JP2005086895A - サポート及び配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線器具をワンタッチで取付けることができるにも拘らず、部品数が少なく低コストなサポートを提供することにある。
【解決手段】コンセント(配線器具)2が通される開口21aを挟んで対向する一対の器具支持枠部22,23を有する金属製枠体部21を備え、一方の器具支持枠部22にコンセント2の一方の係止爪(器具係止部)14aが係合される係止孔(固定係止部受け)26を設け、他方の器具支持枠部23にリリース凹部27を設ける。他方の器具支持枠部23から枠体部21の裏側に係止部支え28を一体に折り曲げて、この支え28に可動係止部30を一体に設ける。可動係止部30は、潰し部31を含んで係止部支え28に一体に連続する根元部30aと、この根元部30aに一体に連続する係止ヘッド30bとを有する。リリース凹部27の開放側に配置される係止ヘッド30bの先端側に、他方の係止爪14bが係止される爪受け部(可動係止部受け)33bを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチやコンセント等の配線器具が取付けられるサポート、及びこれらを備えてなる配線装置に関する。
従来、造営材である部屋の壁に埋め込まれた配線ボックスには、配線器具を取付けたサポートがねじ止めされ、配線ボックスは配線器具を露出させる化粧カバーで被われる。この種の配線装置の枠状をなすサポートは、配線器具に加わる操作力で容易に変形しないように、例えば1.4mm程度の厚いSPCC等の金属で作られている。
従来、こうした高剛性のサポートの器具支持枠部に、薄肉のステンレス等からなる金属弾性片を取付けて、配線器具をワンタッチで取付けることができるようにした技術が知られている(特許文献1参照。)。
この特許文献1の技術では、配線器具のワンタッチ取付けに際して、配線器具の一側に設けた係止孔に、サポートが有する一方の器具支持枠部の固定係止部を挿入することにより係止させ、この状態で、サポートの枠体の開口にスイッチを挿入する。これに伴い、配線器具の他側に設けた係止爪で前記金属弾性片からなる可動係止部を弾性変形させて、この可動係止部の係止作用部を乗り越えた係止爪を、可動係止部とこの係止部が取付けられている他方の器具支持部との間に係止させることができる。これにより、配線器具がワンタッチで取付けられる。
特開2001−37038号公報(段落0004及び図8−図9、段落0023−0033及び図1−図7)
特許文献1の技術では、サポートが、肉厚で剛性の高い枠体と薄肉の金属弾性片とからなるので、材料費が嵩むとともに、枠体に突設されて金属弾性片の孔に通されたピンを潰すかしめ作業によって、枠体と金属弾性片とを連結するための加工費も必要であるので、コスト高であるという問題がある。
本発明の目的は、配線器具をワンタッチで取付けることができるにも拘らず、部品数が少なく低コストなサポート及びこれを備えた配線装置を提供することにある。
請求項1の発明のサポートは、一側部及び他側部に器具係止部を夫々有した配線器具が通される開口、及びこの開口を挟んで対向する一対の器具支持枠部を有する金属製の枠体部と、一方の前記器具支持枠部に設けられ前記配線器具の一方の器具係止部が係合される固定係止部受けと、この固定係止部受けに対応して他方の前記器具支持枠部に設けられたリリース凹部と、前記他方の器具支持枠部から一体に前記枠体部の裏側に折り曲げられた係止部支えと、潰し部を含んで前記係止部支えに一体に連続する根元部、及びこの根元部に一体に連続する係止ヘッドを有し、かつ、前記リリース凹部の開放側に配置される前記係止ヘッドの先端側に他方の前記器具係止部が係合する可動係止部受けが設けられている可動係止部と、を具備したことを特徴としている。
本発明のサポートは、1枚の金属板にプレス加工、押し抜き加工、曲げ加工等を施すことによって形成されるものである。このサポートをなす金属材料には、例えば亜鉛クロマイトメッキが施された鉄(SPCC)を好適に用いることができる。
本発明で、「固定係止部受け」は、配線器具を支持するために枠体部の器具支持枠部に設けられた部位を指している。配線器具の器具係止部が係止爪である場合には、この爪が挿脱可能に係合される係止孔で固定係止部受けを作ることができる。又、配線器具の器具係止部が係止孔である場合には、この係止孔に挿脱可能に係合される凸部で固定係止部受けを作ることができる。
本発明で、「リリース凹部」は、枠体部に取付けられた配線器具を枠体部から外す際に、マイナスドライバ等のリリース工具が挿入される部位を指している。
本発明で、「係止部支え」は可動係止部を支える部位を指している。本発明で、「可動係止部」は、その可動係止部受けにより配線器具の器具係止部と係合して配線器具を枠体部に支持するとともに、この係合を外すためにリリース工具によって可動させることが可能な部位を指している。
本発明で可動係止部の「潰し部」は、この潰し部を支点とする可動係止部の弾性変形を可能とするための構成であり、圧潰加工により潰された跡で作られる。圧潰加工された箇所は加工硬化による弾性力が高められるので、薄肉形成による可動係止部の変形し易さに加えて、変形をし易いながらも配線器具を固着する係止力が増すことになるので好ましい。更に、配線器具の取付け・取外し作業を繰返してもへたりにくく、配線器具の固着に関して高い信頼性が得られる点でも好ましい。
請求項1の発明は、配線器具の一方の器具係止部を、枠体部が有する一方の器具支持枠部の固定係止部受けに係合させた状態で、配線器具を枠体部の開口に押し込むことに伴って、配線器具の他方の器具係止部が、可動係止部を弾性変形させて、この可動係止部を乗り越え、この乗り越えと同時に枠体部が有する他方の器具支持枠部の裏面と可動係止部受けとの間に係合される。これにより、配線器具を枠体部にワンタッチで取付けることができる。
又、何らかの事情で枠体部から配線器具を外す場合には、リリース凹部にリリース工具を挿入して可動係止部を配線器具から遠ざかる方向に弾性変形させることにより、可動係止部の可動係止部受けに引っ掛っている配線器具の他方の器具係止部を外した後、配線器具を枠体部の開口から裏側方向に引出しながら、この配線器具の一方の器具係止部を前記一方の器具支持枠部の固定係止部受けから外すことにより、配線器具を外すことができる。
このように配線器具の着脱の際に動かされる可動係止部は、枠体部に折り曲げられた係止部支えに一体に設けられていて、その根元部に設けた潰し部を支点に弾性変形が可能である。したがって、請求項1の発明のサポートは、単一の金属板で形成でき、その枠体部等が高剛性であるにも拘らず、可動係止部は弾性変形が可能であるので、既述のように配線器具をワンタッチで取付けることができる。
請求項2の発明のサポートは、前記他方の器具支持枠部が前記枠体部の裏面に折れ曲がる曲げ縁を有しているとともに、この曲げ縁の裏面に近接して前記可動係止部受けが対向されていることを特徴としている。
請求項2の発明では、可動係止部受けと器具支持枠部の曲げ縁裏面とが近接して対向していることにより、リリース凹部にリリース工具を挿入して可動係止部を変形させる際に、曲げ縁のストッパ作用で可動係止部が過度に動かされて塑性変形してしまうことを防止できる。このため、リリース操作に伴い可動係止部の機能が損なわれることを抑制できる。
請求項3の発明の配線装置は、一側部及び他側部に器具係止部(係止爪)を有した配線器具と、この配線器具が1個以上取付けられた請求項1又は2に記載のサポートと、を具備したことを特徴としている。この発明で、「配線器具」とは、電源用コンセント、テレビ用コンセント、電話用コンセント、LAN(Local Area Network)用コンセント、及びスイッチなどを指している。
この請求項3の発明では、配線器具をワンタッチで取付けることができるにも拘らず、部品数が少なく低コストな請求項1又は2に記載のサポートを備えた配線装置を提供できる。
請求項1の発明によれば、枠体部等が高剛性であるにも拘らず、可動係止部が弾性変形が可能であるので、配線器具をワンタッチで取付けることができ、そして、単一の金属板で形成されているので、部品数が少なく低コストなサポートを提供できる。
請求項2の発明によれば、可動係止部の可動係止部受けを器具支持枠部の曲げ縁裏面に近接して対向させたので、枠体部に取付けられた器具本体を取外す際のリリース操作に伴い、可動係止部が過度に動かされて可動係止部の機能が損なわれることを抑制可能なサポートを提供できる。
請求項3の発明によれば、部品数が少なく低コストな請求項1又は2に記載のサポートを備えた配線装置を提供できる。
図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1に示すように配線装置1は、配線器具例えばコンセント2と、これが1個以上例えば3個(図1では1個のみ図示)取付けられたサポート(又は取付け枠とも称される。)3とを備えている。この配線装置1は建物の壁内に埋め込まれた配線ボックス(図示しない)にねじ止めして、前記壁に埋め込み設置される。
コンセント2は、合成樹脂製の器具本体11及びカバー12を備え、これら器具本体11及びカバー12の内側に図示しない端子金具を収容している。器具本体11及びカバー12はその幅方向両側部に設けられた一対の止め金具13で互いに連結されている。一方の止め金具13は側方に指向する一対の係止爪14a(一方のみ図示する。)を有し、他方の止め金具13も側方に指向する一対の係止爪14bを有している。更に、両止め金具13の夫々は、一つの係止孔(なお、図1では一方の止め金具13の係止孔のみを図示する。)15を有している。これらの係止爪14a、14b及び係止孔15はいずれも器具係止部として機能する。係止孔15は省略できる。コンセント2は図示しない電源プラグが差込まれる一対の栓刃差込み口16が開口された嵌め込み凸部12aを有していて、この左右両側に止め金具13が配置されている。
サポート3は、単一の金属板、肉厚が例えば1.4mm程度と厚い、それ故に剛性が高いSPCCの板で形成されている。図1及び図2(A)〜(C)に示されるようにサポート3は、枠体部21と、固定係止部受けとして機能する例えば複数対の係止孔26と、この係止孔26と同数のリリース凹部27と、係止部支え28と、リリース凹部27と同数の可動係止部30とを備えている。
枠体部21は長方形状の開口21aを有している。開口21aの一側を仕切る枠体部21の一方の器具支持枠部22と、開口21aの他側を仕切る枠体部21の他方の器具支持枠部23とは、枠体部21の長手方向に延びている。開口21aを挟んで対向した器具支持枠部22、23を一体に接続している更に他の上下の枠部には、長孔24とねじ孔25とが夫々設けられている。長孔24には前記配線ボックスにサポート3をねじ止めするねじが通される。ねじ孔25には嵌め込み凸部12aの前面のみを露出させてサポート3を被う化粧カバー(図示しない)を取付けるねじが螺合される。
一方の器具支持枠部22はその裏側に突出する補強用の曲げ縁22aを有している。図3に示すように係止孔26は器具支持枠部22の角部を貫通して設けられている。
他方の器具支持枠部23もその裏側に突出する補強用の曲げ縁23aを有している。図1及び図2(A)〜(C)に示されるように他方の器具支持枠部23には係止孔26に対応してリリース凹部27が設けられている。このリリース凹部27は他方の器具支持枠部23の角部に開放して設けられている。
係止部支え28は、他方の器具支持枠部23の曲げ縁23aに一体に連続して設けられていて、他方の器具支持枠部23の裏側に突出されている。図1及び図2(B)に示すように係止部支え28は、リリース凹部27がある領域を他方の器具支持枠部23の裏側から囲むように設けられていて、その中間部に曲げ縁23aに一体に連続するブリッジ29を有している。
図5に示すように可動係止部30は、係止部支え28に一体に連続する根元部30aと、この根元部30aに一体に連続した係止ヘッド30bとを有していて、リリース凹部27に向けて係止部支え28から突設されている。
根元部30aは係止ヘッド30bよりも細く、この根元部30aには薄肉部として潰し部31が設けられている。潰し部31は根元部30aをその幅方向に横切っている。この潰し部31は、根元部30aにプレス機械で潰し加工を施した潰し跡で作られている。圧潰加工された箇所は加工硬化により弾性力が高められるので、薄肉形成による可動係止部30の変形し易さに加えて、変形をし易いながらもコンセント2を固着する係止力が増すことになるので好ましい。更に、圧潰加工により加工硬化した潰し部31は、コンセント2の取付け・取外し作業を繰返してもへたりにくく、コンセント2等の配線器具の固着に関して高い信頼性が得られる点でも好ましい。
係止ヘッド30bは、根元部30aより幅が広く、その先端縁32はリリース凹部27の開放側に遊挿されている。この先端縁32はリリース凹部27の奥端から遠ざかる方向に斜めに曲げられていている(図3参照)。これにより、リリース凹部27の奥端と係止ヘッド30bの先端縁32との間の隙間にマイナスドライバー等のリリース金具(図示しない)を挿入しなくても、指先を先端縁32に掛けて、可動係止部30をリリース凹部27の奥端から遠ざかる方向に動かすことを可能としている。
係止ヘッド30bの幅方向の側部33は図4に代表して示すように斜状面33aを有している。これらの側部33のリリース凹部27に寄った部分は、可動係止部受けとして機能する爪受け部33bをなしている。爪受け部33bは潰し加工が施されて薄肉になっている。爪受け部33bは、リリース凹部27の開放端近傍に位置されていて、曲げ縁23aの裏面に近接して対向されている。リリース凹部27の開放端近傍に位置した曲げ縁23aの部分は、図4及び図5に示すように潰し加工が施されて薄肉となったストッパ部23bをなしている。このストッパ部23bと爪受け部33bとが僅かなギャップgを設けて対向している。ギャップgは可動係止部30の弾性変形を許す大きさであり、かつ、リリース操作に伴い可動係止部30が塑性変形を起こさない大きさに設定される。
次に、前記単一部品からなるサポート3にコンセント2を取付けて配線装置1を組立てる手順を説明する。この組立は以下のワンタッチ作業で行うことができる。
まず、コンセント2を傾斜させて、その嵌め込み凸部12aをサポート3の枠体部21の開口21aにサポート3の裏側から通しながら、このコンセント2の一方の止め金具13が有する係止爪14aを、枠体部21の器具支持枠部22の係止孔26に挿入して引掛ける(係合する)。これに引続いて、この引掛け部を支点として、コンセント2をその他方の止め金具13が他方の器具支持枠部23の裏面に当たるように回動させて、嵌め込み凸部12aを開口21aに挿通させる。
これにより、他方の止め金具13の係止爪14bが、可動係止部30の側部33に接して、器具支持枠部23の裏面に向けて移動する。この場合、側部33は斜状面33aを有しているので、初期状態において他方の止め金具13の係止爪14bが側部33に引っ掛ることがない。しかも、この他方の止め金具13の係止爪14bとの接触によって、可動係止部30の爪受け部33bが、その潰し部31を支点として器具支持枠部23の曲げ縁23aのストッパ部23bに向けて寄る方向に弾性変形されるので、その進行に伴って他方の止め金具13の係止爪14bが、可動係止部30の側部33を乗り越える。
この乗り越えと同時に、可動係止部30がその潰し部31の弾性により元の位置にもどるので、その爪受け部33bの先端面33be(図5参照)と他方の器具支持枠部23の裏面23d(図4及び図5参照)との間に、他方の止め金具13の係止爪14bが挟まれた状態に係合される。このため、コンセント2がその幅方向両側を支持されてサポート3に取付けられる。
以上の取付けの際に、コンセント2の取付け位置を誤ったり、異種の配線器具が誤って取付けられたり、既設のコンセントの交換を要する場合等には、以下の手順で行えばよい。
まず、サポート3の表面側からリリース工具をリリース凹部27に挿入して、このリリース工具により可動係止部30をコンセント2から遠ざかる方向に押圧する。これにより、可動係止部30の爪受け部33bに引っ掛っているコンセント2の他方の係止爪14bを外す。この後、コンセント2を枠体部21の開口21aから裏側方向に引出すとともに、このコンセント2の一方の係止爪14aを枠体部21の器具支持枠部22の係止孔26から外すことにより、コンセント2をサポート3から外すことができる。
前記リリース操作時には既述のように可動係止部30がコンセント2から遠ざかる方向に変形される。この場合、可動係止部30の爪受け部33bが他方の器具支持枠部23のストッパ部23bに近接しているので、可動係止部30の潰し部31の弾性限界を超えて過度に可動係止部30が動かされようとしても、それ以前の段階で爪受け部33bが曲げ縁23のストッパ部23bに当接する。これにより、可動係止部30の変形は、サポート3を構成する金属材料自体の弾性変形領域内でのみ行われるようになり、リリース操作に伴って可動係止部30が塑性変形することが防止される。したがって、リリース操作後に再び配線器具を取付ける場合に、可動係止部30を正常に機能させて、既述のワンタッチ取付けを実現できるとともに、サポート3に対してがたつかないようにコンセント2を取付けることができる。
前記構成の配線装置1が備えるサポート3は、配線器具であるコンセント2の着脱の際に動かされる可動係止部30が、枠体部21から一体に折り曲げられた係止部支え28に一体に連続して設けられているので、このサポート3を単一の金属板で形成できる。したがって、サポート3を最小の部品点数で作ることができるとともに、異種金属同士を接合するかしめ加工等を要しないので、サポート及びこれを備える配線装置1のコストダウンを促進できる。そして、枠体部21等が1.4mmの厚みを有していて高剛性であるにも拘らず、可動係止部30の根元部30aに潰し部31を設けて、この潰し部31を支点に可動係止部30が弾性変形が可能であるので、それを利用して既述のようにコンセント2をサポート3にワンタッチで取付けることができる。
なお、可動係止部30の潰し部31を設けることにより、潰し部がない構成よりも可動係止部30が変形し易くなることは本発明者の試験により確かめられた。この試験は、肉厚が1.4mmの鋼板(SPCC)で本実施形態で説明した形状に作られた可動係止部30に対して、幅5mmの根元部30aに可動係止部30の長手方向に3mmの範囲で0.8mmの潰し部31を潰し加工により設けた第1サンプルと、潰し部を設けない第2サンプルとを用意して、可動係止部30の先端縁32に20Nの荷重を加えた場合の前記先端縁32の変位量を測定したものである。その結果、潰し部31を有した第1サンプルでは0.6mmの変位量が確認され、潰し部31を有さない第2サンプルでは0.2mmの変位量しか得られないことが確認された。
又、圧潰加工により潰された跡で潰し部31を形成したので、この潰し部31を形成する加工に圧潰加工に伴って可動係止部30を所定寸法延ばすことができ、これにより、その爪受け部33bを器具支持枠部23の曲げ縁23aの裏面に対向させることができる。しかも、互いに対向する爪受け部33b及び曲げ縁23aのストッパ部23bを夫々圧潰加工で薄くしたことにより、これらの間に可動係止部30が塑性変形しない範囲内で弾性変形することを許すギャップgを作ることができる。
本発明の一実施形態に係る配線装置を分解して示す斜視図。 (A)は図1の配線装置が備えるサポートの平面図。(B)は図1の配線装置が備えるサポートの側面図。(C)は図1の配線装置が備えるサポートの裏面図。 図2(A)中F3−F3線に沿う断面図。 図2(A)中F4−F4線に沿う断面図。 図1の配線装置が備えるサポートの可動係止部回りを拡大して示す側面図。
符号の説明
1…配線装置、2…コンセント(配線器具)、3…サポート、14a…係止爪(一方の器具係止部)、14b…係止爪(他方の器具係止部)、21…枠体部、21a…開口、22…一方の器具支持枠部、23…他方の器具支持枠部、23a…曲げ縁、23b…ストッパ部、26…係止孔(固定係止部受け)、27…リリース凹部、28…係止部支え、30…可動係止部、30a…根元部、30b…係止ヘッド、31…潰し部、32…係止ヘッドの先端縁、33b…爪受け部(可動係止部受け)

Claims (3)

  1. 一側部及び他側部に器具係止部を夫々有した配線器具が通される開口、及びこの開口を挟んで対向する一対の器具支持枠部を有する金属製の枠体部と、
    一方の前記器具支持枠部に設けられ前記配線器具の一方の器具係止部が係合する固定係止部受けと、
    この固定係止部受けに対応して他方の前記器具支持枠部に設けられたリリース凹部と、
    前記他方の器具支持枠部から一体に前記枠体部の裏側に折り曲げられた係止部支えと、
    潰し部を含んで前記係止部支えに一体に連続する根元部、及びこの根元部に一体に連続する係止ヘッドを有し、かつ、前記リリース凹部の開放側に配置される前記係止ヘッドの先端側に他方の前記器具係止部が係合する可動係止部受けが設けられている可動係止部と、
    を具備したことを特徴とするサポート。
  2. 前記他方の器具支持枠部が前記枠体部の裏面に折れ曲がる曲げ縁を有しているとともに、この曲げ縁の裏面に前記可動係止部受けが近接して対向されていることを特徴とする請求項1に記載のサポート。
  3. 一側部及び他側部に器具係止部(係止爪)を有した配線器具と、
    この配線器具が1個以上取付けられた請求項1又は2に記載のサポートと、
    を具備したことを特徴とする配線装置。
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