JP2005086957A - スイッチング電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡便・小形・低コストの好適なスイッチング電源を提供する。
【解決手段】 スイッチング素子のオンオフにより、入力電圧を出力電圧に変換するスイッチング電源において、磁気結合する第1巻線と第2巻線とを有する磁気素子と、前記入力電圧と前記第1巻線と前記スイッチング素子との直列接続で形成する磁気素子励磁回路と、前記入力電圧と整流器と前記第2巻線とコンデンサと前記スイッチング素子との直列接続で形成するコンデンサ充電回路と、前記入力電圧と前記第1巻線と前記コンデンサと出力整流器と前記出力電圧との直列接続で形成するコンデンサ放電回路とを備えることを特徴とするスイッチング電源。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング素子のオンオフにより、入力電圧を出力電圧に変換するスイッチング電源に関し、特に、小形・低損失の昇圧形のスイッチング電源に関する。
従来の昇圧形のスイッチング電源は、部品点数が多かった(例えば、特許文献1参照。)。その詳細について、図11を用いて説明する。図11は、従来のスイッチング電源を示す構成図である。
同図において、共通電位COMをスイッチング電源の共通電位とする。また、入力電圧Vinは、インダクタL2とインダクタL1とを介して、スイッチング素子SW1に接続する。
さらに、コンデンサC2の負極はインダクタL1とスイッチング素子SW1との接続点に接続する。さらにまた、コンデンサC2の正極は整流器D5のカソード及び出力整流器D6のアノードに接続する。
また、整流器D5のアノードはインダクタL2とインダクタL1との接続点に接続する。さらに、出力整流器D6のカソードは、出力平滑コンデンサCout及び出力電圧Voに接続する。
このような図11の従来例の動作を説明する。
スイッチング素子SW1のオンオフにより、入力電圧VinはインダクタンスL2及びインダクタンスL1に印加される。また、スイッチング素子SW1は、出力電圧Vo及び入力電圧Vinに基づき、オンとオフとの時間の割合(デューティ)を変化させる。
そして、コンデンサC2の正極と整流器D5のカソードと出力整流器D6のアノードとの接続点に高周波交流電圧Vfを生成する。即ち、スイッチング素子SW1は、入力電圧Vinをオンオフし、高周波交流電圧Vfを生成する。
また、出力整流器D6は、高周波交流電圧Vfを整流し、出力電圧Voを生成する。さらに、出力平滑コンデンサCoutは、出力整流器D6の出力を平滑する。
このようにして、図11の従来例は入力電圧Vinを出力電圧Voに変換する。
米国特許第6465990号明細書
しかしながら、図11の従来例は、インダクタL1とインダクタL2という複数の磁気素子が必要であり、小型化が困難という課題がある。また、図11の従来例は、高価という課題がある。
本発明の目的は、以上説明した課題を解決するものであり、簡便・小形・低コストの好適なスイッチング電源を提供することにある。
このような目的を達成する本発明は、次の通りである。
(1)スイッチング素子のオンオフにより、入力電圧を出力電圧に変換するスイッチング電源において、磁気結合する第1巻線と第2巻線とを有する磁気素子と、前記入力電圧と前記第1巻線と前記スイッチング素子との直列接続で形成する磁気素子励磁回路と、前記入力電圧と整流器と前記第2巻線とコンデンサと前記スイッチング素子との直列接続で形成するコンデンサ充電回路と、前記入力電圧と前記第1巻線と前記コンデンサと出力整流器と前記出力電圧との直列接続で形成するコンデンサ放電回路とを備えることを特徴とするスイッチング電源。
(2)前記コンデンサは、前記スイッチング素子がオンのときに前記第1巻線と実質的に並列に接続され、前記スイッチング素子がオフのときに前記第1巻線と実質的に直列に接続されることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(3)前記磁気結合は、疎結合であることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(4)前記スイッチング素子と前記出力電圧との間に接続するダイオードを備えることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(5)前記コンデンサの値は、前記スイッチング素子のターンオンのときに、前記コンデンサ充電回路の電流がほぼゼロとなる値とすることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(6)前記磁気素子は、前記第1巻線の一端と前記第2巻線の一端との接続点に対する端子と、前記第1巻線の他端に対する端子と、前記第2巻線の他端に対する端子とを備えることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(7)入力電圧をオンオフし、高周波交流電圧を生成するスイッチング素子と、前記高周波交流電圧を整流し出力電圧を生成する出力整流器とを備えるスイッチング電源において、前記スイッチング素子がオンのときに前記入力電圧が印加される第1巻線と、前記第1巻線に磁気結合する第2巻線とを有する磁気素子と、前記スイッチング素子がオフのときに前記第1巻線と前記出力整流器とを介して放電するコンデンサと、前記スイッチング素子がオンのときに、前記第2巻線を介して前記コンデンサを充電する電流を流す整流器と
を備えることを特徴とするスイッチング電源。
本発明によれば次のような効果がある。
本発明は、簡便・小形・低コストの好適なスイッチング電源を提供できる。
また、本発明のスイッチング電源において、磁気素子は低損失・小形となる。さらにまた、スイッチング素子の耐圧を抑制できると共に、高信頼のスイッチング電源を提供する。
さらに、入力電流のリップルが小さくなる。そして、入力電圧に付加するフィルタ(図示せず)が小さくなる。
また、磁気素子の磁気結合を疎結合とすると、更に、小形・低損失の好適なスイッチング電源を提供できる。
以下に、図1に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係るスイッチング電源の一実施例を示す構成図である。なお、図11の従来例と同一の要素には同一符号を付し、説明を省略する。
図1の実施例の特徴は、磁気素子T1とコンデンサC1と整流器D2との構成にある。
同図において、磁気素子T1は、磁気結合する第1巻線N1と第2巻線N2とを有する。
また、図1の実施例は、入力電圧Vinと第1巻線N1とスイッチング素子SW1との直列接続で形成する磁気素子励磁回路を備える。そして、第1巻線N1とスイッチング素子SW1とからなる直列回路は昇圧部11を形成する。
さらに、図1の実施例は、入力電圧Vinと整流器D2とインダクタL3と第2巻線N2とコンデンサC1とスイッチング素子SW1との直列接続で形成するコンデンサ充電回路を備える。そして、整流器D2とインダクタL3と第2巻線N2とコンデンサC1とからなる直列回路はコンデンサ部12を形成する。
また、図1の実施例は、入力電圧Vinと第1巻線N1とコンデンサC1と出力整流器D1と出力電圧Vo(出力平滑コンデンサCout)との直列接続で形成するコンデンサ放電回路を備える。
さらに、図1の実施例の構成を詳細に説明する。
共通電位COMは、入力電圧Vinの負極とスイッチング素子SW1の一端(ソース)と出力平滑コンデンサCoutの負極とに接続する。さらにまた、入力電圧Vinの正極は整流器D2のアノードと第1巻線N1の一端とに接続する。
また、第1巻線N1の他端は、スイッチング素子SW1の他端(ドレイン)とコンデンサC1の負極とに接続する。さらにまた、コンデンサC1の正極は、第2巻線N2の一端と出力整流器D1のアノードとに接続する。
さらに、整流器D2のカソードは、インダクタL3を介して、第2巻線N2の他端に接続する。また、出力整流器D1のカソードは、出力平滑コンデンサCoutの正極と出力電圧とに接続する。
また、磁気素子T1において、第1巻線N1に係る入力電圧Vinの正極からスイッチング素子SW1の他端(ドレイン)への極性と、第2巻線N2に係るコンデンサC1の正極から整流器D2のカソードへの極性とは一致する。
さらに、インダクタL3は、磁気素子T1の等価的な漏れインダクタンスであってもよい。また、インダクタンスL3は外付けの素子であってもよい。実質的に同等となる。
そして、上述の例とは別に、磁気素子T1の磁気結合を疎結合とすると、外付けのインダクタL3の素子を省略できる(図示せず)。即ち、磁気素子T1とインダクタL3とを一体に形成できる。このようにすると、一層、小形・低損失の好適なスイッチング電源が提供できる。
具体的には、磁気素子T1をUUコアまたはUIコアのそれぞれの脚に第1巻線と第2巻線とをそれぞれ分離して形成する。また、例えば、第1巻線または第2巻線の一方にのみ鎖交する磁気回路(コア)を形成する。
また、制御回路部13は、出力電圧Voとスイッチング素子の制御端子との間に接続する。そして、制御回路部13は、出力電圧Voに基づき、駆動信号Vgを生成し、スイッチング素子SW1をオンオフする。さらに、制御回路部13は、出力電圧Voが所定の値よりも小さいときは、オンとオフとの割合(デューティ)を大きくし、出力電圧Voが所定の値よりも大きいときは、オンとオフとの割合(デューティ)を小さくする。
このような、図1の実施例の動作について図2を用いて説明する。図2は、図1の実施例における各部の動作波形である。また、図1の実施例の動作と図11の従来例の動作とが同様となる説明は省略する。
図2(a)はスイッチング素子SW1の電圧Vsw1であり、図2(b)はスイッチング素子SW1の電流Isw1であり、図2(c)は出力整流器D1の電流ID1であり、図2(d)は第1巻線N1の電圧(Vin−Vsw1)であり、図2(e)は第1巻線N1の電流IN1であり、図2(f)は第2巻線N2の電圧(Vb−Vc)であり、図2(g)は第2巻線N2の電流IN2であり、図2(h)はコンデンサC1の電圧(Vc−Vsw1)であり、図2(i)はコンデンサC1の電流IC1であり、図2(j)は入力電流Iinである。
また、同図において、時刻t0から時刻t1まではスイッチング素子SW1がオンの期間であり、時刻t1から時刻t2まではスイッチング素子SW1がオフの期間である。
そして、図1の実施例は、スイッチング素子がオンの期間とスイッチング素子がオフの期間とを繰り返し、コンデンサC1の正極と第2巻線N2の一端と出力整流器D1のアノードとの接続点に、高周波交流電圧Vcを生成する。
そしてまた、出力整流器D1は、高周波交流電圧Vcを整流し、出力電圧Voを生成する。さらに、出力平滑コンデンサCoutは、出力整流器D1の出力を平滑する。
まず、スイッチング素子SW1がオンのときの動作を詳しく説明する。このとき、整流器D2はオンとなり、出力整流器D1はオフとなる。
さらに、このとき、第1巻線N1とコンデンサC1とは実質的に並列に接続される。詳しくは、コンデンサC1は、第2巻線N2とインダクタL3と整流器D2とを介して、第1巻線N1に並列に接続される。
また、第1巻線N1に入力電圧Vinが印加される。即ち、入力電圧Vinと第1巻線N1とスイッチング素子SW1とからなる磁気素子励磁回路に電流が流れる。
さらに、整流器D2には、入力電圧VinとインダクタL3と第2巻線N2とスイッチング素子SW1とを介して、コンデンサC1を充電する電流が流れる。即ち、入力電圧Vinと整流器D2とインダクタL3と第2巻線N2とコンデンサC1とスイッチング素子SW1とからなるコンデンサ充電回路に電流が流れ、コンデンサC1は充電される。
そして、電流IN2及び電流IC1は、インダクタL3とコンデンサC1とに基づく共振の波形となる。また、図2の場合は、時刻t1において電流IN2及び電流IC1はゼロとなる最も好適な動作である。
詳しくは、インダクタL3のインダクタンスが小さすぎると、電流IN2及び電流IC1のピークが大きくなり、コンデンサ充電回路のストレスが増加する。
さらにまた、第2巻線N2の電圧(Vb−Vc)は、コンデンサC1の電圧(Vc−Vsw1)を増加させる。このため、コンデンサC1は効率良く充放電する。
詳しくは、第1巻線N1の巻数N1、第2巻線N2の巻数N2、入力電圧Vinとすると、スイッチング素子SW1がオンのとき、第2巻線N2は(N2/N1)・Vinの振幅の電圧を誘起する。そして、コンデンサC1の充電を促進させる。
次に、スイッチング素子SW1がオフのときの動作を詳しく説明する。このとき、整流器D2はオフとなり、出力整流器D1はオンとなる。また、このとき、第1巻線N1とコンデンサC1とは実質的に直列に接続される。
また、コンデンサC1は、入力電圧Vinと第1巻線N1と出力整流器D1とを介して、出力電圧Voに放電する。即ち、入力電圧Vinと第1巻線N1とコンデンサC1と出力整流器D1と出力電圧Voとからなるコンデンサ放電回路に電流が流れる。
このようにして、図1の実施例は入力電圧Vinを出力電圧Voに変換する。
そして、図1の実施例は、コンデンサC1は効率良く充放電するため、第1巻線N1のストレスが減少し、磁気素子T1は低損失・小形となる。また、図1の実施例は、部品点数が少なく、小形となる。
具体的には、図1の実施例における第1巻線が負担する電力は173W、磁気素子T1の損失5.7W、磁気素子T1のサイズ7ccに対し、図11の従来例におけるインダクタL1が負担する電力は217W、インダクタンスL1及びインダクタンスL2の損失6.5W、インダクタンスL1及びインダクタンスL2のサイズ11ccである。
ただし、入力電圧Vin120Vdc、出力電圧360V、出力電力(出力電圧Vo×負過電流Io)300W、第1巻線N1の巻数40T、第2巻線N2の巻数10T、第1巻線N1のインダクタンス320μH、インダクタL3のインダクタンス10μH、コンデンサC1の容量0.56μFに相当する条件の場合の一例である。
このように、前述の条件に類似する構成で、好適なスイッチング電源を提供できる。
さらに、スイッチング素子SW1の電圧ストレスは、出力電圧VoとコンデンサC1の電圧(Vc−Vsw1)との差、即ち電圧(Vo−Vc+Vsw1)よりも大きくならない。よって、図1の実施例は、スイッチング素子SW1に発生する電圧サージ、特に、スイッチング素子SW1のターンオフのときに発生する電圧サージをクランプする。
したがって、図1の実施例は、スイッチング素子SW1の耐圧を抑制できると共に、高信頼のスイッチング電源を提供する。
さらに、上述の例とは別に、図1の実施例において、整流器D2とインダクタL3と第2巻線N2との直列接続の接続順を、整流器D2、インダクタL3、第2巻線N2の順から、第2巻線N2、インダクタL3、整流器D2の順に変形しても実質的に同等である(図示せず)。そして、このように変形する構成では、磁気素子T1は3端子で形成可能となる。
また、図3は、本発明の第2の実施例を示す構成図である。なお、図1の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図3の実施例の特徴は、磁気素子T11の第2巻線N21の構成にある。また、図3の実施例の磁気素子T11は、図1の実施例の磁気素子T1に対応している。
詳しくは、磁気素子T11において、第1巻線N11に係る入力電圧Vinの正極からスイッチング素子SW1の他端(ドレイン)への極性と、第2巻線N21に係る整流器D2のカソードからコンデンサC1の正極への極性は一致する。
即ち、図3の実施例における第2巻線N21の極性と図1の実施例における第2巻線N2の極性とは反対の関係にある。
このような、図3の実施例の動作について説明する。図4は、図3の実施例における各部の動作波形である。また、図4の動作波形は図2の動作波形に対応する。図2の動作波形と同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図4の動作波形と図2の動作波形との比較により、図3の実施例の動作は、図1の実施例の動作と実質的に同等になる。そしてまた、図3の実施例は、図1の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。さらに、スイッチング素子SW1の耐圧を抑制できると共に、高信頼のスイッチング電源を提供する。
また、図3の実施例は、図4(j)に示す通り、入力電流Iinのリップルが小さくなる。そして、入力電圧Vinに付加するフィルタ(図示せず)が小さくなる。さらに、図3の実施例における第2巻線N2の電圧(Vb−Vc)は、図1の実施例における第2巻線N2の電圧(Vb−Vc)とは反対に、コンデンサC1の電圧(Vc−Vsw1)を減少させる。
さらにまた、図4において、スイッチング素子がオンの期間は、時刻t0から時刻taまでの期間と時刻taから時刻t1までの期間との和となる。そして、電流IN2及び電流IC1は、時刻taにおいて電流IN2及び電流IC1はゼロとなる。
さらに、図5は、本発明の第3の実施例を示す構成図である。なお、図1の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図5の実施例の特徴は、交流電圧Vac及び整流回路DB1と出力整流器D3とダイオードD4との構成にある。
同図において、交流電圧Vacは整流回路DB1の入力に接続する。また、整流回路DB1の出力は共通電位COMと整流器D2のアノード及び第1巻線N1の一端とに接続する。そして、交流電圧Vacは、整流回路DB1で整流され、入力電圧Viとなる。
このように、入力電圧Viは、振幅を有していてもよい。同様の動作となり、同様の効果がある。さらにまた、上述の例とは別に、図1の実施例、図3の実施例等における入力電圧Vinを交流電圧Vac及び整流回路DB1等に置き換えても同等となる。
また、図5の実施例は、入力電圧Viと第1巻線N1とコンデンサC1と第2巻線N2とインダクタL3と出力整流器D3と出力電圧Vo(出力平滑コンデンサCout)との直列接続で形成するコンデンサ放電回路を備える。
詳しくは、出力整流器D3のアノードは、整流器D2のカソードとインダクタL3との接続点に接続する。そして、出力整流器D3のカソードは、出力電圧Voに接続する。
さらに、図5の実施例は、スイッチング素子SW1と第1巻線N1とコンデンサC1の負極との接続点と出力電圧Voとの間に接続するダイオードD4を備える。
詳しくは、ダイオードD4のアノードは、スイッチング素子SW1と第1巻線N1とコンデンサC1の負極との接続点に接続する。そして、ダイオードD4のカソードは、出力電圧Voに接続する。
このような、図5の実施例の動作を説明する。
スイッチング素子SW1のオンオフにより、整流器D2のカソードとインダクタL3との接続点に高周波交流電圧Veが生成される。そして、出力整流器D3は高周波交流電圧Veを整流し出力電圧Voを生成する。
したがって、図5の実施例の動作は図1の実施例の動作と実質的に同等である。そして、図5の実施例は、図1の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。また、磁気素子T1は低損失・小形となる。
さらに、ダイオードD4は、スイッチング素子SW1と第1巻線N1とコンデンサC1の負極との接続点の電圧Vdが出力電圧Voよりも大きくなるとオンする。そして、電圧Vdに発生する電圧サージは出力電圧Voにクランプされる。特に、図5の実施例は、スイッチング素子SW1のターンオフのときに発生する電圧サージをクランプする。
よって、図5の実施例は、スイッチング素子SW1の耐圧を抑制できると共に、高信頼のスイッチング電源を提供する。
また、図5の実施例は、入力電流Iiの導通角を広げ、高調波電流を抑制できるため、高力率・小型の好適なスイッチング電源を供給できる。
また、図6は、本発明の第4の実施例を示す構成図である。なお、図5の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図6の実施例の特徴は、図3の実施例と同様に、磁気素子T11の第2巻線N21の構成にある。即ち、図6の実施例における第2巻線N21の極性と図5の実施例における第2巻線N2の極性とは反対の関係となる。
したがって、図6の実施例の動作は、図3の実施例の動作と実質的に同等になる。そして、図6の実施例は、図3の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。また、図6の実施例は、入力電流Iinのリップルが小さくなる。
また、図6の実施例におけるコンデンサC1とインダクタンスL3と第2巻線N21との直列接続と、図5の実施例におけるインダクタンスL3と第2巻線N2とコンデンサC1との直列接続とは、接続の順序が異なるが、実質的に同等である。
さらにまた、図6の実施例の磁気素子T11は3端子で形成可能に対し、図5の実施例の磁気素子T1は4端子で形成可能である。したがって、図6の実施例の磁気素子T11は、端子数が少なく、簡便・小形・低コストとなる。
詳しくは、図6の実施例の磁気素子T11は、第1巻線N11の一端と第2巻線N21の一端との接続点に対する端子を備えると共に、この端子は電圧Vd(スイッチング素子SW1とダイオードD4との接続点)に接続する。
また、図6の実施例の磁気素子T11は、第1巻線N11の他端に対する端子を備えると共に、この端子は入力電圧Viに接続する。
さらにまた、図6の実施例の磁気素子T11は、第2巻線N21の他端に対する端子を備えると共に、この端子はインダクタL3及びコンデンサC1を介して、高周波交流電圧Ve(整流器D2のカソードと出力整流器D3のアノードとコンデンサC1との接続点)に接続する。
さらに、図7は、本発明の第5の実施例を示す構成図である。なお、図1の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図7の実施例は、図1の実施例において出力整流器D3を付加したものに相当する。
そして、図7の実施例における出力整流器D3の構成及び作用は、図5の実施例における出力整流器D3の構成及び作用と実質的に同等である。
したがって、図7の実施例の動作は図1の実施例の動作と実質的に同等である。そして、図7の実施例は、図1の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。また、磁気素子T1は低損失・小形となる。さらに、スイッチング素子SW1の耐圧を抑制できると共に、高信頼のスイッチング電源を提供する。
また、図8は、本発明の第6の実施例を示す構成図である。なお、図7の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図8の実施例は、図3の実施例において出力整流器D3を付加したものに相当する。
そして、図8の実施例における出力整流器D3の構成及び作用は、図5の実施例における出力整流器D3の構成及び作用と実質的に同等である。
したがって、図8の実施例の動作は、図3の実施例の動作と実質的に同等になる。そして、図8の実施例は、図3の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。また、図8の実施例は、入力電流Iinのリップルが小さくなる。さらに、スイッチング素子SW1の耐圧を抑制できると共に、高信頼のスイッチング電源を提供する。
また、図9は、本発明の第7の実施例を示す構成図である。なお、図1の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図9の実施例の特徴は、磁気素子T12とコンデンサC2と整流器D5との構成にある。
同図において、磁気素子T12は、磁気結合する第1巻線N12と第2巻線N22とを有する。
また、図9の実施例は、入力電圧VinとインダクタL4と第2巻線N22と第1巻線N12とスイッチング素子SW1との直列接続で形成する磁気素子励磁回路を備える。
さらに、図9の実施例は、入力電圧VinとインダクタL4と第2巻線N22と整流器D5とコンデンサC2とスイッチング素子SW1との直列接続で形成するコンデンサ充電回路を備える。
また、図9の実施例は、入力電圧VinとインダクタL4と第2巻線N22と第1巻線N12とコンデンサC2と出力整流器D6と出力電圧Vo(出力平滑コンデンサCout)との直列接続で形成するコンデンサ放電回路を備える。
さらに、図9の実施例の構成を詳細に説明する。
共通電位COMは、入力電圧Vinの負極とスイッチング素子SW1の一端(ソース)と出力平滑コンデンサCoutの負極とに接続する。また、入力電圧Vinの正極は、インダクタL4及び第2巻線N22を介して、整流器D5のアノードと第1巻線N12の一端とに接続する。
また、第2巻線N22の一端は第1巻線N12の一端に接続する。さらに、第2巻線N22の他端はインダクタL4に接続する。
さらに、第1巻線N12の他端は、スイッチング素子SW1の他端(ドレイン)とコンデンサC2の負極とに接続する。さらにまた、コンデンサC2の正極は、整流器D5のカソードと出力整流器D6のアノードとに接続する。
また、整流器D5のアノードは、第1巻線N12の一端と第2巻線N22の一端との接続点に接続する。また、出力整流器D6のカソードは、出力平滑コンデンサCoutの正極と出力電圧Voとに接続する。
さらに、磁気素子T12において、第1巻線N12に係る入力電圧Vinの正極からスイッチング素子SW1の他端(ドレイン)への極性と、第2巻線N2に係る整流器D5のアノードから入力電圧Vinの正極への極性は一致する。
このような図9の実施例の構成は、図1の実施例の構成と実質的に同等となる。そして、図9の実施例の動作は以下のようになる。
まず、スイッチング素子SW1がオンのときの動作を詳しく説明する。このとき、整流器D5はオンとなり、出力整流器D6はオフとなる。また、このとき、第1巻線N12とコンデンサC2とは実質的に並列に接続される。
また、入力電圧VinとインダクタL4と第2巻線N22と第1巻線N12とスイッチング素子SW1とからなる磁気素子励磁回路に電流が流れる。
さらに、入力電圧VinとインダクタL4と第2巻線N22と整流器D5とコンデンサC2とスイッチング素子SW1とからなるコンデンサ充電回路に電流が流れ、コンデンサC2は充電される。
また、このとき、第2巻線N22に生ずる電圧は、コンデンサC2の電圧を増加させる。このため、コンデンサC2は効率良く充放電する。
次に、スイッチング素子SW1がオフのときの動作を詳しく説明する。このとき、整流器D5はオフとなり、出力整流器D6はオンとなる。また、このとき、第1巻線N1とコンデンサC1とは実質的に直列に接続される。
さらに、入力電圧VinとインダクタL4と第2巻線N22と第1巻線N12とコンデンサC2と出力整流器D6と出力電圧Vo(出力平滑コンデンサCout)とからなるコンデンサ放電回路に電流が流れる。
また、スイッチング素子SW1のオンオフにより、コンデンサC2の正極と整流器D5のカソードと出力整流器D6のアノードとの接続点に高周波交流電圧Vfが生成される。そして、出力整流器D6は、高周波交流電圧Vfを整流し、出力電圧Voを生成する。
このようにして、図9の実施例は、図1の実施例と同様に、入力電圧Vinを出力電圧Voに変換する。
そして、図9の実施例は、図1の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。また、磁気素子T12は低損失・小形となる。
また、図10は、本発明の第8の実施例を示す構成図である。なお、図9の実施例と同等の要素には同等の符号を付し、説明を省略する。
図10の実施例の特徴は、図3の実施例と同様に、磁気素子T13の第2巻線N23の構成にある。即ち、図10の実施例における第2巻線N23の極性と図9の実施例における第2巻線N22の極性とは反対の関係となる。
したがって、図10の実施例の動作は、図3の実施例の動作と実質的に同等になる。そして、図10の実施例は、図3の実施例と同様に、部品点数が少なく小形となる。また、図10の実施例は、入力電流Iinのリップルが小さくなる。
以上のように、本発明は、前述の実施例に限定されることなく、その本質を逸脱しない範囲で更に多くの変更及び変形を含むものである。
本発明の一実施例を示す構成図である。 図1の実施例における各部の動作波形である。 本発明の第2の実施例を示す構成図である。 図3の実施例における各部の動作波形である。 本発明の第3の実施例を示す構成図である。 本発明の第4の実施例を示す構成図である。 本発明の第5の実施例を示す構成図である。 本発明の第6の実施例を示す構成図である。 本発明の第7の実施例を示す構成図である。 本発明の第8の実施例を示す構成図である。 従来のスイッチング電源を示す構成図である。
符号の説明
C1,C2 コンデンサ
D1,D3,D6 出力整流器
D2,D5 整流器
D4 ダイオード
SW1 スイッチング素子
T1,T11,T12,T13 磁気素子
N1,N11,N12,N13 第1巻線
N2,N21,N22,N23 第2巻線
Vin,Vi 入力電圧
Vc,Ve,Vf 高周波交流電圧
Vo 出力電圧
COM 共通電位

Claims (7)

  1. スイッチング素子のオンオフにより、入力電圧を出力電圧に変換するスイッチング電源において、
    磁気結合する第1巻線と第2巻線とを有する磁気素子と、
    前記入力電圧と前記第1巻線と前記スイッチング素子との直列接続で形成する磁気素子励磁回路と、
    前記入力電圧と整流器と前記第2巻線とコンデンサと前記スイッチング素子との直列接続で形成するコンデンサ充電回路と、
    前記入力電圧と前記第1巻線と前記コンデンサと出力整流器と前記出力電圧との直列接続で形成するコンデンサ放電回路と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記コンデンサは、前記スイッチング素子がオンのときに前記第1巻線と実質的に並列に接続され、前記スイッチング素子がオフのときに前記第1巻線と実質的に直列に接続されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  3. 前記磁気結合は、疎結合であることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  4. 前記スイッチング素子と前記出力電圧との間に接続するダイオードを備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  5. 前記コンデンサの値は、前記スイッチング素子のターンオンのときに、前記コンデンサ充電回路の電流がほぼゼロとなる値とすることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  6. 前記磁気素子は、前記第1巻線の一端と前記第2巻線の一端との接続点に対する端子と、前記第1巻線の他端に対する端子と、前記第2巻線の他端に対する端子とを備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  7. 入力電圧をオンオフし、高周波交流電圧を生成するスイッチング素子と、
    前記高周波交流電圧を整流し出力電圧を生成する出力整流器と
    を備えるスイッチング電源において、
    前記スイッチング素子がオンのときに前記入力電圧が印加される第1巻線と、前記第1巻線に磁気結合する第2巻線とを有する磁気素子と、
    前記スイッチング素子がオフのときに前記第1巻線と前記出力整流器とを介して放電するコンデンサと、
    前記スイッチング素子がオンのときに、前記第2巻線を介して前記コンデンサを充電する電流を流す整流器と
    を備えることを特徴とするスイッチング電源。

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