JP2005093950A - 処理空間分離壁、処理ユニット収納棚および基板処理装置 - Google Patents

処理空間分離壁、処理ユニット収納棚および基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板の処理領域に他の領域から流入するダウンフローの量を低減し、基板の処理の均一性を確保することができる処理領域分離壁、それを備えた処理ユニット収納棚および基板処理装置を提供することである。
【解決手段】 外側立ち壁401が搬送エリアに設けられ、内側立ち壁402が外側立ち壁401に対して所定間隔L11をおいて熱処理ユニットPHP側に設けられる。外側立ち壁401は、搬送エリアと熱処理エリアとの間での基板Wの受け渡しのための開口部411を有し、内側立ち壁402は、開口部411に略対向する開口部412を有するものである。
【選択図】 図7

Description

本発明は、基板の処理空間を分離する処理空間分離壁、それを備えた処理ユニット収納棚および基板処理装置に関するものである。
従来、半導体処理装置を含めた基板処理装置には、基板に熱処理を施すための熱処理ユニット(ベークプレート)が搭載されている。この熱処理ユニットには、ホットプレートと呼ばれる所定温度まで昇温を行う加熱ユニットと、クールプレートと呼ばれる所定温度まで降温を行う冷却ユニットとがある。
通常、加熱処理後の基板に対しては、所定の温度まで冷却する冷却処理が施される。また、レジスト液の塗布後および現像後の基板に対しては、所定の温度まで加熱する加熱処理が施される。これらの冷却処理および加熱処理では、一定の加熱時間および冷却時間が必要であり、それらの処理時間が基板を形成する上でのプロセスにおいて非常に重要とされる。
また、このような基板処理装置においては、基板を各処理ユニットへ搬送するための搬送装置が設けられる。搬送装置によって基板が熱処理ユニットに搬入される。そして、熱処理ユニットにおいて基板に所定の熱処理が施され、搬送装置によって熱処理ユニットから基板が搬出される。搬送装置が設置されるエリア(以下、搬送エリアと呼ぶ。)と熱処理ユニットが設置されるエリア(以下、熱処理エリアと呼ぶ。)との間には雰囲気の流通を防止するための立ち壁が設けられる。
この立ち壁には、基板の受け渡しを行うための開口部が設けられている。その開口部にはシャッタが設けられている。通常、基板の搬入、搬出時および搬出待機時には、シャッタが開かれる。このシャッタが、開かれることにより搬送エリアと熱処理エリアとが連通し、搬送装置により基板の受け渡しが可能となる。
基板処理装置の搬送エリアおよび熱処理エリアには、パーティクル防止のために基板処理装置の上方から下方に向けてダウンフローが形成されている。シャッタが開くことにより搬送エリアに形成されたダウンフローが、熱処理エリアへ流入する。その結果、熱処理エリアへ流入したダウンフローにより熱処理ユニットが影響を受ける。
また、レジスト塗布処理部および現像処理部等の処理能力の兼ね合いにより基板処理装置に搭載される熱処理ユニットの搭載数が決定される。したがって、熱処理ユニットの搭載数は、レジスト塗布処理部および現像処理部等の処理能力に応じて異なってくるが、通常、1台の基板処理装置に複数台の熱処理ユニットが搭載される。
例えば、特許文献1には、被処理体の加熱・冷却処理時間の短縮を図り、かつ被処理体の面内温度分布の均一化及び製品歩留まりの向上が図れる熱処理装置について開示されている。
この熱処理装置において、基板を搬送するメインアームの移送路の一側には、加熱ユニットと冷却ユニットとを積み重ねて設けた熱処理部が配置され、他側には現像装置(現像ユニット)が2台並列状態に配置されている。この場合、1台の冷却ユニットの上に3台の加熱ユニットが配置されて熱処理部が形成されている。また、アドヒージョン処理装置の側部には、1台の冷却ユニット上に3台の加熱ユニットを積み重ねた熱処理部が2列に配置されている。
それにより、加熱処理された被処理体は、熱処理装置の後方に設けられたサブアームによって直ちに冷却ユニットに搬送される。熱処理が施された被処理体を迅速に冷却ユニットに搬送することができ、被処理体の熱影響を少なくすることができると共に、スループットの向上を図ることができる。
特許第3240383号公報
しかしながら、熱処理ユニットを縦方向に積層する場合、搬送エリアから流入するダウンフローの量は、上部に設置された熱処理ユニットと下部に設置された熱処理ユニットで異なる。このように、流入するダウンフローの量が異なってくるため、熱処理ユニットの位置によって基板に対する熱処理の性能が異なり、基板の処理が均一にならない。
この不均一性を修正するため、熱処理ユニットを閉塞空間にして、流入するダウンフローを低減する方法もある。しかし、熱処理ユニットを閉塞空間にした場合、熱処理ユニット内に熱が篭もるため、熱処理ユニットの温度制御を正確に行うことが困難となる。
本発明の目的は、基板の処理領域に他の領域から流入するダウンフローの量を低減し、基板の処理の均一性を確保することができる処理領域分離壁、それを備えた処理ユニット収納棚および基板処理装置を提供することである。
第1の発明に係る処理領域分離壁は、基板の処理領域を他の領域から分離する処理領域分離壁であって、他の領域側に設けられる第1の壁部と、第1の壁部に対して所定間隔をおいて処理領域側に設けられる第2の壁部とを備え、第1の壁部は、他の領域と処理領域との間での基板の受け渡しのための第1の開口部を有し、第2の壁部は、第1の開口部に略対向する第2の開口部を有するものである。
第1の発明に係る処理領域分離壁においては、第1の壁部が他の領域側に設けられ、第2の壁部が第1の壁部に対して所定間隔をおいて処理領域側に設けられる。第1の壁部は、他の領域と処理領域との間での基板の受け渡しのための第1の開口部を有し、第2の壁部は、第1の開口部に略対向する第2の開口部を有する。
この場合、第2の壁部が第1の壁部に対して所定間隔をおいて処理領域側に設けられるため、他の領域から第1の壁部の第1の開口部にダウンフローが流入した場合に、そのダウンフローの大部分は、第1の壁部と第2の壁部との間の所定間隔の空間内に流入する。それにより、第2の壁部の第2の開口部から処理領域側に流入するダウンフローの量が低減される。その結果、処理領域における基板の処理の均一性を確保することができる。
第1の開口部の下端は、第2の開口部の下端よりも下方に位置してもよい。この場合、第1の開口部内の下部側に流入したダウンフローが第2の壁部で阻止されるので、第1の開口部に流入したダウンフローを第1の壁部と第2の壁部との間の空間内に効率よく流入させることができる。その結果、ダウンフローが第1および第2の開口部から処理領域に流入することを防止することができる。
第1の壁部と第2の壁部との間に第1の開口部および第2の開口部を閉塞状態にする閉塞部材が開閉自在に設けられてもよい。
この場合、基板を搬入および搬出する場合には、第1の開口部および第2の開口部を開放状態にし、他の場合には第1の開口部および第2の開口部を閉塞部材により閉塞状態にする。それにより、基板の処理時に処理領域の雰囲気を他の領域から分離することができる。その結果、処理領域での基板の処理の均一性を確保することができるとともに、処理領域の雰囲気が他の領域に漏出することを防止することができる。
第1の開口部は上下方向に複数設けられ、第2の開口部は第1の開口部に対応して上下方向に複数設けられ、複数の第1および第2の開口部間で第1の壁部と第2の壁部との間の空間を上下に互いに遮蔽する遮蔽部が設けられてもよい。
この場合、第1および第2の開口部が上下に複数設けられるので、複数の第1および第2の開口部に対応して処理領域に処理ユニットを複数段に配置することができる。また、第1の壁部と第2の壁部との間の空間を上下に互いに遮蔽する遮蔽部が設けられるので、各第1の開口部から流入したダウンフローが、第1の壁部と第2の壁部との間の空間を通って下部の第2の開口部から処理領域に流入することが防止される。したがって、処理領域において複数段に配置された処理ユニットによる処理の均一性を確保することができる。
第1の壁部と第2の壁部との間の空間内を排気するための排気部が設けられてもよい。
この場合、排気部が設けられているので、第1の壁部と第2の壁部との間の空間に流入したダウンフローを排気部から外部に排出することができる。それにより、ダウンフローの一部が第1の壁部と第2の壁部との間の空間から処理領域に流入することを防止することができる。
第1の壁部と第2の壁部との間の間隔は、20mm以上50mm以下に設定されてもよい。
この場合、第1の壁部と第2の壁部との間の間隔を20mm以上に設定することにより、第1の壁部の第1の開口部から流入したダウンフローを第1の壁部と第2の壁部との間の空間に効率よく流入させることができる。また、第1の壁部と第2の壁部との間の間隔を50mm以下に設定することにより、処理領域へ流入するダウンフローの量を十分に低減しつつ処理領域分離壁の大型化を抑制することができる。
第2の発明に係る処理ユニット収納棚は、基板に所定の処理を行う処理ユニットを収納するための処理ユニット収納棚であって、互いに間隔をおいて略水平に配置された複数の仕切り部材と、複数の仕切り部材間に複数の収納スペースを形成するように複数の仕切り部材を支持する支持部材と、収納スペースの少なくとも一側面側を閉塞する第1の発明に係る処理領域分離壁とを備えたものである。
第2の発明に係る処理ユニット収納棚においては、支持部材により複数の収納スペースを形成するように互いに間隔をおいて略水平に配置された複数の仕切り部材が支持される。また、第1の発明に係る処理領域分離壁が収納スペースの少なくとも一側面側に設けられている。
この場合、処理ユニット収納棚の複数の収納スペースに複数の処理ユニットを収納することができる。また、第1の発明に係る処理領域分離壁により収納スペースの少なくとも一側面側が閉塞されているので、他の領域から第1および第2の開口部を介して複数の収納スペースに流入するダウンフローの量が低減される。したがって、複数の収納スペースに収納される複数の処理ユニットにおける基板の均一性を確保することができる。
第3の発明に係る基板処理装置は、処理領域と搬送領域との間に配置される第1の発明に係る処理領域分離壁と、処理領域に配置され、基板に処理を行う処理ユニットと、搬送領域に配置され、処理領域分離壁の第1および第2の開口部を通して処理ユニットに基板を搬入および搬出する搬送手段とを備えたものである。
第3の発明に係る基板処理装置においては、処理領域に配置された搬送手段により基板が第1の発明に係る処理領域分離壁の第1および第2の開口部を通して処理ユニットに搬入および搬出される。
この場合、第1の発明に係る処理領域分離壁が処理領域と搬送領域との間に配置されているので、搬送領域から第1および第2の開口部を介して処理領域に流入するダウンフローの量が低減される。したがって、処理領域の処理ユニットにおける基板の処理の均一性を確保することができる。
処理領域分離壁の第2の壁部と処理ユニットとの間隔は、30mm以上80mm以下に設定されてもよい。
この場合、処理領域分離壁の第2の壁部と処理ユニットとの間隔を30mm以上に設定することにより、第2の壁部の第2の開口部から処理領域にダウンフローが流入した場合でも、流入したダウンフローが処理ユニットへ影響を与えることが防止される。また、処理領域分離壁の第2の壁部と処理ユニットとの間隔を80mm以下に設定することにより、第2の壁部の第2の開口部から処理領域に流入したダウンフローが処理ユニットへ影響を与えることを十分に防止しつつ処理領域の省面積化を図ることができる。
処理ユニットは、基板を支持する基板支持手段を含み、処理領域分離壁の第1の開口部の下端は、処理ユニットの基板支持手段により支持される基板よりも下方に位置し、処理領域分離壁の第2の開口部の下端は、処理ユニットの基板支持手段により支持される基板よりも上方に位置してもよい。
この場合、処理領域分離壁の第1の開口部の下端が基板支持手段により支持される基板よりも下方に位置され、処理領域分離壁の第2の開口部の下端が基板支持手段により支持される基板よりも上方に位置されるので、第1の開口部内の下部側流入したダウンフローが第2の壁部で阻止され、処理領域に流入することなく、第1の壁部と第2の壁部との間に効率よく流入する。それにより、基板支持手段に支持された基板へダウンフローの影響が与えられることが防止される。
本発明によれば、基板の処理領域に他の領域から流入するダウンフローの量を低減し、基板の処理の均一性を確保することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る処理領域分離壁を備えたベークボックスおよび基板処理装置について図面を用いて説明する。本実施の形態に係る処理領域分離壁は、後述するベークボックスに一体的に形成されている。
また、以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。
図1以降の各図には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。
図1に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理用ブロック12およびインターフェースブロック13を含む。インターフェースブロック13に隣接するようにステッパ部14が配置される。
インデクサブロック9は、複数のキャリア載置台60およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRは、基板Wを受け渡すためのハンドIRHを有する。反射防止膜用処理ブロック10は、反射防止膜用熱処理部100,101、反射防止膜用塗布処理部70および第1のセンターロボットCR1を含む。反射防止膜用塗布処理部70は、第1のセンターロボットCR1を挟んで反射防止膜用熱処理部100,101に対向して設けられる。第1のセンターロボットCR1は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1を有する。
レジスト膜用処理ブロック11は、レジスト膜用熱処理部110,111、レジスト膜用塗布処理部80および第2のセンターロボットCR2を含む。レジスト膜用塗布処理部80は、第2のセンターロボットCR2を挟んでレジスト膜用熱処理部110,111に対向して設けられる。第2のセンターロボットCR2は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH2を有する。
現像処理用ブロック12は、現像用熱処理部120,121、現像処理部90および第3のセンターロボットCR3を含む。現像処理部90は、第3のセンターロボットCR3を挟んで現像用熱処理部120,121に対向して設けられる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3を有する。
インターフェースブロック13は、第4のセンターロボットCR4、バッファSBF、インターフェース用搬送機構IFRおよびエッジ露光部EEWを含む。第4のセンターロボットCR4は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH4を有する。インターフェース用搬送機構IFRは、後述する基板載置部PASS8とステッパ部14との間で基板Wの受け渡しを行う。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理用ブロック12およびインターフェースブロック13の順に並設されている。
以下、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理用ブロック12およびインターフェースブロック13の各々を処理ブロックと呼ぶ。
基板処理装置500には、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(図示せず)が設けられている。
また、各処理ブロックの間には隔壁が設けられている。この各隔壁には、各処理ブロック間に基板Wの受け渡しを行うための基板載置台PASS1〜PASS6が上下に近接して設けられている。
また、現像処理用ブロック12の現像用熱処理部121には、後述するように、基板載置部PASS7が設けられ、インターフェースブロック13のエッジ露光部EEWには、後述するように、基板載置部PASS8が設けられている。基板載置部PASS1〜PASS8には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。また、基板載置部PASS1〜PASS8には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1〜PASS8において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。
基板載置部PASS1,PASS3,PASS5は、未処理の基板Wを受け渡す場合に用いられ、基板載置部PASS2,PASS4,PASS6は、処理済みの基板Wを受け渡す場合に用いられる。
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について簡潔に説明する。
インデクサブロック9のキャリア載置台60の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、基板Wの受け渡しをするためのハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に移載する。
また、本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。さらに、インデクサロボットIR、第1〜第4のセンターロボットCR1〜CR4およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に移載された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1のハンドCRH1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、基板Wを反射防止膜用塗布処理部70に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部70では、露光時に発生する低在波やハレーションを減少させるためフォトレジスト膜の下部に反射防止膜が後述の塗布ユニットBARCにより塗布形成される。
その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用塗布処理部70から基板Wを取り出し、反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。反射防止膜用熱処理部100,101において所定の処理が施された後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から基板Wを取り出し、基板載置部PASS3に移載する。
基板載置部PASS3に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2のハンドCRH2により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、基板Wをレジスト膜用塗布処理部80に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部80では、反射防止膜が塗布形成された基板W上にフォトレジスト膜が後述の塗布ユニットRESにより塗布形成される。その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用塗布処理部80から基板Wを取り出し、レジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。レジスト膜用熱処理部110,111において所定の処理が施された後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から基板Wを取り出し、基板載置部PASS5に移載する。
基板載置部PASS5に移載された基板Wは、現像処理用ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを基板載置部PASS7に移載する。基板載置部PASS7に移載された基板Wは、インターフェースブロック13の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、基板Wをエッジ露光部EEWに搬入する。エッジ露光部EEWにおいて所定の処理が施された後、第4のセンターロボットCR4は、エッジ露光部EEWから基板Wを取り出し、エッジ露光部EEWの下部に設けられた基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRにより受け取られる。インターフェース用搬送機構IFRは、基板Wをステッパ部14に搬入する。ステッパ部14において、所定の処理が基板Wに施される。その後、インターフェース用搬送機構IFRは、ステッパ部14より基板Wを受け取り、エッジ露光部EEWの下部に設けられた基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、インターフェースブロック13の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、基板Wを現像用熱処理部121に搬入する。現像用熱処理部121においては、基板Wに対して熱処理が行われる。その後、第4のセンターロボットCR4は、現像用熱処理部121から基板Wを取り出し、基板載置部PASS7に移載する。
基板載置部PASS7に移載された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを現像処理部90に搬入する。現像処理部90においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。その後、第3のセンターロボットCR3は、現像処理部90から基板Wを取り出し、現像用熱処理部120に搬入する。現像用熱処理部120において所定の処理が施された後、第3のセンターロボットCR3は、現像用熱処理部120から基板Wを取り出し、レジスト膜用処理ブロック11に設けられた基板載置部PASS6に移載する。
基板載置部PASS6に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により基板載置部PASS4に移載される。基板載置部PASS4に移載された基板Wは反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により基板載置部PASS2に移載される。
基板載置部PASS2に移載された基板Wは、インデクサブロック9のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。
次に、図2は、図1の基板処理装置500を−X方向から見た側面図である。
インデクサブロック9のキャリア載置台60上に基板Wを収納したキャリアCが載置される。インデクサロボットIRのハンドIRHは、±θ方向に回転または±Y方向に進退してキャリアC内の基板Wを受け取る。
反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用熱処理部100には、2個の受け渡し部付き熱処理ユニットPHP(以下、単に熱処理ユニットと呼ぶ。)と3個のホットプレートHPが後述するベークボックス内に上下に積層配置され、反射防止膜用熱処理部101には、2個の密着強化剤塗布処理部AHLおよび4個のクーリングプレートCPが後述するベークボックス内に上下に積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部100,101には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHP、密着強化剤塗布処理部AHLおよびクーリングプレートCPの動作を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用熱処理部110には、6個の熱処理ユニットPHPが後述するベークボックス内に上下に積層配置され、レジスト膜用熱処理部111には、4個のクーリングプレートCPが後述するベークボックス内に上下に積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部110,111には、最上部に熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPの動作を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
現像処理用ブロック12の現像用熱処理部120には、4個のホットプレートHPおよび4個のクーリングプレートCPが後述するベークボックス内に上下に積層配置され、現像熱処理部121には、基板載置部PASS7、5個の熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPが後述するベークボックス内に上下に積層配置されている。また、現像用熱処理部120,121には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHPおよびクーリングプレートCPの動作を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
インターフェースブロック13には、2個のエッジ露光部EEW、バッファ部BF、基板載置部PASS8が上下に積層配置されるとともに、第4のセンターロボットCR4およびインターフェース搬送機構IFR(図示せず)が配置される。
図3は、図1の基板処理装置500を+X方向から見た側面図である。
反射防止膜用塗布処理部70には、3個の反射防止膜部BARCが上下に積層配置されている。レジスト膜用塗布処理部80には、3個のレジスト処理装置RESが上下に積層配置されている。現像処理部90には、5個の現像処理装置DEVが上下に積層配置されている。
次に、反射防止膜用熱処理部100のベークボックス400について説明する。以下、反射防止膜用熱処理部100のベークボックス400を+X方向でかつ+Y方向から見た外観をベークボックス400の正面とし、−X方向でかつ−Y方向から見た外観をベークボックス400の背面とする。
図4は、反射防止膜用熱処理部100のベークボックス400を正面から見た外観斜視図であり、図5は、反射防止膜用熱処理部100のベークボックス400を背面から見た外観斜視図である。
また、図1の第1のセンターロボットCR1、第2のセンターロボットCR2および第3のセンターロボットCR3が配置された領域を搬送エリアと呼び、反射防止膜用熱処理部100,101、レジスト膜用熱処理部110,111および現像用熱処理部120,121が配置された領域を熱処理エリアと呼ぶ。
図4および図5に示す反射防止膜用熱処理部100は、ベークボックス400、2個の熱処理ユニットPHPおよび3個のホットプレートHPから構成されている。
ベークボックス400は、主に外側立ち壁401、内側立ち壁402、2本の支柱P1,P2、複数のボックス仕切り板410および排気ダクト460を備える。外側立ち壁401および内側立ち壁402は、横断面L字型に形成されている。外側立ち壁401および内側立ち壁402が処理領域分離壁を構成する。この処理領域分離壁は、搬送エリアと熱処理エリアとを分離する。
支柱P1,P2は垂直に設けられ、支柱P1,P2により複数のボックス仕切り板410が所定の間隔で水平に支持される。それにより、複数の仕切り板410の間に複数の収納スペースが形成される。
ベークボックス400の+X方向の側面(図1の第2のセンターロボットCR2側の側面)および+Y方向の側面には、外側立ち壁401および内側立ち壁402が設けられる。ベークボックス400の−X方向の側面には、側壁は設けられず、開放状態となっている。なお、ベークボックス400の−Y方向の側面には、側壁が設けられる(図示せず)。
内側立ち壁402には、複数の収納スペースに対応して複数の開口部412が形成されている。また、外側立ち壁401には、内側立ち壁402の開口部412に対応して複数の開口部411が形成されている。この開口部411,412を介して熱処理ユニットPHPおよびホットプレートHPと第2のセンターロボットCR2との間で基板Wの搬入および搬出が行われる。
また、外側立ち壁401および内側立ち壁402の間には、複数の遮蔽板450が水平に設けられる。さらに、ベークボックス400の外側立ち壁401と内側立ち壁402との間において−Y方向側の側端部には、排気ダクト460が形成されている。この排気ダクト460は、ベークボックス400の±Z方向に延びる角筒状に形成されている。この排気ダクト460の側面には、後述するように開口部が設けられている。この二重の立ち壁401,402、開口部411,412および排気ダクト460の関係については後述する。
複数の熱処理ユニットPHPおよび複数のホットプレートHPは、ベークボックス400のボックス仕切り板410により上下に形成された複数の収納スペースにそれぞれ収納されている。
また、各熱処理ユニットPHPは、受け渡し部201,加熱部202およびローカル搬送機構300を含む。また、ローカル搬送機構300は、受け渡し部201と加熱部202との間で基板Wを搬送する。ホットプレートHPは、加熱部202を含む。
図6はベークボックス400の一部の横断面図であり、図7はベークボックス400の一部の縦断面図である。
図6および図7に示すように、外側立ち壁401と内側立ち壁402との間には、シャッタ開閉シリンダ420、シャッタ開閉ピストン421、シャッタ422および排気ダクト460が設けられている。
また、図7に示すように、ホットプレートHPは、上蓋211、加熱プレート213および複数の可動支持ピン214を含む。
加熱部202の加熱プレート213には、複数の貫通孔が設けられており、その複数の貫通孔に複数の可動支持ピン214が設けられる。この複数の可動支持ピン214により基板Wが支持される。上蓋211が加熱プレート213を覆うように設けられる。上蓋211および可動支持ピン214は、上蓋開閉駆動装置(図示せず)の働きにより同時に±Z方向に上下する。
図7に示すように、外側立ち壁401の開口部411のZ方向の長さL11は、内側立ち壁402の開口部412のZ方向の長さL12よりも長い。開口部412の長さL12は、ホットプレートHPに搬入される基板Wの搬入および搬出に必要な長さに設定されている。この開口部411の上端(+Z方向の端部位置)は、開口部412の上端(+Z方向の端部位置)とほぼ同じ高さに設定されており、開口部411の下端(−Z方向の端部位置)は、開口部412の下端(−Z方向の端部位置)よりも下方に設定されている。
また、開口部411の下端は、加熱プレート213の上面よりも下方に位置するように設けられている。すなわち、開口部411の下端は、加熱プレート213に支持された基板Wよりも下方に位置するように設けられている。
また、上段の外側立ち壁401の開口部411の長さL11が、下段の外側立ち壁401の開口部411の長さL11よりも長くなるように、各段の開口部411の長さL11が設定される。
開口部412の幅は、ホットプレートHPに搬入される基板Wの搬入および搬出に必要な幅に設定されている。また、開口部411の幅は、開口部412の幅よりも大きく設定されている。
また、図6および図7に示すように、ベークボックス400の外側立ち壁401は、所定の間隔L1を有して内側立ち壁402に平行に設けられる。この所定の間隔L1は、20mm以上50mm以下が好ましく、20mm以上30mm以下がさらに好ましい。本実施の形態においては、この所定の間隔L1は、例えば、27.5mmである。それにより、後述するダウンフローが外側立ち壁401と内側立ち壁402との間に形成された所定の間隔L1の空間内に流入することが可能となる。
さらに、加熱プレート213は、ベークボックス400の内側立ち壁402から所定の間隔L13の位置に設けられる。この所定の間隔L13は、30mm以上80mm以下が好ましい。本実施の形態においては、この所定の間隔L13は、例えば40mmである。それにより、ホットプレートHPが収納されている収納スペースに後述するダウンフローが流入した場合でも、所定の間隔L13によりホットプレートHPに与えるダウンフローの影響を少なくすることができる。
次に、図7に示すように、シャッタ422は、シャッタ開閉ピストン421が±Z方向に上下動することにより、外側立ち壁401の開口部411の開閉を行う。
ここで、図7では最も上段に位置するシャッタ422は、シャッタ開閉ピストン421が上方向に移動して開口部411が閉塞状態となっている場合を示し、その下段に位置するシャッタ422は、シャッタ開閉ピストン421が下方向に移動して開口部411が開放状態となっている場合を示す。
シャッタ開閉ピストン421が上方向に移動してシャッタ422により開口部411が閉塞されている場合、ダウンフローFL1は、開口部411から外側立ち壁401と内側立ち壁402との間の間隔L1の空間内に流入しない。
一方、シャッタ開閉ピストン421が下方向に移動してシャッタ422により開口部411が開放されている場合、ダウンフローFL2は、開口部411から外側立ち壁401と内側立ち壁402との間の間隔L1の空間に流入する。
次に、図8は外側立ち壁401の開口部411から流入したダウンフローFL2の流れを説明するための図である。
図8に示すように、排気ダクト460は、遮蔽板450との交差部の上方に開口部470を有する。
開口部411から流入したダウンフローFL2は、外側立ち壁401と内側立ち壁402との間の間隔L1の空間内を流動して下方向へ移動する。下方向に移動するダウンフローFL2は、遮蔽板450により下方向への移動が阻止され、横方向へ移動し、排気ダクト460の開口部470を通してベークボックス400の外部に排気される。それにより、ホットプレートHPが収納された収納スペースにダウンフローFL2が流入することを防止することができる。
また、ホットプレートHPの背面側(ローカル搬送機構300側)に形成されるダウンフローの流量が、搬送エリアに形成されるダウンフローFL2の流量より大きく設定されている。それにより、ベークボックス400の各収納スペース内の圧力がセンターロボットCR2側の圧力よりも高くなっている。そのため、シャッタSHが開放された場合でも、ダウンフローFL2がベークボックス400に流入することが防止される。
なお、本実施の形態においては、ローカル搬送機構300を有する熱処理ユニットPHPおよびローカル搬送機構300を有さないホットプレートHPをベークボックス400の収納スペースに収納する場合について説明したが、これに限定されず、ローカル搬送機構300を有する熱処理ユニットPHPをホットプレートHPの代わりに設けてもよく、ローカル搬送機構300を有さないホットプレートHPを熱処理ユニットPHPの代わりに設けてもよい。
また、反射防止膜用熱処理部101、レジスト膜用熱処理部110,111または現像用熱処理部120に用いるベークボックスの構成もレジスト膜用熱処理部110に用いるベークボックス400の構成と同様である。
さらに、現像用熱処理部121に用いるベークボックスにおいては、第4のセンターロボットCR4がアクセス可能なように、+X方向および−Y方向の側壁に加えて+Y方向の側壁にも開口部が設けられている。また、−X方向には側壁が設けられず開放状態となっている。この現像用熱処理部121の基板載置部PASS7に相当するベークボックスにおいては、第3のセンターロボットCR3および第4のセンターロボットCR4がアクセス可能なように+X方向および+Y方向に各々開口部が設けられている。
以上のことにより、本実施の形態に係るベークボックス400においては、ダウンフローFL1,FL2がホットプレートHPの収納された収納スペースに流入することを防止することができる。その結果、ダウンフローFL1,FL2によりホットプレートHPへの熱処理装置が不均一となることを防止することができる。
また、上段の外側立ち壁401の開口部411の長さL11が、下段の外側立ち壁401の開口部411の長さL11よりも長くなるように、各段の開口部411の長さL11が設定されるので、複数の収納スペースにダウンフローFL2がわずかに流入した場合でも、上段のホットプレートHPおよび下段のホットプレートHPに流入するダウンフローの量を均一にすることができる。その結果、多段のベークボックス400の設置高さの違いにより生じるホットプレートHPの熱処理の性能のばらつきをなくすことができる。その結果、基板Wの処理の均一化を維持することができる。
したがって、基板Wの処理均一性を維持するために複数の収納スペースを閉塞空間にする必要がなく、収納スペース内にホットプレートHPの熱が篭もらない。また、収納スペースを閉塞空間にする必要がないので、低コストでかつ組み立ても容易となる。
さらに、収納スペース内にダウンフローFL2がほとんど流入しないため、上蓋211と可動支持ピン214との上下動作を同時にしても基板WにダウンフローFL2の影響を与えることがない。その結果、上蓋211と可動支持ピン214との上下動作を同一の機構を用いて制御することができるため、他の機構を設けるための設置スペースの削減および低コスト化が可能となる。
また、ホットプレートHP側に形成されたダウンフロー(図示せず)は、ベークボックス400の支柱P1,P2の間の空間よりベークボックス400の各収納スペース内に流入する。ホットプレートHP側に形成されたダウンフローは、ベークボックス400の各収納スペースのホットプレートHPによる熱を奪い、ベークボックス400の各収納スペースから外部に流出する。
それにより、ベークボックス400の各収納スペース内に熱雰囲気がこもることを防止することができる。その結果、ホットプレートHP相互間で熱影響が与えられることを防止することができる。
さらに、ベークボックス400の各収納スペース内で生じ得るパーティクルは、開放面から各収納スペースに流入するダウンフローにより収納スペース外部に引出され、上方からのダウンフローと同時に排気放出される。その結果、基板Wへパーティクルの影響を最小限に抑えることができる。
さらに、ベークボックス400の背面側が開放されているので、ホットプレートHPのメンテナンス作業に費やす時間および組み立てに費やす時間を低減することが可能となる。
なお、本実施の形態では、処理領域分離壁がベークボックス400に一体的に設けられているが、これに限定されず、処理領域分離壁がベークボックス400とは別個に設けられていてもよい。また、処理領域分離壁が反射防止膜用塗布処理部70、レジスト膜用塗布処理部80または現像処理部90と搬送エリアとの間に設けられてもよい。
本発明の実施の形態においては、熱処理エリアが基板の処理領域に相当し、搬送エリアが他の領域に相当し、外側立ち壁401および内側立ち壁402が処理領域分離壁に相当し、外側立ち壁401が第1の壁部に相当し、間隔L1が所定間隔に相当し、内側立ち壁402が第2の壁部に相当し、基板Wが基板に相当し、開口部411が第1の開口部に相当し、開口部412が第2の開口部に相当し、仕切り板410が複数の仕切り部材に相当し、シャッタ開閉シリンダ420、シャッタ開閉ピストン421、シャッタ422が閉塞部材に相当し、遮蔽板450が遮蔽部に相当し、排気ダクト460が排気部に相当し、レジスト膜用熱処理部110が処理ユニットに相当し、ベークボックス400が処理ユニット収納棚に相当し、支柱P1,P2が支持部材に相当し、第2のセンターロボットCR2が搬送手段に相当し、間隔L13が処理領域分離壁の第2の壁部と処理ユニットとの間隔に相当し、複数の可動支持ピン214が基板支持手段に相当する。
本発明に係る処理空間分離壁、処理ユニット収納棚および基板処理装置は、基板に種々の処理を行う場合等に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置を−X方向から見た側面図である。 図1の基板処理装置を+X方向から見た側面図である。 反射防止膜用熱処理部のベークボックスを正面から見た外観斜視図である。 反射防止膜用熱処理部のベークボックスを背面から見た外観斜視図である。 ベークボックスの一部の横断面図である。 ベークボックスの一部の縦断面図である。 外側立ち壁の開口部から流入したダウンフローの流れを説明するための図である。
符号の説明
110 レジスト膜用熱処理部
214 複数の可動支持ピン
400 ベークボックス
401 外側立ち壁
402 内側立ち壁
410 仕切り板
411 開口部
412 開口部
450 遮蔽板
460 排気ダクト
P1,P2 支柱
CR2 第2のセンターロボット
W 基板

Claims (10)

  1. 基板の処理領域を他の領域から分離する処理領域分離壁であって、
    前記他の領域側に設けられる第1の壁部と、
    前記第1の壁部に対して所定間隔をおいて前記処理領域側に設けられる第2の壁部とを備え、
    前記第1の壁部は、前記他の領域と前記処理領域との間での基板の受け渡しのための第1の開口部を有し、
    前記第2の壁部は、前記第1の開口部に略対向する第2の開口部を有することを特徴とする処理領域分離壁。
  2. 前記第1の開口部の下端は、前記第2の開口部の下端よりも下方に位置することを特徴とする請求項1記載の処理領域分離壁。
  3. 前記第1の壁部と前記第2の壁部との間に前記第1の開口部および前記第2の開口部を閉塞状態にする閉塞部材が開閉自在に設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の処理領域分離壁。
  4. 前記第1の開口部は上下方向に複数設けられ、前記第2の開口部は前記第1の開口部に対応して上下方向に複数設けられ、
    前記複数の第1および第2の開口部間で前記第1の壁部と前記第2の壁部との間の空間を上下に互いに遮蔽する遮蔽部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の処理領域分離壁。
  5. 前記第1の壁部と前記第2の壁部との間の空間内を排気するための排気部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の処理領域分離壁。
  6. 前記第1の壁部と前記第2の壁部との間の間隔は、20mm以上50mm以下に設定されたことを特徴とする請求項1〜5のいずかに記載の処理領域分離壁。
  7. 基板に所定の処理を行う処理ユニットを収納するための処理ユニット収納棚であって、
    互いに間隔をおいて略水平に配置された複数の仕切り部材と、
    前記複数の仕切り部材間に複数の収納スペースを形成するように前記複数の仕切り部材を支持する支持部材と、
    前記収納スペースの少なくとも一側面側に請求項1〜6のいずれかに記載の処理領域分離壁とを備えたことを特徴とする処理ユニット収納棚。
  8. 処理領域と搬送領域との間に配置される請求項1〜6のいずれかに記載の処理領域分離壁と、
    前記処理領域に配置され、基板に処理を行う処理ユニットと、
    前記搬送領域に配置され、前記処理領域分離壁の前記第1および第2の開口部を通して前記処理ユニットに基板を搬入および搬出する搬送手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  9. 前記処理領域分離壁の前記第2の壁部と前記処理ユニットとの間隔は、30mm以上80mm以下に設定されたことを特徴とする請求項8記載の基板処理装置。
  10. 前記処理ユニットは、基板を支持する基板支持手段を含み、
    前記処理領域分離壁の第1の開口部の下端は、前記処理ユニットの前記基板支持手段により支持される基板よりも下方に位置し、前記処理領域分離壁の第2の開口部の下端は、前記処理ユニットの前記基板支持手段により支持される基板よりも上方に位置することを特徴とする請求項8または9記載の基板処理装置。



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