JP2005091339A - 液体分注装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のマスタ液体容器から複数の液体容器に一度に分注するために複数の分注ヘッド(ピペット)を持つ分注装置において、構造が簡単でしかもコンパクトな機構によって分注ヘッド間隔(ピッチ)を極めて小さな間隔まで任意に可変できる様にすることを課題とする。
【解決手段】 複数の分注ヘッド台3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hに設けられた駆動軸7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7hを、分注ヘッドの移動面を挟む二つの平行面に配置し、さらに該駆動軸7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7hを機枠2a,2bに設けた軸受8よりヘッド台駆動域より凸出させ、所定の比例配分された位置で駆動腕10a,10bと係合させる事によって、均一なピッチを等間隔で微小な間隔まで可変できるようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の分注ヘッド台3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hに設けられた駆動軸7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7hを、分注ヘッドの移動面を挟む二つの平行面に配置し、さらに該駆動軸7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7hを機枠2a,2bに設けた軸受8よりヘッド台駆動域より凸出させ、所定の比例配分された位置で駆動腕10a,10bと係合させる事によって、均一なピッチを等間隔で微小な間隔まで可変できるようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は複数のマスタ液体容器から複数の液体容器に一度に分注する複数の分注ヘッドを備えた分注装置に関する。
従来の血液検査等の検体検査等に使用される複数ヘッドの自動分注機では、検体試料を採取するべく親ラック上に配列されている検体容器(例えば試験管:マスタ液体容器)と、採取した試料を吐出する子ラック上の検体容器のピッチが異なるため、ヘッドの間隔をそれに合わせて可変させる必要が有り、その為に複雑な機構が用いられていた。
具体的な例として 特開平9−318636が出願されている。
近年、子ラックとして用いられてきた周知の部位であるマイクロプレートと呼ばれる容器の注入穴が、分析精度の向上や生産性の向上により小さくかつ穴数が多く設けられている。例えば従来のマイクロプレート内でのピッチ9mmで穴数96穴のものから、ピッチ4.5mmで4倍の穴数を持つ384穴数のものが多く用いられる様になってきた。特開平9−318636のような構成の分注装置にあるような装置によれば、X字状に中点で回動自在に連結された複数の単位リンクを介してスライダに装備した分注ノズルを伸縮動作させる機構であるので、駆動源に近い側のスライダと最も遠い側のスライダの間には多くのリンクが介在し、機構構成が大きく部位間の干渉が発生し、ピッチ4.5mmに対応できないという問題があった。
本発明は上記した欠点を除き、小さなピッチで多くの穴数を持つマイクロプレートに対応可能で、コンパクトで安価な分注装置を提供する事を課題とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明の手段は、複数の各ヘッド台に設けられた駆動軸をヘッド台の移動面と平行をなす面に配置し、さらにヘッド台の駆動域の外側に凸出させ、駆動手段として揺動する駆動腕と係合させることにより複数のヘッド台の間隔を横方向に駆動し変更可能とする。
請求項2記載の発明の手段は、機枠に設けた複数の案内軸受けから突出する複数の駆動軸と、長穴を有し揺動する駆動腕が各ヘッド台の移動距離に伴う比例配分された高さ位置で係合することにより、ヘッド台の間隔を変更する。
図1は本発明の概要を示したものであり、図2は動作の概要を示したものである。
図1はヘッド台3a〜3hの先端部に設けたピペット軸4に着脱可能に挿入されたピペットチップ5が、ピッチ距離P1で広がった状態を示す。さらにピペットチップ5の下方には、同様のピッチ距離P1の試薬穴20aを持つマイクロプレート20が設置されている。また機枠1はコの字の形状を構成し、機枠側面2a,2bには複数の案内軸受8が設けられている。(構成の説明上機枠側面2bは透視図として表示してある)さらに案内軸受8はピペットチップ5の移動平面を中心に対称となる平面上の位置に設けられている。また機枠1の側面2a,2bの上面には長穴を有する一対のガイド板14a,14bが、ピペットチップ5の移動平面を中心に対称となるように設けられている。各ヘッド台3a〜3hの上部にはガイドピン6が設けられ、ヘッド台3a,3c,3e,3gをガイド板14bに、ヘッド台3b,3d,3f,3hをガイド板14aに摺動可能に案内されるように係合されている。さらにヘッド台3a,3c,3e,3gにはそれぞれ駆動軸7a,7c,7e,7gが,ヘッド台3b,3d,3f,3hにはそれぞれ駆動軸7b,7d,7f,7hがピペットチップ5の移動する平面を中心に対称をなす位置設けられている。さらに駆動軸7a〜7hは機枠1の側面2a,2bに設けられた案内軸受8と摺動可能に係合されている。またヘッド台3a〜3hの下方部はピッチP1からP2にピッチが狭まったときの干渉を避けるためL字形状で突出し、先端にはピペット軸4が設けられている。さらにピペット軸4の先端には着脱可能にピペットチップ5が装着されている。一方機枠側面2a,2bには長穴11a,11bを有する駆動腕10a,10bが軸受12a,12b、および軸13a,13bを介し揺動可能に設けられている。一方、駆動軸7a,7b,7c,7dは、その一端を機枠側面2aに設けられた案内軸受け8より貫通し、軸端には駆動片9a,9b,9c,9dが長穴11aに摺動可能に係合するように取付けられ、又他端は側板2bに設けられた案内軸受8を貫通して開放状態となっている。同様にヘッド台3e,3f,3g,3hに固定された駆動軸7e,7f,7g,7hの一端は、側板2bに設けられた案内軸受け8を貫通し駆動片9e,9f,9g,9hを介して駆動腕10bの長穴11bに摺動可能に係合され、また他端は、側板2aに設けられた案内軸受8を貫通して開放状態となっている。機枠側面2aにはモータ15がモータ台16を介して設置され、軸端にはプーリ17aが、機枠側面2bにはプーリ17bが軸18a,プーリ台18を介し回動可能な状態で設置され、プーリ17aとプーリ17bはベルト19で連結されている。さらにヘッド台3a,3hはベルト受け19a,19bによりベルト19に固定され、モータ15によりB及びC方向へ駆動可能となっている。
図2は図1の状態からピペットチップ5間のピッチが狭まりP2に移動した状態を示している。モータ15がA方向に回動すると、ヘッド台3駆動片9b,9c,9d,駆動軸7b,7c,7dを介しそれぞれB方向へ駆動される。このときのヘッド台3b,3c,3eの移動量は、ヘッド台3aが駆動する駆動腕10aのD方向の回動角度と、軸13aと駆動片9a,9b,9c,9dとの係合位置すなわちリンク比L4,L1,L2,L3に依存される。ここで案内軸受け8の位置と各駆動片9a,9b,9c,9dの軸13に対する相対位置L1,L2,L3,L4を、4×L1=3×L2=2×L3=L1とすれば所定の比例配分された移動量を得ることが出来る。その結果、均一の開かれたピッチP1から狭まったピッチP2への各ヘッド台3a,3b,3c,3dの移動量は、リンク比即ちヘッド台3aの移動量=4/3×(ヘッド台3bの移動量)=4/2×(ヘッド台3cの移動量)=4/1×(ヘッド台3eの移動量)となり、ピッチP2は均一の間隔となる。一方ヘッド台3hがベルト19,ベルト受け19bによりC方向へ移動されると、駆動軸7h,駆動片9h,長穴11bを介し駆動腕10bはE方向へ回動する。さらに駆動腕10bは長穴11b,駆動片9e,9f,9g,駆動軸7e,7f,7gを介しヘッド台3e,3f,3gを所定の距離C方向へ移動せしめる。以上の構成によりヘッド台3a〜3hは極めて狭いピッチ距離P2まで移動することが可能となり、小さなピッチの試薬穴21aを有するマイクロプレート21にも対応可能な分注装置を得ることが出来る。
以上、実施例として移動距離の変換機構に駆動レバーを用い説明をしたが、モータやカム等他の変換駆動機構を用いても同様の結果が得られる。
以上、実施例として8連のヘッド台を有する分注装置について説明したが、複数のヘッド台をもつ分注ヘッドにおいても同様の結果が得られる。
さらにこのような分注装置は、駆動機構部をピペット駆動域から前後及び両側部へと隔たった位置に構成することにより、極めて小さなピッチ間隔に複数のヘッド部を配置できると共に、軽量で安価さらにはコンパクトになるという利点がある。
本発明は以上に説明したような構成により、次のような効果を奏する。請求項1に記載された発明は、簡単な機構によって複数の分注ヘッドを同時にしかもほぼ等間隔のピッチを極小距離に移動させることが可能になり、1枚のマイクロプレートコストで多数の検査が可能になり、生産性が飛躍的に向上すると共に、機構を安価に、且つ構成を簡潔にコンパクトに収納することが可能となり装置の小型化や軽量化、さらにはロボットアームを構成する駆動装置の省エネに多大な効果をもたらすことができる。
請求項2に記載されている発明でも同様の効果をもたらす。
1 機枠
2a,2b 機枠側面
3a,3b,3c,3d
3e,3f,3g,3h ヘッド台
4 ピペット軸
5 ピペットチップ
6 ガイドピン
7a,7b,7c,7d
7e,7f,7g,7h 駆動軸
8 案内軸受
9a,9b,9c,9d
9e,9f,9g,9h 駆動片
10a,10b 駆動腕
11a,11b 長穴
12a,12b 軸受
13a,13b 軸
14a,14b ガイド板
15 モータ
16 モータ台
17a,17b プーリ
18 プーリ台
18a 軸
19a,19b ベルト受け
20 マイクロプレート
20a 試薬穴
21 マイクロプレート
21a 試薬
201 ピニオンギア
202 ラックギア
203 回動軸
2a,2b 機枠側面
3a,3b,3c,3d
3e,3f,3g,3h ヘッド台
4 ピペット軸
5 ピペットチップ
6 ガイドピン
7a,7b,7c,7d
7e,7f,7g,7h 駆動軸
8 案内軸受
9a,9b,9c,9d
9e,9f,9g,9h 駆動片
10a,10b 駆動腕
11a,11b 長穴
12a,12b 軸受
13a,13b 軸
14a,14b ガイド板
15 モータ
16 モータ台
17a,17b プーリ
18 プーリ台
18a 軸
19a,19b ベルト受け
20 マイクロプレート
20a 試薬穴
21 マイクロプレート
21a 試薬
201 ピニオンギア
202 ラックギア
203 回動軸
Claims (2)
- 先端部に複数の注出部を有する分注ヘッドにおいて、各ヘッド台が移動方向と平行に構成する固定された駆動軸を備え、さらに該駆動軸の両端が機枠に設けられた案内手段と摺動可能に係合され、各ヘッド台の間隔を変更可能にする分注装置。
- 請求項1の分注装置であって、長穴を有し揺動する駆動腕を備え、さらに複数の駆動軸の一端に係合させてヘッド台の間隔を変更可能にする分注装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003366652A JP2005091339A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | 液体分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003366652A JP2005091339A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | 液体分注装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005091339A true JP2005091339A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34463614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003366652A Pending JP2005091339A (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | 液体分注装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005091339A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007212203A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Juki Corp | 液体分注装置 |
WO2008007556A1 (fr) * | 2006-07-12 | 2008-01-17 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Détecteur de réseau à pas variable |
KR100881226B1 (ko) | 2007-06-15 | 2009-02-05 | 최무송 | 자동 피치가변형 다축 툴 헤드 |
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US8663577B2 (en) | 2006-07-12 | 2014-03-04 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Variable pitch array spotter |
US8808625B2 (en) | 2008-01-11 | 2014-08-19 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Dispensing apparatus and a dispensing method |
-
2003
- 2003-09-18 JP JP2003366652A patent/JP2005091339A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011043519A (ja) * | 2006-07-12 | 2011-03-03 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 可変ピッチアレイスポッタ |
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KR100881226B1 (ko) | 2007-06-15 | 2009-02-05 | 최무송 | 자동 피치가변형 다축 툴 헤드 |
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US9778277B2 (en) | 2009-03-20 | 2017-10-03 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Process and apparatus for testing substances for potential carcinogenicity |
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