JP5959459B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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本発明は、DC−DCコンバータに関し、特に、入力電圧よりも電圧値の高い電圧を出力する昇圧型のDC−DCコンバータに関する。
従来から様々な昇圧型DC−DCコンバータが知られている。
特許文献1(特開2005−224058号公報)には、同一のコアに磁気相殺するように巻かれた2つのインダクタを設け、各インダクタの出力側に設けられた2つのスイッチを交互にオン/オフするように構成した昇圧型DC−DCコンバータが開示されている。このような構成を用いると、たとえば、第1のインダクタの出力側に設けられた第1のスイッチがオン、第2のインダクタの出力側に設けられた第2のスイッチがオフである場合に、第1のインダクタには入力電圧が印加され、励磁電流が流れる。また、このとき第1のインダクタと第2のインダクタは磁気結合しているため、第2のインダクタには第1のインダクタと同じ電圧値の電圧が誘導される。第1のインダクタと第2のインダクタは磁化が相殺されるように巻かれているため、第2のインダクタの出力側の電圧は、入力電圧の略2倍となる。さらに、第2のインダクタには、第1のインダクタの励磁電流による磁化を相殺する方向に電流が流れるため、コアが磁気飽和しにくくなる。この結果、コアの磁気飽和を防ぎつつ昇圧動作を行うことができるので、従来型昇圧型DC−DCコンバータよりもサイズの小さいインダクタであっても、より大きな電力を扱うことが可能になり、インダクタの小型化が可能となる。さらに、この方式では、インダクタに流れる電流の周波数が、スイッチのスイッチング周波数の2倍になるため、コアの磁束密度を低くすることができ、コアの更なる小型化が可能になる副次的効果も得られる。
特許文献2(特開平7−222443号公報)には、特許文献1のダイオードとコンデンサの間に、平滑用のチョークコイルを設けた構成が開示されている。この方式を用いると、出力電流のリプルを平滑できるため、より直流に近い出力電流を得ることができる。また、平滑用のチョークコイルおよびコンデンサの働きにより、パルス状の電流および電圧を直流に近い波形に整形することができるため、デュ−ティ比を変化させることにより、コンデンサの電圧値を、入力電圧の1倍〜2倍の間で、任意に可変することができる。
特開2005−224058号公報 特開平7−222443号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の構成では、DC電源の投入時に過大な突入電流が流れるという問題がある。過大な突入電流に耐えるように設計すると、装置の規模が大きくなるという問題がある。
それゆえに、本発明の目的は、過大な突入電流を防ぎつつ、小型化が可能なDC−DCコンバータを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のDC−DCコンバータは、直流電源と、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、直流電源の一方の端子に接続される一端と、第1のスイッチング素子を介して直流電源の他方の端子に接続される他端とを有する第1の巻線と、第1の巻線と誘導的に結合され、かつ直流電源の一方の端子に接続される一端と、第2のスイッチング素子を介して直流電源の他方の端子に接続される他端とを有する第2の巻線とから構成されるトランスとを備える。本発明のDC−DCコンバータは、第1のスイッチング素子と第1の巻線の接続点に接続されるアノードを有する第1のダイオードと、第2のスイッチング素子と第2の巻線の接続点が接続されるアノードを有する第2のダイオードと、第1のダイオードのカソードおよび第2のダイオードのカソードに接続される一端を有する第1のチョークコイルと、第1のチョークコイルの他端と直流電源の他方の端子との間に設けられた第1のコンデンサと、直流電源から第1のコンデンサに電流が流れる経路上に設けられた1個以上の突入電流防止部とを備える。突入電流防止部のインピーダンスは、直流電源の投入時には、定常時よりも大きい。
本発明のDC−DCコンバータによれば、過大な突入電流を防ぎつつ、小型化が可能である。
突入電流の発生原理を説明するための図である。 突入電流の発生原理を説明するための図である。 実施の形態1における昇圧型DC−DCコンバータの全体構成の一例を表す図である。 実施の形態1における、第1のスイッチング素子SW7のオン/オフ状態、第2のスイッチング素子SW8のオン/オフ状態、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSの波形の一例を示す図である。 実施の形態2における突入電流防止部3の構成の一例を示す図である。 実施の形態3における突入電流防止部33の構成の一例を示す図である。 実施の形態4における突入電流防止部43の構成の一例を示す図である。 実施の形態4の変形例における突入電流防止部44の構成の一例を示す図である。 実施の形態5における突入電流防止部53の構成の一例を示す図である。 実施の形態5の変形例における突入電流防止部54の構成の一例を示す図である。 実施の形態6における突入電流防止部63の構成の一例を示す図である。 実施の形態6の変形例1における突入電流防止部65の構成の一例を示す図である。 実施の形態6の変形例2における突入電流防止部66の構成の一例を示す図である。 実施の形態6の変形例3における突入電流防止部67の構成の一例を示す図である。 実施の形態6の変形例4における突入電流防止部68の構成の一例を示す図である。 実施の形態6の変形例5における突入電流防止部69の構成の一例を示す図である。 実施の形態7における昇圧型DC−DCコンバータの全体構成の一例を表す図である。 実施の形態8における昇圧型DC−DCコンバータの全体構成の一例を表す図である。 実施の形態8における、第1のスイッチング素子SW7のオン/オフ状態、第2のスイッチング素子SW8のオン/オフ状態、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSの波形の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(参考)
まず、図1を用いて突入電流の発生原理を示す。
図1における昇圧型DC−DCコンバータは、1つのコア上に巻かれた第1の巻線L501aおよび第2の巻線L501bを有するトランスL501を備える。
第1の巻線L501aの一端と第2の巻線L501bの一端は共通に接続されており、その接続点がDC電源の+側(DC入力+)に接続される。第1の巻線L501aおよび第2の巻線L501bは、同一方向の電流が流れたときに、互いに逆向きの磁束が発生されるように結合している。第1の巻線L501aの他端(接続点a)および第2の巻線L501bの他端(接続点b)は、それぞれ第1のスイッチング素子S506および第2のスイッチング素子S507のそれぞれのドレインに接続されており、これらのスイッチング素子S506およびS507のそれぞれソ−スはグランドGNDに接続されている。
第1のスイッチング素子S506および第2のスイッチング素子S507のドレインに接続される第1の巻線L501aの一端と第2の巻線L501bの一端には、第1のダイオードD503のアノードと、第2のダイオードD504のアノードがそれぞれ接続され、これらのダイオードD503とD504のカソードは共通にチョークコイルL502の一端に接続されている。このチョークコイルL502の他端は、DC出力+端子に接続されている。さらに、DC出力+端子とグランドGNDとの間には、コンデンサC505が接続されている。
この昇圧型DC−DCコンバータにおいて、DC電源を投入する(DC入力電圧を0→Vinに変化させる)と、コンデンサC505の充電が行われる。たとえば、第2の巻線L501b→ダイオードD504→チョークコイルL502→コンデンサC505を通る経路(以下、経路1)のインピ−ダンスr1が、第1の巻線L501a→ダイオードD503→チョークコイルL502→コンデンサC505を通る経路(以下、経路2)のインピ−ダンスr2よりも低い場合、コンデンサC505の充電電流はまず、経路1を通って流れようとする。ダイオードD504の順電圧をVf4とすると、充電開始前のコンデンサC505の電圧は0[V]であるため、第2の巻線L501bには、DC入力+端子側が高電位となるように、式(1)の電圧が加わる。
Vin−Vf4 ・・・(1)
従って、経路1のインピ−ダンスをr1とすると、経路1を流れる突入電流の最大値Ii1は、式(2)で表わされる。
Ii1=(Vin−Vf4)/r1 ・・・(2)
この方式の昇圧型DC−DCコンバータでは、式(2)に示した経路1を流れる突入電流に加え、経路2を流れる突入電流も加算される。第1の巻線L501aと第2の巻線L501bは磁化が相殺されるように巻かれているため、第1の巻線L501aには、DC入力+端子側が低電位となるように、式(1)と同じ大きさの電圧が誘起される。この誘起された電圧がDC入力電圧Vinに加算されるため、接続点aにはダイオードD503が導通する直前に、式(3)に示す電圧が発生する。
2Vin−Vf4 ・・・(3)
ダイオードD503が導通すると、式(3)の電圧をダイオードD503により短絡することになるため、経路2を短絡電流が流れる。この短絡電流が経路2を流れる突入電流となる。
経路2を流れる突入電流の最大値をIi2とすると、全突入電流の最大値Iiは、Ii1とIi2の合計であるため、式(4)が成り立つ。
Ii = Ii1+Ii2 = (Vin−Vf4)/r1 +Ii2 ・・・(4)
式(2)で表される経路1を流れる突入電流Ii1は、従来型の昇圧型DC−DCコンバータでも発生するものである。
しかし、この方式の昇圧型DC−DCコンバータでは、経路1を流れる突入電流Ii1に加え、経路2を流れる突入電流Ii2も加算されるため、従来型の昇圧型DC−DCコンバータに比べて過大な突入電流が発生する。従って、この方式の昇圧型DC−DCコンバータを用いた場合、トポロジ−的にはトランスL501を小型化できるものの、実際には過大な突入電流に耐える設計を行う必要がある。たとえば、トランスL501は突入電流でも磁気飽和が起こらないように大型のものを使用する必要がある。また、チョークコイルL502も突入電流で磁気飽和が起こらないよう大型のものを使用する必要がある。さらに、ダイオードD503、D504やコンデンサC505にも、電流定格の大きな部品を使用する必要がある。加えて、昇圧型DC−DCコンバータの基板パタ−ンにも大電流が流れるため、パタ−ン幅を太くする必要がある。このように、過大な突入電流が原因で、各所に電流定格の大きな部品を使用する必要があり、コストの増加および部品外形の大型化という問題が発生する。
また、突入電流が増加することによって、電磁ノイズも増加するため、昇圧型DC−DCコンバータに接続され、あるいは昇圧型DC−DCコンバータの周辺に配置される機器に電磁的な影響を与える。
さらに、この昇圧型DC−DCコンバータの前段に別な回路が接続されている場合は、DC電源の投入時に前段の回路から過大な電流を引き込むことになるため、前段の回路にも電流定格の大きな部品を用いる必要がある。
さらに、特許文献1および特許文献2の構成では、チョークコイルL502の還流電流による損失が大きくなるという問題がある。スイッチング素子S506およびスイッチング素子S507がともにオフになると、チョークコイルL502に蓄えられたエネルギ−が放出され、図2に示す経路3に還流電流Irが流れる。この還流電流Irは、コンデンサC505→DC電源→トランスL501→ダイオードD503およびダイオードD504という大きなル−プを回って還流するため、各部品およびパタ−ンの抵抗分を還流電流Irが流れることにより、大きな損失が発生する。
[実施の形態1]
図3は、実施の形態1における昇圧型DC−DCコンバータの全体構成の一例を表す図である。このDC−DCコンバータ10は、トランスL4と、第1のダイオードD5と、第2のダイオードD6と、第1のスイッチング素子SW7と、第2のスイッチング素子SW8と、突入電流防止部3と、チョークコイルL9と、コンデンサC10とを備える。
トランスL4は、第1の巻線L4aと、第2の巻線L4bとを含む。第1の巻線L4aは、1つのコア上に巻かれ、巻数がnaである。第2の巻線L4bは、1つのコア上に巻かれ、巻数がnbである。
第1の巻線L4aの一端と第2の巻線L4bの一端は、ノードND1に接続される。ノードND1は、DC電源1の正側端子IN+に接続される。DC電源1の負側端子IN−は、グランドGNDに接続される。
第1の巻線L4aおよび第2の巻線L4bは、ノードND1に接続された一端からノードND2,ND3に接続される他端の方向に電流が流れたときに、互いに逆向きの磁束が発生されるように結合している。
第1の巻線L4aの他端は、ノードND2に接続される。第2の巻線L4bの他端は、ノードND3に接続される。
第1のスイッチング素子SW7と、第2のスイッチング素子SW8は、たとえば、FET(Field Effect Transistor)を用いて構成してもよいし、他の電気的なスイッチング素子や、その他機械的なスイッチング素子を用いて構成してもよい。
第1のスイッチング素子SW7は、ノードND2に接続されるドレインと、グランドGNDに接続されるソースと、制御部2から制御信号を受けるゲートを有する。第2のスイッチング素子SW8は、ノードND3に接続されるドレインと、グランドGNDに接続されるソースと、制御部2から制御信号を受けるゲートを有する。
第1のダイオードD5のアノードはノードND2に接続され、カソードはノードND4に接続される。第2のダイオードD6のアノードは、ノードND3に接続され、カソードは、ノードND4に接続される。
突入電流防止部3の一端は、ノードND4に接続され、他端は、チョークコイルL9の一端に接続される。チョークコイルL9の他端は、DC出力正側端子OUT+に接続される。
コンデンサC10は、DC出力正側端子OUT+とグランドGNDとの間に配置される。
なお、図3では、ノードND5とチョークコイルL9の間に突入電流防止部3を配したが、DC電源1からコンデンサC10に電流が流れる経路上の他の箇所に突入電流防止部3を配してもよい。また、図3では、突入電流防止部3の個数は1個であるが、2個以上であってもよい。
突入電流防止部3は、DC電源1の電圧を投入する際に、コンデンサC10に流れ込む突入電流を小さくする働きをする。DC電源1の電圧を投入するとは、DC電源1の正側端子IN+と負側端子IN−との間の電圧を0から一定電圧Vinに増加することをいう。
DC電源1の投入時には、突入電流防止部3のインピ−ダンスが高くなる。コンデンサC10の充電が終了し、昇圧型DC−DCコンバータ10が定常動作を行う際には、突入電流防止部3のインピ−ダンスが低くなる。
DC電源を投入すると、コンデンサC10の充電が行われる。たとえば、第2の巻線L4b→第2のダイオードD6→突入電流防止部3→チョークコイルL9→コンデンサC10を通る経路(以下、経路1)のインピ−ダンスが、第1の巻線L4a→第1のダイオードD5→突入電流防止部3→チョークコイルL9→コンデンサC10を通る経路(以下、経路2)のインピ−ダンスよりも低い場合には、経路1を通って、コンデンサC10の充電電流が流れる。
ここで、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6の順電圧が小さく無視できるとすると、第2の巻線L4bには、正側端子IN+の側が高電位となるように、式(A1)で表わされる電圧が加わる。
Vin…(A1)
DC電源投入時において、突入電流防止部3のインピ−ダンスをZIとし、その他の部品およびパタ−ンのインピ−ダンスがZIに比べて無視できるほど小さいとすると、経路1を流れる突入電流の最大値Ii1は、式(A2)で表わされる。
Ii1=Vin/ZI …(A2)
また、トランスL4の第1の巻線L4aと第2の巻線L4bは磁化が相殺されるように巻かれているため、第1の巻線L4aには、正側端子IN+の側が低電位となるように、第1の巻線L4aの巻数naと第2の巻線L4bの巻数nbに応じた式(A3)で表わされる電圧が誘起される。
na/nb×Vin…(A3)
この誘起された電圧がDC入力電圧Vinに加算されるため、ノードND2には、第1のダイオードD5が導通する直前に、 式(A4)に示す電圧が発生する。
(1+na/nb)×Vin…(A4)
第1のダイオードD5が導通すると、式(A4)で表わされる電圧が第1のダイオードD5によって短絡されることになるため、経路2を短絡電流が流れる。この短絡電流が経路2を流れる突入電流となる。DC電源投入時における突入電流防止部3のインピ−ダンスをZIとし、その他の部品およびパタ−ンのインピ−ダンスがZIに比べて無視できるほど小さいとすると、経路2を流れる突入電流の最大値Ii2は、式(A5)で表わされる。
Ii2=(1+na/nb)×Vin/ZI…(A5)
全突入電流の最大値Iiは、式(A6)で表わされる。
Ii = Ii1+Ii2=(2+na/nb)×Vin/ZI…(A6)
したがって、DC電源投入時において、突入電流防止部3のインピ−ダンスZIが大きいほど、突入電流を小さくできる。コンデンサC10の充電が終了し、昇圧型DC−DCコンバータ10が定常動作に入ると、突入電流防止部3のインピ−ダンスが低くなる。
図4は、実施の形態1における、第1のスイッチング素子SW7のオン/オフ状態、第2のスイッチング素子SW8のオン/オフ状態、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSの波形の一例を示す図である。
定常動作時には、制御部2より出力される制御信号によって、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8が交互にオン/オフされる。
図4の(1)に示すように、第1のスイッチング素子SW7がオンに、第2のスイッチング素子SW8がオフになると、第1の巻線L4aには、第1のスイッチング素子SW7を介して電流が流れる。ここで、第1の巻線L4aに流れる電流によって第2の巻線L4bには、第1の巻線L4aの巻数naと第2の巻線L4bの巻数nbの比に応じた電圧が誘起される。第2のダイオードD6の順電圧が無視できるほど小さいとすると、第2のダイオードD6のカソード電圧VSは、入力電圧と誘起電圧の和となるため、式(A7)で表わされる。
VS=(1+nb/na)×Vin…(A7)
そして、フィルタであるチョークコイルL9およびコンデンサC10によって、カソード電圧VSおよびカソード電流が平滑され、DC出力電圧Voutが出力される。
次に、図4の(2)に示すように、第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8が共にオフとなると、第1の巻線L4aに蓄えられた励磁エネルギ−が第1のダイオードD5を介して放出される。また、同時に第2の巻線L4bの電流も連続して流れるため、トランスL4の励磁エネルギ−が出力側に放出され、チョークコイルL9→コンデンサC10→DC電源1→トランスL4→第1のダイオードD5および第2のダイオードD6→突入電流防止部3の経路を還流電流が流れる。このとき、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSは、式(A8)で表わされる。
VS=Vin…(A8)
次に、図4の(3)で示すように、第1のスイッチング素子SW7がオフに、第2のスイッチング素子SW8がオンとなると、第2の巻線L4bには第1の巻線L4aの巻数naと第2の巻線L4bの巻数nbの比に応じた電圧が誘起される。第1のダイオードD5の順電圧が無視できるほど小さいとすると、第1のダイオードD5のカソード電圧VSは、入力電圧と誘起電圧の和となるため、式(A9)で表わされる。
VS=(1+na/nb)×Vin…(A9)
そして、フィルタであるチョークコイルL9およびコンデンサC10によって、カソード電圧VSおよびカソード電流が平滑され、DC出力電圧Voutが出力される。
図4の(4)に示すように、第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8が共にオフとなると、第2の巻線L4bに蓄えられた励磁エネルギ−が第2のダイオードD6を介して放出される。また、同時に第1の巻線L4aの電流も連続して流れるため、トランスL4の励磁エネルギ−が出力側に放出され、チョークコイルL9→コンデンサC10→DC電源1→トランスL4→第1のダイオードD5およびダイオードD6→突入電流防止部3の経路を還流電流が流れる。このとき、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSは、式(A10)で表わされる。
VS=Vin…(A10)
図4の(1)または(2)で示されるように、第1のスイッチング素子SW7または第2のスイッチング素子SW8がオンのときにおける、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSが、チョークコイルL9およびコンデンサC10により平滑され、直流のDC出力電圧Voutが出力される。
また、トランスL4の第1の巻線L4aと第2の巻線L4bの磁化が相殺されることによって、トランスL4が磁気飽和しにくくなり、トランスL4の小型化と高効率化が行える。スイッチング素子SW7のオン時間をta、スイッチング素子SW8のオン時間をtb、スイッチング周期をTとすると、トランスL4の第1の巻線L4aと第2の巻線L4bの磁化が相殺される条件は、式(A11)で表わされる。
ta/na=tb/nb …(A11)
したがって、スイッチング素子SW8のオン時間tbは、式(A12)で表わされる。
tb = ta×nb /na…(A12)
DC出力電圧Voutは電圧VSの平均値であるので、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6の順電圧を無視すると、DC出力電圧Voutは式(A13)で表わされる。
Vout=(nb/na×Vin×ta+ na/nb×Vin×tb)/T+Vin…(A13)
式(A12)および式(A13)から、DC出力電圧Voutは式(A14)で表わされる。
Vout= Vin×ta×(1+nb/na)/T+Vin…(A14)
すなわち、第1の巻線L4aおよび第2の巻線L4bが、同一方向の電流が流れたときに、互いに逆向きの磁束が発生されるように結合しているトランスL4を使用し、第1の巻線L4aおよび第2の巻線L4bに交互にスイッチングされる電流を流すことによって、DC電源1からの入力電圧Vinよりも高いDC出力電圧Voutを得ることができる。
ここで、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8が同時にオンすると、トランスL4の第1の巻線L4aの磁束と第2の巻線L4bの磁束が打ち消しあい、トランスL4のインダクタンス分がほとんど失われるため、DC電源1がほぼ短絡状態になってしまう。従って、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8を同時にオンすることはできない。すなわち、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8のそれぞれのデュ−ティ比(オン時間/T)の和は、式(A15)に示すように1以下とする必要がある。
ta/T+tb/T≦1…(A15)
このように構成したDC−DCコンバータ10では、第1の巻線L4aおよび第2の巻線L4bが同一のコア上に、磁束を打ち消す方向に巻かれているため、コアの磁化を相殺することができる。その結果、コアの磁気飽和への余裕が増すため、トランスL4を小型化することができる。
また、トランスL4の小型化により、トランスL4の鉄損が減少するため、DC−DCコンバータ10の効率が向上する。
さらに、この方式では、第1の巻線L4a、第2の巻線L4bに流れる電流の周波数が、第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8のスイッチング周波数の2倍になるため、コアの磁束密度を低くすることができ、トランスL4のコアの更なる小型化が可能になるという副次的効果も得られる。加えて、図3に示すようにダイオードD5およびダイオードD6のカソード電圧VSの周波数も、第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8のスイッチング周波数の2倍になるため、チョークコイルL9の磁束密度も低くすることができ、チョークコイルL9の小型化も可能となる。また、コンデンサC10を流れる電流のリプルも小さくなるため、コンデンサC10の内部発熱を小さくすることができ、長寿命化が可能となる。
第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8についても、スイッチング周波数を低くすることができるため、スイッチング損失を少なくでき、発熱の減少およびDC−DCコンバータ10の効率の向上が行える。
さらに、この実施の形態を用いると、突入電流を小さくできるため、従来例で問題となった過大な突入電流を防ぐことができ、部品の電流定格を小さくすることができる。また、突入電流を抑制することで、電磁ノイズも減少できる。さらに、このDC−DCコンバータ10の前段に別な回路が接続されている場合は、DC電源の投入時に前段の回路から引き込む電流が小さくなるため、前段の回路部品の電流定格も小さくすることができる。
[実施の形態2]
図5は、実施の形態2における突入電流防止部3の構成の一例を示す図である。図5において、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図5に示すように、突入電流防止部3は、スイッチング素子SCR11と、抵抗器R12と、コンデンサC13と、抵抗器R14と、抵抗器R15と、コンデンサC16と、ダイオードD17とを備える。なお、スイッチング素子SCR11は、たとえば、図5に示されるようなサイリスタを用いて構成してもよいし、トランジスタやFETなどの他の電気的なスイッチング素子や、その他機械的なスイッチング素子を用いて構成してもよい。
スイッチング素子SCR11のアノードは、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソードに接続される。スイッチング素子SCR11のカソードは、チョークコイルL9の一端に接続される。
抵抗器R12は、スイッチング素子SCR11のアノードとカソードの間に並列に接続される。
コンデンサC13、抵抗器R14、抵抗器R15の一端は、スイッチング素子SCR11のゲートに共通に接続される。コンデンサC13および抵抗器R14の他端は、スイッチング素子SCR11のカソードに共通に接続される。
抵抗器R15の他端は、コンデンサC16の一端とともに、ダイオードD17のカソードに共通に接続される。
コンデンサC16の他端は、スイッチング素子SCR11のカソードに接続される。ダイオードD17のアノードは、チョークコイルL9の他端とコンデンサC10の接続ノードに接続される。
(突入電流防止部3の動作)
次に、図5の突入電流防止部3の動作を説明する。
まず、DC電源1の投入時は、スイッチング素子SCR11のゲートに接続されるコンデンサC13に電荷が蓄えられていないので、スイッチング素子SCR11はオフである。抵抗器R12の抵抗値をr12とすると、DC電源1の投入時に流れる全突入電流の最大値Iiは、式(A6)を用いると、式(B1)で表わされる。
Ii = Ii1+Ii2=(2+na/nb)×Vin/r12…(B1)
したがって、抵抗器R12によって突入電流を小さくすることができる。
次に、昇圧型DC−DCコンバータの定常動作時の動作を述べる。
スイッチング素子SW7もしくはスイッチング素子SW8がオンの場合は、VS≧Voutであるので、チョークコイルL9には、スイッチング素子SCR11のカソード側が高電位、コンデンサC10側が低電位となるように、式(B2)で表わされる電圧が発生する。
VS−Vout…(B2)
チョークコイルL9には、スイッチング素子SCR11のカソード側が高電位、コンデンサC10側が低電位となるように電圧が発生するため、ダイオードD17に加わる電圧は逆電圧となる。このため、スイッチング素子SW7もしくはスイッチング素子SW8がオンの場合は、突入電流防止部3には電流が流れず、突入電流防止部3は昇圧型DC−DCコンバータの動作に影響を及ぼさない。
スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8の両方がオフの場合は、VS=Vin≦Voutであるので、チョークコイルL9には、スイッチング素子SCR11のカソード側が低電位、コンデンサC10側が高電位となるように、式(B3)で表わされる電圧が発生する。
Vout−VS=Vout−Vin…(B3)
チョークコイルL9には、スイッチング素子SCR11のカソード側が低電位、コンデンサC10側が高電位となるように電圧が発生するため、ダイオードD17に加わる電圧は順電圧となる。このため、ダイオードD17の順電圧が無視できるほど小さいとすると、コンデンサC16に発生する電圧VC16およびSCR11のゲートに発生する電圧VC13は、式(B4)および式(B5)で表わされる。
VC16= Vout−Vin…(B4)
VC13=(Vout−Vin)×r14/(r14+r15)…(B5)
ただし、r14は抵抗器R14の抵抗値であり、r15は抵抗器R15の抵抗値である。
電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧を超えると、スイッチング素子SCR11がオンし、抵抗器R12が短絡される。よって、定常動作時は抵抗器R12が短絡されるので、突入電流防止部3における損失が小さくなる。このように、スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8の両方がオフの場合は、チョークコイルL9に蓄えられた励磁エネルギ−が、突入電流防止部3のスイッチング素子SCR11のゲートの駆動エネルギ−として回収および利用される。
なお、コンデンサC16、C13、R14には、定常動作時にスイッチング素子SCR11がオフせず、かつDC電源1が停電した場合に速やかにスイッチング素子SCR11をオフできるような時定数のものを使用する。また、r14とr15の値は、電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧以上、かつピ−クゲート順電圧以下になるように選定する。
以上のように、本実施の形態によれば、DC電源1の投入時には突入電流防止部3のインピ−ダンスを高くし、定常動作時には突入電流防止部3のインピ−ダンスを低くできるので、DC電源1の投入時の突入電流を小さくしつつ、定常動作時の損失も小さくすることができる。
また、本実施の形態によれば、チョークコイルL9の励磁エネルギ−を突入電流防止部3の駆動エネルギ−として回収できる。このため、第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8がともにオフになった際に、チョークコイルL9に蓄えられたエネルギ−が放出されて還流電流がコンデンサC10→DC電源1→トランスL4→ダイオードD5およびダイオードD6→突入電流防止部3という大きなル−プを回って還流するのを防ぐことができ、各部品およびパタ−ンの抵抗分を還流電流が流れることによって発生する損失を低減することができる。
[実施の形態3]
図6は、実施の形態3における突入電流防止部33の構成の一例を示す図である。図6において、実施の形態1および2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図6に示すように、突入電流防止部33は、スイッチング素子SCR11と、抵抗器R12と、コンデンサC13と、抵抗器R14と、ダイオードD17とを備える。
実施の形態2において抵抗器R14および抵抗器R15によってチョークコイルL9の電圧を分圧し、スイッチング素子SCR11のゲート電圧VC13を生成した代わりに、本実施の形態では、チョークコイルL9に中間タップを設けることによってチョークコイルL9の電圧を分圧し、スイッチング素子SCR11のゲート電圧VC13を生成する。
スイッチング素子SCR11のアノードは、ダイオードD5およびダイオードD6のカソードに接続される。スイッチング素子SCR11のカソードは、チョークコイルL9の一端に接続される。抵抗器R12は、スイッチング素子SCR11のアノードとカソードの間に並列に接続される。
コンデンサC13の一端、抵抗器R14の一端およびダイオードD17のカソードは、スイッチング素子SCR11のゲートに共通に接続される。コンデンサC13の他端および抵抗器R14の他端は、スイッチング素子SCR11のカソードに共通に接続される。
ダイオードD17のアノードは、チョークコイルL9を巻数n11と巻数n12に分割する点に設けられた中間タップTP1に接続される。なお、図6にはスイッチング素子SCR11の記号としてサイリスタの記号を用いたが、トランジスタやFETなどの他の電気的なスイッチング素子や、その他機械的なスイッチング素子を用いた構成であっても良い。
この実施の形態の突入電流防止部33も、実施の形態2と同様の動作を行う。ただし、この実施の形態では、抵抗器R14および抵抗器R15によってチョークコイルL9の電圧を分圧し、スイッチング素子SCR11のゲート電圧VC13を生成する代わりに、チョークコイルL9に中間タップTP1を設けることによってチョークコイルL9の電圧を分圧し、スイッチング素子SCR11のゲート電圧VC13を生成している点が、実施の形態2と異なる。
スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8がともにオフになった際にSCR11のゲートに発生する電圧VC13は、式(C1)で表わされる。
VC13=(Vout−Vin)×n11/(n11+n12)…(C1)
電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧を超えると、スイッチング素子SCR11がオンし、抵抗器R12が短絡される。なお、DC電源1の投入時の動作と、スイッチング素子SW7とスイッチング素子SW8のいずれかがオンのときの動作は、実施の形態2と同様である。
この実施の形態においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態4]
図7は、実施の形態4における突入電流防止部43の構成の一例を示す図である。図7において、実施の形態1〜3と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図7に示すように、突入電流防止部43は、スイッチング素子SCR11と、抵抗器R12と、コンデンサC13と、抵抗器R14と、ダイオードD17と、巻線L18とを備える。
本実施の形態では、チョークコイルL9と結合するように巻線L18を巻き足し、巻線L18に発生する電圧によって突入電流防止部3を駆動している。なお、チョークコイルL9と巻線L8は、互いの磁束を強めあう向きに巻かれている。チョークコイルL9の巻数はn13であり、巻線L18の巻数はn14である。
スイッチング素子SCR11のアノードは、ダイオードD5およびダイオードD6のカソードに接続される。スイッチング素子SCR11のカソードは、チョークコイルL9の巻き始めの点に接続される。抵抗器R12はスイッチング素子SCR11のアノードとカソードの間に並列に接続される。
コンデンサC13、抵抗器R14の一端およびダイオードD17のカソードは、スイッチング素子SCR11のゲートに共通に接続される。コンデンサC13および抵抗器R14の他端は、スイッチング素子SCR11のカソードに共通に接続される。ダイオードD17のアノードは、巻線L18の巻き終わりの点に接続される。巻線L18は、チョークコイルL9と互いの磁束を強めあう向きに結合するように巻かれており、巻線L18の巻き始めの点は、チョークコイルL9の巻き始めの点に接続されている。
この実施の形態の突入電流防止部43も、実施の形態2および実施の形態3と同様の動作を行う。ただし、チョークコイルL9と結合するように巻線L18を巻き、巻線L18に誘導される電圧からスイッチング素子SCR11のゲート電圧VC13を生成している点が、実施の形態2および実施の形態3と異なる。
スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8がともにオフになった際にSCR11のゲートに発生する電圧VC13は、式(D1)で表わされる。
VC13=(Vout−Vin)×n14/n13…(D1)
電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧を超えると、スイッチング素子SCR11がオンし、抵抗器R12が短絡される。なお、DC電源1の投入時の動作と、スイッチング素子SW7とスイッチング素子SW8のいずれかがオンのときの動作は、実施の形態2および実施の形態3と同様である。
この実施の形態においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態4の変形例]
図8は、実施の形態4の変形例における突入電流防止部44の構成の一例を示す図である。本変形例では、突入電流防止部44に、実施の形態2で述べたような抵抗器R14、抵抗器R15による分圧回路を加えている。図8において、スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8がともにオフになった際にSCR11のゲートに発生する電圧VC13は、式(D2)で表わされる。
VC13=(Vout−Vin)×n14/n13×r14/(r14+r15)…(D2)
電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧を超えると、スイッチング素子SCR11がオンし、抵抗器R12が短絡される。なお、DC電源1の投入時の動作と、スイッチング素子SW7とスイッチング素子SW8のいずれかがオンのときの動作は、実施の形態2および実施の形態3と同様である。
この変形例においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態5]
図9は、実施の形態5における突入電流防止部53の構成の一例を示す図である。図9において、実施の形態1〜4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図9に示すように、突入電流防止部53は、スイッチング素子SCR11と、抵抗器R12と、コンデンサC13と、抵抗器R14と、ダイオードD17と、巻線L18とを備える。
この実施の形態では、チョークコイルL9と結合するように巻線L18を巻き足し、巻線L18に発生する電圧によって突入電流防止部3を駆動している。なお、チョークコイルL9と巻線L8は、互いの磁束を打ち消す向きに巻かれている。
スイッチング素子SCR11のアノードは、ダイオードD5およびダイオードD6のカソードに接続される。スイッチング素子SCR11のカソードは、チョークコイルL9の巻き始めの点に接続される。
抵抗器R12はスイッチング素子SCR11のアノードとカソードの間に並列に接続される。
コンデンサC13、抵抗器R14の一端およびダイオードD17のカソードは、スイッチング素子SCR11のゲートに共通に接続される。コンデンサC13および抵抗器R14の他端は、スイッチング素子SCR11のカソードに共通に接続される。ダイオードD17のアノードは、巻線L18の巻き終わりの点に接続される。巻線L18は、チョークコイルL9と、互いの磁束を打ち消しあう向きに結合するように巻かれており、巻線L18の巻き始めの点は、チョークコイルL9の巻き終わりの点に接続されている。
この実施の形態の突入電流防止部53も、実施の形態4と同様の動作を行う。ただし、チョークコイルL9と巻線L18が磁束を打ち消しあう向きに巻かれている点が、実施の形態4と異なる。
スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8がともにオフになった際にSCR11のゲートに発生する電圧VC13は、式(E1)で表わされる。
VC13= (Vout−Vin)×n14/n13…(E1)
電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧を超えると、スイッチング素子SCR11がオンし、抵抗器R12が短絡される。なお、DC電源1の投入時の動作と、スイッチング素子SW7とスイッチング素子SW8のいずれかがオンのときの動作は、実施の形態2〜実施の形態4と同様である。
この実施の形態においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態5の変形例]
図10は、実施の形態5の変形例における突入電流防止部54の構成の一例を示す図である。本変形例では、突入電流防止部54に、実施の形態2で述べたような抵抗器R14、抵抗器R15による分圧回路を加えている。図10において、スイッチング素子SW7およびスイッチング素子SW8がともにオフになった際にSCR11のゲートに発生する電圧VC13は、式(E2)で表わされる。
VC13=(Vout−Vin)×n14/n13×r14/(r14+r15)…(E2)
電圧VC13がスイッチング素子SCR11のゲートトリガ電圧を超えると、スイッチング素子SCR11がオンし、抵抗器R12が短絡される。なお、DC電源1の投入時の動作と、スイッチング素子SW7とスイッチング素子SW8のいずれかがオンのときの動作は、実施の形態4と同様である。
この変形例においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態6]
図11は、実施の形態6における突入電流防止部63の構成の一例を示す図である。図11において、実施の形態1〜5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図11は、図5の抵抗器R12を、チョークコイルL19に置き換えた構成である。
DC電源1の投入時にはスイッチング素子SCR11がオフであるため、突入電流は、チョークコイルL19を通ってチョークコイルL9に流れる。昇圧型DC−DCコンバータのコンデンサC10の充電が終わり、昇圧型DC−DCコンバータが定常動作に入るとスイッチング素子SCR11がオンになり、チョークコイルL19の両端が短絡される。つまり、この実施の形態では、DC電源1の投入時の昇圧型DC−DCコンバータのインダクタンス値は、定常動作時の昇圧型DC−DCコンバータのインダクタンス値よりも大きくなる。
チョークコイルL19には電流の変化を妨げる働きがあるので、この実施の形態を用いると、DC電源1投入時の突入電流の立ち上がりを緩やかにすることができ、突入電流のピ−ク値を小さくすることができる。従って、この実施の形態によっても、実施の形態2〜実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態6の変形例1]
図12は、実施の形態6の変形例1における突入電流防止部65の構成の一例を示す図である。図12において、実施の形態1〜5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図12は、図6の抵抗器R12を、チョークコイル19に置き換えた構成である。本変形例によっても、実施の形態2〜実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態6の変形例2]
図13は、実施の形態6の変形例2における突入電流防止部66の構成の一例を示す図である。図13において、実施の形態1〜5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図13は、図7の抵抗器R12を、チョークコイル19に置き換えた構成である。本変形例によっても、実施の形態2〜実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態6の変形例3]
図14は、実施の形態6の変形例3における突入電流防止部67の構成の一例を示す図である。図14において、実施の形態1〜5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図14は、図8の抵抗器R12を、チョークコイル19に置き換えた構成である。本変形例によっても、実施の形態2〜実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態6の変形例4]
図15は、実施の形態6の変形例4における突入電流防止部68の構成の一例を示す図である。図15において、実施の形態1〜5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図15は、図9の抵抗器R12を、チョークコイル19に置き換えた構成である。本変形例によっても、実施の形態2〜実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態6の変形例5]
図16は、実施の形態6の変形例5における突入電流防止部69の構成の一例を示す図である。図16において、実施の形態1〜5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。図16は、図10の抵抗器R12を、チョークコイル19に置き換えた構成である。本変形例によっても、実施の形態2〜実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態7]
図17は、実施の形態7における昇圧型DC−DCコンバータ70の全体構成の一例を表す図である。図17において、実施の形態1〜6と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
この実施の形態は、実施の形態1におけるトランスL4の第1の巻線L4aおよび第2の巻線L4bそれぞれに対して、さらに巻線L4cおよびL4dが巻き足された構成であり、第1の巻線L4aと巻線L4cの接続点である中間タップTP2および第2の巻線L4bと巻線L4dの接続点である中間タップTP3を、それぞれ第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8のそれぞれのドレインに接続している。また、巻線L4cおよび巻線L4dの他端を、それぞれ第1のダイオードD5のアノードと、第2のダイオードD6のアノードに接続している。
ここで、トランスL4の第1の巻線L4aの巻数をn1、第2の巻線L4bの巻数をn2 、巻き足された巻線L4cの巻数をn3、巻線L4dの巻数をn4 とする。実施の形態1と同様に、制御部2によって、DC出力電圧Voutが一定となるように第1のスイッチング素子SW7のオン時間taおよび第2のスイッチング素子SW8のオン時間tbを制御すると、ダイオードD5およびD6の順電圧を無視した場合のDC出力電圧Voutは式(F1)で表わされる。
Vout ={1+(n2+n4)×ta/(n1×T)+(n1+n3)×tb/(n2×T)}×Vin…(F1)
ただし、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8の同時オンを防ぐため、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8のそれぞれのデュ−ティ比(オン時間/T)の和は、式(F2)に示すように1以下とする必要がある。
ta/T+tb/T≦1…(F2)
この実施の形態によれば、トランスL4の巻数n1、n2、n3、n4を変更することで、DC出力電圧Voutを2×Vin以上の任意の電圧に昇圧することができる。
[実施の形態8]
図18は、実施の形態8における昇圧型DC−DCコンバータ80の全体構成の一例を表す図である。図18において、実施の形態1〜7と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
この実施の形態は、実施の形態1におけるトランスL4の第1の巻線L4aおよび第2の巻線L4bそれぞれに対して、さらに巻線L4CおよびL4Dが巻き足された構成であり、第1の巻線L4aと巻線L4cの接続点である中間タップTP2および第2の巻線L4bと巻線L4dの接続点である中間タップTP2を、それぞれ第1のダイオードD5のアノードと、第2のダイオードD6のアノードに接続している。また、巻線L4cおよび巻線L4dの他端を、第1のスイッチング素子SW7および第2のスイッチング素子SW8のそれぞれのドレインに接続している。
ここで、トランスL4の第1の巻線L4aの巻数をn1、第2の巻線L4bの巻数をn2、巻き足された巻線L4cの巻数をn3、巻線L4dの巻数をn4 とする。実施の形態1と同様に、制御部2によって、DC出力電圧Voutが一定となるように第1のスイッチング素子SW7 のオン時間taおよび第2のスイッチング素子SW8のオン時間tbを制御すると、ダイオードD5およびD6の順電圧を無視した場合のDC出力電圧Voutは式(G1)で表わされる。
Vout= (n2/(n1+n3)×Vin×ta+n1/(n2+n4)×Vin×tb)/T+Vin…(G1)
ただし、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8の同時オンを防ぐため、第1のスイッチング素子SW7と第2のスイッチング素子SW8のそれぞれのデュ−ティ比(オン時間/T)の和は、式(G2)に示すように1以下とする必要がある。
ta/T+tb/T≦1…(G2)
図19は、実施の形態8における、第1のスイッチング素子SW7のオン/オフ状態、第2のスイッチング素子SW8のオン/オフ状態、第1のダイオードD5および第2のダイオードD6のカソード電圧VSの波形の一例を示す図である。
図19に示すように、第1のスイッチング素子SW7のデュ−ティ比は0.125であり、第2のスイッチング素子SW8のデュ−ティ比は0.5であり、式(G2)を満たす。
DC出力電圧Vout<2×Vinの場合、この実施の形態における電圧VSのリプル率は、実施の形態1における電圧VSのリプル率よりも小さくなる。なお、リプル率は式(G3)で表される。
リプル率 = (最大値と最小値の差)/(平均値) …(G3)
電圧VSのリプル率が小さくなると、DC出力電圧VoutおよびDC−DCコンバータ出力電流のリプルが小さくなるため、電磁ノイズが減少する。また、たとえばコンデンサC10に電解コンデンサを使用するような場合、DC−DCコンバータ出力電流のリプルが小さくなると、コンデンサC10の自己発熱が小さくなるため、コンデンサC10の寿命が長くなる。また、チョークコイルL9を流れる電流のリプルが減少するので、チョークコイルL9を流れる電流の実効値が低くなり、チョークコイルL9の銅損が小さくなる。このため、チョークコイルL9の巻線径を細くすることができるので、チョークコイルL9の外形を小型化することができる。
さらに、この実施の形態を用いると、チョークコイルL9の両端に加わる電圧の電圧値の変動幅が小さくなるため、チョークコイルL9の磁束密度の変化量を小さくすることができ、鉄損が減少する。
加えて、チョークコイルL9の磁束密度の最大値も小さくすることができるため、チョークコイルL9に飽和磁束密度の小さいコア材を使うことができ、コア材の選択肢が広くなる。また、一般的に飽和磁束密度の小さいコア材ほど透磁率が高いので、外形の小さなコアで必要なインダクタンス値を得ることができる。
以上の理由により、この実施の形態の昇圧型DC−DCコンバータを用いると、DC出力電圧Vout<2×Vinの場合に、実施の形態1と比べて電磁ノイズを減少できる、コンデンサC10の寿命を長くできる、チョークコイルL9の損失と外形を小さくできる、コア材の選択肢が広がるといった効果がある。
以上、各実施の形態で説明した構成要素は一例であり、他の構成要素であっても良い。たとえば、異なる実施の形態で説明した構成を組み合わせた構成であっても良いし、本質的でない部分の構成を、他の構成で置き換えた構成であってもよい。
1 DC電源、2 制御部、3,33,43,44,53,54,63,65,66,69 突入電流防止部、10,70,80 DC−DCコンバータ、L501,L4 トランス、L501a,L501b,L4a,L4,L4c,L4d,L18 巻線、L502,L9,L19 チョークコイル、S506,S507,SW7,SW8,SCR11 スイッチング素子、D503,D504,D5,D6,D17 ダイオード、C505,C10,C13,C16 コンデンサ、R12,R14,R15 抵抗器。

Claims (10)

  1. 直流電源と、
    第1のスイッチング素子と、
    第2のスイッチング素子と、
    前記直流電源の一方の端子に接続される一端と、前記第1のスイッチング素子を介して前記直流電源の他方の端子に接続される他端とを有する第1の巻線と、前記第1の巻線と誘導的に結合され、かつ前記直流電源の一方の端子に接続される一端と、前記第2のスイッチング素子を介して前記直流電源の他方の端子に接続される他端とを有する第2の巻線とから構成されるトランスと、
    前記第1のスイッチング素子と前記第1の巻線の接続点に接続されるアノードを有する第1のダイオードと、
    前記第2のスイッチング素子と前記第2の巻線の接続点が接続されるアノードを有する第2のダイオードと、
    前記第1のダイオードのカソードおよび前記第2のダイオードのカソードに接続される一端を有する第1のチョークコイルと、
    前記第1のチョークコイルの他端と前記直流電源の他方の端子との間に設けられた第1のコンデンサと、
    前記直流電源から前記第1のコンデンサに電流が流れる経路上に設けられた1個以上の突入電流防止部と、
    定常動作時に、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を交互にオン/オフ制御する制御部とを備え、
    前記第1の巻線および前記第2の巻線は、前記直流電源から同一方向の電流が流れたときに、互いに逆向きの磁束が発生されるように構成され、
    前記突入電流防止部は、
    前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードのカソードに接続されるアノードと、前記第1のチョークコイルの一端に接続されるカソードを有する第3のスイッチング素子と、
    前記第3のスイッチング素子のアノードとカソードの間に並列に接続される第1の抵抗器または第2のチョークコイルとを有し、
    前記直流電源の投入時には、前記第3のスイッチング素子がオフであり、
    前記定常動作時に、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の両方がオフの場合に、前記第1のチョークコイルに蓄えられた励磁エネルギーが、前記第3のスイッチング素子のゲートの駆動エネルギーとして利用されて、前記第3のスイッチング素子がオンとなる、DC−DCコンバータ。
  2. 前記第1の巻線および前記第2の巻線は、それぞれ中間タップを有し、
    前記第1の巻線の中間タップが、前記第1のスイッチング素子と接続し、
    前記第2の巻線の中間タップが、前記第2のスイッチング素子が接続する、請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記第1の巻線および前記第2の巻線は、それぞれ中間タップを有し、
    前記第1の巻線の中間タップが、前記第1のダイオードのアノードと接続し、
    前記第2の巻線の中間タップが、前記第2のダイオードのアノードと接続する、請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記突入電流防止部は、さらに、
    それぞれが前記第3のスイッチング素子のゲートに共通に接続される一端を有する第2のコンデンサ、第2の抵抗器、および第3の抵抗器含み、前記第2のコンデンサおよび前記第2の抵抗器の他端は、前記第3のスイッチング素子のカソードに共通に接続され、
    前記第3の抵抗器の他端に接続される一端と、前記第3のスイッチング素子のカソードに接続される他端とを有する第3のコンデンサと、
    前記第1のチョークコイルの他端に接続されるアノードと、前記第3のコンデンサの一端と接続されるカソードとを有する第3のダイオードとを含む、請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記第1のチョークコイルは、中間タップを有し、
    前記突入電流防止部は、さらに、
    それぞれが前記第3のスイッチング素子のゲートに共通に接続される一端と、前記第3のスイッチング素子のカソードに共通に接続される他端とを有する第2のコンデンサ、および第2の抵抗器と、
    前記第3のスイッチング素子のゲートに接続されるカソードと、前記第1のチョークコイルの中間タップに接続されるアノードとを有する第3のダイオードとを含む、請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記突入電流防止部は、さらに、
    それぞれが前記第3のスイッチング素子のゲートに共通に接続される一端と、前記第3のスイッチング素子のカソードに共通に接続される他端とを有する第2のコンデンサ、および第2の抵抗器と、
    前記第1のチョークコイルと磁気的に結合し、かつ前記第3のスイッチング素子のカソードに接続される一端を有する第3の巻線と、
    前記第3のスイッチング素子のゲートに接続されるカソードと、前記第3の巻線の他端と接続するアノードとを有する第3のダイオードを含む、請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記突入電流防止部は、さらに、
    それぞれが前記第3のスイッチング素子のゲートに共通に接続される一端を有する第2のコンデンサ、第2の抵抗器、および第3の抵抗器含み、前記第2のコンデンサおよび前記第2の抵抗器の他端は、前記第3のスイッチング素子のカソードに共通に接続され、
    前記第3の抵抗器の他端に接続される一端と、前記第3のスイッチング素子のカソード
    に接続される他端とを有する第3のコンデンサと、
    前記第1のチョークコイルと磁気的に結合し、かつ前記第3のスイッチング素子のカソードに接続される一端を有する第3の巻線と、
    前記第3のコンデンサの一端と接続するカソードと、前記第3の巻線の他端と接続するアノードとを有する第3のダイオードとを含む、請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  8. 前記定常動作時に、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子のうちのいずれか一方がオンの場合に、前記第3のダイオードに加わる電圧が逆電圧となる、請求項4〜7のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
  9. 前記第1のチョークコイルと前記第3の巻線は、互いの磁束を強めあう向きに巻かれる、請求項6または7に記載のDC−DCコンバータ。
  10. 前記第1のチョークコイルと前記第3の巻線は、互いの磁束を弱めあう向きに巻かれる、請求項6または7に記載のDC−DCコンバータ。
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