JP2005090927A - 空気調和機 - Google Patents

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一也 吉川
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Abstract

【課題】 風向変更板の修繕費用を軽減すること。部品交換作業を簡易化し交換作業効率を向上させること。風向変更板の摺動性を向上させること。
【解決手段】 空気調和機本体ケース1に設けられた軸受部11と係合する係合部材20aが,風向変更板2の回動中心となる回動軸部材22aと該回動軸部材22aを支持する回動軸支持部材21aとからなり,上記回動軸支持部材21aに対して上記回動軸部材22aが着脱自在に構成される。これにより,風向変更板2若しくは空気調和機本体ケース1に設けられた回動軸部材22aが折損した場合であっても風向変更板1そのものを交換する必要がなく,回動軸部材22aだけを交換することにより修繕されるため,部品交換費用が大幅に低減され得る。
【選択図】図4

Description

本発明は,空気調和機の吹出し方向を偏向させる風向変更板を備える空気調和器に関し,特に空気調和機本体に着脱可能な風向変更板の保持構造に関するものである。
従来,空気調和機における着脱可能な風向変更板の保持構造としては,図7及び図8に示されるように,風向変更板2と一体に成型された回動軸51が,空気調和機本体に設けられ,この回動軸51が空気調和機本体と一体に成型された図示しない軸受部と係合して,上記軸受部に回動自在に軸支されることにより,上記風向変更板2が上下方向に回動自在に保持される保持構造が知られている。このような従来の風向変更板の保持構造は,空気調和機本体及び上記風向変更板2と同じ材質(例えばABS樹脂等の汎用樹脂)で成型されているものがほとんどである。このように上記回動軸51と上記軸受部とが軸支されて摺動する部材が同種の汎用樹脂で成型されると,上記回動軸51と上記軸受部との摺動部に摺動摩擦熱が生じ,摺動部にただれや粘りが生じ,これにより摺動部の摺動性が低下し,上記風向変更板2の回動動作が不安定になり,更には回動時に異音が生じるという問題があった。かかる問題は,摺動性の良い材料で作られた別部材(不図示)を上記回動軸51と上記軸受部と間(摺動部)に介在させることにより改善される。
また,特許文献1に提案されている風向変更板の着脱装置は,一端部に支持軸,他端部に取手部で形成された可動軸片を,風向変更板の側板及び中板の支持軸貫通孔に支持軸が挿入されながら移動するように風向変更板に固定するよう構成されており,可動軸片をスライドさせて支持軸の係合を外すだけで容易に風向変更板を着脱することができる。
特開2002−71206号公報
しかしながら,上記従来の風向変更板の保持構造では,前記したように風向変更板の回動軸が風向変更板と一体に成型されているため,仮に,風向変更板を空気調和機本体に着脱する際に,誤った方向に力が加えられて上記回動軸が折れてしまった場合には,風向変更板そのものを交換しなければならず,その修理費用を負担が大きいものであった。上記回動軸の折損は,風向変更板を着脱する回数が多いほど,空気調和機の使用期間が長いほど生じる可能性が高いと考えられる。
また,摺動部に生じるただれや粘りを改善するために別部材を介在させていたのでは,風向変更板の組み立て作業や交換作業が煩雑となり,更には作業に長時間が費やされるため,問題である。
更に,特許文献1の着脱装置は,支持軸を有する可動軸片17と風向変更板とが別体に構成され,上記可動軸片17が風向変更板に着脱可能に構成されているものの,風向変更板から上記可動軸片17を取り外すのが困難である点で問題である。また,上記可動軸片17は複雑な形状を有しているため,可動軸片17の製造コストが高くなるという問題もある。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その第1の目的とするところは,風向変更板の回動軸が折損した場合の部品交換費用を軽減することにある。また,第2の目的とするところは,部品交換作業を簡易化し交換作業効率を向上させることにある。更に,第3の目的とするところは,風向変更板の摺動性を向上させることにある。
上記目的を達成するために本発明は,軸受部若しくは該軸受部と係合する係合部材が設けられた空気調和機本体と,上記係合部材若しくは上記軸受部が設けられた風向変更板とを備え,上記軸受部と上記係合部材とが係合して上記空気調和機本体の空気吹出口に上記風向変更板が回動自在に取り付けられてなる空気調和機において,上記係合部材が,上記風向変更板の回動中心となる回動軸部材と該回動軸部材を支持する回動軸支持部材とからなり,上記回動軸支持部材に対して上記回動軸部材が着脱自在に構成されてなることを特徴とする空気調和機として構成されている。これにより,風向変更板若しくは空気調和機本体に設けられた回動軸部材が折損した場合であっても風向変更板そのものを交換する必要がなく,回動軸部材だけを交換することにより修繕されるため,部品交換費用が大幅に低減され得る。
この場合,上記回動軸支持部材は,上記空気調和機本体若しくは上記風向変更板に突出して形成され,上記回動軸部材が挿入されてその前端部と後端部とを回動自在に支持する開口部を有する突起片であり,上記回動軸部材は,その後端部に上記回動軸支時部材の上記開口部の内径より大きい外径のストッパ部が形成され,更にその先端部に上記回動軸支時部材の上記開口部の内径より大きい外径に形成され,弾性的に収縮することによりその外径が上記回動軸支時部材の内径より小径化する掛止部が形成されてなるピン状部材であって,上記回動軸部材の上記先端部が上記回動軸支持部材の上記開口部に挿入された際に,上記先端部が収縮して小径化し,上記掛止部が上記開口部を通過後,上記先端部が元の形状に復帰して大径化するよう構成されてなることが考えられる。このように構成されることにより,風向変更板等に回動軸部材を容易に装着することができるだけでなく,回動軸部材を風向変更板等から容易に取り外すことも可能となる。
また,上記回動軸支持部材は,上記空気調和機本体若しくは上記風向変更板に突出して形成され,上記回動軸部材の前端部と後端部とを回動自在に支持する略U字状開口部を有し,上記略U字状開口部が上記回動軸部材を回動自在に支持するべく上記回動軸部材と略同径のピン支持部と,上記回動軸部材を上記ピン支持部に挿入するときに弾性変形して上記回動軸部材の通過を許容する上記回動軸部材の外径より小幅のピン挿入部とからなる突起片として構成されてなることも考えられる。このような構成であっても,風向変更板等への回動軸部材の着脱を容易に行うことが可能となる。
また,上記回動軸部材が,上記回動軸支持部材及び/又は上記軸受部とは異なる材質で形成されてなることにより,回動軸部材と上記軸受部等との摺動部が摺動摩擦熱によりただれることも,摺動部に粘りが生じることもなくなり,摺動部分の摺動性の低下が抑えられ,更には回動時に生じる異音が防止され得る。
以上説明したように,本発明によれば,軸受部と係合する係合部材が,風向変更板の回動中心となる回動軸部材と該回動軸部材を支持する回動軸支持部材とからなり,上記回動軸支持部材に対して上記回動軸部材が着脱自在に構成されているため,風向変更板若しくは空気調和機本体に設けられた回動軸部材が折損した場合であっても風向変更板そのものを交換する必要がなく,回動軸部材だけを交換することにより修繕されるため,部品交換費用を大幅に抑えることが可能となる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機Aの全体を示す全体斜視図である。尚,図1(a)は風向変更板2が取り付けられた状態の空気調和機Aの斜視図,図1(b)は空気調和機Aから風向変更板2が取り外された状態を示す斜視図である。また,図2は本発明の一実施形態に係る空気調和機Aの側断面図である。
まず,図1の斜視図を用いて,本発明の第1の実施形態に係る空気調和機Aの外観について説明する。本空気調和機Aは,キャビネット6やドレンパン7等により構成される横長の空気調和機本体ケース1と,空気調和機Aの下部に配置され,空気調和機Aの空気吹出口16に着脱可能な後述する風向変更板2と,風向変更板2を回動させる図示しない揺動モータを収納する揺動モータ収納部13と,を具備してその概要が構成されている。
次に,図2を用いて,空気調和機Aの内部構造について説明する。
当該空気調和機Aには,室内空気を吸い込み,熱交換された空気を室内に送り出す送風機5と,塵埃を除去する不図示のフィルタを備え,上記送風機5の回転によって室内空気を取り入れる空気吸込口3と,室内空気を媒体として熱交換を行う熱交換器4とが設けられている。上記送風機5の回転によって空気吸込口3から吸い込まれた室内空気は,熱交換器4を通ることで熱交換され,上記風向変更板2の周囲を通って空気吹出口16から室内に送り出される。このとき,上記風向変更板2は,図示しない揺動モータにより矢印Xで示すように上下方向に揺動されて空気調和機Aの内部で熱交換された空気の吹出方向を上下に偏向させる。尚,図2中の8は前面パネル,9はオープンパネルである。
続いて,上記風向変更板2について,図3及び図4をも参照して詳細に説明する。
上記風向変更板2は,上記のように,空気の吹出方向を上下に偏向する横方向に長い板状に形成されており,この風向変更板2の内部面2a(空気調和機本体ケース1側の面)には後述する回動軸部材22aとこの回動軸部材22aを支持する回動軸支持部材21aとからなる係合部材20aが設けられている。更に,上記風向変更板2の長手方向の一端には,図示しない揺動モータの駆動軸と係合して上記風向変更板2を揺動するための回動軸12(図1(b))が設けられている。上記風向変更板2は上記係合部材20aの回動軸部材22aが上記キャビネット6に設けられた軸受部11(図2)と係合して上記空気吹出口16に回動自在に取り付けられているため,上記揺動モータが駆動されることにより,上記風向変更板2は上記回動軸12及び上記回動軸部材22aを中心にして上下方向に揺動される。
ここで,図3及び図4を用いて,上記回動軸部材22a及び上記回動軸支持部材21aからなる上記係合部材20aについて説明する。ここに,図3は本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の風向変更板の係合部材を示す斜視図,図4は,図3に示される風向変更板の係合部材を示す側面図である。
上記係合部材20aは,前記の通り,上記風向変更板2の回動中心となる回動軸部材22aと該回動軸部材22aを支持する回動軸支持部材21aとからなり,上記回動軸支持部材21aに対して上記回動軸部材22aが着脱自在となるよう構成されている。この回動軸支持部材21aは,上記風向変更板2の内部面2aに突出して形成され,上記回動軸部材22aが図3に示す矢印Yの方向に挿入されてその前端部と後端部とを回動自在に支持する開口部23を有する2個の突起片から構成されている。上記回動軸支持部材21aは,上記風向変更板2とは別部材として構成されていてもよいが,上記回動軸支持部材21aが上記風向変更板2と一体に成型されている方が部品点数を減少させることができるため好ましい。
上記回動軸部材22aは,その後端部に上記回動軸支持部材21aの上記開口部23の内径より大きい外径のストッパ部24が形成され,更にその先端部に上記回動軸支持部材21aの上記開口部23の内径より大きい外径に形成され,弾性的に収縮することによりその外径が上記回動軸支持部材21aの内径より小径化する掛止部25が形成されてなるピン状部材である。上記回動軸部材22aの上記先端部は上記回動軸支持部材21aの上記開口部23に挿入された際に,上記先端部が収縮して小径化し,上記掛止部25が上記開口部23を通過後,上記先端部が元の形状に復帰して大径化するよう構成されている。そのため,上記回動軸部材22aの先端部には,上記先端部が収縮して小径化するようスリット状の溝部26が形成されている。
上記回動軸部材22aが2個の突起片からなる上記回動軸支持部材21aの開口部23のそれぞれに挿入され,上記掛止部25が挿入方向から見て2つ目の上記開口部23を通過後,上記回動軸部材22aの先端部が元の形状に復帰して大径化し,上記掛止部25が上記開口部23に掛止されることにより,上記係合部材20aが構成される。また,図4の組み立て状態で掛止部25を手ですぼめるとともに回動軸部材22aの挿入方向とは逆の方向へ押し込むか,或いはストッパ部24を引くことで,簡単に上記回動軸部材22aを上記回動軸支持部材21aから取り外すことができるため,上記回動軸部材22aを容易に交換することができる。
このように構成された上記係合部材20aは上記空気調和機本体ケース1を構成する上記キャビネット6に設けられた軸受部11と上記回動軸部材22aとが係合して,上記風向変更板2が上記空気調和機本体ケース1に回動自在に取り付けられる。これにより,上記風向変更板2が上下方向に揺動され得る。また,仮に,上記風向変更板2に誤った力が働いて上記係合部材10が破損した場合であっても,上記回動軸部材22aのみが折損し,風向変更板2自体は破損されないため,風向変更板2そのものを交換する必要がなく,簡単に取り替え可能な上記回動軸部材22aだけを交換することにより修繕されるため,部品交換費用が大幅に低減されることになる。また,上記係合部材20aが従来のような複雑な構造をしていないため,簡単に取り替え可能な上記回動軸部材22aの交換作業を容易に行うことができる。
次に,本発明の第2の実施形態について,図5及び図6を用いて説明する。ここに,図5は本発明の第2の実施形態に係る空気調和機Aの風向変更板の係合部材を示す斜視図,図6は,図5に示される風向変更板の係合部材を示す側面図である。
第2の実施形態においては,前記第1の実施形態と同じく空気調和機Aの空気吹出口16(図1(b))に着脱可能な風向変更板2が設けられている。この風向変更板2は図2の矢印Xで示すように上下方向に揺動されて,空気の吹出方向を上下に偏向する横方向に長い板状に形成されており,この風向変更板2の内部面2a(空気調和機本体ケース1側の面)には後述する係合部材20bが設けられている。この係合部材20bは,上記風向変更板2の回動中心となる回動軸部材22bと該回動軸部材22bを支持する回動軸支持部材21bとからなり,上記回動軸支持部材21bに対して上記回動軸部材22bが着脱自在となるよう構成されている。
上記回動軸支持部材21bは,上記風向変更板2に突出して形成され,上記回動軸部材22bの前端部と後端部とを回動自在に支持する略U字状開口部30を有し,上記略U字状開口部30が上記回動軸部材22bを回動自在に支持するべく上記回動軸部材22bと略同径のピン支持部31と,上記回動軸部材22bを上記ピン支持部31に図5に示す矢印方向に挿入するときに弾性変形して上記回動軸部材22bの通過を許容する上記回動軸部材の外径(例えば軸径4mm)より小幅のピン挿入部32(例えば幅寸法3.5mm)とからなる2つの突起片から構成されている。この回動軸支持部材21bも,上記風向変更板2とは別部材として構成されるよりも,上記回動軸支持部材21bが上記風向変更板2と一体に成型されている方が部品点数を減少させることができるため好ましい。
上記回動軸部材22bは,その両端部に上記回動軸支持部材21bの上記U字状開口部30のピン支持部31の内径より大きい外径のストッパ部33(例えば外径5mm)が形成されたピン状部材である。上記回動軸部材22bが上記回動軸支持部材21bの上記ピン挿入部32に図5に示される矢印Zの方向に挿入されると,上記ピン挿入部32は上記回動軸部材22bが挿入されるに伴って弾性変形してその幅は広がり,上記回動軸部材22bの通過が許容されると,上記回動軸部材22bが上記ピン支持部31に完全に挿入されて上記回動軸部材22bが上記回動軸支持部材21bに係合する。上記回動軸部材22bの両端部に形成されたはストッパ部33はピン支持部31に掛止されるため,上記回動軸部材22bが上記ピン支持部31から抜け落ちることはない。このように,上記回動軸部材22bが上記回動軸支持部材21bの2つのU字状開口部30のそれぞれに挿入され,上記回動軸部材22bが上記上記ピン支持部31に挿入されて係合されることにより,上記係合部材20bが構成される。また,図6(b)の組み立て状態で回動軸部材22bを挿入方向とは逆の方向へ引くことで,簡単に上記回動軸部材22bを上記回動軸支持部材21bから取り外すことができるため,上記回動軸部材22bを容易に交換することができる。
このように構成された上記係合部材20bは上記空気調和機本体ケース1を構成する上記キャビネット6に設けられた軸受部11と上記回動軸部材22bとが係合して,上記風向変更板2が上記空気調和機本体ケース1に回動自在に取り付けられる。これにより,上記風向変更板2が上下方向に揺動され得る。また,仮に,上記風向変更板2に誤った力が働いて上記係合部材10が破損した場合であっても,上記回動軸部材22bのみが折損し,風向変更板2自体は破損されないため,上記風向変更板2そのものを交換する必要がなく,簡単に取り替え可能な上記回動軸部材22bだけを交換することにより修繕されるため,部品交換費用が大幅に低減されることになる。また,上記係合部材20bが従来のような複雑な構造をしていないため,上記回動軸部材22bの交換作業を容易に行うことができる。また,上記風向変更板2に誤った力が働いて上記係合部材10が破損せずに,風向変更板2と共に上記回動部材22bが上記軸受部11より外れる場合も有り得るが,この場合には使用者が外れたことを認識できるため,容易に元の状態に復帰させることができ,どの部品も破損させることがない。
以上,第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した回動軸部材22a,22bは,ABS樹脂等の一般的な合成樹脂により成型された上記回動軸支持部材21a,22b或いは上記軸受部11とは異なる材質,例えば摺動性及び耐熱性のよいPOM樹脂(ポリアセタール樹脂)等で成型されている。そのため,上記回動軸部材22a,22bと上記軸受部11若しくは上記回動軸支持部材21a,21bとの摺動部が摺動摩擦熱によりただれたり,摺動部分に粘りが生じたりすることがなく,上記摺動部分の摺動性の低下が抑えられ,更に,風向変更板2の回動時に生じる異音が防止される。また,従来のように摺動部に生じるただれや粘りを改善するために別部材を介在させる必要がないため,風向変更板の組み立て作業や交換作業の作業効率が向上され得る。
上述に説明した実施形態においては,風向変更板に設けられた係合部材20a(若しくは20b)が,空気調和機本体ケース1に設けられた軸受部11に係合して空気調和機本体の空気吹出口に上記風向変更板2が回動自在に取り付けられて構成された空気調和機Aについて説明したが,上記係合部材20a(若しくは20b)が空気調和機本体ケース1側に設けられ,軸受部11が上記風向変更板2に設けられて構成された空気調和機であってもかまわない。即ち,上記風向変更板2の回動中心となる回動軸部材22a(若しくは22b)と,この回動軸部材22a(若しくは22b)を支持する回動支持部材21a(若しくは21b)とからなり,上記回動支持部材に対して上記回動軸部材が着脱自在に構成された係合部材が上記空気調和機本体ケース1のキャビネット6に設けられ,上記軸受部11が上記風向変更板2の内部面2aに設けられて構成された空気調和機であっても,前記の実施形態と同様に,部品交換費用が大幅に低減されることになる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の全体を示す全体斜視図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機の側断面図 本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の風向変更板の係合部材を示す斜視図。 図3に示される風向変更板の係合部材を示す側面図。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の風向変更板の係合部材を示す斜視図。 図5に示される風向変更板の係合部材を示す側面図。 従来の空気調和機の風向変更板の回動保持部を示す斜視図。 図7に示される風向変更板の回動保持部を示す側面図。
符号の説明
1…空気調和機本体ケース
2…風向変更板
3…空気吸込口
4…熱交換器
5…送風機
6…キャビネット
7…ドレンパン
8…前面パネル
9…オープンパネル
13…揺動モータ収納部
16…空気吹出口
20…係合部材
21a,21b…回動軸支持部材
22a,22b…回動軸部材

Claims (4)

  1. 軸受部若しくは該軸受部と係合する係合部材が設けられた空気調和機本体と,
    上記係合部材若しくは上記軸受部が設けられた風向変更板とを備え,上記軸受部と上記係合部材とが係合して上記空気調和機本体の空気吹出口に上記風向変更板が回動自在に取り付けられてなる空気調和機において,
    上記係合部材が,上記風向変更板の回動中心となる回動軸部材と該回動軸部材を支持する回動軸支持部材とからなり,上記回動軸支持部材に対して上記回動軸部材が着脱自在に構成されてなることを特徴とする空気調和機。
  2. 上記回動軸支持部材は,上記空気調和機本体若しくは上記風向変更板に突出して形成され,上記回動軸部材が挿入されてその前端部と後端部とを回動自在に支持する開口部を有する突起片であり,
    上記回動軸部材は,その後端部に上記回動軸支持部材の上記開口部の内径より大きい外径のストッパ部が形成され,更にその先端部に上記回動軸支持部材の上記開口部の内径より大きい外径に形成され,弾性的に収縮することによりその外径が上記回動軸支持部材の内径より小径化する掛止部が形成されてなるピン状部材であって,
    上記回動軸部材の上記先端部が上記回動軸支持部材の上記開口部に挿入された際に,上記先端部が収縮して小径化し,上記掛止部が上記開口部を通過後,上記先端部が元の形状に復帰して大径化するよう構成されてなる請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上記回動軸支持部材は,上記空気調和機本体若しくは上記風向変更板に突出して形成され,上記回動軸部材の前端部と後端部とを回動自在に支持する略U字状開口部を有し,上記略U字状開口部が上記回動軸部材を回動自在に支持するべく上記回動軸部材と略同径のピン支持部と,上記回動軸部材を上記ピン支持部に挿入するときに弾性変形して上記回動軸部材の通過を許容する上記回動軸部材の外径より小幅のピン挿入部とからなる突起片として構成されてなる請求項1に記載の空気調和機。
  4. 上記回動軸部材が,上記回動軸支持部材及び/又は上記軸受部とは異なる材質で形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
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