JP2005092453A - カード処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の削減を図るとともに、カードの搬送不良を防止する。
【解決手段】 第2のモータ56の駆動によってねじ棒57が正・逆方向に回転し、これに螺合しているナット部材58が矢印A−B方向へ移動する。ナット部材58に一体化されたホルダー59に爪部材60が回動可能に保持され、爪部材60の両端にはカードの前・後端に係合する爪60a,60bが一体形成されている。爪部材60は、ソレノイド61を作動させることにより回動し、爪60a,60bがカードとの係合が解除される退避位置に位置付けられる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、カードに記録されたデータの処理およびカードの発行ならびにカードの回収を行うカード処理装置に関するものである。
従来のカード処理装置としては、カードに記録されたデータを処理するカード処理部と、カードの発行と回収を行うためのカード回収部とを備え、カード挿入口とカード処理部との間でカードを搬送する第1の搬送手段と、カード処理部とカード回収部との間でカードを搬送する第2の搬送手段および第3の搬送手段と、カード回収部に積載されたカードの上方にカードを回収するための隙間を形成するカード保持爪とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2001−34815号公報(段落「0020」〜「0026」、図1,2)
上述した従来のカード処理装置においては、カード処理部とカード回収部との間でカードを搬送するために、第2の搬送手段および第3の搬送手段が必要なばかりではなく、これら両手段を連結する多数のレバー等を必要とするため、部品点数が増加するばかりではなく、構造および動作が複雑化するためカードの搬送不良が発生しやすいという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、目的とするところは部品点数の削減を図るとともに、カードの搬送不良を防止することにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、カード挿入口に連通するカード処理通路と、このカード処理通路に設けられカードを処理するカード処理部と、前記カード処理通路の前記カード挿入口と反対側に設けられカードを回収するカード回収部と、前記カード挿入口と前記カード処理部との間でカードを搬送する第1のカード搬送手段と、前記カード処理部と前記カード回収部との間でカードを搬送する第2のカード搬送手段とを備えたカード処理装置において、前記第2のカード搬送手段は、カードの前端と後端に係合し前記第1のカード搬送手段によってカードを搬送しているときに前記カード処理通路から退避させるように前記カード処理通路に進退自在な2つの爪部材を備えたものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第2のカード搬送手段は、モータによって正逆方向に回転するねじ棒と、このねじ棒に螺合しねじ棒の回転にしたがって移動し、前記爪部材を回動可能に支持するナット部材と、前記爪部材を前記カード処理通路に進退自在とするように回動させる駆動手段とを備えたものである。
以上説明したように本発明によれば、構造が簡素化されされるとともに、爪部材によってカードを確実に搬送することができる。また、カード処理部においてカードの処理を行うために第1の搬送手段によるカードの搬送に支障をきたすようなこともない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置の外観を示す斜視図、図2は同じく平断面図、図3ないし図6はカードを回収する動作およびカードを発行する動作を説明するための図2における III-III線断面図、図7は同じくカード押圧手段の斜視図、図8は図2におけるVIII-VIII 線断面図、図9は同じく第2のカード搬送手段を示し、同図(a)は上方から視た斜視図、同図(b)は下方から視た斜視図、図10は図2におけるX矢視図で、同図(a)はカード搬送爪がカード処理通路内に進出した状態を示し、同図(b)はカード搬送爪がカード処理通路から退避した状態を示す。なお、図2において、説明の便宜上、第2のカード搬送手段の一部は図示を省略している。また、明細書中において方向を説明するために使用した「上、下」は、あくまでも図中における方向を説明したものであって、本発明に係るカード処理装置が実際に使用される際の上、下の方向とは必ずしも一致するものではない。
図1において、全体を符号1で示すカード処理装置は、4つの側壁によって形成された枠体2を備え、この枠体2の前端には非接触ICカード(以下、単にカードという)Pが挿入されるカード挿入口3を有するカード挿入口部材4が取り付けられている。この枠体2には、図3に示すように、後述するアッパーケース18の底部20とともにカード挿入口3に連通するカード処理通路5を形成する通路壁6が一体に設けられており、この通路壁6に連設され底部7および囲い壁8とによってカード回収用凹部9が設けられている。すなわち、このカード回収用凹部9は、カード処理通路5を挟んでカード挿入口3と反対側に設けられている。このカード回収用凹部9の底部7には複数のばね保持用の凸部10が設けられており、囲い壁8には互いに対向するガイド溝11が上下方向に延在するように設けられている。
上記通路壁6の下方には、図示を省略した支持部材によって回転自在に支持された駆動ローラ13が設けられており、この駆動ローラ13は通路壁6に設けた窓14からカード処理通路5内に臨んでいる。この駆動ローラ13は駆動軸15の一端部に軸着され、駆動軸15の他端部にはウォームホイール16が軸着されており、このウォームホイール16には、第1のモータ17の出力軸に軸着されたウォーム(図示せず)が噛合している。したがって、第1のモータ17を正・逆方向に駆動することにより、駆動ローラ13が図3中反時計方向または時計方向に回転する。
図3に符号18で示すアッパーケースは、開口した上面がカバー19(図1参照)によって覆われており、底部20が通路壁6とカードPの厚みよりも大きな間隔だけ隔てて対向するように枠体2に取り付けられており、底部20と通路壁6とによってカード処理通路5が形成されている。このアッパーケース18にはピンチローラ21が回転自在に支持されており、このピンチローラ21は底部20の窓22からカード処理通路5内に臨み、上記駆動ローラ13に対接している。これら駆動ローラ13とピンチローラ21とによって、カード挿入口3と後述するカード処理部23との間でカードPを搬送する第1のカード搬送手段を構成している。
このような構成において、カード挿入口3からカードPが挿入されると、図示を省略したセンサによってこれが検知され、第1のモータ17が正方向に駆動し、駆動ローラ13が反時計方向に回転する。したがって、カードPの先端が駆動ローラ13とピンチローラ21との対接部まで挿入すると、カードPはこれら両ローラ13,21とによってカード処理通路5内を矢印A方向に搬送され、図3(a)に示すようにカード処理通路5内に取り込まれて停止する。この状態で、カードPとカード処理部としてのアンテナ基板23との間で無線を介してカードPに記録されたデータの処理が行われ、データの処理が終わると、第1のモータ17が逆方向に駆動する。したがって、駆動ローラ13が図中時計方向に回転するため、カードPは駆動ローラ13とピンチローラ21とによってカード処理通路5内を矢印B方向へ搬送されカード挿入口3から返却される。
次に、図8を用いてカード回収部25について説明する。
カード回収部25は、カード回収用凹部9内において複数枚の発行用のカードPを積載する積載台26が備えられており、この積載台26の下面側には軸27を保持する保持部28が一体に設けられている。この軸27の径はカード回収用凹部9のガイド溝11の幅よりも僅かに大きく形成されており、この軸27の両端部はガイド溝11内に係入されている。したがって、積載台26は、軸27がガイド溝11に案内されることにより、カード回収用凹部9内を図中左右に揺動可能な状態で上下方向へ移動自在に支持されている。
積載台26の下面側には、上記したばね保持用凸部10に対向するばね保持用凸部29が一体に設けられており、これら凸部10,29間に第1の付勢手段としての圧縮コイルばね30が弾装されている。したがって、積載台26は圧縮コイルばね30の弾発力によって上方に付勢されており、積載台26上に積載された複数枚のカードPの最上位置のカードPAが、後述するようにガイドケース34の底部36に係止されることにより、このカードPAがカード処理通路5に臨むようにカード処理通路5と同じ高さに位置付けられている。
次に、図1、図2、図3および図7を用いて、カード押圧手段33について説明する。
図3に示すように、カード押圧手段33は、上記したカード回収部25の上方に位置し上方が開口し断面コ字状に形成されたガイドケース34を備え、このガイドケース34が、図1に示す枠体2の上方の開口を覆うカバー35の下面側に取り付けられている。このガイドケース34の底部36の矢印B方向の端部には、図7に示すように、切欠き37と窓38が設けられており、底部36の中央部には、矢印A−B方向に延在し互いに対向する一対のガイド壁39,39と、これらガイド壁39,39に挟まれこれらガイド壁39に平行な一対のガイドリブ40,40が一体に立設されている。ガイド壁39には、図3に示すように、ガイド用の切欠きが矢印A−B方向に延在するように設けられており、この切欠きの下面とガイドリブ40の上面とが協働してガイド部42を形成している。このガイド部42は、矢印B方向の一端側から矢印A方向に向かって、順次高さが高くなる第1のガイド部42a、第2のガイド部42b、第3のガイド部42cが連設されている。
図7において、45は上方が開口し箱状に形成された移動子であって、両側壁に第1の軸46と第2の軸47が横架され、第2の軸47は、図3に示すように第1の軸46よりも高い部位に位置付けられている。これら第1および第2の軸46,47がガイドケース34のガイド部42に係入されることにより、移動子45はガイドケース34に矢印A−B方向に移動自在に支持される。移動子45の矢印B方向の端部には、矢印A−B方向と直交する方向に延在する支持軸49が横架されており、この支持軸49とガイドケース34の底部36との間に懸架された第2の付勢手段としての引張りコイルばね50(図2参照)の引張力によって、移動子45は常時矢印B方向へ付勢されている。
支持軸49の両端部には、係合部材としての一対のカード押圧レバー52,52が回動自在に支持されており、これらカード押圧レバー52,52は、支持軸49に巻回され両端部がそれぞれカード押圧レバー52,52に係止されたねじりコイルばね53のねじりモーメントによって図3中時計方向に付勢されている。時計方向に付勢されたカード押圧レバー52,52は、ガイドケース34の切欠き37と窓38からガイドケース34の下方に突出し、カード押圧レバー52に突設したストッパピン54がガイドケース34の底部36に係止されることにより、カード押圧レバー52の時計方向への回動が規制されている。ガイドケース34の切欠き37と窓38からガイドケース34の下方に突出したカード押圧レバー52は、カード回収部25の近接した位置においてカード処理通路5に臨んでおり、このカード押圧レバー52の右端には鉛直方向に延設され鉛直部52aが形成されており、左端には矢印A方向に斜め上方に傾斜し傾斜部52bが形成されている。
次に、図9および図10を用いてカードをカード処理部とカード回収部との間で搬送する第2の搬送手段について説明する。
図9に符号55で示す第2のカード搬送手段は、カードを搬送する駆動源である第2のモータ56と、この第2のモータ56によって正・逆方向に回転するねじ棒57と、このねじ棒57に螺合しねじ棒の回転にしたがって矢印A−B方向へ移動するナット部材58と、このナット部材58に一体に形成されたホルダー59に回動可能に支持された爪部材60と、この爪部材60を回動させるソレノイド61とによって概ね構成されている。
第2のモータ56は正・逆方向に駆動し、カバー19(図1参照)に取り付けられ、出力軸にはギア62が軸着され、このギア62と噛合するギア63およびこのギア63に噛合しねじ棒57の一端部に軸着されたギア64を介して、第2のモータ56の駆動がねじ棒57に伝達される。ねじ棒57はカバー35の折曲部間に回転自在に支持されている。65はカバー19の折曲部間に横架され矢印A−B方向に延在するガイドバーであって、ホルダー59はこのガイドバー65に矢印A−B方向に移動自在に支持されている。
爪部材60は細長い扁平な直方体状に形成され、両端に互いに対向するように爪60a,60bが一体に突設されており、これら爪60a,60b間の間隔は、カードPの全長よりもやや長く形成されている。また、この爪部材60の中央部には、図10に示すように、基部60cが一体に設けられており、この基部60cには被係合部60dが形成されている。この爪部材60は、基部60cを介してホルダー59に横架された軸66に回動自在に支持されており、軸66に巻回されたねじりコイルばね67のねじりモーメントによって、常時図中反時計方向に付勢されて爪60a,60bがカード処理通路5に進出している。すなわち、爪部材60はナット部材58のホルダー59を介してガイドバー65に沿って矢印A−B方向に移動自在で、かつホルダー59の軸66を回動中心として回動可能に支持されている。
図9(a)において、69はねじ棒57の全長よりもやや短く形成された駆動ブラケットであって、図10に示すように一端部が折曲形成されており上記した爪部材60の被係合部60dに係合する係合部69aが設けられている。また、この駆動ブラケット69は、両端部が互いに対向するように折り曲げられて折曲部70,70が形成されており、これら折曲部70,70の中央部に孔70a,70aが設けられ、一端部に矩形状の孔70b,70bが設けられている。この駆動ブラケット69は、孔70a,70aに上記したねじ棒57の両端部が挿通されており、このねじ棒57を回動中心として回動自在に支持されている。
図9(b)において、71は細長く形成された駆動板であって、両端部が駆動ブラケット69の孔70b,70bに係入されており、一部が突出形成されて突出部71aが設けられている。ソレノイド61のロッド72の中央部には、スリット状の溝72aが設けられており、この溝72aに駆動板71の突出部71aが挿入され、ピン73によって突出部71aがロッド72に枢着されている。
したがって、ソレノイド61が非作動状態でロッド72が進出した図10(a)に示す状態においては、爪部材60はねじりコイルばね67のねじりモーメントによって反時計方向に回動し爪60a,60bがカード処理通路5内に進出している。この状態で、第2のモータ56が正・逆方向に駆動することにより、ねじ棒57が正逆方向に回転するから爪部材60がナット部材58を介して矢印A−B方向に移動し、爪部材60の爪60aが前端に係合し、爪60bが後端に係合するカードPをカード処理部とカード回収部25との間で搬送する。爪60aの突出長さt1は、図8に示すようにカードPの厚みよりも僅かに短く形成され、爪60bの突出長さt2は、カードPの厚みよりも僅かに長く形成されている。
一方、ソレノイド61が作動しロッド72が後退すると、図10(b)に示すように、駆動板71を介して駆動ブラケット69がねじ棒57を回動中心として反時計方向に回動するから、被係合部60dに係合している係合部69aによって基部60cを軸66を回動中心として時計方向へ回動する。したがって、爪部材60も基部60cと一体的にねじりコイルばね67のねじりモーメントに抗して時計方向に回動するから、爪60a,60bが、カードPとの係合が解除されるようにカード処理通路5から退避する。
次に、図3ないし図6を用いて、このような構成のカード処理装置1におけるカードの回収動作を説明する。
予め、第2のモータ56を逆方向に駆動し、爪部材60を矢印B方向へ移動させカード処理部23に位置付けておき、ソレノイド61を作動させ爪部材60の爪60a,60bをカード処理通路5から退避させておく。カード処理通路5内においてアンテナ基板23によるカードの処理が終了し、処理したカードPAをカード回収部25に回収する必要が生じた場合には、ソレノイド61の通電を断として非作動状態とすることにより爪部材60の爪60a,60bをカード処理通路5内に進出させ、図3(a)に示すように、爪60bをカードPの後端に係合させる。
第2のモータ56を正方向に駆動するとねじ棒57が正回転することにより、ナット部材58は矢印A方向へ移動し、この移動にともなって爪部材60も同方向へ移動する。したがって、爪部材60の爪60aが後端に係合したカードPが、カード処理通路5内を矢印A方向へ搬送されるため、同図(b)に示すように、カードPの前端がカード押圧レバー52の鉛直部52aに係合する。
さらに、カードPが矢印A方向へ搬送されると、カード押圧レバー52がねじりコイルばね53によって時計方向に付勢され、かつストッパピン54がガイドケース34の底部36に係止されることにより、カード押圧レバー52の時計方向への回動が規制されているため、カード押圧レバー52もカードPと一体的に矢印A方向へ移動する。したがって、移動子45が引っ張りコイルばね50の引張力に抗して、ガイドケース34内を矢印A方向に移動する。
さらに、カードPが矢印A方向へ搬送されると、カード押圧レバー52の傾斜部52bがカード回収部に積載されているカードPの最上位置のカードPBに当接し、これを押し下げるため、図4(a)に示すように、最上位置のカードPBとガイドケース34の底部36との間にカードPAを回収するだけの隙間が形成される。したがって、カードPAの前端部が最上位置のカードPBとガイドケース34の底部36との間に入り込む。
一方、カード押圧レバー52と一体的に矢印A方向へ移動子45が移動することにより、同図(b)に示すように、第1の軸46が第1のガイド部42aから第2のガイド部42bに移行し始め、第2の軸47が第2のガイド部42bから第3のガイド部42cに移行し始める。
さらに、移動子45がカード押圧レバー52と一体的に矢印A方向へ移動することにより、図5(a)に示すように、第1の軸46が第1のガイド部42aから第2のガイド部42bに移行し、第2の軸47が第2のガイド部42bから第3のガイド部42cに移行する。したがって、移動子45が上方に移動し、カード押圧レバー52と回収するカードPAとの係合が解除される退避位置に位置付けられるため、移動子45は引張りコイルばね50の引張力によって矢印B方向へ移動し、同図(b)に示すように、カード押し下げレバー52が回収するカードPA上に乗り上げる。
爪部材60がカード回収部25に位置付けられると、図6(a)に示すように、回収するカードPAが最上位置のカードPBとガイドケース34の底部36との間に回収される。一方、移動子45は引張りコイルばね50の引張力によって矢印B方向へ移動し、初期位置に復帰し、カード押圧レバー52,52は、ガイドケース34の切欠き37と窓38からガイドケース34の下方に突出し、カード回収部25の近接した位置においてカード処理通路5に臨む。
このように、カードPをカード回収部25に回収するときに回収するカードPAによって、直接カード押圧手段33を作動させるようにしているため、部品点数が削減されるとともに構造を簡素化することができる。
次に、カード回収部25からカード処理部23へカードを発行する動作を説明する。
図6(a)に示す状態から、第2のモータ56を逆方向に駆動し、ねじ棒57を逆方向へ回転させると、爪部材60が矢印B方向へ移動し、爪部材60の爪60aがカード回収部25内に積載されたカードPのうちの最上位置のカードPAの後端に係合する。この状態から、さらに爪部材60を矢印B方向へ移動させると、最上位置のカードPAも矢印B方向に搬送され、このカードPAの先端がカード押圧レバー52の傾斜部52bに当接する。
さらに、爪部材60を矢印B方向へ移動させ、カードPAによってカード押圧レバー52を矢印B方向に押圧すると、傾斜部52bによってカード押圧レバー52を反時計方向に回動させる分力が発生する。したがって、発行されるカードPAによってカード押圧レバー52がねじりコイルばね53のねじりモーメントに抗して同図(b)に二点鎖線で示すように、反時計方向に回動しカード処理通路5から退避するため、カードPAはカード処理通路5のカード処理部23に搬送される。
このように、カード押圧レバー52に傾斜部52bを設けたことにより、カード押圧レバー52を発行するカードPAによって直接カード処理通路5から退避させることができるため、カード押圧レバー52を退避させるための駆動手段が不要になるため、部品点数を削減することができるとともに、構造を簡素化することができ、かつ動作不良を防止することができる。また、カード押圧レバー52を引張りコイルばね50によって初期位置に戻すためようにしたために、戻すための駆動手段が不要になるため、部品点数を削減することができるとともに、構造を簡素化することができ、かつ動作不良を防止することができる。
また、カードPの後端および前端に係合する爪60a,60bを設けた爪部材60によってカードPをカード処理部23とカード回収部25との間で搬送するようにしたため、構造が簡易にもかかわらず確実に搬送することができる。また、第1の搬送手段によって、カード処理部23とカード挿入口3との間でカードPを搬送するときには、爪部材60の爪60a,60bがカード処理通路5から退避しているから、カード処理部23においてカードPの処理を行うために第1の搬送手段によるカードの搬送に支障をきたすようなことがない。
本発明に係るカード処理装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係るカード処理装置の平断面図である。 本発明に係るカード処理装置において、カードを回収する動作を説明するための図2における III-III線断面図である。 本発明に係るカード処理装置において、カードを回収する動作を説明するための図2における III-III線断面図である。 本発明に係るカード処理装置において、カードを回収する動作を説明するための図2における III-III線断面図である。 本発明に係るカード処理装置において、カードを回収する動作およびカードを発行する動作を説明するための図2における III-III線断面図である。 本発明に係るカード処理装置におけるカード押圧手段の斜視図である。 図2におけるVIII-VIII 線断面図である。 本発明に係るカード処理装置における第2のカード搬送手段を示し、同図(a)は上方から視た斜視図、同図(b)は下方から視た斜視図である。 図2におけるX矢視図で、同図(a)はカード搬送爪がカード処理通路内に進出した状態を示し、同図(b)はカード搬送爪がカード処理通路から退避した状態を示す。
符号の説明
1…カード処理装置、3…カード挿入口、5…カード処理通路、9…カード回収用凹部、23…アンテナ基板(カード処理部)、25…カード回収部、33…カード押圧手段、34…ガイドケース、42…ガイド部、45…移動子、52…カード押圧レバー、53…ねじりコイルばね(第3の付勢手段)、55…第2の搬送手段、56…第2のモータ、57…ねじ棒、58…ナット部材、59…ホルダー、60…爪部材、60a,60b…爪、61…ソレノイド、65…ガイドバー。

Claims (2)

  1. カード挿入口に連通するカード処理通路と、このカード処理通路に設けられカードを処理するカード処理部と、前記カード処理通路の前記カード挿入口と反対側に設けられカードを回収するカード回収部と、前記カード挿入口と前記カード処理部との間でカードを搬送する第1のカード搬送手段と、前記カード処理部と前記カード回収部との間でカードを搬送する第2のカード搬送手段とを備えたカード処理装置において、前記第2のカード搬送手段は、カードの前端と後端に係合し前記第1のカード搬送手段によってカードを搬送しているときに前記カード処理通路から退避させるように前記カード処理通路に進退自在な2つの爪部材を備えたことを特徴とするカード処理装置。
  2. 請求項1記載のカード処理装置において、前記第2のカード搬送手段は、モータによって正逆方向に回転するねじ棒と、このねじ棒に螺合しねじ棒の回転にしたがって移動し、前記爪部材を回動可能に支持するナット部材と、前記爪部材を前記カード処理通路に進退自在とするように回動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするカード処理装置。
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JP2011134243A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Saxa Inc 枢支構造およびそれを利用したカード処理装置

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