JP2005091043A - 粒子状物質測定方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主にエンジンから排出される粒子状物質中のスートの連続測定を高精度で行える粒子状物質測定方法および装置を提供する。
【解決手段】 内燃機関1から排出されるガスGをサンプリングし、そのサンプルガスSに含まれる粒子状物質2中のスート2aに電荷eを付与し、スート2aの電荷量の計測値に基づいてスート2aの質量または質量濃度を算出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば車両のディーゼルエンジンから排出される粒子状物質の連続測定などに用いられる粒子状物質測定方法および装置に関する。
車両に搭載されるディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどのエンジンからは、ガス状物質のほか、超微粒子が鎖状あるいは塊状に集合してなる粒子状物質(Particulate Matter:以下、PMという)が排出される。
PMは、燃料が高温下で不完全燃焼することにより発生するスート(soot)と呼ばれる無機炭素と、燃料やオイルの燃え残りである揮発性有機成分(Volatile Organic Fracion:VOF)または可溶有機成分もしくは有機溶媒可溶成分(Soluble Organic Fraction:SOF)と呼ばれる炭化水素と、燃料中の硫黄が燃焼反応を起こすことによって形成された成分であるサルフェート(sulfate)と呼ばれる硫酸水和物との3種類に区分されている。
そして、PM中のスートの挙動を連続的に捉えることができるものとして、水素炎イオン化検出器(Flame Ionization Detector:以下、FIDという)を用いてPM中のスートを連続測定する装置がある。
特開平10−38849号公報 特開平10−288601号公報 特開2001−228076号公報
しかし、スートの測定にFIDを用いる上記装置では、スートの測定の高精度化を図ることが困難であり、エンジンから排出されるPMの量の低減化が進められている現状を鑑みれば、将来的にスートの測定にFIDを用いることが適さないケースが生じるおそれがある。
また、PMのような微粒子を高精度で測定することができるものとして、適宜の手段によりPMに電荷を付与した後、PMに付与された電荷量を計測し、この電荷量からPMの表面積を求める測定部を有する測定装置があるが、この測定装置は、サンプルガス中のPMのような微粒子を測定するものであって、PM中のスートを測定することはできなかった。
さらに、上記測定装置は、測定対象物の表面積しか求められなかった。
そこで、本発明者らは、実験を行った結果、スートの表面積と質量との間に一定の関係があり、スートの表面積に所定の換算係数を乗じれば、スートの質量が算出されることを見出した。換算係数は、例えば、フィルタ重量法などによって得られるスートの表面積と質量との関係式から導出される。
また、本発明者らは、実験を行った結果、上記測定装置によってスートの表面積を求める際に、スートにVOFが付着していることにより生じる誤差は許容範囲内であり、スートに付着したVOFを除去しなくても、上記測定装置によってスートの表面積を求めることができることを発見し、さらに、スートの表面積を求める際に誤差を生み出す原因が、粒子径が約50nm以下のNuclei Mode(Nucleition Mode)と呼ばれる微粒子であると推測するに至った。
詳しくは、図2に示すように、エンジン1から排出された排ガスGに含まれるPM2中には、未燃で液状のVOF2bが付着した状態のスート2aと、スート2aの周囲に付着せずに存在する液状のHC(図示していない)とが存在し、このスート2aの周囲に付着せずに存在する液状のHCを、上述したNuclei Modeという。
ところで、スート質量濃度が3段階に変わるようにエンジンの状態を調整し、それぞれの場合について、PMの粒子径と表面積との関係を調べたところ、図4に示す結果が得られた。なお、図4では、横軸に粒子径、縦軸に表面積をとっており、スート質量濃度が最も低いときに得られたグラフをC1 とし、次にスート質量濃度が低いときに得られたグラフをC2 、最もスート質量濃度が高くなったときに得られたグラフをC3 としてそれぞれ示してある。
図4から、PMは、粒子径が50nm未満の範囲において表面積のピークを有するNuclei Modeと、粒子径が50nm以上の範囲において表面積のピークを有するAccumulation Modeとに分けられ、Accumulation Modeは、スート質量濃度と強い関係があるのに対して、Nuclei Modeは、スート質量濃度とは無関係であることがわかった。これは、Nuclei Modeが、エンジンの状態や、排ガスの希釈率、温度などの影響を大きく受けるためであると考えられる。
この発明は上述の事柄および知見に基づいてなされたもので、その目的は、主にエンジンから排出される粒子状物質中のスートの連続測定を高精度で行える粒子状物質測定方法および装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の粒子状物質測定方法は、内燃機関から排出されるガスをサンプリングし、そのサンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与し、スートの電荷量の計測値に基づいてスートの質量または質量濃度を算出する(請求項1)。
また、内燃機関から排出されるガスをサンプリングし、そのサンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与し、スートの電荷量を計測する粒子状物質測定方法であって、スートに電荷を付与する前に、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するかまたは揮発させてもよい(請求項2)。
また、内燃機関から排出されるガスをサンプリングし、そのサンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するかまたは揮発させた後、サンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与し、スートの電荷量の計測値に基づいてスートの質量または質量濃度を算出してもよい(請求項3)。
また、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の揮発性有機成分を測定するステップを含んでもよい(請求項4)。
具体的には、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の揮発性有機成分を測定するステップにおいて、サンプルガスを、このサンプルガス中の揮発性有機成分が揮発しない低温状態とした後、水素炎イオン化検出器によって測定して得た検出値と、揮発性有機成分が揮発する高温状態とした後、水素炎イオン化検出器によって測定して得た検出値とから、サンプルガス中の揮発性有機成分濃度を導出する(請求項5)。
一方、上記目的を達成するために、この発明の粒子状物質測定装置は、内燃機関から排出されるガスをサンプリングしてサンプルガスを得るサンプリング手段と、サンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与する帯電手段と、スートの電荷量を計測する計測手段と、スートの電荷量の計測値からスートの表面積を求め、表面積に換算係数を乗ずることによりスートの質量または質量濃度を算出する演算処理部とを備えた(請求項6)。
また、内燃機関から排出されるガスをサンプリングしてサンプルガスを得るサンプリング手段と、サンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与する帯電手段と、スートの電荷量を計測する計測手段とを備えた粒子状物質測定装置であって、帯電手段に送られる前のサンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するナノ粒子除去ユニットを有するように構成してもよい(請求項7)。
また、内燃機関から排出されるガスをサンプリングしてサンプルガスを得るサンプリング手段と、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するナノ粒子除去ユニットと、このナノ粒子除去ユニットを経たサンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与する帯電手段と、スートの電荷量を計測する計測手段と、スートの電荷量の計測値からスートの表面積を求め、表面積に換算係数を乗ずることによりスートのべ質量または質量濃度を算出する演算処理部とを備えていてもよい(請求項8)。
また、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の揮発性有機成分を測定する揮発性有機成分測定手段を備えてもよい(請求項9)。
具体的には、揮発性有機成分測定手段が、2つの水素炎イオン化検出器を有し、一方の水素炎イオン化検出器によって、揮発性有機成分が揮発する高温状態となったサンプルガスを測定し、他方の水素炎イオン化検出器によって、揮発性有機成分が揮発しない低温状態となったサンプルガスを測定するように構成されている(請求項10)。
上記の構成からなる発明では、主にエンジンから排出される粒子状物質中のスートの連続測定を高精度で行える粒子状物質測定方法および装置を提供することができる。
すなわち、請求項1に係る発明では、例えば、スートの電荷量の計測値とスートの表面積とが比例し、また、スートの表面積と質量とが一定の関係を有することを利用して、スートの電荷量の計測値に基づいて、連続的にスートの質量および/または質量濃度を測定することが可能となる。
また、スートに電荷を付与する際に、Nuclei Modeが原因となり、正確な電荷量とならず誤差が大きくなるが、請求項2に係る発明では、Nuclei Modeを含む液状HCが上記のような誤差を生じさせることを確実に防止することができ、ひいてはスートの連続測定を高精度で行うことが可能となる。
請求項3に係る発明では、スートの電荷量の計測値が、スートの表面積に比例した正確な値となり、この値に所定の換算係数を乗じることにより、スートの質量および/または質量濃度の精度の高い連続測定を実現することが容易に可能となる。
請求項4に係る発明では、サンプルガスに含まれるPM中のスートのみならずVOFをも測定することが可能となる。そして、これらを同時測定することにより、エンジンの負荷によって変化するPM中のスートとVOFとの比率をリアルタイムで計測することができ、エンジンの開発等に非常に有用な情報となる。しかも、スートは高精度で測定されるので、このスートの測定に基づいて得られる前記情報は、その信頼性が非常に高いものとなる。
請求項5に係る発明では、VOFを測定する手段としてFIDを用いることにより、VOFの連続測定が可能となり、かつその応答速度も高く、従って、VOFを効率よく測定することが可能となる。
請求項6〜10に係る発明では、請求項1〜5に係る発明により得られる効果と同様の効果を得ることができる粒子状物質測定装置を提供することが可能となる。
図1および図2は、この発明の一実施例を示す。
この実施例の粒子状物質測定方法(以下、測定方法という)を実施するための粒子状物質測定装置(以下、測定装置という)Dは、内燃機関としてのエンジン1から排出される排ガスGの一部をサンプリングしてサンプルガスSとし、このサンプルガスS中に含まれるPM2の連続測定を行うように構成されている。
詳しくは、測定装置Dは、図1に示すように、エンジン1に連なり、エンジン1から排出された排ガスGが内部を通る排ガス流路3と、この排ガス流路3からの排ガスGを希釈するための希釈部4と、この希釈部4において希釈された排ガスGの一部をサンプルガスSとしてサンプリングし、そのサンプルガスSを下流側に送りつつ適宜に加熱する加熱導入部5と、この加熱導入部5の下流側に配置された分析部6と、サンプルガスSを加熱導入部5を介して分析部6に導入するためのポンプ7を有するサンプリング制御部8と、分析部6における分析結果の表示や、分析部6、サンプリング制御部8などの操作を行うための表示操作部9とを備えている。
エンジン1は、例えば、車両などに搭載されるディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどである。
上述したように、PM2には、図2に示すように、スート2aの周囲にVOF2bが付着した状態となっているものや、スート2aに付着していないVOF2bが固まった状態となっているものなどがある。
排ガス流路3は、例えば、エンジン1の排気管のみから構成されていてもよいし、排気管とこの排気管に接続されたホース等とから構成されていてもよい。
希釈部4は、例えば、希釈用トンネルからなる。すなわち、希釈部4は、排ガス流路3からの排ガスGが内部に導入される管路4aと、この管路4aの上流側に設けられ、フィルタ(図示していない)を有し、清浄な空気を管路4a内に供給する空気導入部4bと、管路4aの下流側に設けられたCFV(Critical Flow Venturi)4cおよび吸引ポンプ4dとを備え、排ガス流路3からの排ガスGの全量を清浄な空気によって希釈するとともに、管路4a内を流れるガスが一定流量となるように構成されている。
加熱導入部5は、サンプルガスSを所定の温度にした状態で分析部6に導入するように構成されている。そして、加熱導入部5は、希釈部4の管路4a内に挿入され、エンジン1から排出される排ガスGをサンプリングしてサンプルガスSを得るサンプリング手段としてのサンプリングプローブ5aと、このサンプリングプローブ5aに接続される低温ライン5bおよび高温ライン5cとを備えている。
低温ライン5bは、例えばヒータからなる加熱手段(図示していない)を有し、この加熱手段により内部が所定の温度(この実施例では約52℃)となるように加熱され、低温ライン5bを流れるサンプルガスSは、このサンプルガスSに含まれるPM2中のVOF2bが揮発しない低温状態となるように構成されている。また、低温ライン5bは、その下流側が分岐することで形成された2つの分岐流路5e,5fを有している。
高温ライン5cは、例えばヒータからなる加熱手段(図示していない)を有し、この加熱手段により内部が所定の温度(この実施例では約191℃)となるように加熱され、高温ライン5cを流れるサンプルガスSは、このサンプルガスSに含まれるPM2中のVOF2bが揮発する高温状態となるように構成されている。
分析部6は、サンプルガスSに含まれるPM2中のスート2aを測定するためのスート測定部10と、サンプルガスSに含まれるPM2中のVOF2bを測定するためのVOF測定手段11とを備え、サンプルガスS中のVOF2bおよびスート2aを並行して測定するように構成されている。
スート測定部10の上流側にはナノ粒子除去ユニットNが設けられる。一方、VOF測定手段11は、2つのFID6a,6bと、一方のFID6aの上流側に設けられ、FID6aに導入されるサンプルガスS中のPM2を除去するためのフィルタ6cと、他方のFID6bの上流側に設けられ、FID6bに導入されるサンプルガスS中のPM2を除去するためのフィルタ6dとを有している。
そして、ナノ粒子除去ユニットNおよびスート測定部10と、一方のFID6aおよびフィルタ6cとは、低温ライン5bの下流側に並列的に設けられている。すなわち、低温ライン5bの下流側に設けられた2つの分岐流路5e,5fのうちの一方の流路5e中にナノ粒子除去ユニットNおよびスート測定部10が設けられ、他方の流路5f中にフィルタ6cおよびFID6aが設けられている。また、他方のFID6bおよびフィルタ6dは、高温ライン5cの下流側に設けられている。
ポンプ7は、加熱導入部5の上流側の圧力よりも、この加熱導入部5の下流側にある分析部6側の圧力が低くなるように圧力差を生じさせるためのものである。
サンプリング制御部8は、ポンプ7の出力を制御して、希釈部4から加熱導入部5を介して分析部6へと導入するサンプルガスSの流量を調整するように構成されている。
表示操作部9は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)からなり、ケーブル9aを介して、分析部6およびサンプリング制御部8に電気的に接続されている。
スート測定部10は、PM2中のスート2aに電荷eを付与し、スート2aの電荷量を計測することで、この計測値からサンプルガスS中に含まれるスート2aの表面積を導出するように構成されており、例えば、DCセンサ(Diffusion Charge Sensor)からなる。
詳しくは、図2に示すように、スート測定部10は、金属製の筒体10aと、この筒体10aの上流側における内部に配置される帯電手段としての電荷付与部10bと、筒体10aの下流側における内部に配置され、電荷付与部10bにおいて電荷eが付与されたスート2aを捕捉する導電性(例えば金属製)の捕捉部材10cと、この捕捉部材10cに電気的に接続される電荷量計測手段10dとを備えている。
電荷付与部10bは、筒体10a内に配置される電極10eと、この電極10eを囲むように配置される導電性(例えば金属製)の網状部材10fとを有している。そして、電荷付与部10bは、電極10bに例えば5000〜7000〔V〕程度(この実施例では5000〔V〕)の電圧を印加するとともに、網状部材10fに例えば20〔V〕の電圧を印加することにより、コロナ放電が発生するように構成されている。
但し、この実施例ではコロナ放電を用いるが、他の方法として、紫外線の照射によってスート2aに電荷eを付与してもよい。紫外線による帯電現象はスート2aに対して非常に高感度を示し、スート2a以外の粒子に対してはほとんど感度を示さないという特異的な性質があり、極めて良い相関が得られる。もちろん、スート2aに電荷eを付与する方法は、上述したコロナ放電や紫外線照射に限られず、その他の方法を用いてスート2aに電荷eを付与するように電荷付与部10bなどを構成してもよい。
ナノ粒子除去ユニットNは、サンプルガスSのPM2からNuclei Modeを除去することができるように構成されており、例えば、酸化触媒によってNuclei Modeの主成分であるHCを酸化分解することで除去するように構成され、Nuclei Modeを除去することができるHCS(Hot Catalytic Stripper)、加熱によってHCをガス化し、かつガス化したHCを選択的に吸着するThermodenuderおよび、高温状態でHCを希釈し、液化を防ぐことによりNuclei Modeの発生をおさえるThermo Diluter等をナノ粒子除去ユニットNとして用いることができる。
次に、上記の構成からなる測定装置Dを用いた測定方法について説明する。
まず、エンジン1から排出された排ガスGを排ガス流路3内に通して希釈部4内へと送る。この希釈部4において、排ガスGは清浄な空気により希釈される。そして、希釈された排ガスGの一部をサンプルガスSとして加熱導入部5のサンプリングプローブ5aから採取し、加熱導入部5内に送る。
続いて、加熱導入部5内に流れ込んだサンプルガスSを分流し、低温ライン5bおよび高温ライン5cにそれぞれ流した後、分析部6へと導入する。ここで、低温ライン5bに流したサンプルガスSを、このサンプルガスSに含まれるPM2中のVOF2bが揮発しない低温状態とする一方、高温ライン5cに流したサンプルガスSを、このサンプルガスSに含まれるPM2中のVOF2bが揮発する高温状態とする。
低温ライン5bを流れて低温状態となり、低温ライン5bの下流側において分岐流路5eに流れ込んだサンプルガスSは、分岐流路5e中のナノ粒子除去ユニットNに至り、このナノ粒子除去ユニットNにより、サンプルガスS中の液状HC(Nuclei Mode)が除去される。
その後、サンプルガスSが分岐流路5eを流れてスート測定部10に至ると、まず、電荷付与部10bにおいて、コロナ放電により、サンプルガスS中の各スート2aに、その表面積に応じた量の電荷eが付与される。続いて、電荷eが付与され帯電した状態の各スート2aは、筒体10a内を流れ、その下流側に配置された捕捉部材10cに捕捉され、このとき、各スート2aは電荷eを放出する。そして、放出された電荷eは電流となって電荷計測手段10dに流れ、この電荷計測手段10dにおいて、プリアンプ(図示していない)により電流を増幅し、信号レベルを大きくした状態で、電流計(図示していない)を用いてその電流値を計測する。このようにして得られた計測値はスート2aの表面積にほぼ比例するものであり、この計測値を用いて所定の演算を行うことにより、サンプルガスS中に存在するスート2aを連続的に測定することができる。
詳しくは、電荷計測手段10dによって計測された電流値に基づいて、例えば、図3(A)に示すようなグラフが得られる。図3(A)では、横軸に粒子径、縦軸に表面積をとっており、表面積のピーク値が最も低いグラフをA1 とし、次に表面積のピーク値が低いグラフをA2 、最も表面積のピーク値が高いグラフをA3 としてそれぞれ示してある。なお、スート2aに電荷eを付与する前に、サンプルガスSに含まれる液状HC(Nuclei Mode)はナノ粒子除去ユニットNによって除去されているので、各グラフAi (A1 〜A3 )において、上述したNuclei Modeに相当する部分に出力は認められず、Accumulation Modeに相当する部分のみの出力が得られている。
ここで、各グラフAi (A1 〜A3 )に対応する表面積Si (S1 〜S3 )と、各グラフAi に対応する体積Vi (V1 〜V3 )との関係は、所定の換算係数αを用いて下記の式(1)で表される。
i =αSi …(1)
そして、図3(A)に示した各グラフAi (A1 〜A3 )は、横軸に粒子径、縦軸に表面積をとった図3(B)においてグラフBi (B1 〜B3 )に変換される。
ここで、各グラフBi に対応する体積Vi (V1 〜V3 )と、各グラフBi に対応する質量Mi (M1 〜M3 )との関係は、密度ρを用いて下記の式(2)で表される。
i =ρVi …(2)
従って、上記式(1)および(2)から、換算係数kを用いて下記の式(3)が導かれる。
i =kSi …(3)
ここで、k=ρα
なお、上記換算係数kは、例えば、フィルタ重量法などによって得られるスートの表面積と質量との関係式から直接導出される。
すなわち、電荷計測手段10dによって計測されたスート2aの電荷量の計測値(電流値)がスート2aの表面積に比例し、ひいてはスート2aの質量に比例することを利用して、スート2aの電荷量の計測値からスート2aの表面積を求め、表面積に換算係数を乗ずることによりスート2aの質量を算出する式(3)に示す演算を行うことにより、スート2aの電荷量の計測値からスート2a(Accumulation Mode)の質量が導き出される。また、この質量と排ガスGおよび/またはサンプルガスSの流量とからスート質量濃度が求められる。
なお、上記式(3)に示す演算は、演算処理部(図示していない)において行われ、この演算処理部は、例えば、スート測定部10に設けてあってもよいし、表示操作部9に設けてあってもよい。
また、低温ライン5bを流れて低温状態となったサンプルガスSが、分岐流路5fに流れ込むと、フィルタ6cによりサンプルガスS中の固体成分が除去され、その後、FID6aにおいてサンプルガスS中の炭化水素量が計測される。このFID6aの出力は、約52℃にて気体状態となっているサンプルガスS中の炭化水素によるものであり、例えば、ケーブル9aを介して表示操作部9に送られる。
一方、高温ライン5cを流れて高温状態となったサンプルガスSは、高温ライン5c中のフィルタ6dによりサンプルガスS中の固体成分が除去された後、FID6bに送られ、このFID6bにおいてサンプルガスS中の炭化水素量が計測される。このFID6bの出力は、約191℃にて気体状態となっているサンプルガスS中の炭化水素によるものであり、例えば、ケーブル9aを介して表示操作部9に送られる。
従って、FID6aからの出力とFID6bからの出力との差は、約52℃から約191℃の間に液体から気体に変化した高沸点の炭化水素、すなわちVOF2bの濃度(量)に対応するものであるので、表示操作部9において、FID6aからの出力とFID6bからの出力との差を求めることにより、サンプルガスS中のVOFのみを連続的に測定することができる。
上記のように、分析部6において、スート2aを測定するステップおよびVOF2bを測定するステップを経たサンプルガスSは、サンプリング制御部8に至ったのち、適宜に処理(排出)される。
上記の構成からなる測定装置Dにおいて、上述したように、スート測定部10としてDCセンサを用いた場合には、このDCセンサは構成がシンプルで必要な部品の数も少なく、小型化を容易に図ることができるので、測定装置D自体がシンプルな構成となり、低コストかつコンパクトに製作することも可能となる。
なお、この実施例は種々に変形することができる。例えば、ナノ粒子除去ユニットNとして、排ガスGを高温で希釈し、HCが凝縮しにくく、ひいてはNuclei Modeが形成されにくくするThermo Diluterを用いてもよく、この場合には、ナノ粒子除去ユニットNとしてのThermo Diluterを希釈部4としても用いることができる。
また、VOF測定手段11において、FID6a,6bに代えて、炭化水素を測定することができる他の装置を用いてもよい。
また、高温ライン5cの上流端から下流端までにおける内部のどの部分の温度も全てサンプルガスSが前記高温状態となる所定の温度(例えば約191℃)に保つように構成すれば、高温ライン5c中の内壁に対するサンプルガスSに含まれるPM2中のVOF2bの付着を防止することができ、ひいては高温ライン5cが長期間の使用に耐えるものとなるが、このような構成に限られず、例えば、分析部6のフィルタ6dおよびFID6bに導入されるサンプルガスSを前記高温状態に確実に保てる範囲で、高温ライン5cにおけるフィルタ6dおよびFID6bの上流側の適宜の部分のみを所定の温度(例えば約191℃)に保ち、他の部分は加熱しない構成を採用してもよい。このことは、低温ライン5bについても同様である。いずれの場合も、加熱する部分を少なくすることができるため、ランニングコストをより低く抑えることが可能となる。
また、この実施例では、希釈部4を設け、エンジン1からの排ガスGを希釈部4にて希釈することによりサンプルガスSを形成しているが、このような構成に限られず、例えば、希釈部4を設けず、エンジン1からの排ガスGをサンプルガスSとして直接加熱導入部5に導入し、分析部6へと送るように構成してもよい。この場合には、例えば、サンプリングプローブ5aを排ガス流路3内に挿入すればよい。
また、この実施例では、スート測定部10とVOF測定手段11とを設けて、サンプルガスSに含まれるPM2中のスート2aとVOF2bとを測定するように構成してあるが、このような構成に限られず、例えば、VOF測定手段11を設けず、スート測定部10のみを設けて、サンプルガスSに含まれるPM2中のスート2aのみを測定するように構成してもよい。この場合には、高温ライン5cおよび分岐流路5fが不要となる。
また、この実施例では、加熱導入部5を大きくは低温ライン5bと高温ライン5cとに分け、低温ライン5bの下流側にスート測定部10を設けているが、このような構成に限られず、例えば、高温ライン5cの下流側にスート測定部10を設け、サンプルガスSを前記高温状態とした後、スート測定部10に送るように構成してもよい。この場合には、サンプルガスSを高温状態とすることにより、サンプルガスSに含まれるPM2中の液状HC(Nuclei Mode)が加熱により揮発した状態となるので、スート測定部10の上流側に液状HC(Nuclei Mode)を除去するためのナノ粒子除去ユニットNを設ける必要がなくなり、測定装置Dをより低コストで製造することが可能となる。
本発明の一実施例に係る粒子状物質測定方法を実施するための粒子状物質測定装置の構成を概略的に示す説明図である。 前記粒子状物質測定装置の要部の構成を概略的に示す説明図である。 (A)は、スート測定部により測定されたスートの粒子径と表面積との関係を概略的に示すグラフ、(B)は、スート測定部により測定されたスートの粒子径と体積との関係を概略的に示すグラフである。 PMの粒子径と表面積との関係を概略的に示すグラフである。
符号の説明
1 内燃機関
2 粒子状物質
2a スート
D 粒子状物質測定装置
e 電荷
G 排ガス
S サンプルガス

Claims (10)

  1. 内燃機関から排出されるガスをサンプリングし、そのサンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与し、スートの電荷量の計測値に基づいてスートの質量または質量濃度を算出することを特徴とする粒子状物質測定方法。
  2. 内燃機関から排出されるガスをサンプリングし、そのサンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与し、スートの電荷量を計測する粒子状物質測定方法であって、スートに電荷を付与する前に、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するかまたは揮発させることを特徴とする粒子状物質測定方法。
  3. 内燃機関から排出されるガスをサンプリングし、そのサンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するかまたは揮発させた後、サンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与し、スートの電荷量の計測値に基づいてスートの質量または質量濃度を算出することを特徴とする粒子状物質測定方法。
  4. サンプルガスに含まれる粒子状物質中の揮発性有機成分を測定するステップを含む請求項1〜3のいずれかに記載の粒子状物質測定方法。
  5. サンプルガスに含まれる粒子状物質中の揮発性有機成分を測定するステップにおいて、サンプルガスを、このサンプルガス中の揮発性有機成分が揮発しない低温状態とした後、水素炎イオン化検出器によって測定して得た検出値と、揮発性有機成分が揮発する高温状態とした後、水素炎イオン化検出器によって測定して得た検出値とから、サンプルガス中の揮発性有機成分濃度を導出する請求項4に記載の粒子状物質測定方法。
  6. 内燃機関から排出されるガスをサンプリングしてサンプルガスを得るサンプリング手段と、サンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与する帯電手段と、スートの電荷量を計測する計測手段と、スートの電荷量の計測値からスートの表面積を求め、表面積に換算係数を乗ずることによりスートの質量または質量濃度を算出する演算処理部とを備えたことを特徴とする粒子状物質測定装置。
  7. 内燃機関から排出されるガスをサンプリングしてサンプルガスを得るサンプリング手段と、サンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与する帯電手段と、スートの電荷量を計測する計測手段とを備えた粒子状物質測定装置であって、帯電手段に送られる前のサンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するナノ粒子除去ユニットを有することを特徴とする粒子状物質測定装置。
  8. 内燃機関から排出されるガスをサンプリングしてサンプルガスを得るサンプリング手段と、サンプルガスに含まれる粒子状物質中の液状HCを除去するナノ粒子除去ユニットと、このナノ粒子除去ユニットを経たサンプルガスに含まれる粒子状物質中のスートに電荷を付与する帯電手段と、スートの電荷量を計測する計測手段と、スートの電荷量の計測値からスートの表面積を求め、表面積に換算係数を乗ずることによりスートの質量または質量濃度を算出する演算処理部とを備えたことを特徴とする粒子状物質測定装置。
  9. サンプルガスに含まれる粒子状物質中の揮発性有機成分を測定する揮発性有機成分測定手段を備えた請求項6〜8のいずれかに記載の粒子状物質測定装置。
  10. 揮発性有機成分測定手段が、2つの水素炎イオン化検出器を有し、一方の水素炎イオン化検出器によって、揮発性有機成分が揮発する高温状態となったサンプルガスを測定し、他方の水素炎イオン化検出器によって、揮発性有機成分が揮発しない低温状態となったサンプルガスを測定するように構成されている請求項9に記載の粒子状物質測定装置。
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