JP2005083832A - 光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置 - Google Patents

光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005083832A
JP2005083832A JP2003314593A JP2003314593A JP2005083832A JP 2005083832 A JP2005083832 A JP 2005083832A JP 2003314593 A JP2003314593 A JP 2003314593A JP 2003314593 A JP2003314593 A JP 2003314593A JP 2005083832 A JP2005083832 A JP 2005083832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
thin film
magnesium
hydrogen sensor
sensor according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003314593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4164574B2 (ja
Inventor
Kazunori Yoshimura
吉村  和記
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2003314593A priority Critical patent/JP4164574B2/ja
Publication of JP2005083832A publication Critical patent/JP2005083832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4164574B2 publication Critical patent/JP4164574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

【課題】 水素化による表面の光学反射率の変化により水素濃度を検知できる水素センサ及び水素濃度検知方法を提供する。
【解決手段】 水素を含んだ雰囲気に触れることで水素化して物性が変化する薄膜材料を用い、その光学反射率の変化をモニターすることにより水素の検知を行う水素センサであって、(1)上記薄膜材料が、マグネシウム・ニッケル合金薄膜もしくはマグネシウム薄膜である、(2)上記薄膜材料の上に触媒層が形成されている、(3)室温(20℃付近)で水素と反応して表面の光学反射率が変化する、ことを特徴とする水素センサ、該水素センサを使用した水素濃度の検出方法、及び検出装置。
【選択図】なし

Description

本発明は、表面の反射率変化を見ることで雰囲気中の水素濃度に関する情報を得る水素センサに関するものであり、更に詳しくは、本発明は、水素雰囲気に反応して水素化が起こり、その表面の光学反射率が変化する薄膜材料を用いた水素センサ、水素検出方法及び検出装置に関するものである。近年、燃料電池車を初めとして水素を用いた技術は大きく発展してきているが、一方、水素は、爆発の危険性のある材料として取り扱いに注意を要することから、水素センサの需要は今後大きく伸びることが予想される。本発明は、燃料電池車や小型発電システム等の水素エネルギーを利用した次世代の実用化技術に欠くことのできない水素センサの技術分野において、室温で作動し、しかも、非常に早い応答速度を持つ新しい水素センサ材料等を提供するものとして有用である。
近年、環境や資源問題に関する関心の高まりから、水素エネルギーは、大きな注目を集めている。水素を扱う技術は、今後ますます発達すると思われるが、水素は、酸素がある雰囲気中で爆発の危険性を持つために、その取り扱いには非常に注意が必要である。空気中の水素濃度の検出には水素センサが用いられるが、今後、水素センサの需要は、飛躍的に増大することが予想される。
水素の検出には水素センサが用いられるが、現在、水素センサとしては、酸化スズを用いた半導体センサが広く用いられている。このセンサは、感度及び信頼性が高く、優れた特質を備えているが、動作温度が400℃程度であり、加熱を要することと、価格が高いという欠点がある。そのため、より価格が安く、また、加熱なしで常温で作動する水素センサが求められている。
1996年に、オランダのグループにより、イットリウムやランタンなどの希土類の金属薄膜が、水素にさらすことにより鏡の状態から透明な状態に変化することが発見され、彼らにより調光ミラー(Switchable Mirror)と命名された(非特許文献1)。これらの希土類金属薄膜は、水素ガスにより透過率や電気抵抗が変化することから水素センサとしての応用も検討されている。
その後、2001年に、アメリカのグループにより、マグネシウム・ニッケル合金のMg2 Niが新たな調光ミラー材料として発見された(非特許文献2)。本発明者も、窓ガラスへの応用を目指した、マグネシウム・ニッケル合金薄膜の研究を行い、マグネシウム・ニッケル薄膜及びマグネシウム薄膜が調光ガラスとして優れた特性を持っていることを見出し、また、この研究の過程で、これらの材料が、常温で動作する優れた水素センサにもなることを見出し、特許申請を行った。
これまでは、マグネシウム・ニッケル合金薄膜もしくはマグネシウム薄膜を水素センサとして用いる場合、薄膜の電気抵抗の変化もしくは光学透過率の変化により水素の検知を行っていた。特に水素センサを水素のもれ検知用として利用する場合には、応答速度ができるだけ速いことが望まれるが、上記の検知方法では、水素検知に30秒から1分程度の時間を要していた。また、マグネシウム薄膜を用いた場合は、常温では、水素化しても脱水素化が起こらず、元の状態に復帰しないという欠点があった。
J.N.Huiberts,R.Griessen,J.H.Rector,R.J.Wijngaarden,J.P.Dekker,D.G.de Groot,N.J.Koeman,Nature 380(1996)231 T.J.Richardson,J.L.Slack,R.D.Armitage,R.Kostecki,B.Farangis,and M.D.Rubin,Appl.Phys.Lett.78(2001)3047
このような状況の中で、本発明者は、上記従来技術に鑑みて、上記諸問題を解決することが可能な新しい水素センサを開発することを目標として鋭意研究を積み重ねた結果、薄膜の水素化を表面の光学反射率の変化をモニターすることで検知する手法を用いることにより、水素に対する応答速度が数秒程度と大幅に向上し、また、マグネシウム薄膜を用いた場合でも、脱水素化が起こって元の状態に復帰させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、上記手法を用いることにより、常温で動作し、しかも、非常に早い応答速度を持つ新しいタイプの水素センサを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、上記水素センサを用いた水素濃度検出方法及びその検出装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)水素を含んだ雰囲気に触れることで水素化して物性が変化する薄膜材料を用い、その光学反射率の変化をモニターすることにより水素の検知を行う水素センサであって、
1)上記薄膜材料が、マグネシウム・ニッケル合金薄膜もしくはマグネシウム薄膜である、
2)上記薄膜材料の上に触媒層が形成されている、
3)室温(20℃付近)で水素と反応して表面の光学反射率が変化する、
ことを特徴とする水素センサ。
(2)上記薄膜材料の上に、パラジウムもしくは白金の触媒層が形成されている、前記(1)記載の水素センサ。
(3)マグネシウム・ニッケル合金薄膜の組成がMgNix(0≦x<0.6)である、前記(1)記載の水素センサ。
(4)触媒層の厚さが1nm−100nmである、前記(2)記載の水素センサ。
(5)上記薄膜及び触媒層が、マグネトロンスパッタにより成膜された材料である、前記(1)記載の水素センサ。
(6)マグネシウム・ニッケル層もしくはマグネシウム層の厚さをコントロールすることにより、水素濃度の検出範囲が調節された、前記(2)記載の水素センサ。
(7)前記(1)から(6)のいずれかに記載の水素センサを使用して、水素濃度を検出する方法であって、薄膜表面を光源で照らして反射光の強度を光検出器を用いてモニターすることを特徴とする水素濃度検出方法。
(8)光源として、半導体レーザ又は発光ダイオードを用いる、前記(6)記載の検出方法。
(9)前記(1)記載の水素センサを用いて水素濃度を検出するための検出装置であって、光源と薄膜表面を光源で照らしたときの反射光の強度を検出する光検出器を組み合わせたことを特徴とする検出装置。
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、マグネシウム・ニッケル薄膜もしくはマグネシウム薄膜からなる水素センサに係るものである。これらの薄膜は、スパッタリング法、真空蒸着法、電子ビーム蒸着法、化学気相蒸着法(CVD)、めっき法等により作製することができる。しかし、これらの方法に制限されない。本発明では、上記マグネシウム・ニッケル合金薄膜もしくはマグネシウム薄膜の表面に触媒層が形成される。上記触媒層として、好適には、パラジウムもしくは白金が用いられる。しかし、これらに限定されるものではなく、これらと同効のものであれば同様に使用することができる。この触媒層は、好適には、上記マグネシウム薄膜の表面に1nm−100nmのパラジウムもしくは白金をコートして形成される。しかし、触媒層の形成方法及びその形態は特に制限されない。
上記触媒層は、スパッタリング法、真空蒸着法、電子ビーム蒸着法、化学気相蒸着法(CVD)、めっき法等により作製することができる。しかし、これらの方法に制限されない。このように、これらのマグネシウム・ニッケル薄膜・マグネシウム薄膜及び触媒層の成膜は、好適には、例えば、上記マグネトロンスパッタ装置等を利用して行われる。上記水素センサ材料を任意の基板上に形成することにより、水素センサが得られる。基板としては、材料を選ばず、例えば、金属、ガラス、プラスティックのような堅いものから、ビニールシート、ラップのような柔らかい物まで、様々な種類のものの上に成膜することが可能である。
このようにして作製したマグネシウシウム・ニッケル合金薄膜もしくはマグネシウム薄膜を用いて水素の検知を行う方法としては、電気抵抗の変化を見る方法や、光学透過率の変化を見る方法などがあるが、本発明では、表面の光学反射率の変化をみることによって検知を行う。本発明では、好適には、例えば、図1に示したように、光源と光検出器を組み合わせた検出装置を用い、薄膜表面を光源で照らして反射光の強度を光検出器を用いてモニターする。実施例で示すように、薄膜表面が水素を含んだ雰囲気に接すると、その光学反射率が大きく変化する。その変化をみることで、水素濃度に関する情報を得ることができる。
光源としては、半導体レーザや、発光ダイオードが好適である。また、光検出器としては、シリコンフォトダイオードやCDS光検出器などが好適である。特に、価格的に安価な発光ダイオードとシリコンフォトダイオードを用いると、安価な水素センサーを実現することができる。
本発明の水素センサーでは、水素を含んだ雰囲気に接した場合の反射率変化は早く、数秒程度で飽和することから、非常に応答速度の速い水素センサとなる。また、測定できる水素濃度の範囲は、マグネシウム・ニッケル層もしくはマグネシウム層の厚さのコントロールにより調節することができる。
このように、本発明は、マグネシウム・ニッケル合金薄膜材料を用いた水素センサと、これを用いた水素検知方法に係るものである。本発明で材料として使用するマグネシウムとニッケルは、資源量が多く、価格も安い。また、触媒層に使用するパラジウムや白金は、価格は高いが、蒸着する厚さが10nm程度と非常に薄いため、ごくわずかの量の使用で作製することができる。従って、本発明による水素センサは、非常に低価格で作製できる可能性を持っている。
今後、エネルギー資源として、水素は、ますます広く用いられるようになり、水素センサの需要も急速に高まることが予想されるが、本発明で示したような、常温で作動し、安価で、しかも、非常に応答の早い水素センサの開発の意義は大きい。
本発明により、(1)本発明の水素センサ材料は、常温で動作し、加熱を必要としない、(2)本発明の水素センサ材料は、価格的に安いマグネシウム・ニッケルとごく微量のパラジウム等を用いるため、安価に製造できる、(3)本発明の水素センサ材料は、応答速度が非常に速い、(4)水素に対する応答速度が数秒程度である、(5)水素化後、脱水素化が起こって元の状態に復帰させることができる、という効果が奏される。
次に、本発明を実施例に基づいて具休的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
本実施例では、水素センサとしてマグネシウム・ニッケル合金薄膜を用いた場合の例を示す。マグネシウム・ニッケル合金薄膜の成膜は、図2に示したような3連のマグネトロンスパッタ装置を用いて行った。3つのスパッタ銃に、ターゲットとして、それぞれ、金属マグネシウム、金属ニッケル、それに金属パラジウムをセットした。基板としては、厚さ0.5mmのシリコン基板を用い、これを洗浄後、スパッタ装置の中にセットして真空排気を行った。成膜にあたっては、まず、マグネシウムとニッケルを同時スパッタしてマグネシウム・ニッケル合金薄膜を作製した。スパッタ中のアルゴンガス圧は、0.8Paであり、直流スパッタ法によりマグネシウムに30W、ニッケルには30Wのパワーを加えてスパッタを行った。膜厚は、マグネシウム・ニッケル薄膜が約250nm、パラジウム薄膜が約10nmである。また、組成を分析すると、Mg2 Niに近い組成になっていた。蒸着後、真空中で6Wのパワーでパラジウムを蒸着してからスパッタ装置から取り出した。
この試料に、波長670nmの半導体レーザを照射し、反射したレーザー光の強度をシリコンフォトダイオードを用いて測定した。図3に、この試料表面に、アルゴンで希釈した濃度4%の水素をふきつけた場合の反射率の変化を示す。反射率は、シリコン基板上に蒸着した銀の反射率を100%とした場合の相対的な反射率である。蒸着直後の膜は金属光沢を持っているが、水素にふれると濃い茶色に着色して反射率が下がる。この変化は早く、約6秒ほどで飽和する。水素をふきつけるのをやめると、また反射率が上がるが、この変化も早く、約6秒程度でもとの反射率に戻る。また、飽和状態における反射率は水素の濃度に依存していることから、これを見ることで水素濃度を検知できることがわかる。
薄膜の水素化は、膜表面から基板側に向かって徐々に進行するため、抵抗率の変化や、光学透過率の変化をみる方法では、その変化はゆるやかで、飽和するまでに1分程度かかってしまう。これに対して、光学反射率の変化をみる方法では、マグネシウム・ニッケル合金薄膜とパラジウム薄膜との界面における光学定数の違いによって光学反射が決まるため、パラジウム薄膜層に接した部分のマグネシウム・ニッケル薄膜の水素化によって反射率が変化する。このように、界面付近だけの水素化によって変化が起こるため、反射率変化が非常に早く起こると考えられる。
本実施例では、マグネシウム薄膜を用いた場合の例を示す。マグネシウム薄膜の成膜も実施例1の場合と同じものを用いた。まず、シリコン基板上にマグネシウム膜を蒸着し、次に、真空中でパラジウム膜を蒸着した。成膜条件は、ニッケルを飛ばさないことを除いて実施例1と同じである。マグネシウム層の厚さは約250nm、パラジウム層の厚さは約10nmである。得られた膜について、実施例1の場合と同じく、波長670nmの半導体レーザを照射し、反射したレーザー光の強度をシリコンフォトダイオードを用いて測定した。図4に、アルゴンで希釈した4%水素を吹き付けた場合の反射率変化を示す。
水素を含んだ雰囲気に接すると、マグネシウム・ニッケル薄膜の場合と同様、水素化が起こり、金属光沢を持っていた表面が濃い茶色に着色し、反射率が下がる。マグネシウム薄膜の場合も、この水素化による変化は早く、数秒で飽和する。水素雰囲気にさらすのをやめると、徐々に反射率が上がり、20分程度でもとの反射率に復帰する。光学透過率をモニターする方法では、マグネシウム薄膜及びパラジウム層の厚さを50nm以下にしなければならないが、その場合、水素化した膜はもとに戻らなかった。それに対して、光学反射率を見る方法では、膜厚を厚くすることができ、水素化したマグネシウムが脱水素化して元に戻るようになった。危険を知らせる水素のリーク検知器としては、水素化に対する応答速度はできるだけ速いことが求められるが、脱水素化に対しては、それほど早い応答速度は求められない。脱水素化の速度は、マグネシウム・ニッケル薄膜の場合と比べて遅いが、マグネシウム膜は、マグネシウム・ニッケル膜に比べて作製が容易であり、コスト的にも下げられる可能性を持っている。
以上詳述したように、本発明は、常温で動作し、応答速度の早い水素センサ材料と、これを用いた水素の検知方法に係るものであり、本発明の水素センサ材料は、常温で動作し、加熱を必要としない。本発明の水素センサ材料は、価格的に安いマグネシウム・ニッケルとごく微量のパラジウム等を用いるため、安価に製造できる。本発明の水素センサ材料は、応答速度が非常に速い。本発明は、次世代の水素エネルギーの実用化技術に欠くことのできない新しい高感度水素センサを提供するものとして有用である。
図1は、光学反射の測定原理を示す。 図2は、成膜に用いたスパッタ装置の概略図を示す。 図3は、パラジウムをコートしたMg2 Ni薄膜を4%と1%の水素(アルゴン中)にさらした場合の光学反射率の変化を示す。 図4は、パラジウムをコートしたマグネシウム薄膜を4%の水素(アルゴン中)にさらした場合の光学反射率の変化を示す。

Claims (9)

  1. 水素を含んだ雰囲気に触れることで水素化して物性が変化する薄膜材料を用い、その光学反射率の変化をモニターすることにより水素の検知を行う水素センサであって、
    (1)上記薄膜材料が、マグネシウム・ニッケル合金薄膜もしくはマグネシウム薄膜である、
    (2)上記薄膜材料の上に触媒層が形成されている、
    (3)室温(20℃付近)で水素と反応して表面の光学反射率が変化する、
    ことを特徴とする水素センサ。
  2. 上記薄膜材料の上に、パラジウムもしくは白金の触媒層が形成されている、請求項1記載の水素センサ。
  3. マグネシウム・ニッケル合金薄膜の組成がMgNix(0≦x<0.6)である、請求項1記載の水素センサ。
  4. 触媒層の厚さが1nm−100nmである、請求項2記載の水素センサ。
  5. 上記薄膜及び触媒層が、マグネトロンスパッタにより成膜された材料である、請求項1記載の水素センサ。
  6. マグネシウム・ニッケル層もしくはマグネシウム層の厚さをコントロールすることにより、水素濃度の検出範囲が調節された、請求項2記載の水素センサ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の水素センサを使用して、水素濃度を検出する方法であって、薄膜表面を光源で照らして反射光の強度を光検出器を用いてモニターすることを特徴とする水素濃度検出方法。
  8. 光源として、半導体レーザ又は発光ダイオードを用いる、請求項6記載の検出方法。
  9. 請求項1記載の水素センサを用いて水素濃度を検出するための検出装置であって、光源と薄膜表面を光源で照らしたときの反射光の強度を検出する光検出器を組み合わせたことを特徴とする検出装置。
JP2003314593A 2003-09-05 2003-09-05 光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置 Expired - Lifetime JP4164574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003314593A JP4164574B2 (ja) 2003-09-05 2003-09-05 光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003314593A JP4164574B2 (ja) 2003-09-05 2003-09-05 光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005083832A true JP2005083832A (ja) 2005-03-31
JP4164574B2 JP4164574B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=34415136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003314593A Expired - Lifetime JP4164574B2 (ja) 2003-09-05 2003-09-05 光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4164574B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1775578A1 (en) * 2005-10-17 2007-04-18 Kabushiki Kaisha Atsumitec Hydrogen gas visualization device
JP2007121013A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Japan Atomic Energy Agency 光学式水素ガス検出素子及びその製造方法と、その素子を使用した光学式水素ガス検知装置及び方法
WO2007108276A1 (ja) 2006-03-20 2007-09-27 Kabushiki Kaisha Atsumitec 水素センサ
WO2007108261A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Kabushiki Kaisha Atsumitec 水素ガス検知装置
EP1923691A2 (en) * 2006-11-16 2008-05-21 Tyco Electronics Raychem GmbH Long-term stable optical sensor arrangement, especially a hydrogen sensor, and combined gas sensor arrangement
WO2008062582A1 (fr) 2006-11-22 2008-05-29 Kabushiki Kaisha Atsumitec Capteur d'hydrogène et détecteur de gaz d'hydrogène
WO2008149752A1 (ja) 2007-06-04 2008-12-11 Kabushiki Kaisha Atsumitec 水素センサ
JP2008298650A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 National Institute Of Advanced Industrial & Technology マグネシウム・ニオブ合金薄膜を用いた水素センサ
JP2008298649A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 National Institute Of Advanced Industrial & Technology マグネシウム・チタン合金薄膜を用いた水素センサ
JP2009516204A (ja) * 2005-10-28 2009-04-16 アドバンスト ケミカル テクノロジーズ フォー サステイナビリティ 水素センサ
JP2009517668A (ja) * 2005-11-29 2009-04-30 ユストゥス−リービッヒ−ウニヴェルジテート・ギーセン 水素センサ
JP2010210242A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Atsumi Tec:Kk 水素センサ
WO2024064017A1 (en) * 2022-09-19 2024-03-28 Indrio Technologies, Inc. Multipass hydrogenated palladium optical cavities for detection of hydrogen

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1775578A1 (en) * 2005-10-17 2007-04-18 Kabushiki Kaisha Atsumitec Hydrogen gas visualization device
US7687030B2 (en) 2005-10-17 2010-03-30 Kabushiki Kaisha Atsumitec Hydrogen gas visualization device
JP2007121013A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Japan Atomic Energy Agency 光学式水素ガス検出素子及びその製造方法と、その素子を使用した光学式水素ガス検知装置及び方法
JP4644869B2 (ja) * 2005-10-26 2011-03-09 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 光学式水素ガス検出素子及びその製造方法と、その素子を使用した光学式水素ガス検知装置及び方法
JP2009516204A (ja) * 2005-10-28 2009-04-16 アドバンスト ケミカル テクノロジーズ フォー サステイナビリティ 水素センサ
JP2009517668A (ja) * 2005-11-29 2009-04-30 ユストゥス−リービッヒ−ウニヴェルジテート・ギーセン 水素センサ
US7852480B2 (en) 2006-03-17 2010-12-14 Kabushiki Kaisha Atsumitec Hydrogen gas detection device
JP2007248367A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Atsumi Tec:Kk 水素ガス検知装置
WO2007108261A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Kabushiki Kaisha Atsumitec 水素ガス検知装置
WO2007108276A1 (ja) 2006-03-20 2007-09-27 Kabushiki Kaisha Atsumitec 水素センサ
US7977638B2 (en) 2006-11-16 2011-07-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Long-term stable optical sensor arrangement, especially a hydrogen sensor, and combined gas sensor arrangement
EP1923691A3 (en) * 2006-11-16 2008-06-25 Tyco Electronics Raychem GmbH Long-term stable optical sensor arrangement, especially a hydrogen sensor, and combined gas sensor arrangement
EP1923691A2 (en) * 2006-11-16 2008-05-21 Tyco Electronics Raychem GmbH Long-term stable optical sensor arrangement, especially a hydrogen sensor, and combined gas sensor arrangement
US8025844B2 (en) 2006-11-22 2011-09-27 Kabushiki Kaisha Atsumitec Hydrogen sensor and hydrogen gas detecting apparatus
WO2008062582A1 (fr) 2006-11-22 2008-05-29 Kabushiki Kaisha Atsumitec Capteur d'hydrogène et détecteur de gaz d'hydrogène
JP2008128884A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Atsumi Tec:Kk 水素センサおよび水素ガス検知装置
EP2085768A4 (en) * 2006-11-22 2013-04-03 Atsumitec Kk HYDROGEN SENSOR AND HYDROGEN GAS DETECTOR
KR101332974B1 (ko) * 2006-11-22 2013-11-25 도꾸리쯔교세이호진상교기쥬쯔소고겡뀨죠 수소센서 및 수소가스 검지장치
EP2085768A1 (en) * 2006-11-22 2009-08-05 Kabushiki Kaisha Atsumitec Hydrogen sensor and hydrogen gas detector
JP2008298650A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 National Institute Of Advanced Industrial & Technology マグネシウム・ニオブ合金薄膜を用いた水素センサ
JP2008298649A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 National Institute Of Advanced Industrial & Technology マグネシウム・チタン合金薄膜を用いた水素センサ
WO2008149752A1 (ja) 2007-06-04 2008-12-11 Kabushiki Kaisha Atsumitec 水素センサ
JP2010210242A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Atsumi Tec:Kk 水素センサ
WO2024064017A1 (en) * 2022-09-19 2024-03-28 Indrio Technologies, Inc. Multipass hydrogenated palladium optical cavities for detection of hydrogen

Also Published As

Publication number Publication date
JP4164574B2 (ja) 2008-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4164574B2 (ja) 光学反射率変化を用いる水素センサ、水素検出方法及び検出装置
Bannenberg et al. Tantalum‐palladium: hysteresis‐free optical hydrogen sensor over 7 orders of magnitude in pressure with sub‐second response
Suchea et al. Low temperature indium oxide gas sensors
US8491766B2 (en) Gas sensor for determining hydrogen or hydrogen compounds
JP4919228B2 (ja) 水素ガス検知膜
Slaman et al. Optimization of Mg-based fiber optic hydrogen detectors by alloying the catalyst
JP4599593B2 (ja) マグネシウム・パラジウム合金薄膜を用いた水素センサ
GB2528430A (en) Improved plasmonic structures and devices
WO2009133997A1 (en) Gasochromic thin film for hydrogen sensor with improved durability and hydrogen sensor containing the same
Korotcenkov et al. Crystallographic characterization of In2O3 films deposited by spray pyrolysis
Fekkai et al. Optical, morphological and electrical properties of silver and aluminium metallization contacts for solar cells
Liu et al. Characteristics of an optical fiber hydrogen gas sensor based on a palladium and yttrium alloy thin film
JP3769614B2 (ja) マグネシウム・ニッケル合金薄膜を用いた水素センサ及び水素濃度測定方法
Fedtke et al. Hydrogen sensor based on optical and electrical switching
JP4639344B2 (ja) 水素検知材料とその製造方法
Li et al. Enhanced Pd/a‐WO3/VO2 Hydrogen Gas Sensor Based on VO2 Phase Transition Layer
Yoshimura et al. A hydrogen sensor based on Mg–Pd alloy thin film
JP5232045B2 (ja) 水素センサ
JP3962807B2 (ja) マグネシウム薄膜を用いた水素センサ及び水素濃度測定方法
Yoshimura et al. Degradation of switchable mirror based on Mg–Ni alloy thin film
Moro et al. Photochromic Response of Encapsulated Oxygen‐Containing Yttrium Hydride Thin Films
Von Rottkay Influence of stoichiometry on the electrochromic cerium-titanium oxide compounds
Niu et al. Spreadability of Ag layer on oxides and high performance of AZO/Ag/AZO sandwiched transparent conductive film
JP4900954B2 (ja) マグネシウム・ニオブ合金薄膜を用いた水素センサ
Yoshimura et al. Room-temperature hydrogen sensor based on Pd-capped Mg2Ni thin film

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080627

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4164574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term