JP2005085790A - 基板の切断方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来における、パッケージ収容治具、並びに、独立されたダイサー機構及びハンドラ機構を設けた基板の切断装置にて、多品種小量生産に対応することが困難であると共に、前記した切断装置全体の稼動状況を著しく低下させる問題があった。
【解決手段】本発明における基板の切断装置を用いて、成形済基板1から切断された個々のパッケージ2を、パッケージ収容治具(ネスト21・ネストカバー22)におけるネストカバー22に設けた弾性押圧手段41にて、接触状態で個々のパッケージ2を弾性押圧して収容する工程、さらに加えて、弾性押圧手段41にて接触状態で弾性押圧して収容された個々のパッケージ2を、パッケージ保持部33にて非接触状態で保持する工程、とにおける二段階の工程によって、個々のパッケージ2をパッケージ収容治具21・22間で確実に収容して保持することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板の切断装置に設けたダイサー機構にて成形済基板を切断して個々のパッケージを形成する工程と、前記装置に設けたハンドラ機構にて前記した成形済基板及び個々のパッケージを搬送する工程と、にパッケージ収容治具を用いて実施する基板の切断方法及びその装置の改良に関するものである。
従来から、複数個の電子部品を一括で樹脂成形された成形済基板を切断して、切断された個々のパッケージを搬送するのには、成形済基板を切断するダイサー機構と、成形済基板及び個々のパッケージ(ダイ)を搬送するハンドラ機構と、を少なくとも設けた基板の切断装置が使用されている。
その切断装置におけるダイサー機構及びハンドラ機構は、例えば、格子状の保持壁である収容部分に切断された個々のパッケージを収容するネストと、パッケージを収容したネストの上に置く上カバーとで構成されたパッケージ収容治具を用いて実施されてきた。
前述したパッケージ収容治具を用いて、ダイサー機構では、ネストと真空ブロック台とを併用して、真空ブロック台のペデスタル(吸着部)にネストを嵌装した状態で、且つ、成形済基板をペデスタル上面に吸着固定した状態で、成形済基板を切断することが行われる。また、成形済基板を個々のパッケージに切断完了後に、ハンドラ機構では、まず、切断された個々のパッケージとネストとの上に上カバーが待機され、次に、上カバーとネストとが合致したパッケージ収容治具が真空ブロック台から持ち上げられると共に、切断されたパッケージを上カバーが下向きに押して保持することが行われる。このとき、切断された個々のパッケージは、ネストの保持壁内における収容部分に水平状態で収容することになる。なお、この上カバーには、切断された個々のパッケージを下向きに押しやるために、例えば、複数の接触ポストを有しており、この接触ポストが、切断されたパッケージの所定場所である四隅と接触し、上カバーの重さにより、各パッケージを下向きに押さえつけることができるように構成されている。
また、前述した切断装置におけるダイサー機構とハンドラ機構とには、独立した各制御機構を設けており、その各制御機構でダイサー機構及びハンドラ機構とを各別に制御するように構成されており、様々な成形済基板の品種に対応して、品種交換作業を実施するのには、作業者が独立した各制御機構に品種情報を各別に設定するように構成されている。
特開平11−330007号公報
ところが、近年の傾向として、一枚の基板上に装着される電子部品の数量も多くなり基板自体が大きくなったり、基板や電子部品自体の厚みも薄くなったり、成形済基板から切断されたパッケージの大きさ(幅)も非常に薄小することから、前工程である樹脂成形工程にて、一度に大量の電子部品を樹脂成形する成形済基板が成形されるために、成形済基板を切断して形成された個々のパッケージを前述したパッケージ収容治具、並びに、独立されたダイサー機構及びハンドラ機構を設けた基板の切断装置にて、多品種小量生産に対応することが求められている。
しかしながら、大量の電子部品を一括で樹脂成形された成形済基板は、湾曲した状態で成形されることがあり、前述した基板の切断装置を用いて、この湾曲状態の成形済基板を切断すると、切断されたパッケージは、若干なりとも真空ブロックのペデスタル天面部分における所定位置よりも、ずれた状態でパッケージを吸着することなる。ずれた状態で吸着されたパッケージを、真空ブロック台からネストを持ち上げると、ネストの収容部分を形成する保持壁の天面部分にパッケージが乗り上げる。このパッケージが乗り上げた状態で上カバーが置かれると、上カバーに備えた接触ポストによって、通常のパッケージを押さえつける所定場所とは異なる場所を押さえつけることになる。
さらに、大量の電子部品を一度に樹脂成形させるためには、基板上に各電子部品間を狭い間隔で装着することが行われている。この狭ピッチ間隔で装着された基板であると、真空ブロックのペデスタル天面部分における所定位置よりもずれた状態でパッケージを吸着される頻度が多くなるので、ネストの収容部分にある保持壁の天面部分に多量のパッケージが乗り上げることがあった。
従って、ネストの収容部分である保持壁天面と上カバーとの間で、パッケージが傾斜した状態のままで、パッケージをパッケージ収容治具で押圧して挟み込んでしまうので、パッケージにストレスやダメージを与えたり、或いは、パッケージ収容治具からパッケージが飛散したり、つまりは、ネストの収容部分にパッケージを確実に収容することができないという問題があった。
また、上カバーの重さや接触ポストだけで、傾斜されたパッケージを押さえて、ネストの収容部分である保持壁内にうまくパッケージを傾斜状態から水平状態にガイドして収容することができずに、ネストと上カバーとがうまく合致しないので、その都度、切断装置全体を停止させて、作業者がパッケージを水平状態になるようにネストへ収容して、ネストと上カバーとを合致させる非常に手間のかかる作業が発生していた。
また、前述した切断装置を用いて、多品種小量生産に対応して、作業者が交換作業を実施するのには、独立された各制御機構を各別に設定する必要があるので、交換作業時間を短縮するのにも限界があった。
また、作業者が各制御機構に異なった品種情報を設定して切断装置を稼動することも考えられ、切断装置における各手段・各機構等が衝突したりするので、成形済基板及びパッケージ自体の不良を多量に発生させる問題があった。
従って、解決しようとする問題点は、従来における、パッケージ収容治具、並びに、独立されたダイサー機構及びハンドラ機構を設けた基板の切断装置では、多品種小量生産に対応することが困難であると共に、前記した切断装置全体の稼動状況を著しく低下させるという点である。
前記した技術的課題を解決するための本発明に係る基板の切断方法は、基板の切断装置に設けたダイサー機構6にて成形済基板1を切断して個々のパッケージ2を形成する工程と、前記装置に設けたハンドラ機構7にて前記した成形済基板1及び個々のパッケージ2を搬送する工程とを実施すると共に、前記装置に設けたパッケージ収容治具21・22を構成する前記した個々のパッケージ2を収容するネスト21と前記ネスト21の上に載置してパッケージ2を保持するネストカバー22とを用いて、前記各工程を実施する基板の切断方法であって、前記した個々のパッケージ2を弾性押圧して前記パッケージ収容治具21・22に収容する工程と、前記した弾性押圧された個々のパッケージ2を前記パッケージ収容治具21・22に保持する工程と、を実施すること最も主要な特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明に係る基板の切断装置は、成形済基板1を切断して個々のパッケージ2を形成するダイサー機構6と、前記した成形済基板1及び個々のパッケージ2を搬送するハンドラ機構7と、前記したダイサー機構6とハンドラ機構7とで用いられる、前記した個々のパッケージ2を収容するネスト21と前記ネスト21の上に載置してパッケージ2を保持するネストカバー22とで構成されるパッケージ収容治具21・22と、を含む基板の切断装置であって、前記したネストカバー22には、一個以上のパッケージ2に対応して、前記ネスト21に前記パッケージ2を弾性押圧して収容する弾性押圧手段41を設けたことを最も主要な特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明に係る基板の切断装置は、成形済基板1を切断して個々のパッケージ2を形成するダイサー機構6と、前記した成形済基板1及び個々のパッケージ2を搬送するハンドラ機構7と、前記したダイサー機構6とハンドラ機構7とを独立して制御する各別に設けた各制御機構8・9と、を含む基板の切断装置であって、前記した成形済基板1の様々な品種に対応して、前記した一方の制御機構に設定した品種情報を前記した他方の制御機構に自動的に提供することを最も主要な特徴とする。
本発明における基板の切断装置は、多品種小量生産に対応可能であると共に、パッケージ2(製品)を効率良く生産し得て、製品の生産性を向上させるという利点がある。
本発明における基板の切断装置を用いて、成形済基板1から切断された個々のパッケージ2を、パッケージ収容治具(ネスト21・ネストカバー22)におけるネストカバー22に設けた弾性押圧手段41にて、接触状態で個々のパッケージ2を弾性押圧して収容する工程と、さらに加えて、弾性押圧手段41にて接触状態で弾性押圧された個々のパッケージ2を、ネストカバー22に設けたパッケージ保持部33にて非接触状態で保持する工程と、における二段階の工程によって、個々のパッケージ2をパッケージ収容治具21・22間で確実に収容して保持することができる。
図1は、本発明に係る基板の切断装置を概略的に示す概略平面図である。
即ち、図1に示す基板の切断装置には、少なくとも、成形済基板1(成形品)を切断して個々のパッケージ2を形成するダイサー機構6と、ダイサー機構6から個々のパッケージ2を搬送するハンドラ機構7と、各機構6・7を各別に独立して制御する各制御機構8・9と、が設けられて構成されている。
ダイサー機構6については、ハンドラ機構7のネスト装填部14から移送された成形済基板1を切断する基板切断部10と、基板切断部10内で切断完了後のネスト21に収容された個々のパッケージ2の上に、ネストカバー22を装填するネストカバー装填部11と、が設けられて構成されている。
このネストカバー装填部11については、基板切断部10内の基板固定位置23aとほぼ同じ場所に設けられて構成されている。
また、基板切断部10には、基板切断部10内を往復移動する適宜な往復台24と、往復台24を、基板切断部10内における基板固定位置23aと基板切断位置23bとの間に往復移動させる適宜な往復移動手段(図示なし)と、が設けられて構成されている。
ハンドラ機構7については、装置本体に装填する基板装填部12と、基板装填部12から移送された成形済基板1を整列する基板整列部13と、基板整列部13から移送された成形済基板1をネスト21に装填するネスト装填部14と、ダイサー機構6の基板切断部10から切断され、且つ、ネスト21とネストカバー22とに収容して保持された個々のパッケージ2を洗浄乾燥するパッケージ洗浄乾燥部15と、パッケージ洗浄乾燥部15から洗浄乾燥済パッケージ2の上に装填するネストカバー22を除去したり、すべての洗浄乾燥済パッケージ2をパッケージ検査部17へ移送してネスト21を除去したりするパッケージ収容治具除去部16と、パッケージ収容治具除去部16から移送された洗浄乾燥済パッケージ2を検査するパッケージ検査部17と、パッケージ検査部17から検査済パッケージ2をパッケージ収容用のトレイ25に収容するパッケージ収容部18と、が設けられて構成されている。
なお、成形済基板1及びパッケージ2、或いは、パッケージ収容治具(ネスト21・ネストカバー22)、トレイ25、或いは、その他の適宜な治具・部材等は、図示していないが、適宜な移送・移載手段によって、前記した切断装置における各機構間・各部間を適宜に移動できるように構成されている。
即ち、図1で示すように、前記した切断装置において、まず、基板装填部12から基板整列部13に成形済基板1を移送して整列し、次に、基板整列部13からネスト装填部14に整列した成形済基板1を移送してネスト21に装填し、次に、ネスト装填部14から基板切断部10内の基板固定位置23aに、ネスト21に装填された成形済基板1を移送すると共に、基板固定位置23aにある往復台24の所定位置に成形済基板1を装着固定し、次に、基板切断部10内における基板固定位置23aから基板切断位置23bに、往復台24により成形済基板1を移送し、次に、基板切断位置23bにおいて、往復台24の所定位置に装着固定された成形済基板1を切断して個々のパッケージ2に分離形成し、次に、基板切断部10内における基板切断位置23bから基板固定位置23aに、往復台24により切断された個々のパッケージ2を移動し、次に、基板固定位置23aとほぼ同じ場所にあるネストカバー装填部11で、ネストカバー22が個々のパッケージ2の上に装填されることになる。
次に、ネストカバー装填部11からパッケージ洗浄乾燥部15に、パッケージ収容治具21・22間に収容して保持された個々のパッケージ2が移送して、適宜な洗浄・乾燥手段(図示しない)で、洗浄乾燥することになる。
次に、パッケージ洗浄乾燥部15からパッケージ収容治具除去部16に、パッケージ収容治具21・22間に収容して保持された洗浄乾燥済のパッケージ2を移送する。
次に、パッケージ収容治具除去部16において、ネストカバー22を除去すると共に、ネストカバー22自体は、ネストカバー装填部11へ移動して戻る。
次に、パッケージ収容治具除去部16において、このネストカバー22が除去後に、ネスト21に収容された個々のパッケージ2を後述するパッケージ検査部23へ全て移送したのとほぼ同時に、ネスト21自体は、ネスト装填部14へ移動して戻る。
次に、パッケージ収容治具除去部16からパッケージ検査部17に、前述したネストカバー22が除去後のネスト21に収容された個々のパッケージ2をパッケージ検査部17に移送して、個々のパッケージ2を適宜な検査手段(図示しない)で検査することにより、個々のパッケージ2を合格品と不合格品とに選別することになる。
更に、パッケージ検査部17から合格品のパッケージ2をパッケージ収容部18におけるトレイ25に移載すると共に、不合格品のパッケージ2を適宜な保管部材(図示なし)に移載保管することになる。
従って、基板の切断装置にて成形済基板1を個々のパッケージ2に切断分離する(洗浄、乾燥、検査を含む)ことができるように構成されている。
ここで、図2・図3は、前記した図1で示す切断装置におけるダイサー機構6の基板切断部10を概略斜視図で示したものであり、本発明で用いられる、成形済基板1、パッケージ収容治具(ネスト21・ネストカバー22)、並びに、パッケージ収容治具21・22と組み合わせて使用される、その他の構成要素について、以下に詳述する。
成形済基板1については、図2で示すように、基板3と、基板3に装着した複数個の電子部品を樹脂材料で一括して樹脂成形した樹脂成形体4とから構成されている。この成形済基板1の所要個所には、所要の切断部位(図例では想定切断線5)が設定されて構成されると共に、所要の切断部位に沿って切断することにより、成形済基板1を個々のパッケージ2に分離形成することができるように構成されている。
ネスト21については、図2・図3で示すように、ネスト外周枠28と、ネスト外周枠28内に設けられた格子状の保持壁26と、保持壁26で囲まれたパッケージ収容用の収容空間部27とが設けられていると共に、保持壁26の天面部分とネスト外周枠28上面(ネスト外周枠28基板載置側の面)とは同一平面上に構成されている。この保持壁26の根元には、個々のパッケージ2を係止させると共に、保持壁26により水平方向に大きく移動しないようにして保持させる棚部29が設けられている。なお、棚部29について、図2・図3では省略されているが、図4乃至図6を用いて後述する。
ネストカバー22については、図3で示すように、ネスト21を覆うとともに個々のパッケージ2の大きな移動を抑制する部材であって、ネストカバー外枠30と、このネストカバー外枠30に着脱自在に取付け・取外しができ、且つ、個々のパッケージ2の上方に相当する部分に備えたパッケージ保持部材31とが設けられている。このネストカバー外枠30の四隅には、ネスト外周枠28と合致するネスト合致部32が設けられていると共に、パッケージ保持部材31には、格子状のリブからなり、且つ、パッケージ2の天面(電子部品非装着面)の四隅の上方に突出したパッケージ2を保持するパッケージ保持部33が設けられている。このネストカバー外枠30は、個々のパッケージ2の上方に相当する部分は完全に貫通し、且つ、ネスト合致部32がパッケージ保持部33よりも下方まで突出するように設けられている。なお、パッケージ保持部材31に下向きに突出したパッケージ保持部33について、図3では省略されているが、図5・図6を用いて後述する。
さらに、図3に示すように、ネストカバー22のパッケージ保持部材31には、所要個のパッケージ2天面のほぼ中央部分を弾性押圧し、且つ、パッケージ保持部材31から着脱自在に取付け・取外しができ、且つ、図における垂直方向にパッケージ保持部材31を貫通した、少なくとも一個以上、図例では全てのパッケージ2天面の上方に、弾性押圧手段41を設けられて構成されている。
この弾性押圧手段41は、パッケージ2天面を弾性押圧してパッケ−ジ2をガイドして水平状態に収容すると共に、パッケージ2を常に弾性押圧し且つ水平状態で、ネスト21の収容空間部27における棚部29に収容することができるように構成されている。
なお、パッケージ2を弾性押圧する弾性押圧手段41には、パッケージ2を損傷することのないように、例えば、パッケージ2と当接する適宜な樹脂製の先端部材42と、この先端部材42でパッケージ2を弾性支受するための適宜なの弾性力を有するスプリング等の弾性部材43と、で少なくとも構成されている。
さらに、この弾性押圧手段41の実施方法については、図5・図6を用いて後述する。
また、パッケージ収容治具21・22と組み合わせて使用されるその他の構成要素として、図1乃至図3に示すように、前述した往復台24には、ネスト21に装填された成形済基板1を吸着固定するプラットホーム34と、プラットホーム34を載置した状態で回転するターンテーブル35とが設けられて構成されている。
また、基板切断部10の所定位置には、基板切断位置23bにある往復台24のプラットホーム34に吸着固定された成形済基板1を切断するブレード36(回転切断刃)等の適宜な切断手段が設けられて構成されている。
また、プラットホーム34におけるパッケージ2を吸着させる吸着固定面(基板載置面)には、成形済基板1の想定切断線5に対応したブレード36の逃げ溝37が設けられると共に、逃げ溝37にてパッケージ2の平面的形状に対応した吸着部38が区画されて構成され、吸着部38にはパッケージ吸着用パッド39(凹部)を備えた吸引孔40が設けられて構成されている。
また、図2・図3に示すように、ターンテーブル35と往復部本体24とには適宜な真空引き機構(図示なし)と連通接続する真空パイプ等の適宜な真空経路(図示なし)とが設けられて構成されている。
また、図2・図3にも示すように、パッケージ2として形成されず、且つ、成形済基板1の外周部分として切断して廃棄される部分においても、ネスト21の収容空間部27の外周部分に開口部44、プラットホーム34には、この開口部44に対応して、吸着部38の外周部分にパッド39(吸引孔40)を形成しない固定部45とを設けられていると共に、この開口部44と固定部45との組み合わせにより、前記した吸着部38と収容空間部27と同様に、成形済基板1における外周部分を装着固定することができるように構成されている。
即ち、真空引き機構を作動させて、吸引孔40(パッド39)から真空経路26を通して、プラットホーム34の吸着固定面(パッド39側)から強制的にエアを吸引排出することができるように構成されている。
従って、前述したように、プラットホーム34の吸着部38に成形済基板1或いは個々のパッケージ2を吸着固定することができるように構成されると共に、プラットホーム34の吸着部38に成形済基板1或いは個々のパッケージ2を吸着固定した状態で、往復部24が基板固定位置23aと基板切断位置23bとの間を往復動することができるように構成され、基板切断位置23bにてブレード36で成形済基板1を吸着固定した状態で切断することができるように構成されている。
このとき、ブレード36の下端位置は、成形済基板1の下面を下方向に超えて逃げ溝37内に位置することになり、成形済基板1をフルダイシングすることができるように構成されている。
さらに、パッケージ収容治具(ネスト21・ネストカバー22)、特に、ネストカバー22に設けた弾性押圧手段41について、図4乃至図6を用いて以下に詳述する。
なお、ダイサー機構6の基板切断部10(基板切断位置23a、基板固定位置23b、ネストカバー装填部11)において、図4は、成形済基板1を個々のパッケージ2に切断する工程と、図5は、切断された個々のパッケージ2にネストカバー22を装填する工程と、を前記した図1乃至図3に対応する切断装置の拡大部分断面図で示している。
また、ハンドラ機構7のパッケージ収容治具除去部16において、図6は、ネスト21とネストカバー22とで構成されたパッケージ収容治具21・22間に収容されて保持されたパッケージ2からネストカバー22を除去する工程を、前記した図1乃至図3に対応する切断装置の拡大部分断面図で示している。
即ち、図4(A)に示すように、まず、ハンドラ機構7のネスト装填部14からダイサー機構6の基板固定位置23aに、ネスト21における保持壁26の天面部分に樹脂成形体4側を下方に向けた成形済基板1を装填したネスト21が移動する。次に、往復台35上にあるターンテーブル35に載置されたプラットホーム34の吸着部38の所定位置である上方に、成形済基板1を装填したネスト21が下方に移動する。
このとき、成形済基板1をネスト21に装填させるのには、例えば、ネスト21のネスト外周枠28の天面部分に、適宜な位置決め手段(図示しない)を設けることにより、成形済基板1を確実にネスト21に装填することができるような構成で実施してもよい。また、成形済基板1の樹脂成形体4側を上方に向けて、ネスト21の天面部分に装填して実施してもよい。
次に、図4(B)に示すように、成形済基板1を装填したネスト21が下方に移動して、ターンテーブル35の上面とネスト外周枠28の下面とが当接されると共に、ネスト21の収容空間部27・開口部44に、プラットホーム34の吸着部38・固定部45が嵌装されて、吸着部38・固定部45の天面部分が、収容空間部27・開口部44の天面部分よりも上方に突出する、並びに、ネストの保持壁26が、プラットホーム34の逃げ溝37に載置されて嵌装されることになる。
これにより、成形済基板1は、ネスト21の天面部分よりも突出したプラットホーム34の固定部45の天面部分に装着固定されるとほぼ同時に、プラットホーム34の吸着部38の天面部分にパッケージ2をパッド39(吸引孔40)を介して吸着固定した状態で、ブレード36により成形済基板1における仮想切断線5に沿って切断分離すると共に、ブレード36の下方位置はブレード36の逃げ溝37に位置して、逃げ溝37に嵌装された保持壁26の天面部分に衝突しないように成形済基板1を切断する。
このとき、成形済基板1をブレード36にて切断するのには、単数個のブレード36ではなく、複数個のブレード36を用いて切断してもよい。また、ブレード36等の適宜な切断手段により、成形済基板1を切断する切断順序は、図例に限定されずに、成形済基板の外周部分である吸着固定されない部分から切断するように実施してもよい。
また、図4(B)に示す状態にあるプラットホーム34の吸着部38を固定支持する所要部分においては、完全にネスト21で覆うようにしているが、ネスト21自体がプラットホーム34に載置するような状態で実施してもよい。
また、切断して廃棄されるパッケージ部分においては、プラットホーム34の固定部45にも吸着部38の構成要素であるパッド39(吸引孔40)を設けて実施すること、或いは、ネスト21の開口部44やプラットホーム34の固定部45を設けずに実施してもよい。
次に、図5(A)に示すように、ダイサー機構6の基板切断部10内における基板切断位置23bから基板固定位置23aであるネストカバー装填部11に、プラットホーム34の吸着部38の天面部分で吸着固定されたパッケージ2が、往復台24で移動して戻ると共に、この吸着部38に吸着固定されたパッケージ2天面のほぼ中央部分における上方位置に、ネストカバー22の弾性押圧手段41における先端部材42が下方に向けた状態で待機する。
このとき、弾性押圧手段41のスプリング等を含んだ適宜な弾性部材43は、先端部材42を最下方に位置した状態で弾性支受すると共に、この状態におけるネストカバー22は、パッケージ2の天面に対して、第一にはネストカバー外枠30のネスト合致部32下面、第二には弾性押圧手段41の先端部材42、第三にはパッケージ保持部材31のパッケージ保持部33下面、との順序で下方に突出した状態で待機することになる。
次に、図5(B)に示すように、ダイサー機構6の基板切断部10内における基板固定位置23aにあるネストカバー装填部11において、プラットホーム34の吸着部38におけるパッド39(吸引孔40)を介して吸着固定していた個々のパッケージ2が吸着解除するとほぼ同時(或いは、吸着解除した後)に、ネスト21を上方に移動する。
次に、さらにネスト21が上方に移動して、ネスト21の棚部29が吸着部38の天面部分と同じ位置まで上方に移動すると、個々のパッケージ2は、ネスト21の各収容空間部27において、棚部29に一旦係止(収容)されることになる。
さらに、ネスト21が上方に移動して、棚部29に一旦係止したパッケージ2に、ネストカバー22(パッケージ保持部材31)に設けた弾性押圧手段41の先端部材42が当接する。
このとき、ネスト21のネスト外周枠28天面とネストカバー22のネスト合致部32下面とは離間した状態であり、この状態のままで、ネスト21とネストカバー22とが確実に合致することができるように、例えば、ネスト合致部32下面から下方に突出するか、或いは、ネスト外周枠28天面から上方に突出するかして、パッケージ収容治具21・22の一方側には、突出した位置決めピン等の適宜な位置決め部材(図示しない)を設けて、もう一方側には、この位置決め部材に対応して遊挿する位置決め穴等の適宜な位置決め空間部(図示しない)を適宜に設けることによって、確実にネスト21とネストカバー22とが合致するような構成で実施してもよい。
次に、図6(A)に示すように、ダイサー機構6の基板切断部10内における基板固定位置23aにあるネストカバー装填部11において、図5(B)の状態にある棚部29に一旦係止したパッケージ2を収容したネスト21が上方にさらに移動して、ネスト外周枠28とネスト合致部32とが完全に当接して合致することになる。
このことにより、各パッケージ2をネスト21における収容空間部27の棚部29に水平状態となるように、先端部材42における先端部分の丸み形状を生かして、万が一、傾斜状態にあるパッケージ2でも水平状態にガイドして保持する。そして、すべてのパッケージ2を弾性押圧手段41にて、各パッケージ2を弾性押圧した状態で、さらに、ネストカバー22のパッケージ保持部33がパッケージ2の四隅の上方に所定の間隙をおいて、すべてのパッケージ2が、収容空間部27の棚部29から図の垂直方向に大きな移動をしない状態で、確実に保持される。
このとき、ネスト21とネストカバー22とが完全に合致した状態にある弾性押圧手段41のスプリング等を含んだ適宜な弾性部材43は、先端部材42を上方に移動させ且つスプリング等が縮んだ状態で弾性支受することになる。
従って、本発明における基板の切断装置を用いて、成形済基板1から切断された個々のパッケージ2を、パッケージ収容治具(ネスト21・ネストカバー22)におけるネストカバー22に設けた弾性押圧手段41にて、接触状態で個々のパッケージ2を弾性押圧して収容する工程、さらに加えて、弾性押圧手段41にて接触状態で弾性押圧して収容された個々のパッケージ2を、パッケージ保持部33にて非接触状態で保持する工程、とにおける二段階の工程で実施するので、個々のパッケージ2をパッケージ収容治具21・22間で確実に収容して保持することができる、つまりは、図6(A)で示す状態となるのである。
次に、図6(A)の状態のままで、ダイサー機構6の基板切断部10内における基板固定位置23aであるネストカバー装填部11からパッケージ洗浄乾燥部15に、パッケージ2を収容して保持されたパッケージ収容治具21・22が移動する(図1参照)。
次に、図6(A)の状態のままで、洗浄乾燥済パッケージ2をパッケージ洗浄乾燥部15にて洗浄・乾燥させた後に、この状態のままで、パッケージ収容治具除去部16に、パッケージ2を収容して保持されたパッケージ収容治具21・22が移動して、ネストカバー22を除去する工程が実施されることなる。
つまり、図6(B)に示すように、パッケージ収容治具除去部16において、図6(A)の状態のままで移動されたパッケージ収容治具21・22は、ネストカバー22を移動させずに、パッケージ2をネスト21の収容空間部27における棚部29に収容した状態で、ネスト21を下方に移動する。そして、前述した図5(B)と同じ状態になって、各パッケージ2は弾性押圧手段41で当接したままで、ネスト合致部32とネスト外周枠28とが離間した状態となる。
このとき、弾性押圧手段41のスプリング等を含んだ適宜な弾性部材43は、先端部材41を最下方に位置した状態で弾性支受することになる。
次に、図6(C)に示すように、各パッケージ2に当接していた弾性押圧手段41の先端部材42とパッケージ2の天面部分とが離間して、パッケージ2は、ネスト21の収容空間部27である棚部29に水平に収容された状態となると共に、一方、ネストカバー22自体は、図1を用いて説明したように、ダイサー機構6の基板切断部10内における基板固定位置とほぼ同じ場所にあるネストカバー装填部11へ移動する。
このとき、前述した図5(A)で示す状態と同様に、ネストカバー22は、パッケージ2天面に対して、第一にはネストカバー外枠30のネスト合致部32下面、第二には弾性押圧手段41の先端部材42、第三にはパッケージ保持部材31のパッケージ保持部33下面、との順序で下方に突出した状態に戻って待機することになる。
即ち、パッケージ2が保持壁26の天面部分に乗り上げた状態で、ネストカバー22が上に装填されることがあったとしても、ネストカバー22に設けた弾性押圧手段41によって、ネスト21の棚部29に水平状態にガイドすることができるので、確実にパッケージ2を収容して保持することができる。
さらに、大量の電子部品を一度に樹脂成形される、例えば、狭ピッチ間隔で電子部品を装着された基板3を切断分離された個々のパッケージ2が、プラットホーム34の吸着部38の天面における所定位置よりもずれた状態でパッケージ2が吸着されること、或いは、ネスト21の収容空間部27にある保持壁26の天面部分に多量のパッケージ2が乗り上げたりしたとしても、前述したように、弾性押圧手段41でパッケージ2を水平状態にガイドすることができるので、確実に収容して保持することができる。
従って、ネスト21の収容空間部27である保持壁26天面とネストカバー22との間で、パッケージ2が傾斜した状態のままで、パッケージ2をパッケージ収容治具21・22で押圧して挟み込む問題も効率良く防止すると共に、パッケージ2に極度なストレスやダメージを与えたり、或いは、パッケージ収容治具21・22からパッケージ2が飛散したりすることがなく、つまりは、ネスト21の収容空間部27にパッケージ2を確実に収容して保持することができる。
また、ネストカバー22の重さやパッケージ保持部32だけで、傾斜されたパッケージを押さえるのではなく、弾性押圧手段41で最初に、ネスト21の収容空間部27である保持壁26内にうまくパッケージ2を傾斜状態から水平状態にガイドして収容して、ネスト21とネストカバー22とが円滑に合致することができるので、その都度、切断装置全体を停止させて、作業者がパッケージ2を水平状態になるようにネスト21へ収容して、ネスト21とネストカバー22とを合致させる従来における非常に手間のかかる作業を効率良く防止することができる。
また、図1で示すように、切断される様々な成形済基板1の品種に対応して、ハンドラ機構7の制御機構9には、現状生産している成形済基板1の品種情報を設定することで(図1における上方向から下方向への破線矢印で示す)、この品種情報をダイサー機構6の制御機構8に自動的に提供されて、各制御機構8・9間の品種情報のやりとり(図1で示す左右方向の破線両矢印で示す)を自動的に制御できるように構成されている。
なお、各制御機構の品種情報をダイサー機構6側に設定してハンドラ機構7側に提供するな構成で実施してもよい。
従って、様々な成形済基板1の品種に対応して、ハンドラ機構7の制御機構9へ品種情報を設定するだけで、切断装置全体を制御することができるので、作業者による人的ミスが効率良く防止することができる。さらに、この各機構6・7で異なった品種情報が各制御機構8・9に設定されているような場合においても、各機構6・7が単独で稼動しないような構成となっているので、各機構・各部等の損傷を未然に防ぎ、成形済基板1、及び、パッケージ2の不良を効率良く防止することができる。品種交換作業においても、大幅な時間短縮が実現することができる。
即ち、前述したパッケージ収容治具21・22、並びに、独立されたダイサー機構6及びハンドラ機構7を設けた基板の切断装置にて、多品種小量生産に対応可能であると共に、前記した切断装置全体の稼動状況を著しく低下させることなく、パッケージ2(製品)を効率良く生産し得て、製品の生産性を向上させることができる。
なお、他の実施例としては、パッケージ収容治具におけるネストカバー22に設けた男性押圧手段41は、すべてのパッケージ2に設けずに、様々な成形済基板1(或いは、パッケージ2)に対応して、適宜な所定場所にのみ所要個の弾性押圧手段41を設けるようにして実施してもよい。なお、ネストカバー22のパッケージ保持部材31には、パッケージ保持部33のみ、或いは、弾性押圧手段41のみ、或いは、本実施例のようなパッケージ保持部33と弾性押圧手段41との組み合わせたもの等を、様々な成形済基板1(或いは、パッケージ2)に対応して、取捨選択して適宜に設けて実施してもよい。
また、他の実施例としては、図5・図6で示したようなネストカバー22を移動させずに、ネスト21のみを上下動させて、ネスト21とネストカバー22とを合致する工程、或いは、ネスト21からネストカバー22を除去する工程を説明しているが、例えば、図5(A)で示す状態で、ネストカバー22を最初に下方に移動させて、弾性押圧手段41の先端部材42を当接させた状態で、パッケージ2の下方にあるネスト22を上方に移動させて、ネスト21とネストカバー22とを合致させる実施方法であってもよい。つまりは、ネスト21とネストカバー22との両方を適宜に上下動させて実施してもよい。
また、他の実施例としては、図1で示したような基板の切断装置(この装置内に設けられた各機構・各部・各部材・各手段等)、及び、様々な成形済基板1(パッケージ2含む)のレイアウトや実施方法に限定されることなく、適宜に取捨選択して実施することができる。また、基板の切断装置におけるダイサー機構6とハンドラ機構7とを完全に離間した状態で、適宜な搬送手段(図示なし)を介して接続するような構成で実施してもよい。
また、他の実施例としては、成形済基板1における樹脂成形体4部分が一個のものを対象として説明しているが、複数個の樹脂成形体4を成形された成形済基板1を採用してもよい。また、基板3自体の形状も四角形でなく、円形や多角形等の適宜な形状をした基板に採用してもよい。さらに、本実施例では、半導体チップ(電子部品)とワイヤとを基板3に装着された成形済基板1を対象として説明しているが、他の成形済基板1としては、例えば、バンプを備えたフリップチップ基板に採用すること、或いは、ウエハーレベルパッケージにも採用することができる。
本発明に係わる基板の切断装置に用いたネスト21と弾性押圧手段41を設けたネストカバー22とで構成されたパッケージ収容治具21・22に収容して保持される被成形品が、例えば、ウェハー基板で実施することが可能となる。つまりは、平面形状を有する被成形品を切断分離して製品として形成される他の切断装置にも適用することが可能となる。
基板の切断装置を示す概略平面図である。 図1の装置における基板と装置要部とを示す概略斜視図である。 図1の装置におけるパッケージと装置要部を示す概略斜視図である。 図1の装置における基板切断方法を示す拡大断面図である。 図1の装置におけるパッケージ収容方法を示す拡大断面図である。 図1の装置におけるパッケージ収容治具除去方法を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 成形済基板
2 パッケージ
3 基板
4 樹脂成形体
5 想定切断線
6 ダイサー機構
7 ハンドラ機構
8・9 制御機構
10 基板切断部
11 ネストカバー装填部
12 基板装填部
13 基板整列部
14 ネスト装填部
15 パッケージ洗浄乾燥部
16 パッケージ収容治具除去部
17 パッケージ検査部
18 パッケージ収容部
21 ネスト
22 ネストカバー
23a 基板固定位置
23b 基板切断位置
24 往復台
25 トレイ
26 保持壁
27 収容空間部
28 ネスト外周枠
29 棚部
30 ネストカバー外枠
31 パッケージ保持部材
32 ネスト合致部
33 パッケージ保持部
34 プラットホーム
35 ターンテーブル
36 ブレード
37 逃げ溝
38 吸着部
39 パッド
40 吸引孔
41 弾性押圧手段
42 先端部材
43 弾性部材
44 開口部
45 固定部

Claims (3)

  1. 基板の切断装置に設けたダイサー機構にて成形済基板を切断して個々のパッケージを形成する工程と、前記装置に設けたハンドラ機構にて前記した成形済基板及び個々のパッケージを搬送する工程とを実施すると共に、前記装置に設けたパッケージ収容治具を構成する前記した個々のパッケージを収容するネストと前記ネストの上に載置してパッケージを保持するネストカバーとを用いて、前記各工程を実施する基板の切断方法であって、
    前記した個々のパッケージを弾性押圧して前記パッケージ収容治具に収容する工程と、前記した弾性押圧された個々のパッケージを前記パッケージ収容治具に保持する工程と、を実施することを特徴とする基板の切断方法。
  2. 成形済基板を切断して個々のパッケージを形成するダイサー機構と、前記した成形済基板及び個々のパッケージを搬送するハンドラ機構と、前記したダイサー機構とハンドラ機構とで用いられる、前記した個々のパッケージを収容するネストと前記ネストの上に載置してパッケージを保持するネストカバーとで構成されるパッケージ収容治具と、を含む基板の切断装置であって、
    前記したネストカバーには、一個以上のパッケージに対応して、前記ネストに前記パッケージを弾性押圧して収容する弾性押圧手段を設けたことを特徴とする基板の切断装置。
  3. 成形済基板を切断して個々のパッケージを形成するダイサー機構と、前記した成形済基板及び個々のパッケージを搬送するハンドラ機構と、前記したダイサー機構とハンドラ機構とを独立して制御する各別に設けた各制御機構と、を含む基板の切断装置であって、
    前記した成形済基板の様々な品種に対応して、前記した一方の制御機構に設定した品種情報を前記した他方の制御機構に自動的に提供することを特徴とする基板の切断装置。
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