JP2005084426A - 撮像装置および撮像装置のフォーカス制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置のフォーカス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 AF制御の高精度化と違和感のあるピント変化の発生を抑える。
【解決手段】 撮像素子106の出力信号の高周波成分に基づいてフォーカス評価信号を出力する第1の検出手段113と、フォーカス評価信号とは異なる検出信号を出力する第2の検出手段126と、フォーカス評価信号に基づいてフォーカスレンズ105の合焦位置を探索するためにフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、および上記検出信号に基づいてフォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めてフォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段114とを有する。制御手段は、第1のフォーカス制御によってフォーカスレンズの合焦位置を検出できなかったときに、第2のフォーカス制御を行う。
【選択図】 図1


Description

本発明は、ビデオカメラ等の撮像装置に関するものである。
近年、ビデオカメラのオートフォーカス制御は、撮像素子によって被写体像を光電変換して得られた映像信号中より映像の鮮鋭度を検出してこれをAF評価値とし、このAF評価値が最大となるフォーカスレンズの位置を検索するよう制御する、いわゆるTV−AF方式が主流である。
TV―AF方式のAF評価値としては、一般にある帯域のバンドパスフィルターによって映像信号から抽出された高周波成分を用いている。AF評価値は、通常の被写体像を撮影した場合、図2のように合焦点(合焦位置)に近づくにしたがって大きくなり、そのレベルが最大になる点が合焦点となる。
また、他のAF方式としては、内測(TTL)位相差検出方式がある。内測位相差検出方式では、撮影レンズの射出瞳を通過した光束を2分割し、これら2分割した光束を一組のラインセンサにそれぞれ受光させる。そして、その受光量に応じて出力される信号のずれ量、すなわち光束の分割方向の相対的位置ずれ量を検出することで、撮影レンズのピントずれ量(デフォーカス量)を直接求める。従って、焦点検出用センサにより一度蓄積動作を行えば、フォーカスレンズを駆動すべき量と方向が得られ、高速な焦点調節動作が可能となっている。
また、同じ位相差検出方式でも、撮影レンズを通過した光を用いない、外測位相差検出方式がある。外測位相差検出方式では、被写体からの光束を2分割し、これら2分割した光束を一組のラインセンサにそれぞれ受光させる。そして、その受光量に応じて出力される信号のずれ量、すなわち光束の分割方向の相対的位置ずれ量を検出することで、三角測量方法によって被写体までの距離を求める。
その他、外測式センサを用いるAF方式としては、超音波センサを用いて超音波の伝搬速度から被写体までの距離を測定する方式や、赤外線センサを用いて三角測量する方式等もある。
さらに、これら各AF方式を組み合わせたハイブリッドAF方式もある。ハイブリッドAF方式では、例えば、内測位相差検出方式で合焦点の近傍までフォーカスレンズを駆動した後、TV−AF方式でさらに高精度にフォーカスレンズを合焦位置に駆動する(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−64056号公報(第4頁、図1)
しかしながら、上記ハイブリッドAF方式では次のような不都合があった。すなわち、ハイブリッドAF方式で、最終的なAF制御をTV−AF方式で行うのは、TV−AF方式の方が一般に高精度に合焦位置を検索できるためである。逆に言えば、TV−AF方式以外のAF方式は、TV−AF方式に比べて合焦精度が低い。
このため、はじめにTV−AF方式以外のAF方式でフォーカスレンズを駆動すると、TV−AF方式で得られるはずの合焦位置をフォーカスレンズが乗り越えてしまう(通り越してしまう)場合がある。したがって、撮影されている映像を見ていると、一旦ジャストピント状態になった後に若干のぼけが発生し、その後TV−AF方式でAFを行うことによって再びジャストピント状態に近づくという、違和感のあるピント変化を持つ映像が撮影されてしまうことになる。
本発明は、上記のような違和感のあるピント変化の発生をできるだけ抑えることができるようにした撮像装置およびそのフォーカス制御方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、該撮像素子の出力信号の高周波成分に基づいてフォーカス評価信号を出力する第1の検出手段と、フォーカス評価信号とは異なる検出信号を出力する第2の検出手段と、フォーカス評価信号に基づいてフォーカスレンズの合焦位置を探索するためにフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、および上記検出信号に基づいてフォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めてフォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段とを有する。そして、制御手段は、第1のフォーカス制御によって合焦状態が得られなかったときに、第2のフォーカス制御を行うようにしている。
また、本発明のフォーカス制御方法は、撮像素子の出力信号の高周波成分に基づいて、撮影光学系の焦点状態を表すフォーカス評価信号を生成するステップと、フォーカス評価信号とは異なる検出信号を生成するステップと、フォーカス評価信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するためにフォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御ステップと、上記検出信号に基づいてフォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めてフォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御ステップとを有する。そして、第1のフォーカス制御ステップによって合焦状態が得られなかったときに、第2のフォーカス制御ステップを行うようにしている。
ここで、「合焦状態が得られなかった」とは、合焦位置を検索したが最終的に合焦位置の特定(確定)ができなかった場合、合焦判定がされなかった場合、探索そのものができなかった場合等を含む。
なお、上記第2の検出手段は、被写体までの距離を検出するための検出信号を出力するものであってもよいし、撮像素子の出力信号に基づいて撮影光学系のデフォーカス量を検出するための検出信号を出力するものであってもよい。
さらに、1回目の第1のフォーカス制御(ステップ)によってフォーカスレンズの合焦位置を検出できなかったときに、第2のフォーカス制御(ステップ)を行い、その後、2回目の第1のフォーカス制御(ステップ)を行うようにしてもよい。特に、この場合において、2回目の第1のフォーカス制御を行うときに、1回目の第1のフォーカス制御とは制御特性を変更して行うようにするとよい。
本発明によれば、第1のフォーカス制御(ステップ)、例えばTV−AF方式でフォーカスレンズの合焦位置検出が可能であるときには、この第1のフォーカス制御によって焦点調節を行い、第2のフォーカス制御(ステップ)は行わないので、先に説明したフォーカスレンズのジャストピント位置の乗り越えの発生が回避できる。したがって、常に第2のフォーカス制御を行う場合に比べて、違和感のあるピント変化が発生する機会も少なくなる。その一方、第1のフォーカス制御では合焦位置の検出ができなかったときには、第2のフォーカス制御を行うので、第1のフォーカス制御でしか焦点調節を行えない場合に比べて、合焦可能な被写体の範囲を拡大することができる。
特に、第2の検出手段として被写体までの距離を検出するもの(例えば、外測距離検出方式)を用いることにより、TV−AF方式と同様に受光センサ(ないし撮像素子)における受光像のコントラストに対する依存性が高い方式(例えば、内測式位相差検出方式)を用いる場合に比べて、合焦可能な被写体の範囲拡大効果がより高い。
また、第2のフォーカス制御の後に、2回目の第1のフォーカス制御を行うようにすれば、1回目の第1のフォーカス制御時とはフォーカス評価信号の様子が変化する等の理由により、高精度の合焦が得られる効果が期待できる。特に、2回目の第1のフォーカス制御を行うときに、1回目の第1のフォーカス制御とは制御特性を変更することにより、2回目の第1のフォーカス制御によって高精度の合焦が得られる可能性をさらに高めることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例であるビデオカメラ(撮像装置)の構成を示している。なお、本実施例では、撮影レンズ一体型のビデオカメラについて説明するが、本発明は、撮影レンズの装着が可能なビデオカメラにも適用できる。この場合、後述するカメラ/AFマイクロコンピュータで生成された制御信号が、撮影レンズ内のマイクロコンピュータに通信され、カメラ/AFマイクロコンピュータは、該レンズマイクロコンピュータを介してフォーカスレンズユニットの駆動を制御する。また、本実施例では、ビデオカメラについて説明するが、本発明は、デジタルスチルカメラ等、各種撮像装置にも適用できる。このことは、後述する実施例2でも同様である。
図1において、101は第1固定レンズユニット、102は変倍を行うレンズユニット(以下、ズームレンズユニットという)、103は絞り、104は第2固定レンズユニット、105は焦点調節機能と変倍による像面移動を補正するいわゆるコンペンセータ機能とを兼ね備えたレンズユニット(以下、フォーカスレンズユニットという)である。これらレンズユニットにより構成される撮影光学系は、物体側(図の左側)から順に、正、負、正、正の光学パワーを有する4つのレンズユニットで構成されたリアフォーカス光学系である。なお、図中には、各レンズユニットが1枚のレンズにより構成されているように記載されているが、実際には、1枚のレンズにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズにより構成されていてもよい。
ズームレンズ102およびフォーカスレンズ105はそれぞれ、ズームモータ110およびフォーカシングモータ111により光軸方向(図の左右方向)に駆動される。
被写体からの入射光は、レンズユニットおよび絞り101〜105を通って撮像素子106上に結像する。撮像素子106は、CCDやCMOSセンサなどの光電変換素子であり、撮像面上に形成された被写体像を電気信号に変換する。撮像素子106から出力された電気信号は、CDS/AGC回路107によりサンプリングされてゲイン調整され、カメラ信号処理回路108に入力される。
カメラ信号処理回路108は、CDS/AGC回路107から入力された信号に所定の処理を施して、記録ユニット109およびモニタユニット115での記録および表示に適した映像信号を生成する。記録ユニット109は、入力された映像信号を記録媒体(磁気テープ、光学ディスク、半導体メモリなど)に記録する。モニタユニット115は、入力された映像信号に基づいて電子ビューファインダーや液晶パネルなどのディスプレイに被写体映像を表示する。
一方、CDS/AGC回路107の映像信号出力は、AFゲート112にも出力される。AFゲート112では、全画面に相当する映像信号のうちフォーカス制御に用いられる画面範囲の信号を選択してAF信号処理回路(第1の検出手段)113に出力する。ここで、フォーカス制御に用いられる画面範囲は任意に設定可能であり、複数の範囲を設定してもよい。
AF信号処理回路113は、入力された映像信号から、TV−AF方式によるフォーカス制御に用いる高周波成分や該高周波信号から生成した輝度差成分(映像信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)などのAF評価値信号(フォーカス評価信号)を抽出し、これをカメラ/AFマイクロコンピュータ114に出力する。AF評価値信号は、撮像素子106からの出力信号に基づく映像の鮮鋭度を表すものであるが、鮮鋭度は撮影光学系の焦点状態によって変化するので、結果的に撮影光学系の焦点状態を表す信号となる。
カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、AF評価値が最大レベル(最大値又はその近傍の値)となるフォーカスレンズユニット105の位置(合焦位置)を検索(サーチ)するように、フォーカシングモータ111に制御信号を出力してフォーカスレンズユニット105を微小量ずつ駆動させる。この制御方式が、いわゆる「TV−AF方式」(第1のフォーカス制御)である。
カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、ビデオカメラ全体の制御を司る。前述したAF信号処理回路113の出力および後述する外部測距ユニット(第2の検出手段)126の出力は、カメラ/AFマイクロコンピュータ114に入力され、AF制御の演算に用いられる。カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、その演算結果に応じて、前述したフォーカシングモータ111に制御信号を出力し、フォーカスレンズユニット105を駆動させる。
外部測距ユニット126は、外測式、すなわち撮影光学系(撮影レンズ)を通ってきた光を使用せずに被写体までの距離を計測し、距離に応じた信号を出力するタイプのセンサである。外部測距ユニット126としては、パッシブ方式の距離センサを使用することができる。このパッシブ方式の測距方式では、被写体からの光束を2分割し、これら2分割した光束を一組のラインセンサにそれぞれ受光させる。そして、その受光量に応じて出力される信号のずれ量、すなわち光束の分割方向の相対的位置ずれ量を検出することで、三角測量方法によって被写体までの距離を求める。また、このようなパッシブ方式での測距方式のほか、アクティブ方式の測距方式として、超音波センサを用いて測定した超音波の伝搬速度から距離を求める方式や、コンパクトカメラでよく使用される被写体に投光した赤外線を用いた三角測距方式などがある。但し、本発明における距離検出手段(第2の検出手段)はこれらの測距方式に限られるものではない。
カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、このように外部測距ユニット126からの検出信号によって検出又は測定された被写体までの距離情報と、撮影光学系の焦点距離情報(ズームレンズユニット102の位置を検出する不図示の位置センサからの出力又はズームモータ110の基準位置からの駆動パルスカウント値から得ることができる)とに基づいて、合焦を得るためのフォーカスレンズユニット105の位置(制御値)を演算し、あるいはテーブルデータから読み出し、その位置にフォーカスレンズユニット105を駆動する。なお、フォーカスレンズユニット105を合焦位置に駆動するための駆動量(制御値)を求めてもよい。そして、この制御方式をここでは「外測距離検出方式」(第2のフォーカス制御)という。
次にカメラ/AFマイクロコンピュータ114で行われるAF制御について図3〜7を用いて詳しく説明する。まず、図3を用いてAF動作全体について説明する。
ビデオカメラの電源が投入され、又はAFスイッチがオンされることにより、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、Step301で処理を開始する。
次に、Step302では、フォーカスレンズユニット105の微小駆動を行い、合焦か否か、合焦でないならばどちらの駆動方向に合焦点(合焦位置)があるかを判別する。上記微小駆動については、後に図4を用いて説明する。
次に、Step303においては、AF信号処理回路113からAF評価値を示す信号(フォーカス評価信号)を読み込み、このAF評価値が所定の閾値より小さいか否かを判定する。小さければStep304へ進み、大きい場合はStep305へ進む。
Step304では、AF評価値が小さい場合にはフォーカスレンズユニット105を合焦に向けて駆動すべき方向を判別するのが困難であり、また方向判別に時間を要して応答性が悪くなるので、直ちに山登り駆動へ移行することになる。このため、本Stepでは、現在のフォーカスレンズユニット105の位置(フォーカスレンズユニット105の位置を検出する不図示の位置センサからの出力又はフォーカシングモータ111の基準位置からの駆動パルスカウント値から得ることができる)を基準として合焦位置が存在する可能性が高い方向を山登り方向と設定する。具体的には、現在のフォーカスレンズユニット105の位置が合焦位置に対して無限遠側であれば山登り方向は至近方向、合焦位置に対して至近側であれば山登り方向は無限遠方向である。
なお、ここにいう閾値は、映像信号によっては被写体像が判別できなくなるくらいぼけたときのAF評価値の値を参考に決めればよい。そして、Step307へ進む。
Step305においては、Step302の微小駆動によって合焦判定ができたかどうかを判別する。合焦判別できた場合(後述する合焦判別フラグが1の場合)はStep315へ進み、合焦・再起動判定処理を行い、合焦判定ができていない場合(後述する合焦判別フラグが0の場合)はStep306へ進む。
Step306においては、Step302での微小駆動によって方向判別ができたかどうかを判別する。方向判別できた場合(後述する方向判別フラグが1の場合)はStep307へ進み、山登り駆動を行う。方向判別ができていない場合(後述する方向判別フラグが0の場合)は、Step302へ戻り、微小駆動を継続する。
Step307では、所定の速度でフォーカスレンズユニット105を山登り駆動する。この山登り駆動については、後に図6を用いて説明する。
Step308では、Step307の山登り駆動中に、予め決められた条件のもとで、合焦できない(合焦状態が得られない)と判定されたかどうかを判別する。合焦できないと判定されたときはStep312へ進む。
ここで、合焦できないと判定する条件としては、フォーカスレンズユニット105を無限遠端から至近端までの全ストロークをサーチしたが合焦判定が得られないことや、全ストローク中の所定の割合以上(一部)をサーチしたが合焦判定が得られないこと等である。さらに、このような合焦判定が得られない理由としては、低照度下での撮影時や低コントラストの被写体の撮影時等、フォーカスレンズユニット105を山登り駆動しても映像信号から得られるAF評価値にほとんど変化がなかったり、AF評価値信号のS/N比が劣化したりする場合が挙げられる。
Step308で合焦できないと判定されていなければ、Step309において、Step307での山登り駆動でAF評価値がピーク(最大値:図2の合焦点における値)を越えたかどうかを判別する。ピークを越えたと判別した場合はStep310へ進む。ピークを越えていないと判別した場合はStep307へ戻って山登り駆動を継続する。
Step310では、山登り駆動中のAF評価値がピークとなる位置(合焦点)にフォーカスレンズユニット105を戻すようにフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。
Step311においては、AF評価値がピークとなる位置(もしくはその近傍)にフォーカスレンズユニット105が戻ったかどうかを判別する。ピークに戻っている場合にはStep302へ戻って再び微小駆動を行い、ピークに戻っていない場合はStep310へ戻ってピークに戻す動作を継続する。
以下は、本発明の特徴点である。Step308で合焦できないと判定した場合、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、Step312へ進み、外部測距ユニット126からの信号により検出した距離情報(外部測距情報)に基づいて前述した演算等を行い、フォーカスレンズユニット105を合焦位置に駆動するようにフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。すなわち、TV−AF方式(第1のフォーカス制御)では合焦が得られないときの外部距離検出方式(第2のフォーカス制御)によるフォーカスレンズユニット105の駆動を行う。
次に、Step313では、フォーカスレンズユニット105が合焦位置に到達したかどうかを、合焦位置の情報とフォーカスレンズユニット105の位置検出結果とを比較することにより判別する(駆動量が演算された場合は、その駆動量に相当する分駆動されたか否かを判別する)。到達していればStep314へ進み、まだ到達していなければStep312へ戻って合焦位置へのフォーカスレンズユニット105の駆動を続ける。
Step314では、この後Step303で開始される2回目のTV−AFで使う閾値を、すでに行った1回目のTV−AFで用いた閾値よりも小さくする。これにより、後述するように、TV−AFにおける制御特性が変更される。
すなわち、Step303での処理により、2回目のTV−AFでは山登り駆動が行われないようにしてStep302へ戻り、フォーカスレンズユニット105の微小駆動を行う。このように、1回目のTV−AFでは合焦が得られなかった場合でも、外測距離検出方式によりフォーカスレンズユニット105を合焦位置(近く)まで移動させた後に、制御特性を変更した(微小駆動のみ行うようにした)2回目のTV−AFで合焦位置を探索することにより、合焦位置を検出しやすくなり、低照度下にある被写体や低コントラストの被写体等、1回目のTV−AFに比べて幅広い被写体に対して高精度な合焦を得ることができる。
次に、Step315からの合焦・再起動判定処理について説明する。
Step305で合焦判定された場合、Step315では、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、TV−AFの微小駆動で検出された合焦位置にフォーカスレンズユニット105を駆動するようフォーカシングモータ11に制御信号を出力する。
Step316では、フォーカスレンズユニット105が合焦位置に移動したかどうかを判別する。移動していればStep317へ進み、移動していなければStep315へ戻る。
Step317では、合焦位置におけるAF評価値を、不図示のメモリに保持する。
次に、Step318では、Step303で用いる閾値を、上記1回目のTV−AFで用いた値に戻す。
次に、Step319では、この時点での(最新の)AF評価値を取り込む。
さらに、Step320では、Step317で保持したAF評価値と最新のAF評価値とを比較し、AF評価値の変動が所定量より大きいか否かを判定する。AF評価値が所定量より大きく変動していればStep302へ進み、フォーカスレンズユニット105の微小駆動を再開する。AF評価値が所定量まで変動していなければ、Step321へ進む。
そして、Step321では、フォーカスレンズユニット105を停止させ、Step319へ戻り、合焦・再起動判定処理を継続する。
次に、上述したStep302で行われるフォーカスレンズユニット微小駆動について図4を用いて説明する。
Step401で、カメラ/AFマイクロコンピュータ114はこの処理を開始する。次に、Step402では、現在のModeが0か否かを判別する。0であればStep403へ進んで後述する、フォーカスレンズユニット105が、微小駆動において、無限遠側にあると判断されるような場合の処理を行う。一方、至近側にあると判断されるような場合には、Step411へ進む。
(フォーカスレンズユニット105が至近側に位置するときの処理)
Step403では、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、AF評価値処理回路113からAF評価値を取り込む。このAF評価値は、後述するMode=2で無限側にフォーカスレンズユニット105が位置している時に撮像素子106に蓄積された電荷から作られた映像信号に基づいたものになる。
次にStep404では、Step403で取り込んだAF評価値を、不図示のメモリに無限側AF評価値として保存する。
次に、Step405においては、合焦方向と判別された方向が、所定回数連続して同一か否かを判別し、そうであればStep407へ進み、そうでなればStep406へ進む。
次に、Step406においては、フォーカスレンズユニット105が所定回数同一エリア(つまりは、合焦位置の近傍)で往復を繰り返していれるか否かを判別する。そうであればStep408へ進み、そうでなければStep409へ進み、Modeを加算(4以上になった場合は0に戻す)してStep402へ戻る。
Step407では、方向判別ができたとして(方向判別フラグに1を立て)、Step410へ進み、処理を終了して山登り駆動へ移行する。
Step408では、合焦判定できたとして(合焦判別フラグに1を立て)、Step410へ進み、処理を終了して再起動判定へ移行する。
Step411では、現在のModeが1か否かを判別する。1であればStep412へ進み、後述するフォーカスレンズユニット105を無限遠側に駆動する処理を行い、そうでなければStep417へ進む。
(フォーカスレンズユニット105を無限遠側に駆動する処理)
Step412では、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、微小駆動における振動振幅、中心移動振幅を演算する。ここでは詳しく述べないが、焦点深度を基準に、深度が浅い時は振幅を小さく、深度が深いときは振幅を大きくするのが一般的である。
Step413では、前述したMode=0における無限遠側AF評価値と、後述するMode=3における至近側AF評価値とを比較する。無限遠側AF評価値が至近側AF評価値よりも大きければStep414へ進み、無限遠側AF評価値が至近側AF評価値以下であれば、Step415へ進む。
Step414では、駆動振幅を、振動振幅+中心移動振幅に設定する。
また、Step415では、駆動振幅を、振動振幅に設定する。
Step416では、フォーカスレンズユニット105を無限遠方向へStep414あるいはStep415で決められた振幅で駆動するようフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。そして、前述したStep405以降の処理に移行する。
Step417では、現在のModeが2か否かを判別する。2であればStep418へ進み、後述する、フォーカスレンズユニット105が、微小駆動において無限遠側にあると判断するような場合の処理を行う。一方、至近側にあると判断するような場合であればStep420へ進む。
(フォーカスレンズユニット105が無限遠側に位置する場合の処理)
Step418では、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、AF評価値処理回路からAF評価値を取り込む。このAF評価値は、前述したMode=0のときに至近側にフォーカスレンズユニット105が位置する場合に撮像素子106に蓄積された電荷から作られた映像信号に基づくものである。
Step419では、Step418で取り込んだAF評価値を至近側AF評価値として不図示のメモリに保存する。そして、前述したStep405以降の処理に進む。
(フォーカスレンズユニット105を至近側に駆動する処理)
Step420では、カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、フォーカスレンズユニット105の微小駆動における振動振幅、中心移動振幅を演算する。ここでは詳しく述べないが、被写体深度を基準に、深度が浅い時は振幅を小さく、深度が深いときは振幅を大きくするのが一般的である。
Step421では、前述したMode=0における無限遠側AF評価値と前述したMode=3における至近側AF評価値とを比較する。至近側AF評価値が無限遠側AF評価値よりも大きければStep422へ進み、至近側AF評価値が無限遠AF評価値以下であるときはStep423へ進む。
Step422では、駆動振幅を、振動振幅+中心移動振幅に設定する。
Step423では、駆動振幅を、振動振幅に設定する。
次に、Step424では、フォーカスレンズユニット105を無限遠方向へStep422あるいはStep423で決められた振幅で駆動するようフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。そして、前述したStep405以降の処理に移行する。
上記フォーカスレンズ動作の時間経過を示したのが図5である。ここで、横軸は時間を、縦軸はフォーカスレンズユニット105の位置を示す。また、図の上部に示されたパルス波形のうち下に向かう凸部は、映像信号の垂直同期信号を表している。
図5において、Aの間に撮像素子106に蓄積された電荷(斜線楕円で示す)に対するAF評価値EVAが時刻TAで取り込まれ、Bの間に撮像素子106に蓄積された電荷(斜線楕円で示す)に対するAF評価値EVBが時刻TBで取り込まれる。時刻TC では、AF評価値EVA、EVBを比較し、EVB>EVAであれば振動中心を移動させ(駆動振幅=振動振幅+中心移動振幅)。一方、EVA>EVBであれば、振動中心を移動させない(駆動振幅=振動振幅)。
次に、フォーカスレンズユニット105の山登り駆動について図6を用いて説明する。
Step601において、カメラ/AFマイクロコンピュータ114はこの処理を開始する。
Step602では、AF評価値処理回路113からAF評価値を取り込む。
次に、Step603では、Step602で取り込んだAF評価値が前回のAF評価値より所定量小さいどうかを判別する。小さくなければStep604へ進み、小さければStep610へ進む。ここで、所定量とは、AF評価値のS/N比を考慮して決められる値であり、被写体を固定し、フォーカスレンズユニット105の位置が一定でのAF評価値の変動幅以上の値とする。このようにしないと、AF評価値の変動の影響を受け、正しい方向に山登り駆動できない。
Step604では、フォーカスレンズユニット105が無限遠端に達した否かを判定する。無限遠端とは、設計上決められたフォーカスレンズユニット105のストロークのうち最も無限遠寄りの位置である。無限遠端に達していればStep608へ進む。達していなければStep605へ進む。
Step605では、フォーカスレンズユニット105が至近端に達しているかどうか判定する。至近端とは、設計上決められたフォーカスレンズユニット105のストロークのうち最も至近寄りの位置である。至近端に達していればStep609へ進む。達していなければStep606へ進む。
Step608では、無限遠端であることを示すフラグをセットし、Step609では、至近端であることを示すフラグをセットして、いずれからもStep611へ進む。Step611では、フォーカスレンズユニット105が上記フラグにより示される端とは反対方向に山登り駆動を続けるようフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。
Step606では、フォーカスレンズユニット105を、前回と同じ方向(順方向)に所定の速度でを山登り駆動するようフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。そして、Step607へ進み、今回の処理を終了する。
Step610においては、AF評価値がピークを越えて減ったかどうかを判別する。AF評価値がピークを越えて減っていなければStep611へ進む。AF評価値がピークを越えて減っていればStep607へ進み、処理を終了して微小駆動へ移行する。
Step611では、フォーカスレンズユニット105が前回と逆方向に所定の一定速度で山登り駆動するようフォーカシングモータ111に制御信号を出力する。そして、Step607へ進み、今回の処理を終了する。
以上の山登り駆動時のフォーカスレンズユニット105の動きを示したのが、図7である。縦軸はAF評価値を、横軸はフォーカスレンズユニット105の位置を示す。ここで、矢印Aは、AF評価値がピークを越えて減少している場合を示し、合焦点を越えたとして山登り駆動を終了し、微小駆動に移行する、一方、矢印Bは、AF評価値がピークを越えずに減少しているので、方向を間違えたものとして駆動方向を反転し、山登り駆動作を続ける。
図8には、本発明の実施例2であるビデオカメラ(撮像装置)のシステム構成を示すブロック図である。本実施例において、上記実施例1と共通する構成要素については、実施例1と同符号を付して説明に代える。
実施例1では、第2のフォーカス制御として、外部測距ユニット126を用いた外部距離検出方式によるフォーカス制御を採用した場合について説明したが、本実施例においては、TTL(内測)位相差検出方式によるフォーカス制御を採用した場合について説明する。
図8において、131は固定されている第1固定レンズユニット、132は変倍を行うレンズユニット(以下、ズームレンズユニットという)、133は焦点調節機能と変倍による像面移動を補正するいわゆるコンペンセータ機能とを兼ね備えたレンズユニット(以下、フォーカスレンズユニットという)である。120は、絞り103と撮像素子106との間に配置された結像レンズユニットである。これらレンズユニットにより構成される撮影光学系は、物体側(図の左側)から順に、正、負、負、正の光学パワーを有する4つのレンズユニットで構成されたリアフォーカス光学系である。なお、図中には、各レンズユニットが1枚のレンズにより構成されているように記載されているが、実際には、1枚のレンズにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズにより構成されていてもよい。
また、121は、フォーカスレンズユニット133と絞り103との間に配置され、オートフォーカスのための光分割を行うハーフプリズムである。122はハーフプリズム121からの光束を反射するサブミラー、123はサブミラー121からの光束を結像させる、AF結像レンズである。125は、位相差検出方式のためのラインセンサ(AFセンサ)124を備えたAF回路(第2の検出手段)である。
カメラ/AFマイクロコンピュータ114は、AF回路125を介したAFセンサ124の出力から、撮影光学系のピントずれ量(デフォーカス量)およびピントずれ方向(デフォーカス方向)を検出する。
このような構成のビデオカメラでは、絞り103は、動画撮影中に実際に動作中であるため、絞り103の手前でハーフプリズム121により撮影光学系に入射した光束を分割する必要がある。
本実施例においても、実施例1で説明したのとほぼ同様なAF制御のアルゴリズムを適用することができる。本実施例の特徴を表すフローチャートを図9に示す。
このフローチャートは、実施例1で説明した図3のフローチャートに代わるものであり、共通するステップには図3と同符号を付して説明に代える。図3と異なっているのは、図3におけるStep312,313で使用した被写体までの距離情報が、Step901およびStep902では上述したデフォーカス量およびデフォーカス情報(内測ずれ情報)に変わっている点のみである。本実施例でも、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施例では、TV−AF方式では合焦不可能な(合焦状態が得られない)場合にのみTV−AF方式以外のAF方式(外部距離検出方式やTTL位相差検出方式)を用いて合焦させるようにしているので、TV−AF方式以外のAF方式でフォーカスレンズユニット105を合焦駆動させる際にTV−AF方式で検出されるべき真の合焦位置を乗り越えてしまう場合を少なくすることができる。また、TV−AF方式で合焦不可能な場合には、TV−AF方式以外のAF方式で合焦させるので、TV−AF方式しかできない場合に比べて、合焦可能な被写体の範囲を拡大することができる。
さらに、TV−AF方式以外のAF方式を用いて合焦させた(真の合焦位置近くまでフォーカスレンズユニット105を駆動した)後は、制御特性を変更したTV−AF方式で合焦位置を探索するので、幅広い被写体に対して高精度に合焦することができる。
本発明の実施例1であるビデオカメラの構成を示すブロック図。 AF評価値とフォーカスレンズユニットの位置との関係を示すグラフ。 実施例1のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。 実施例1のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。 実施例1のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。 実施例1のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。 AF制御のうちフォーカスレンズユニットの微小駆動の概要を説明する図。 実施例1のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。 AF制御のうちフォーカスレンズユニットの山登り駆動の概要を説明する図。 本発明の実施例2であるビデオカメラの構成を示すブロック図。 実施例2のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。 実施例2のビデオカメラにおけるAF制御を示すフローチャート。
符号の説明
101 第1固定レンズユニット
102 ズームレンズユニット
103 絞り
104 第2固定レンズユニット
105 フォーカスレンズユニット
106 撮像素子

Claims (17)

  1. フォーカスレンズを含む撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の出力信号の高周波成分に基づいて、前記撮影光学系の焦点状態を表すフォーカス評価信号を出力する第1の検出手段と、
    前記フォーカス評価信号とは異なる検出信号を出力する第2の検出手段と、
    前記フォーカス評価信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように該フォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、および前記検出信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1のフォーカス制御によって合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の検出手段は、被写体までの距離を検出するための検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の検出手段は、前記撮影光学系を通った光を受ける受光センサを備え、前記撮影光学系のデフォーカス量および方向を検出するための検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1のフォーカス制御によって前記フォーカスレンズの全可動範囲で合焦位置を検索したにもかかわらず合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1のフォーカス制御によって前記フォーカスレンズの全可動範囲のうち一部で合焦位置を検索したにもかかわらず合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、1回目の前記第1のフォーカス制御によって合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御を行い、その後、2回目の前記第1のフォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記2回目の第1のフォーカス制御を行うときは、前記1回目の第1のフォーカス制御に対して制御特性を変更することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. フォーカスレンズを含む撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置のフォーカス制御方法であって、
    前記撮像素子の出力信号の高周波成分に基づいて、前記撮影光学系の焦点状態を表すフォーカス評価信号を生成するステップと、
    前記フォーカス評価信号とは異なる検出信号を生成するステップと、
    前記フォーカス評価信号に基づいて、前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように前記フォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御ステップと、
    前記検出信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御ステップとを有し、
    前記第1のフォーカス制御ステップによって合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御ステップを行うことを特徴とする撮像装置のフォーカス制御方法。
  9. 前記検出信号は、被写体までの距離を検出するための信号であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置のフォーカス制御方法。
  10. 前記検出信号は、前記撮影光学系のデフォーカス量および方向を検出するための信号であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置のフォーカス制御方法。
  11. 前記第1のフォーカス制御ステップによって、前記フォーカスレンズの全可動範囲で合焦位置を検索したにもかかわらず合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御ステップを行うことを特徴とする請求項8から10のいずれか1つに記載の撮像装置のフォーカス制御方法。
  12. 前記第1のフォーカス制御ステップによって、前記フォーカスレンズの全可動範囲のうち一部で合焦位置を検索したにもかかわらず合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御ステップを行うことを特徴とする請求項8から10のいずれか1つに記載の撮像装置のフォーカス制御方法。
  13. 1回目の前記第1のフォーカス制御ステップによって合焦状態が得られなかったときに、前記第2のフォーカス制御ステップを行い、その後、2回目の前記第1のフォーカス制御ステップを行うことを特徴とする請求項8から12のいずれか1つに記載の撮像装置のフォーカス制御方法。
  14. 前記2回目の第1のフォーカス制御ステップを行うときは、前記1回目の第1のフォーカス制御ステップに対して制御特性を変更することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置のフォーカス制御方法。
  15. フォーカスレンズを含む撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の出力信号の高周波成分に基づいて評価値を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段により検出された評価値に基づいて前記撮影光学系の焦点状態を表すフォーカス評価信号を出力する第2の検出手段と、
    前記フォーカス評価信号とは異なる検出信号を出力する第3の検出手段と、
    前記フォーカス評価信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように該フォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、および前記検出信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の検出手段により検出された評価値に基づいて、前記第1のフォーカス制御によるか、または前記第2のフォーカス制御によるかを選択するとともに、当該第2のフォーカス制御を行う場合には前記第1のフォーカス制御を選択しやすくなるようにすることを特徴とする撮像装置。
  16. 前記制御手段は、前記評価値が所定の閾値に到達したか否かによって前記第1、第2のフォーカス制御を選択するとともに、当該閾値を制御することによって前記第1のフォーカス制御を選択しやすくすることを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. フォーカスレンズを含む撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置のフォーカス制御方法であって、
    前記撮像素子の出力信号の高周波成分に基づいて評価値を検出する第1の検出ステップと、
    前記第1の検出ステップにおいて検出された評価値に基づいて前記撮影光学系の焦点状態を表すフォーカス評価信号を出力する第2の検出ステップと、
    前記フォーカス評価信号とは異なる検出信号を出力する第3の検出ステップと、
    前記フォーカス評価信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置を探索するように該フォーカスレンズの駆動を制御する第1のフォーカス制御、および前記検出信号に基づいて前記フォーカスレンズの合焦位置又は駆動量を求めて前記フォーカスレンズの駆動を制御する第2のフォーカス制御を行う制御ステップとを有し、
    前記制御ステップでは、前記第1の検出ステップにおいて検出された評価値に基づいて、前記第1のフォーカス制御によるか、または前記第2のフォーカス制御によるかを選択するとともに、当該第2のフォーカス制御を行う場合には前記第1のフォーカス制御を選択しやすくなるようにすることを特徴とする撮像装置のフォーカス制御方法。


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