JP2005083477A - サスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造の単純化とイニシャルコストの低減が可能なサスペンション装置を提供する。
【解決手段】前端部及び後端部をスプリングピン20,21によってサイドレール12に枢支したリーフスプリング17と、一端部がリーフスプリング17に外嵌し且つ他端寄り部分がリーフスプリング17の下面に沿って延びるサブリーフスプリング19とを備え、リーフスプリング17の長手方向中間部に、サブリーフスプリング19とアクスル24を締結し、リーフスプリング17の他端部に車両側方から見てU字形を呈する湾曲部位22を設け、撓みによるリーフスプリング17の前後方向への拡縮を、リーフスプリング17の後端部の枢支点を中心としたU字形の湾曲部位22の回動で許容する。
【選択図】図1
【解決手段】前端部及び後端部をスプリングピン20,21によってサイドレール12に枢支したリーフスプリング17と、一端部がリーフスプリング17に外嵌し且つ他端寄り部分がリーフスプリング17の下面に沿って延びるサブリーフスプリング19とを備え、リーフスプリング17の長手方向中間部に、サブリーフスプリング19とアクスル24を締結し、リーフスプリング17の他端部に車両側方から見てU字形を呈する湾曲部位22を設け、撓みによるリーフスプリング17の前後方向への拡縮を、リーフスプリング17の後端部の枢支点を中心としたU字形の湾曲部位22の回動で許容する。
【選択図】図1
Description
本発明はサスペンション装置に関するものである。
アクセルをシャシフレームに懸架するサスペンション装置には、種々の方式が提案されている。
図2は従来の板ばね装置の一例を示すもので、板ばね材の前方F側の端部及び後方A側の端部に当該部位を上向きに巻いたアイ1,2を形成したリーフスプリング3と、アイ1を前方F側から緩く包む湾曲部4を有し且つリーフスプリング3の下面に沿ってその長手方向中間部へと延びる薄板ばね部材5と、該薄板ばね部材5の後方A側の端部及びリーフスプリング3を貫通し且つ両部材を締結するセンタボルト6と、アイ1の後方A側に位置して湾曲部4とともにアイ1を取り囲むように薄板ばね部材5に固着したクリップ7とを備えた構成になっている(例えば、特許文献1参照)。
更に、懸架対象であるアクスルは、薄板ばね部材5の下側に配置され、ボルトなど締結手段によりリーフスプリング3の長手方向中間部に固着されることになる。
この板ばね装置を車両に実装する場合には、シャシフレームのサイドレール8に設けたフロントブラケット9に前方F側のアイ1を枢支し、後方A側のアイ2をシャックル10の一端部に枢支し、前記サイドレール8に設けたリヤブラケット11にシャックル10の他端部を枢支し、リーフスプリング3が撓む際のアイ1,2の間隔の拡縮を、シャックル10の変位によって許容する。
また、薄板ばね部材5は、荷重をほとんど支持しない程度の剛性しか有していないが、リーフスプリング3が損傷したときには、サイドレール8からアクスルが離脱することを防止する。
特開平02−190632号公報
図2に示す板ばね装置をサスペンション装置に組み込むとなると、シャックル10などの部品が必須の構成要素になるが、近年、サスペンション装置の構造をより単純化して、イニシャルコストの低減を図ることが要望されている。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、構造の単純化とイニシャルコストの低減が可能なサスペンション装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、両端部をシャシフレームに枢支したリーフスプリングと、該リーフスプリングに沿って延び且つ一端部をシャシフレームに枢支したサブリーフスプリングとを備え、前記リーフスプリングの長手方向中間部に、サブリーフスプリングの他端部及びアクスルを締結したサスペンション装置において、リーフスプリングの他端部に、車両側方から見てU字形を呈する湾曲部位を設けている。
請求項2に記載の発明では、リーフスプリングの湾曲部位の近くの板厚を、アクスル締結部位よりも薄くしている。
請求項1に記載の発明においては、撓みにより生じるリーフスプリングの前後方向への拡縮を、当該リーフスプリングの他端部の枢支点を中心としたU字形の湾曲部位の回動で許容する。
請求項2に記載の発明においては、板厚を薄くしたリーフスプリングの湾曲部位の近くが撓みやすくなり、U字形の湾曲部位の回動を助成する。
本発明のサスペンション装置によれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
(1)請求項1に記載の発明では、リーフスプリングの拡縮を、その他端部に形成したU字形の湾曲部位の回動によって許容するので、サスペンション装置の構造が単純になり、イニシャルコストの低減を図ることができる。
(2)リーフスプリング及びサブリーフスプリングのばね定数を選択することにより、車両姿勢の安定性、並びに快適な乗り心地を確保することができる。
(3)請求項2に記載の発明では、リーフスプリングの板厚を薄くした部位がU字形の湾曲部位の回動を助成するので、車両が不整路面を走行するときの乗り心地の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
図1は本発明のサスペンション装置の実施の形態の一例を示すものであり、図中、12はサイドレール、13はフロントブラケット、14はリヤブラケットを表わしている。
このサスペンション装置は、前方F側及び後方A側の端部にアイ15,16を形成したリーフスプリング17と、アイ15に外嵌するアイ18が前方F側の端部が形成され且つ後方A側寄りの部分がリーフスプリング17の下面に沿ってその長手方向中間部へ延びるサブリーフスプリング19とを備えている。
リーフスプリング17の前方F側のアイ15は、スプリングピン20によってフロントブラケット13に枢支され、リーフスプリング17の後方A側のアイ16は、スプリングピン21によってリヤブラケット14に枢支されている。
リーフスプリング17の後方A側の端部至近は、スプリングピン21による枢支点から上方へ突出し且つ後方A側へ傾くU字形の湾曲部位22となっている。
また、湾曲部位22の前方F側付近の板厚は、リーフスプリング17の長手方向中間部よりも薄くなっている。
リーフスプリング17の長手方向中間部とサブリーフスプリング19の後方A側の端部の間には、スペーサ23が挿入され、サブリーフスプリング19の後方A側の端部の真下には、アクスル24が配置され、リーフスプリング17とサイドレール12との間には、エアスプリング25がアクスル24の真上に位置するよう介在しており、これらアクスル24、サブリーフスプリング19、スペーサ23、並びにエアスプリング25は、ボルト26によってリーフスプリング17に締結されている。
これに加えて、エアスプリング25の至近にショックアブソーバ(図示せず)を配置し、当該ショックアブソーバを介してサイドレール12とアクスル24とを連結してもよい。
図1に示すサスペンション装置においては、撓みによってリーフスプリング17が前後方向への拡縮しようとすると、U字形の湾曲部位22がスプリングピン21を中心として回動する。
このように、撓みによるリーフスプリング17の拡縮を、当該リーフスプリング17に一体的に設けた湾曲部位22の回動によって許容するので、サスペンション装置の構造の単純化になり、イニシャルコストの低減を図ることができる。
また、リーフスプリング17及びサブリーフスプリング19のばね定数を選択することで、車両姿勢の安定性、並びに快適な乗り心地を確保することができる。
更に、リーフスプリング17の湾曲部位22の前方F側付近の板厚を、アクスル24が締結してあるリーフスプリング17の長手方向中間部よりも薄くしているので、湾曲部位22がスプリングピン21を中心に回動しやすくなり、車両が不整路面を走行するときの乗り心地の向上を図ることが可能になる。
なお、本発明のサスペンション装置は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において変更を加え得ることは勿論である。
本発明のサスペンション装置は、様々な車種に適用することができる。
12 サイドレール(シャシフレーム)
17 リーフスプリング
19 サブリーフスプリング
22 湾曲部位
24 アクスル
17 リーフスプリング
19 サブリーフスプリング
22 湾曲部位
24 アクスル
Claims (2)
- 両端部をシャシフレームに枢支したリーフスプリングと、該リーフスプリングに沿って延び且つ一端部をシャシフレームに枢支したサブリーフスプリングとを備え、前記リーフスプリングの長手方向中間部に、サブリーフスプリングの他端部及びアクスルを締結したサスペンション装置において、リーフスプリングの他端部に、車両側方から見てU字形を呈する湾曲部位を設けたことを特徴とするサスペンション装置。
- リーフスプリングの湾曲部位の近くの板厚を、アクスル締結部位よりも薄くした請求項1に記載のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003316416A JP2005083477A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | サスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003316416A JP2005083477A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | サスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005083477A true JP2005083477A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34416329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003316416A Pending JP2005083477A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | サスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005083477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112406440A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-02-26 | 三一汽车起重机械有限公司 | 空气悬架及车辆 |
-
2003
- 2003-09-09 JP JP2003316416A patent/JP2005083477A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112406440A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-02-26 | 三一汽车起重机械有限公司 | 空气悬架及车辆 |
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