JP4475904B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4475904B2
JP4475904B2 JP2003327376A JP2003327376A JP4475904B2 JP 4475904 B2 JP4475904 B2 JP 4475904B2 JP 2003327376 A JP2003327376 A JP 2003327376A JP 2003327376 A JP2003327376 A JP 2003327376A JP 4475904 B2 JP4475904 B2 JP 4475904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat treatment
substrate
unit
transfer
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003327376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005093851A (ja
Inventor
靖博 福本
幸冶 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2003327376A priority Critical patent/JP4475904B2/ja
Publication of JP2005093851A publication Critical patent/JP2005093851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4475904B2 publication Critical patent/JP4475904B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、基板に熱処理を行う熱処理装置を収納する熱処理ユニット収納棚を備えた基板処理装置に関するものである。
従来、半導体処理装置を含めた基板処理装置には、基板に熱処理を施すための熱処理ユニット(ベークユニット)が搭載されている。この熱処理ユニットには、ホットプレートと呼ばれる所定温度まで昇温を行う加熱ユニットと、クールプレートと呼ばれる所定温度まで降温を行う冷却ユニットとがある。
通常、加熱処理後の基板に対しては、所定の温度まで冷却する冷却処理が施される。また、レジスト液の塗布後および現像後の基板に対しては、所定の温度まで加熱する加熱処理が施される。これらの冷却処理および加熱処理では、一定の加熱時間および冷却時間が必要であり、それらの処理時間が基板を形成する上でのプロセスにおいて非常に重要とされる。
レジスト塗布処理部および現像処理部等の処理能力の兼ね合いにより基板処理装置に搭載される熱処理ユニットの搭載数が決定される。したがって、熱処理ユニットの搭載数は、レジスト塗布処理部および現像処理部等の処理能力に応じて異なってくるが、通常、1台の基板処理装置に複数台の熱処理ユニットが搭載される。
例えば、特許文献1には、被処理体の加熱・冷却処理時間の短縮を図り、かつ被処理体の面内温度分布の均一化及び製品歩留まりの向上が図れる熱処理装置について開示されている。
この熱処理装置において、基板を搬送するメインアームの移送路の一側には、加熱ユニットと冷却ユニットとを積み重ねて設けた熱処理部が配置され、他側には現像装置(現像ユニット)が2台並列状態に配置されている。この場合、1台の冷却ユニットの上に3台の加熱ユニットが配置されて熱処理部が形成されている。また、アドヒージョン処理装置の側部には、1台の冷却ユニット上に3台の加熱ユニットを積み重ねた熱処理部が2列に配置されている。
それにより、加熱処理された被処理体は、サブアームによって直ちに冷却ユニットに搬送される。熱処理が施された被処理体を迅速に冷却部に搬送することができ、被処理体の熱影響を少なくすることができると共に、スループットの向上を図ることができる。
特許第3240383号公報
しかしながら、複数台の熱処理ユニットが基板処理装置に搭載される場合には、他の熱処理ユニット相互間での熱影響による外乱を抑制しなければならない。搭載スペースまたはレイアウト上での制約から複数の熱処理ユニットを分散して搭載することが困難であるため集中して搭載される。しかし、多数の熱処理ユニットが集中して搭載された場合、熱処理ユニット相互間で熱の移動が生じるため、熱処理ユニット相互間での熱影響を十分に抑制することが困難となり、高性能な温度調整を行うことができない。
本発明の目的は、複数の熱処理ユニットを収納することができるとともに、熱処理ユニット相互間での熱影響を十分に抑制することができる熱処理ユニット収納棚を備えた基板処理装置を提供することである。
本発明に係る基板処理装置は、複数の収納スペースを有する熱処理ユニット収納棚と、熱処理ユニット収納棚の複数の収納スペースに収納される複数の熱処理ユニットとを備え、熱処理ユニット収納棚は、互いに間隔をおいて水平に配置された複数の仕切り部材と、複数の仕切り部材間に複数の収納スペースを形成するように複数の仕切り部材を支持する支持部材と、収納スペースの少なくとも一側面側に側壁とを備え、側壁は、複数の収納スペースに対応する複数の開口部を有し、収納スペースの他の少なくとも一側面側が開放状態とされ、側壁で隔てられた収納スペースとは反対側の領域に設けられ、複数の熱処理ユニットに対して基板を開口部を介してそれぞれ搬入出する主搬送手段をさらに備え、複数の熱処理ユニットは、主搬送手段によって搬入出された基板が載置される受け渡し部と、基板を加熱処理する加熱部と、開放状態の一側面を通して収納スペースの内部と外部との間で移動することにより受け渡し部と加熱部との間で基板を搬送するローカル搬送手段とをそれぞれ備えたものである。
発明に係る基板処理装置の熱処理ユニット収納棚においては、互いに間隔をおいて水平に配置された複数の仕切り部材と、それらの仕切り部材を支持する支持部材とにより複数の収納スペースが形成される。また、収納スペースの少なくとも一側面側には側壁が設けられ、他の少なくとも一側面側は開放状態とされている。
この場合、熱処理ユニット収納棚の複数の収納スペースに複数の熱処理ユニットを収納することができるとともに、各収納スペース内における熱処理ユニットからの熱影響を開放状態の一側面側から逃がすことができる。それにより、熱処理ユニット相互間での熱影響を十分に抑制することができる。
また、主搬送手段により側壁の開口部を介して熱処理ユニット収納棚の各収納スペース内に収納された複数の熱処理ユニットに基板を搬入および搬出することができる。複数の熱処理ユニットと主搬送手段とが側壁で隔てられているので、搬送領域に熱処理ユニットの雰囲気が漏出することを防止することができる。また、熱処理ユニット収納棚に収納された熱処理ユニットにローカル搬送手段が設けられており、ローカル搬送手段が各収納スペースの内部と外部との間で移動することによりローカル搬送手段により受け渡し部と加熱部との間で基板を搬送することができる。
また、熱処理ユニット収納棚の開放状態の側面側から熱処理ユニットのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
基板処理装置は、複数の開口部に開閉自在にそれぞれ設けられた複数のシャッタをさらに備えてもよい。この場合、収納スペースに収納された熱処理ユニットに外部から基板を搬入および搬出する場合にシャッタを開き、他の場合にはシャッタを閉じる。それにより、熱処理ユニットの処理中に各収納スペース内の雰囲気が基板の搬送側に流出することを防止できる。
搬送手段の搬送領域およびローカル搬送手段の搬送領域にそれぞれダウンフローが供給されてもよい。
この場合、搬送手段の搬送領域に供給されるダウンフローが、側壁により熱処理ユニット収納棚の各収納スペース内に流入しない。また、熱処理ユニットの一側面が開放状態であるため、ローカル搬送手段の搬送領域に供給されるダウンフローが、熱処理ユニットの周囲の熱を奪い外部に排出する。それにより、熱処理ユニットの各収納スペース内の雰囲気の蓄熱を防止することができる。したがって、複数の熱処理ユニットを多段に収納した場合でも、熱処理ユニット相互間での熱影響を抑えることが可能である。
主搬送手段の搬送領域に供給されるダウンフローの流量がローカル搬送手段の搬送領域に供給されるダウンフローの流量よりも大きく設定されてもよい。複数の収納スペース内の圧力は主搬送手段の搬送領域の圧力よりも高くてもよい。
本発明によれば、複数の熱処理ユニットを収納することができるとともに、熱処理ユニット相互間での熱影響を十分に抑制することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る熱処理ユニット収納棚(以下、ベークボックスと呼ぶ。)を備えた基板処理装置について図面を用いて説明する。また、以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。
図1以降の各図には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。
図1に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理用ブロック12およびインターフェースブロック13を含む。インターフェースブロック13に隣接するようにステッパ部14が配置される。
インデクサブロック9は、複数のキャリア載置台60およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRは、基板Wを受け渡すためのハンドIRHを有する。反射防止膜用処理ブロック10は、反射防止膜用熱処理部100,101、反射防止膜用塗布処理部70および第1のセンターロボットCR1を含む。反射防止膜用塗布処理部70は、第1のセンターロボットCR1を挟んで反射防止膜用熱処理部100,101に対向して設けられる。第1のセンターロボットCR1は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1を有する。
レジスト膜用処理ブロック11は、レジスト膜用熱処理部110,111、レジスト膜用塗布処理部80および第2のセンターロボットCR2を含む。レジスト膜用塗布処理部80は、第2のセンターロボットCR2を挟んでレジスト膜用熱処理部110,111に対向して設けられる。第2のセンターロボットCR2は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH2を有する。
現像処理用ブロック12は、現像用熱処理部120,121、現像処理部90および第3のセンターロボットCR3を含む。現像処理部90は、第3のセンターロボットCR3を挟んで現像用熱処理部120,121に対向して設けられる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3を有する。
インターフェースブロック13は、第4のセンターロボットCR4、バッファSBF、インターフェース用搬送機構IFRおよびエッジ露光部EEWを含む。第4のセンターロボットCR4は、基板Wを受け渡すためのハンドCRH4を有する。インターフェース用搬送機構IFRは、後述する基板載置部PASS8とステッパ部14との間で基板Wの受け渡しを行う。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理用ブロック12およびインターフェースブロック13の順に並設されている。
以下、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理用ブロック12およびインターフェースブロック13の各々を処理ブロックと呼ぶ。
基板処理装置500には、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(図示せず)が設けられている。
また、各処理ブロックの間には隔壁が設けられている。この各隔壁には、各処理ブロック間に基板Wの受け渡しを行うための基板載置台PASS1〜PASS6が上下に近接して設けられている。
また、現像処理用ブロック12の現像用熱処理部121には、後述するように、基板載置部PASS7が設けられ、インターフェースブロック13のエッジ露光部EEWには、後述するように、基板載置部PASS8が設けられている。基板載置部PASS1〜PASS8には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。また、基板載置部PASS1〜PASS8には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1〜PASS8において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。
基板載置部PASS1,PASS3,PASS5は、未処理の基板Wを受け渡す場合に用いられ、基板載置部PASS2,PASS4,PASS6は、処理済みの基板Wを受け渡す場合に用いられる。
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について簡潔に説明する。
インデクサブロック9のキャリア載置台60の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、基板Wの受け渡しをするためのハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に移載する。
また、本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。さらに、インデクサロボットIR、第1〜第4のセンターロボットCR1〜CR4およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に移載された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1のハンドCRH1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、基板Wを反射防止膜用塗布処理部70に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部70では、露光時に発生する定在波やハレーションを減少させるためフォトレジスト膜の下部に反射防止膜が後述の塗布ユニットBARCにより塗布形成される。
その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用塗布処理部70から基板Wを取り出し、反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。反射防止膜用熱処理部100,101において所定の処理が施された後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から基板Wを取り出し、基板載置部PASS3に移載する。
基板載置部PASS3に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2のハンドCRH2により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、基板Wをレジスト膜用塗布処理部80に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部80では、反射防止膜が塗布形成された基板W上にフォトレジスト膜が後述の塗布ユニットRESにより塗布形成される。その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用塗布処理部80から基板Wを取り出し、レジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。レジスト膜用熱処理部110,111において所定の処理が施された後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から基板Wを取り出し、基板載置部PASS5に移載する。
基板載置部PASS5に移載された基板Wは、現像処理用ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを基板載置部PASS7に移載する。基板載置部PASS7に移載された基板Wは、インターフェースブロック13の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、基板Wをエッジ露光部EEWに搬入する。エッジ露光部EEWにおいて所定の処理が施された後、第4のセンターロボットCR4は、エッジ露光部EEWから基板Wを取り出し、エッジ露光部EEWの下部に設けられた基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRにより受け取られる。インターフェース用搬送機構IFRは、基板Wをステッパ部14に搬入する。ステッパ部14において、所定の処理が基板Wに施される。その後、インターフェース用搬送機構IFRは、ステッパ部14より基板Wを受け取り、エッジ露光部EEWの下部に設けられた基板載置部PASS8に移載する。
基板載置部PASS8に移載された基板Wは、インターフェースブロック13の第4のセンターロボットCR4のハンドCRH4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、基板Wを現像用熱処理部121に搬入する。現像用熱処理部121においては、基板Wに対して熱処理が行われる。その後、第4のセンターロボットCR4は、現像用熱処理部121から基板Wを取り出し、基板載置部PASS7に移載する。
基板載置部PASS7に移載された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3のハンドCRH3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、基板Wを現像処理部90に搬入する。現像処理部90においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。その後、第3のセンターロボットCR3は、現像処理部90から基板Wを取り出し、現像用熱処理部120に搬入する。現像用熱処理部120において所定の処理が施された後、第3のセンターロボットCR3は、現像用熱処理部120から基板Wを取り出し、レジスト膜用処理ブロック11に設けられた基板載置部PASS6に移載する。
基板載置部PASS6に移載された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により基板載置部PASS4に移載される。基板載置部PASS4に移載された基板Wは反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により基板載置部PASS2に移載される。
基板載置部PASS2に移載された基板Wは、インデクサブロック9のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。
次に、図2は、図1の基板処理装置500を−X方向から見た側面図である。
インデクサブロック9のキャリア載置台60上に基板Wを収納したキャリアCが載置される。インデクサロボットIRのハンドIRHは、±θ方向に回転または±Y方向に進退してキャリアC内の基板Wを受け取る。
反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用熱処理部100には、2個の受け渡し部付き熱処理ユニットPHP(以下、単に熱処理ユニットと呼ぶ。)と3個のホットプレートHPが上下に積層配置され、反射防止膜用熱処理部101には、2個の密着強化剤塗布処理部AHLおよび4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部100,101には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHP、密着強化剤塗布処理部AHLおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用熱処理部110には、6個の熱処理ユニットPHPが上下に積層配置され、レジスト膜用熱処理部111には、4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部110,111には、最上部に熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
現像処理用ブロック12の現像用熱処理部120には、4個のホットプレートHPおよび4個のクーリングプレートCPが上下に積層配置され、現像熱処理部121には、基板載置部PASS7、5個の熱処理ユニットPHPおよびクーリングプレートCPが上下に積層配置されている。また、現像用熱処理部120,121には、最上部に熱処理ユニットPHP、ホットプレートHPおよびクーリングプレートCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
インターフェースブロック13には、2個のエッジ露光部EEW、バッファ部BF、基板載置部PASS8が上下に積層配置されるとともに、第4のセンターロボットCR4およびインターフェース搬送機構IFR(図示せず)が配置される。
図3は、図1の基板処理装置500を+X方向から見た側面図である。
反射防止膜用塗布処理部70には、3個の塗布ユニットBARCが上下に積層配置されている。レジスト膜用塗布処理部80には、3個の塗布ユニットRESが上下に積層配置されている。現像処理部90には、5個の現像処理装置DEVが上下に積層配置されている。
図4は、レジスト膜用熱処理部110を示す外観斜視図であり、図5は、図4のレジスト膜用熱処理部110の模式的断面図である。
図4および図5に示すレジスト膜用熱処理部110は、ベークボックス400および6個の熱処理ユニットPHPから構成されている。
ベークボックス400は、3本の支柱P1,P2,P3および複数のボックス仕切り板410を備える。支柱P1,P2,P3は垂直に設けられ、支柱P1〜P3により複数のボックス仕切り板410が所定の間隔で水平に支持される。それにより、複数のボックス仕切り板410の間に複数の収納スペースが形成される。
ベークボックス400の+X方向の側面(図1の第2のセンターロボットCR2側の側面)には、側壁420が設けられる。また、ベークボックス400の+Y方向の側面には側壁421が設けられており、ベークボックス400の−Y方向の側面にも、側壁(図4において図示せず)が設けられる。ベークボックス400の−X方向の側面には、側壁は設けられず、開放状態となっている。
なお、本実施の形態においては、+X方向および±Y方向に側壁が設けられることとしたが、これに限定されず、少なくとも+X方向に側壁が形成されていればよい。例えば、±Y方向に側壁は設けられず、開放状態となっていてもよい。
図5に示すように、側壁420には、複数の収納スペースに対応して複数の開口部430が形成されている。この開口部430を介して熱処理ユニットPHPと第2のセンターロボットCR2との間で基板Wの受け渡しが行われる。
また、各開口部430には、シャッタSHが駆動機構(図示せず)により開閉自在に設けられている。このシャッタSHは、開口部430を介して基板Wの受け渡しが行われる際に開かれ、受け渡しが行われない場合には閉じられている。
複数の熱処理ユニットPHPは、ベークボックス400のボックス仕切り板410により上下に形成された複数の収納スペースにそれぞれ収納されている。また、各熱処理ユニットPHPは、受け渡し部201,加熱部202およびローカル搬送機構300を含む。ローカル搬送機構300は、受け渡し部201と加熱部202との間で基板Wを搬送する。
また、ベークボックス400の+X側には、ダウンフローFL11〜FL16が形成されている。また、ベークボックス400の−X側には、ダウンフローFLl〜FL6が形成されている。
したがって、ベークボックス400内の収納スペースは、側壁420およびシャッタSHによりダウンフローF11〜F16から遮蔽されている。そのため、ダウンフローF11〜F16がベークボックス400の収納スペース内に流入しない。
また、ダウンフローFL1〜FL6の流量がダウンフローFL11〜FL16により大きく設定されている。それにより、ベークボックス400の各収納スペース内の圧力がセンターロボットCR2側の圧力よりも高くなっている。そのため、シャッタSHが開放された場合でも、ダウンフローFL11〜FL16がベークボックス400に流入することが防止される。
これらの結果、第2のセンターロボットCR2側の雰囲気がベースボックス400内に流入することを防止することができる。
また、ダウンフローFL11〜FL16がベークボックス400の各収納スペース内に流入することが防止されるため、ベークボックス400内の各熱処理ユニットPHPの熱雰囲気が第2のセンターロボットCR2側に漏出しない。その結果、第2のセンターロボットCR2により搬送される基板Wに各熱処理ユニットPHPからの熱影響が与えられることを防止することができる。
一方、ダウンフローFL1〜FL6は、ベークボックス400の支柱P1,P2の間の空間よりベークボックス400の各収納スペース内に流入する。ダウンフローFL1〜FL6は、ベースボックス400の各収納スペースの熱処理ユニットPHPによる熱を奪い、ベークボックス400の各収納スペースから外部に流出する。
それにより、ベースボックス400の各収納スペース内に熱雰囲気が畜熱することを防止することができる。その結果、熱処理ユニットPHP相互間での熱影響を抑制することができる。
さらに、ベークボックス400の各収納スペース内で生じ得るパーティクルは、開放面から各収納スペースに流入するダウンフローFL1〜FL6により収納スペース外部に引出され、上方からのダウンフローFL1〜FL6と同時に排気放出される。その結果、基板Wへパーティクルの影響を最少限に抑えることができる。
さらに、ダウンフローFL1〜FL6が形成されたエリア側のベークボックス400の側面が開放されているので、熱処理ユニットPHPのローカル搬送機構300のメンテナンス作業を行うことが容易となる。
なお、本実施の形態においては、ローカル搬送機構300を有する熱処理ユニットPHPをベークボックス400の収納スペースに収納する場合について説明したが、これに限定されず、ローカル搬送機構300を有さないホットプレートHPを熱処理ユニットPHPの代わりに設けてもよい。
また、反射防止膜用熱処理部100,101、レジスト膜用熱処理部111または現像用熱処理部120に用いるベークボックスの構成もレジスト膜用熱処理部110に用いるベークボックス400の構成と同様である。
さらに、現像用熱処理部121に用いるベークボックスにおいては、第4のセンターロボットCR4がアクセス可能なように、+X方向および−Y方向に側壁が設けられ、+Y方向には開口部を有する側壁が設けられている。また、−X方向には側壁が設けられず開放状態となっている。この現像用熱処理部121の基板載置部PASS7に相当するベークボックスの部分には、第3のセンターロボットCR3および第4のセンターロボットCR4がアクセス可能なように+X方向および+Y方向の側壁に各々開口部が設けられている。
以上のことにより、本実施の形態に係るベークボックス400によれば、複数の熱処理ユニットPHPを多段に収納することができる、また、ベークボックス400によれば、熱処理ユニットPHPを収納する収納スペースの熱雰囲気を支柱P1,P2,P3間の開放面から逃がすことにより、各収納スペース内の雰囲気の蓄熱を防止することができる。それにより、複数の熱処理ユニットPHPを多段に収納した場合でも、熱処理ユニットPHP相互間での熱影響を抑えることが可能である。
本発明の実施の形態においては、熱処理ユニットPHPが熱処理ユニットに相当し、ベークボックス400が熱処理ユニット収納棚に相当し、シャッタSHがシャッタに相当し、ボックス仕切り板410が仕切り部材に相当し、支柱P1,P2,P3が支持部材に相当し、側壁420が側壁に相当し、開口部430が開口部に相当し、第2のセンターロボットCR2が搬送手段に相当し、受け渡し部201が受け渡し部に相当し、加熱部202が加熱部に相当し、ローカル搬送機構300がローカル搬送手段に相当し、ダウンフローFL11〜FL16が搬送領域のダウンフローに相当し、ダウンフローFL1〜FL6がローカル搬送手段のダウンフローに相当する。
本発明に係る基板処理装置のベークボックスは、基板に熱処理を行う熱処理ユニットを多段に収納する場合等に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置を−X方向から見た側面図である。 図1の基板処理装置を+X方向から見た側面図である。 レジスト膜用熱処理部を示す外観斜視図である。 図4のレジスト膜用熱処理部の模式的断面図である。
符号の説明
201 受け渡し部
202 加熱部
300 ローカル搬送機構
400 ベークボックス
410 ボックス仕切り板
420,421 側壁
430 開口部
CR2 第2のセンターロボット
P1,P2,P3 支柱
PHP 熱処理ユニット
SH シャッタ
HP ホットプレート
CP クールプレート
AHL 密着強化剤塗布処理部
FL1,2,3,4,5,6,11,12,13,14,15,16 ダウンフロー

Claims (5)

  1. 複数の収納スペースを有する熱処理ユニット収納棚と、
    前記熱処理ユニット収納棚の前記複数の収納スペースに収納される複数の熱処理ユニットとを備え、
    前記熱処理ユニット収納棚は、
    互いに間隔をおいて水平に配置された複数の仕切り部材と、
    前記複数の仕切り部材間に複数の収納スペースを形成するように前記複数の仕切り部材を支持する支持部材と、
    前記収納スペースの少なくとも一側面側に側壁とを備え、
    前記側壁は、前記複数の収納スペースに対応する複数の開口部を有し、
    前記収納スペースの他の少なくとも一側面側が開放状態とされ、
    前記側壁で隔てられた前記収納スペースとは反対側の領域に設けられ、前記複数の熱処理ユニットに対して基板を前記開口部を介してそれぞれ搬入出する主搬送手段をさらに備え、
    前記複数の熱処理ユニットは、
    前記主搬送手段によって搬入出された基板が載置される受け渡し部と、
    基板を加熱処理する加熱部と、
    前記開放状態の一側面を通して前記収納スペースの内部と外部との間で移動することにより前記受け渡し部と前記加熱部との間で基板を搬送するローカル搬送手段とをそれぞれ備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記複数の開口部に開閉自在にそれぞれ設けられた複数のシャッタをさらに備えたことを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  3. 前記搬送手段の搬送領域および前記ローカル搬送手段の搬送領域にそれぞれダウンフローが供給されることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記主搬送手段の搬送領域に供給されるダウンフローの流量が前記ローカル搬送手段の搬送領域に供給されるダウンフローの流量よりも大きく設定されることを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 前記複数の収納スペース内の圧力は前記主搬送手段の搬送領域の圧力よりも高いことを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
JP2003327376A 2003-09-19 2003-09-19 基板処理装置 Expired - Fee Related JP4475904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327376A JP4475904B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327376A JP4475904B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005093851A JP2005093851A (ja) 2005-04-07
JP4475904B2 true JP4475904B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=34457261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003327376A Expired - Fee Related JP4475904B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4475904B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005093851A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4444154B2 (ja) 基板処理装置
KR101117872B1 (ko) 도포·현상 장치 및 도포·현상 방법
KR100493989B1 (ko) 레지스트처리시스템및레지스트처리방법
KR100708318B1 (ko) 기판처리 장치 및 기판처리 방법
JP2009010287A (ja) 基板の処理システム
JP2010219434A (ja) 基板処理装置
KR20010020971A (ko) 기판처리장치
JP3213748B2 (ja) 処理システム
JP4137750B2 (ja) 熱処理装置、熱処理方法および基板処理装置
JP4105617B2 (ja) 基板処理装置
JP4080405B2 (ja) 基板処理装置
TWI606538B (zh) 基板處理裝置及基板處理系統
JP5378686B2 (ja) 基板処理装置
JP4475904B2 (ja) 基板処理装置
JP4127391B2 (ja) 処理ユニット収納棚および基板処理装置
JP4255791B2 (ja) 基板処理装置
JP2008251890A (ja) 基板処理装置
JP5270108B2 (ja) 基板処理装置
JP2005191239A (ja) 熱処理方法、熱処理装置および基板処理装置
JP3254583B2 (ja) 処理システム
JP2005093769A (ja) 基板処理装置および気圧調節方法
JP4323905B2 (ja) 基板処理装置
JP4262037B2 (ja) 基板処理装置
JP7300935B2 (ja) 塗布、現像装置
JP4558293B2 (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4475904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees