JP2005094657A - 固体撮像装置の垂直転送駆動装置 - Google Patents

固体撮像装置の垂直転送駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 固体撮像素子の破壊を防止するとともに、短時間に起動/停止する簡素な固体撮像装置を実現する固体撮像装置の垂直転送駆動装置を提供する。
【解決手段】 タイミングジェネレータ150から入力されたロジック信号IV1〜4、CH1、2と、コントローラ180から入力され、電源投入および電源切断の過渡期において駆動パルスOV1〜4をVM(0V)に固定するリセット信号100とから駆動パルスOV1〜4を生成し、固体撮像素子(CCD)110に供給する固体撮像装置の垂直転送駆動装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像装置の垂直転送駆動装置に関するものであり、特に、複数の電源を有する多電源電気回路を備えた固体撮像装置の垂直転送駆動装置、これを搭載した固体撮像装置およびその駆動方法に関するものである。
近年、固体撮像素子を用いたカメラは産業分野、民生分野を問わず広く使用されており、各部品の低コスト化および小型化が要望されている。一方、カメラに用いられる固体撮像素子は高性能化、高機能化、高画素化が進み、これに伴って駆動に必要な電源の種類が増えている。特にデジタルカメラにおいては、低電力化を達成する必要があり、液晶デバイス、メモリーカード等への電源に対して、MCU(コントローラ)による電源監視および制御が必要となっている。
図7は、コントローラにより電源監視および制御を行っている従来のCCDカメラの概略構成図である。
従来のCCDカメラは、入射光を光電変換し、光電変換することにより生じた信号電荷を転送する固体撮像素子(CCD)710と、垂直ドライバ(以後、Vドライバという)720と、CDS(相関二重サンプリング)やADC(アナログ・デジタル変換)の処理を行なう前処理LSI730と、一般的にDSPと呼ばれ、画素補間や輝度・色差処理等を行なって映像信号を出力するデジタル信号処理LSI740と、TG(タイミングジェネレータ)LSI(以後、タイミングジェネレータという)750と、固体撮像素子710、Vドライバ720および各LSIに各電圧に対して電源供給するDC/DCコンバータLSI760と、制御信号770により各LSIを制御するコントローラLSI(以後、コントローラという)780と、DC/DCコンバータLSI760に3Vの電源を供給する電池等の電源790等を備える。
Vドライバ720は、タイミングジェネレータ750から出力されたロジック信号IV1〜4、CH1、2から駆動パルスOV1〜4を生成し、駆動パルスOV1〜4を固体撮像素子710に供給し、固体撮像素子710の垂直転送を行う。
図8は、従来のCCDカメラにおいて固体撮像素子710の垂直転送を行う場合の動作タイミングチャートである。図8において、横軸は時間を、縦軸は電圧を表しており、IV1〜4、CH1、2はタイミングジェネレータ750からVドライバ720に入力されるパルスの動作タイミングを、OV1〜4はVドライバ720により固体撮像素子710に供給される駆動パルスの動作タイミングを示している。
図8に示されるように、Vドライバ720は、GND(0V)およびVDC(3V)の2値をとるパルスIV1〜4、CH1、2から、VL(−7.5V)、VM(0V)およびVH(12V)の3値をとる駆動パルスOV1、3と、VL(−7.5V)およびVM(0V)の2値をとる駆動パルスOV2、4とを生成し、駆動パルスOV1〜4を固体撮像素子710に供給することにより、信号電荷が蓄積されたフォトダイオードから垂直転送CCDに信号電荷を読み出させ、また、垂直転送CCDに読み出させた信号電荷を垂直転送させている。
タイミングジェネレータ750は、デジタル信号処理LSI740から水平同期信号HD、垂直同期信号VDおよびクロック信号MCKの各パルスの入力を受け、固体撮像素子710の駆動に用いられるタイミングパルスφH1、φH2、φR、IV1〜4、CH1、2を生成するとともに、前処理LSI730およびデジタル信号処理LSI740に信号処理パルスPROCを出力する。
DC/DCコンバータLSI760は、電源790から供給された3Vの電源に基づいて、−7.5V、3Vおよび12Vの電源を発生し、固体撮像素子710に−7.5Vおよび12Vの電源を、前処理LSI730、デジタル信号処理LSI740、タイミングジェネレータ750およびコントローラ780に3Vの電源を、Vドライバ720に−7.5V、3Vおよび12Vの電源を供給する。
コントローラ780は、制御信号CD1によりDC/DCコンバータLSI760の電源を、制御信号CD2によりタイミングジェネレータ750を、制御信号CD3により前処理LSI730を、制御信号CD4によりデジタル信号処理LSI740を制御する。
ここで、制御信号CD1によるDC/DCコンバータLSI760の電源の制御とは、複数ある電源のON/OFFの順番および各電源間のON/OFFの期間(以後、電源シーケンスという)を制御することであり、より詳細には、保護ダイオードの逆バイアスを維持できなくなることによって生じるラッチアップを防止するため、高電圧12Vの電源の供給の後に、負電圧−7.5Vの電源の供給がVドライバ720に対して行われ、かつ、−7.5Vの電源の供給停止の後に、12Vの電源の供給停止がVドライバ720に対して行われるようにすることである。
図9は、Vドライバ720の電源シーケンスを示す図である。図9において、横軸は時間を、縦軸は電圧を表している。
図9に示されるように、制御信号CD1は、電源投入において、ロジック電源であるVDC(3V)がまずONし、次に高電圧VH(12V)、最後に負電圧VL(−7.5V)が順にONし、電源切断において、電源投入の逆の順番で順にOFFするようにVドライバ720の電源を制御する。ここで、各電源のONの間あるいはOFFの間には10ms程度の時間間隔が設けられている。
以上のように従来のCCDカメラにおいて、固体撮像素子710の垂直転送には、駆動パルスOV1〜4のような通常のロジック回路には無い10Vを越える高電圧や負電圧が必要とされるので、従来のCCDカメラは、電源シーケンスを制御することで、固体撮像素子のラッチアップ等による固体撮像素子の破壊を防止している。
タイミングジェネレータとVドライバの接続に関する先行事例として、特許文献1が開示されている。
特開平9−307820号公報
しかしながら、従来のCCDカメラにおいて、ラッチアップ等による固体撮像素子の破壊を防止するために、VH(12V)およびVL(−7.5V)のONの間およびOFFの間に10ms程度の時間間隔を設けているので、CCDカメラの起動/停止時間が長くなるという問題がある。このとき、VH(12V)およびVL(−7.5V)を同時にON/OFFすることで、CCDカメラの起動/停止時間を短くすることが考えられるが、VH(12V)およびVL(−7.5V)のON/OFFのタイミングはDC/DCコンバータLSIの特性に依存し、また、VH(12V)およびVL(−7.5V)の過渡状態の時間間隔は異なるため、ラッチアップによる固体撮像素子の破壊が発生する場合があり、VH(12V)およびVL(−7.5V)を同時にON/OFFすることだけでは、CCDカメラの起動/停止時間を短くすることはできても、固体撮像素子の破壊を完全に防止することはできない。
また、従来のCCDカメラにおいて、固体撮像素子の破壊を防止するために、電源シーケンスを制御しているので、通常の電源回路には必要無い、複数の電源のON/OFFのための電気回路設計およびタイミング設計が必要になるという問題がある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、固体撮像装置の起動/停止時間を短縮し、かつ、固体撮像素子の破壊を防止する固体撮像装置の垂直転送駆動装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、固体撮像装置を簡素化する固体撮像装置の垂直転送駆動装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置の垂直転送駆動装置は、入射光を光電変換することにより生じた信号電荷を垂直方向に転送する固体撮像素子を、前記固体撮像素子に正および負の電位をとる駆動パルスを供給することで駆動させる固体撮像装置の垂直転送駆動装置であって、前記駆動パルスを生成する駆動パルス生成手段と、前記駆動パルスの生成に用いられる正電源および負電源の前記駆動パルス生成手段への供給を制御する電源供給制御手段とを備え、前記駆動パルス生成手段あるいは前記電源供給制御手段に具備されたリセット端子の入力電位により、電源投入および電源切断の過渡期の前記正電源および負電源の電位がともに安定するまでの間、前記駆動パルスの電位をグラウンドに固定することを特徴とする。ここで、前記駆動パルス生成手段は、前記リセット端子を有するゲート回路を含むとともに、当該ゲート回路を介して前記駆動パルスを出力し、前記ゲート回路は、前記リセット端子の入力電位に基づいて前記駆動パルスを通過又は遮断してもよいし、前記電源供給制御手段は、スイッチ回路を有し、前記スイッチ回路は、前記リセット端子の入力端子電位に従って前記供給をオン・オフしてもよい。
本発明は、また、入射光を光電変換することにより生じた信号電荷を垂直方向に転送する固体撮像素子を、前記固体撮像素子に正および負の電位をとる駆動パルスを供給することで駆動させる固体撮像装置の垂直転送駆動装置の駆動方法であって、電源投入および電源切断の過渡期の正電源および負電源の電位がともに安定するまでの間、前記駆動パルスの電位をグラウンドに固定することを特徴とする固体撮像装置の垂直転送駆動装置の駆動方法とすることができる。
これによって、固体撮像装置の垂直転送駆動装置の正電源および負電源の電位がともに安定するまでの間、固体撮像素子に供給される駆動パルスの電位をグラウンドに固定し、電源シーケンスにおいて正電源および負電源のON/OFFの順番および各電源間のON/OFFの期間を規定しなくても、固体撮像素子の破壊が起こらないので、固体撮像装置の起動/停止時間を短縮し、かつ、固体撮像装置を簡素化し、更に固体撮像素子の破壊を防止する固体撮像装置の垂直転送駆動装置およびその駆動方法を実現することができるという効果が発揮される。
本発明は、また、本発明の固体撮像装置の垂直転送駆動装置を備える固体撮像装置であって、ロジック振幅の信号を発生するロジックパルス発生部を備え、前記駆動パルスは、前記ロジック振幅の信号を正および負の電位をとる駆動パルス信号振幅の信号に変換することにより生成されることを特徴とする固体撮像装置とすることができる。ここで、前記固体撮像装置の垂直転送駆動装置に、前記正電源および負電源を同時に供給してもよい。
これによって、固体撮像装置の垂直転送駆動装置の正電源および負電源の電位がともに安定するまでの間、固体撮像素子に供給される駆動パルスの電位をグラウンドに固定し、電源シーケンスにおいて正電源および負電源のON/OFFの順番および各電源間のON/OFFの期間を規定しなくても、固体撮像素子の破壊が起こらないので、固体撮像素子の破壊を防止し、かつ、短時間に起動/停止する簡素な固体撮像装置を実現することができるという効果が発揮される。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る固体撮像装置の垂直転送駆動装置によれば、Vドライバの電源シーケンスにおいて、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源を同時にON/OFFしても、固体撮像素子の入力端子電位の急激な変化による固体撮像素子の破壊が起こらないので、固体撮像装置の起動/停止時間を短縮し、かつ、固体撮像素子の入力端子電位の急激な変化による固体撮像素子の破壊を防止する固体撮像装置の垂直転送駆動装置を実現することができるという効果が奏される。また、本発明に係る固体撮像装置の垂直転送駆動装置によれば、駆動パルスOV1〜4はVH(12V)およびVL(−7.5V)の過渡期の時間間隔あるいはDC/DCコンバータLSIの特性に依存しないので、固体撮像装置の起動/停止時間を短縮し、かつ、ラッチアップによる固体撮像素子の破壊を防止する固体撮像装置の垂直転送駆動装置を実現することができるという効果が奏される。また、本発明に係る固体撮像装置の垂直転送駆動装置によれば、固体撮像素子の破壊を防止するために、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のON/OFFのための電気回路設計およびタイミング設計をする必要が無いので、固体撮像装置を簡素化し、かつ、固体撮像素子の破壊を防止する固体撮像装置の垂直転送駆動装置を実現することができるという効果が奏される。
よって、本発明により、固体撮像素子の破壊を防止するとともに、起動/停止時間が短縮した簡素な固体撮像装置を実現することが可能となり、本発明の固体撮像装置の垂直転送駆動装置の実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の実施の形態における固体撮像装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態におけるCCDカメラの概略構成図である。
本実施の形態におけるCCDカメラは、リセット信号100によりVドライバ120の負電源、正電源の電位がともに安定するまでの間、駆動パルスOV1〜4の電位をグラウンドに固定するという点で従来の固体撮像装置と異なり、入射光を光電変換し、光電変換することにより生じた信号電荷を転送する固体撮像素子(CCD)110と、Vドライバ120と、CDSやADCの処理を行なう前処理LSI130と、画素補間や輝度・色差処理等を行なって映像信号を出力するデジタル信号処理LSI140と、タイミングジェネレータ150と、固体撮像素子110、Vドライバ120および各LSIに各電圧の電源を供給するDC/DCコンバータLSI160と、制御信号170により各LSIを制御するコントローラ180と、DC/DCコンバータLSI160に3Vの電源を供給する電池等の電源190等を備える。
Vドライバ120は、タイミングジェネレータ150から出力されたロジック信号IV1〜4、CH1、2と、コントローラ180から出力されたリセット信号100とから、駆動パルスOV1〜4を生成し、固体撮像素子110に駆動パルスOV1〜4を供給し、固体撮像素子110の垂直転送を行う。
図2は、固体撮像素子110の信号電荷の垂直転送を行う場合の動作タイミングチャートである。図2において、横軸は時間を、縦軸は電圧を表しており、IV1〜4、CH1、2はタイミングジェネレータ150からVドライバ120に入力されるパルスの動作タイミングを、リセットはコントローラ180からVドライバ120に入力されるパルスの動作タイミングを、OV1〜4はVドライバ120により固体撮像素子110に供給される駆動パルスの動作タイミングを示している。
図2に示されるように、Vドライバ120は、GND(0V)およびVDC(3V)の2値をとるパルスIV1〜4、CH1、2と、GND(0V)およびVreset(3V)の2値をとるパルスであるリセットとから、VL(−7.5V)、VM(0V)およびVH(12V)の3値をとる駆動パルスOV1、3と、VM(0V)およびVL(−7.5V)の2値をとる駆動パルスOV2、4とを生成し、固体撮像素子110に駆動パルスOV1〜4を供給することにより、信号電荷が蓄積されたフォトダイオードから垂直転送CCDに信号電荷を読み出させ、また、垂直転送CCDに読み出させた信号電荷を垂直転送させている。
図3は、Vドライバ120に具備され、ロジック信号IV1〜4、CH1、2と、リセット信号100とから駆動パルスOV1〜4を生成する回路の一例を示す回路図である。なお、ロジック信号IV1〜4、CH1、2と、リセット信号100とから駆動パルスOV1〜4を生成する回路は、Vドライバ120に具備されるのでは無く、タイミングジェネレータ150に具備されてもよい。
図3に示される回路は、コントローラ180の出力と接続されたリセット端子300と、リセット端子300と接続されたレベルシフタ330aと、タイミングジェネレータ150の出力と接続された外部接続端子310と、インバータ320を介して外部接続端子310と接続されたレベルシフタ330bと、一方の入力端子がレベルシフタ330aの出力と接続され、他方の入力端子がレベルシフタ330bの出力と接続されたANDゲート340とから構成され、ロジック信号をインバータ320により反転し、Vドライバ120に供給された電源を用いてレベルシフタ330aによりレベルシフトして、ANDゲート340の一方の入力端子に供給し、ANDゲート340の他方の入力端子にリセット信号100をレベルシフタ330bによりレベルシフトして供給することにより、駆動パルスOV1〜4の生成を行っている。
図4は、図2に示されるパルスIV2およびリセットから駆動パルスOV2を生成する場合の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。ここで、図4(a)は図3に示される回路のa点でのパルスの動作タイミングを、図4(b)は図3に示される回路のb点でのパルスの動作タイミングを、図4(c)は図3に示される回路のc点でのパルスの動作タイミングを、図4(d)は図3に示される回路のd点でのパルスの動作タイミングを、図4(e)は図3に示される回路のd’点でのパルスの動作タイミングを、図4(f)は図3に示される回路のe点でのパルスの動作タイミングを示している。
図4に示されるように、図4(a)に示されるGND(0V)、VDC(3V)の2値をとるパルスIV2が、インバータ320で反転され、図4(b)に示されるGND(0V)、VDC(−3V)の2値をとるパルスとなった後に、レベルシフタ330aでレベルシフトされ、図4(c)に示されるVM(0V)、VL(−7.5V)の2値をとるパルスとなり、ANDゲート340の一方の入力端子に供給される。また、図4(d)に示されるGND(0V)、Vreset(3V)の2値をとるパルスであるリセットがレベルシフタ330bでレベルシフトされ、図4(e)に示されるVM(0V)、VL(−7.5V)の2値をとるパルスとなり、ANDゲート340の他方の入力端子に供給される。そして、生成される駆動パルスOV2は、図4(f)に示される、ANDゲート340の一方の入力端子に加える電位がVL(−7.5V)のときにはVM(0V)電位をとり、ANDゲート340の一方の入力端子に加える電位がVM(0V)のときにはANDゲート340の他方の入力端子に供給されたパルスに応じた電位をとるパルスとなる。
タイミングジェネレータ150は、水平同期信号HD、垂直同期信号VDおよびクロック信号MCKの各パルスの入力をデジタル信号処理LSI140から受け、固体撮像素子110の駆動に用いられるタイミングパルスφH1、φH2、φR、IV1〜4、CH1、2を生成するとともに、前処理LSI130およびデジタル信号処理LSI140に信号処理パルスPROCを出力する。
DC/DCコンバータLSI160は、電源190から供給された3Vの電源に基づいて、−7.5V、3Vおよび12Vの電源を発生し、固体撮像素子110に−7.5Vおよび12Vの電源を、前処理LSI130、デジタル信号処理LSI140、タイミングジェネレータ150およびコントローラ180に3Vの電源を、Vドライバ120に−7.5V、3Vおよび12Vの電源を供給する。
コントローラ180は、制御信号CD1によりタイミングジェネレータ150を制御し、制御信号CD2により前処理LSI130を制御し、制御信号CD3によりデジタル信号処理LSI140を制御し、リセット信号100によりVドライバ120を制御する。
ここで、リセット信号100によるVドライバ120の制御とは、駆動パルスOV1〜4を制御することであり、より詳細には、電源投入および電源切断における高電圧12Vおよび負電圧−7.5Vの電源の過渡期において、駆動パルスOV1〜4をVM(0V)電位に固定することである。
図5は、本実施の形態のCCDカメラのVドライバ120の電源シーケンスを示す図である。図4において、横軸は時間を、縦軸は電圧を表している。
図5に示されるように、電源投入において、ロジック電源であるVDC(3V)がまずONされ、次に高電圧VH(12V)および負電圧VL(−7.5V)が同時にONされ、電源切断において、電源投入の逆の順番でOFFされる。ここで、Vドライバ120のリセット端子に加える電位は、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のいずれか一方がONされてから共に安定状態に達するまでの電源過渡期の間、例えば約10ms程度の間は、GND(0V)とされ、安定状態に達した後には、Vreset(3V)とされる。また、Vドライバ120のリセット端子に加える電位は、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のいずれか一方がOFFされるとGND(0V)とされる。
以上のように本実施の形態によれば、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のON/OFFの過渡期において、リセット信号100により駆動パルスOV1〜4をVM(0V)電位に固定する。よって、Vドライバ120の電源シーケンスにおいて、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源を同時にON/OFFしても、固体撮像素子の入力端子電位の急激な変化による固体撮像素子の破壊が起こらないので、本実施の形態のCCDカメラは、固体撮像素子の入力端子電位の急激な変化による固体撮像素子の破壊を防止し、かつ、短時間に起動/停止できるCCDカメラを実現することができる。
また、本実施の形態によれば、リセット信号100により駆動パルスOV1〜4の出力は、リセット端子によって制御され、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源過渡期の時間間隔あるいはDC/DCコンバータLSI160の特性には依存しないので、本実施の形態のCCDカメラは、ラッチアップによる固体撮像素子の破壊を防止し、かつ、短時間に起動/停止できるCCDカメラを実現することができる。
また、本実施の形態によれば、リセット信号100により駆動パルスOV1〜4を制御することで、固体撮像素子110の破壊を防止する。よって、固体撮像素子110の破壊を防止するために、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のON/OFFのための複雑な電気回路設計およびタイミング設計をする必要が無いので、本実施の形態のCCDカメラは、固体撮像素子の破壊を防止する簡素なCCDカメラを実現することができる。つまり、本実施の形態のCCDカメラは、CCDカメラを簡素化することで、開発に必要な多くの工数を削減することができるので、短期間に開発可能なCCDカメラを実現することができる。
なお、本実施の形態において、図3に示されるように、ロジック信号IV1〜4、CH1、2と、リセット信号100とから駆動パルスOV1〜4を生成した。しかし、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のON/OFFの過渡期において、駆動パルスOV1〜4をVM(0V)に固定できればそれに限られず、ロジック信号IV1〜4、CH1、2から駆動パルスOV1〜4を生成し、リセット信号100により、DC/DCコンバータLSI160からVドライバ120に供給されるVH(12V)およびVL(−7.5V)の電源を制御することで、固体撮像素子の破壊の防止およびCCDカメラの起動/停止時間を短縮してもよい。
この場合、駆動パルスOV1〜4の固定は、図6の回路図に示されるように、リセット端子600に加える電位がVreset(3V)である場合には、スイッチ回路610、620によりVH(12V)およびVL(−7.5V)の電源がVドライバ120に供給され、リセット端子600に加える電位がGND(0V)である場合には、スイッチ回路610、620によりGNDがVドライバ120に供給されることで行われる。ここで、図6に示される回路は、Vドライバ120に具備される。リセット端子600に加える電位は、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源の両方がONされてから一定時間、例えば約10ms経過後にVreset(3V)となり、VH(12V)およびVL(−7.5V)の電源のいずれか一方がOFFされると、GND(0V)となる。
また、本実施の形態において、駆動パルスOV1〜4を生成する回路として、ANDゲートを含む回路を例示したが、リセット端子を有し、駆動パルスOV1〜4を生成できるゲート回路であればそれに限られない。
本発明は、固体撮像装置の垂直転送駆動装置に利用でき、特に、複数の電源を有する多電源電気回路を備えた固体撮像装置等に利用することができる。
本発明の実施の形態におけるCCDカメラの概略構成図である。 固体撮像素子110の信号電荷の垂直転送を行う場合の動作タイミングチャートである。 駆動パルスOV1〜4を生成する回路の一例を示す回路図である。 図3に示される回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 Vドライバ120の電源シーケンスを示す図である。 Vドライバ120に供給される電源を制御する回路の一例を示す回路図である。 従来のCCDカメラの概略構成図である。 固体撮像素子710の信号電荷の垂直転送を行う場合の動作タイミングチャートである。 Vドライバ720の電源シーケンスを示す図である。
符号の説明
100 リセット信号
110、710 固体撮像素子(CCD)
120、720 垂直転送駆動装置(Vドライバ)
130、730 前処理LSI
140、740 デジタル信号処理LSI
150、750 タイミングジェネレータLSI(TG)
160、760 DC/DCコンバータLSI
170、770 制御信号
180、780 コントローラLSI(MCU)
190、790 電源
300、600 リセット端子
310 外部接続端子
610、620 スイッチ回路

Claims (6)

  1. 入射光を光電変換することにより生じた信号電荷を垂直方向に転送する固体撮像素子を、前記固体撮像素子に正および負の電位をとる駆動パルスを供給することで駆動させる固体撮像装置の垂直転送駆動装置であって、
    前記駆動パルスを生成する駆動パルス生成手段と、
    前記駆動パルスの生成に用いられる正電源および負電源の前記駆動パルス生成手段への供給を制御する電源供給制御手段とを備え、
    前記駆動パルス生成手段あるいは前記電源供給制御手段に具備されたリセット端子の入力電位により、電源投入および電源切断の過渡期の前記正電源および負電源の電位がともに安定するまでの間、前記駆動パルスの電位をグラウンドに固定する
    ことを特徴とする固体撮像装置の垂直転送駆動装置。
  2. 前記駆動パルス生成手段は、前記リセット端子を有するゲート回路を含むとともに、当該ゲート回路を介して前記駆動パルスを出力し、
    前記ゲート回路は、前記リセット端子の入力電位に基づいて前記駆動パルスを通過又は遮断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の垂直転送駆動装置。
  3. 前記電源供給制御手段は、スイッチ回路を有し、
    前記スイッチ回路は、前記リセット端子の入力端子電位に従って前記供給をオン又はオフする
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の垂直転送駆動装置。
  4. 入射光を光電変換することにより生じた信号電荷を垂直方向に転送する固体撮像素子を、前記固体撮像素子に正および負の電位をとる駆動パルスを供給することで駆動させる固体撮像装置の垂直転送駆動装置の駆動方法であって、
    電源投入および電源切断の過渡期の正電源および負電源の電位がともに安定するまでの間、前記駆動パルスの電位をグラウンドに固定する
    ことを特徴とする固体撮像装置の垂直転送駆動装置の駆動方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置の垂直転送駆動装置を備える固体撮像装置であって、
    ロジック振幅の信号を発生するロジックパルス発生部を備え、
    前記駆動パルスは、前記ロジック振幅の信号を正および負の電位をとる駆動パルス信号振幅の信号に変換することにより生成される
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置の垂直転送駆動装置に、前記正電源および負電源を同時に供給する
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。

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