JP2005090558A - アンダーカットアンカーおよびアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法 - Google Patents

アンダーカットアンカーおよびアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 部品点数が少なく且つ穿設孔8のアンダーカット部9内に迅速に取付けることができるアンダーカットアンカーの提供。
【解決手段】 筒状のスリーブ4の先端部に内ネジ1を設けると共に、後端部に複数のスリット2を軸線に平行に形成する。そして円錐台形部6を有するコーンナット7にアンカーボルト5の先端部を螺着し、スリーブ4を穿設孔8の底に着座させた状態で、コーンナット7の円錐台形部6を穿設孔8の底方向に移動し、それをスリーブ4の後端部開口に衝打させて、スリット2間をアンダーカット部9内で逆向き傘状に拡開させる。アンダーカット部9内では拡開のための自由空間が存在するため、小なる外力でスリーブ4のスリット2間を逆向き傘状に形成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート穿設孔の底部に拡開されたアンダーカットが形成され、そこにアンカーを咬着させることができるアンダーカットアンカーおよびその取付方法に関する。
従来のアンダーカットアンカーとして、下記特許文献1および特許文献2に示すものが提案されていた。このアンカーは、穿設孔の底部寄りの中間部に逆傘状の拡開されたアンダーカット部を形成しておき、アンカーボルトにその先端側から順に、ナットと三つ割りされた筒体状の部材をゴム製リングで集束した三つの咬着片と、円錐台形状のコーンナットと、スプリングおよびスリーブ、ワッシャーナットを順に取付け、スリーブの外周に筒体を設けたものである。
このように形成されたアンカーナットを孔内に挿入し、三つの咬着片が穿設孔のアンダーカット部に位置したとき、アンカー後端のボルトを締め付け、アンカーボルト先端のナットを引き上げ、三つの咬着片を逆傘状に拡開し、アンダーカット部の端面にそれらを係止させるものである。
このようなアンダーカットアンカーは、そのアンダーカット部に咬着片が咬着されて抜け止めされるため、通常のアンカーよりも引抜き耐力が大きいものとなる。
特公昭63−9133号公報 特開昭54−91660号公報
従来のアンダーカットアンカーは、部品点数が多く且つその構造が複雑で、アンダーカット自体が高価にならざるを得ない。
また、穿設孔内のアンダーカット部は小さな逆傘状に形成され、そこに確実に咬着片を咬着させる作業は極めて面倒であった。
次に、アンダーカットの位置を変更することも容易ではない。即ち、アンダーカット成形用ドリルを必要とする深さごとに揃える必要があり、夫々のドリルにあったアンダーカットアンカーのスリーブを必要とした。
さらに、アンダーカットアンカーと接着剤とを併用して、より強固なアンカーの固着を図る場合には、上記各特許文献のアンカーではアンカーボルトの外周にスリーブが存在するため、接着剤がアンカーボルトの外周に充填されず、接着効果を殆ど期待できないものとなる。
そこで本発明は、部品点数が少なく、アンダーカット部の深さを自由に変えることができ且つ、穿設孔のアンダーカット部に迅速に且つ容易に取付けることができる、アンダーカットアンカーおよびそれを穿設孔内に固定する方法を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、筒状に形成され、先端部の内面に内ネジ(1) が形成されると共に、後端部に互いに周方向に離間して複数のスリット(2) が軸線に平行に形成されたスリーブ(4) と、
アンカーボルト(5) の先端部に螺着され、先端側に円錐台形部(6) が形成されたコーンナット(7) と、
を具備し、
前記スリーブ(4) を穿設孔(8) の底に着座させて、穿設孔(8) の底部に拡開形成されたアンダーカット部(9) 内で、アンカーボルト(5) の先端部に螺着されたコーンナット(7) の円錐台形部(6) を穿設孔(8) の底方向に移動して、それをスリーブ(4) の前記後端部開口に衝打したとき、前記スリット(2) 間がアンダーカット部(9) 内で逆向きの傘状に拡開されるアンダーカットアンカーである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
そのスリーブ(4) のスリット(2) の先端に環状の薄肉部(3) が形成され、
前記薄肉部(3) は、前記スリーブ(4) を穿設孔(8) の底に着座させて、穿設孔(8) の底部に拡開形成されたアンダーカット部(9) 内で、アンカーボルト(5) の先端部に螺着されたコーンナット(7) の円錐台形部(6) を穿設孔(8) の底方向に移動して、それをスリーブ(4) の前記後端部開口に衝打したとき、前記スリット(2) 間がアンダーカット部(9) 内で逆向きの傘状に拡開できる程度の肉厚に形成されたアンダーカットアンカーである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、
前記コーンナット(7) は、円錐台形部(6) の先端にスリーブ保持用の嵌着部(10)が突設され、その嵌着部(10)の直径が前記スリーブ(4) の後端部内直径より僅かに大に形成されたアンダーカットアンカーである。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
アンカーボルト(5) が、中継部材(13)を介して大径ボルト(5b)と小径ボルト(5a)の接続体からなり、その中継部材(13)が穿設孔(8) 内に位置されるアンダーカットアンカーである。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法において、
穿設孔(8) の底部に円筒状のアンダーカット部(9) を形成する工程と、
アンダーカット部(9) の底にスリーブ(4) の先端面を着座さると共に、コーンナット(7) をアンカーボルト(5) の先端に螺着して穿設孔(8) に挿入し、そのコーンナット(7) の円錐台形部(6) でスリーブ(4) の後端部開口を衝打して、アンダーカット部(9) 内でそのスリーブ(4) のスリット(2) 間を逆傘状に拡開する工程と、
次いで、アンカーボルト(5) の先端部をスリーブ(4) の内ネジ(1) に螺着する工程と、 次いで、アンカーボルト(5) の後端部にナット(11)を螺着締結して、それを穿設孔(8) の開口縁部に押接することによりアンカーボルト(5) をその開口縁方向に引き上げ、逆傘状の拡開部後端をアンダーカット部(9) の後端面(16)に係止する工程と、を有するアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法である。
請求項5に記載の本発明は、請求項4において、
穿設孔(8) 内に接着剤(12)を充填する工程を有するアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法である。
請求項1に記載のアンダーカットアンカーは、スリーブ4にスリット2が形成され、そのスリーブ4を穿設孔8の底に着座させて、アンカーボルト5の先端に螺着されたコーンナット7の円錐台形部6を穿設孔8の底方向に移動して、それをスリーブ4の後端部開口に衝打したとき、スリット2間がアンダーカット部9内で逆向きの傘状に拡開されるものである。
従って、部品点数が少なく、アンダーカットアンカーの取付けを迅速に行い得るものとなる。特に、アンダーカット部の自由空間の存在により、スリーブ4は比較的小なる外力で容易に拡開できる。
請求項2に記載のアンダーカットアンカーは、スリット(2) の先端に環状の薄肉部(3) が形成されたから、コーンナット(7) の円錐台形部(6) を穿設孔(8) の底方向に移動して、それをスリーブ(4) の前記後端部開口に衝打したとき、前記スリット間がアンダーカット部(9) 内で逆向きの傘状に、さらに容易に拡開でき、アンダーカットアンカーの取付をより容易に行い得る。
請求項3に記載のアンダーカットアンカーは、そのコーンナット7の円錐台形部6の先端にスリーブ保持用の嵌着部10が突設され、その直径がスリーブ4の後端部内直径より僅かに大に形成されたものである。
従って、アンカーボルト5の先端にコーンナット7を取付け、そのコーンナット7の嵌着部10をスリーブ4の後端部に圧入することにより、スリーブ4をアンカーボルト5の先端部にコーンナット7を介して保持し、その状態で、穿設孔8内にそれらを一体に挿入することができる。
そのため、アンダーカット部9内でスリーブ4と円錐台形部6とが分離することがなく、アンダーカットアンカーの取付けを容易に行い得る。
請求項4に記載の発明は、アンカーボルト5が中継部材13を介して小径ボルト5aと大径ボルト5bの接続体からなり、中継部材13が穿設孔8内に位置されるものである。そのため、アンダーカットアンカーの主要部を同一として、各種直径のアンカーボルトの利用が可能となる。
請求項5に記載の発明は、穿設孔8の底部に拡開されたアンダーカット部9を形成し、アンダーカット部9の底にスリーブ4の先端面を着座させると共に、コーンナット7をアンカーボルト5の先端に螺着して穿設孔8内に挿入し、そのコーンナット7の円錐台形部6でスリーブ4の後端部開口を衝打して、スリーブ4のスリット2間を逆傘状に拡開する。次いで、アンカーボルト5の先端部をスリーブ4の内ネジ1に螺着し、穿設孔8の孔縁部にアンカーボルト5に取付けたナット11を締結することによりアンカーボルト5を引き上げて、スリーブ4の拡開部をアンダーカット部9の後端面16に係止固定するものであるから、作業性が良くアンダーカットアンカーを確実にアンダーカット部9内に強固に固定するとこができる。
請求項5に記載の発明は、穿設孔8内に接着剤12を充填する工程を有するものである。そのため、アンダーカット部の拡開部分を除いて、母材(コンクリート)とアンカーボルトが接着剤で直接固定され、アンカーボルト5を穿設孔8内により確実に固着することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明のアンダーカットアンカーの斜視図であり、図2はその取付け順序を順に示すものである。
このアンダーカットアンカーは、図1に示す如く、スリーブ4とコーンナット7とアンカーボルト5とを有する。
スリーブ4は筒状に形成され、図2の如く先端部の内面に内ネジ1が形成されると共に、後端部に周方向に90°離間して四つのスリット2が軸線に平行に形成されている。そのスリット2の先端に接続して環状の薄肉部3が形成されている。このスリーブ4の先端側は肉厚に形成され、後端側は薄肉に形成されている。
即ち、スリーブ4はその内面において、先端側の内周半径が縮小する段付状に一体形成されている。また、スリーブ4の後端開口縁には、コーンナット7の円錐台形部6に整合する案内面14が設けられている。
次に、コーンナット7はアンカーボルト5に着脱自在に螺着される内ネジ部を有し、外周には先端側に円錐台形部6が形成されている。
このアンダーカットアンカーが取付けられる孔は、図8に示すアンダーカット形成具19によって形成される。そのアンダーカット形成具19は、軸部17の先端の直径線上に図8(C)の如くスリット21が形成され、そのスリット21内に刃18の後端部が挿入され、ピン22によってそれが軸部17に軸支されている。軸部17の後端には多角部20が形成され、それが回転工具のチャックに着脱自在に固定される。
このようなアンダーカット形成具19により、穿設孔8内にアンダーカット部9を形成するには、図9の如く行う。先ず、同図(A)の如く、アンダーカット形成具19を穿設孔8内に挿入し、ハンマードリルにより衝打力と回転をそのアンダーカット形成具19に与え、その遠心力により刃18を周方向に回動して同図(B)(C)の如く、穿設孔8の底部に拡開部を次第に形成する。次いで、アンダーカット形成具19を下方に移動することにより、同図(D)の如く、穿設孔8の底部に拡開されたアンダーカット部9を形成する。このアンダーカット部9は円筒状に形成されている。これらの作業において、刃18はアンダーカット部9の内周面および底面を削りとるものである。
次に、アンダーカット部9が形成された穿設孔8には、図2の如く、本発明のアンダーカットアンカーが挿入される。同図(A)は、スリーブ4の先端をアンダーカット部9の底面に着座させ、そのスリーブ4の後端にコーンナット7の円錐台形部6を着座させている。そのコーンナット7はアンカーボルト5の先端に螺着されたものである。この状態から、同図(B)の如く、アンカーボルト5の後端を衝打することにより、各スリット2間が薄肉部3を中心にして逆傘状に拡開され、そのコーンナット7が拡開部内に進入する。次いで、同図(C)の如くアンカーボルト5を回転させ、その先端部をスリーブ4の内ネジ1に完全に螺着させる。このとき、コーンナット7はスリーブ4の拡開部に圧着されているため供回りすることがない。
次いで、同図(D)の如くアンカーボルト5の後端にワッシャ23を介してナット11を締結する。このときワッシャ23は、穿設孔8の孔縁部を閉塞する。
なお、ナット11を回転させる際に、アンカーボルト5が供回りしないように保持する。そのためには、一例としてアンカーボルト5の後端にドライバー嵌着溝を設け、そこにドライバーの先端を嵌着保持することにより、アンカーボルト5の供回りを防げる。通常、コーンナット7とスリーブ4との接触抵抗によってアンカーボルト5が供回りすることは殆どない。従って、ドライバー嵌着溝はアンカーボルト5の必須ではない。
このようにナット11を回転させるとアンカーボルト5が後方に移動し、スリーブ4の拡開部がアンダーカット部9の後端面16に当接し、そこに咬着される。それにより、アンダーカットアンカーをアンダーカット部9内に取付けることができる。
次に、図3はコーンナット7をスリーブ4内に進入する際の打込具15を示すものであり、後端閉塞の筒状に形成され、その先端面がコーンナット7の後端に着座される。このような状態で打込具15の後端をハンマー等で衝打すれば、コーンナット7がスリーブ4の後端部を拡開する。このような打込具15を設けることにより、衝打時にアンカーボルト5を損傷するおそれがない。即ち、アンカーボルト5の後端をハンマー等で衝打すると、そのネジ部が変形し、後にナットを螺着できない場合が存在する。そこで、このような打込具15を設けることにより、かかる不都合を避けることができる。
次に、図4は本発明のコーンナット7の他の実施の形態を示し、この例はコーンナット7の円錐台形部6の先端に嵌着部10が設けられたものである。この嵌着部10の外直径はスリーブ4の後端部外直径より僅かに大に形成されている。このコーンナット7を予めスリーブ4の後端部に嵌着しておけば、コーンナット7とスリーブ4とが分離することがない。そのため、そのコーンナット7にアンカーボルト5を螺着し、壁面等に穿設した穿設孔8のアンダーカット部9に、スリーブ4,コーンナット7を連結した状態で正確に配置させることができる。
次に、図5は本発明のアンダーカットアンカーの取付け方法の他の例を示し、この例は、穿設孔8およびアンダーカット部9内に予め接着剤12を充填し、その後に穿設孔8およびアンダーカット部9内にスリーブ4,コーンナット7,アンカーボルト5を挿入するものである。そして図2と同様に、コーンナット7によってスリーブ4の後端部を拡開し、次いでアンカーボルト5を引き上げて、スリーブ4の拡開部をアンダーカット部9の後端面16に咬着させ、その状態で接着剤を固化してアンダーカットアンカーを完全に固定するものである。
次に、図6は本発明のさらに他の実施の形態を示し、この例が図2の例と異なる点はアンカーボルト5のみである。
この例では、アンカーボルト5が小径ボルト5aと大径ボルト5bとからなり、それらが中継部材13を介して接続されている。中継部材13の先端部には大径ボルト5bに整合する内ネジが形成され、後端部には小径ボルト5aに整合する内ネジが形成されている。そして中継部材13は穿設孔8内に位置し、小径ボルト5aが穿設孔8の外側に露出する。
このようにアンカーボルト5を構成することにより、同一のコーンナット7,スリーブ4によって、各種直径の小径ボルト5aを外部に露出させることができる。
次に、図7は図6の変形例であって、この例ではアンカーボルト5の後端部に穿設孔8に整合する外周が円形のナット24を螺着したものである。このようにすることにより、穿設孔8とアンカーボルト5との隙間を埋めることができる。特に、穿設孔8およびアンダーカット部9内に接着剤12を充填した場合に、穿設孔8の孔縁部から接着剤12が外部に漏れでることを効果的に防止できる。さらにはナット24の存在により、アンカーボルト5に荷重が加わっても、アンカーボルト5の軸線と穿設孔8の軸線とが偏心することがない。
本発明のアンダーカットアンカーの斜視図。 同アンカーの取付け工程を順に示す説明図。 同アンカーの打ち込みの他の例を示す説明図。 同アンカーに用いるコーンナット7の他の例を示す説明図。 同アンカーの他の取付け説明図。
本発明の他のアンダーカットアンカーの説明図。 同アンカーのさらに他のアンダーカットアンカーの取付け説明図。 同アンカーが取付けられる穿設孔8のアンダーカット部9を形成するアンダーカット形成具19であって、(A)はその正面図、(B)は底面図、(C)はその先端部の一部破断説明図、(D)は同平面図。 前記アンダーカット形成具19によるアンダーカット部9の形成工程を順に示す説明図。
符号の説明
1 内ネジ
2 スリット
3 薄肉部
4 スリーブ
5 アンカーボルト
5a 小径ボルト
5b 大径ボルト
6 円錐台形部
7 コーンナット
8 穿設孔
9 アンダーカット部
10 嵌着部
11 ナット
12 接着剤
13 中継部材
14 案内面
15 打込具
16 後端面
17 軸部
18 刃
19 アンダーカット形成具
20 多角部
21 スリット
22 ピン
23 ワッシャ
24 ナット

Claims (6)

  1. 筒状に形成され、先端部の内面に内ネジ(1) が形成されると共に、後端部に互いに周方向に離間して複数のスリット(2) が軸線に平行に形成されたスリーブ(4) と、
    アンカーボルト(5) の先端部に螺着され、先端側に円錐台形部(6) が形成されたコーンナット(7) と、
    を具備し、
    前記スリーブ(4) を穿設孔(8) の底に着座させて、穿設孔(8) の底部に拡開形成されたアンダーカット部(9) 内で、アンカーボルト(5) の先端部に螺着されたコーンナット(7) の円錐台形部(6) を穿設孔(8) の底方向に移動して、それをスリーブ(4) の前記後端部開口に衝打したとき、前記スリット(2) 間がアンダーカット部(9) 内で逆向きの傘状に拡開されるアンダーカットアンカー。
  2. 請求項1において、
    そのスリーブ(4) のスリット(2) の先端に環状の薄肉部(3) が形成され、
    前記薄肉部(3) は、前記スリーブ(4) を穿設孔(8) の底に着座させて、穿設孔(8) の底部に拡開形成されたアンダーカット部(9) 内で、アンカーボルト(5) の先端部に螺着されたコーンナット(7) の円錐台形部(6) を穿設孔(8) の底方向に移動して、それをスリーブ(4) の前記後端部開口に衝打したとき、前記スリット(2) 間がアンダーカット部(9) 内で逆向きの傘状に拡開できる程度の肉厚に形成されたアンダーカットアンカー。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記コーンナット(7) は、円錐台形部(6) の先端にスリーブ保持用の嵌着部(10)が突設され、その嵌着部(10)の直径が前記スリーブ(4) の後端部内直径より僅かに大に形成されたアンダーカットアンカー。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    アンカーボルト(5) が、中継部材(13)を介して大径ボルト(5b)と小径ボルト(5a)の接続体からなり、その中継部材(13)が穿設孔(8) 内に位置されるアンダーカットアンカー。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法において、
    穿設孔(8) の底部に拡大された円筒状のアンダーカット部(9) を形成する工程と、
    アンダーカット部(9) の底にスリーブ(4) の先端面を着座させると共に、コーンナット(7) をアンカーボルト(5) の先端に螺着して穿設孔(8) に挿入し、そのコーンナット(7) の円錐台形部(6) でスリーブ(4) の後端部開口を衝打して、アンダーカット部(9) 内でそのスリーブ(4) のスリット(2) 間を逆傘状に拡開する工程と、
    次いで、アンカーボルト(5) の先端部をスリーブ(4) の内ネジ(1) に螺着する工程と、 次いで、アンカーボルト(5) の後端部にナット(11)を螺着締結して、それを穿設孔(8) の開口縁部に押接することによりアンカーボルト(5) をその開口縁方向に引き上げ、逆傘状の拡開部後端をアンダーカット部(9) の後端面(16)に係止する工程と、を有するアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法。
  6. 請求項5において、
    穿設孔(8) 内に接着剤(12)を充填する工程を有するアンダーカットアンカーを穿設孔内に固定する方法。
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