JP2005095310A - 芳香装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて最適な香りを室内空間等にリアルタイムに放出することのできる芳香装置を提供する。
【解決手段】スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて様々な香りを室内空間に放出する芳香装置は、複数の芳香液収容タンク11a〜11dと、これらの芳香液収容タンク11a〜11dに各々対応して設けられた複数の芳香液噴出ヘッド13a〜13dと、これらの芳香液噴出ヘッド13a〜13dを外部からの信号により駆動制御する制御装置15とを備えて構成されている。そして、芳香液噴出ヘッド13a〜13dは、ピエゾ素子の電歪効果を利用したインクジェット方式の液体噴出装置から構成される。
【選択図】図1
【解決手段】スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて様々な香りを室内空間に放出する芳香装置は、複数の芳香液収容タンク11a〜11dと、これらの芳香液収容タンク11a〜11dに各々対応して設けられた複数の芳香液噴出ヘッド13a〜13dと、これらの芳香液噴出ヘッド13a〜13dを外部からの信号により駆動制御する制御装置15とを備えて構成されている。そして、芳香液噴出ヘッド13a〜13dは、ピエゾ素子の電歪効果を利用したインクジェット方式の液体噴出装置から構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて様々な香りを室内空間等に放出する芳香装置に関する。
近年、ビデオ鑑賞者やコンピュータゲーム操作者などに対して臨場感などを与える目的で、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて様々な香りを室内空間等に放出する芳香装置が提案されている(特許文献1参照)。この芳香装置は、複数の芳香液収容手段と、これらの芳香液収容手段に各々対応して設けられた複数の芳香液噴出ヘッドと、これらの芳香液噴出ヘッドを外部からの信号により駆動制御する制御手段とからなり、制御手段には、放出すべき香りを指定する香り指定信号がDVD(Digital Video Disc)再生装置やCD−ROM装置などの外部装置から供給されるようになっている。
特開平10−85316号公報
このような芳香装置は、芳香液を室内空間等に噴出する芳香液噴出ヘッドとしてインクジェット・プリンタのインク噴出ヘッドを流用したものを使用しているため、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて様々な香りを室内空間にリアルタイムに放出することができる。しかしながら、特許文献1に開示された芳香装置では、同公報4頁左欄46行〜右欄2行に記載されているように、バブルジェット(登録商標)・プリンタの部品などを流用して芳香液噴出ヘッドが構成されているため、芳香液噴出ヘッドから噴出される芳香液が熱によって変質してしまい、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて最適な香りを室内空間等に放出することが困難であった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて最適な香りを室内空間等にリアルタイムに放出することのできる芳香装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の芳香液収容手段と、これらの芳香液収容手段に各々対応して設けられた複数の芳香液噴出ヘッドと、これらの芳香液噴出ヘッドを駆動制御する制御手段とを備えた芳香装置であって、前記芳香液噴出ヘッドがピエゾ素子の電歪効果を利用したインクジェット方式の液体噴出装置からなることを特徴とするものである。
このような構成によると、芳香液噴出ヘッドから噴出される芳香液が熱等によって変質することがないので、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて最適な香りを室内空間等にリアルタイムに放出することができる。
本発明に係る芳香装置において、前記芳香液収容手段は、カートリッジ式の芳香液収容タンクから構成されるものでもよい。また、前記制御手段は、外部からの香り指定信号に基づいて芳香液噴出ヘッドを駆動制御する構成のものでもよい。
本発明に係る芳香装置において、前記芳香液収容手段は、カートリッジ式の芳香液収容タンクから構成されるものでもよい。また、前記制御手段は、外部からの香り指定信号に基づいて芳香液噴出ヘッドを駆動制御する構成のものでもよい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る芳香装置の概略構成図である。同図において、符号11a〜11dは芳香液収容手段としてのカートリッジ式の芳香液収容タンクであり、これらの芳香液収容タンク11a〜11dには、それぞれ香りの異なる芳香液12a〜12dが収容されている。また、13a〜13dは芳香液を微粒子状に噴出する芳香液噴出ヘッドであり、これらの芳香液噴出ヘッド13a〜13dは、芳香液収容タンク11a〜11dに各々対応している。
図1は、本発明の一実施形態に係る芳香装置の概略構成図である。同図において、符号11a〜11dは芳香液収容手段としてのカートリッジ式の芳香液収容タンクであり、これらの芳香液収容タンク11a〜11dには、それぞれ香りの異なる芳香液12a〜12dが収容されている。また、13a〜13dは芳香液を微粒子状に噴出する芳香液噴出ヘッドであり、これらの芳香液噴出ヘッド13a〜13dは、芳香液収容タンク11a〜11dに各々対応している。
さらに、図1中14a〜14dは芳香液収容タンク11a〜11dに収容された芳香液12a〜12dを芳香液噴出ヘッド13a〜13dに供給する芳香液供給チューブ、15は芳香液噴出ヘッド13a〜13dを駆動制御する制御装置であり、この制御装置15には、放出すべき香りを指定する香り指定信号SがDVD(Digital Video Disc)再生装置等の外部装置から供給されるようになっている。
図2は、芳香液噴出ヘッド13aの概略構成を示す断面図である。同図に示すように、芳香液噴出ヘッド13aはプラスチックあるいはガラス等からなる第1の基板20と、この第1の基板20の図中上面に固着された第2の基板21とを備えており、第1の基板20の図中上面には細長いノズル溝22が形成されている。このノズル溝22は芳香液噴出ヘッド13aの芳香液噴出孔を形成しており、ノズル溝22の後端部には、芳香液吐出室23および芳香液受入れ室24が形成されている。なお、第2の基板21には芳香液受入れ室24に連通する芳香液取入れ口25が形成されている。
第2の基板21は可撓性を有する材料で形成されており、第2の基板21の図中上面には振動板27が接着剤26により固着されている。この振動板27は例えばステンレス鋼、圧延銅、電解銅等の導電性を有する金属材料で形成されており、振動板27の図中上面にはピエゾ素子28が芳香液吐出室23の上部に位置するように接着剤26によって固着されている。
ピエゾ素子28は例えばチタン酸バリウム、ジルコン酸鉛等の圧電性材料を焼結して形成されており、このピエゾ素子28には、制御装置15から電圧信号が駆動信号として印加されるようになっている。また、ピエゾ素子28は分極処理されており、厚み方向に電圧を印加することにより電荷を保持して長さ方向に収縮する性質を有している。
なお、図示を省略したが、芳香液噴出ヘッド13b〜13dも芳香液噴出ヘッド13aと同様の構成となっている。
なお、図示を省略したが、芳香液噴出ヘッド13b〜13dも芳香液噴出ヘッド13aと同様の構成となっている。
このような構成において、DVD再生装置等の外部装置から制御装置15に香り指定信号Sが供給されると、制御装置15は外部装置からの香り指定信号Sに基づいて駆動すべき芳香液噴出ヘッドを芳香液噴出ヘッド13a〜13dの中から選択し、選択された芳香液噴出ヘッドに駆動信号としての電圧信号を送出する。
ここで、選択された芳香液噴出ヘッドが芳香液噴出ヘッド13aであるとすると、芳香液噴出ヘッド13aの振動板27及びピエゾ素子28には制御装置15から電圧信号が印加される。そして、振動板27及びピエゾ素子28に電圧信号が印加されると、ピエゾ素子28が長さ方向に収縮しようとする。その結果、振動板27及び第2の基板21に曲げモーメントが作用し、芳香液吐出室23の容積を減少させる歪が第2の基板21に発生する。これにより、芳香液吐出室23内に圧力が発生し、芳香液吐出室23内の芳香液がノズル溝22によって形成されたノズル孔から液滴となって微粒子状に噴出される。
ここで、選択された芳香液噴出ヘッドが芳香液噴出ヘッド13aであるとすると、芳香液噴出ヘッド13aの振動板27及びピエゾ素子28には制御装置15から電圧信号が印加される。そして、振動板27及びピエゾ素子28に電圧信号が印加されると、ピエゾ素子28が長さ方向に収縮しようとする。その結果、振動板27及び第2の基板21に曲げモーメントが作用し、芳香液吐出室23の容積を減少させる歪が第2の基板21に発生する。これにより、芳香液吐出室23内に圧力が発生し、芳香液吐出室23内の芳香液がノズル溝22によって形成されたノズル孔から液滴となって微粒子状に噴出される。
従って、上述した実施形態では芳香液噴出ヘッド13a〜13dから噴出される芳香液12a〜12dが熱等によって変質してしまうことがないので、スピーカから出力される音楽や画像表示装置に表示される映像などに合せて最適な香りを室内空間等にリアルタイムに放出することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が実施可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が実施可能である。
11a〜11d 芳香液収容タンク、12a〜12d 芳香液、13a〜13d 芳香液噴出ヘッド、14a〜14d 芳香液供給チューブ、15 制御装置、20 第1の基板、21 第2の基板、22 ノズル溝、23 芳香液吐出室、24 芳香液受入れ室、27 振動板、28 ピエゾ素子
Claims (3)
- 複数の芳香液収容手段と、これらの芳香液収容手段に各々対応して設けられた複数の芳香液噴出ヘッドと、これらの芳香液噴出ヘッドを駆動制御する制御手段とを備えた芳香装置であって、前記芳香液噴出ヘッドがピエゾ素子の電歪効果を利用したインクジェット方式の液体噴出装置からなることを特徴とする芳香装置。
- 前記芳香液収容手段は、カートリッジ式の芳香液収容タンクからなることを特徴とする請求項1記載の芳香装置。
- 前記制御手段は、外部からの香り指定信号に基づいて前記芳香液噴出ヘッドを駆動制御することを特徴とする請求項1記載の芳香装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009542322A (ja) * | 2006-06-29 | 2009-12-03 | エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド | 活性材料を分配するための装置および方法 |
JP2009291785A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Ep Systems Sa Microflow Division | 揮発性の液体液滴計量分配デバイス |
JP2012506282A (ja) * | 2008-10-24 | 2012-03-15 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | モジュール型芳香装置 |
JP2012173381A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | National Institute Of Information & Communication Technology | 嗅覚ディスプレイ |
JP5093543B1 (ja) * | 2012-02-15 | 2012-12-12 | 独立行政法人情報通信研究機構 | 嗅覚ディスプレイ |
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2003
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WO2013121606A1 (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | 独立行政法人情報通信研究機構 | 嗅覚ディスプレイ |
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