JP2005081984A - 車体フロア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塗装むらを生じることがなく、かつ、車室内の有効スペースの拡充を図りつつ、フロア固定搭載部品の取付け支持をより確実に行うことができる車体フロア構造の提供を図る。
【解決手段】 フロアパネル1のシートの取付孔2の近傍にメンバ3をスポット溶接4するとともに、この取付孔2と、メンバ3のスポット溶接4との間のフロアパネル1に、室外側に凸となるビード10を形成することにより、メンバ3によりシートの支持剛性を高めるとともに、衝突等によってフロア固定搭載部品の取付部分に引張り力Fが加わった際に、ビード10が変形してメンバ3のスポット溶接4に作用する応力を緩和してフロアパネル1が剥離するのを防止し、このビード10を室外側に凸としたので、車室内の有効スペースを拡充し、かつ、塗料槽に車体を浸漬した際にビード10に空気溜まりが生成されるのを防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用シートやシートベルトアンカ等のフロア固定搭載部品を取付け支持する車体フロア構造に関する。
自動車等の車両に乗車した乗員はシートに着座した状態でシートベルトを着用して拘束することになるが、シートやシートベルトアンカ等フロア固定搭載部品は、衝突時に大きな慣性力が作用した場合にも乗員を確実に拘束しておくことが望まれる。
このため、前記フロア固定搭載部品はフロアパネルに強固に取付け支持する必要があり、例えば、シートベルトでは、そのアンカーをフロアパネルとレインフォースにボルト固定するとともに、この固定点よりも車両後方側のフロアパネルに凸ビードを形成し、かつ、この凸ビードよりも車両後方側で前記レインフォースをフロアパネルにスポット溶接してある(特許文献1参照)。
特開2000−52919号公報(第3頁、図1)
しかしながら、かかる従来の車体フロア構造では、フロアパネルに形成した凸ビードは車内側に凸となっているため、車室内の有効スペースが減少してしまうとともに、車体の塗装ラインで塗料槽を通過させる際に、上方に凸となる前記凸ビード内に空気溜まりが発生してするため、この空気溜の存在部分で塗装むらが発生してしまう不具合がある。
そこで、本発明は塗装むらを生じることがなく、かつ、車室内の有効スペースの拡充を図りつつ、フロア固定搭載部品の取付け支持をより確実に行うことができる車体フロア構造を提供するものである。
本発明は、車両用シートやシートベルトアンカ等のフロア固定搭載部品を取付け支持するにあたって、フロアパネルの前記フロア固定搭載部品の取付部分近傍に補剛部材を接合するとともに、このフロア固定搭載部品の取付部と補剛部材の接合部との間のフロアパネルに、室外側に凸となるビードを形成したことを最も主要な特徴とする。
本発明の車体フロア構造は、フロアパネルのフロア固定搭載部品の取付部分は補剛部材により支持剛性を高めることができるとともに、衝突等によってフロア固定搭載部品の取付部分に引張り力が加わった際には、フロア固定搭載部品の取付部と補剛部材の接合部との間のフロアパネルに形成したビードが変形して、この補剛部材の接合部に作用する応力を緩和することができるため、この接合部からフロアパネルが剥離するのを防止してフロア固定搭載部品の支持を確実に行い、ひいては衝突時の乗員拘束性を高めることができる。
また、前記ビードは室外側に凸としたので、車室内の有効スペースを拡充できるとともに、車両の塗装ラインで塗料槽に車体を浸漬した際に、ビードに空気溜まりが生成されるのを防止できるため、フロアパネルに塗装むらを生ずることがなく満遍なく塗装することができるという利点がある。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図3は本発明の車体フロア構造の一実施形態を示し、図1はシート取付部のフロア構造を斜め上方から見た斜視図、図2は図1中A−A線の対応位置から切断して示す斜視図、図3は図1中A−A線に沿った断面図である。
一般に自動車等の車両のフロアパネルにはシートを取り付けてあり、また、シートベルトのアンカー部を取り付けて固定するようになっている。
このようにシートやシートベルト等のフロア固定搭載部品を取付け支持する車体フロア構造では、図1に示すように、フロアパネル1にフロア固定搭載部品であるシートを固定するための取付部としての取付孔2を形成してあり、この取付孔2は車幅方向に所定間隔をもって2箇所形成してある。
そして、フロアパネル1の下面には、図2,図3に示すように、左右の取付孔2を中央部にして補剛部材としてのハット形断面のメンバ3を車幅方向に配置し、このメンバ3の左右両側フランジ部3aをフロアパネル1の下面に接合部としてのスポット溶接4を介して接合してある。
前記取付孔2を形成した部分のフロアパネル1の下面には、図2に示すように、補剛ブラケット5を介在させた状態で取付孔2と同軸にナット6を溶接してあり、図外のシート取付用のボルトを取付孔2から挿入してナット6に螺着するようになっている。
ここで、この実施形態では取付孔2と、メンバ3のスポット溶接4部分との間のフロアパネル1に、室外側(図中下方)に凸となるビード10を形成してある。
前記ビード10は、図1に示すように、前後の取付孔2を囲繞するようにこれら左右の取付孔2を周回させて形成してあり、このビード10はその一部を取付孔2に作用する引張り力Fによる応力が影響しない程度の距離を隔てた部位、つまり、この実施形態では左右の取付孔2間の略中央部Mで終端(終端部11)としてある。
このとき、前記ビード10は左右の取付孔2を囲繞したことにより、これら取付孔2の間で平行に走る部分12が形成され、この平行部分12の左右方向略中央部に前記終端部11を形成してあり、この終端部11は前記平行部分12の対向位置に2箇所形成される。
また、前記ビード10は凸となる方向が下方となっており、その略最下方となる部位、つまり、この実施形態では取付孔2をそれぞれ周回した車幅方向の前後端部10aに、車両を塗料槽に浸漬した際にビード10内に溜まった塗料液を排出する排出口13を形成してある。
以上の構成により本実施形態の車体フロア構造によれば、シートの取付孔2を包含するようにハット形断面のメンバ3をフロアパネル1に接合したので、このメンバ3は取付孔2の近傍に配置されることになって、この取付孔2の支持剛性を高めることができる。
また、取付孔2と、メンバ3のスポット溶接4部分との間のフロアパネル1にビード10を形成したので、衝突等によって取付孔2に引張り力Fが加わった際に、図3中破線に示すように、前記ビード10が変形してメンバ3のスポット溶接4に作用する応力を緩和することができるため、このスポット溶接4からフロアパネル1が剥離するのを防止して、前記取付孔2に結合したシートの支持を確実に行い、ひいては衝突時の乗員拘束性を高めることができる。
更に、前記ビード10は室外側に凸としたので、車室内の有効スペースを拡充できるとともに、車両の塗装ラインで塗料槽に車体を浸漬した際に、ビード10に空気溜まりが生成されるのを防止できるため、フロアパネル1に塗装むらを生ずることなく満遍なく塗装することができる。
また、本実施形態では前記作用効果に加えて、ビード10は取付孔2を囲繞するように周回形成し、その一部を取付部に作用する引張り力Fによる応力が影響しない程度の距離を隔てた部位で終端11としたので、塗装槽に浸漬した際にビード10が取付孔12を囲繞する部分に空気溜まりが形成されることになるが、このビード10に形成した終端11によって空気の逃げ道を確保できるため、ビード10で囲繞した内方の塗装をむら無く仕上げることができる。
更に、凸となる方向を下方としたビード10の略最下方となる部位(前後端部10a)に、ビード10内に溜まった塗料液を排出する排出口13を形成したので、車体を塗料槽から引き上げた際にビード10内の塗料液が排出口13から排出されるため、ビード10内方の塗装厚さが過剰に厚くなるのを防止できる。
ところで、本発明の車体フロア構造は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の各種実施形態を採ることができ、例えば、本実施形態ではシートの取付部分を例にとってフロア構造を説明したが、例えばシートベルトのアンカーの取付部分にあっても同様の構成とすることができ、また、本実施形態ではシートの取付部分に例を採った関係上、取付孔2を前後に2箇所形成してあるが、この取付孔2はシートベルトアンカー用に1箇所設けた場合にも同様の作用効果を奏するのはいうまでもない。
本発明の一実施形態を示すシート取付部のフロア構造を斜め上方から見た斜視図である。 図1中A−A線の対応位置から切断して示す斜視図である。 図1中A−A線に沿った断面図である。
符号の説明
1 フロアパネル
2 取付孔(取付部)
3 メンバ(補剛部材)
4 スポット溶接(接合部)
10 ビード
11 終端部
13 排出口

Claims (3)

  1. 車両用シートやシートベルトアンカ等のフロア固定搭載部品を取付け支持する車体フロア構造であって、
    フロアパネルの前記フロア固定搭載部品の取付部分近傍に補剛部材を接合するとともに、このフロア固定搭載部品の取付部と補剛部材の接合部との間のフロアパネルに、室外側に凸となるビードを形成したことを特徴とする車体フロア構造。
  2. ビードは、フロア固定搭載部品の取付部を囲繞するように形成し、その一部を取付部に作用する引張り力による応力が影響しない程度の距離を隔てた部位で終端としたことを特徴とする請求項1に記載の車体フロア構造。
  3. ビードの略最下方となる部位に、ビード内に溜まった塗料液を排出する排出口を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車体フロア構造。
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