JP2005081512A - シート幅可変切断できるミシン目および折り目加工複合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート幅を調整して切断できると同時に任意に設定した位置にミシン目および折り目を加工ができる切断,ミシン目および折り目加工複合装置を提供する。
【解決手段】 左右対称に配置された上下スライド丸刃ユニット15,16によってシートが縦方向に切断される。丸刃ユニット移動手段により左右に上下スライド丸刃ユニット15,16をスライドすることによりシート幅を調整できる。またミシン刃ユニット部および折り刃ユニット部によりそれぞれ任意の位置にミシン目および折り目がそれぞれ加工される。ミシン刃および折り刃ユニット部移動手段によりミシン刃ユニット部および折り刃ユニット部を任意位置に移動させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、紙,布,フィルム等、長尺のシート材を縦方向に切断できるシート切断装置(通常「スリッター」と呼ばれる)、さらに詳しくいえば、上記切断幅を自在に可変できる切断機能を有するとともにミシン目や折り目を同時に加工できるミシン目および折り目加工複合装置に関する。
近年、カラーレーザープリンターの普及に伴い、種々の裁断装置が開発されて販売されている。それらの裁断装置におけるシートの給送方向の切断は操作パネル上のスイッチを押すことによりかなり自由に横方向に切断することができる。しかしながらシートを幅方向に切断するスリッターは、上下の互いに交差・圧接する円板刃が固定されているために、設定されている幅寸法でしか切断することができない。
そこで、本件発明者はシートの幅方向を自由に可変して切断する切断幅可変シート切断装置を提案している(特許文献1)。
この提案によれば切断幅可変な縦方向の切断装置を搭載することによりシートの幅および縦の寸法を任意に選択し所定のサイズのシートを加工することができるという利点を有する。
ところで、印刷レイアウトやデザインが自在に行えるレーザープリンタの出現に対応してミシン目加工や折り目加工を印刷時に同時に行いたいという需要が出てきている。
上述した従来の裁断装置またはスリッターでは、シートの切断幅寸法を変えようとした場合、およびミシン目・ 折り目加工も行いたい場合に、所望の寸法に設定された切断装置やミシン目加工装置、折り目加工装置を別に購入して入れ替えることが必要になる。そのため切断幅寸法を変えるたび、および加工パターンを変えるたびに、予備の切断装置を入れ替える作業を繰り返さなければならない。また、これら予備の切断装置を保管のする必要がある。
また、特許文献1ではシートの切断幅を任意に選択できるもののミシン目・ 折り目を加工することができない。
さらに、記録済み用紙の長さ方向にミシン目を形成できる簡易型ミシン目加工装置が開示されている(特許文献2)が、特許文献2はミシン目のみを形成するものであり、シートの幅方向を任意に選択して切断することはできない。また、折り目も加工することができない。
特願2003−27240号 実開平7−24598号
本発明、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は多様なシート幅寸法を切断すると同時に、ミシン目や折り目加工を行いたいと言う需要に対応して複数の上下の交差・圧接して回転しながら切断する円板刃ユニットを自在に移動することができる切断装置(スリッター)に、上下の交差・圧接して回転しながらミシン目を加工するミシン刃ユニットまたは上下に交差して回転しながら折り目を加工する折はユニットを組み込んだシート幅可変切断およびミシン目や折り目の加工ができる複合装置を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、左右対称に配置された上下スライド丸刃ユニットと、前記上下スライド丸刃ユニットの各丸刃に連結して左右に移動させる上下スライド丸刃ユニット移動手段と、フレームに設けられ左右対称なネジを有し、前記上下スライド丸刃ユニット移動手段を左右直進駆動可能に支持する上下のネジ軸を含み、前記上下スライド丸刃ユニットを左右の任意の位置に移動できる可変駆動ユニットと、1以上のミシン刃受けユニットおよび前記1以上のミシン刃受けユニットにそれぞれ対応するミシン刃ユニットを有し、前記ミシン刃受けユニットとミシン刃ユニットの交差・回転によりミシン目を形成するミシン刃ユニット部と、前記ミシン刃ユニット部に連結して左右に移動させるミシン刃ユニット部移動手段と、 前記フレームに設けられ、前記ミシン刃ユニット部移動手段を案内する案内軸と、前記ミシン刃ユニット部移動手段を前記案内軸の任意の位置に固定する固定手段と、前記フレームに設けられ前記上下スライド丸刃ユニットおよび前記ミシン刃ユニット部を摺動可能に支持して回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸に回転力を伝達する駆動軸駆動手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、左右対称に配置された上下スライド丸刃ユニットと、前記上下スライド丸刃ユニットの各丸刃に連結して左右に移動させる上下スライド丸刃ユニット移動手段と、フレームに設けられ左右対称なネジを有し、前記上下スライド丸刃ユニット移動手段を左右直進駆動可能に支持する上下のネジ軸部を含み、前記上下スライド丸刃ユニットを左右の任意の位置に移動できる可変駆動ユニットと、1以上の折り刃受けユニットおよび前記1以上の折り刃受けユニットにそれぞれ対応する折り刃ユニットを有し、前記折り刃受けユニットと折り刃ユニットの交差・回転により折り目を形成する折り刃ユニット部と、前記折り刃ユニット部に連結して左右に移動させる折り刃ユニット部移動手段と、前記フレームに設けられ、前記折り刃ユニット部移動手段を案内する案内軸と、前記折り刃ユニット部移動手段を前記案内軸の任意の位置に固定する固定手段と、前記フレームに設けられ前記上下スライド丸刃ユニットおよび前記折り刃ユニット部を摺動可能に支持して回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸に回転力を伝達する駆動軸駆動手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1または2記載の発明において、前記上下スライド丸刃ユニットは、円板刃と円筒刃からなり、前記円板刃は前記円筒刃に交差し、圧縮バネによって全円周を均一に圧接され、左右にスライド移動させるために前記上下スライド丸刃ユニット移動手段に固定されている移動軸を回転自在に係合する溝と、前記駆動軸の軸方向のキー溝に対し、摺動自在かつ回転可能に接続するためのキーを有することを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1または2記載の発明において、前記可変駆動ユニットは、前記ネジ軸の一方に設けられた丸刃移動ツマミと、左右に分割されたネジ軸にそれぞれ回転可能に取り付けられたハーフナットを有し、前記上下スライド丸刃ユニット移動手段は前記ハーフナットに連結されていることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1,3または4記載の発明において、前記ミシン目ユニット部は、前記1以上のミシン刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する上スライドフランジと、該上スライドフランジに保持され圧接される円筒刃とミシン刃受けリングを有し、前記1以上のミシン刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する下スライドフランジと、該下スライドフランジに脱着可能な2分割されたミシン刃を有し,前記円筒刃とミシン刃受けリングの圧接外周部分と前記ミシン刃を交差させ回転させることによりミシン目を形成することを特徴とする。
本発明の請求項6は、請求項2,3または4記載の発明において、前記折り刃ユニット部は、前記1以上の折り刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する上スライドフランジと、該上スライドフランジに保持され圧接される第1折り刃受けリングおよび第2折り刃受けリングを有し、前記1以上の折り刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する下スライドフランジと、該下スライドフランジに脱着可能な2分割された折り刃を有し、前記第1と第2の折り刃受けリングの圧接外周部分と前記折り刃を交差させ回転させることにより折り目を形成することを特徴とする。
本発明の請求項7は、請求項1,3,4または5記載の発明において、前記上下のミシン刃ユニット部は1組または2組有することを特徴とする。
本発明の請求項8は、請求項2,3,4または6記載の発明において、前記上下の折り刃ユニット部は1組または2組有することを特徴とする。
上記構成によれば、上下の丸刃を交差・圧接した状態のまま自在にスライド移動可能であるので、それぞれの切断幅寸法に設定された複数の切断装置を予め用意し切断幅寸法を変える度に切断装置を入れ替える作業を省略でき、手動または自動でシート材を所望の切断幅寸法に変更することができる。また、ミシン目または折り目の位置も交差・圧接した状態のまま自在にスライド移動することができるので、切断と同時に任意の位置にミシン目または折り目を加工することができ、トータルの設備費用の低減化を図るとともに操作性を大幅に向上させることができる。また、ミシン刃や折り刃は2分割構造で着脱を可能に構成してあるので、不要な場合は簡単に取り外すことが可能で、ミシン目と折り目を同時に加工したり、ミシン目または折り目のみをそれぞれ単独で加工したりすることもできる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明による切断,ミシン目,折り目加工の複合装置に係わるスライド丸刃ユニットを可変駆動する駆動機構を示す正面図,平面図および側面図である。
左右のネジ軸4rおよび4lならびにネジ軸5rおよび5lは、右ネジ軸4r端部のネジ4raを左ネジ軸4l端部のネジ孔4laに、右ネジ軸5r端部のネジ5raを左ネジ軸5l端部のネジ孔5laにそれぞれ螺合し、ネジ27および28で固定することによりそれぞれ一本のネジ軸4,5が形成される。ネジ軸4および5は左右のフレーム30r,30lにそれぞれ回動可能に取り付けられている。丸刃移動ツマミ6は上側のネジ軸4の略中央に固定され、丸刃移動ツマミ6を回すことによりネジ軸4を回転させることができる。この回転駆動力はプーリ10,ベルト9を介して下側のネジ軸5に伝達され、ネジ軸5はネジ軸4に同期して回転する。
上下のネジ軸4,5が同期して回転すると、ネジ軸に螺合されているハーフナット3r,3lが左右にスライド移動して一緒に上下の丸刃ユニット移動ブロック1r,1lおよび2r,2lと、該ブロックにそれぞれ固定され先端に回転自在なコロ31r,31lおよび32r,32lを設けた上丸刃ユニット移動軸7r,7lおよび下丸刃ユニット移動軸8r,8lが全く同じ量だけ移動する。
上下の丸刃ユニット移動ブロック1r,1lおよび2r,2lの一端は、フレーム30r,30lに固定されている案内軸11および29により案内される。案内軸11は図1には省略されているが、図2で示すミシン刃,折り刃ユニット移動ブロック12a,12bの案内も行う。
ネジ軸4,5は上述したように左右のネジ軸を中央でネジ止めに組み立てており、中央で分割可能であるので、左右のスライド丸刃ユニット15r,15lおよび16r,16l(図3,図4参照)を別々に移動させてそれぞれの位置を正確に合わせた後に中央でネジ止めで連結固定することにより左右のスライド丸刃の位置を正確にセットすることができる。丸刃ユニット移動軸7r,7lおよび8r,8lは上下の丸刃フランジ35および43の溝35aおよび43aに嵌合して上下の丸刃ユニットの回転に対して回転接触し、スライド移動方向に動く時は上下のスライド丸刃ユニット15r,15lおよび16r,16lを溝35a,43aで引っかけて左右の上下のスライド丸刃ユニット15r,15lおよび16r,16lを同時に正確に交差・圧接した状態で動かすことができる。
この実施の形態では丸刃移動ツマミ6により手動で移動させる例を示しているが、ネジ軸4,5を図示しないモータに接続しておけば所望の切断幅寸法を正確に自動的に設定することも可能である。
図2は、ミシン刃ユニットと折り刃ユニットの位置を可変する機構を示す正面図,平面図および側面図である。
この図はミシン刃ユニット17,ミシン刃受けユニット18,折り刃ユニット19および折り刃受けユニット20を任意の位置にスライド移動させる構造を示している。
案内軸11にはミシン刃・ 折り刃ユニットをスライド移動させる移動ブロック12a,12bが配置され、移動ブロック12a,12bの上面には固定ツマミ14a,14bが螺合されている。中央に長溝26aを有する上板26が案内軸11の上部に位置するようにフレーム30r,30lに固定されている。固定ツマミ14a,14bの首の部分は長溝26aに嵌合しており、固定ツマミ14a,14bを長溝26aに沿って左右に移動させ、固定ツマミ14a,14bを回転させ上板26を挟みつけることによって移動ブロック12a,12bを任意の位置に固定できる。
移動ブロック14a,14bには移動プレート13a,13bが取り付けてあり、回転駆動されるミシン刃受けユニット18および折り刃受けユニット20に設けられている溝に嵌合してミシン刃ユニット部および折り刃ユニット部を任意の位置にスライド移動させることができる。
図3は、ミシン刃ユニット部,折り刃ユニット部,両端左右一対の上下スライド丸刃ユニット,上下刃駆動軸および連結ギヤを示す正面図および側面図である。
ミシン刃ユニット部はミシン刃ユニット17およびミシン刃受けユニット18により、折り刃ユニット部は折り刃ユニット19および折り刃受けユニット20によりそれぞれ構成される。
両側に配置された左右対称の一対の上下スライド丸刃ユニット15,16は上下互いに交差・圧接しながら回転駆動する。切断幅調整では上下の移動軸7r,7l,8r,8lによって左右にスライド移動させられ位置が決められる。
中央部右に配置された上側のミシン刃受けユニット18,下側のミシン刃ユニット17および中央部左に配置された上側の折り刃受けユニット20,下側の折り刃ユニット19は上下互いに交差しながら回転駆動する。ミシン目,折り目加工では、移動プレート13a,13bによって左右にスライド移動させられ位置が決められる。
上下の丸刃駆動軸21,22は連結ギヤ23によって連結され同期して回転駆動される。駆動軸21,22には軸方向に沿ってキー溝が設けてあり、上下スライド丸刃ユニット15,16,ミシン刃ユニット17,ミシン刃受けユニット18,折り刃ユニット19および折り刃受けユニット20に設けたキーがこのキー溝に嵌合している。各ユニットの軸方向へのスライド移動が可能で、かつ位置決めされた場所で同時に駆動軸21,22の回転を各ユニットに伝えることができる。
連結ギヤ23には図示しないギヤ群を噛合し図示しないモータの回転出力を伝達させることにより切断,ミシン目および折り目加工が行われる。
図4は、上下一対のスライド丸刃の詳細を示す正面図および側面図である。
上スライド丸刃ユニット15の上刃スライドフランジ35の貫通孔35bには上刃駆動軸21が挿通され、上スライド丸刃ユニット15は上刃駆動軸21をスライド移動可能である。上刃スライドフランジ35に取り付けられる円板刃(上丸刃)33にはキー34が取り付けられており、上スライド丸刃ユニット15は上刃駆動軸21の回転方向に駆動される。上スライドフランジ35の円筒部には搬送ゴム30が装着されていて下側のスライドフランジ43の円筒部と圧接してシートを真っ直ぐに給送することができる。
上スライドフランジ35と円板刃33は上刃駆動軸21をスライド可能で同時に回転駆動させるため3個の連結ねじ39で固定されている。さらに圧縮バネ38を円板刃33の全周囲に3個程度均等に配置し下円筒刃41に対して常に適正な圧力で圧接させている。これによりシートを綺麗に切断することが可能である。
圧縮バネ38の替わりに板状のバネ(ウエーブワッシャ)を使用することも可能である。
また、下スライド丸刃ユニット16の下スライドフランジ43の貫通孔43bには下刃駆動軸22が挿通され、下スライド丸刃ユニット16は下刃駆動軸22をスライド移動可能である。
下スライドフランジ43にはキー37が取り付けられており、下スライド丸刃ユニット16も下刃駆動軸21の回転方向に駆動される。下スライドフランジ43の円筒部の外周がスライドフランジ35の搬送ゴム30と圧接してシートを真っ直ぐに給送することができる。下スライドフランジ43の円筒の一端外周縁43cに刃先を設けた下円筒刃41が固定され、円板刃33と交差するとともに圧接している。このため搬送されるシートを綺麗に切断することが可能である。また、上下のスライドフランジ35,43にはスライド移動するための溝35a,43aが設けられ、移動軸7,8が連結されて自在に横方向にスライド移動させることができる。
図5は、中央部左に配置された折り刃ユニット部の詳細を示す正面図および側面図である。
折り刃受けユニット20の上スライドフランジ47の貫通孔47aには上刃駆動軸21が挿通され、折り刃受けユニット20は上刃駆動軸21をスライド移動可能である。
上スライドフランジ47にはキー49が取り付けられており、折り刃受けユニット20は上刃駆動軸21の回転方向には駆動される。上スライドフランジ47には折り刃受けリング44と45およびウエーブワッシャ(板状のバネ)46が装着され、ウエーブワッシャ46と折り刃受けリング44の間に折り刃受けリング45を挟み折り刃受けリング44を止めネジ48で固定することにより折り刃受けリング44と45を圧接させている。折り刃受けリング44と45の圧接外周端には折り刃先端54aと交差してシートに折り目を付けるためのV溝57が形成されている。
また、折り刃ユニット19の下スライドフランジ55の貫通孔55aには下刃駆動軸22が挿通され、折り刃ユニット19は下刃駆動軸21をスライド移動である。
下スライドフランジ55にはキー58が取り付けられており、折り刃ユニット19は下刃駆動軸22の回転方向には駆動される。下スライドフランジ55には2分割された半円状のボス51a,51bが取付けボルト53によって着脱可能に取り付けられている。さらにボス51a,51bの側面にはそれぞれ2分割された半円状の折り刃54a,54bがネジ止めされている。折り刃受けユニット20の折り刃受けリング44と45の間のV溝57に折り刃54a,54b先端を嵌合させるように折り刃ユニット19を配置すると、折り刃50a,50bとV溝57が交差し、その間をシートが通過することにより折り目が加工される。このV溝57と折り刃54a,54b先端を交差させることにより、折り刃受けユニット20側の移動プレート13bのスライドによって折り刃ユニット19も一緒に移動する。
図6は、中央部右に配置されたミシン刃ユニット部の詳細を示す正面図および側面図である。
ミシン刃受けユニット18の上スライドフランジ63の貫通孔63aには上刃駆動軸21が挿通され、ミシン刃受けユニット18は上刃駆動軸21をスライド移動可能である。上スライドフランジ63にはキー70が取り付けられており、ミシン刃受けユニット18は上刃駆動軸21の回転方向には駆動される。上スライドフランジ63には円筒の一端外周縁に刃先を設けた円筒刃60と円筒の一端外周縁にミシン刃と同じ角度の面取りをしたミシン刃受けリング61およびウエーブワッシャ62が装着され、ウエーブワッシャ62と円筒刃60の間にミシン刃受けリング61を挟み円筒刃60を止めネジ64で固定することにより円筒刃60とミシン刃受けリング61を圧接させている。
ミシン刃受けリング61と円筒刃60圧接外周端にはミシン刃67a,67bと交差してシートにミシン目を付けるための溝54が形成されている。
また、ミシン刃ユニット17の下スライドフランジ68の貫通孔68cには下刃駆動軸22が嵌挿され、ミシン刃ユニット17は下刃駆動軸22をスライド移動可能である。
下スライドフランジ68にはキー66が取り付けられており、ミシン刃ユニット17は下刃駆動軸22の回転方向には駆動される。
下スライドフランジ68には2分割された半円状のボス68a,68bが取付けボルト69によって着脱可能に取り付けられている。さらにボス68a,68bにはそれぞれ2分割された半円状のミシン刃67aと67bがネジ止めされている。
ミシン刃受けユニット18の円筒刃60とミシン刃受けリング61の圧接面の隙間(溝54)にミシン刃67a,67b先端を嵌合させるようにミシン刃ユニット17を配置すると、円筒刃60とミシン刃67a,67bは交差・圧接され、その間をシートが通過することにより裏側にバリの無い綺麗なミシン目が加工される。この交差により、ミシン刃受けユニット18側の移動プレート13aのスライドによってミシン刃ユニット17も一緒に移動する。
ミシン刃および折り刃は2分割され簡単に着脱できるので、不要な場合や磨耗した場合には交換することが可能である。
図7は切断されたシートのミシン目・折り目加工状態の一例を示す図である。
切断幅が調整された両端左右一対の上下スライド丸刃ユニット15,16によってシート76が切断される。切断線71で示されている。同時にミシン刃ユニット17,ミシン刃受けユニット18によってミシン目加工線74が、折り刃ユニット19,折り刃受けユニット20によって折り目加工線75がそれぞれ形成される。
ミシン目加工位置を可変できる方向を72で、折り目加工位置を可変できる方向を73でそれぞれ示してある。
なお、ミシン刃または折り刃を取り外すことによって、ミシン目単独または折り目単独加工が可能である。
図8はシートの幅を切断することなくミシン目・折り目を加工した状態を示す図である。
ミシン刃ユニットおよび折り目ユニットを1セットずつ2セットを組み込むことによりシート幅の3等分の位置74にミシン目と折り目を加工することができる。また全部で3セット組み込むことによりシート幅の4等分の位置に加工できる。
さらに、ミシン刃ユニットを2セット組み込めば、ミシン目でシート幅を3等分できる。折り刃ユニットを2セット組み込めば、ミシン目同様、折り目でシート幅を3等分できる。任意の位置にセットすれば、任意の位置に加工線を入れることが可能である。
カラーレーザープリンタなどに組み込まれる裁断装置であって、紙,フィルム等のシート材を縦方向に切断する場合にその幅を調整して切断し、加えてミシン目または折り目も加工する場合に用いる。
本発明による複合装置に係わるスライド丸刃ユニットを可変駆動する駆動機構を示す正面図,平面図および側面図である。 ミシン刃ユニットと折り刃ユニットの位置を可変する機構を示す正面図,平面図および側面図である。 ミシン刃ユニット部,折り刃ユニット部,両端左右一対のスライド丸刃ユニット,上下刃駆動軸および連結ギヤを示す正面図および側面図である。 上下一対のスライド丸刃の詳細を示す正面図および側面図である。 中央部左に配置された折り刃ユニット部の詳細を示す正面図および側面図である。 中央部右に配置されたミシン刃ユニット部の詳細を示す正面図および側面図である。 切断されたシートのミシン目・折り目加工状態の一例を示す図である。 シートの幅を切断することなくミシン目・折り目加工状態の一例を示す図である。
符号の説明
1,1r,1l 上丸刃ユニット移動ブロック
2,2r,2l 下丸刃ユニット移動ブロック
3,3r,3l ハーフナット
4r,5r 右ネジ軸
4l,5l 左ネジ軸
4,5 ネジ軸
6 丸刃移動ツマミ
7,7r,7l 上丸刃ユニット移動軸
8,8r,8l 下丸刃ユニット移動軸
9 上下ネジシャフト連結ベルト
10 プーリ
11 案内軸
12 ミシン刃・折り刃ユニット移動ブロック
13 ミシン刃・折り刃ユニット移動プレート
14 固定ツマミ
15,15r,15l 上スライド丸刃ユニット
16,16r,16l 下スライド丸刃ユニット
17 ミシン刃ユニット
18 ミシン刃受けユニット
19 折り刃ユニット
20 折り刃受けユニット
21 上刃駆動軸
22 下刃駆動軸
23 連結ギヤ

Claims (8)

  1. 左右対称に配置された上下スライド丸刃ユニットと、
    前記上下スライド丸刃ユニットの各丸刃に連結して左右に移動させる上下スライド丸刃ユニット移動手段と、
    フレームに設けられ左右対称なネジを有し、前記上下スライド丸刃ユニット移動手段を左右直進駆動可能に支持する上下のネジ軸を含み、前記上下スライド丸刃ユニットを左右の任意の位置に移動できる可変駆動ユニットと、
    1以上のミシン刃受けユニットおよび前記1以上のミシン刃受けユニットにそれぞれ対応するミシン刃ユニットを有し、前記ミシン刃受けユニットとミシン刃ユニットの交差・回転によりミシン目を形成するミシン刃ユニット部と、
    前記ミシン刃ユニット部に連結して左右に移動させるミシン刃ユニット部移動手段と、 前記フレームに設けられ、前記ミシン刃ユニット部移動手段を案内する案内軸と、
    前記ミシン刃ユニット部移動手段を前記案内軸の任意の位置に固定する固定手段と、
    前記フレームに設けられ前記上下スライド丸刃ユニットおよび前記ミシン刃ユニット部を摺動可能に支持して回転駆動する駆動軸と、
    前記駆動軸に回転力を伝達する駆動軸駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするシート幅可変切断できるミシン目加工複合装置。
  2. 左右対称に配置された上下スライド丸刃ユニットと、
    前記上下スライド丸刃ユニットの各丸刃に連結して左右に移動させる上下スライド丸刃ユニット移動手段と、
    フレームに設けられ左右対称なネジを有し、前記上下スライド丸刃ユニット移動手段を左右直進駆動可能に支持する上下のネジ軸部を含み、前記上下スライド丸刃ユニットを左右の任意の位置に移動できる可変駆動ユニットと、
    1以上の折り刃受けユニットおよび前記1以上の折り刃受けユニットにそれぞれ対応する折り刃ユニットを有し、前記折り刃受けユニットと折り刃ユニットの交差・回転により折り目を形成する折り刃ユニット部と、
    前記折り刃ユニット部に連結して左右に移動させる折り刃ユニット部移動手段と、
    前記フレームに設けられ、前記折り刃ユニット部移動手段を案内する案内軸と、
    前記折り刃ユニット部移動手段を前記案内軸の任意の位置に固定する固定手段と、
    前記フレームに設けられ前記上下スライド丸刃ユニットおよび前記折り刃ユニット部を摺動可能に支持して回転駆動する駆動軸と、
    前記駆動軸に回転力を伝達する駆動軸駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするシート幅可変切断できる折り目加工複合装置。
  3. 前記上下スライド丸刃ユニットは、
    円板刃と円筒刃からなり、前記円板刃は前記円筒刃に交差し、圧縮バネによって全円周を均一に圧接され、
    左右にスライド移動させるために前記上下スライド丸刃ユニット移動手段に固定されている移動軸を回転自在に係合する溝と、前記駆動軸の軸方向のキー溝に対し、摺動自在かつ回転可能に接続するためのキーを有することを特徴とする請求項1または2記載のシート幅可変切断できるミシン目および折り目加工複合装置。
  4. 前記可変駆動ユニットは、
    前記ネジ軸の一方に設けられた丸刃移動ツマミと、左右に分割されたネジ軸にそれぞれ回転可能に取り付けられたハーフナットを有し、
    前記上下スライド丸刃ユニット移動手段は前記ハーフナットに連結されていることを特徴とする請求項1または2記載のシート幅可変切断できるミシン目および折り目加工複合装置。
  5. 前記ミシン目ユニット部は、
    前記1以上のミシン刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する上スライドフランジと、該上スライドフランジに保持され圧接される円筒刃とミシン刃受けリングを有し、
    前記1以上のミシン刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する下スライドフランジと、該下スライドフランジに脱着可能な2分割されたミシン刃を有し、
    前記円筒刃とミシン刃受けリングの圧接外周部分と前記ミシン刃を交差させ回転させることによりミシン目を形成することを特徴とする請求項1,3または4記載のシート幅可変切断できるミシン目加工複合装置。
  6. 前記折り刃ユニット部は、
    前記1以上の折り刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する上スライドフランジと、該上スライドフランジに保持され圧接される第1折り刃受けリングおよび第2折り刃受けリングを有し、
    前記1以上の折り刃受けユニットが、前記駆動軸に摺動可能に支持され回転駆動する下スライドフランジと、該下スライドフランジに脱着可能な2分割された折り刃を有し,
    前記第1と第2の折り刃受けリングの圧接外周部分と前記折り刃を交差させ回転させることにより折り目を形成することを特徴とする請求項2,3または4記載のシート幅可変切断できる折り目加工複合装置。
  7. 前記ミシン刃ユニット部は1組または2組有することを特徴とする請求項1,3,4または5記載のシート幅可変切断できるミシン目加工複合装置。
  8. 前記折り刃ユニット部は1組または2組有することを特徴とする請求項2,3,4または6記載のシート幅可変切断できる折り目加工複合装置。
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