JP2005094288A - 電子カメラ、撮影制御プログラム及び撮影制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザに操作負担を強いることなく、シャッターチャンスと認識した時点により近い時点の画像であって明瞭な画像の撮影画像データを記憶させる。
【解決手段】 シャッターボタンが操作されていない状態においては、第1の画素数モードにより、短い周期で変化する被写体画像P・・・を表示装置に表示させる。ユーザがシャッターボタンを半押し操作すると、第1の画素数モードよりも画素数が多い第2の画素数モードで画像信号a,b,c,dをCCDから出力し、画像信号a,b,c,dに対応する画像データA、B、C、Dをバッファメモリに記憶させる。シャッターボタンが全押しされて第2の信号が出力されると、バッファメモリに記憶されている画像データのうち、第2の信号発生前であって第2の信号の発生時点に直近の画像データ「C」に対応する画像ファイル「C′」をメモリーパックに記憶させる。
【選択図】 図3
【解決手段】 シャッターボタンが操作されていない状態においては、第1の画素数モードにより、短い周期で変化する被写体画像P・・・を表示装置に表示させる。ユーザがシャッターボタンを半押し操作すると、第1の画素数モードよりも画素数が多い第2の画素数モードで画像信号a,b,c,dをCCDから出力し、画像信号a,b,c,dに対応する画像データA、B、C、Dをバッファメモリに記憶させる。シャッターボタンが全押しされて第2の信号が出力されると、バッファメモリに記憶されている画像データのうち、第2の信号発生前であって第2の信号の発生時点に直近の画像データ「C」に対応する画像ファイル「C′」をメモリーパックに記憶させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電子カメラ、撮影制御プログラム及び撮影制御方法に関する。
一般な電子カメラにおいては、CCDにより被写体像を所定の間隔(電荷蓄積時間)で撮影して撮影画像データを生成し、この所定の時間間隔で生成される撮影画像データに基づき、被写体像をスルー画像として液晶モニターに表示する。撮影者は、液晶モニターに表示されるスルー画像を視認しながら、所望の画角等からなるスルー画像が表示された時点でシャッター操作を行う。すると、このシャッター操作に応答して、取り込まれた撮影画像データが記憶媒体に記憶されることにより撮影が完了する。
しかしながら、ユーザがシャッターチャンスと認識してシャッター操作を行うまでに第1のタイムラグが生ずるとともに、シャッター操作がなされた後撮影画像データが取り込まれるまでに第2のタイムラグが生ずる。このため、一般的な電子カメラにおいては、ユーザがシャッターチャンスと認識したした時点よりも後の画像が撮影記録されてしまう。 そこで、レリーズ釦が半押し操作されると撮影を開始して、撮影画像データをバッファメモリに記憶していき、レリーズ釦が全押し操作されるとレリーズ信号を発生し、このレリーズ信号を発生後の撮影画像データと、前記バッファメモリに記憶したレリーズ釦半押し後の撮影画像データとを記憶媒体に記憶させるようにした電子カメラが提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3077148号公報
ところで、前述したように、一般的な電子カメラにおいては、被写体像をスルー画像として液晶モニターに表示し、ユーザはこの液晶モニターに表示された被写体像を見ながらシャッターチャンスを認識する。しかるに、前述した特許文献に開示の電子カメラにあっては、レリーズ釦が半押し操作されると撮影を開始して、撮影画像データをバッファメモリに記憶していくことから、この電子カメラの技術を一般的なカメラに適用すると、レリーズ釦の半押しを条件として、液晶モニターに被写体像を表示することが可能となる。したがって、液晶モニターの被写体像を見ながらシャッターチャンスを待つ場合、長時間に亘ってレリーズ釦の半押し操作を続けなければならず、ユーザに操作負担を強いてしまうこととなる。
そこで、レリーズ釦が半押しさると否とに拘わらず、常時液晶モニターに被写体像を表示するようにすれば、前記ユーザの操作負担を回避することはできる。しかし、当該電子カメラに搭載されたCCDの画素数が多いと、これに伴って電荷蓄積時間も増大することから、自ずと撮影画像データが生成される所定の間隔も増大する。その結果、液晶モニターに表示される被写体像の時間間隔が増大し、実際の被写体の変化と液晶モニターに表示される被写体像の変化との間に第3のタイムラグが生じてしまう。
無論、画素数の少ないCCDを用いれば、モニターに表示される被写体像の時間間隔が減少し、第3のタイムラグを可及的に少なくすることができる。しかし、画素数の少ないCCDを用いると撮影記憶する画像データの画素数もこれに伴って減少することとなり、明瞭な画像の撮影画像データを記憶させることができない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ユーザに操作負担を強いることなく、シャッターチャンスと認識した時点により近い時点の画像であって明瞭な画像の撮影画像データを記憶させることのできる電子カメラ、撮影制御プログラム及び撮影制御方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために請求項1記載の発明に係る電子カメラにあっては、被写体を周期的に撮影し、第1の画素数の撮影画像データ及び第1の画素数よりも多い第2の画素数の撮影画像データを生成する撮影手段と、この撮影手段で生成された撮影画像データを一時記憶する一時記憶手段と、撮影画像を表示する表示手段と、シャッターボタンと、このシャッターボタンが半押し状態のときに第1の信号を発生し、全押しされたときに第2の信号を発生するシャッター信号発生手段と、このシャッター信号発生手段で前記第1の信号及び第2の信号が発生されていないとき、前記撮影手段を、前記第1の画素数の撮影画像データを生成するように制御するとともに、生成された第1の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第1の制御手段と、前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号が発生されているとき、前記撮影手段を、前記第2の画素数の撮影画像データを生成するように制御し、生成された第2の画素数の撮影画像データを前記一時記憶手段に記憶させるとともに、この第2の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第2の制御手段と、前記シャッター信号発生手段により前記第2の信号が発生されたとき、前記一時記憶手段に記憶されている前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段とを備える。
したがって、シャッターボタンが操作されていない状態においては、撮影手段は第2の画素数よりも少ない第1の画素数で撮影画像データを生成することから、撮影画像データの生成周期は短くなる。よって、この第1の画素数で生成された撮影画像データに基づいて表示手段に撮影画像を表示させることにより、表示手段に表示される撮影画像つまり被写体像と実際の被写体の変化との間に生ずるタイムラグは少ないものとなる。このとき、ユーザはシャッターボタンを操作する必要がないことから、ユーザに操作負担を強いることなく、タイムラグの少ない被写体像を表示させることができる。
そして、ユーザがシャッターチャンスの到来を予期してシャッターボタンを半押し操作すると、撮影手段は第1の画素数よりも多い第2の画素数で撮影画像データを生成し、この生成された第2の画素数の撮影画像データは順次一時記憶手段に記憶される。このとき、第2の画素数の撮影画像データに基づいて表示手段に撮影画像を表示させることから、シャッターボタンを半押し操作した後も表示手段で被写体像を視認することが可能である。
さらに、ユーザがシャッターチャンスと認識して、シャッターボタンを半押し状態から全押しすると、撮影画像データを記憶媒体に記憶させる。このとき、記憶媒体に記憶される撮影画像データは、一時記憶手段に記憶されているシャッターボタン全押し前に生成された撮影画像データである。したがって、ユーザがシャッターチャンスと認識してシャッター操作を行うまでに第1のタイムラグが生じ、シャッター操作後、撮影画像データが取り込まれるまでに第2のタイムラグが生じても、これらのタイムラグによる影響のない、ユーザがシャッターチャンスと認識した時点により近い時点の撮影画像データを記憶媒体に記憶させることができる。しかも、記憶媒体に記憶される撮影画像データは、第1の画素数よりも多い第2の画素数で生成された撮影画像データとなることから、明瞭な画像を再生可能なの撮影画像データを記憶させることができる。
また、請求項2記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記記憶制御手段は、前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データであって、かつ第2の信号発生時点に最も近い時点で生成された撮影画像データを前記記憶媒体に記憶させる。したがって、実質的にシャッターチャンス時点と同視し得る時点の撮影画像データを撮影記憶させることができる。
また、請求項3記載の発明に係る電子カメラにあっては、前記記憶媒体に記憶させる撮影画像データの数を指定する指定手段を更に備え、前記第2の制御手段は、前記一時記憶手段に前記撮影画像データを複数記憶させ、前記記憶制御手段は、前記第2の信号発生前に生成された複数の撮影画像データのうち、前記指定手段で指定された数の撮影画像データを前記記憶媒体に記憶させる。したがって、前記第1及び第2のタイムラグが生じていない画像であって、明瞭な画像を再生可能なの撮影画像データをユーザが所望する数記憶させることができる。
また、請求項4記載の発明に係る撮影制御プログラムにあっては、被写体を周期的に撮影し、第1の画素数の撮影画像データ及び第1の画素数よりも多い第2の画素数の撮影画像データを生成する撮影手段と、この撮影手段で生成された撮影画像データを一時記憶する一時記憶手段と、撮影画像を表示する表示手段と、シャッターボタンと、このシャッターボタンが半押し状態のときに第1の信号を発生し、全押しされたときに第2の信号を発生するシャッター信号発生手段とを備えた電子カメラが有するコンピュータを、前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号及び第2の信号が発生されていないとき、前記撮影手段を、前記第1の画素数の撮影画像データを生成するように制御するとともに、生成された第1の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第1の制御手段と、前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号が発生されているとき、前記撮影手段を、前記第2の画素数の撮影画像データを生成するように制御し、生成された第2の画素数の撮影画像データを前記一時記憶手段に記憶させるとともに、この第2の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第2の制御手段と、前記シャッター信号発生手段により前記第2の信号が発生されたとき、前記一時記憶手段に記憶されている前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
また、請求項5記載の発明に係る撮影方法にあっては、被写体を周期的に撮影し、第1の画素数の撮影画像データ及び第1の画素数よりも多い第2の画素数の撮影画像データを生成する撮影手段と、この撮影手段で生成された撮影画像データを一時記憶する一時記憶手段と、撮影画像を表示する表示手段と、シャッターボタンと、このシャッターボタンが半押し状態のときに第1の信号を発生し、全押しされたときに第2の信号を発生するシャッター信号発生手段とを備えた電子カメラにおける撮影制御方法であって、前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号及び第2の信号が発生されていないとき、前記撮影手段を、前記第1の画素数の撮影画像データを生成するように制御するとともに、生成された第1の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第1の制御工程と、前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号が発生されているとき、前記撮影手段を、前記第2の画素数の撮影画像データを生成するように制御し、生成された第2の画素数の撮影画像データを前記一時記憶手段に記憶させるとともに、この第2の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第2の制御工程と、前記シャッター信号発生手段により前記第2の信号が発生されたとき、前記一時記憶手段に記憶されている前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御工程とを含む。したがって、記載した工程に従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、シャッターボタンが操作されていない状態においては、第2の画素数よりも少ない第1の画素数で撮影画像データを生成することから、撮影画像データの生成周期は短くすることができる。したがって、この第1の画素数で生成された撮影画像データに基づいて撮影画像を表示させることにより、表示される撮影画像つまり被写体像と実際の被写体の変化との間に生ずるタイムラグを少ないものにすることができ、しかもユーザはシャッターボタンを操作する必要がないことから、ユーザに操作負担を強いることなく、タイムラグの少ない被写体像を表示させることが可能となる。
また、ユーザがシャッターチャンスと認識して、シャッターボタンを半押し状態から全押しすると、撮影画像データが記憶媒体に記憶され、このとき、記憶媒体に記憶される撮影画像データは、一時記憶手段に記憶されているシャッターボタン全押し前に生成された撮影画像データである。したがって、ユーザがシャッターチャンスと認識してシャッター操作を行うまでに第1のタイムラグが生じ、シャッター操作がなされた後撮影画像データが取り込まれるまでに第2のタイムラグが生じても、これらのタイムラグによる影響のない、ユーザがシャッターチャンスと認識した時点により近い時点の撮影画像データを記憶媒体に記憶させることができる。しかも、記憶媒体に記憶される撮影画像データは、第1の画素数よりも多い第2の画素数で生成された撮影画像データとなることから、明瞭な画像を再生可能なの撮影画像データを記憶させることができる。
以上の結果、ユーザに操作負担を強いることなく、シャッターチャンスと認識した時点により近い時点の画像であって明瞭な画像の撮影画像データを記憶させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子カメラの電気的な回路構成を示すブロック図である。この電子カメラは、光学レンズ1と、この光学レンズ1により被写体像が結像されるCCD2とを有している。DSP/CPU3は、画像データの圧縮・伸張処理を含む各種のデジタル信号処理機能を有するとともに電子カメラの各部を制御するワンチップマイコンである。DSP/CPU3には、CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4が接続されている。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子カメラの電気的な回路構成を示すブロック図である。この電子カメラは、光学レンズ1と、この光学レンズ1により被写体像が結像されるCCD2とを有している。DSP/CPU3は、画像データの圧縮・伸張処理を含む各種のデジタル信号処理機能を有するとともに電子カメラの各部を制御するワンチップマイコンである。DSP/CPU3には、CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4が接続されている。
TG4は、DSP/CPU3からの指示に応じて、CCD2を第1の画素数モードと、この第1の画素数モードよりも多い第2の画素数モードとで、選択的に駆動することが可能な回路部である。すなわち、CCD2が、例えば1024(ライン)×768(画素)であるとすると、第1の画素数モードにおいては間引きして、第2の画素数モードの1/3である1024×256の画素を駆動し、このとき毎秒30フィールドの画像信号がCCD2から出力される。また、第2の画素数モードにおいては1024×768の画素を駆動し、このとき毎秒10フィールドの画像信号がCCD2から出力される。
TG4には、CCD2から出力される被写体の光学像に応じたアナログの撮影信号が入力するユニット回路5が接続されている。ユニット回路5は、入力した撮影信号を保持するCDSと、その撮影信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅された撮影信号をデジタルの撮影信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、CCD2の出力信号はユニット回路5を経て各々デジタル信号としてDSP/CPU3に送られる。
DSP/CPU3には、表示装置6、キー入力部7、時計部8が接続されるとともに、アドレス・データバス10を介してバッファメモリ(DRAM)11、内蔵フラッシュメモリ12が接続され、さらにメモリーパック13が着脱自在に接続されている。バッファメモリ11は、CCD2により撮影されデジタル化された被写体の画像データ等を一時保存するバッファであるとともに、DSP/CPU3のワーキングメモリとしても使用される。バッファメモリ11に一時保存された画像データは、DSP/CPU3により圧縮(符号化)が行われ、最終的には所定のフォーマット(JPEG方式等)を備えた静止画データとしてメモリーパック13に記録される。内蔵フラッシュメモリ12には、DSP/CPU3の動作プログラムや各部の制御に使用する各種データが記憶されており、DSP/CPU3は、前記動作プログラムに従い動作することにより、第1及び第2の制御手段、記憶制御手段等として機能する。
表示装置6は、カラーLCDとその駆動回路とを含み、CCD2によって撮影された被写体画像をスルー画像として表示する。また、記録画像の再生時にはメモリーパック13から読み出され伸張された静止画を表示する。キー入力部7は、シャッターボタン71及び前記メモリーパック13に記憶させる画像データの数を指定する枚数指定キー72等を含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU3に出力する。シャッターボタン71に関しては、これが半押し状態のときに継続的に第1の信号を発生し、全押しされたときに第1の信号の発生を停止して第2の信号を発生し、DSP/CPU3に出力する。時計部8は日付及び時刻をカウントするカレンダー機能と時計機能とを有しており、撮影動作時等に必要に応じて日付データ及び時刻データをDSP/CPU3へ送る。
次に、以上の構成からなる電子カメラの動作について説明する。電源スイッチが操作されて電源がオンとなっている状態において、DSP/CPU3は、内蔵フラッシュメモリ12に格納されているプログラムに従って図2のフローチャートに示す手順で処理を行う。まず、第1の画素数モードを設定する(ステップS101)。すなわち、前述のようにTG4に1024×256の画素を駆動すべく指示し、TG4がこの指示に従ってCCD2を駆動する。これにより、第1の画素数モードにおいては図3に示すように、毎秒30フィールドの画像信号P・・・がCCD2から出力される。
また、DSP/CPU3は、このCCD2から出力されユニット回路5を経て各々デジタル信号として送られてきた画像データに基づきスルー画像表示処理を行う(ステップS102)。これにより、表示装置6には、毎秒30フィールドのタイミングで変化するスルー画像が表示されることとなる。
したがって、シャッターボタン71が操作されていない状態においては、短い周期で変化する被写体画像(撮影画像)が表示装置6に表示されることとなり、被写体像と実際の被写体の変化との間に生ずるタイムラグは少ないものとなる。このとき、ユーザはシャッターボタン71を操作する必要がないことから、ユーザに操作負担を強いることなく、タイムラグの少ない被写体像を表示させることができる。
次に、キー入力部7から第1の信号が出力されたか否か、つまりシャッターボタン71が半押しされた否かを判断し(ステップS103)、シャッターボタン71が半押しされるまで、ステップS101〜S103のループを繰り返す。したがって、この間前述のように、実際の被写体の変化との間に生ずるタイムラグの少ない被写体像が表示装置6に表示された状態が維持される。
そして、ユーザがシャッターチャンスの到来を予期してシャッターボタン71を半押し操作すると、キー入力部7から第1の信号が出力されステップ103の判断がYESとなって、第2の画素数モードを設定する(ステップS104)。この第2の画素数モードにおいては、前述のようにTG4に1024×768の画素を駆動すべく指示し、TG4がこの指示に従ってCCD2を駆動する。これにより、第2の画素数モードにおいては図3に示すように、毎秒10フィールドの画像信号a,b,c,dがCCD2から出力される。この画像信号a,b,c,dは、ユニット回路5により処理されて画像データに生成され、DSP/CPU3に入力される。DSP/CPU3は、この入力された画像データをバッファメモリ11に書き込み処理し(ステップS105)、これによりバッファメモリ11には図3に示すように、画像信号a,b,c,dに対応する画像データA、B、C、Dが記憶されることとなる。
このとき、DSP/CPU3は画像データA、B、C、Dを間引きした画像データに基づき、スルー画像表示処理を行う(ステップS106)。これにより、表示装置6には、毎秒10フィールドのタイミングで変化するスルー画像が表示されることとなる。
次に、電源がオフとなったか否かを判断する(ステップS104)。電源オン状態にあるならばステップS103に戻り、電源オフ状態となった時点でこのフローチャートに従った処理を終了する。
一方、DSP/CPU3は、内蔵フラッシュメモリ12に格納されているプログラムに従って図4のフローチャートに示す処理を一定時間間隔で割り込んで実行する。すなわちり、キー入力部7から第2の信号(T2)が出力されたか否か、つまりシャッターボタン71が全押しされた否かを常時監視する(ステップS201)。そして、シャッターボタン71が全押しされて図3に示すように第2の信号が出力されると、ステップS201の判断がYESとなって、枚数指定があるか否かを判断する(ステップS202)。ここで枚数指定とは、ユーザが予め枚数指定キー72を操作することにより予め指定したメモリーパック13に記憶させる画像データの数である。
そして、ユーザにより予め枚数指定キー72が操作されていない場合には(ステップS202;NO)、バッファメモリ11に記憶されている画像データのうち、第2の信号発生前であって第2の信号の発生時点に直近の画像データをメモリーパック13に記憶させる(ステップS203)。したがって、図3に示した例の場合、第2の信号発生前であって第2の信号の発生時点に直近の画像データは、「C」であることから、この画像データの画像ファイル「C′」がメモリーパック13に記憶されることとなる。
よって、図3に示すように、ユーザがシャッターチャンスと認識した時点T1から、シャッターボタン71の操作を行う時点T2までに第1のタイムラグ(1)が生じ、シャッターボタン71操作がなされた後撮影画像データが取り込まれるまでに第2のタイムラグ(2)が生じても、これらのタイムラグ(1)(2)による影響のない、ユーザがシャッターチャンスと認識した時点T1により近い時点の撮影画像データ「C′」をメモリーパック13に記憶させることができる。しかも、メモリーパック13に記憶される撮影画像データ「C′」は、第1の画素数よりも多い第2の画素数で生成された撮影画像データであることから、明瞭な画像を再生可能なの撮影画像データを記憶させることができる。よって、ユーザに操作負担を強いることなく、シャッターチャンスと認識した時点T1により近い時点の画像であって明瞭な画像の撮影画像データを記憶させることができる。
なお、図3において「メモリーパック記録(従来)」は、本実施の形態のような処理を行わない一般的なデジタルカメラで撮影を行って、メモリーパック13に撮影画像データを記憶させた場合である。この場合、図示のように、第1のタイムラグ(1)及び第2のタイムラグ(2)の影響を受けた画像データ「D」に対応する画像ファイル「D′」がメモリーパック13に記憶されることとなる。
他方、ステップS202での判断の結果、予めユーザにより枚数指定キー72が操作されて枚数が指定されている場合には(ステップS202;YES)、第2の信号に直近の画像データを指定枚数メモリーパック13に記憶させる(ステップS204)。したがって、指定枚数が「4」であったとすると、図3に示した例の場合画像データ「A」「B」「C」「D」の各画像ファイルがメモリーパック13に記憶されることとなる。よって、ユーザは撮影後メモリーパック13に記憶されている画像ファイルに基づく画像を再生して、不要な画像ファイルをメモリーパック13から削除する等、取捨選択することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、枚数指定キー72の操作によりメモリーパック13に記憶させる撮影画像データの枚数を指定するようにしたが、シャッターボタン71が(マウスにおけるダブルクリックのように)連続的に複数回操作された場合に、第2の信号に直近の画像データ及びその前の画像データをメモリーパック13に記憶させるようにしてもよい。
1 光学レンズ
2 CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
7 キー入力部
8 時計部
10 データバス
11 バッファメモリ
12 内蔵フラッシュメモリ
13 メモリーパック
71 シャッターボタン
72 枚数指定キー
2 CCD
3 DSP/CPU
4 TG
5 ユニット回路
6 表示装置
7 キー入力部
8 時計部
10 データバス
11 バッファメモリ
12 内蔵フラッシュメモリ
13 メモリーパック
71 シャッターボタン
72 枚数指定キー
Claims (5)
- 被写体を周期的に撮影し、第1の画素数の撮影画像データ及び第1の画素数よりも多い第2の画素数の撮影画像データを生成する撮影手段と、
この撮影手段で生成された撮影画像データを一時記憶する一時記憶手段と、
撮影画像を表示する表示手段と、
シャッターボタンと、
このシャッターボタンが半押し状態のときに第1の信号を発生し、全押しされたときに第2の信号を発生するシャッター信号発生手段と、
このシャッター信号発生手段で前記第1の信号及び第2の信号が発生されていないとき、前記撮影手段を、前記第1の画素数の撮影画像データを生成するように制御するとともに、生成された第1の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第1の制御手段と、
前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号が発生されているとき、前記撮影手段を、前記第2の画素数の撮影画像データを生成するように制御し、生成された第2の画素数の撮影画像データを前記一時記憶手段に記憶させるとともに、この第2の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第2の制御手段と、
前記シャッター信号発生手段により前記第2の信号が発生されたとき、前記一時記憶手段に記憶されている前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と
を備えることを特徴とする電子カメラ。 - 前記記憶制御手段は、前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データであって、かつ第2の信号発生時点に最も近い時点で生成された撮影画像データを前記記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
- 前記記憶媒体に記憶させる撮影画像データの数を指定する指定手段を更に備え、
前記第2の制御手段は、前記一時記憶手段に前記撮影画像データを複数記憶させ、
前記記憶制御手段は、前記第2の信号発生前に生成された複数の撮影画像データのうち、前記指定手段で指定された数の撮影画像データを前記記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。 - 被写体を周期的に撮影し、第1の画素数の撮影画像データ及び第1の画素数よりも多い第2の画素数の撮影画像データを生成する撮影手段と、この撮影手段で生成された撮影画像データを一時記憶する一時記憶手段と、撮影画像を表示する表示手段と、シャッターボタンと、このシャッターボタンが半押し状態のときに第1の信号を発生し、全押しされたときに第2の信号を発生するシャッター信号発生手段とを備えた電子カメラが有するコンピュータを、
前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号及び第2の信号が発生されていないとき、前記撮影手段を、前記第1の画素数の撮影画像データを生成するように制御するとともに、生成された第1の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第1の制御手段と、
前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号が発生されているとき、前記撮影手段を、前記第2の画素数の撮影画像データを生成するように制御し、生成された第2の画素数の撮影画像データを前記一時記憶手段に記憶させるとともに、この第2の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第2の制御手段と、
前記シャッター信号発生手段により前記第2の信号が発生されたとき、前記一時記憶手段に記憶されている前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と
して機能させることを特徴とする撮影制御プログラム。 - 被写体を周期的に撮影し、第1の画素数の撮影画像データ及び第1の画素数よりも多い第2の画素数の撮影画像データを生成する撮影手段と、この撮影手段で生成された撮影画像データを一時記憶する一時記憶手段と、撮影画像を表示する表示手段と、シャッターボタンと、このシャッターボタンが半押し状態のときに第1の信号を発生し、全押しされたときに第2の信号を発生するシャッター信号発生手段とを備えた電子カメラにおける撮影制御方法であって、
前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号及び第2の信号が発生されていないとき、前記撮影手段を、前記第1の画素数の撮影画像データを生成するように制御するとともに、生成された第1の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第1の制御工程と、
前記シャッター信号発生手段で前記第1の信号が発生されているとき、前記撮影手段を、前記第2の画素数の撮影画像データを生成するように制御し、生成された第2の画素数の撮影画像データを前記一時記憶手段に記憶させるとともに、この第2の画素数の撮影画像データに基づいて前記表示手段に撮影画像を表示させる第2の制御工程と、
前記シャッター信号発生手段により前記第2の信号が発生されたとき、前記一時記憶手段に記憶されている前記第2の信号発生前に生成された撮影画像データを記憶媒体に記憶させる記憶制御工程と
を含むことを特徴とする撮影方法。
Priority Applications (1)
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JP2003324060A JP2005094288A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 電子カメラ、撮影制御プログラム及び撮影制御方法 |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003324060A Pending JP2005094288A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 電子カメラ、撮影制御プログラム及び撮影制御方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20100136404A (ko) * | 2009-06-18 | 2010-12-28 | 삼성전자주식회사 | 디지털 카메라 셔터 랙을 감소시키는 장치 및 방법 |
KR20110051344A (ko) * | 2009-11-10 | 2011-05-18 | 삼성전자주식회사 | 셔터-딜레이를 줄이기 위한 카메라 모듈 |
JP2012074809A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、撮像制御方法及びプログラム |
-
2003
- 2003-09-17 JP JP2003324060A patent/JP2005094288A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100321530A1 (en) * | 2009-06-18 | 2010-12-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for reducing shutter lag of a digital camera |
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KR20110051344A (ko) * | 2009-11-10 | 2011-05-18 | 삼성전자주식회사 | 셔터-딜레이를 줄이기 위한 카메라 모듈 |
JP2011103659A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Samsung Electronics Co Ltd | カメラモジュール |
KR101661574B1 (ko) * | 2009-11-10 | 2016-10-14 | 삼성전자주식회사 | 셔터-딜레이를 줄이기 위한 카메라 모듈 |
JP2012074809A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、撮像制御方法及びプログラム |
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