JP2005084553A - トナー搬送装置、これを用いる電子写真装置およびクリーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トナー等の紛体を搬送するために回転し、一方向側から他方へ前記トナーを搬送すべく巻き方向が設定されている螺旋状コイルオーガ35を有するトナー搬送装置において、前記螺旋状コイルオーガ35の平板の角度を軸線に対し90°以上に設定した。
【選択図】 図4
Description
しかしながら、これらは中心に軸が通っているため、直線方向の搬送のみ可能であり、レイアウトの制約が多かった。また、一本の搬送スクリュやオーガで不可能な場合は複数本を組み合わせてトナーを搬送している。
この場合、それぞれに駆動手段が必要となりコストアップになったり、それぞれの繋ぎ目でトナーの受け渡しがうまくいかなかったりしてトナー詰まり等の不具合が出やすい。
図12は従来のトナー搬送手段の第3の例を示す説明図である。図13は従来のトナー搬送手段の第4の例を示す説明図である。上記不具合を解決すべく使用されているのが、図12のようなスプリングコイル33や図13のようなオーガコイル34である。
これらは中心軸が存在しないので湾曲した搬送路内でも配置できる。これによって、レイアウト余裕度も増し、一本のコイルで搬送できるので、コストも安い。ただし、これらはトナーの搬送性能が劣る。スプリングコイルは線材であるのでトナーの搬送能力が低いからである。
図13に示したオーガコイル34もスプリングコイル33に比較するとトナーの搬送面が広い分、搬送能力は高いが、中心軸がないのでトナーが中心のオーガが無い部分に逃げてしまい、トナーが搬送されずに滞り易い。
また、最近のように装置の小型化が求められるようになってくると、トナー搬送経路は下向きや水平方向だけでなく、斜め上方への搬送を必要とする場合があり、このような場合には、従来、斜め上方搬送の部分でトナーが搬送されにくく滞り、トナーの供給不足やコイルのロック等の不具合が発生し易かった。
そこで本発明の第1の目的は、上記の問題点を解決するために、トナーを搬送するさいに、トナーの密集、固化を防止し、円滑なトナー搬送を実現でき、省スペースで安価かつ搬送性能の高い、搬送コイルを用いたトナー搬送装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、高画質化のために重合法によるトナーを使用した場合でも、トナーを搬送するさいに、トナーの密集、固化を防止し、円滑なトナー搬送を実現でき、省スペースで低コストのトナー搬送装置を使用する画像形成装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、紙紛等が混ざった廃トナーや感光体クリーニングの補助としてステアリン酸亜鉛を使用した機構から発生する廃トナーを使用した場合でも、トナーを搬送するさいに、トナーの密集、固化を防止し、円滑なトナー搬送を実現でき、省スペースで低コストのトナー搬送装置使用するクリーニング装置を提供することにある。
請求項2記載の発明では、請求項1記載のトナー搬送装置を用いる電子写真装置を最も主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、トナーが重合法で作られたトナーである請求項2記載の電子写真装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、トナーが前記電子写真装置で発生する廃トナーであり、感光体クリーニングの補助としてステアリン酸亜鉛を使用した機構から発生する廃トナーである請求項2または3記載の電子写真装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1記載のトナー搬送装置がプロセスカートリッジとして構成されているクリーニング装置を最も主要な特徴とする。
請求項2によれば、搬送性能が良いので、斜め上方向への搬送も効率良く行えるため、トナー搬送経路のレイアウト余裕度も増し、小型化が実現でき、また、それほど特殊な加工技術を必要としないため低コストを実現でき、電子写真装置の小型化、低コスト化を可能にする。
請求項3によれば、重合法で作られたトナーはトナー1粒づつの粒径がそろっており、かつ小さいため、凝集しやすいが、円滑なトナー搬送が実現できる。
請求項4によれば、紙紛等が混ざった廃トナーや感光体クリーニングの補助としてステアリン酸亜鉛を使用した機構から発生する廃トナーは凝集度が高く、流動性が悪いが、円滑なトナー搬送が実現できる。
請求項5によれば、プロセスカートリッジの場合、その中に構成される部品の1つに異常が発生した場合には、カートリッジ全体を交換する必要があり、まだ寿命内の部品も破棄してしまい、経済的でないが、しかし、本構成にすることにより感光体ドラムからの転写残トナーを廃トナーとして搬送するさいに廃トナーの密集、固化等の不具合を防止でき、プロセスカートリッジの利点(良好な作業性)を生かすことができる。
図1の電子写真装置Aはフルカラープリンタであって、4つの感光体ドラムユニット3(黒:K、イエロー:Y、シアン:C、マゼンタ:M)と4つの現像ユニット4が配置されている。
図2は感光体ドラムユニットの正面断面図である。図3は図2の感光体ドラムユニットの斜視図である。感光体ドラムユニット3は感光体ドラム17、帯電ローラ18、帯電ローラクリーナ19、クリーニングブレード20、クリーニングブラシ21、廃トナー搬送コイル22で構成されている。
それぞれの感光体ドラムユニット3において、感光体ドラム17上の未転写トナーはクリーニングブレード20とクリーニングブラシ21にて回収される。クリーニングブラシ21は回収した未転写トナーを廃トナー搬送コイル22側へと送っている。さらに、廃トナーはコイルの回転によりユニット手前から奥側の廃トナー排出口23まで搬送される。
図4は電子写真装置本体の後側板に配置された廃トナー搬送経路周辺を示す斜視図である。感光体ドラムユニット3の廃トナー排出口23より排出された廃トナーは、それぞれ対応した廃トナー回収口に落下し、廃トナー回収経路を搬送コイルによって搬送され、廃トナーボトルに収容される。
廃トナー経路は電子写真装置の小型化を実現するため、他のユニットと干渉しない部分に配置するために、図示のごとく各所で湾曲しており、斜め上方へ搬送する個所もある。
図6は本発明のコイルオーガの他の例(比較例)を示す説明図である。図6に示す比較例の螺旋状コイルオーガ36は従来のコイルオーガ(図13)に対して、オーガを構成する細幅帯状体の平板面を軸線に対し90°(75°)以下に傾斜させている。
図7は比較例として従来のコイルオーガ(図13)と廃トナーの関係を示す模式図である。図8は本発明のコイルオーガ(図5)と廃トナーの関係を示す模式図である。図9は本発明のコイルオーガ(図6)と廃トナーの関係を示す模式図である。
これによって、図7および図8に示すように、従来のもの(図7)だと、コイルの無い中心部分に廃トナーがこぼれ、滞留してしまうのに対し、図8に示した本発明の螺旋状コイルオーガ35では、ケースの壁方向に廃トナーを押し付けながら搬送するので、一度に多くの廃トナーを搬送でき、搬送性能が上がる。このことは実際に試作にて確認済である。
しかしながら、逆に図6および図9に示すように螺旋状コイルオーガ36の平板面を軸線に対し90°以下にする場合は従来の90°よりも搬送性能が悪く、コイルの無い中心部分に溜まるトナー量も増加している。
紙紛等が混ざった廃トナーや感光体クリーニングの補助としてステアリン酸亜鉛を使用した機構(ステアリン酸亜鉛を感光体表面に塗布する機構)が用いられるが、この機構から発生する廃トナーは凝集度が高く、流動性が悪いが、本発明によれば、円滑なトナー搬送が実現できる。即ち、ステアリン酸亜鉛を使用したクリーニング機構を使用した場合でも、トナーを搬送するさいに、トナーの密集、固化を防止し、円滑なトナー搬送を実現でき、省スペースで低コストのトナー搬送装置使用するクリーニング装置を提供することができる。
また、トナーとして重合法で作られたトナーを用いることが有効である。即ち、重合法で作られたトナーはトナー1粒づつの粒径がそろっており、かつ小さいため、凝集しやすいが、円滑なトナー搬送が実現できる。
また、トナー搬送装置をプロセスカートリッジとして構成することが有効である。プロセスカートリッジの場合、その中に構成される部品の1つに異常が発生した場合には、カートリッジ全体を交換する必要があり、まだ寿命内の部品も破棄してしまい、経済的でないが、しかし、本発明の如き構成にすることにより感光体ドラムからの転写残トナーを廃トナーとして搬送するさいに廃トナーの密集、固化等の不具合を防止でき、プロセスカートリッジの利点(良好な作業性)を生かすことができる。
Claims (5)
- トナー等の紛体を搬送するために回転し、一方向側から他方へ前記トナーを搬送すべく巻き方向が設定されている螺旋状コイルオーガを有するトナー搬送装置において、前記螺旋状コイルオーガの平板の角度を軸線に対し90°以上に設定したことを特徴とするトナー搬送装置。
- 請求項1記載のトナー搬送装置を用いることを特徴とする電子写真装置。
- トナーが重合法で作られたトナーであることを特徴とする請求項2記載の電子写真装置。
- トナーが前記電子写真装置で発生する廃トナーであり、感光体クリーニングの補助としてステアリン酸亜鉛を使用した機構から発生する廃トナーであることを特徴とする請求項2または3記載の電子写真装置。
- 請求項1記載のトナー搬送装置がプロセスカートリッジとして構成されていることを特徴とするクリーニング装置。
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