JP2005087523A - 磁気共鳴イメージング装置及び高周波受信コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び高周波受信コイル Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単に撮影セッティング、及び高周波コイルの受信感度に影響を及ぼすことのない正確な撮影を実現できる磁気共鳴イメージング装置等を提供すること。
【解決手段】
磁石が発生する静磁場内に配置された被検体から発生した磁気共鳴信号を受信し、磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、磁気共鳴信号を受信する高周波コイル15と、この磁気共鳴信号に基づいて、磁気共鳴画像を生成する計算機システム22と、高周波コイル15に接続され、当該受信用コイルによって受信された磁気共鳴信号を装置本体に転送するためのポートであって、静磁場磁石11の一方の開口部側に設けられた第1のポート16aと、静磁場磁石11の他方の開口部側に設けられた第2のポート16bとを具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置10である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検体に高周波コイル(RFコイル)をセッティングする際に有効な手段を持つ磁気共鳴イメージング装置、高周波コイルに関する。
磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置は、固有の磁気モーメントを持つ核の集団が一様な静磁場中に置かれたときに、特定の周波数で回転する高周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用して、物質の化学的及び物理的な微視的情報を映像化し、あるいは化学シフトスペクトラムを観測する装置である。
図8、図9、図10は、従来の磁気共鳴イメージング装置70の撮影セッティングの様子をそれぞれ示した図である。図8に示すように、磁気共鳴イメージング装置70は、高周波コイル73と装置70本体とを接続するためのポート71を、架台72の寝台73側に有している。図示した被検体の向きでポート71と高周波コイル73とを接続するためには、被検体側を通過させて、当該コイル73のケーブル74をポート71まで引き出す必要がある。従来の装置では、この引き出しによる被検体とケーブルとの接触を防止するため、ケーブルを、寝台マットの下通過させて引き出す、又はケーブルと被検体との間にタオル等のスペーサーを設けることで、撮影上の安全を図っている。
しかしながら、撮影の度に上述の様な寝台マット下からのケーブル引き出し、スペーサーの設定等を行うことは煩雑であり、操作者にとっては大きな負担となっている。特に、図9に示すような被検体を足から架台72に送り込むセッティングの場合には、ケーブルが腕のある方向に出てくるため、被検体がコイルからマットまでのケーブルを触る可能性があり(a部)、撮影環境を変えてしまうおそれがある。
また、撮影セッティングに手間と時間を要するため、被撮影者にとっても負担となっている。
さらに、表面コイルで肩を撮影する場合、表面コイルを腕に通し、ケーブルを被検体に接触させないようにするため、図10に示すようにケーブルの出口が頭側となるようにセッティングするのが自然である。この場合、ポート71が架台72の前側にあると、一旦ケーブルは頭側に出て足側に戻ってくることになり、コイルの横を通過することになる(b部)。この様に高周波コイルのケーブルが高周波コイル本体の側を通過することは、ケーブルからの電磁的な影響により、高周波コイルの受信感度に影響を及ぼす場合がある。また、コイルがプリアンプを持っている場合、発振のおそれもある。従って、正確な撮影を実現するためには、当該撮影セッティングは望ましくない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、簡単に撮影セッティングを実行でき、高周波コイルの受信感度に影響を及ぼすことなく正確な撮影を実現することができる磁気共鳴イメージング装置、及び高周波コイルを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
本発明の第1の視点は、磁石が発生する静磁場内に配置された被検体から発生した磁気共鳴信号を受信し、磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、前記磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、前記磁気共鳴信号に基づいて、前記磁気共鳴画像を生成する画像生成手段と、前記高周波コイルに接続され、当該受信用コイルによって受信された前記磁気共鳴信号を前記画像生成手段に転送するためのポートであって、前記磁石の一方の開口部側に設けられた第1のポートと、前記磁石の他方の開口部側に設けられた第2のポートと、を具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置である。
本発明の第2の視点は、磁石が発生する静磁場内に配置された被検体から発生した磁気共鳴信号を受信し、磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置において使用され、当該磁気共鳴イメージング装置が有するの複数のポートのいずれかに接続される高周波コイルであって、第1のコイルと、前記第1のコイルに対し前記被検体の体軸方向に関して幾何学的に90°回転させて配置された第2のコイルと、当該高周波コイルが前記複数のポートのいずれに接続されているかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定に応じて、前記第1のコイルによって受信された第1の信号又は前記第2のコイルによって受信された第2の信号のいずれかの位相を制御し、双方を合成する信号合成手段と、を具備することを特徴とする高周波コイルである。
以上本発明によれば、簡単に撮影セッティングを実行でき、高周波コイルの受信感度に影響を及ぼすことなく正確な撮影が可能な磁気共鳴イメージング装置、及び高周波コイルを実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示すブロック図である。同図において、磁気共鳴イメージング装置10は、静磁場磁石11、冷却系制御部12、シムコイル(図示せず)、傾斜磁場コイル13、高周波送信コイル14、高周波受信コイル15、第1のポート16a、第2のポート16b、傾斜磁場コイル装置電源17、送信部18、受信部19、データ収集部20、シーケンス制御部21、計算機システム22、入力部23、ディスプレイ24を具備している。
静磁場磁石11は、静磁場を発生する磁石であり、一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石11には、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
図示していないシムコイルは、静磁場磁石11の内側に設けられており、能動的に磁場の均一性を高めるためのコイルである。このシムコイルは、シムコイル電源(図示せず)により駆動される。このシムコイル及び傾斜磁場コイル13により、図示しない被検体に一様な静磁場と、互いに直交するX,Y,Zの三方向に線形傾斜磁場分布を持つ傾斜磁場が印加される。なお、Z軸方向は、本実施形態では静磁場の方向と同方向にとるものとする。
冷却系制御部12は、静磁場磁石11の冷却機構を制御する。
傾斜磁場コイル13は、静磁場磁石11の内側に設けられ、且つ静磁場磁石11よりも短軸であり、傾斜磁場コイル装置電源17から供給されるパルス電流を傾斜磁場に変換する。この傾斜磁場コイル13が発生する傾斜磁場によって、信号発生部位(位置)が特定される。
なお、本実施形態において、傾斜磁場コイル13及び静磁場磁石11は円筒形をしているものとする。また、傾斜磁場コイル13は、所定の支持機構によって真空中に配置される。これは、静音化の観点から、パルス電流の印加によって発生する傾斜磁場コイル13の振動を、音波として外部に伝播させないためである。
高周波送信コイル(RF送信コイル)14は、被検体の撮像領域に対して、磁気共鳴信号を発生させるための高周波パルスを印加するためのコイルである。
高周波受信コイル(RF受信コイル)15は、被検体の近傍、好ましくは密着させた状態で当該被検体を挟むように設置され、被検体から磁気共鳴を受信するためのコイルである。当該高周波受信コイル15は、一般的には、部位別に専用の形状を有する。
なお、図1では、高周波送信コイルと高周波受信コイルとを別体とするクロスコイル方式を例示したが、これらを一つのコイルで兼用するシングルコイル方式を採用する構成であってもよい。
第1のポート16a、第2のポート16は、接続された高周波受信コイル15に電力を供給し、且つ当該高周波受信コイル15が受信した受信信号を受信部19に転送する。この第1のポート16a及び第2のポート16は、静磁場磁石11等のそれぞれの開口部側に振り分けて設置されていれば、どのような場所であっても構わない。
送信部18は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、高周波電力増幅部(それぞれ図示せず)を有しており、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信用高周波コイルに送信する。当該送信によって高周波送信コイル14から発生した高周波によって、被検体の所定原子核の磁化は、励起状態となる。
受信部19は、増幅部、中間周波数変換部、位相検波部、フィルタ、A/D変換器(それぞれ図示せず)を有する。受信部19は、高周波コイル14から受信した、核の磁化が励起状態から基底状態に緩和するとき放出する磁気共鳴信号(高周波信号)に対して、増幅処理、発信周波数を利用した中間周波数変換処理、位相検波処理、フィルタ処理、A/D変換処理を施す。
また、受信部19は、接続ポート判断部190、QD合成切替部191を有している。接続ポート判断部190は、高周波受信コイル15がいずれのポートに接続されているかを判断する。QD合成切替部191は、高周波受信コイル15としてQD(Quadrature)コイルを利用し後述する双方向測定を行う場合に、接続ポート判断部190の判断に基づいて、QDコイルの位相シフトを制御し、信号合成を行う。
図2は、QD合成切替部191の構成を示した図である。同図において、測定において第1のポートを使用される場合には、コイルA側のタップはaに、コイルB側のタップはbに接続され、コイルBによって受信された信号Bの90°位相シフトが実行され、ハイブリッド回路(HYB)によって合成され、合成信号(STN)として出力される。一方、測定において第2のポートを使用される場合には、コイルA側のタップはaに、コイルB側のタップはbに接続され、コイルAによって受信された信号Bの90°位相シフトが実行され、ハイブリッド回路(HYB)によって合成され、合成信号(STN)として出力される。
データ収集部20は、受信部19によってサンプリングされたディジタル信号を収集する。
シーケンス制御部21は、傾斜磁場コイル装置電源17、受信部19およびデータ収集部20を制御する。
計算機システム22は、計算機システム22は入力部23から入力される指令に基づいて、シーケンス制御部21を制御する。また、計算機システム22は、データ収集部20から入力した磁気共鳴信号に対して後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成等を実行し、被検体内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。
入力部23は、オペレータからの各種指示・命令・情報をとりこむため入力装置(マウスやトラックボール、モード切替スイッチ、キーボード等)を有している。
ディスプレイ24は、計算機システム22から入力したスペクトラムデータあるいは画像データ等を表示する出力手段である。
(反転撮影機能)
本磁気共鳴イメージング装置10は、高周波受信コイル15を体軸に関して上下逆向きに配置(すなわちz方向に180度回転させた配置)であっても、撮影することができる反転撮影機能を有している。以下、図面を参照しながら、当該機能について、高周波受信コイル15としてQDタイプの腹部フレキシブルコイルを使用する場合と、肩部撮影のためリニアタイプの表面円形コイルを使用する場合とを例に説明する。
まず、腹部フレキシブルコイルを使用する場合について説明する。図3は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての上面図(ただし、静磁場磁石11等の上半分を除く。)である。また、図4は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての側面図(ただし、静磁場磁石11等の手前半分を除く。)である。
図3、図4に示すように、腹部フレキシブルコイルを使用し、下腹部を撮影する場合には、被検体は足側の方向から静磁場磁石11中心に挿入される。静磁場磁石11中心に配置された被検体下腹部に、当該コイルが設置される。従って、腹部フレキシブルコイルのケーブルは、被検体の足側から引き出す方が、当該被検体との接触を回避できる点で好ましい。係る観点、及び被検体を足側から静磁場磁石11等の内部に挿入していることから、図3、図4の例では、腹部フレキシブルコイルのケーブルは、第1のポート16aに接続される。
接続コイル判断部191は、腹部フレキシブルコイルが第1のポート16aに接続されていると判断する。QD合成切替部191は、この判断に基づいて、第1のポート用の接続形態(図2において、コイルA側のタップをaに、コイルB側のタップをbに接続した形態)にタップを切り替える。
腹部フレキシブルコイルを使用し、上腹部を撮影する場合には、被検体は図5に示すように頭側の方向から静磁場磁石11中心に挿入される。この場合も腹部フレキシブルコイルのケーブルは足側に引き回すのが好ましいので、今度は第2のポート16bに接続される。
なお、第2のポート16bに接続されている場合には、QD合成切替部191は、接続コイル判断部191の判断に基づいて、第2のポート用の接続形態(図2において、コイルA側のタップをaに、コイルB側のタップをbに接続した形態)にタップを切り替える。
この様に、QD合成切替部191により、高周波受信コイル15の向きに応じて受信信号の位相を制御するのは、次の理由による。すなわち、QDコイルは、Z軸に対して幾何学的に90°回転させた配置にて、二組のコイルが配置されたものであり、各組において受信される信号は、位相がちょうど90°ずれたものとなる。従って、通常の視点Vからの測定では、例えば図6(a)に示すようにコイルBによって受信された信号Bを+90°位相シフトし、コイルAに受信された信号Aと合成することで、信号の増強を図っている。しかしながら、高周波受信コイル15の向きを反転させた視点Vからの測定において、反転前(すなわち図6(a))と同様に信号Bを+90°位相シフトし信号Aと合成すると、図6(b)に示すように二つの信号の引き算となってしまい、信号の増強を図ることができない。従って、高周波受信コイル15の向きを反転させて測定する場合には、本磁気共鳴イメージング装置10の様に、反転後QD合成切替部191による位相制御が必要となる。
次に、高周波受信コイル15として表面円形コイルを使用し、肩部を撮影する場合について説明する。図7は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての側面図(ただし、静磁場磁石11等の手前半分を除く。)である。
図7に示すように、表面円形コイルは、被検体の腕を表面円形コイルに通した状態で使用され、静磁場磁石11中心に配置される。従って、表面円形コイルのケーブルは、被検体の頭部側から引き出す方が、当該被検体との接触を回避できる点で好ましい。係る観点、及び被検体を頭部側から静磁場磁石11等の内部に挿入していることから、図7の例では、表面円形コイルのケーブルは、第1のポート16aに接続される。
接続コイル判断部191は、表面円形コイルが第1のポート16aに接続されていることを認識する。
以上述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本磁気共鳴イメージング装置10は、静磁場磁石11等の両開口部に、それぞれ高周波受信コイルのケーブルを接続するためのポートを有している。従って、高周波受信コイルのケーブルを体軸に沿ったいずれの方向にも引き出すことができるから、当該ケーブルと被検体との干渉を防止することができる。
また、高周波受信コイルの向きを反転させた場合であっても、使用するポートに基づいてその向きを自動的に認識し、適切な信号合成を行うことができる。従って、操作者は、いずれの向きで高周波受信コイルを使用しているか、いずれのポートに接続されているかを気にすることなく、正確な撮影を行うことができる。その結果、撮影ミスを防止でき、操作者の作業負担を軽減させることができる。
さらに、高周波受信コイルの横を通過させずにケーブルを引き出すことができるので、コイルの受信感度の低下を防止することができる。この事情を、一方のみのポートを有するシステムと比較して、説明すると次のようである。すなわち、本システムと異なり、例えば図10に示すように一方のポート71のみを有するシステムの場合には、表面円形コイルのケーブルは一旦頭側に出て、それから折り返し足側に引き出す必要がある。係る場合には、ケーブルは表面円形コイルの横を通過することとなり、当該ケーブルの影響によって表面円形コイルの受信効率が低下する場合がある。また、表面円形コイルがプリアンプを持っている場合、横を通過するケーブルによって発振する可能性がある。
これに対し、本磁気共鳴イメージング装置10によれば、被検体に干渉させず、且つ高周波受信コイルの横を通過させないでケーブルを引き出すことができる。従って、ケーブルがコイルに与える悪影響の発生を防止することができ、高精度の信号測定を実現することができる。
次に、本実施形態のいくつかの変形例を示す。
(変形例1)
本磁気共鳴イメージング装置10は、高周波受信コイル15が第1のポート16a、第2のポート16のいずれに接続されているかを、接続ポート判断部190によって判断している。これに加えて、システムのみでなく操作者自身も接続ポートを迅速に判断可能とするため、接続ポート判断部190の判断結果をディスプレイ24に表示するか、又は判断結果に従って使用中のポートに対応するランプを点滅させる等の機能を有する構成であってもよい。
これにより、操作者は、高周波受信コイルの接続形態を迅速に把握することができる。
(変形例2)
また、接続ポート判断部190及びQD合成切替部191を、高周波受信コイル15側に持たせる構成であってもよい。
(変形例3)
上記実施形態においてはQDコイルを例として説明した。当然ながら、本磁気共鳴イメージング装置10は、QDコイルのみならず、通常のリニアコイル等も使用することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解され、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以上本発明によれば、簡単に撮影セッティングを実行でき、高周波コイルの受信感度に影響を及ぼすことなく正確な撮影が可能な磁気共鳴イメージング装置、及び高周波コイルを実現できる。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成を示すブロック図である。 図2は、QD合成切替部191の構成を示した図である。 図3は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての上面図である。 図4は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての側面図である。 図5は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての側面図である。 図6(a)、図6(b)は、高周波受信コイル15を被検体体軸に沿って上下反転した場合の、受信信号の位相について説明するための図である。 図7は、本磁気共鳴イメージング装置10の静磁場磁石11部分についての側面図である。 図8は、従来の磁気共鳴イメージング装置の撮影セッティングの様子を示した図である。 図9は、従来の磁気共鳴イメージング装置の撮影セッティングの様子を示した図である。 図10は、従来の磁気共鳴イメージング装置の撮影セッティングの様子を示した図である。
符号の説明
10…磁気共鳴イメージング装置
11…静磁場磁石
13…傾斜磁場コイル
14…高周波送信コイル
15…高周波受信コイル
16a…第1のポート
16b…第2のポート
17…傾斜磁場コイル装置電源
18…送信部
19…受信部
20…データ収集部
21…シーケンス制御部
22…計算機システム
23…入力部
24…ディスプレイ

Claims (5)

  1. 磁石が発生する静磁場内に配置された被検体から発生した磁気共鳴信号を受信し、磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記磁気共鳴画像を生成する画像生成手段と、
    前記高周波コイルに接続され、当該受信用コイルによって受信された前記磁気共鳴信号を前記画像生成手段に転送するためのポートであって、前記磁石の一方の開口部側に設けられた第1のポートと、前記磁石の他方の開口部側に設けられた第2のポートと、
    を具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記高周波コイルは、第1のコイルと、当該第1のコイルに対し前記被検体の体軸方向に関して幾何学的に90°回転させて配置された第2のコイルとを有するQDコイルであり、
    前記高周波コイルが前記第1のポート又は前記第2のポートのいずれに接続されているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定に応じて、前記第1のコイルによって受信された第1の信号又は前記第2のコイルによって受信された第2の信号のいずれかの位相を制御し、双方を合成する信号合成手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記高周波コイルが前記第1のポート又は前記第2のポートのいずれに接続されているかを操作者に提示する提示手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記高周波コイルは、リニアコイルであることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 磁石が発生する静磁場内に配置された被検体から発生した磁気共鳴信号を受信し、磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置において使用され、当該磁気共鳴イメージング装置が有するの複数のポートのいずれかに接続される高周波コイルであって、
    第1のコイルと、
    前記第1のコイルに対し前記被検体の体軸方向に関して幾何学的に90°回転させて配置された第2のコイルと、
    当該高周波コイルが前記複数のポートのいずれに接続されているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定に応じて、前記第1のコイルによって受信された第1の信号又は前記第2のコイルによって受信された第2の信号のいずれかの位相を制御し、双方を合成する信号合成手段と、
    を具備することを特徴とする高周波コイル。
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