JP2020176683A - あと施工アンカーおよびあと施工アンカーの施工方法 - Google Patents
あと施工アンカーおよびあと施工アンカーの施工方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
この合くぎは、ボルト頭部を有する固定ボルトと、固定ボルトの先端部に螺合した係止部品と、固定ボルトが挿通する間隙スリーブ、スリーブ部品および係合部品と、を備えている。係止部品は、固定ボルトが螺合する先端部材と、周回溝を存して先端部材に連なる4分割のロック要素と、有している。4つのロック要素の端部には、先端部が円錐状に先細りになった係合部品が接触している。
ボルト頭部に添設した座金を介して、間隙スリーブを打ち込むと、スリーブ部品を介して係合部品が軸方向の前進し、4つのロック要素を押し広げる。これにより、4つのロック要素は、周回溝を中心に外方に向かって、すなわち拡大ボアに向かって揺動する。次に、固定ボルトを回転させて係止部品を引き付けるようにすると、4つのロック要素は、拡大ボアの背向面に突き当たってロックされる一方、プラスチック製のスリーブ部品がつぶれるように変形し、固定ボルトにより、工作物が基台上に固定圧着される。
また、あと施工アンカーを天井等に上向きに施工した場合に、振動等による打込みスリーブの拡開ナットからの抜け落ちを、有効に防止することができる。
図1は、コンクリート製の被定着体に形成されたアンカー穴を表している。同図に示すように、アンカー穴1は、被定着体2(例えば、コンクリート躯体やコンクリート基礎)に穿孔されたストレート形状の下穴3と、下穴3の奥部(先端部)に、下穴3よりも太径に形成された拡径部4と、を備えている。
図2は、あと施工アンカーの構造図であり、図3は、あと施工アンカーの打込みスリーブの構造図であり、図4は、あと施工アンカーの拡開ナットの構造図である。これらの図に示すように、あと施工アンカー10は、先端部にコーン部12を有し、定着に際し打ち込まれる打込みスリーブ11と、打込みスリーブ11が挿通するアンカーボルト13と、アンカーボルト13の先端部に螺合し、打込みスリーブ11の打ち込みに伴うコーン部12の前進により、拡径部4に向かって拡開する拡開ナット14と、を備えている。そして、打込みスリーブ11、アンカーボルト13および拡開ナット14は、スチールやステンレススチール等で形成されている。
なお、アンカーボルト13は、拡開ナット14が螺合される先端部、およびアンカー穴1から露出する基端部にのみ、雄ネジ13aを形成したものであってもよい。
図5(a)に示すように、あと施工アンカー10をアンカー穴1に挿入した状態では、拡開ナット14のナット部21が下穴3の穴底3cに当接すると共に、拡開部22の受容テーパー部28に打込みスリーブ11のコーン部12が臨んでいる。より具体的には、外周面をテーパー面とするコーン部12の先端外周面が、受容テーパー部28の第1テーパー面28aに接触している。
次に、図6および図7を参照して、あと施工アンカー10の施工方法(施工手順)について説明する。
この施工方法は、下穴3を穿孔する穿孔工程(図6(a))と、下穴3に拡径部4を形成する拡径工程(図6(b))と、拡開ナット14が拡径部4に向かって拡開するように、アンカーボルト13に対する拡開ナット14の位置を螺合調整する調整工程(図6(c))と、あと施工アンカー10を、アンカー穴1に挿入する挿入工程(図6(d))と、打込みスリーブ11を打ち込んで、拡開ナット14を拡開させる定着工程(図6(e))と、を備えている。
拡径装置42としては、例えば電動ドリル(図示省略)に、拡径用ドリルビット52を装着したものを用いる。
同図に示すように、このあと施工アンカー10Aは、上記の実施形態(第1実施形態)の、打込みスリーブ11、アンカーボルト13および拡開ナット14において、全く同一の構造及び材質のもので構成されており、アンカーボルト13に止め輪71が装着されている点でのみ異なっている(図8(a)参照)。なお、第2実施形態のあと施工アンカー10Aの施工方法も、上記の実施形態(第1実施形態)と同様となるため、ここでは説明を省略する。
Claims (7)
- 下穴の所定の深さ位置に拡径部を形成したアンカー穴に定着されるあと施工アンカーであって、
先端部にコーン部を有し、定着に際し打ち込まれる打込みスリーブと、
前記打込みスリーブが挿通するアンカーボルトと、
前記アンカーボルトの先端部に螺合し、前記打込みスリーブの打ち込みに伴う前記コーン部の前進により、前記拡径部に向かって拡開する拡開ナットと、を備え、
前記コーン部は、先細りのテーパー形状に形成されると共に、先端から軸方向に切り込んだ複数のスリット部を有することを特徴とするあと施工アンカー。 - 前記打込みスリーブは、円筒状の基材の先端部を先細りのテーパー形状に形成して前記コーン部としたものであることを特徴とする請求項1に記載のあと施工アンカー。
- 前記アンカーボルトは、頭部の無い全ネジボルトで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のあと施工アンカー。
- 前記拡開ナットは、
前記下穴の穴底側に位置し、前記アンカーボルトが螺合するナット部と、
前記下穴の開口部側に位置し、複数の割スリットにより周方向に複数分割されると共に、前記コーン部により拡開される拡開部と、
前記ナット部と前記拡開部との間に介設された薄肉部と、有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のあと施工アンカー。 - 前記拡開部は、打ち込みに際し、前記コーン部を受容する受容テーパー部を有し、
前記受容テーパー部は、内周部側の第1テーパー面と、前記第1テーパー面よりも緩いテーパー角度に形成され、前記第1テーパー面に連なる外周部側の第2テーパー面と、を含み、
前記コーン部の外周面と前記第1テーパー面とは、同一のテーパー角度に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のあと施工アンカー。 - 前記アンカーボルトに軸方向から装着され、前記打込みスリーブの軸方向の移動を規制する止め輪を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のあと施工アンカー。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載のあと施工アンカーの施工方法であって、
前記下穴を穿孔する穿孔工程と、
前記下穴に前記拡径部を形成する拡径工程と、
前記拡開ナットが前記拡径部に向かって拡開するように、前記アンカーボルトに対する前記拡開ナットの位置を螺合調整する調整工程と、
前記あと施工アンカーを、前記アンカー穴に挿入する挿入工程と、
前記打込みスリーブを打ち込んで、前記拡開ナットを拡開させる定着工程と、を備えたことを特徴とするあと施工アンカーの施工方法。
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