JP2012074809A - 撮像装置、撮像制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像部16は、連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する。受信部41は、撮像部16により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する。計数部51は、受信部41により受信された記録指示の数を計数する。記録制御部52は、撮像部16により順次出力される複数の画像のデータのうち、計数部51により計数された記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、リムーバブルメディア31に記録させるよう制御する。
【選択図】図3
Description
このような要求に応えるべく、例えば、特許文献1には、所定期間内に連続的に複数回繰り返して撮像する動作(以下、「連写撮影」と呼ぶ)を実行するデジタルカメラの技術が開示されている。その後、デジタルカメラは、当該連写撮影の終了の指示操作の時点から所定の時間遡った時点に撮像された画像のデータを記録するか否かについて、撮影者に選択させる処理を実行する。
連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する撮像手段と、
前記撮像手段により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記記録指示の数を計数する計数手段と、
前記撮像手段により順次出力される前記複数の画像のデータのうち、前記計数手段により計数された前記記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、第1の記録領域に記録させるよう制御する記録制御手段と、
を備える撮像装置を提供する。
連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する撮像手段を備える撮像装置が実行する撮像制御方法において、
前記撮像手段により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信された前記記録指示の数を計数する計数ステップと、
前記撮像手段により順次出力される前記複数の画像のデータのうち、前記計数ステップにて計数された前記記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、記録領域に記録させるよう制御する記録制御ステップと、
を含む撮像制御方法を提供する。
連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、
前記撮像手段により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する受信手段、
前記受信手段により受信された前記記録指示の数を計数する計数手段、
前記撮像手段により順次出力される前記複数の画像のデータのうち、前記計数手段により計数された前記記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、記録領域に記録させるよう制御する記録制御手段、
として機能させるプログラムを提供する。
情報処理システムは、撮像装置1と、複数の送信端末100−A乃至100−Dと、を備えている。
撮像装置1は、例えばデジタルカメラ等により構成され、撮影者Uにより操作される。また、送信端末100−A乃至100−Dの各々は、例えば無線通信機能を備えたリモコン等により構成され、ユーザUA乃至UDの各々により操作される。
撮像装置1と、送信端末100−A乃至100−Dの各々とは、無線通信により相互に各種情報を授受できる。
また、撮像装置1と各送信端末(図1の例では送信端末100−A乃至100−D)との間の通信形態は、図1の例では無線通信とされているが、特にこれに限定されず、有線通信を採用することもできる。また、インターネット等の所定のネットワークを介する通信の形態を採用することもできるし、ネットワークを介さずに赤外線やケーブル等で直接通信する形態を採用することもできる。
撮像装置1の連写撮影の最中、ユーザUA乃至UDの各々は、決定的瞬間と判断したタイミングで、各送信端末100−A乃至100−Dの各々に対して所定の操作をすることで、画像の記録指示を行う。各送信端末100−A乃至100−Dの各々は、このような画像の記録指示を受け付けたタイミングで、当該記録指示を示す信号(以下、「記録指示信号」と呼ぶ)を生成し、撮像装置1に送信する。
撮像装置1は、送信端末100−A乃至100−Dのうちの何れから記録指示信号が送信される毎に、当該記録指示信号を受信する。この場合、撮像装置1は、送信端末100−A乃至100−Dのうち2以上から略同時に記録指示信号がそれぞれ送信されたときには、2以上の記録信号の各々を略同時に受信できるものとする。
この場合、撮像装置1は、フレームを撮像する毎に、受信した記録指示信号の数を計数する。このようにして計数された数は、ユーザUA乃至UDのうち、撮像されたフレームが決定的瞬間のシーンを含んでいると判断して記録を指示したユーザの人数に相当する。従って、このようにして計数された数を、以下「記録指示数」と呼ぶ。
このようにして、連写撮影により得られた複数のフレームのデータの各々に対して、記録指示数が関連付けられる。この場合、記録指示数が最大のフレームのデータが、決定的瞬間のシーンを含むものとして一番評価されていると把握することができる。
そこで、撮像装置1は、連写撮影により得られた複数のフレームのデータのうち、記録指示数が最大のフレームのデータを記録対象として、リムーバブルメディア31に記録する。
なお、このような撮像装置1による一連の処理を、以下、「撮像制御処理」と呼ぶ。
RAM13にはまた、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、一定時間毎に被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像部16の出力信号として出力される。
即ち、連写撮影においては、連続的に繰り返して出力される撮像部16の各出力信号が、フレームのデータとして、CPU11等に適宜供給される。
表示部18は、液晶ディスプレイ等で構成され、各種画像を表示する。
記憶部19は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、撮像部16から出力された画像のデータを一時的に記憶する。また、記憶部19は、各種画像処理に必要な各種データ、例えば、画像のデータ、各種フラグの値、閾値等も記憶する。
通信部20は、他の装置、本実施形態では図1に示す送信端末100−A乃至100−Dの各々との間で行う無線通信を制御する。その他、通信部20は、図示せぬ他の装置との間で行う各種通信(インターネット等のネットワークを介する通信を含む)も制御する。
図3においては、図2の撮像装置1の構成のうち、CPU11と、撮像部16と、記憶部19と、通信部20と、リムーバブルメディア31と、が図示されている。
通信部20は、受信部41を備えている。
CPU11は、計数部51と、記録制御部52と、を備えている。
記憶部19は、リングバッファ61と、候補バッファ62と、を備えている。
また、記録制御部52は、撮像部16からフレームのデータが供給される毎に、計数部51から通知された記録指示数が、これまでに通知された記録指示数の中で最大値か否かを判定する。そして、記録制御部52は、今回通知された記録指示数が最大値であると判定した場合、今回の記録指示数が通知されたタイミングで供給されたフレーム(以下、「今回のフレーム」と呼ぶ)のデータを、記録対象の候補として、リングバッファ61とは別の候補バッファ62に記憶する。
ここで、過去のフレームのデータが候補バッファ62に既に記憶されている場合には、当該過去のフレームのデータが候補バッファ62から削除されて、今回のフレームのデータが候補バッファ62に上書きされる。ただし、今回のフレームのデータに対する記録指示数と、過去の記録指示数の最大値とが同一値であった場合、過去のフレームのデータは削除されずに、今回のフレームのデータが候補バッファ62に記憶されるようにしてもよい。
そして、記録制御部52は、撮像部16による連写撮影の終了が通知された場合には、その通知時点において候補バッファ62に記録対象の候補として記憶されているフレームのデータを、記録対象の主画像のデータとしてリムーバブルメディア31に記録する。
このようにして、記録制御部52は、記録指示数が最も多いフレームのデータを、主画像のデータとしてリムーバブルメディア31に記録することができる。
図4は、撮像制御処理の流れを説明するフローチャートである。
即ち、記録制御部52は、今回の記録指示数が、過去の記録指示数のうち最大値以上であるか否かを判定する。
このようにして、連写撮影の終了時点において、各最も多くの記録指示を受け付けたフレーム、即ち、各ユーザUA乃至UD全体の観点で興味が最も高いフレームのデータが、主画像のデータとしてリムーバブルメディア31に記録される。
これにより、撮像制御処理は終了となる。
図5は、撮像制御処理の具体的な処理結果を説明する図である。
時間軸の下方には、連写撮影の間に撮像部16から順次出力されて、毎回のステップS12の処理で今回のフレームのデータとして順次取得される対象が模式的に示されている。即ち、図5の例では、フレームa乃至hの各データが、その順番で順次撮像部16から出力されて、毎回のステップS12の処理で順次取得される。
さらに、その下方には、各ユーザUA乃至UDの各々の操作に基づき、各送信端末100−A乃至100−Dの各々から記録指示信号が送信されるタイミングが上から順にそれぞれ示されている。
さらに、その下方には、フレームa乃至hの各データが取得された際における、候補バッファ62の記憶内容、記録指示数及び最大記録指示数(記録指示数の最大値)が上から順にそれぞれ示されている。
すると、ステップS14の処理でYESであると判定されて、ステップS15の処理で記録指示数として「1」が計数される。
時刻t1においては、過去に記録指示数が計数されていないことから、時刻t1における記録指示数が最大記録指示数になるため、最大記録指示数が「1」に更新される。従って、ステップS16の処理でYESであると判定され、ステップS17の処理で当該フレームaのデータが候補バッファ62に記録される。
この時点においては、まだ連写撮影の終了指示がされていないことから、ステップS18の処理でNOであると判定されて、処理はステップS12に戻される。
すると、ステップS14の処理でYESであると判定されて、ステップS15の処理で記録指示数として「2」が計数される。
このようにして計数が行われている段階(時刻t1の段階)の最大記録指示数は「1」であるところ、時刻t2における記録指示数は「2」であるから、時刻t2における記録指示数が新たな最大記録指示数になる。即ち、最大記録指示数が「2」に更新される。従って、ステップS16の処理でYESであると判定されて、ステップS17の処理で当該フレームbのデータが候補バッファ62に記録される。
この時点においては、まだ連写撮影の終了指示がされていないことから、ステップS18の処理でNOであると判定されて、処理はステップS12に戻される。
このようなステップS12乃至S18のループ処理が、フレームc,dの各データが取得された際もそれぞれ繰り消し実行される。
すると、ステップS14の処理でYESであると判定されて、ステップS15の処理で記録指示数として「2」が計数される。
このようにして計数が行われている段階(時刻t3の段階)の最大記録指示数は「3」であるところ、時刻t3における記録指示数は「2」であるから、最大記録指示数は「3」のままに維持される。従って、ステップS16の処理でNOであると判定されて、当該フレームeのデータが候補バッファ62に記録されることなく、処理はステップS18に進む。
この時点においては、まだ連写撮影の終了指示がされていないことから、ステップS18の処理でNOであると判定されて、処理はステップS12に戻される。
すると、ステップS14の処理でYESであると判定されて、ステップS15の処理で記録指示数として「4」が計数される。
このようにして計数が行われている段階(時刻t4の段階)の最大記録指示数は「3」であるところ、時刻t4における記録指示数は「4」であるから、時刻t4における記録指示数が新たな最大記録指示数になる。即ち、最大記録指示数が「4」に更新される。従って、ステップS16の処理でYESであると判定されて、ステップS17の処理で当該フレームfのデータが候補バッファ62に記録される。
この時点においては、まだ連写撮影の終了指示がされていないことから、ステップS18の処理でNOであると判定されて、処理はステップS12に戻される。
このようなステップS12乃至S18のループ処理が、フレームgのデータが取得された際もそれぞれ繰り消し実行される。
すると、ステップS14の処理でNOであると判定されて、当該フレームhのデータが候補バッファ62に記録されることなく、処理はステップS18に進む。
この時点において、連写撮影の終了指示がなされたので、ステップS18の処理でYESであると判定されて、処理はステップS19に進む。
これにより、撮像制御処理は終了となる。
撮像部16は、連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する。
受信部41は、撮像部16により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する。
計数部51は、受信部41により受信された記録指示の数を計数する。
記録制御部52は、撮像部16により順次出力される複数の画像のデータのうち、計数部51により計数された記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、リムーバブルメディア31に記録させるよう制御する。
例えば、結婚式の披露宴でのケーキカットのシーンが対象シーンであるものとすると、従来においては、披露宴の参列者等の複数の人が、対象シーンの決定的瞬間の画像のデータを記録したいと考えている時には、各々が操作する撮像装置を個別に用意して、各々が撮影者として対象シーンの撮像操作を個別に行っていた。この場合、複数の人の各々が操作する複数の撮像装置により、それぞれ撮像されて記録された複数の画像のデータの各々は、撮像操作をした1人の者にとっては決定的瞬間であるが、残りの他の者にとっては必ずしも決定的瞬間ではない。
これに対して、本実施形態では1台の撮像装置1だけで、対象シーンの中で、複数人の意見を反映して最も望まれる決定的瞬間の画像のデータを記録することができる。
例えば、記録制御部52は、記録指示数が予め設定された閾値以上であると判定した複数のフレームのデータを候補バッファ62に記憶するようにしてもよい。
或いはまた、記録制御部52は、記録指示数が上位の複数のフレームのデータを候補バッファ62に記録するようにしてもよい。
これにより、連写撮影の終了時点においては、連写撮影により得られた複数のフレームのデータのうち、厳選された幾つかのフレームのデータが候補バッファ62に記憶されている。よって、記録制御部52は、厳選された複数のフレームのデータ、即ち、複数人の興味が比較的高いものとして厳選された複数のフレームのデータを、リムーバブルメディア31に記録することができる。
例えば、図示はしないが、撮像装置1は、さらに、複数のユーザから発せられる拍手の音の大きさ若しくは拍手の長さ又は拍手の回数を検出する検出部をさらに備えることができる。この場合、受信部41は、検出部の検出結果に基づいて、定量化した拍手量を求め、それを記録指示として受け付けることができる。
また例えば、撮像装置1は、複数人の各種内的状態や外的状態のうち少なくとも1の状態を検出する検出部をさらに備えることができる。この場合、受信部41は、検出部の検出結果に基づいて、定量化した状態量を求め、それを記録指示として受け付けることができる。
しかしながら、本発明は、特にこれに限定されず、受信機能を有する電子機器一般に適用することができ、例えば、本発明は、携帯電話、パーソナルコンピュータ、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機等に幅広く適用可能である。
Claims (4)
- 連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する撮像手段と、
前記撮像手段により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記記録指示の数を計数する計数手段と、
前記撮像手段により順次出力される前記複数の画像のデータのうち、前記計数手段により計数された前記記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、第1の記録領域に記録させるよう制御する記録制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段は、
前記撮像手段により1回目に出力された画像のデータを、前記第1の記録領域とは異なる第2の記憶領域に記憶させ、
前記撮像手段により2回目以降の画像のデータが出力される毎に、前記計数手段により計数された前記記録指示の数が、これまでの中で最大である場合には、撮像手段により出力された前記画像のデータを前記第2の記憶領域に上書き更新し、
前記撮像手段による撮像動作の終了が指示されると、前記第2の記憶領域に記憶されている画像のデータを前記第1の記録領域に記憶させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する撮像手段を備える撮像装置が実行する撮像制御方法において、
前記撮像手段により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信された前記記録指示の数を計数する計数ステップと、
前記撮像手段により順次出力される前記複数の画像のデータのうち、前記計数ステップにて計数された前記記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、記録領域に記録させるよう制御する記録制御ステップと、
を含むことを特徴とする撮像制御方法。 - 連続的に撮像動作を複数回繰り返すことによって、複数の画像のデータを順次出力する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、
前記撮像手段により出力された画像のデータに対する記録指示を受信する受信手段、
前記受信手段により受信された前記記録指示の数を計数する計数手段、
前記撮像手段により順次出力される前記複数の画像のデータのうち、前記計数手段により計数された前記記録指示の数が最も多かった時点で撮像された画像のデータを、記録領域に記録させるよう制御する記録制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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