JP2005083662A - 給湯装置 - Google Patents

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Shuichi Takemura
修一 竹村
Juichi Okada
寿一 岡田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 湯張り完了後の強制湯張り停止動作の解除を、解除操作を行ってから所定期間余裕を設けて行うことで、使い勝手の向上を図るものである。
【解決手段】 総通水量を積算する水量測定手段16と、通水量を調整する流量調整弁19と、前記総通水量が所定水量になると前記流量調整弁19により水通路を閉じる強制湯張り停止手段40と、前記強制湯張り停止手段40の強制湯張り停止を解除する強制湯張り停止解除手段36と、前記強制湯張り停止解除手段36にて強制湯張り停止解除してから所定時間後に強制湯張り停止を解除させ、前記水量調整弁19を開く強制水量開放手段29を備えたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、浴槽等に湯を供給する給湯装置に関するものである。
従来の給湯装置では、設定した所定量のお湯を浴槽に湯張りし、湯張り完了後、強制的にお湯張りを停止する。そして、湯はり停止後の次の給湯使用に備えるために、湯張り停止後、ユーザーが浴槽のカランを閉じた後に、リモコンに設けたリセットスイッチを操作して強制な出湯停止行為を解除させる構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−35406号公報
しかしながら上記従来のような給湯装置では、リセット操作により出湯停止行為の解除を行った後、すぐに強制湯張り停止動作が解除されるため、ユーザーが浴槽の湯張り完了後に入浴する場合、浴槽のカランを閉じるため浴槽に行った後、リセット操作のためにリモコンの設定されているリビングや台所等まで戻り、再度、入浴のために浴室に行かねばならず手間がかかるという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、湯張り完了後の強制湯張り停止動作の解除を、解除操作を行ってから所定期間余裕を設けて行うことで、湯張り完了後に直ちにカランを閉じる必要をなくし、操作性や使い勝手の向上を図ることを目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するために、水通路を流れた総水量を積算する水量測定手段と、前記水通路を流れる水量を調整する流量調整弁と、前記総水量の積算の開始を指示する積算給湯開始手段と、前記水量測定手段により積算された総水量が所定水量になると前記流量調整弁により水通路を閉じる強制湯張り停止手段と、前記強制湯張り停止手段の強制湯張り停止を解除する強制湯張り停止解除手段とを備え、前記強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除してから所定時間後に強制湯張り停止を解除させ、前記水量調整弁を開く強制水量開放手段を備えたものである。
上記発明によれば、湯張り完了後、次の給湯動作に備えるためにリセットスイッチによりリセット操作を行ってから所定時間後に強制な出湯停止行為が解除されるため、ユーザーはリモコンでリセットスイッチ操作を行った後に浴室に行って浴槽のカランを閉めればよく、従来のように湯張り完了後に直ちにカランを閉じ、その後リセット操作を行うという煩雑な操作をする必要がなく、余裕を持って湯張り動作を行うことができるため、操作性及び使い勝手が飛躍的に向上するものである。
本発明の給湯装置は、ユーザーはリモコンでリセットスイッチ操作を行った後に浴室に行って浴槽のカランを閉めればよく、従来のように湯張り完了後に直ちにカランを閉じ、その後リセット操作を行うという煩雑な操作をする必要がなく、余裕を持って湯張り動作を行うことができるため、操作性及び使い勝手が飛躍的に向上するものである。
第1の発明は、水通路を流れた総水量を積算する水量測定手段と、前記水通路を流れる水量を調整する流量調整弁と、前記総流量の積算の開始を指示する積算給湯開始手段と、前記水量測定手段により積算された総水量が所定水量になると前記流量調整弁により水通路を閉じる強制湯張り停止手段と、前記強制湯張り停止手段の強制湯張り停止を解除する強制湯張り停止解除手段とを備え、前記強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除してから所定時間後に強制湯張り停止を解除して前記調整弁を開く強制水量開放手段を備えたことを特徴とするものであり、ユーザーは湯張り完了後にリモコンでリセットスイッチ操作を行った後に浴室に行って浴槽のカランを閉めた後、そのまま入浴することができるため、使い勝手の向上を図ることができる。
第2の発明は、湯張り水量を設定できる湯張り水量設定手段を設け、強制湯張り停止手段は、水量測定手段により積算された総水量が前記湯張り水量設定手段で設定された水量になると流量調整弁により水通路を閉じるようにしたことを特徴とするもので、ユーザーの使用している浴槽のサイズや好みに合わせて、湯張りの停止をできるようにしたものである。
第3の発明は、タイマ変更手段を備え、強制水量開放手段は前記タイマ変更手段で設定された時間後に強制湯張り停止を解除させ、前記水量調整弁を開くようにしたことを特徴とするもので、ユーザーが湯張り終了後にすぐにお湯を使いたい場合に、タイマ時間を変更することで、強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止の解除後すぐにお湯を使えるようにもできるようにしたものである。
第4の発明は、所定時間経過しても強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除が行われない場合に、警告信号を出力する警告出力手段を設けたことを特徴とするもので、ユーザーに強制湯張り停止解除忘れへの注意を促すものである。
第5の発明は、警告信号を出力した後も、強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除が行われない場合には、所定時間毎に警告信号を出力する警告出力手段を設けたことを特徴とするもので、再度ユーザーに強制湯張り停止解除忘れへの注意を促すものである。
第6の発明は、警告信号の出力回数が所定回数を越えると、その繰り返し警告の実行の停止を行うことで、電気代の節約等を図ることができる。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施形態を示す給湯装置の全体構成図、図2は同給湯装置の制御ブロック図、図3は同給湯装置における動作の流れを説明するフローチャートである。
図1において、1は給湯装置であり、その内部には熱交換器2、ガスバーナー3、送風ファン4、本体コントローラー5を備えている。6は給湯装置を遠隔操作すると共に給湯温度・時刻等の操作情報を画面に表示する表示部7を有するリモコンであり、リモコンコントローラー8を内蔵してある。
9は熱交換器2に至る入水管、10は熱交換器2から後述する給湯カランに至る出湯管である。入水管9および出湯管10からなり熱交換器2に接続する通水管11にはその上流側から水管内の通水量を検出する水量センサ12および入水温度を検出する入水温度センサ13を設けている。出湯管10には熱交換器2により加熱された湯温を検出する出湯温度センサ14を設けてある。この温度センサ14は湯水を混合させた後の湯温を検出するものであってもよい。
15はガスバーナ3に至るガス管であり、このガス管15にはガス通路を開閉する駆動部材としてのガス電磁弁16、ガス比例弁17等を設けてある。18はイグナイター等の点火電極である。本体コントローラ5とリモコンコントローラ8とは通信用インターフェース20を介して接続され、出湯温度センサ14、水量センサ12の他各種センサからの検出信号に基づいて給湯装置本体の状態を判定するともに、リモコン6からの制御信号に基づいて給湯装置本体の各部(例えばガス電磁弁、ガス比例弁等)の動作を制御するものである。19は通水管に設けた通水量を調節する流量調整弁であり、サーボモータによって駆動され通水量を調節すると共に閉止機能を有するものである。21は浴室に設けた浴槽、22は給湯装置の出湯管10を延長して浴槽21に至る給湯管でありその末端には浴室カラン23を設けている。
次に、図3のフローチャートに基づいて動作の説明を行う。浴槽21にお湯張りを開始するには、リモコン6の運転スイッチ31をオンしたのち、湯量調節スイッチ27で希望の浴槽満水水量、湯温設定スイッチ33で希望の湯張り温度を設定し、湯張りスイッチ36をオンするとともに浴室カラン23を開く(ステップ1〜2)。この時、前回設定した希望の浴槽満水水量はリモコンコントローラ8の記憶手段39に記憶されており、同じ設定でよい場合は、湯量調節スイッチ27または湯温調整スイッチ33の操作は省略できる。そして器具内に通水されガスバーナ3に点火されて送風ファン4が駆動し希望の湯温になるように比例弁17がガス量を調節しながら給湯燃焼が開始され(ステップ3)、浴槽へのお湯張りが開始される。
そして、浴槽21へのお湯張りが進行してユーザーが設定した設定水量に達すると(ステップ4)、湯張り手段26の湯張り量積算が停止して、強制湯張り停止手段40により、水量調整弁19は全閉となり(ステップ5)、浴槽への給湯は停止する。この前後に湯張り終了を知らせるために、チャイム・メロディ・音声等で報知するようにしてもよい。
そして、ユーザーがリモコン6の湯張りスイッチ36をOFFすると(ステップ6)、本体コントローラー5のタイマ手段37により、所定のタイマ時間経過後、例えば3分後に(ステップ7)、強制水量開放手段29によって水量調整弁19が開かれる(ステップ8)。
以上の構成により、ユーザーが入浴する場合、浴槽のカランを閉じるため浴槽に行った後、リセットのためにリモコンの設定されているリビングや台所等まで戻り、再度また入浴のために浴室に行かなくても、リモコンの設定されているリビングや台所等でリセットを行った後に浴室に行き浴槽のカランを閉めれば、お湯が浴槽にでたままにならず使い勝手の良い給湯装置となる。
また、設定水量の湯張り停止後にリモコン6のタイマ時間変更手段41により、タイマ時間を変更すれば<たとえば0秒>(ステップ9)、リモコン6の湯張りスイッチ36をOFFすると(ステップ6)、すぐに強制水量開放手段29によって水量調整弁19が開かれる(ステップ8)ため台所等ですぐにお湯が使いたい場合には便利である。この時、前回設定した希望のタイマ時間はリモコンコントローラ8の記憶手段39に記憶させ、前回と同じ設定でよい場合はこの操作を省略できるようにしてもよい。
また、設定水量の湯張り停止後所定時間経過しても、リモコン6の湯張りスイッチ36がOFFされないときは(ステップ10)、ユーザーに警告手段34により、湯張りスイッチ36をOFFして浴室カラン23を閉じるように警告出力手段35を介してブザー等で警告すればよい(ステップ11)。カウンタ手段38ではカウントされたカウント回数が所定回数を越えたか否かを比較され(ステップ12)、越えている場合にはこれ以上警告を出さないことにより、ユーザーに強制湯張り停止解除忘れへの注意を促すとともに、電気代等の節約も図ることができる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例えば、ガスを燃料とする給湯装置について説明したが、石油や電気等を燃料とするものであってもよいことはもちろんである。
以上のように、本発明に係る給湯装置は、湯張り完了後の解除動作をリセットスイッチ操作を行った後所定時間経過して行うようにしているため、リセット操作後にカラン閉止操作をすればよく、操作性、使い勝手が向上するもので、ガスや石油を燃料とする風呂湯張り機能付き給湯機に有用である。
本発明の実施の形態1における給湯装置の全体構成図 同給湯装置の制御ブロック図 同給湯装置の動作の流れを示すフローチャート
符号の説明
5 本体コントローラ(積算給湯開始手段)
11 通水管(水通路)
19 水量調整弁
26 湯張り手段(水量測定手段)
29 強制水量開放手段
36 湯張りスイッチ(強制湯張り停止解除手段)
40 強制湯張り停止手段

Claims (6)

  1. 水通路を流れた総水量を積算する水量測定手段と、前記水通路を流れる水量を調整する流量調整弁と、前記総水量の積算の開始を指示する積算給湯開始手段と、前記水量測定手段により積算された総水量が所定水量になると前記流量調整弁により水通路を閉じる強制湯張り停止手段と、前記強制湯張り停止手段の強制湯張り停止を解除する強制湯張り停止解除手段と、前記強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除してから所定時間後に強制湯張り停止を解除させ、前記水量調整弁を開く強制水量開放手段を備えた給湯装置。
  2. 湯張り水量を設定できる湯張り水量設定手段を設け、強制湯張り停止手段は、水量測定手段により積算された総水量が前記湯張り水量設定手段で設定された水量になると流量調整弁により水通路を閉じるようにした請求項1記載の給湯装置。
  3. タイマ変更手段を備え、強制水量開放手段は、強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除してから前記タイマ変更手段で設定された時間後に強制湯張り停止を解除させ、水量調整弁を開くようにした請求項1または2記載の給湯装置。
  4. 所定時間経過しても強制湯張り停止解除手段にて強制湯張り停止解除が行われない場合には、警告信号を出力する警告出力手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の給湯装置。
  5. 所定時間毎に警告信号を出力する警告出力手段とした請求項4記載の給湯装置。
  6. 警告信号の出力回数が所定回数を越えると、繰り返し警告の実行を停止する請求項5記載の給湯装置。
JP2003316359A 2003-09-09 2003-09-09 給湯装置 Pending JP2005083662A (ja)

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