JP2005083401A - 構造物の制振装置 - Google Patents

構造物の制振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005083401A
JP2005083401A JP2003312704A JP2003312704A JP2005083401A JP 2005083401 A JP2005083401 A JP 2005083401A JP 2003312704 A JP2003312704 A JP 2003312704A JP 2003312704 A JP2003312704 A JP 2003312704A JP 2005083401 A JP2005083401 A JP 2005083401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
tuned mass
weight
damping device
lock mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003312704A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Yoshinaka
進 吉中
Kenichi Kawaguchi
健一 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2003312704A priority Critical patent/JP2005083401A/ja
Publication of JP2005083401A publication Critical patent/JP2005083401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】構造物にチューンドマスダンパを設けた場合に、これらの共振点から外れた部分でも、制振効果の高い構造物の制振装置を提供する。
【解決手段】 建築構造物Mに設けられる制振装置1は、錘11およびばね12を備えるTMD2を有している。TMD2における錘11には、ロック機構3が取り付けられており、建築構造物Mには、建築構造物Mの振動を検出する振動センサ4が設けられている。ロック機構3および振動センサ4は、コントローラ5に接続されており、コントローラは、振動センサ4で検出された建築構造物Mの振動が主振動系固有振動数領域を外れたときに、ロック機構3をONにして、錘11の移動を抑止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、構造物の制振装置に関する。
制振対象となる構造物の制振装置として、構造物に弾性部材、たとえばばねを介して設けられた錘を有するチューンドマスダンパを用いたものが知られている。チューンドマスダンパは、錘の揺れの周期が構造物の揺れの周期と同じになるようにばねの弾性力を設定し、構造物の揺れとマスの揺れとを共振させることで、構造物を制振するものである。
また、土木学会論文集No.465/I23号、87−96頁には、複数のチューンドマスダンパを設けたマルティプル同調質量ダンパ(マルティプルチューンドマスダンパ)が発表されている。このマルティプルチューンドマスダンパは、それぞれ固有振動数の異なる複数のチューンドマスダンパを有している。これら複数のチューンドマスダンパの固有振動数は、構造物の制振モードにおける固有振動数の周りに分布されている。そして、これらのチューンドマスダンパを制振対象物となる構造物に取り付けて、制振対象のバンド幅内における制振効果の向上を図っている。また、同調比と減衰比に関するロバスト性を向上させることができる。
土木学会論文集No.465/I23号、87−96頁
ところで、上記チューンドマスダンパおよび上記非特許文献1に開示されたマルティプルチューンドマスダンパにおいては、構造物との共振点付近において、制振効果が最大となり、構造物の応答を低減する。しかし、共振点の振動数から遠く外れた部分では、チューンドマスダンパまたはマルティプルチューンドマスダンパが作動することにより、変位応答を大きくしてしまい、逆に振動を大きくするおそれがあるものであった。
そこで、本発明の課題は、構造物にチューンドマスダンパまたはマルティプルチューンドマスダンパを設けた場合に、これらの共振点から外れた部分でも、制振効果の高い構造物の制振装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明に係る構造物の制振装置は、制振対象物となる構造物を制振する構造物の制振装置において、構造物に弾性部材を介して取り付けられた錘を有し、構造物と錘とを共振させて構造物を制振するチューンドマスダンパと、構造物の振動を検出する振動センサと、チューンドマスダンパにおける錘の振動を抑止するロック機構と、振動センサによって検出された構造物の振動数に基づいて、ロック機構のON−OFF制御を行う制御装置と、を備えるものである。
本発明に係る構造物の制振装置は、チューンドマスダンパにおける錘の振動を抑止するロック機構を有しており、振動センサによって検出された構造物の振動数に基づいて、ロック機構のON−OFF制御を行っている。このため、たとえばバンド幅から大きく外れた振動数の振動が構造物に生じている場合には、ロック機構をONにしてチューンドマスダンパにおける錘の振動を抑止することにより、チューンドマスダンパによる変位応答の増大を防止することができる。その結果、構造物とチューンドマスダンパとの共振点から外れた部分においても、制振効果を高いものとすることができる。
また、チューンドマスダンパを複数設け、複数のチューンドマスダンパにおける固有振動数が、構造物の制振モードにおける固有振動数の周りに分布されている態様とすることができる。
このように、複数のチューンドマスダンパにおける固有振動数が構造物の制振モードにおける固有振動数の周りに分布されたマルティプルチューンドマスダンパにおいても、上記のロック機構を用いた構成とすることができる。その結果、制振モードにおける固有振動数から外れた領域でも、マルティプルチューンドマスダンパによる振動の低減を防止することができ、高い制振効果を発揮させることができる。
さらに、ロック機構は、複数のチューンドマスダンパのそれぞれに対して取り付けられており、振動センサによって検出される構造物の振動数に応じて、複数のチューンドマスダンパのうち、ロックするチューンドマスダンパを選択し、選択されたチューンドマスダンパをロック機構によってロックする態様とするのが好適である。
このように、構造物の振動の振動数に応じて、ロックするチューンドマスダンパを選択することにより、最も制振効果の高い振動数のチューンドマスダンパを作動させることができる。その結果、制振モードにおける固有振動数の範囲で、より制振効果を高めることができる。
本発明によれば、構造物にチューンドマスダンパまたはマルティプルチューンドマスダンパを設けた場合に、これらの共振点から外れた部分でも、応答を大きくすることがない構造物の制振装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は本発明の第1の実施形態に係る構造物の制振装置の模式的構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る制振装置1は、チューンドマスダンパ(以下「TMD」という)2を備えている。TMD2は、たとえば制振対象物となる建築構造物Mに設けられ、錘11、弾性部材となるばね12、および案内部材13を備えている。錘11は、所定の重量を有しており、その下面には、ローラ14が設けられており、錘11はローラ14の転動によって移動可能とされている。ローラ14は、制振対象となる建築構造物Mの上に載置されている。なお、制振対象物としては、建築構造物のほか、土木構造物、機械構造物、宇宙・航空構造物、船舶構造物などを挙げることができる。
また、錘11には、ばね12の一端が錘11に取り付けられ、ばね12の他端は建築構造物Mに取り付けられている。ばね12には、所定の弾性係数のものが用いられており、錘11の重量およびばね12の弾性係数により、建築構造物Mが地震などによって振動した際の制振効果を最大にする振動数が調整される。
さらに、案内部材13は、筒体13Aおよびこの筒体に対して進退するロッド13Bを備えている。この筒体13Aは、建築構造物Mに取り付けられており、ロッド13Bは錘11に取り付けられている。また、ロッド13Bの移動方向は、ローラ14の転動によって錘11が移動する方向と一致しており、錘11は案内部材13によってその移動方向が規制されている。
そして、たとえば地震などにより、建築構造物Mが振動すると、その振動にあわせて錘11が移動する。このとき、錘11の移動方向は案内部材13によって規制されており、錘11の質量およびばね12の弾性係数が規定されていることから、建築構造物Mにおける所定の振動数に対する制振効果を発揮する。
また、制振装置1は、ロック機構3、振動センサ4、およびコントローラ5を備えている。ロック機構3は、第一ロッド21、第二ロッド22、およびロック部材23を備えている。第一ロッド21は、建築構造物Mに取り付けられ第二ロッド22はTMD2における錘11に取り付けられており、第一ロッド21と第二ロッド22の間にロック部材23が配置されている。このロック部材23がOFFであって、ロックされていない状態のときには、錘11の振動が抑止されず、錘11が建築構造物Mに対する相対的な移動が可能となる。逆に、ロック部材23がONとなってロックされた状態のときには、第一ロッド21および第二ロッド22が固定される。そして、第一ロッド21が取り付けられた建築構造物Mに対する第二ロッドが取り付けられたTMD2における錘11の振動が抑止され、建築構造物Mに対する錘11の相対的な移動が抑止される。したがって、ロック部材23がロックされたときには、TMD2における錘11は、建築構造物Mとともに移動する。
振動センサ4は、建築構造物Mにおける適宜の位置に取り付けられており、建築構造物Mの振動を検出している。この振動センサ4は、コントローラ5に接続されており、検出した振動を信号化した振動信号をコントローラ5に出力している。
コントローラ5は、振動センサ4に接続されているとともに、ロック機構3におけるロック部材23に接続されている。このコントローラ5は、振動センサ4から出力される振動信号に基づいて、ロック機構3のON−OFF制御を行う。そのため、コントローラ5では、振動センサ4から出力された振動信号から、ロック機構3のON−OFFを判断し、ON信号またはOFF信号をロック機構3におけるロック部材23に出力する。ロック機構3のON−OFFの判断手法については、後に説明する。
以上の構成を有する本実施形態に係る制振装置1の制御手順について説明する。図2は、本実施形態に係る制振装置の制御手順を示すフローチャートである。図2に示すように、まず、振動センサ4によって建築構造物Mの振動数を検出する(S1)。振動センサ4は、検出した振動数をコントローラ5に出力する。コントローラ5では、出力された建築構造物Mの振動数に基づいて、TMD2をOFFにするか否かを判断する(S2)。TMD2をOFFにするか否かの判断は、次のようにして行われる。図3は、外力周波数に対する主振動系の変位応答の例を示すグラフである。図3に示すように、建築構造物Mである主振動系の変位応答と外力周波数との関係を見てみると、TMD2を設けた場合には、外力周波数の中央部分にある建築構造物MとTMD2との共振点となる主振動系固有振動数の周囲の制振モード内となる主振動系固有振動数領域において、TMD2を設けないときよりも、TMD2を設けた方が、主振動系の変位応答が小さくなっている。このことから、主振動系固有振動数領域では、TMD2を設けた方が、制振効果が高いことが判る。ところが、主振動系固有振動数領域を外れた領域では、TMD2を設けない方が、変位応答が小さくなっている。これは、TMD2を設けた場合には、逆に制振効果を低減させていることを意味している。
この点に着目して、本実施形態に係る制振装置1におけるコントローラ5では、振動センサ4によって求められた外力周波数となる建築構造物Mの振動数が、主振動系固有振動数領域の範囲に入っているか否かを判断する。主振動系固有周波数領域は建築構造物Mによって決まっており、コントローラ5に記憶されている。その判断の結果、建築構造物Mの振動数が主振動系固有振動数領域から外れているときには、TMD2をOFFとし、逆に、主振動系固有振動数領域に入っているときには、TMD2をOFFとせずにONとする。
このような制御を行うことにより、図4に示すように、建築構造物Mに与えられる外力周波数が主振動系固有振動数領域から外れるときには、TMD2の重量が建築構造物Mに加わったものと同様になるが、建築構造物Mに対するTMD2の質量はおよそ1%と非常に小さい。このため、構造物Mに与える影響は小さく、TMD2が設けられていない場合と同様の変位応答を示す。また、建築構造物Mに与えられる外力周波数が主振動系固有振動数領域にあるときには、TMD2が設けられたのと同じ変位応答を示すようになる。このようにして、制振効果を高めることができる。
そして、ステップS2において、TMD2をOFFにすると判断したら、コントローラ5からロック機構3にON信号を出力して、ロック機構3を作動させて、TMD2をロックする(S3)。逆に、TMD2をONにすると判断したら、コントローラ5からロック機構3にOFF信号を出力して、ロック機構3を解除して、TMD2を移動可能とする(S4)。こうして、主振動系の変位応答を小さくすることができ、もって高い制振効果を発揮させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係る構造物の制振装置の模式的構成図である。図5に示すように、本実施形態に係る制振装置30は、マルティプルチューンドマスダンパ(以下、「MTMD」という)31を備えている。MTMD31は、複数のTMD2A,2B,2C…,2Nを備えている。TMD2A〜2Nは、上記第1の実施形態で示したTMD2と同様、錘11、ばね12、および案内部材13を備えている。また、各TMD2A〜2Nには、それぞれロック機構3A〜3Nが取り付けられている。さらに、制振装置30は、上記第1の実施形態と同様の振動センサ4およびコントローラ5を備えている。
ロック機構3A〜3Nは、上記第1の実施形態におけるロック機構3と同様、第一ロッド21、第二ロッド22、およびロック部材23を備えている。各ロック機構3A〜3Nにおけるロック部材23は、それぞれコントローラ5に接続されている。また、振動センサ4は、コントローラ5に接続され、振動信号をコントローラ5に出力する。また、コントローラ5は、振動センサ4から出力された振動信号に基づいて、ロック機構3A〜3NのON−OFF制御を行う。その他の点については、上記第1の実施形態と同様の構成を有している。
次に、本実施形態に係る制振装置30の制御手順について説明する。図6は、本実施形態に係る制振装置の制御手順を示すフローチャートである。図6に示すように、本実施形態に係る制振装置30においては、上記第1の実施形態と同様、まず、振動センサ4によって建築構造物Mの振動数を検出したら、コントローラ5において、検出した振動数に基づいて、MTMDをOFFにするか否かを判断する(S11)。この判断は、上記第1の実施形態と同様、検出された振動数が、主振動系固有振動数領域にあるか否かによって判断する。
ここで、MTMD31を用いた場合の主振動系の変位応答について説明する。図7は、外力周波数に対する主振動系の変位応答の例を示すグラフである。ここで、複数のTMD2A〜2NからなるTMTD31のうち、ONにするTMDを選択し、たとえばすべてのTMD2A〜2NをONにする場合を第一MTMDとし、TMD2A,2BをONにする場合を第二MTMDとする。第一MTMDを用いると、たとえば外力周波数が1.00〜1.63Hz程度の範囲でTMDが無い場合よりも主振動系の変位応答が小さくなる。しかし、その外側の領域では、逆にTMDを設けない場合の方が、主振動系の変位応答が小さくなる。
また、第二MTMDを用いた場合には、1.00〜1.52Hzの領域では第一MTMDを用いた場合よりも主振動系の変位応答は大きくなるが、その周りの0.83〜1.00Hz、1.95Hzの領域では、主振動系の変位応答が小さくなる。ただし、0.97Hz以下の領域および1.63Hz以上の領域では、第二MTMDを用いた場合でも、TMDを設けない場合よりも変位応答が大きくなる。これらは、主振動系固有振動数領域が建築構造物Mに対して最適バンド幅となるように調整され、第二MTMDの固有振動数は、主振動系固有振動数領域の周りのバンド幅拡大領域に分布されており、変位応答を小さくするバンド幅が広くなるようにされていることによるものである。これらの主振動系固有振動数領域およびバンド幅拡大領域の振動数は、あらかじめコントローラ5に記憶されている。
これらの点に着目して、まず、MTMD31をOFFにするか否かを判断する(S11)。振動センサ4で検出された外力周波数が、図8に示すバンド幅拡大領域の外側にあるときには、MTMDを作動させない状態のときが最も主振動系の変位応答が小さくなる。したがって、まず外力周波数がバンド幅拡大領域にあるか否かを判断し、バンド幅拡大領域にないときには、MTMD31をOFFにすべく、ロック機構3A〜3NのON信号を出力して、MTMD31をロックする(S12)。
一方、外力周波数がバンド幅拡大領域の内側にあると判断したときには、第一MTMDと第二MTMDのいずれかを用いるかの判断を行う(S13)。そのために、振動センサ4で検出された外力周波数が、図8に示す主振動系固有振動数領域にあるか否かを判断する。その結果、外力周波数が主振動系固有振動数領域にあると判断した場合には、すべてのロック機構3A〜3NにOFF信号を出力し、すべてのロック機構3A〜3Nを解除して第一MTMDを用いる(S14)。また、バンド拡大領域にはあるが、主振動系固有周波数領域にないと判断した場合には、ロック機構3A,3BにOFF信号を出力し、ロック機構3C〜3NにON信号を出力する。そして、ロック機構3A,3BをONにし、ロック機構3C〜3NをOFFにして、TMD2A,2BをONにし、TMD2C〜2NをOFFにして、第二MTMDを用いる(S15)。
このような制御を行うことにより、図8に示すように、主振動系固有振動数領域に設定された最適調整バンド幅MTMD1では、第一MTMDが作動し、その周りのバンド幅拡大領域MTMD2では、第二MTMDが作動する。そして、バンド幅拡大領域MTMD2を外れた領域では、MTMDはOFFとなる。したがって、主振動系の変位応答が最も小さくなるようにすることができるので、制振効果の高い制振装置とすることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記第2の実施形態において、選択するMTMDを第一MTMDおよび第二MTMDの二つのみとしているが、N通り、あるいはそれ以上のMTMDを選択可能として、広い範囲のバンド幅における制振効果を向上させることができる。
第1の実施形態に係る建築構造物の制振装置の模式的構成図である。 第1の実施形態に係る制振装置の制御手順を示すフローチャートである。 外力周波数に対する主振動系の変位応答の例を示すグラフである。 第1の実施形態に係る制振装置を用いた場合における主振動系の変位応答の例を示すグラフである。 第2の実施形態に係る建築構造物の制振装置の模式的構成図である。 第2の実施形態に係る制振装置の制御手順を示すフローチャートである。 外力周波数に対する主振動系の変位応答の例を示すグラフである。 第2の実施形態に係る制振装置を用いた場合における主振動系の変位応答の例を示すグラフである。
符号の説明
1,30…制振装置
2,2A〜2N…TMD(チューンドマスダンパ)
3,3A〜3N…ロック機構
4…振動センサ
5…コントローラ
11…錘
12…ばね
13…案内部材
13A…筒体
13B…ロッド
14…ローラ
21…第一ロッド
22…第二ロッド
23…ロック部材
31…MTMD(マルティプルチューンドマスダンパ)
M…建築構造物

Claims (3)

  1. 制振対象物となる構造物を制振する構造物の制振装置において、
    前記構造物に弾性部材を介して取り付けられた錘を有し、前記構造物と前記錘とを共振させて前記構造物を制振するチューンドマスダンパと、
    構造物の振動を検出する振動センサと、
    前記チューンドマスダンパにおける錘の振動を抑止するロック機構と、
    前記振動センサによって検出された構造物の振動数に基づいて、前記ロック機構のON−OFF制御を行う制御装置と、
    を備えることを特徴とする構造物の制振装置。
  2. 前記チューンドマスダンパを複数設け、前記複数のチューンドマスダンパにおける固有振動数が、前記構造物の制振モードにおける固有振動数の周りに分布されている請求項1に記載の構造物の制振装置。
  3. 前記ロック機構は、前記複数のチューンドマスダンパのそれぞれに対して取り付けられており、
    前記振動センサによって検出される前記構造物の振動数に応じて、前記複数のチューンドマスダンパのうち、ロックするチューンドマスダンパを選択し、選択されたチューンドマスダンパを前記ロック機構によってロックする請求項2に記載の構造物の制振装置。
JP2003312704A 2003-09-04 2003-09-04 構造物の制振装置 Pending JP2005083401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003312704A JP2005083401A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 構造物の制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003312704A JP2005083401A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 構造物の制振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005083401A true JP2005083401A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34413881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003312704A Pending JP2005083401A (ja) 2003-09-04 2003-09-04 構造物の制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005083401A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100778880B1 (ko) 2005-12-26 2007-11-22 재단법인서울대학교산학협력재단 Mr유체식 브레이크장치로 이루어진 강성조절장치를이용한 이중동조질량감쇠장치 및 이를 이용한 구조물의진동제어방법
KR100838229B1 (ko) * 2005-12-26 2008-06-16 재단법인서울대학교산학협력재단 유압식 브레이크장치로 이루어진 강성조절장치를 이용한이중동조질량감쇠장치 및 이를 이용한 구조물의진동제어방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100778880B1 (ko) 2005-12-26 2007-11-22 재단법인서울대학교산학협력재단 Mr유체식 브레이크장치로 이루어진 강성조절장치를이용한 이중동조질량감쇠장치 및 이를 이용한 구조물의진동제어방법
KR100838229B1 (ko) * 2005-12-26 2008-06-16 재단법인서울대학교산학협력재단 유압식 브레이크장치로 이루어진 강성조절장치를 이용한이중동조질량감쇠장치 및 이를 이용한 구조물의진동제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6669648B2 (ja) 自己同調質量ダンパ及びこれを備えるシステム
JP4968682B2 (ja) 振動低減機構およびその諸元設定方法
JP5062561B2 (ja) 振動低減機構およびその諸元設定方法
KR19980033066A (ko) 자기조정형 진동감쇄장치
EP0957288A2 (en) Spacecraft antenna vibration control damper
WO2003036602A3 (en) Method for reducing limit cycle oscillations in a haptic device
JP2005083401A (ja) 構造物の制振装置
JPH08500417A (ja) 振動の低減
JP4743439B2 (ja) 振動低減機構およびその諸元設定方法
KR101844386B1 (ko) 동흡진기
JP4148793B2 (ja) 動吸振器
JP2003227540A (ja) 制振装置
JP4855378B2 (ja) 制振装置、制振方法及び制振プログラム
JP6383656B2 (ja) 振動測定器及び流体シリンダー装置
JP7097229B2 (ja) 防振機構
ES2565832T3 (es) Reductor dinámico de vibraciones activo
JP6569073B1 (ja) 制振装置、及びそれを備えた建築材
JP2009085362A (ja) 防振機構
JP2008280713A (ja) 鉛直振動用チューンドマスダンパー及びそれを用いた鉛直振動減衰システム
JP2007321874A (ja) 免震装置
JP2005299173A (ja) 塔状構造物の制振構造
JP2008127859A (ja) 制震構造及び制震パネル
KR101764233B1 (ko) 동흡진기 제조방법
JP2006250261A (ja) 付加重錘型制振装置
JP4953713B2 (ja) 免震システム