JP2005091486A - 二成分系現像剤及び現像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内部に磁界発生手段を有する現像スリーブを回転させながら、現像剤収容部内にある、磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を、該現像スリーブ上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤収容部の現像剤の容量に応じて該磁性トナー収容部内の磁性トナーを現像剤収容部に取り込む現像装置に用いる二成分系現像剤であり、 該磁性キャリアは、少なくとも磁性芯材と樹脂を有する樹脂コートキャリアであり、 樹脂含有量が5〜25質量%であり、見掛け密度が1.2〜2.3g/cm3であり、平均粒径が25〜55μmであり、21μm以下が0.01〜12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
該磁性キャリアは、少なくとも磁性芯材と樹脂を有する樹脂コートキャリアであり、
樹脂含有量が5〜25質量%であり、見掛け密度が1.2〜2.3g/cm3であり、平均粒径が25〜55μmであり、21μm以下が0.01〜12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である二成分系現像剤であることを特徴とするものである。
該現像剤を構成する磁性キャリアが、少なくとも磁性芯材と樹脂を有する樹脂コートキャリアであり、
樹脂含有量が5〜25質量%であり、見掛け密度が1.2〜2.3g/cm3であり、平均粒径が25〜55μmであり、21μm以下が0.01〜12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である磁性キャリアを用いた現像装置であることを特徴とするものである。
MO・Fe2O3 ・・・(1)
M・Fe2O4 ・・・(2)
(式中、Mは3価、2価又は1価の金属イオンを示す。)
ここで、本発明のキャリアに係る用いる特性値の測定方法について述べる。なお、後述される実施例においても同様に測定した。
RmSiYn 式(3)
〔式中、Rはアルコキシ基又は塩素原子を示し、mは1〜3の整数であり、Yは炭化水素基(例えば、アルキル基、ビニル基、グリシドキシ基、メタクリル基が挙げられる)を示し、nは3〜1の整数である。〕
トナーの飽和磁化の測定は、理研電子(株)製の振動磁場型磁気特性自動記録装置BHV−35を用いて行なった。測定条件としては、磁気特性は3000/4π(kA/m)の外部磁場を作り、そのときの磁化の強さを求めた。トナーを円筒状のプラスチック容器に粒子が動かないように十分密になるようにパッキングした状態に作製し、この状態で磁化モーメントを測定し、試料を入れたときの実際の質量を測定して、磁化の強さ(Am2/kg)を求めた。
電解質溶液100〜150mlに界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ml添付し、これに測定試料を2〜20mg添加する。試料を懸濁した電解液を超音波分散器で1〜3分間分散処理して、前述したコールターカウンターマルチサイザーにより17μm〜100μmの間で適宜トナーサイズに合わせたアパチャーを用いて体積を基準として0.3〜40μmの粒度分布等を測定するものとする。この条件で測定した個数平均粒径、重量平均粒径をコンピュータ処理により求めた。
<磁性キャリア1の製造>
・フェノール(ヒドロキシベンゼン) 5質量部
・37質量%のホルマリン水溶液 8質量部
・水 5質量部
・シラン系カップリング剤(KBM403 信越化学工業(株)製で表面処理さ
れたマグネタイト微粒子 56質量部
(50%粒径0.22μm)
・シラン系カップリング剤(KBM403 信越化学工業(株)製)で表面処理されたα−Fe2O3微粒子 24質量部
(50%粒径0.30μm)
・25質量%のアンモニア水 1質量部
上記材料を四ツ口フラスコに入れ、撹拌混合しながら60分間で84℃まで昇温保持し、120分間反応、硬化させた。その後25℃まで冷却し50質量部の水を添加した後、上澄み液を除去し、沈殿物を水洗し、風乾した。次いでこれを減圧下(665Pa=5mmHg)180℃で28時間乾燥して、フェノール樹脂をバインダ樹脂とする磁性キャリアコア(A)を得た。
磁性キャリア1の製造例において、個液比を変えることにより、樹脂含有量は11質量%、50%粒径は18μm、21μm以下が75.5体積%、72μm以上が0体積%、見掛密度は1.80g/cm3の磁性キャリア2、及び、樹脂含有量は11質量%、50%粒径は82μm、21μm以下が0体積%、72μm以上が72.8体積%、見掛密度は1.85g/cm3の磁性キャリア3を得た。
フェライト成分(Fe2O3:55.8モル%、MgO:22.5モル%、MnO:20.2モル%、SrO:1.5モル%)
上記組成に配合したフェライト原材料の酸化物をボールミルで湿式混合し、乾燥・粉砕した後、750℃で2時間仮焼し、クラッシャー0.1〜1.0mm程度に粉砕した。さらに、ボールミルで湿式粉砕してスラリー化し、バインダーとしてポリビニルアルコールを1.0%、空孔調整剤としてCaCO3を4%加え、スプレードライヤー法で球状粒子に造粒し、酸素ガス濃度0.5%の窒素ガス雰囲気下990℃で焼成し、目開き200μmの篩で篩分して粗大粒子の除去を行い、次いで風力分級機(エルボウジェットラボEJ−L3、日鉄鉱業社製)で分級して粒度調整を行ない、芯材粒子を得た。
トルエンとメチルエチルケトン(4:1)混合溶剤 1000質量部
スチレン・メチルメタクリレート共重合体(4:6,Mw=5万) 80質量部
メチルメタクリレート・パーフルオロプロピルエチルメタクリレート
共重合体(80:20,Mw=1.8万) 20質量部
上記成分を混合して被覆用液体を調製した。次いで、上記芯材粒子に対し、被覆樹脂固形分が10質量%となるように溶液の配合を調整し、減圧ニーダーで攪拌混合しながら減圧乾燥して溶剤を除去し、130℃で2時間焼き付けを行い、目開き74μmの篩で篩分して樹脂含有量は9質量%、50%粒径が35μm、21μm以下が3.8体積%、72μm以上が1.3体積%、見掛密度1.87g/cm3の磁性キャリア4を得た。
製造例4において、フェライト成分(Fe2O3:55.8モル%、MgO:22.5モル%、Li2O:12.2モル%、BeO:9.5モル%)に変更して、空孔調整剤としてCaCO3を2%、7%に変えて、被覆樹脂固形分が4質量%、35質量%とする以外は同様にして、50%粒径が36μm、樹脂含有量は4質量%、21μm以下が2.6体積%、72μm以上が1.2体積%、見掛密度2.4g/cm3の磁性キャリア5、および、樹脂含有量は26質量%、50%粒径が37μm、21μm以下が5.3体積%、72μm以上が2.9体積%、見掛密度1.1g/cm3の磁性キャリア6を得た。
フェライト成分(Fe2O3:58モル%、NiO:21.0モル%、ZnO:21.0モル%
に変える以外は製造例4と同様にして、50%粒径が36μm、21μm以下が2.4体積%、72μm以上が2.9体積%、見掛密度2.2g/cm3の磁性キャリア7を得た。
<磁性トナー1の製造>
(磁性カーボンブラック複合粒子の製造例)
直径80mm及び長さ2,500mmの円筒型反射炉の炉頭部に、空気導入ダクト及び燃料バーナーを装着し、炉頭部から炉下流側200mm〜800mmの位置に原料噴霧導入ノズル及び磁性遷移金属化合物噴射注入ノズルをそれぞれ炉軸方向に向けて各挿入した。
カーボンブラック粒子径(b):20.0nm
磁性体微粒子径(a) :16.0nm
磁性体微粒子含有率 :50%
複合粒子の粒径 :50nm
・n−ブチルアクリレート 34質量部
・上記製造例により製造された磁性カーボンブラック複合粒子 40質量部
・ジ−t−ブチルサリチル酸ジルコニウム化合物 0.8質量部
・ポリエステル樹脂 10質量部
(プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAとイソフタル酸との縮合物、
Tg=65℃、Mw=11000、Mn=6000)
・ステアリン酸ステアリルワックス(DSCのメインピーク60℃)30質量部
上記材料を60℃に加温し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、13000rpmにて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
シリカ微粉体100質量部に対して気相中でヘキサメチルジシラザン10質量部で疎水化処理したものであり、BET比表面積が38m2/gであり、個数平均粒径30nmである。
酸化チタン微粉体100質量部に対して水媒体中でn−オクチルトリメトキシシラン10質量部で疎水化処理したものであり、BET比表面積が95m2/gであり、個数平均粒径40nmである。
実施例1において、シラン系カップリング剤(KBM403 信越化学工業(株)製で表面処理されたマグネタイト微粒子80質量部(50%粒径0.18μm)を使用する以外は、同様にして、磁性トナー2を得た。磁性トナー2の重量平均粒径は7.5μm、飽和磁化は18.9Am2/kgであった。
実施例1において、磁性カーボンブラック複合粒子のかわりにシラン系カップリング剤(KBM403 信越化学工業(株)製で表面処理されたマグネタイト微粒子(50%粒径0.18μm)240質量部を使用する以外は、同様にして、磁性トナー3を得た。磁性トナー3の重量平均粒径は7.5μm、飽和磁化は37.5Am2/kgであった。
実施例2において、マグネタイト160質量部を使用する以外は、同様にして、磁性トナー4を得た。磁性トナー3の重量平均粒径は7.5μm、飽和磁化は30.0Am2/kgであった。
実施例1において、磁性体微粒子含有率:10%となるように製造された磁性カーボンブラック複合粒子40質量部を使用する以外は、同様にして、磁性トナー5を得た。磁性トナー5の重量平均粒径は7.7μm、飽和磁化は0.8Am2/kgであった。
・テレフタル酸/フマル酸/無水トリメリット酸/
ビスフェノールAの誘導体からなるポリエステル樹脂 100質量部
(Tg62℃、Mw=20000、Mn=8000)
・マグネタイト微粒子 40質量部
(50%粒径0.18μm)
・ジ−t−ブチルサリチル酸のジルコニウム化合物 1質量部
・パラフィンワックス(DSCのメインピーク60℃) 5質量部
上記材料をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、二軸押出式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに得られた微粉砕物を分級した後球形化処理を行い、重量平均粒径が7.8μmである負摩擦帯電性の磁性トナー粒子6を得た。
(トナーバインダーの合成)
冷却管、攪拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物724質量部、イソフタル酸276質量部およびジブチルチンオキサイド2質量部を入れ、常圧で230℃,8時間反応させた後、10〜15mmHgの減圧下で5時間反応させた。これを160℃まで冷却して、32質量部の無水フタル酸を加え2時間反応させた。さらに、これを80℃まで冷却し、酢酸エチル中にてイソホロンジイソシアネート188質量部と2時間反応を行いイソシアネート含有プレポリマー(1)を得た。次にこのプレポリマー(1)267質量部とイソホロンジアミン14部を50℃で2時間反応させ、重量平均分子量64000のウレア変性ポリエステル(1)を得た。
ビーカー内に前記のトナーバインダー(1)の酢酸エチル/MEK溶液240質量部、ペンタエリスリトールテトラベヘネート(融点81℃、溶融粘度25cps)20質量部、実施例1の磁性カーボンブラック複合粒子を40質量部、ジターシャリーサリチル酸のジルコニウム化合物1質量部を入れ、TK式ホモミキサーで60℃,12000rpmで攪拌し、均一に溶解、分散させた。ビーカー内にイオン交換水706質量部、ハイドロキシアパタイト10%懸濁液(日本化学工業(株)製スーパタイト10)294質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2質量部を入れ均一に溶解した。ついで60℃に昇温し、TK式ホモミキサーで12000rpmに攪拌しながら、上記トナー材料溶液を投入し10分間攪拌した。ついでこの混合液を攪拌棒および温度計付のコルベンに移し、98℃まで昇温して溶剤を除去し、濾別、洗浄、乾燥した後、風力分級し、体積平均粒径が7.6μmの着色粉体を得た。
(酸性極性基含有重合樹脂の調製)
スチレンモノマー(St) 82質量部
アクリル酸ブチル(BA) 18質量部
アクリル酸(AA) 4質量部
以上のモノマー混合物を
水 100質量部
エマルゲン950 1質量部
(花王(株)製)
ネオゲンR 2質量部
(第一工業製薬(株)製)
の水溶液混合物に添加し、過硫酸カリウムを触媒として用い、攪拌下70℃で8時間重合させて固形分50%の酸性極性基含有樹脂エマルジョンを得た。
酸性極性基含有樹脂エマルション 200質量部
実施例1の磁性カーボンブラック複合粒子 80質量部
ポリエチレンワックスディスパージョン 20質量部
(三井石油化学社製 ケミパールWF−640)
ジターシャリーブチルサルチル酸のジルコニウム化合物 2質量部
水 350質量部
以上の混合物をディスパーを用いて攪拌しながら25℃に加熱した。次いでこの分散溶液を約2時間攪拌した後60℃まで加熱し、これをアンモニアによってpH8.0に調整した。さらに、この分散液を90℃まで加熱し、5時間この温度を保ったところ、約7.8μmの粒子が得られた。この粒子の分散液を冷却、分離、水洗したのち乾燥させた。この粒子を走査電子顕微鏡で観察したところ、重合体粒子と磁性体微粒子との2次粒子の会合粒子から成り立っていることが観察された。
上記で得られたキャリア1(92質量部)と磁性トナー1(8質量部)をV型混合機で混合し、スタート用現像剤1とした。
(1)画像濃度
画像濃度は、SPIフィルターを装着したマクベス社製マクベスデンシトメータRD918タイプ(Macbeth Densitometer RD918manufactured by Mcbeth Co.)を使用して、オリジナル画像濃度1.5でPBSK紙上に形成された画像の4隅、中央の5点平均の相対濃度として測定した。
◎:1.40〜1.60
○:1.30〜1.45未満、1.60超〜1.65
△:1.20〜1.35未満、1.65超〜1.70
×:1.20未満、1.70超
オリジナル画像濃度0.3を用いて(1)同様相対濃度として測定した。
◎:0.3〜0.4
○:0.25〜0.3未満、0.4超〜0.45
△:0.20〜0.25未満、0.45超〜0.5
×:0.2未満、0.5超
画出し前のPBSK紙の平均反射率Dr(%)をリフレクトメータ(東京電色株式会社製の「REFLECTOMETER MODEL TC−6DS」)によって測定した。一方、PBSK紙上にベタ白画像を画出しし、次いでベタ白画像の反射率Ds(%)を測定した。カブリ(%)は下記式から算出する。
Fog(%)=Dr(%)−Ds(%)
◎:0.4%未満
○:0.4〜0.8%未満
△:0.8〜1.2%未満
×:1.2%以上
オリジナル画像濃度1.5を用いて(1)同様5点の相対濃度を測定し、最大濃度差として測定した。
◎:0.0〜0.05未満
○:0.05〜0.15未満
△:0.15〜0.25未満
×:0.25以上
キャリア2に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、初期は良好だったものの、耐久によりハーフトーン均一性、べた均一性が悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの粒径が小さいために、トナーとの混合性が悪化したからと推察される。
キャリア3に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリ、ベタ均一性が悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの粒径が大きいために、トナーへの帯電付与能の悪化を生じて、帯電が不均一になったからと推察される。
キャリア4に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリ、ハーフトーン均一性が若干悪化したものの、実用上問題の無い結果が得られた。評価結果を表1に示す。これは、キャリア芯材がフェライトであるために、トナーからのストレスが大きくなり、キャリアの帯電付与能が耐久により低下したものと推察される。
キャリア5に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリが悪化し、ハーフトーン均一性も悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの樹脂量が少なく、見掛け密度が大きいために、トナーがキャリアからダメージを受けやすく、トナー劣化が生じやすくなり、トナーの帯電が不均一なったためと推測される。
キャリア6に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリが悪化し、ベタ均一性も悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの樹脂量が多く、キャリア上に電荷が蓄積され、トナーに均一に帯電付与できなくなったからと推察される。
キャリア7に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、カブリが若干悪化たものの、実用上問題の無い結果が得られた。評価結果を表1に示す。これは、重金属が含有されているので、トナースペントが起こりやすくなり、トナーの帯電が不均一なったためと推測される。
実施例1において、磁性トナー2を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すように画像濃度、ベタ均一性が若干悪化したものの実用上問題無い結果が得られた。これは、トナー飽和磁化が大きくなったためと推測される。
実施例1において、磁性トナー3を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すように画像濃度が低下したものの実用上何とか許容できる結果が得られた。これは、トナーの飽和磁化が高いために、現像性が低下したためと推測される。
実施例1において、磁性トナー4を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すようにハーフトーン再現性、Dmaxが若干悪化したものの実施例4より明らかに画像濃度も高く実用上問題無い結果が得られた。これは、トナーの飽和磁化に起因するためと推測される。
実施例1において、磁性トナー5を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すようにかぶり、ベタ均一性がともに実施例6より劣る結果になったものの実用上問題無い結果が得られた。これも、トナー飽和磁化に起因するものと推測される。
実施例1において、磁性トナー6を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すようにかぶり、ベタ均一性等すべてにおいて実施例1より劣る結果になったものの実用上問題無い結果が得られた。これは、トナー製法が混練/粉砕法であり、ワックスがトナー表面に露出し易くなったためと推測される。
実施例4において、磁性トナー7を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すようにかぶり、ベタ均一性等すべてにおいて実施例4より劣る結果になったものの実用上問題無い結果が得られた。これは、トナーが非コア/シェル構造であり、ワックスがトナー表面に露出し易くなったと推測される。
実施例4において、磁性トナー8を使用する以外は同様にして行ったところ、表1に示すようにカブリ、ベタ均一性等すべてにおいて実施例4より劣る結果になったものの実用上問題無い結果が得られた。これも、トナーが非コア/シェル構造であり、ワックスがトナー表面に露出し易くなったと推測される。
2 現像装置
3 現像剤
3a 磁性キャリア
3b トナー
4 現像スリーブ
5 マグネットローラ
6 第1ドクターブレード
7 第2ドクターブレード
8 トナーホッパ
11 現像剤収容部材
20 トナー供給開口部
A 現像剤収容部A
Claims (10)
- 内部に磁界発生手段を有する現像スリーブを回転させながら、現像剤収容部内にある、磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を、現像剤収容部の現像剤搬送方向下流側にある現像剤規制部材で現像領域に向けての搬送量を規制して搬送するとともに、該現像剤規制部材で阻止された現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に現像剤搬送方向上流側から隣接する位置で該現像スリーブ表面に臨む磁性トナー補給用開口を有する磁性トナー収容部とを備え、該現像スリーブ上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤の容量に応じて該磁性トナー収容部内の磁性トナーを現像剤収容部に取り込む現像装置に用いる現像剤において、
該磁性キャリアは、少なくとも磁性芯材と樹脂からなる樹脂コートキャリアであり、
樹脂含有量が5〜25質量%であり、見掛け密度が1.2〜2.3g/cm3であり、平均粒径が25〜55μmであり、21μm以下が0.01〜12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下であることを特徴とする二成分系現像剤。 - 該磁性芯材は、マグネタイトまたはFe,Mn及びLi,Mg,Ca、Srからなる軽金属グループから選択される元素の磁性酸化物を少なくとも1種含有するフェライトであることを特徴とする請求項1に記載の二成分系現像剤。
- 該磁性芯材が少なくとも無機化合物粒子とバインダー樹脂とを有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアであることを特徴とする請求項1に記載の二成分系現像剤。
- 該磁性トナーの飽和磁化が1.0〜35.0Am2/kgであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の二成分系現像剤。
- 該磁性トナーの飽和磁化が5.0〜25.0Am2/kgであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の二成分系現像剤。
- 内部に磁界発生手段を有する現像スリーブを回転させながら、現像剤収容部内にある、磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を、現像剤収容部の現像剤搬送方向下流側にある現像剤規制部材で現像領域に向けての搬送量を規制して搬送するとともに、該現像剤規制部材で阻止された現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に現像剤搬送方向上流側から隣接する位置で該現像スリーブ表面に臨む磁性トナー補給用開口を有する磁性トナー収容部とを備え、該現像スリーブ上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像スリーブ上の現像剤の磁性トナー濃度に応じて該磁性トナー収容部内の磁性トナーを現像剤に取り込む現像装置であって、
該現像剤を構成する磁性キャリアが、少なくとも、磁性芯材と樹脂からなる樹脂コートキャリアであり、
樹脂含有量が5〜25質量%であり、見掛け密度が1.2〜2.3g/cm3であり、平均粒径が25〜55μmであり、21μm以下が0.01〜12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である磁性キャリアを用いたことを特徴とする現像装置。 - 該現像剤収容部内で該現像スリーブの表面に非接触で対向し、該現像スリーブに担持搬送されている現像剤の上層部を剥離する剥離部材を備えている請求項6に記載の現像装置。
- 該磁性トナー収容部の上記現像スリーブ表面に臨む磁性トナー補給用開口と上記現像剤収容部との間に位置し、該磁性トナー収容部の該対向部から該現像剤収容部に向けて担持搬送されている該現像スリーブ上の該現像剤の量を規制する第2現像剤規制部材を備え、
該現像スリーブ上の該現像剤の磁性トナー濃度上昇に伴って該現像剤の規制量が増加するように、該第2現像剤規制部材と該現像スリーブ表面との間隙が設定されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の現像装置。 - 上記剥離部材が、磁性体を用いて構成されていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の現像装置。
- 上記剥離部材がローラ状の回転部材であり、該剥離部材の表面に、上記磁極が複数着磁されていることを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
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2003
- 2003-09-12 JP JP2003321740A patent/JP4208679B2/ja not_active Expired - Fee Related
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