーの弁ディス
ク142がステム141に成形されている。弁ディスク
142は円筒形で弾性的に変形可能であり、シリコンゴ
ムから製造されている。ステム141および弁ディスク
142は、弁本体143の弁ポケット内に収容されてい
る。弁ポケットは円形であり、中央に開口部があって、
その開口部を貫いてステム141が下方に延びている。
中央開口部のリムの回りには、円形の弁座144があ
り、弁座144は弁本体143に成形されている。弁デ
ィスク142は、弁座144に当たった状態でシールを
行い、流体シールを形成している。弁ディスク142
は、圧縮された状態で作用する弁ばね145によって、
弁座に当たった状態に付勢されている。弁ばね145
は、弁ディスク142の上方の頂壁に配置され、弁ばね
145の内径に係合するばね保持装置146によって、
所定位置に保持されている。弁ばね145の下部は、ス
テム141の細長い延長部147によって、所定位置に
保持されている。ステム141とその延長部147と
は、共通の長さ方向の軸に沿って同軸上にある。弁ばね
145は、ステム141と直交してステム141および
その延長部147と共に単一の一体に成形したLCP部
品を形成している、硬質のばね止め148と係合してい
る。エラストマーの円筒形弁ディスク142は、ばね止
め148の底に接着またはオーバーモールドされてい
る。弁座144は、弁ディスク142に、ステム141
が取り付けられているのと同じ側で係合している。
【0056】動作中、図20の弁アセンブリ140は、
弁ディスク142で普通閉じており、当該弁ディスク1
42は、弁ばね145によって弁座144に当たった状
態に付勢されている。これが普通の非プリント状態であ
る。弁ポケットおよび弁本体143の上方の領域は、弁
ディスク142の下方や図4の調整器ハウジング54内
の圧力よりもいくらか高い圧力のインク150で満たさ
れている。プレッシャープレート71がステム141と
係合して弁アセンブリ140を作動させると、弁ディス
ク142は、弁座144の一部を中心として回転し、弁
ディスク142の別の部分のシールを開放する。この別
の部分は、通常直径に沿って反対側である。すると、イ
ンク150は、弁ディスク142と弁座144との間
で、今開いた空間を下向きに流れる。この流れを矢印1
51で示している。調整器ハウジング54内の圧力が正
常に戻ると、上述と逆のプロセスで弁アセンブリ140
が閉じる。弁ディスク142が弁座144に対して前後
に傾くこと、および、調整器をインクで満たすことの各
段階は、所望の動作圧力でプリントヘッド41の背後に
インクを供給するために何度も繰り返される。
【0057】本発明の具体的な実施形態を説明し例示し
たが、本発明は、このように説明し例示した具体的な各
部分の形態または配置に限定されるものではない。本発
明は、特許請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を実施しているインクジェットプ
リント装置の、一部断面および一部斜視の概略図であ
る。
【図2】図1のプリントカートリッジを上側から見た斜
視図である。
【図3】図1のプリントカートリッジを底側から見た斜
視図である。
【図4】図1のプリントカートリッジの組立分解図であ
る。
【図5】図4の背圧調整器の流体相互接続プレートを上
側から見た斜視図である。
【図6】図4の背圧調整器の流体相互接続プレートを底
側から見た斜視図である。
【図7】図4の背圧調整器の入口マニホルドを上側から
見た斜視図である。
【図8】図4の背圧調整器の入口マニホルドを底側から
見た斜視図である。
【図9】図4の背圧調整器の調整器ハウジングを上側か
ら見た斜視図である。
【図10】図4の背圧調整器の弁アセンブリを上側から
見た斜視図である。
【図11】図4の背圧調整器の軸保持プレートを上側か
ら見た斜視図である。
【図12】図4の背圧調整器の調整ばねを上側から見た
斜視図である。
【図13】図1の背圧調整器のプレッシャープレートを
上側から見た斜視図である。
【図14】弁閉を示す、図1の背圧調整器の概略図であ
る。
【図15】弁開を示す、図1の背圧調整器の概略図であ
る。
【図16】プリンタキャリッジ内における背圧調整器/
プリントヘッドの構成の概略図である。
【図17】プリンタキャリッジ内における背圧調整器/
プリントヘッドの構成の概略図である。
【図18】プリンタキャリッジ内における背圧調整器/
プリントヘッドの構成の概略図である。
【図19】プリンタキャリッジ内における背圧調整器/
プリントヘッドの構成の概略図である。
【図20】 図10の弁アセンブリの他の実施形態を底
側から見た斜視図である。
【符号の説明】
16 インク滴 18 プリント媒体 28,28’ インク槽 29,29’ インク 41 プリントヘッド 42,42’ ノズルアレイ 55 背圧調整器 70 従順な壁 75 ばね 81 弁アセンブリ 82 ステム 83 弁座ポケット 84 弁座 85 軸 86 弁ノズル 125 キャリッジ 126,127,128,129 背圧調整器 131 キャリッジ 133 プリントヘッド 141 ステム 142 ディスク 143 弁本体 144 弁座 145 弁ばね
フロントページの続き (72)発明者 ルイス・バリナガ アメリカ合衆国オレゴン州97306,サウ ス・イースト・セーラム,ビンテージ・ア ベニュー 2763 (72)発明者 ジェイムス・ピー・キームス アメリカ合衆国オレゴン州97330,コーバ リス,フードビュー・サークル 7640 Fターム(参考) 2C056 EA11 EA23 EA24 EE10 FA03 FA11 HA44 KB05 KB27 KC10 KC13 KC27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクをプリントヘッドに供給する装置
    において、(a)命令に基づいてインク滴をプリント媒
    体上に噴出するプリントヘッドと、(b)インクをイン
    ク槽から受け取り、インクを前記プリントヘッドに送出
    する背圧調整器であって、前記プリントヘッドに液通
    し、一方で大気圧に他方で前記調整器内の前記インクの
    圧力に応答する2つの側面がある従順な壁を有する調整
    器と、(c)前記調整器内の弁アセンブリであって、前
    記プリントヘッドに送出される前記インクの圧力を制御
    し、前記壁によって作動する弁アセンブリと、(d)前
    記弁アセンブリが閉じるように予め荷重をかけると同時
    に、前記従順な壁を大気圧に抗して付勢する、前記調整
    器内で圧縮されたばねとを含む、装置。
  2. 【請求項2】 前記弁アセンブリと前記従順な壁とは機
    械的に結合しておらず、前記弁アセンブリが閉じている
    場合には、該弁アセンブリと前記壁との係合を動作可能
    に外すことができる、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記プリントヘッドは、2つのノズルア
    レイを有し、前記背圧調整器は、前記プリントヘッド上
    の一方のノズルアレイにインクを送出し、かつ第2のイ
    ンク槽からインクを受け取り、前記プリントヘッド上の
    前記第2のノズルアレイに別個にインクを送出する第2
    の背圧調整器をさらに含み、該調整器は前記プリントヘ
    ッドに液通している、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記弁アセンブリは、(a)細長いステ
    ム、該ステムに取り付けられた弁座ポケットおよび該ポ
    ケット上に接着されたエラストマーの弁座を有する、一
    体になった弁と、(b)該弁を支持し、それを中心にし
    て前記弁が回転する軸と、(c)前記弁が前記軸を中心
    にして回転することによって、前記弁座によって閉じら
    れるか開かれるかのどちらかになるように、前記弁に動
    作可能に接続された弁ノズルとを含む、請求項1に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 前記軸は回転軸を有し、該回転軸は前記
    ポケットの接線と平行である、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記弁アセンブリは、(a)細長いステ
    ムおよび該ステムに取り付けられるエラストマーのディ
    スクを有する弁と、(b)前記ステムが貫いて延びる開
    口部および該開口部を取り囲む弁座を有する弁本体と、
    (c)前記エラストマーのディスクを、シールする関係
    となるように前記弁座に当たった状態で付勢し、前記ス
    テムが作動すると、前記ディスクが前記弁座の一部に対
    して傾き、前記弁座の別の部分のシールを開放するよう
    になっている弁ばねとを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスクが傾いている前記弁座の一
    部は、前記ディスクがシールを開放する前記弁座の部分
    に対して径方向反対側である、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 プリント媒体を横切って、それぞれ2つ
    のノズルアレイを有する4つのプリントヘッドを走査す
    るキャリッジをさらに含み、かつ槽からの媒体前処理流
    体を受け取る背圧調整器をさらに含み、該調整器は前記
    プリントヘッド上のノズルアレイに前記流体を送出する
    ものであり、前記前処理流体は前記インクの前に前記プ
    リント媒体に施される、請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 プリント媒体を横切って、それぞれ2つ
    のノズルアレイを有する4つのプリントヘッドを走査す
    るキャリッジをさらに含み、かつ槽からの媒体オーバー
    コート流体を受け取る背圧調整器をさらに含み、該調整
    器は前記プリントヘッド上のノズルアレイに前記流体を
    送出するものであり、前記オーバーコート流体は前記イ
    ンクの後に前記プリント媒体に施される、請求項1に記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 (a)プリント媒体を横切って、それ
    ぞれ2つのノズルアレイを有する3つのプリントヘッド
    を走査し、命令に基づいてインク滴を噴出するキャリッ
    ジと、(b)複数のインク槽からインクを受け取る6つ
    の背圧調整器であって、それぞれ、前記プリントヘッド
    上のノズルアレイにインクを送出し、前記プリントヘッ
    ドと液通し空間的な順序で番号がついている調整器と、
    (c)前記調整器内において、ブラック、イエロー、マ
    ゼンタ、およびシアンの色相を含む4つの互いに異なる
    色相のインクであって、第1の調整器内のインクはシア
    ンとマゼンタのどちらかであり、第2の調整器内のイン
    クはシアンとマゼンタのどちらかであるが前記第1の調
    整器内のインクとは異なるものであり、第3の調整器内
    のインクはブラックとイエローのどちらかであり、第4
    の調整器内のインクはブラックとイエローのどちらかで
    あるが前記第3の調整器内のインクとは異なるものであ
    り、第5の調整器内のインクは前記第2の調整器内のイ
    ンクと同じであり、第6の調整器内のインクは前記第1
    の調整器内のインクと同じである、インクとをさらに含
    む、請求項1記載の装置。
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