JP2005091607A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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千勝 鈴木
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Abstract

【課題】 既存の画像形成機能を利用して所望の用紙に高解像度の黒色画像を形成できるようにする。
【解決手段】 BK色高解像度モードの選択を操作する操作手段61と、中間転写ベルト6を有してBK色高解像度モードを実行する画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kと、これらユニット10Y、10M、10C、10Kの入出力を制御する制御手段15とを備え、制御手段15はBK色高解像度モードの選択を操作されたとき、中間転写ベルト6に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように当該ユニット10Y、10M、10C、10Kを制御するものである。この構成によって、単色黒に基づく黒色画像のみを中間転写ベルト6に形成する場合に比べて、ほぼ2倍の高解像度の黒色画像を中間転写ベルト6に形成(再現)することができる。
【選択図】 図2


Description

この発明は中間転写ベルト又は転写材搬送ベルトを有したタンデム型のカラープリンタや複写機、これらの複合機等に適用して好適な画像形成装置及び画像作成方法に関するものである。
近年、会社や、学校、コンビニエンス・ストア、各種医療機関及び公共機関等には、カラーデジタル複写機や、カラープリンタ等の画像形成装置が設置される場合が多くなってきた。このカラーデジタル複写機では、色付きの原稿画像から取得した赤(R)色、緑(G)色、青(B)色に係る画像データに基づいてカラー画像が形成され、カラープリンタではサーバー、パーソナルコンピュータ(以下単にパソコンという)等の外部装置から画像データを受信し、この画像データに基づいてカラー画像を形成するようになされる。
この種の画像形成装置によれば、最適なカラー画像形成品質を維持するためには、原稿画像のR色、G色、B色を再現するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)色の間で色ずれが生じないように画像形成手段を補正することが必須となっている(以下色ずれ補正モードという)。この際の色ずれ補正モードに関しては、中間転写ベルトまたは搬送材転写ベルト上に形成されたレジストマークを反射型センサなどの色ずれ検知用の検出手段(以下レジストセンサという)により検出し、ある基準色に対する他色の主走査、副走査、横倍率、スキューの各々のずれ量を算出し、画像形成タイミングなどを調整して色ずれを補正している。
なお、特許文献1には、レーザビーム複写機及びファクシミリ装置に適用可能な電子写真方式の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、像担持体を露光して品質の良い画像を形成するために補正手段が備えられる。補正手段では、各像担持体から搬送体に転写されたレジストマーク画像のうち、搬送体搬送方向で最下流側に位置する像担持体から搬送体に転写されたレジストマーク画像の検出タイミングと、残る他の各レジストマーク画像の検出タイミングとの相対差分が検出される。
この相対差分に基づいて、補正手段は、残る各像担持体への光ビームの照射開始位置、その像担持体への光ビームの照射角度、及び、光ビームの光路長を個別に補正するようになされる。つまり、特許文献1によれば、各色のレジストマークを搬送体に作成し、レジストセンサでレジストマークの通過タイミングを検出し、基準色に対する他色の位置ずれ量を算出して画像形成位置を補正するようになされる。
また、タンデム型のカラー画像形成装置に関して、特許文献2には、カラー重ね合わせ制御装置が開示されている。この制御装置によれば、中間ベルトに色画像を重ね合わせる場合に補正手段が備えられる。補正手段は中間ベルトに形成された色画像を重ね合わせ不良が検出されると、この重ね合わせ不良を補正するように動作する。このような補正により、中間ベルト上に再現性良く色画像を重ね合わせることができるというものである。
特開平01−142681号公報(第13頁 図4) 特開平06−171156号公報(第2頁 図1)
ところで、従来例に係るタンデム型のカラー画像形成装置によれば、以下のような問題がある。
i.近年、高解像度のプリントが要求される中で、画像形成ユニットを構成するポリゴンモータが高回転化してきたことから、1つの画像形成ユニットで従来以上の高解像度を得ることが困難になってきている。
ii.この種のカラー画像形成装置で高解像度の黒画像や単色画像等を形成しようとした場合、特許文献1及び2に見られるような補正手段をそのまま取り入れても、1つの画像形成ユニットで従来以上の高解像度を得ることが難しい。
iii.因みに、1つの画像書き込みユニットから複数のレーザー光を像形成体に照射して書き込みを行い、高解像度を得る方法が考案されているが、コストアップにつながったり、画像形成精度が低下するおそれがある。
そこで、この発明はこのような従来例に係る課題を解決したものであって、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、当該装置の既存の画像形成機能を利用して所望の用紙に高解像度の黒色画像や単色画像を形成できるようにした画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る第1の画像形成装置は、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する装置であって、像形成体に単色黒と他の色を重ね合わせた混色黒とに基づいて黒色画像を形成する動作を黒色画像形成モードとしたとき、黒色画像形成モードの選択を操作する操作手段と、像形成体を有して黒色画像形成モードを実行する画像形成手段と、画像形成手段の入出力を制御する制御手段とを備え、制御手段は、操作手段によって黒色画像形成モードの選択を操作されたとき、像形成体に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように画像形成手段を制御することを特徴とするものである。
本発明に係る第1の画像形成装置によれば、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、操作手段は黒色画像形成モードを選択するように操作される。像形成体を有した画像形成手段は黒色画像形成モードを実行する。このとき、制御手段は、画像形成手段の入出力を制御する。これを前提にして、制御手段は、操作手段によって黒色画像形成モードが選択されたとき、像形成体に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように画像形成手段を制御する。
従って、単色黒に基づく黒色画像のみを像形成体に形成する場合に比べて、ほぼ2倍の高解像度の黒色画像を像形成体に形成(再現)することができる。これにより、当該装置の既存の画像形成機能を利用して所望の用紙に高解像度の黒色画像を形成することができる。
本発明に係る第2の画像形成装置は、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する装置であって、各画像形成ユニットの書込みの位置を所定量ずらして像形成体に単一色の色画像を形成する動作を単色画像形成モードとしたとき、単色画像形成モードの選択を操作する操作手段と、単色画像形成モードを実行可能なN個の画像形成ユニットと、これらの画像形成ユニットの入出力を制御する制御手段とを備え、この制御手段は、操作手段によって単色画像形成モードの選択を操作されたとき、N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内すると共に、同じ色用になされたN個の画像形成ユニットに基づいて像形成体に単色画像を形成するように画像形成制御をすることを特徴とするものである。
本発明に係る第2の画像形成装置によれば、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、操作手段は単色画像形成モードを選択するように操作される。N個の画像形成ユニットは単色画像形成モードを実行する。制御手段は、画像形成ユニットの入出力を制御する。これを前提にして、制御手段は、操作手段によって単色画像形成モードの選択を操作されたとき、N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内すると共に、同じ色用になされたN個の画像形成ユニットに基づいて像形成体に単色画像を形成するように画像形成制御をする。
従って、N個の画像形成ユニットが全て同じ色の画像を形成するので、1個の画像形成ユニットを使用して単色画像を形成する場合に比べて、N倍の高解像度の単色画像を形成することができる。
本発明に係る画像形成方法は、N個の画像形成ユニットに基づく色を像形成体に重ね合わせて色画像を形成する方法であって、N個の画像形成ユニットに基づく単色画像形成ドットをずらして単一色の色画像を像形成体に形成する動作を単色画像形成モードとしたとき、単色画像形成モードの選択を受け付け、単色画像形成モードが選択されたとき、N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内し、同じ色用になされたN個の画像形成ユニットに基づいて像形成体に単色画像を形成することを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成方法によれば、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、N個の画像形成ユニットが全て同じ色の画像を形成するので、1個の画像形成ユニットを使用して単色画像を形成する場合に比べて、N倍の高解像度の単色画像を形成することができる。
本発明に係る第1の画像形成装置によれば、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成するための画像形成手段を制御する制御手段を備え、この制御手段は、黒色画像形成モードの選択が操作されたとき、像形成体に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように画像形成制御をするものである。
この構成によって、単色黒に基づく黒色画像のみを像形成体に形成する場合に比べて、ほぼ2倍の高解像度の黒色画像を像形成体に形成(再現)することができる。従って、当該装置の既存の画像形成機能を利用して所望の用紙に高解像度の黒色画像を形成することができる。
本発明に係る第2の画像形成装置によれば、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成するように制御する制御手段を備え、単色画像形成モードの選択を操作されたとき、N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内すると共に、同じ色用になされたN個の画像形成ユニットに基づいて像形成体に単色画像を形成するように画像形成制御をするものである。
この構成によって、N個の画像形成ユニットが全て同じ色の画像を形成するので、1個の画像形成ユニットを使用して単色画像を形成する場合に比べて、N倍の高解像度の単色画像を形成することができる。
本発明に係る画像形成方法によれば、N個の画像形成ユニットに基づく色を像形成体に重ね合わせて色画像を形成する場合に、N個の画像形成ユニットが全て同じ色の画像を形成するので、1個の画像形成ユニットを使用して単色画像を形成する場合に比べて、N倍の高解像度の単色画像を形成することができる。
続いて、この発明に係る画像形成装置及び画像形成方法の一実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
図1は本発明に係る実施形態としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。
この実施形態では、像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する手段の入出力を制御する制御手段を備え、黒色画像形成モードが選択されたとき、像形成体に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成して、単色黒に基づく黒色画像のみを像形成体に形成する場合に比べて、ほぼ2倍の高解像度の黒色画像を像形成体に形成(再現)できるようにすると共に、当該装置の既存の画像形成機能を利用して所望の用紙に高解像度の黒色画像を形成できるようにしたものである。
図1に示すカラー画像形成装置100は画像形成装置の一例を構成するものでであり、任意の画像情報に基づいて色を重ね合わせ、像形成体に色画像を形成する装置である。カラー画像形成装置100は、像形成体に色ずれ補正用の単色黒を含む各色の画像を形成し、当該色ずれ補正用の画像の通過タイミングを読み取って、黒色画像に対する他の色画像の位置ずれ量を算出し、該位置ずれ量に基づいて画像形成位置を補正するように動作する(カラーレジスト補正処理)。
このカラー画像形成装置100は、画像形成装置本体101と画像読取装置102とから構成される。画像形成装置本体101の上部には、自動原稿給紙装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置102が設置されている。自動原稿給紙装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿dの片面又は両面の画像が走査露光され、原稿画像を反映する入射光がラインイメージセンサCCDにより読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ画像信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正及び画像圧縮処理等がなされ、デジタルの画像情報となる。画像情報は画像形成手段を構成する画像書き込みユニット(露光手段)3Y、3M、3C、3Kへ送られる。
上述の自動原稿給紙装置201は自動両面原稿搬送手段を備えている。この自動原稿給紙装置201は原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を連続して一挙に読み取り、原稿内容を図示しない画像メモリ等の記憶手段に蓄積するようになされる(電子RDH機能)。この電子RDH機能は、複写機能により多数枚の原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能により多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用される。
画像形成装置本体101は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるものである。画像形成手段は各色毎に像形成体を有する複数組の画像形成ユニット(画像形成系)10Y、10M、10C、10Kと、無終端状の中間転写ベルト(画像転写系)6と、再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段と、トナー像を定着するための定着装置17とを備えている。この例では、中間転写ベルト6の側面で、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kが上方から下方へ順に配置されている。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yは、Y色のトナー像を形成する像形成体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配置されたY色用の帯電手段2Y、画像書込みユニット3Y、現像装置4Y及び像形成体用のクリーニング手段8Yを有する。現像装置4Yには図示しないY色カセットが着脱可能に装填される。Y色カセットにはY色用のトナーが充填される。
マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mは、M色のトナー像を形成する像形成体としての感光体ドラム1Mと、M色用の帯電手段2M、画像書込みユニット3M、現像装置4M及び像形成体用のクリーニング手段8Mを有する。現像装置4Mには図示しないM色カセットが着脱可能に装填される。M色カセットにはM色用のトナーが充填される。
シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cは、C色のトナー像を形成する像形成体としての感光体ドラム1Cと、C色用の帯電手段2C、画像書込みユニット3C、現像装置4C及び像形成体用のクリーニング手段8Cを有する。現像装置4Cには図示しないC色カセットが着脱可能に装填される。C色カセットにはC色用のトナーが充填される。黒(BK)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kは、BK色のトナー像を形成する像形成体としての感光体ドラム1Kと、BK色用の帯電手段2K、画像書込みユニット3K、現像装置4K及び像形成体用のクリーニング手段8Kを有する。現像装置4Kには図示しないK色カセットが着脱可能に装填される。K色カセットにはBK色用のトナーが充填される。
帯電手段2Yと画像書込みユニット3Y、帯電手段2Mと画像書込みユニット3M、帯電手段2Cと画像書込みユニット3C及び帯電手段2Kと画像書込みユニット3Kとは、潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、4Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性(本実施形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現像にて行われる。中間転写ベルト6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持され、各々の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成されたY色、M色、C色、BK色の各トナー像を転写するようになされる。
このカラー画像形成装置100には、黒色画像形成モード(以下BK色高解像度モードという)が準備されている。BK色高解像度モードとは、中間転写ベルト6に単色黒と他の色を重ね合わせた混色黒とに基づいて黒色画像を形成する動作をいう。混色黒とは、Y色、M色及びC色を重ね合わせた黒色をいう。重ね合わせの順番は、Y色→M色→C色の場合、M色→C色→Y色の場合、C色→Y色→M色の場合、Y色→C色→M色の場合、C色→M色→Y色の場合、Y色→C色→M色の場合等がある。いずれも、最上層に露出する色によって、混色黒が赤味、黄色味又は青味かかって黒色の感じが微妙に変化する。
ここで画像形成プロセスの概要について以下に説明をする。画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと反対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写バイアス(不図示)が印加される1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動する中間転写ベルト6上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(色画像:カラートナー像)が形成される。カラー画像は中間転写ベルト6から用紙Pへ転写される。
給紙カセット20A、20B、20C内に収容された用紙Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙P上の一方の面(表面)にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。転写後の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、像形成体クリーニング手段8Y、8M、8C、8Kによりクリーニングされ次の画像形成サイクルに入る。
両面画像形成時には、一方の面(表面)に画像形成され、定着装置17から排出された用紙Pは、分岐手段26によりシート排紙路から分岐され、それぞれ給紙搬送手段を構成する、下方の循環通紙路27Aを経て、再給紙機構(ADU機構)である反転搬送路27Bにより表裏を反転され、再給紙搬送部27Cを通過して、給紙ローラ22Dにおいて合流する。
反転搬送された用紙Pは、レジストローラ23を経て、再度2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙Pの他方の面(裏面)上にカラー画像(カラートナー像)が一括転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
一方、2次転写ローラ7Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写ベルト用のクリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。これらの画像形成の際には、用紙Pとして52.3〜63.9kg/m2(1000枚)程度の薄紙や64.0〜81.4kg/m2(1000枚)程度の普通紙、83.0〜130.0kg/m2(1000枚)程度の厚紙や150.0kg/m2(1000枚)程度の超厚紙が用いられる。用紙Pの厚み(紙厚)としては0.05〜0.15mm程度の厚さのものが用いられる。
上述のクリーニング手段8Aの上流側であって、中間転写ベルト6の左側には、レジストセンサ12が設けられており、上述した画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kによって中間転写ベルト6に形成された色ずれ補正用の色画像(以下、レジストマークCRという)の位置を検出して位置検出信号S2を発生するようになされる。
画像形成装置本体101には制御手段15が設けられ、レジストセンサ12から得られる位置検出信号S2に基づいて色ずれ補正モードを実行する。色ずれ補正モードとは、色ずれ補正用のレジストマークCRを中間転写ベルト6の画像基準位置に形成し、当該レジストマークCRの通過タイミングを読み取って、基準色のレジストマークCRの位置(エッジ、重心等)に対する他の色のレジストマークCRの位置ずれ量を算出して色重ね合わせ時の画像形成位置を補正する動作をいう(以下で単にカラーレジスト補正処理ともいう)。
ここで画像基準位置とはレジストセンサ12が中間転写ベルト6上のレジストマークCRを精度良く読み込める位置である。この画像基準位置は感光体ドラム1Y等に対してレーザビームを走査する主走査方向において、感光体ドラム1Y,1M,1C,1B等のほぼ中心位置から例えば、左側に所定距離を置いて設定された設計基準位置である。
また、色重ね合わせ時の画像形成位置とは、カラー画像データ(画像情報)に基づく任意の色画像を中間転写ベルト6で再現する場合に、Y色、M色、C色、BK色等の各々のトナー像を重ね合わせる位置をいう。この画像基準位置や画像形成位置等は、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに対する画像書込み開始位置を調整することで補正される。
図2はカラー画像形成装置100の画像転写及び画像形成系の構成例を示すブロック図である。図2に示すカラー画像形成装置100は図1に示した中間転写ベルト6を画像転写系Iとし、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを画像形成系IIとして抜き出したものである。
図2において、カラー画像形成装置100は中間転写ベルト6にY色、M色、C色、BK色等Mのトナー像を重ね合わせて色画像を形成する装置であり、制御手段15を有している。制御手段15には操作手段61が接続され、BK色高解像度モードを選択するように操作される。操作手段61はBK色高解像度モードの選択の他に、用紙サイズ、画像濃度等の画像形成条件を設定したり、各種設定画面を切換える際にも使用される。画像形成条件やBK色高解像度モード等は操作データ(操作情報)D3となって制御手段15に出力される。
制御手段15には操作手段61の他に表示手段18が接続され、操作手段61によって操作される各種設定画面で画像形成条件等を表示するようになされる。表示手段18は、制御手段15から出力される表示データDvに基づいて画像形成条件等を表示する。操作手段61は、図示しないタッチパネルから構成され、表示手段18は液晶表示パネルから構成される。この例では、表示手段18を構成する液晶表示パネル上に、操作手段61を構成するタッチパネルが組み合わされ、GUI(Graphic User Interface)方式の操作パネル48が構成される。
制御手段15は、操作手段61から得られる操作データD3に基づいて、表示手段18及び画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの入出力を制御する。例えば、制御手段15は、操作手段61によってBK色高解像度モードを選択するように操作されたとき、先に述べた色ずれ補正モードを実行した後に、単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと混色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットとの間の位置ずらし量を決定する。
なお、先に述べた色ずれ補正モードが電源立ち上げと共に実行され、既に色ずれ補正値が取得されている場合は、BK色高解像度モードが選択されたとき、単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと混色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットとの間の位置ずらし量を決定する。位置ずらし量は、色ずれ補正値に基づいて算出されるためである。
制御手段15は、位置ずらし量に基づいて中間転写ベルト6に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを制御する。この混色黒に基づく黒色画像を形成するためのBK色用の画像データは、単色黒に基づく黒色画像のBK色用の画像データを書き込む位置を基準にして、例えば、主走査方向及び副走査方向に1/2ピッチずらした位置に書き込まれる。
つまり、単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットの間を1ピッチとしたとき、制御手段15は、中間転写ベルト6において、単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットから1/2ピッチずらした位置に、混色黒に基づく黒色画像を形成するためのBK色用の画像データを書き込むように画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを制御する。このようにすると、単色黒に基づく黒色画像の形成位置に対して、混色黒に基づく黒色画像を形成位置を規定量(1/2ピッチ)だけずらすことができ、従来の倍の解像度でのプリント動作させることができる。
この例で混色黒に基づく黒色画像は、単色黒に基づく黒色画像を形成するためのBK色用の画像データを使用して形成する。例えば、600dpiのBK色用の画像データを加工無しに、BK色用の画像形成ユニット10KとY色用、M色用、C色用の各々の画像形成ユニット10Y、10M、10Cをそれぞれ動作させて混色黒を画像形成出力すると、1200dpiとほぼ等価な解像度で印字出力できるようになる。
また、単色黒に基づく黒色画像を形成するためのBK色用の画像データを使用して混色黒に基づく黒色画像を形成する場合に、制御手段15で、単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットのBK色用の画像データを補間して混色黒に基づく黒色画像を形成するためのBK色用の画像データを作成するようにしてもよい。より一層、高階調性かつ高解像度のBK色画像を形成することができる。
なお、制御手段15にはレジストセンサ12が接続されており、色ずれ補正モードに、中間転写ベルト6に形成されたトナー像(色画像)の位置を検出して位置検出信号S2を制御手段15へ出力する。制御手段15では、レジストセンサ12から得られる位置検出信号S2をアナログ・デジタル変換した後の位置検出データDpに基づいて画像書込みユニット(露光手段)3Y,3M,3C等の露光タイミング制御をする。制御手段15には不揮発メモリ14が接続されており、位置検出データDpや、位置ずれ量、色ずれ量に係るデータが記憶される。
上述の制御手段15に接続された画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、色ずれ補正モード、通常のカラー画像形成モードに加えてBK色高解像度モードを実行する。通常のカラー画像形成モードでは、画像形成ユニット10Yは、任意のカラー画像データDinを構成するY色用の画像データDyに基づいて中間転写ベルト6にY色のトナー画像を形成する。
例えば、画像書込みユニット3Yは感光体ドラム1Yに対峙して設けられ、レーザ光を感光体ドラム1Yに照射して画像データDyを書込むように動作する。感光体ドラム1Yの前方には、レーザ光検知センサ(検出手段)9Yが設けられ、Y色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ光検知信号S9yを制御手段15に出力するようになされる。
画像形成ユニット10MではM色用の画像データDmに基づいて中間転写ベルト6にM色のトナー画像を形成する。例えば、画像書込みユニット3Mは感光体ドラム1Mに対峙して設けられ、レーザ光を感光体ドラム1Mに照射して画像データDmを書込むように動作する。感光体ドラム1Mの前方には、レーザ光検知センサ(検出手段)9Mが設けられ、M色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ光検知信号S9mを制御手段15に出力するようになされる。
画像形成ユニット10CではC色用の画像データDcに基づいて中間転写ベルト6にC色のトナー画像を形成する。例えば、画像書込みユニット3Cは感光体ドラム1Cに対峙して設けられ、レーザ光を感光体ドラム1Cに照射して画像データDcを書込むように動作する。感光体ドラム1Cの前方には、レーザ光検知センサ(検出手段)9Cが設けられ、C色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ光検知信号S9cを制御手段15に出力するようになされる。
画像形成ユニット10KではBK色用の画像データDkに基づいて中間転写ベルト6にBK色のトナー画像を形成する。例えば、画像書込みユニット3Kは感光体ドラム1Kに対峙して設けられ、レーザ光を感光体ドラム1Kに照射して画像データDkを書込むように動作する。感光体ドラム1Kの前方には、レーザ光検知センサ(検出手段)9Kが設けられ、BK色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ光検知信号S9kを制御手段15に出力するようになされる。
画像処理手段70は画像処理回路71、Y−信号切換部72Y、M−信号切換部72M、C−信号切換部72C及び、K−信号切換部72Kを有している。画像処理回路71には、任意の原稿から読取ったカラー画像のR,G,B色成分に係るR,G,B信号及び、プリンタ等の外部機器から出力される任意のプリントに係るY,M,C,K信号が入力される。
画像処理回路71では、画像処理制御信号S4に基づいてR,G,B信号を色変換して画像データDyをY−信号切換部72Yに出力する。同様にして、R,G,B信号を色変換して画像データDmをM−信号切換部72Mに出力し、R,G,B信号を色変換して画像データDcをC−信号切換部72Cに出力し、R,G,B信号を色変換して画像データDkをK−信号切換部72Kに出力する。
この例で外部プリンタ等から、任意のプリントに係るY,M,C,K信号が画像処理回路71に入力された場合は、画像処理制御信号S4に基づいてY信号を例えば、スクリーン処理した後の画像データDy’をY−信号切換部72Yに出力する。同様にして、M信号をスクリーン処理した後の画像データDm’をM−信号切換部72Mに出力し、C信号をスクリーン処理した後の画像データDc’をC−信号切換部72Cに出力し、K信号をスクリーン処理した後の画像データDk’をK−信号切換部72Kに出力する。画像処理制御信号S4は制御手段15から画像処理回路71に出力される。
Y−信号切換部72Yは、画像データDy又は画像データDy’のいずれか一方を書込選択信号S5に基づいて選択し、この画像データDy又はDy’を画像書込みユニット3Yに出力する。画像書込みユニット3YはY色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ検知信号(以下Y−INDEX信号という)を検出するようになされる。
M−信号切換部72Mは、画像データDm又は画像データDm’のいずれか一方を書込選択信号S5に基づいて選択し、この画像データDm又はDm’を画像書込みユニット3Mに出力する。画像書込みユニット3MはM色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ検知信号(以下M−INDEX信号という)を検出するようになされる。
C−信号切換部72Cは、画像データDc又は画像データDc’のいずれか一方を書込選択信号S5に基づいて選択し、この画像データDc又はDc’を画像書込みユニット3Cに出力する。画像書込みユニット3CはC色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ検知信号(以下C−INDEX信号という)を検出するようになされる。
K−信号切換部72Kは、画像データDk又は画像データDk’のいずれか一方を書込選択信号S5に基づいて選択し、この画像データDk又はDk’を画像書込みユニット3Kに出力する。画像書込みユニット3KはBK色用のレーザ光の照射タイミングを検知してレーザ検知信号(以下K−INDEX信号という)を検出するようになされる。書込選択信号S5は制御手段15からY〜K−信号切換部72Y〜72Kに各々出力される。
この例ではY色用の画像書込みユニット(露光手段)3Yには補正手段5Yが取り付けられており、制御手段15からのユニット位置補正信号Syに基づいて当該書込みユニット3Yの水平位置の傾きを調整するようになされる。同様にしてM色用の画像書込みユニット3Mには補正手段5Mが取り付けられており、制御手段15からのユニット位置補正信号Smに基づいて当該書込みユニット3Mの水平位置の傾きを調整するようになされる。C色用の画像書込みユニット3Cには補正手段5Cが取り付けられており、制御手段15からのユニット位置補正信号Scに基づいて当該書込みユニット3Cの水平位置の傾きを調整するようになされる(部分横倍補正処理)。
この例で色ずれ量の算出に関しては、BK色のレジストマークCR1を基準にしている。Y,M,C色の色画像の書込み位置をBK色に合わせるように調整するためである。例えば、Y色の書込み位置調整に関しては、BK色のレジストマークCRの書込み位置と、Y色のレジストマークCRの書込み位置とを検知し、Y色のレジストマークCRの書込み位置とBK色のレジストマークCRの書込み位置とのずれ量からその補正量を算出する。同様にして、M、C色の書込み位置調整に関しても、BK色のレジストマークCRの書込み位置と、MやC色のレジストマークCRの書込み位置とのずれ量を各々検知し、このずれ量から各々の補正量を算出する。その後、Y、M、C色の画像形成位置を調整するようになされる。
また、この例で、BK色高解像度モードが選択されたとき、画像形成ユニット10KではBK色用の画像データDkに基づいて中間転写ベルト6にBK色のトナー画像を形成する。例えば、画像書込みユニット3Kは、画像データDkに基づいて変調処理された所定の強度のレーザ光を感光体ドラム1Kに照射する。これにより、感光体ドラム1Kに画像データDkを書込むように動作する。
画像形成ユニット10Yは、BK色用の画像データDkに基づいて単色黒に基づく黒色画像の形成位置に対して、混色黒を形成するためのY色画像に関して、その形成位置を規定量(1/2ピッチ)だけずらすようになされる。書込みユニット3Yは、画像データDkに基づいて変調処理された所定の強度のレーザ光を感光体ドラム1Yに照射する。これにより、感光体ドラム1Yに画像データDkを書込むように動作する。
画像形成ユニット10Mは、BK色用の画像データに基づいて単色黒に基づく黒色画像の形成位置に対して、混色黒を形成するためのM色画像に関して、その形成位置を規定量(1/2ピッチ)だけずらすようになされる。書込みユニット3Mは、画像データDkに基づいて変調処理された所定の強度のレーザ光を感光体ドラム1Mに照射する。これにより、感光体ドラム1Mに画像データDkを書込むように動作する。
画像形成ユニット10Cは、BK色用の画像データに基づいて単色黒に基づく黒色画像の形成位置に対して、混色黒を形成するためのC色画像に関して、その形成位置を規定量(1/2ピッチ)だけずらすようになされる。書込みユニット3Cは、画像データDkに基づいて変調処理された所定の強度のレーザ光を感光体ドラム1Cに照射する。これにより、感光体ドラム1Cに画像データDkを書込むように動作する。これらの書込み動作によって、中間転写ベルト6において、単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットから1/2ピッチずらした位置に、混色黒に基づく黒色画像を形成することができる(BK色高解像度モード)。
図3は、色ずれ補正モード時の2つのレジストセンサ12A、12BによるレジストマークCRの検知例を示す斜視図である。この例で中間転写ベルト6の幅方向を主走査方向としたとき、色ずれ補正用のレジストマークCRは、「フ」字状に形成される。色ずれ補正モード時には、中間転写ベルト6の副走査方向に沿って左端(側)及び右端(側)に並べてレジストマークCRが作成される。中間転写ベルト6に形成されたレジストマークCRの位置は、レジストセンサ12A,12Bによって検出される。この2列のレジストマークCRを検出するために、レジストセンサ12A,12Bは中間転写ベルト6の上方に並べて配置される。例えば、レジストセンサ12A,12Bは、装置本体側の設計基準位置に取付けられる。
図4は色ずれ補正用のレジストマークCRの形成例を示す図である。図4に示すレジストマークCRは、色ずれ補正モード実行時に形成されるものである。色ずれ補正用のレジストマークCRは、図2に示した制御手段15によって、中間転写ベルト6に形成するように画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kが制御される。
この例では、中間転写ベルト6の移動方向である副走査方向に、色ずれ補正用の「フ」字状のBK色のレジストマークCRが左右端に連続して4個ずつ形成され、これに続いて、C色のレジストマークCRが左右端に連続して4個ずつ形成され、更に、M色のレジストマークCRが左右端に連続して4個ずつ形成され、続いて、Y色のレジストマークCRが左右端に連続して4個ずつ各々形成される。各々の色のレジストマークCRを左右端で4個ずつ形成するようにしたのは、各色のレジストマークCRの画像形成位置を検出し、これを精度良く補正するためである。
これらの色ずれ補正用のレジストマークCRをレジストセンサ12A,12Bにより検出し、各色のレジストマークCRの画像形成位置に対する色ずれ量を算出し、画像形成位置を補正するように画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを制御する。この制御は、色ずれ補正モード実行後の画像形成系で任意の画像データに基づく色画像を精度良く重ね合わせるためである。また、BK色高解像モードを再現性良く実行できるようにするためである。
図5A及びBは、レジストセンサ12A等による位置検出信号S2の二値化例を示す図である。
図5Aにおいてレジストセンサ12A等により得られる位置検出信号S2は、予め設定された閾値Lthに基づいて二値化される。この例では、位置検出信号S2が立ち下がるa点が閾値Lthをクロスする時刻taに通過タイミングパルス信号Spが立ち上がり、位置検出信号S2が立ち上がるb点が閾値Lthをクロスする時刻tbに通過タイミングパルス信号Spが立ち下がる。この通過タイミングパルス信号Spは二値化された後に位置検出データDpとなる。位置検出データDpは色画像の位置ずれを調整するための基準に使用される。
図6A及びBは、比較例としてのカラー画像P11の形成例を示す図である。図6Aに示すカラー画像P11によれば、Y色、M色、C色、BK色用の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kによって形成されたものである。このカラー画像P11は、例えば、円形状及び斜線形状を組み合わせた画像から構成される。このカラー画像P11の中で波線の四角形で囲んだ注目画像P12の斜線形状は、例えば、BK色用の画像形成ユニット10Kにより形成された黒色画像である。次に、この注目画像P12を拡大する。
図6Bは注目画像P12の拡大例を示す図である。図6Bに示す注目画像P12において、白抜きの丸印は、図6Aに示した斜線形状を構成する単色黒ドットパターンである。この例で単色黒ドットパターンは、主走査方向に単色黒ドットdsが3個並んでおり、副走査方向にも、単色黒ドットdsが、1ドットずつずれて並んだパターンとなっている。単色黒ドットパターンは、BK色用の画像形成ユニット10Kのみによって形成されたものである。例えば、単色黒ドットパターンは、600dpiの解像度で形成される。
この例では、図6Bに示す主走査方向で隣接する単色黒ドットdsの間隔は、X[μm]であり、この間隔を1ピッチとする(1ピッチ=X[μm])。この例で、副走査方向に隣接する単色黒ドット間も1ピッチに規定される。
図7は、第1の実施例としてのBK色高解像度モード時の画像形成例を示す拡大図である。図7に示すBK色高解像度モード時の画像形成例によれば、図6Bに示した単色黒ドットパターン間に、混色黒ドットパターンを補填して混色黒画像を形成するようにしたものである。図中、混色黒ドットdwは、丸印に斜線で示している。
この例で、混色黒ドットdwは、BK色高解像度モードにおいて、Y色,M色及びC色用の画像形成ユニット10Y、10M、10Cによって単色黒ドットパターン間に形成するようになされる。つまり、混色黒画像は、Y,M,C色を重ね合わせた混色黒ドットdwと単色黒ドットdsとを用いて画像形成することにより得られる。この例で、Y,M,C色は、単色黒ドットdsの書き込み位置に対して、主走査方向及び副走査方向の各々で、これらY,M,C色の書き込み位置を規定量、例えば、1/2ピッチずつずらすようになされる。
このようにすると、混色黒画像(ds+dw)において、図7に示す主走査方向で隣接する単色黒ドットdsと混色黒ドットdwの間隔を1/2ピッチにずらすことができる。副走査方向においても、隣接する単色黒ドットと混色黒ドットの間も1/2ピッチにずらすことができる。
図8は、カラー画像形成装置100における動作例を示すフローチャートである。図9は、カラーレジスト補正例を示すフローチャートである。
この実施例では、中間転写ベルト6にY色や、M色、C色、BK色等を重ね合わせて色画像を形成する場合を前提とする。BK色高解像度モードが選択された場合は、中間転写ベルト6に単色黒とY色,M色,C色を重ね合わせた混色黒とに基づいて黒色画像を形成するようになされる。
これを動作条件にして、図8に示すフローチャートのステップA1でカラーレジスト補正処理を実行する。例えば、図9に示すサブルーチンに移行して、そのステップB1でカラーレジスト補正処理を実行する。この処理を実行するために、色ずれ補正モードが設定される。この色ずれ補正モードでは、中間転写ベルト6上に図4に示したような色ずれ補正用のレジストマークCRを作成する。
この色ずれ補正モードでは、予め中間転写ベルト6に規定され補正された画像基準位置に、例えば、画像形成ユニット10Kにおいて、感光体ドラム1Kの左右に色ずれ補正用のBK色画像データを4回書き込んで、色ずれ補正用のレジストマークCRとなる静電潜像が形成され、この静電潜像がBK色用のトナー剤によって現像され、現像後の色ずれ補正用のBK色トナー像が中間転写ベルト6の画像基準位置に転写される。これにより、図4に示した中間転写ベルト6の左右端に、色ずれ補正用の「フ」字状のBK色のレジストマークCRを連続して4個ずつ形成することができる。
また、画像形成ユニット10Cにおいては、感光体ドラム1Cの左右に色ずれ補正用のC色画像データを4回書き込んで、色ずれ補正用のレジストマークCRとなる静電潜像が形成され、この静電潜像がC色用のトナー剤によって現像され、現像後の色ずれ補正用のC色トナー像が中間転写ベルト6の画像基準位置に転写される。これにより、図4に示した中間転写ベルト6の左右端に、色ずれ補正用の「フ」字状のC色のレジストマークCRを連続して4個ずつ形成することができる。
同様にして、画像形成ユニット10Mにおいて、感光体ドラム1Mの左右に色ずれ補正用のM色画像データを4回書き込んで、色ずれ補正用のレジストマークCRとなる静電潜像が形成され、この静電潜像がM色用のトナー剤によって現像され、現像後の色ずれ補正用のM色トナー像が中間転写ベルト6の画像基準位置に転写される。これにより、図4に示した中間転写ベルト6の左右端に、色ずれ補正用の「フ」字状のM色のレジストマークCRを連続して4個ずつ形成することができる。
また、画像形成ユニット10Yにおいて、感光体ドラム1Yの左右に色ずれ補正用のY色画像データを4回書き込んで、色ずれ補正用のレジストマークCRとなる静電潜像が形成される。この静電潜像がY色用のトナー剤によって現像され、現像後の色ずれ補正用のY色トナー像が中間転写ベルト6の画像基準位置に転写される。これにより、図4に示した中間転写ベルト6の左右端に色ずれ補正用の「フ」字状のY色のレジストマークCRを連続して4個ずつ形成することができる。中間転写ベルト6の副走査方向に、色ずれ補正用のレジストマークCRを作成することができる。
そして、ステップB2に移行して、各色のレジストマークCRの通過タイミングを読み取って、基準色のレジストマークCRに対する他の色のレジストマークCRの色ずれ量を算出する。このとき、色ずれ補正用のレジストマークCRは、レジストセンサ12A、12Bにより検出される。レジストセンサ12A等により得られる位置検出信号S2は、図5Aに示した閾値Lthに基づいて二値化される。
この例では、位置検出信号S2が立ち下がるa点が閾値Lthをクロスする時刻taに通過タイミングパルス信号Spが立ち上がり、位置検出信号S2が立ち上がるb点が閾値Lthをクロスする時刻tbに通過タイミングパルス信号Spが立ち下がる。この通過タイミングパルス信号Spは二値化された後に位置検出データDpとなる。位置検出データDpは色画像の位置ずれを調整するための基準に使用される。例えば、BK色のレジストマークCRの書込み位置に対するY,M,C色の書き込み位置のずれ量の算出に位置検出データDpが使用される。
そして、BK色のレジストマークCRの画像形成位置に対するY,M,C色の書き込み位置を補正するために、ステップB3に移行してBK(基準)色のレジストマークCRに対する他のY,M,C色のレジストマークCRの色ずれ量が所定量以下であるかを判別する。これらの色ずれ量が所定量以下である場合は、レジストマーク形成処理モードを終了する。
この色ずれ量が所定量を越える場合はステップB4に移行して色ずれ補正処理を実行する。このとき、制御手段15では、不揮発メモリ14から位置検出データDpを読出し、この位置検出データDpから各誤差要因(主/副走査、全体倍率、部分横倍率、スキュー)のずれ量が算出され、ここで算出されたずれ量より各誤差要因毎の補正量が求められる。ここで求められた補正量は、書き込みオフセット量Wofとして不揮発メモリ14に格納される。これにより、BK色に対する色ずれを無くすための書き込みオフセット量Wofを決定することができる。
そして、図8に示したステップA2に移行してBK色高解像度モードの選択を受け付ける。このときユーザは、操作手段61を操作してBK色高解像度モードを選択するようになされる。BK色高解像度モードは、例えば、GUI方式の操作パネル48の基本設定画面上に表示される。この選択に基づいて制御手段15はBK色高解像度モードを認識する。
このBK色高解像度モードが選択された場合は、ステップA3に移行して制御手段15は混色黒が使用されるかをチェックする。混色黒を使用するか否かは、例えば、操作パネル48の基本設定画面に「混色黒の使用有無」を示すアイコンを表示し、この基本設定画面で選択するようになされる。この選択に基づいて制御手段15はBK色高解像度モード時、混色黒を使用するか否かを判別するようになされる。
混色黒を使用する場合は、BK色高解像度モード用の書込み位置を決定すべく、ステップA4に移行して制御手段15は、不揮発メモリ14からY色、M色、C色の各々の書き込みオフセット量Wofを読み出す。書き込みオフセット量Wofは、例えば、当該制御手段15内に設けられた、図示しない補正演算部に設定される。補正演算部は、中央演算処理ユニットや、レジスタ等から構成される。
その後、ステップA5に移行して制御手段15は、Y色、M色、C色の書込みオフセット量Wofに、書込み位置ずらし量αを各々加算する。この書込み位置ずらし量αは、単色黒ドットdsの書き込み位置に対して、主走査方向及び副走査方向の各々で、これらY,M,C色の書き込み位置を規定量、例えば、1/2ピッチずつだけずらすようにY色、M色、C色の書込み位置を調整した量である。この加算後の補正値Wof+αを見出すことで、BK色高解像度モード用の書込み位置を決定することができる。BK色高解像度モード用の補正値Wof+αは、補正手段5Y,5M,5C等に設定される。
そして、ステップA6に移行して制御手段15は、補正値Wof+αに基づいて画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを制御し、単色黒+混色の黒色画像を形成するようになされる。例えば、画像形成ユニット10Kによって、中間転写ベルト6に単色黒ドットパターンに基づく黒色画像を形成すると共に、補正手段5Yによって補正値Wof+αにより補正される画像形成ユニット10Y、補正手段5Mによって補正値Wof+αにより補正される画像形成ユニット10M、補正手段5Cによって補正値Wof+αにより補正される画像形成ユニット10Cに基づいて、当該単色黒ドットパターンを成す単色黒ドットds間に、混色黒ドットdwに基づく黒色画像を形成するようになされる(図7参照)。
なお、カラー画像に関しては、補正値Wofに基づいて補正手段5Yにより補正される画像形成ユニット10YによってY色画像が形成される。M色画像については、補正値Wofに基づいて補正手段5Mにより補正される画像形成ユニット10Mによって形成される。C色画像については、補正値Wofに基づいて補正手段5Cにより補正される画像形成ユニット10Cによって形成される。
上述のステップA2でBK色高解像度モードが選択されない場合、及び、ステップA3で混色黒を使用しない場合は、ステップA7に移行して通常の書込み開始位置を決定すべく、制御手段15によって、不揮発メモリ14からY,M,C色の各々の書き込みオフセット量Wofが読み出され、補正手段5Yには、Y色の書き込みオフセット量Wofが設定され、補正手段5Mには、M色の書き込みオフセット量Wofが設定され、補正手段5Cには、C色の書き込みオフセット量Wofが各々設定される。
その後、ステップA8に移行して制御手段15は、補正値Wofに基づいて画像形成ユニット10Y、10M、10Cを制御し、単色黒に基づく黒色画像を形成するようになされる。例えば、画像形成ユニット10Kによって、中間転写ベルト6に単色黒ドットパターンに基づく黒色画像を形成する(図6B参照)。カラー画像に関しては、補正値Wofに基づいて補正手段5Yにより補正される画像形成ユニット10YによってY色画像が形成される。M色画像については、補正値Wofに基づいて補正手段5Mにより補正される画像形成ユニット10Mによって形成される。C色画像については、補正値Wofに基づいて補正手段5Cにより補正される画像形成ユニット10Cによって形成される。
このように、本発明に係る第1の実施例としてのカラー画像形成装置によれば、中間転写ベルト6に色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御手段15は、操作手段61によってBK色高解像度モードが選択されたとき、中間転写ベルト6に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを制御する。
この実施例では、混色黒の書き込み位置が設定上重要となるが、カラーレジスト補正処理を実施した後に、1/2ピッチ(規定量)のずれ量を混色黒(Y、M、C色)に与えることで、新たな機構を設けることなく、BK色高解像度モード時の書込み位置ずらし量αを容易に設定することができる。
従って、この書込み位置ずらし量αの設定が済んでしまえば、その後、通常にプリント動作を行うだけで、単色黒に基づく黒色画像のみを中間転写ベルト6に形成する場合に比べて、ほぼ2倍の高解像度の黒色画像を中間転写ベルト6に形成(再現)することができる。これにより、当該装置の既存の画像形成機能を利用して所望の用紙に高解像度の黒色画像を形成することができる。この例では、カラー画像の黒部分がくっきりと鮮やかに再現可能なカラープリンタ、複写機、複合機等を提供することができる。
図10は、通常のカラー画像形成モード時のY色画像に係る注目画像P21の拡大例を示す図である。
この実施例では、図1に示したタンデム式のカラー画像形成装置100が適用され、図2に示したように、中間転写ベルト6に色を重ね合わせて色画像を形成するように制御する制御手段15を備え、単色高解像度モード(単色画像形成モード)を選択するように操作されたとき、N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内すると共に、同じ色用になされたN個の画像形成ユニットに基づいて中間転写ベルト6に単色画像を形成して、N個の画像形成ユニットが全て同じ色の画像を形成できるようにすると共に、1個の画像形成ユニットを使用して単色画像を形成する場合に比べて、N倍の高解像度の単色画像を形成できるようにしたものである。
図10に示すY色画像に係る注目画像P21において、白抜きの丸印は、図6Aに示した斜線形状を構成する、例えば、Y色ドットパターンである。この例でY色ドットパターンは、主走査方向にY色ドットdyが3個並んでおり、副走査方向にも、Y色ドットdyが、1ドットずつずれて並んだパターンとなっている。Y色ドットパターンは、Y色用の画像形成ユニット10Yのみによって形成されたものである。例えば、Y色ドットパターンは、600dpiの解像度で形成される。この例では、図10に示す主走査方向で隣接するY色ドットdyの間隔は、X[μm]であり、この間隔を1ピッチとする(1ピッチ=X[μm])。この例で、副走査方向に隣接するY色ドット間も1ピッチに規定される。
図11は、第2の実施例に係る単色高解像度モード時のY色画像に係る注目画像P22の拡大例を示す図である。
図11に示す単色高解像度モード時のY色画像に係る注目画像P22は、図10に示した通常のカラー画像形成モード時のY色画像ドット間に、同色に基づくY画像ドットを形成するようにしたものである(BK色基準)。ここで単色高解像度モードとは、中間転写ベルト6に単色画像ドットを所定の位置ずらして単色画像を形成する動作をいう。つまり、全ての画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを同一色用に変更して、プリントすると、ユニット数倍分の高解像度を取得できるようになる。単色高解像度モードは、単色に限定されるものの、第1の実施例で説明したタンデム式のカラー画像形成装置100を使用しつつ、高解像度の画像を得ることができるようになる。
この例で、Y色高解像度モード時のY色画像を形成する場合、図10に示した通常のカラー画像形成モード時のY色画像ドットdyの書込み位置は、BK色を基準とする補正処理を行うために、BK色画像ドットdkの書込み位置として処理される。この書込み位置は、Y色画像ドットdyからBK色画像ドットdkに入れ換えたことで、Y色を形成するBK色ドットをdkyと記述する。同様にして、Y色を形成するM色ドットをdmyと記述し、Y色を形成するC色ドットをdcyと各々記述する。
この例で、Y色高解像度モードによるY色画像の形成例によれば、図11中の図中の#1番目の列には、Y色を形成するBK色ドットdkyの1ピッチ間で、BK色を基準とする書き込み位置に対して、1/4ピッチずつずれて、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcyが順に並べて形成される。
#2番目の列には、Y色を形成するC色ドットdcy、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdkyが順に並べて形成される。
#3番目の列には、Y色を形成するM色ドットdmy、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdkyが順に並べて形成される。
#4番目の列には、元々のY色画像ドットdy、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdkyが順に並べて形成される。
同様にして、#5番目〜#13番目の列には、Y色を形成するBK色ドットdkyの2ピッチ間で、BK色を基準とする書き込み位置に対して、元々のY色画像ドットdy、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcyが順に並べて形成される。
#14番目の列には、Y色を形成するBK色ドットdky、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcyが順に並べて形成される。
#15番目の列には、Y色を形成するBK色ドットdky、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmyが順に並べて形成される。
#16番目の列には、Y色を形成するBK色ドットdky、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、元々のY色画像ドットdy、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcy、Y色を形成するBK色ドットdky、元々のY色画像ドットdyが順に並べて形成される。
#17番目の列には、Y色を形成するBK色ドットdkyの1ピッチ間で、BK色を基準とする書き込み位置に対して、元々のY色画像ドットdy、図示せずも、1/4ピッチずつずれて、Y色を形成するM色ドットdmy、Y色を形成するC色ドットdcyが順に並べて形成される。
図2に示したカラー画像形成装置100で操作手段61は、単色高解像度モードを選択するように操作される。画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、単色高解像度モードを実行可能なN=4個の画像形成手段を構成する。
制御手段15は第1の実施例で説明したように、これらの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの入出力を制御するが、第2の実施例では、操作手段61によって単色高解像度モードを選択するように操作されたとき、4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの全てを同じ色用にするように案内処理すると共に、同じ色用になされた4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kに基づいて中間転写ベルト6に単色画像を形成するように画像形成制御をする。
例えば、図11に示した単色に基づく色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットの間を1ピッチとしたとき、制御手段15は、4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにおいて、中間転写ベルト6に対するカラー画像データの書込み位置を図10に示したように、1/4ピッチ間隔ずつずらした位置に設定する。このようにすると、単色の解像度(カラー時のN倍)でプリントを実現することができる。
この例で画像形成ユニット10Yには現像装置4Yが備えられ、画像形成ユニット10Mには現像装置4Mが備えられ、画像形成ユニット10Cには現像装置4Cが備えられ、画像形成ユニット10Kには現像装置4Kが備えられることは、第1の実施例で説明したが、各々の現像装置4Y、4M、4C、4Kには当該色のカートリッジが備えられ、現像装置4Y、4M、4C、4Kに対してカートリッジが脱着可能となされる。
この例で、現像装置4Yは、Y色カートリッジに換えて、M色カートリッジ、C色カートリッジ又はBK色カートリッジも交換可能になされている。現像装置4Mは、M色カートリッジに換えて、Y色カートリッジ、C色カートリッジ又はBK色カートリッジも交換可能になされている。現像装置4Cは、C色カートリッジに換えて、Y色カートリッジ、M色カートリッジ又はBK色カートリッジも交換可能になされている。現像装置4Kは、BK色カートリッジに換えて、Y色カートリッジ、M色カートリッジ又はC色カートリッジも交換可能になされている。これらは単色高解像度モードを実行するためである(第2の画像形成装置)。
第2の実施例でも、制御手段15は、色ずれ補正モードを実行した後に、単一色に基づく色画像の画像形成ドットと他の同色に基づく色画像の画像形成ドットとの間の位置ずらし量を決定する。例えば、単一色に基づく色画像を形成するためのカラー画像データを使用して他の同色に基づく色画像を形成する。このようにすると、例えば、600dpiの画像データに基づいて2400dpiの画像形成出力を得ることができる。
この例で単一色に基づく色画像を形成するためのカラー画像データを使用して他の同色に基づく色画像を形成する場合に、単一色に基づく色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットのカラー画像データを補間して他の同色に基づく色画像を形成するためのカラー画像データを作成するようにしてもよい。
続いて、本発明に係る第2の実施例としての画像形成方法について説明をする。図12は、カラー画像形成装置100の単色高解像度モードを含む動作例を示すフローチャートである。図13は、同色用のカートリッジ交換案内例を示すフローチャートである。
この実施例では、N=4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kに基づく色を中間転写ベルト6に重ね合わせて色画像を形成する場合を前提とする。この例で、カラー画像形成装置100の現像装置4Yでは、Y色カートリッジに換えて、M色カートリッジ、C色カートリッジ又はBK色カートリッジが交換可能になされ、現像装置4Mでは、M色カートリッジに換えて、Y色カートリッジ、C色カートリッジ又はBK色カートリッジが交換可能になされ、現像装置4Cでは、C色カートリッジに換えて、Y色カートリッジ、M色カートリッジ又はBK色カートリッジが交換可能になされ、現像装置4Kでは、BK色カートリッジに換えて、Y色カートリッジ、M色カートリッジ又はC色カートリッジが交換可能になされている。
これを動作条件にして、図12に示すフローチャートのステップF1でカラーレジスト補正処理を実行する。例えば、図9に示したサブルーチンに移行して、そのステップB1〜ステップB4でカラーレジスト補正処理を実行する。ここで求められた補正量は、第1の実施例と同様にして、書き込みオフセット量Wofとして不揮発メモリ14に格納される。これにより、BK色に対する色ずれを無くすための書き込みオフセット量Wofを決定することができる。
その後、ステップF2で単色高解像度モードの選択を受け付ける。このとき、ユーザは操作手段61を操作して単色高解像度モードを選択するようになされる。単色高解像度モードは、例えば、GUI方式の操作パネル48の基本設定画面上に表示される。この選択に基づいて制御手段15は単色高解像度モードを認識する。具体的には、Y色高解像度モード、M色高解像度モード、C色高解像度モード、BK色高解像度モードが各々選択可能になされている。
この単色高解像度モードが選択された場合は、ステップF3に移行して制御手段15は、カートリッジが同色用か否かを判別する。これは、4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの全てを同じ色用にするためである。このときのカートリッジが同色用か否かは、例えば、操作パネル48の基本設定画面に「同色用のカートリッジを交換した旨」を示すアイコンを表示し、この基本設定画面でこのアイコンをユーザが選択するようになされる。この選択に基づいて制御手段15は単色高解像度モード時の「同色用のカートリッジを交換した旨」を判別するようになされる。
カートリッジが同色用になっていない場合は、ステップF4に移行して制御手段15は、同色用のカートリッジの交換案内処理をする。例えば、図13に示すサブルーチンに移行してそのステップG1でY色か、それ以外の色の高解像度モードを選択するかを受け付けられる。Y色高解像度モードが選択された場合は、ステップG2に移行して全ての画像形成ユニット10Y、10M、10C、10KをY色用に交換するように、制御手段15は、メッセージ等を表示手段18に表示する。ここでユーザがY色高解像度モードを選択する場合は、このメッセージに従って、全ての画像形成ユニット10Y、10M、10C、10KのカートリッジをY色用のカートリッジに交換するようになされる。その後、図12に示したフローチャートのステップF5に移行する。
Y色高解像度モード以外を選択する場合は、ステップG3に移行して、M色か、又は、M色及びY色以外の高解像度モードを選択するかを受け付けられる。M色高解像度モードが選択された場合は、ステップG4に移行して全ての画像形成ユニット10Y、10M、10C、10KのカートリッジをM色用のカートリッジに交換するようになされる。その後、図12に示したフローチャートのステップF5に移行する。
M色及びY色以外の高解像度モードを選択する場合は、ステップG5に移行して、C色又は、BK色の高解像度モードを選択するかを受け付けられる。C色高解像度モードが選択された場合は、ステップG6に移行して全ての画像形成ユニット10Y、10M、10C、10KのカートリッジをC色用のカートリッジに交換するようになされる。その後、図12に示したフローチャートのステップF5に移行する。
なお、ステップG5でBK色の高解像度モードが選択された場合は、ステップG7に移行して全ての画像形成ユニット10Y、10M、10C、10KのカートリッジをBK色用のカートリッジに交換するようになされる。その後、図12に示したフローチャートのステップF5に移行する。
このステップF5では、当該単色高解像度モード用の書込み位置を決定すべく、ステップF4に移行して制御手段15は、不揮発メモリ14からY色、M色、C色の各々の書き込みオフセット量Wofを読み出す。書き込みオフセット量Wofは、第1の実施例と同様にして、当該制御手段15内に設けられた、図示しない補正演算部に設定される。
その後、ステップF6に移行して制御手段15は、Y色、M色、C色の書込みオフセット量Wofに、書込み位置ずらし量βを各々加算する。この書込み位置ずらし量βは、先のステップF3でY色高解像度モードが選択された場合を想定すると、Y色を形成するBK色ドットdkyの書き込み位置に対して、主走査方向及び副走査方向の各々で、これらY色,M色及びC色の書き込み位置を規定量、例えば、1/Nピッチ、この例では、1/4ピッチずつだけずらすようにC色、M色及びBK色の書込み位置を調整した量である。この加算後の補正値Wof+βを見出すことで、Y色高解像度モード等の単色高解像度モード用の書込み位置を決定することができる。単色高解像度モード用の補正値Wof+βは、補正手段5Y,5M及び5C等に設定される(BK色基準)。
そして、ステップF7に移行して制御手段15は、補正値Wof+βに基づいて4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを制御し、この4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kに基づいて中間転写ベルト6にY色単一画像を形成するようになされる。例えば、画像形成ユニット10Kによって、中間転写ベルト6にY色ドットパターンに基づくY色画像を形成すると共に、補正手段5Yによって補正値Wof+βにより補正される画像形成ユニット10Y、補正手段5Mによって補正値Wof+βにより補正される画像形成ユニット10M、補正手段5Cによって補正値Wof+βにより補正される画像形成ユニット10Cに基づいて、当該Y色ドットパターンを成すY色ドットdky間に、Y色ドットdy、Y色ドットdmy、Y色ドットdcyに基づくY色画像を形成するようになされる(図11参照)。
なお、ステップF2で単色高解像度モードが選択されない場合は、ステップF8に移行して通常の書込み開始位置を決定すべく、制御手段15によって、不揮発メモリ14からY,M,C色の各々の書き込みオフセット量Wofが読み出され、補正手段5Yには、Y色の書き込みオフセット量Wofが設定され、補正手段5Mには、M色の書き込みオフセット量Wofが設定され、補正手段5Cには、C色の書き込みオフセット量Wofが各々設定される。
その後、ステップF9に移行して制御手段15は、補正値Wofに基づいて画像形成ユニット10Y、10M、10Cを制御し、画像形成ユニット10Y、10M、10Cに基づくカラー画像を形成するようになされる。例えば、画像形成ユニット10Kによって、中間転写ベルト6に単色黒ドットパターンに基づく黒色画像を形成する。カラー画像に関しては、補正値Wofに基づいて補正手段5Yにより補正される画像形成ユニット10YによってY色画像が形成される。M色画像については、補正値Wofに基づいて補正手段5Mにより補正される画像形成ユニット10Mによって形成される。C色画像については、補正値Wofに基づいて補正手段5Cにより補正される画像形成ユニット10Cによって形成される。
このように、本発明に係る第2の実施例としてのカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、中間転写ベルト6に色を重ね合わせて色画像を形成する場合に、制御手段15は、操作手段61によってY色高解像度モードが選択されたとき、4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kの全てを同じY色用にするように案内すると共に、同じ色用になされた4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kに基づいて中間転写ベルト6に、Y色単一色画像を形成するように画像形成制御をする。
従って、カラーレジスト補正処理で色ずれを無くした後に、あえて、色をずらして画像形成処理(プリント)を実行することで、4個の画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kが全て同じ色の画像を形成するので、1個の画像形成ユニットを使用してY色画像を形成する場合に比べて、4倍の高解像度のY色画像を形成することができる。
第2の実施例では単色高解像度モードに関してY色高解像度モードを選択した場合について説明したが、M色高解像度モードを選択した場合、C色高解像度モードを選択した場合、及び、BK色高解像度モードを選択した場合も、4倍の高解像度のM色画像、C色画像、BK色画像を形成することができる。
なお、第1及び第2の実施例では、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kに関して、感光体ドラム1Y,1M,1C,1KにY色、M色、C色及びBK色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kと、これらの各色用の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに形成されたトナー像を転写する画像転写ベルト6とを有する場合について説明したが、これに限られることはなく、本発明は、1つの転写材搬送ベルト上に色を重ね合わせて色画像を形成するカラー画像形成装置にも適用することができる。
この発明は中間転写ベルト又は転写材搬送ベルトを有したタンデム型のカラープリンタや複写機、これらの複合機等に適用して極めて好適である。
本発明に係る実施形態としてのカラー画像形成装置100の構成例を示す概念図である。 カラー画像形成装置100の画像転写系I及び画像形成系IIの構成例を示すブロック図である。 色ずれ補正モード時の2つのレジストセンサ12A、12BによるレジストマークCRの検知例を示す斜視図である。 色ずれ補正用のレジストマークCRの形成例を示す図である。 (A)及び(B)は、レジストセンサ12A等による位置検出信号S2の二値化例を示す図である。 (A)及び(B)は、比較例としてのカラー画像P11の形成例を示す図である。 第1の実施例としてのBK色高解像度モード時の画像形成例を示す拡大図である。 カラー画像形成装置100における動作例を示すフローチャートである。 カラーレジスト補正例を示すフローチャートである。 通常のカラー画像形成モード時のY色画像に係る注目画像P21の拡大例を示す図である。 第2の実施例に係る単色高解像度モード時のY色画像に係る注目画像P22の拡大例を示す図である。 カラー画像形成装置100の単色高解像度モードを含む動作例を示すフローチャートである。 同色用のカートリッジ交換案内例を示すフローチャートである。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム(像形成体)
2Y,2M,2C,2K 帯電手段
3Y,3M,3C,3K 画像書き込みユニット(露光手段)
4Y,4M,4C,4K 現像装置
5Y,5M,5C 補正手段
6 中間転写ベルト(像形成体)
9Y,9M,9C,9K レーザ光検知センサ
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット(画像形成手段)
12,12A,12B レジストセンサ
14 不揮発メモリ(記憶装置)
15 制御手段
18 表示手段
48 操作パネル
61 操作手段
70 画像処理手段
100 カラー画像形成装置(画像形成装置)
101 画像形成装置本体
102 画像読取装置
201 自動原稿給紙装置
202 原稿画像走査露光装置

Claims (13)

  1. 像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する装置であって、
    前記像形成体に単色黒と他の色を重ね合わせた混色黒とに基づいて黒色画像を形成する動作を黒色画像形成モードとしたとき、
    前記黒色画像形成モードの選択を操作する操作手段と、
    前記像形成体を有して前記黒色画像形成モードを実行する画像形成手段と、
    前記画像形成手段の入出力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記操作手段によって黒色画像形成モードの選択を操作されたとき、
    前記像形成体に単色黒に基づく黒色画像を形成すると共に、当該黒色画像を成す画像形成ドット間に混色黒に基づく黒色画像を形成するように前記画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットの間を1ピッチとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記像形成体において、
    前記単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットから1/2ピッチずらした位置に、前記混色黒に基づく黒色画像を形成するための画像情報を書き込むように前記画像形成手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記混色黒に基づく黒色画像を形成するための画像情報は、
    前記単色黒に基づく黒色画像の画像情報を書き込む位置を基準にして、主走査方向及び副走査方向に1/2ピッチずらした位置に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記像形成体に色ずれ補正用の単色黒を含む各色の画像を形成し、当該色ずれ補正用の画像の通過タイミングを読み取って、黒色画像に対する他の色画像の位置ずれ量を算出し、該位置ずれ量に基づいて画像形成位置を補正する動作を色ずれ補正モードとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記色ずれ補正モードを実行した後に、
    前記単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと前記混色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットとの間の位置ずらし量を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記単色黒に基づく黒色画像を形成するための画像情報を使用して前記混色黒に基づく黒色画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記単色黒に基づく黒色画像を形成するための画像情報を使用して前記混色黒に基づく黒色画像を形成する場合に、
    前記単色黒に基づく黒色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットの画像情報を補間して前記混色黒に基づく黒色画像を形成するための画像情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 像形成体に色を重ね合わせて色画像を形成する装置であって、
    各画像形成ユニットの書込み位置を所定量ずらして前記像形成体に単一色の色画像を形成する動作を単色画像形成モードとしたとき、
    前記単色画像形成モードの選択を操作する操作手段と、
    前記単色画像形成モードを実行可能なN個の画像形成ユニットと、
    前記画像形成ユニットの入出力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記操作手段によって単色画像形成モードの選択を操作されたとき、
    前記N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内すると共に、
    同じ色用になされた前記N個の画像形成ユニットに基づいて前記像形成体に単色画像を形成するように画像形成制御をすることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記単一色に基づく色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットの間を1ピッチとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記N個の画像形成ユニットにおいて、前記像形成体に対する画像情報の書込み位置を1/Nピッチ間隔ずつずらした位置に設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成ユニットの各々には、当該色のカートリッジが備えられ、
    前記画像形成ユニットに対して前記カートリッジが脱着可能となされることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記像形成体に色ずれ補正用の単色黒を含む各色の画像を形成し、当該色ずれ補正用の画像の通過タイミングを読み取って、黒色画像に対する他の色画像の位置ずれ量を算出し、該位置ずれ量に基づいて画像形成位置を補正する動作を色ずれ補正モードとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記色ずれ補正モードを実行した後に、
    前記単一色に基づく色画像の画像形成ドットと他の同色に基づく色画像の画像形成ドットとの間の位置ずらし量を決定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記単一色に基づく色画像を形成するための画像情報を使用して他の同色に基づく色画像を形成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 前記単一色に基づく色画像を形成するための画像情報を使用して他の同色に基づく色画像を形成する場合に、
    前記単一色に基づく色画像の画像形成ドットと隣接する画像形成ドットの画像情報を補間して前記他の同色に基づく色画像を形成するための画像情報を作成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  13. N個の画像形成ユニットに基づく色を像形成体に重ね合わせて色画像を形成する方法であって、
    前記N個の画像形成ユニットに基づく単色画像形成ドットをずらして単色画像を像形成体に形成する動作を単色画像形成モードとしたとき、
    前記単色画像形成モードの選択を受け付け、
    前記単色画像形成モードが選択されたとき、
    前記N個の画像形成ユニットの全てを同じ色用にするように案内し、
    同じ色用になされた前記N個の画像形成ユニットに基づいて前記像形成体に単色画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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