JP3195725B2 - 排ガス中のpm測定装置 - Google Patents

排ガス中のpm測定装置

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JP3195725B2 JP17422695A JP17422695A JP3195725B2 JP 3195725 B2 JP3195725 B2 JP 3195725B2 JP 17422695 A JP17422695 A JP 17422695A JP 17422695 A JP17422695 A JP 17422695A JP 3195725 B2 JP3195725 B2 JP 3195725B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばディーゼルエ
ンジンなど内燃機関から排出されるガス中に含まれるP
M(Particulate Matter、すすなど
の微粒子状物質)を定量分析する排ガス中のPM測定装
置に関する。
【0002】前記PMは、フィルタ重量法によって、次
のように定義されている。すなわち、エンジン排ガスを
希釈トンネルを用いて空気で52℃以下まで希釈、冷却
し、0.3μmの標準粒子を95%以上捕集できる炭化
フッ素被膜ガラス繊維フィルタやメンブランフィルタな
どによってフィルタ上に捕集された固形または液状の粒
子の総和をPMという。そして、捕集後、気温25℃、
湿度60%の雰囲気中に8時間以上放置した後の重量を
PMの重量という。
【0003】また、前記PMは、有機溶媒に溶解し主と
して炭化水素成分であるSOF(Soluble Or
ganic Fraction)とISF(Insol
uble Fraction)と大別でき、ISFに
は、主として炭素成分であるdry Soot(以下、
単にSootという)とサルフェートと水分とが含まれ
る。なお、PMの測定と分析については、例えば、日本
学会(No.95−29)講習会教材(’95.
6.1〜2、東京、内燃機関の燃焼と排気改善のための
計測技術)「粒子状物質の測定と分析」〔(財)日本自
動車研究所 山崎均〕がある。
【0004】
【従来の技術】ところで、上述のフィルタ重量法は、P
Mを付着・捕集したフィルタを精密天秤を用いて測定す
るものであり、所謂連続測定を行うことができない。こ
れに対して、排気ガス中のPMを連続的に測定する方法
としては、PMを採取するときのフィルタにおける質
量変化をパイプなどの曲げ共振周波数の変化として検出
するマイクロバランス法(TEOM法)や、CO2
ーザによるフォトアコースティック法(PAS法)や、
ロール状フィルタに捕集したPMをCO2 レーザで焼
成し、発生したCO2、H2 O、SO2 を測定し、SO
F、SootおよびSO 2 を演算定量するロール式フィ
ルタ酸化法や、電界内の帯電したSoot粒子濃度の
変化に対応した導電率の変化を検出するEDM法、など
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
〜のいずれの手法においても、燃料の差や運転条件が
変化すれば排ガス条件が変化するため、フィルタ重量法
との相関が悪くなる場合があるなどの問題があり、PM
測定法として確立された手法となっていないのが現状で
ある。
【0006】ところで、従来より、サンプルガス中の全
炭化水素(Total Hydro−Carbon)な
どHCを定量分析するものとして、図3に示すような水
素炎イオン化検出器(Flame Ionizatio
n Detector、以下、FIDという)30が知
られている。すなわち、図3において、31は燃焼室
で、その内部にはノズル32と、コレクタ電極33が設
けられている。そして、34はサンプルガスSを供給す
るためのサンプルガス供給路、35は水素ガスのみまた
は水素ガスと他の燃焼性ガスとからなる燃料ガスFを供
給する燃料ガス供給路で、両ガス供給管34,35はノ
ズル32の上流側で一体となってノズル32に接続され
ている。また、36は助燃用空気Aを供給するための助
燃ガス供給路で、その端部は燃焼室31の適宜箇所で開
口接続されている。
【0007】前記ノズル32は、高圧配線37を介して
図示してない高圧直流電源に接続され、コレクタ電極3
3は、信号線38を介して信号処理回路(図示してな
い)に接続されている。なお、39は燃焼室31の内部
上方に設けられる着火装置、40は排気口、41は絶縁
スリーブである。
【0008】上記構成のFID30においては、例えば
HC成分を含むサンプルガスSを、燃料ガスF、助燃用
空気Aとともに燃焼室31内に導入し、着火装置39に
よって例えば放電スパークを生じさせることにより、ノ
ズル32の先端に所望の炎42が形成され、この炎42
のエネルギーでHCの化学イオン化が生じ、サンプルガ
スS中に含まれる炭化水素HC量に比例した電流出力が
信号線38を介して出力され、これによって、サンプル
ガスS中のHC濃度を分析することができる。
【0009】ところで、ディーゼルエンジンからの排ガ
ス中に含まれるPMには、上述したように、主として炭
化水素成分であるSOFと主として炭素成分であるSo
otがあり、従来までの考えによれば、前記FID30
によっては、炭素成分を検出することができないとされ
ていた。
【0010】しかしながら、この出願の発明者らの研究
によれば、従来からHC成分の分析に使用されているF
ID30によって、HCのみならず、C(炭素)をも検
出することができることを見出した。
【0011】すなわち、図4は、FID30の燃焼室3
1内における熱イオンの生成過程を説明するための図
で、ノズル32とコレクタ電極33との間に設けられる
高圧直流電源43によって、例えばノズル32に+30
0Vの電圧が印加した状態で、着火装置39によって放
電スパークを生じさせると、ノズル32の先端には例え
ば1500Kといった高温の炎42が形成される。
【0012】このとき、炭素(グラファイト)を主成分
とするサンプルガスS中に含まれるSootは、下記の
理由により検出されると発明者らは推定している。すな
わち、上述のような高温下で、Sootは、熱エネルギ
ーにより電子を放出し、熱イオン化が行われるのではな
いかということである。このときグラファイトがイオン
化するエネルギーは4.5eV(103.7kcal/
mol)である。本来、グラファイトは、その比抵抗が
4×10-5Ω・cmであり、半導体であるが、前記大き
さのエネルギーを受けることにより、比較的容易に帯電
したグラファイトとなると考えられる。そして、このイ
オン化により放出される電子がノズル32に集められる
ことにより、C成分であるグラファイトをも検出するこ
とができると推定している。
【0013】図5は、前記FID30におけるグラファ
イトに対する応答性を示す実測例を示すものである。
【0014】この発明は、上述の事柄および知見に基づ
いてなされたもので、ディーゼルエンジンなど内燃機関
から排出されるガス中に含まれるPMを連続的にしかも
精度よく定量分析することができる新規で有用な排ガス
中のPM測定装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の排ガス中のPM測定装置は、内燃機関か
ら排出されるガスに含まれるSootを水素炎イオン化
検出器によって測定することを特徴とするようにしてい
る。
【0016】より具体的な排ガス中のPM測定装置の一
つは、内燃機関から排出されるガスがサンプルガスとし
て定容量流れるサンプルガス流路を互いに並列的な2つ
のガス流路に分岐し、第1分岐ガス流路には第1水素炎
イオン化検出器を設け、第2分岐ガス流路には前記サン
プルガス中に含まれるPMを捕集するフィルタ装置を設
けるとともに、このフィルタ装置の下流側に第2水素炎
イオン化検出器を設け、前記両水素炎イオン化検出器か
らそれぞれ出力される信号の差に基づいてサンプルガス
中のPM濃度を得るように構成されている。
【0017】そして、具体的な排ガス中のPM測定装置
の他の一つは、内燃機関から排出されるガスがサンプル
ガスとして定容量流れるサンプルガス流路を互いに並列
的な3つのガス流路に分岐し、第1分岐ガス流路には第
1水素炎イオン化検出器を設け、第2分岐ガス流路
は、前記サンプルガス中に含まれるPMを捕集し、PM
を含まない状態で下流側に供給する第1フィルタ装置
を、第3分岐ガス流路には、前記サンプルガス中のSo
otを捕集し、PMからSootが除去された状態で下
流側に供給する第2フィルタ装置を、それぞれ設けると
ともに、これらのフィルタ装置の下流側にそれぞれ第2
水素炎イオン化検出器および第3水素炎イオン化検出器
を設け、第1水素炎イオン化検出器と第2水素炎イオン
化検出器との差、第3水素炎イオン化検出器と第2水素
炎イオン化検出器との差、第1水素炎イオン化検出器と
第3水素炎イオン化検出器との差に基づいてサンプルガ
ス中のPM濃度、SOF濃度、Soot濃度をそれぞれ
得るように構成されている。
【0018】上記他の排ガス中のPM測定装置において
は、複数のフィルタ装置を用いる必要があり、それらの
PM捕集特性を異ならせることが必要であるが、これ
は、 a.フィルタ装置の温度を互いに異ならせたり、 b.フィルタの材質を互いに異ならせたり、 c.フィルタにおける目の粗さを異ならせたり、 d.サンプルガスSがフィルタ装置を通過する際の速度
を異ならせたり、 することによって実現することができる。
【0019】
【作用】上述のように、この発明では、複数のFIDを
用い、二つのFIDの出力の差に基づいてサンプルガス
中のPM濃度、さらには、SOF濃度およびSoot濃
度をも得ることができる。
【0020】そして、この発明によれば、ディーゼルエ
ンジンなど内燃機関からの排ガスにおけるPM濃度など
を連続的に得ることができる。そして、この発明による
測定結果は、図6に示すように、フィルタ重量法で測定
した結果との相関が良好であり、精度の高い測定が期待
できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の詳細を、図を参照しながら
説明する。
【0022】図1は、この発明の第1実施例に係る排ガ
ス中のPM測定装置の構成を概略的に示すもので、この
図において、1はディーゼルエンジン2に接続される排
気管3が接続される希釈用トンネルで、その上流側から
フィルタ4を介して希釈エアーDAが供給され、下流側
には吸引ポンプなどを含む定流量採取装置(CVS)5
が設けられている。この希釈用トンネル1によって、デ
ィーゼルエンジン2からの排ガスGが適宜の倍率に希釈
されるとともに、一定流量流れる。6は希釈用トンネル
1に対して排気管3とCVS5との間において接続され
るサンプリング流路で、前記希釈されたガスGがサンプ
ルガスSとして一定流量流れる。
【0023】前記サンプリング流路6は、その下流側が
二つのガス流路7,8に分岐している。一方のガス流路
7(以下、第1分岐ガス流路7という)には、前記図3
に示したものと同様のFID9(以下、第1FID9と
いう)を設ける一方、他方のガス流路8(以下、第2分
岐ガス流路8という)には、サンプルガスS中のPMを
捕集するフィルタ装置10を設けるとともに、このフィ
ルタ装置10の下流側に前記図3に示したものと同様の
FID11(以下、第2FID11という)を設けてい
る。
【0024】前記フィルタ装置10は、フィルタホルダ
内に例えば不純物の少ない石英やフッ素樹脂などよりな
るフィルタを備えている。このフィルタ装置10の温度
は、例えば52℃に保持される。また、12は第1分岐
ガス流路7と第2分岐ガス流路8とにおける容積を同じ
にするために第1分岐ガス流路7に載置されるダミー
で、フィルタ装置10と同容積を有し、フィルタは内蔵
してない。
【0025】13は前記第1FID9および第2FID
11からそれぞれ出力される信号a,bが入力され、そ
の差を取る演算部で、例えばマイクロコンピュータであ
る。
【0026】上記構成の排ガス中のPM測定装置の動作
を説明すると、ディーゼルエンジン2からの排ガスGが
希釈用トンネルにおいて適宜希釈され、この希釈され
たガスGは、サンプルガスSとしてサンプリング流路6
に一定流量取り込まれる。なお、この場合、サンプリン
グ流路6に取り込まれたサンプルガスSは、その温度が
191℃になるように温度調整される。
【0027】前記サンプリング流路6に取り込まれたサ
ンプルガスSは、第1分岐ガス流路7と第2分岐ガス流
とに分岐して流れ、第1分岐ガス流路7を流れるサ
ンプルガスSは、ダミー12を経てそのまま第1FID
9に供給される。一方、第2分岐ガス流路8を流れるサ
ンプルガスSは、フィルタ装置10を経て第2FID1
1に供給されるが、フィルタ装置10を通過する際、そ
れに含まれるPMが捕集され、PMを含まない状態で第
2FID11に供給される。
【0028】そして、第1FID9および第2FID1
1においては、図3に示したFID30と同様にして分
析が行われ、第1FID9からはHCの濃度(hc)と
PMの濃度(pm)との総量である信号a(=hc+p
m)が出力され、第2FID11からはHCの濃度(h
c)のみを表す信号b(=hc)が出力され、演算部1
3に入力される。そして、この演算部13において、
(a−b)なる演算を行うことにより、サンプルガスS
中に含まれるPMの濃度sを得ることができる。
【0029】次に、図2は、この発明の第2実施例に係
る排ガス中のPM測定装置の構成を概略的に示すもの
で、この図において、図1に示した符号と同じものは同
一物を示している。この実施例においては、サンプリン
グ流路6の下流側を3つのガス流路7,8,14に分岐
している。そして、第1分岐ガス流路7および第2分岐
ガス流路8の構成は、前記第1実施例と同様であるが、
第3分岐ガス流路14には、フィルタ装置15と第3F
ID16とをこの順で設けている。
【0030】そして、前記フィルタ装置15は、前記フ
ィルタ装置10と同様に構成されているが、その温度が
191℃となるように温度調節される。また、第3FI
D16は、前記第1FID9や第2FID11と同様構
成のFIDが用いられる。
【0031】上記構成の排ガス中のPM測定装置の動作
を説明すると、ディーゼルエンジン2からの排ガスGが
希釈用トンネル6において適宜希釈され、この希釈され
たガスGは、サンプルガスSとしてサンプリング流路6
に一定流量取り込まれる。なお、この場合、サンプリン
グ流路6に取り込まれたサンプルガスSは、その温度が
191℃になるように温度調整される。
【0032】前記サンプリング流路6に取り込まれたサ
ンプルガスSは、第1分岐ガス流路7、第2分岐ガス流
路7および第3分岐ガス流路14とに分岐して流れ、第
1分岐ガス流路7を流れるサンプルガスSは、ダミー1
2を経てそのまま第1FID9に供給される。そして、
第2分岐ガス流路8を流れるサンプルガスSは、フィル
タ装置10を経て第2FID11に供給されるが、フィ
ルタ装置10を通過する際、それに含まれるPMが捕集
され、PMを含まない状態で第2FID11に供給され
る。また、第3分岐ガス流路14を流れるサンプルガス
Sは、フィルタ装置15を経て第3FID16に供給さ
れるが、フィルタ装置15を通過する際、それに含まれ
るSootが捕集され、PMからSootが除去された
状態で第3FID16に供給される。
【0033】そして、第1FID9、第2FID11お
よび第3FID16においてそれぞれ分析が行われ、第
1FID9からはHCの濃度(hc)とPMの濃度(p
m)との総量である信号a(=hc+pm)が出力さ
れ、第2FID11からはHCの濃度(hc)のみを表
す信号b(=hc)が出力され、第3FID16からは
HCの濃度(hc)とSOFの濃度(sof)との和で
ある信号c(=hc+sof)が出力され、演算部13
に入力される。
【0034】そして、前記演算部13において、(a−
b)なる演算を行うことにより、サンプルガスS中に含
まれるPMの濃度s1 (=s)を得ることができ,(c
−b)なる演算を行うことにより、サンプルガスS中に
含まれるSOF濃度s2 を得ることができ、(a−c)
なる演算を行うことにより、Soot濃度s3 を得るこ
とができる。
【0035】なお、上述の第2実施例においては、フィ
ルタ装置10,15における温度を互いに異ならせるこ
とにより、それぞれのフィルタ装置10,15における
PM捕集特性が異なるようにしているが、これに代え
て、フィルタの材質を互いに異ならせたり、フィルタに
おける目の粗さを異ならせたり、サンプルガスSがフィ
ルタ装置を通過する際の速度を異ならせたりするように
してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ディーゼルエンジンなど内燃機関からの排ガスにお
けるPM濃度などを連続的に得ることができる。また、
請求項3に記載の発明によれば、前記排ガスにおけるP
Mの濃度を、SootとSOFの区別をしてそれぞれ連
続的に得ることができる。
【0037】そして、この発明によれば、フィルタ重量
法で測定した結果との相関が良好であり、精度の高い測
定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る排ガス中のPM測
定装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】この発明の第2実施例に係る排ガス中のPM測
定装置の構成を概略的に示す図である。
【図3】この発明で用いる水素炎イオン化検出器の一例
を示す図である。
【図4】前記水素炎イオン化検出器の燃焼室内における
熱イオンの生成過程を説明するための図である。
【図5】前記水素炎イオン化検出器におけるグラファイ
トに対する応答性を示す実測例を示す図である。
【図6】この発明による測定結果とフィルタ重量法で測
定した結果との相関を示す図である。
【符号の説明】
2…内燃機関、6…サンプルガス流路、7…第1分岐ガ
ス流路、8…第2分岐ガス流路、9…第1水素炎イオン
化検出器、10,15…フィルタ装置、11…第2水素
炎イオン化検出器、14…第3分岐ガス流路、16…第
3水素炎イオン化検出器、G…排ガス、S…サンプルガ
ス。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/62 - 27/70 G01N 15/00 - 15/14 G01M 15/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関から排出されるガスに含まれる
    Sootを水素炎イオン化検出器によって測定すること
    を特徴とする排ガス中のPM測定装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関から排出されるガスがサンプル
    ガスとして定容量流れるサンプルガス流路を互いに並列
    的な2つのガス流路に分岐し、第1分岐ガス流路には第
    1水素炎イオン化検出器を設け、第2分岐ガス流路には
    前記サンプルガス中に含まれるPMを捕集するフィルタ
    装置を設けるとともに、このフィルタ装置の下流側に第
    2水素炎イオン化検出器を設け、前記両水素炎イオン化
    検出器からそれぞれ出力される信号の差に基づいてサン
    プルガス中のPM濃度を得るようにしたことを特徴とす
    る排ガス中のPM測定装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関から排出されるガスがサンプル
    ガスとして定容量流れるサンプルガス流路を互いに並列
    的な3つのガス流路に分岐し、第1分岐ガス流路には第
    1水素炎イオン化検出器を設け、第2分岐ガス流路
    は、前記サンプルガス中に含まれるPMを捕集し、PM
    を含まない状態で下流側に供給する第1フィルタ装置
    を、第3分岐ガス流路には、前記サンプルガス中のSo
    otを捕集し、PMからSootが除去された状態で下
    流側に供給する第2フィルタ装置を、それぞれ設けると
    ともに、これらのフィルタ装置の下流側にそれぞれ第2
    水素炎イオン化検出器および第3水素炎イオン化検出器
    を設け、第1水素炎イオン化検出器と第2水素炎イオン
    化検出器との差、第3水素炎イオン化検出器と第2水素
    炎イオン化検出器との差、第1水素炎イオン化検出器と
    第3水素炎イオン化検出器との差に基づいてサンプルガ
    ス中のPM濃度、SOF濃度、Soot濃度をそれぞれ
    得るようにしたことを特徴とする排ガス中のPM測定装
    置。
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