JP3937393B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井内に設置される天井埋込型の空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の天井埋込型空気調和機の吹出し口の一例を示す斜視図である。図に示すように、風向板を構成する可動ベーン20の両端部には外側に向かって突き出した回動軸21a,21bが設けられ、ノズル22の吹出し口両端部に設けられた回動穴(図示せず)に挿入されている。ノズル22には吹出し口内側に向かって突出した中間支持アーム23a,23bが設けられており、可動ベーン20の連結部24a,24bが連結している。なお、回動軸21bは、ノズル22内部に配設された可動ベーン駆動用のモータ軸(図示せず)に連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の天井埋込型の空気調和機は以上のように構成されているので、可動ベーン20を容易に取り外すことができず、また、可動ベーン20は意匠面を形成しているにもかかわらず、例えば、複数色の化粧パネルに対応して色を合わせることが困難であり、意匠性が悪かった。
また、可動ベーン20を容易に取り外すことができないため、可動ベーン20が汚れた場合にこれを清掃するのが困難であった。
【0004】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、可動ベーンを容易に取り外すことができ、必要に応じてこれを交換して意匠性を向上させ、さらに清掃性も向上させることができる天井埋込型空気調和機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は吹出し口を有する天井埋込型空気調和機であって、吹出し口の両端部に支持軸を設けると共に、その中間部に挿入穴を有する中間支持アームを設けた空気調和機本体と、両端部に支持軸と嵌合する軸受穴を設けると共に、中間部に長手方向に滑動して中間支持アームの挿入穴に嵌合する可動軸を有する可動連結部を設けた風向板とを備えたものである。
また、中間支持アームと、中間支持アームに嵌合する可動連結部の可動軸を、異なる材質によって構成したものである。
【0007】
また、風向板に可動連結部の可動軸が挿入される穴を有するリブ及び可動連結部の移動量を規制するストッパを設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の斜視図、図2は図1の要部を拡大した斜視図である。1は空気調和機本体のノズルで、ここから吹き出し口の内側に向かって第1、第2の支持軸2a,2bが設けられている。また、3a,3bは吹出し口の内側に向かって配設された第1、第2の中間支持アームで、その先端部近傍には挿入穴4a,4bが設けられている。
【0009】
5は風向板を構成する可動ベーンで、その両端部にはノズル1に設けられた第1、第2の支持軸2a,2bに挿入される第1、第2の軸受穴6a,6bが設けられている。また、可動ベーン5の途中には、第1、第2の中間支持アーム3a,3bの挿入穴4a,4bに挿入される可動軸10を備えた第1、第2の可動連結部7a,7bが取り付けられている。
【0010】
第1、第2の可動連結部7a,7b(両可動連結部7a,7bは同じ構造なので、以下第1の可動連結部7a−7と記す−について説明する)は、図2に示すように、先端部両側に係止部9を有し可動ベーン5に沿って長手方向にスライドするほぼロ字状の滑動部8と、滑動部8の先端部に設けられた可動軸10と、可動軸10の反対側に設けられた柄部11とからなっている。なお、例えば可動ベーン5に溝を設けるとともに、可動連結部7の背面にこの溝に嵌入するリブ等を設け、可動連結部7を溝に沿ってスライドさせるようにしてもよい。
12は可動軸10が挿脱可能に挿入される穴13を有するリブ、14は滑動部8の両側に設けたストッパで、両者は可動ベーン5に固定されている。
【0011】
上記のように構成した可動連結部7において、常時は可動軸10はリブ12の穴13内に挿入されており、柄部11を手で矢印a方向に移動させると、可動軸10は穴13から外方に突出する。また、柄部11を矢印b方向に移動させると、滑動部8の係止部9がストッパ14に当たって停止する。このとき、可動軸10はリブ12の穴13内に位置しており、可動連結部7が可動ベーン5から脱落することはない。このようにして、リブ12とストッパ14は可動連結部7の移動量を規制すると共に、可動ベーン5からの脱落を防止する。
【0012】
第2の可動連結部7bの構成も、前述のように第1の可動連結部7aの構成と同様なので、説明は省略する。
上記の構成において、第1、第2の中間支持アーム4a,4bと、第1、第2の可動連結部7a,7bの可動軸10とは、例えばPSとPPのように異なる材質によって製造するようにしてもよい。
【0013】
次に、上記のように構成した天井埋込型空気調和機の可動ベーン5の着脱作用について説明する。可動ベーン5を空気調和機本体に取付ける場合は、まず、第1の可動連結部7aを矢印b方向に、第2の可動連結部7aを矢印a方向にそれぞれ移動し、可動軸10をリブ12の穴13内に位置させる。そして、図1に示すように、可動ベーン5を空気調和機本体の吹き出し口に位置させ、一方の軸受穴(例えば6b)をノズル1に設けた支持軸2bに嵌合し、同方向に押しながら他方の軸受穴6aを支持軸2aに嵌合する。これにより、可動ベーン5のリブ12に設けた穴13は、第1、第2の中間支持アーム3a,3bの挿入穴4a,4bとそれぞれ整合する。
【0014】
この状態で、第1、第2の可動連結部7a,7bの柄部11を矢印a方向(矢印b方向)にそれぞれ移動させ、可動軸10を第1、第2の中間支持アーム3a,3bの挿入穴4a,4bに挿入させる。これにより、可動ベーン5は空気調和機本体に確実に、かつ回動可能に取付けられる。
【0015】
可動ベーン5を空気調和機本体から取外す場合は、第1の可動連結部7aを図2の矢印b方向に、第2の可動連結部7bを矢印a方向にスライドさせる。これにより両者の可動軸10が第1、第2の中間支持アーム3a,3bの挿入穴4a,4bから抜けて、この部分がフリーになる。ついで、可動ベーン5を図1の矢印b方向に移動させ、軸受穴6aを支持軸2aから外して軸受穴6a側を下方に移動させると、他方の軸受穴6bが支持軸2bから外れるので、可動ベーン5を空気調和機本体から取り外すことができる。
【0016】
本実施の形態によれば、可動ベーン5を簡単に着脱することができ、必要に応じて化粧パネルの色に合わせて交換することができるのでインテリア性を向上させることができる。また、取り外した可動ベーン5を容易に清掃することが可能になる。さらに、第1、第2の中間支持アーム3a,3bの材質と、第1、第2の可動連結部7a,7bの可動軸10の材質を変えることで、可動部における異音の発生を低減することができる。
【0017】
[実施の形態2]
図3は実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の要部斜視図である。なお、実施の形態1の構成と同一又は相当部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1の第1、第2の中間支持アーム3a,3bを省略すると共に、これに対応して可動ベーン5の中間部に設けた第1、第2の可動連結部7a,7b、リブ12及びストッパ14を省略し、ノズル1に設けた支持軸2a,2bに代えて、支持穴15a,15b(15bは図示していない)を設けると共に、可動ベーン5の両端部に、軸受穴6a,6bに代えて、第1、第2の可動連結部7a,7b、リブ12及びストッパ14を設けたものである。
【0018】
上記のように構成した本実施の形態に係る天井埋込型空気調和機の可動ベーン5は、空気調和機本体の吹出し口に位置させて第1、第2の可動連結部7a,7bを操作し、その可動軸10をノズル1に設けた支持穴15a,15bに挿入することにより取付けられる。
また、第1、第2の可動連結部7a、7bを操作して、可動軸10を支持穴15a,15bから抜くことにより、容易に取外すことができる。
本実施の形態によれば、可動ベーン5は両端部に設けた第1、第2の可動連結部7a,7bを操作するだけでよいので、より簡単に着脱することができる。
【0019】
上記の説明では、第1、第2の中間支持アーム3a,3b、可動ベーン5の中間部に設けた第1、第2の可動連結部7a,7b、リブ12、ストッパ14を省略して、可動ベーン5の両端部に可動連結部7a,7b等を設けた場合を示したが、上記の第1、第2の中間支持アーム3a,3b、第1、第2の可動連結部材7a,7b等を省略することなく、可動ベーン5の両端部に前述のように第1、第2の可動連結部材7a,7b等を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、吹出し口を有する天井埋込型空気調和機において、吹出し口の両端部に支持軸を設けると共に、その中間部に挿入穴を有する中間支持アームを設けた空気調和機本体と、両端部に支持軸と嵌合する軸受穴を設けると共に、中間部に長手方向に滑動して中間支持アームの挿入穴に嵌合する可動軸を有する可動連結部を設けた風向板とを備えたので、風向板を容易に着脱できる。また、化粧パネルの色に合わせて風光板を交換することによりインテリア性を向上することができ、その上取り外した風向板を容易に清掃することが可能になる。
【0021】
また、中間支持アームと、中間支持アームに嵌合する可動連結部の可動軸を、異なる材質によって構成したので、可動部における異音の発生を低減することができる。
【0023】
また、風向板に可動連結部の可動軸が挿入される穴を有するリブ及び可動連結部の移動量を規制するストッパを設けたので、可動連結部の移動量を規制すると共に、可動ベーンからの脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の斜視図である。
【図2】 図1のA部を拡大した斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の要部斜視図である。
【図4】 従来の天井埋込型空気調和機の一例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ノズル、2a,2b 支持軸、3a,3b 中間支持アーム、4a,4b挿入穴、5 可動ベーン(風向板)、6a,6b 軸受穴、7a,7b 可動連結部、10 可動軸、12 リブ、14 ストッパ、 15a,15b 支持穴。
Claims (3)
- 吹出し口を有する天井埋込型空気調和機において、
前記吹出し口の両端部に支持軸を設けると共に、その中間部に挿入穴を有する中間支持アームを設けた空気調和機本体と、
両端部に前記支持軸と嵌合する軸受穴を設けると共に、中間部に長手方向に滑動して前記中間支持アームの挿入穴に嵌合する可動軸を有する可動連結部を設けた風向板とを備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。 - 中間支持アームと、該中間支持アームに嵌合する可動連結部の可動軸を、異なる材料によって構成したことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
- 風向板に可動連結部の可動軸が挿入される穴を有するリブ及び前記可動連結部の移動量を規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の天井埋込型空気調和機。
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