JP4174394B2 - 2成分系現像剤及び現像装置 - Google Patents
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Description
該現像剤収容部のトナー補給用開口の近傍には、現像スリーブに担持される現像剤量を規制する第2の規制部材が現像スリーブに対向して設けられており、該トナー補給用開口の下面は、該現像スリーブ側に向けて下向きに傾斜するように形成されており、該現像剤収容部におけるトナー濃度が高い場合には現像剤がトナー補給用開口部に溢れ、該現像剤収容部におけるトナー濃度が低い場合にはトナー補給用開口からトナーが該現像剤収容部に補給される現像装置に用いる2成分系現像剤において、
該磁性キャリアは、少なくとも無機化合物粒子とバインダー樹脂とを有する磁性芯材とコート樹脂とを少なくとも含有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアであり、該コート樹脂と該バインダー樹脂の合計である樹脂含有量が5から25質量%であり、見掛け密度が1.2から2.3g/cm3であり、平均粒径が25から55μmであり、21μm以下が0.01から12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である2成分系現像剤であることを特徴とするものであり、
請求項6の現像装置においては、内部に磁界発生手段を有する現像スリーブを回転させながら、現像剤収容部内にある、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を、現像剤収容部の現像剤搬送方向下流側にある現像剤規制部材で現像領域に向けての搬送量を規制して搬送するとともに、該現像剤規制部材で阻止された現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に現像剤搬送方向上流側から隣接する位置で該現像スリーブ表面に臨むトナー補給用開口を有するトナー収容部とを備え、該現像スリーブ上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤収容部の現像剤の容量に応じて該トナー収容部内のトナーを現像剤収容部に取り込む現像装置であり、
該現像剤収容部のトナー補給用開口の近傍には、現像スリーブに担持される現像剤量を規制する第2の規制部材が現像スリーブに対向して設けられており、該トナー補給用開口の下面は、該現像スリーブ側に向けて下向きに傾斜するように形成されており、該現像剤収容部におけるトナー濃度が高い場合には現像剤がトナー補給用開口部に溢れ、該現像剤収容部におけるトナー濃度が低い場合にはトナー補給用開口からトナーが該現像剤収容部に補給される現像装置であって、
該現像剤を構成する磁性キャリアが、少なくとも無機化合物粒子とバインダー樹脂とを有する磁性芯材とコート樹脂とを少なくとも含有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアであり、該コート樹脂と該バインダー樹脂の合計である樹脂含有量が5から25質量%であり、見掛け密度が1.2から2.3g/cm3であり、平均粒径が25から55μmであり、21μm以下が0.01から12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である磁性キャリアを用いた現像装置であることを特徴とするものである。
MO・Fe2O3 ・・・(1)
M・Fe2O4 ・・・(2)
(式中、Mは3価、2価又は1価の金属イオンを示す。)
Mとしては、Be,Mg、Ca、Rb,Sr、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Nb、Mo、Cd、Pb及びLiが挙げられ、これらは、単独あるいは複数で用いることができる。
ここで、本発明のキャリアに係る用いる特性値の測定方法について述べる。なお、後述される実施例においても同様に測定した。
次に本発明の現像剤に用いられるトナーの好ましい態様について説明する。
円形度(ai)=L0/L 式(2)
(式中、L0はトナー粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長を示し、Lはトナー粒子の投影像の周囲長を示す。)
装置 :GPC−150C(ウォーターズ社製)
カラム:GMH−HT30cm2連(東ソー社製)
温度 :135℃
溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール添加)
流速 :1.0ml/min
試料 :濃度0.15%の試料を0.4ml注入
以上の条件で測定し、試料の分子量算出にあたっては単分散ポリウレタン標準試料により作成した分子量較正曲線を使用する。さらに、Mark−Houwink粘度式から導き出される換算式でポリエチレン換算することによって、重量平均分子量および数平均分子量を算出する。
RmSiYn 式(3)
〔式中、Rはアルコキシ基又は塩素原子を示し、mは1〜3の整数であり、Yは、炭化水素基(例えば、アルキル基、ビニル基、グリシドキシ基、メタクリル基が挙げられる)を示し、nは3〜1の整数である。〕
具体的には例えば、ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、ヘキサメチルジシラザン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルクロルシラン、ジメチルビニルコロルシラン等を挙げることができる。
(実施例)
以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
<1>磁性キャリアの製造
<磁性キャリア1の製造>
・フェノール(ヒドロキシベンゼン) 50質量部
・37wt%のホルマリン水溶液 80質量部
・水 50質量部
・エポキシ基含有シラン系カップリング剤で表面処理された
マグネタイト微粒子 280質量部
(50%粒径0.21μm)
・エポキシ基含有シラン系カップリング剤で表面処理された
α−Fe2O3微粒子 120質量部
(50%粒径0.35μm)
・25wt%のアンモニア水 15質量部
上記材料を四ツ口フラスコに入れ、撹拌混合しながら60分間で85℃まで昇温保持し、120分間反応、硬化させた。その後28℃まで冷却し500質量部の水を添加した後、上澄み液を除去し、沈殿物を水洗し、風乾した。次いでこれを減圧下(665Pa=5mmHg)180℃で24時間乾燥して、フェノール樹脂をバインダ樹脂とする磁性キャリアコア(A)を得た。
磁性キャリア1の製造例において、個液比を変えることにより、樹脂含有量は10質量%、50%粒径は23μm、21μm以下が55.3体積%、72μm以上が0体積%、見掛密度は1.82g/cm3の磁性キャリア2及び樹脂含有量は10質量%、50%粒径は58μm、21μm以下が0体積%、72μm以上が16体積%、見掛密度は1.87g/cm3の磁性キャリア3を得た。
フェライト成分(Fe2O3:56.3モル%、MgO:23.0モル%、SrO:20.7モル%)
上記組成に配合したフェライト原材料の酸化物をボールミルで湿式混合し、乾燥・粉砕した後、750℃で2時間仮焼し、クラッシャー0.1〜1.0mm程度に粉砕した。さらに、ボールミルで湿式粉砕してスラリー化し、バインダーとしてポリビニルアルコールを1.0%、空孔調整剤としてCaCO3を4%加え、スプレードライヤー法で球状粒子に造粒し、酸素ガス濃度0.5%の窒素ガス雰囲気下980℃で焼成し、目開き200μmの篩で篩分して粗大粒子の除去を行い、次いで風力分級機(エルボウジェットラボEJ−L3、日鉄鉱業社製)で分級して粒度調整を行ない、芯材粒子を得た。
トルエンとメチルエチルケトン(4:1)混合溶剤 1000部
スチレン・メチルメタクリレート共重合体(4:6,Mw=5万) 70部
メチルメタクリレート・パーフルオロプロピルエチルメタクリレート共重合体(80:20,Mw=1.8万) 30部
上記成分を混合して被覆用液体を調製した。次いで、上記芯材粒子に対し、被覆樹脂固形分が10.0wt%となるように溶液の配合を調整し、減圧ニーダーで攪拌混合しながら減圧乾燥して溶剤を除去し、140℃で2時間焼き付けを行い、目開き74μmの篩で篩分して50%粒径が35μm、21μm以下が3.8体積%、72μm以上が1.3体積%、見掛密度1.83g/cm3の磁性キャリア4を得た。
製造例4において、空孔調整剤としてCaCO3を2%、7%に変えて、被覆樹脂固形分が4.0wt%、350wt%とする以外は同様にして、50%粒径が35μm、21μm以下が2.7体積%、72μm以上が1.1体積%、見掛密度2.4g/cm3の磁性キャリア5および50%粒径が35μm、21μm以下が5.8体積%、72μm以上が2.7体積%、見掛密度1.1g/cm3の磁性キャリア6を得た。
フェライト成分(Fe2O3:58モル%、NiO:21.0モル%、ZnO:21.0モル%)に変える以外は製造例4と同様にして、50%粒径が35μm、21μm以下が2.5体積%、72μm以上が2.8体積%、見掛密度2.2g/cm3の磁性キャリア7を得た。
<トナー1の製造>
イオン交換水710質量部に、0.1M−Na3PO4水溶液450質量部を投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、14000rpmにて撹拌した。これに1.0M−CaCl2水溶液68質量部を徐々に添加し、リン酸カルシウム化合物を含むpH5.8の水系媒体を得た。
・スチレン 160質量部
・n−ブチルアクリレート 34質量部
・銅フタロシアニン顔料 10質量部
・ジ−t−ブチルサリチル酸アルミ化合物 0.8質量部
・飽和ポリエステル 10質量部
・エステルワックス(Mw:500、Mn:400,Mw/Mn:1.25) 20質量部
上記材料を60℃に加温し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、13000rpmにて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10gを溶解し、重合性単量体組成物を調整した。前記水系媒体中に重合性単量体組成物を投入し、65℃、N2雰囲気下において、クレアミキサー(エムテクニック社製)にて10000rpmで10分間撹拌し、重合性単量体組成物を造粒した。その後、水系媒体をパドル撹拌翼で撹拌しつつ、80℃に昇温し、pHを6に維持しながら8時間の重合反応を行った。
(1)第1の外添剤(疎水性シリカ微粉体0.7質量部)
シリカ微粉体100質量部に対して気相中でヘキサメチルジシラザン10質量部で疎水化処理したものであり、BET比表面積が37m2/gであり、個数平均粒径30nmである。
(2)第2の外添剤(疎水性酸化チタン微粉体0.5質量部)
酸化チタン微粉体100質量部に対して水媒体中でn−ヘキラルトリメトキシシラン10質量部で疎水化処理したものであり、BET比表面積が90m2/gであり、個数平均粒径35nmである。
・テレフタル酸/フマル酸/無水トリメリット酸/ビスフェノールAの誘導体からなるポリエステル樹脂 100質量部
・銅フタロシアニン顔料 4質量部
・ジ−t−ブチルサリチル酸のアルミ化合物 1質量部
上記材料をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、二軸押出式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに得られた微粉砕物を分級した後球形化処理を行い、重量平均粒径が7.3μmである負摩擦帯電性のシアントナー粒子2を得た。
トナー粒子2の分級条件を変えてトナー粒子3乃至4を得た後、トナー2の製造と同様に2種の外添剤を外添し、重量平均粒径11.0μm、平均円形度0.949であるシアントナー3及び重量平均粒径2.8μm、平均円形度0.957であるシアントナー4を得た。
銅フタロシアニン顔料のかわりにキナクリドン顔料10質量部を使用すること以外は、トナー1の製造と同様にしてマゼンタ色の重合粒子(トナー粒子)を得た。得られた重合粒子にトナー1の製造と同様にして外添剤2種を外添して負帯電性のマゼンタトナー5を調整した。マゼンタトナー5は、重量平均粒径7.4μm、平均円形度0.971であった。
銅フタロシアニン顔料のかわりにC.I.ピグメントイエロー93を5質量部およびソルベントイエロー93を6質量部使用すること以外は、トナー1の製造と同様にしてイエローの重合粒子(トナー粒子)を得た。得られた重合粒子にトナー1の製造と同様にして外添剤を外添して負帯電性のイエロートナー5を調整した。イエロートナー5は、重量平均粒径7.3μm、平均円形度が0.968であった。
銅フタロシアニン顔料のかわりにカーボンブラック10質量部を使用すること以外は、トナー1の製造と同様にしてブラック色の重合粒子(トナー粒子)を得た。得られた重合粒子にトナー1の製造と同様にして外添剤を外添して負帯電性のブラックトナー6を調整した。ブラックトナーは、重量平均粒径7.7μm、平均円形度が0.977であった。
(1)画像濃度
画像濃度は、SPIフィルターを装着したマクベス社製マクベスデンシトメータRD918タイプ(Macbeth Densitometer RD918manufactured by Mcbeth Co.)を使用して、オリジナル画像濃度1.5で普通紙上に形成された画像の4隅、中央の5点平均の相対濃度として測定した。
(2)ハーフトーン再現性
オリジナル画像濃度0.3を用いて(1)同様相対濃度として測定した。
◎:0.3〜0.4
○:0.25〜0.3未満、0.4超〜0.45
△:0.20〜0.25未満、0.45超〜0.5
×:0.2未満、0.5超
(3)カブリ
画出し前の普通紙の平均反射率Dr(%)をリフレクトメータ(東京電色株式会社製の「REFLECTOMETER MODEL TC−6DS」)によって測定した。一方、普通紙上にベタ白画像を画出しし、次いでベタ白画像の反射率Ds(%)を測定した。カブリ(%)は下記式から算出する。
◎:0.4%未満
○:0.4〜0.8%未満
△:0.8〜1.2%未満
×:1.2%以上
(4)ベタ均一性
オリジナル画像濃度1.5を用いて(1)同様5点の相対濃度を測定し、最大濃度差として測定した。
◎:0.0〜0.05未満
○:0.05〜0.15未満
△:0.15〜0.25未満
×:0.25以上
(比較例1)
キャリア2に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、初期は良好だったものの、耐久によりハーフトーン均一性、べた均一性が悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの粒径が小さいために、トナーとの混合性が悪化したからと推察される。
キャリア3に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリ、ベタ均一性が悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの粒径が大きいために、トナーへの帯電付与能の悪化を生じて、帯電が不均一になったからと推察される。
キャリア4に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリ、ハーフトーン均一性が若干悪化したものの、実用上問題の無い結果が得られた。評価結果を表1に示す。これは、キャリア芯材がフェライトであるために、トナーへのストレスが大きくなり、キャリアの帯電付与能が不均一になったからと推察される。
キャリア5に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリが悪化し、ハーフトーン均一性も悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの樹脂量が少なく、見掛け密度が大きいために、トナーがキャリアからダメージを受けやすく、トナースペントが多くなり、トナーの帯電が不均一なったためと推測される。
キャリア6に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、耐久により、カブリが悪化し、ベタ均一性も悪化した。評価結果を表1に示す。これは、キャリアの樹脂量が多く、抵抗が高いために、キャリア上に電荷が蓄積され、トナーに均一に帯電付与できなくなったからと推察される。
キャリア7に代える以外は実施例1と同様にして二成分系現像剤を製造し、画出しを行ない評価したところ、カブリが若干悪化たものの、実用上問題の無い結果が得られた。評価結果を表1に示す。これは、重金属が含有されているので、トナースペントが起こりやすくなり、トナーの帯電が不均一なったためと推測される。
イエロートナー6、マゼンタトナー5、シアントナー1、ブラックトナー7を使用する以外は実施例1と同様に画出しを行ない評価したところ、実施例1同様、良好な結果が得られた。
2 現像装置
3 現像剤
3a 磁性キャリア
3b トナー
4 現像スリーブ
5 マグネットローラ
6 第1ドクターブレード
7 第2ドクターブレード
8 トナーホッパ
11 現像剤収容部材
20 トナー供給開口部
A 現像剤収容部A
Claims (6)
- 内部に磁界発生手段を有する現像スリーブを回転させながら、現像剤収容部内にある、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を、現像剤収容部の現像剤搬送方向下流側にある現像剤規制部材で現像領域に向けての搬送量を規制して搬送するとともに、該現像剤規制部材で阻止された現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に現像剤搬送方向上流側から隣接する位置で該現像スリーブ表面に臨むトナー補給用開口を有するトナー収容部とを備え、該現像スリーブ上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤収容部の現像剤の容量に応じて該トナー収容部内のトナーを現像剤収容部に取り込む現像装置であり、
該現像剤収容部のトナー補給用開口の近傍には、現像スリーブに担持される現像剤量を規制する第2の規制部材が現像スリーブに対向して設けられており、該トナー補給用開口の下面は、該現像スリーブ側に向けて下向きに傾斜するように形成されており、該現像剤収容部におけるトナー濃度が高い場合には現像剤がトナー補給用開口部に溢れ、該現像剤収容部におけるトナー濃度が低い場合にはトナー補給用開口からトナーが該現像剤収容部に補給される現像装置に用いる2成分系現像剤において、
該磁性キャリアは、少なくとも無機化合物粒子とバインダー樹脂とを有する磁性芯材とコート樹脂とを少なくとも含有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアであり、該コート樹脂と該バインダー樹脂の合計である樹脂含有量が5から25質量%であり、見掛け密度が1.2から2.3g/cm3であり、平均粒径が25から55μmであり、21μm以下が0.01から12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である2成分系現像剤。 - 該磁性芯材は、マグネタイトまたはFe,Li,Be,Mg,Ca、Srおよび、Rbからなる軽金属グループから選択される元素の磁性酸化物を少なくとも1種含有するフェライトまたは少なくとも無機化合物粒子とバインダー樹脂とを有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアである、請求項1に記載の2成分系現像剤。
- 該磁性微粒子分散型樹脂キャリアのバインダー樹脂が熱硬化性フェノール樹脂を有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアである、請求項2に記載の2成分系現像剤。
- 該トナーが、重量平均粒径3.0乃至10.0μmであり、固体ワックスを1乃至40質量%含有している請求項1乃至3のいずれかに記載の2成分系現像剤。
- 該トナーが重合トナーである請求項1乃至4のいずれかに記載の2成分系現像剤。
- 内部に磁界発生手段を有する現像スリーブを回転させながら、現像剤収容部内にある、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を、現像剤収容部の現像剤搬送方向下流側にある現像剤規制部材で現像領域に向けての搬送量を規制して搬送するとともに、該現像剤規制部材で阻止された現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に現像剤搬送方向上流側から隣接する位置で該現像スリーブ表面に臨むトナー補給用開口を有するトナー収容部とを備え、該現像スリーブ上での現像剤搬送に伴う現像剤の移動により、該現像剤収容部の現像剤の容量に応じて該トナー収容部内のトナーを現像剤収容部に取り込む現像装置であり、
該現像剤収容部のトナー補給用開口の近傍には、現像スリーブに担持される現像剤量を規制する第2の規制部材が現像スリーブに対向して設けられており、該トナー補給用開口の下面は、該現像スリーブ側に向けて下向きに傾斜するように形成されており、該現像剤収容部におけるトナー濃度が高い場合には現像剤がトナー補給用開口部に溢れ、該現像剤収容部におけるトナー濃度が低い場合にはトナー補給用開口からトナーが該現像剤収容部に補給される現像装置であって、
該現像剤を構成する磁性キャリアが、少なくとも無機化合物粒子とバインダー樹脂とを有する磁性芯材とコート樹脂とを少なくとも含有する磁性微粒子分散型樹脂キャリアであり、該コート樹脂と該バインダー樹脂の合計である樹脂含有量が5から25質量%であり、見掛け密度が1.2から2.3g/cm3であり、平均粒径が25から55μmであり、21μm以下が0.01から12体積%であり、72μm以上が1.0体積%以下である磁性キャリアを用いた現像装置。
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