JP2005080126A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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竜明 長野
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Abstract

【課題】 粘着性および浮遊性のゴミの双方に有効な画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 読み取り部を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス54上の読み取り位置で画像読み取りを行う画像読み取り装置において、原稿をセットしたときに、読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが無かった場合はそのまま搬送され、ゴミが有った場合に、副走査方向に前記コンタクトガラス54を移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファクシミリ、スキャナ、複写機および複合機等に適用される画像読み取り装置に関するものである。
従来技術において、画像読み取り装置を、シートスルー方式と称して、原稿を副走査方向に移送させ、移送中の原稿を固定位置に置かれた読み取り部により読み取る方式のものが知られており(例えば、特許文献1参照)、また、原稿を画像読み取り装置にセットしたときに、読み取りライン上にゴミの有無を判定する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−272829号公報 特開平10−56542号公報
しかしながら、この方式によると、原稿は読み取りのさい、コンタクトガラスに接触しながら通過するので、原稿の画像面側に付いた粉塵等のコンタクトガラス上への付着が避けられない。
この付着物がコンタクトガラスの読み取り位置に付着すると、読み取った画像信号にその影響が現れ、画像を劣化させる。コンタクトガラス上への粉塵等の付着物は、シートスルー方式のみならず何れの方式においても画像劣化につながる。
原稿を固定し読み取り部を副走査させる方式の画像読み取り装置では、黒点として発生するだけであるのに対し、シートスルー方式の読み取り装置の場合、副走査方向につながる、いわゆる黒スジの発生となってしまい、その影響は遥かに大きい。
ところで、異物の種類を大別すると浮遊性と粘着性のものがある。浮遊性のゴミはホコリ、紙粉、トナーなどで、粘着性のゴミは、原稿についた糊がコンタクトガラスに付着し、原稿を通紙することによって、コンタクトガラスに付着した糊に原稿に乗っているトナーが堆積すると考えられる。
また、粉塵等の浮遊性のゴミに対しては搬送中の原稿をコンタクトガラスに強く接触することによって、除去することができる可能性があるが、粘着性のゴミに対する除去の効果は薄い。
特許文献1に記載されている技術において、画像読み取り時に原稿を搬送するさい、コンタクトガラスを副走査方向に移動させながら画像読み取りを行う装置が開示されている。
コンタクトガラスを副走査方向に移動しながら画像読み取りを行っているので、読み取りライン状にゴミが滞在しないので黒スジが発生しにくいが、短い黒スジや黒い点になってしまう可能性がある。黒スジの発生を低減させるだけであって問題の解決にはならない。
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、粘着性および浮遊性のゴミの双方に有効な画像読み取り装置を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、読み取り部を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス上の読み取り位置で画像読み取りを行う画像読み取り装置において、原稿をセットしたときに、読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが無かった場合はそのまま搬送され、ゴミが有った場合に、副走査方向に前記コンタクトガラスを移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にする画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、連続原稿搬送中に、原稿が画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間に読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが有った場合、副走査方向にコンタクトガラスを移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にする請求項1記載の画像読み取り装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、原稿をセットしたときに、読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが無かった場合はそのまま、搬送され、ゴミが有った場合、副走査方向にコンタクトガラスを移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にするが、前記コンタクトガラスの移動で一往復しても、読み取り位置にゴミが無い所を見つけることができなかった場合、前記コンタクトガラスの移動とゴミ検知を止め、操作パネル上に前記コンタクトガラスが汚れていることを表示し、前記コンタクトガラスの清掃を促す請求項1記載の画像読み取り装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、読み取りライン上にゴミが無い状態にし、次の原稿が読み取り位置まで来る時間があるので、その時間内に「ゴミ無し」の判定を得られなかった場合は読み取りを行わず、最後まで原稿を搬送し、操作パネル上に前記コンタクトガラスが汚れていることを表示し、前記コンタクトガラスの清掃を促す請求項2記載の画像読み取り装置を主要な特徴とする。
請求項1によれば、読み取りライン上にゴミのない状態にしてから、原稿を搬送し、読み取るので、良質な画像品質を得ることが可能となり、コンタクトガラスを動かすだけなので、ADFのレジスト補正を行う必要がないという利点がある。
請求項2によれば、連続的に原稿を搬送している途中にゴミが読み取りライン上に来ても、原稿が画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間に読み取りライン上にゴミが在るかどうか、ゴミ検知を行い、ゴミが有った場合、副走査方向にコンタクトガラスを移動して、読み取りライン上にゴミが無い状態にしてから画像を読むので良質な画像品質を得ることが可能となり、コンタクトガラスを動かすだけなので、ADFのレジスト補正を行う必要がないという利点がある。
請求項3によれば、コンタクトガラスを一往復しても、読み取り位置にゴミが無い所を見つけることができなかった場合、コンタクトガラスの移動とゴミ検知を止め、操作パネル上にコンタクトガラスが汚れていることを表示し、オペレータにコンタクトガラスの清掃を促すので、異常画像を無くすことができる。
請求項4によれば、請求項4の画像読み取り装置においては、次の原稿が読み取り位置まで来る時間があるので、その時間内に「ゴミ無し」の判定を得られなかった場合は読み取りを行わず、最後まで原稿を搬送しきってしまう。
その場合に、操作パネル上にコンタクトガラスが汚れていることを表示し、オペレータ
にコンタクトガラスの清掃を促すことができるので、異常画像を無くすことができる。
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による画像読み取り装置を示す断面図である。図2は画像読み取り装置の制御ブロック図である。図3は画像読み取り装置の制御ブロック図である。
本発明は、読み取り原稿を固定の読み取り装置部に搬送し所定の速度で搬送しながら画像読み取りを行う装置に用いられる、読み取り原稿処理装置に関するものである。
その基本的な構成、動作、作用を実施の形態にしたがって説明する。図1において、画像読み取り装置は被読み取り原稿束をセットする原稿セット部1、セットされた原稿束から1枚毎原稿を分離して給送する分離給送部2を有している。
画像読み取り装置は、また、給送された原稿を一次突き当て整合する働きと、整合後の原稿を引き出し搬送する働きのレジスト部3、搬送される原稿をターンさせて、原稿面を読みとり側(下方)に向けて搬送するターン部4、原稿の表面画像を、コンタクトガラス54の下方より読み取りを行わせる第1読み取り搬送部5を有している。
画像読み取り装置は、さらに、読み取り後の原稿の裏面画像をみとる第2読み取り搬送部6、表裏の読み取りが完了した原稿を機外または、反転部に送り込む排紙部7、再読み取りのための反転を行う反転部8、読み取り完了後の原稿を積載保持するスタック部9を有している。
画像読み取り装置は、これら搬送動作の駆動を行う図2に示す各駆動部101〜104、さらに、一連の動作を制御するコントローラ100(図3)とから構成されている。
読み取りを行う原稿束13を原稿セットテーブル10上に先端を原稿ストッパ25の破線位置に突き当てた状態でセットし、さらに原稿束13の巾方向をサイドガイド11(図示しないが前後にある)によって搬送方向と直行する方向の位置決めを行う。
この状態で、原稿セット検知フィラー21が破線位置から実線位置に変位し、これに伴って原稿セット検知センサ28の遮光が解除され、原稿のセットが検知されるとI/F部107を介して本体制御部111に原稿セット信号が送信される(図2)。
さらに原稿テーブル10面に設けられた原稿長さ検知センサ12または14(反射型センサまたは、原稿1枚にても検知可能なアクチェータ・タイプのセンサが用いられる)により原稿の搬送方向長さの概略が判定される(少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置が必要)。
図4、5は原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。図6〜12は原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。図13、14は原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。まず同一サイズの原稿束の処理動作について説明する。
原稿給紙信号(図示しない操作部より入力され、本体制御部からI/F部107を介してコントローラ部100へ指示される信号)により原稿給紙動作が実行される。以下の説明は図4〜12の主要な段階のみにステップ番号を付して行なわれる。
原稿ストッパ25が、駆動源101のCW(正転)駆動(実施の形態ではステッピング
モーターであるが、ソレノイドでも実現可能)により実線位置まで待避し原稿先端を開放する(S1)。
しかる後ピックアップローラ20が破線位置から実線位置で示す原稿上面に駆動源101の逆転駆動(実施の形態ではステッピングモーターであるが、ソレノイドでも可)により移動し所定の力で圧接される(S2)。ホームポジションセンサ19はピックアップローラ20および原稿ストッパ25の状態を検知するためのセンサである。
このピックアップローラ20の圧接動作時、原稿枚数が少ない場合は、落下高さが大きいことと、原稿セットテーブル10とピックアップローラ20間に原稿のクッション作用が少ないことによりピックアップローラ20の落下衝撃音が大きくなる不具合が発生する。
この解決策として、原稿セットテーブル10のピックアップローラ20との接触点には凹み形状のローラ逃げが形成されており、ピックアップローラ20が直接原稿セットテーブル10を叩かないような配慮がなされている。
その後所定の時間を経て、分離給送部2、およびレジスト部3を駆動する駆動源102がCCW(正転)方向に回転し(S3)、ピックアップローラ20を時計方向に回転させ原稿束13の最上紙を分離部2の方向に送り込む。
このとき、給紙ベルト23はベルトプーリ22と24に所定の張力を持って掛け渡されており、対向的に設けられた分離ローラ26に巻き掛けられるように圧接している。
分離ローラ26は所定の大きさのトルクを有する図示しないトルクリミッターを介してフリクション駆動されており、給紙ベルト23との直接係合時または、原稿1枚を介して係合している状態では、給紙ベルト23の回転につられて半時計方向に回転させられる。
原稿が、万が一、2枚以上給紙ベルト23と分離ローラ26間に進入した場合は、連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなるように設定されており、分離ローラ26は、本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が防止される。
給紙ベルト23と分離ローラ26との作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト23によってさらに送られ給紙路27中を進む。この過程で、突き当てセンサ29によって先端が検知され、さらに進んで停止しているプルアウトローラ31に突き当たる。
その後前出の突き当てセンサ29の検知から所定量定められた距離送られて(図5のS4)、結果的には、プルアウトローラ31に所定量の撓みを持って押し当てられた状態で駆動源102を逆転させることにより給紙ベルト23の駆動が停止する(S5)。
このとき、駆動源101をCCW方向に回転させることでピックアップローラ20を原稿上面から退避させ、原稿を給紙ベルト23の搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルアウトローラ31、プルアウト従動ローラ30の上下ローラ対のニップに進入し、先端の整合(スキュー修正)が行われる。
その後プルアウトローラ31が駆動源102の逆転により駆動され原稿をターン部4方向に搬送する。ここでは、原稿束の1枚目をレジスト停止位置まで給紙するさいにはプルアウトローラ31の搬送スピードを読み取りスピードよりも高速に設定し、読み取り搬送ローラ43も駆動源103により同速で駆動する。
2枚目以降の場合、図13のフローチャートに示されるように次原稿の先出しという形が取られる。原稿画像読み取り中の読み取り搬送ローラ43は本体制御部111から指示された読み取り倍率に応じた速度で駆動源103によって駆動されるため、次原稿の搬送速度は読み取り搬送ローラ43の速度と同速で読み取り搬送ローラ43と加圧ローラ35のニップに送り込まれなくてはならない。
そこで、読み取り中の原稿後端が突き当てセンサ29を抜けると紙間を制御するためのパルスカウントをスタートさせて読み取り中の原稿後端の進行具合を監視しながら(図13のS23)次原稿の先出し搬送を開始する。
まず、駆動源101の正転によりピックアップローラ20を次原稿上面に圧接させ、次いで駆動源102を正転駆動して停止しているプルアウトローラ31に突き当たるまで搬送する(S24)。
ここで、読み取り中の原稿後端位置を前記紙間パルスカウント値から算出し、プルアウトローラ31部から所定の紙間分進んだところで駆動源102を逆転駆動させ(図14のS25)、プルアウトローラ31は1枚目と同様に高速で駆動され、先端検知センサ34までこのスピードで送り込む。
先端検知センサ34の検知により読み取りスピード(読み取り搬送ローラ43の速度)まで減速させる(図14のS26)。この動作を連続する原稿の紙間で行うことにより、原稿突き当て動作で停止した時間を取り戻し所定の原稿間隔を維持することが可能となる。
また、プルアウトローラ31を過ぎた原稿先端は、サイズ検知センサ32により搬送方向と直行する方向の巾が検知される。この巾信号と、前記原稿長さ検知センサ12または14によって得られた長さ信号との組み合わせによって、正確な原稿サイズが確定されると本体制御部111に対して原稿サイズ信号がコントローラ部100よりI/F部107を介して送信される(図5:S6および2枚目以降は図14:S26)。
その後原稿は読み取り搬送ローラ43と加圧ローラ35とのニップに送られ、レジストセンサ40の検知から所定パルス搬送した位置で停止しレジスト停止信号を本体制御部111に送信して、本体制御部111からの読み取りスタート信号(転写紙との同期或いは画像メモリへの蓄積の準備が完了した時点で送信される信号)の入力を待つ(図5:S8)。
次に読み取りスタート信号の入力により原稿読み取り動作が実行される(図6のフローチャート参照)。レジスト停止している原稿は駆動源103の正転駆動によって回転する読み取り搬送ローラ43と加圧ローラ41とにより第1読み取り搬送部5に送り込まれる。
このときの駆動源103の駆動速度は図示しない本体操作部から入力される読み取り倍率により本体制御部111からコントローラ部100に送信される情報に基づいて決定される(図6のS9)。
第1読み取り搬送部5では、読み取りガラス54、その上面に所定の間隔を持って配置された白色背景板51との間で原稿が搬送される。この間に画像が図示しない読み取り系により読み取られ、CCDを介して電気的に変換され、図示しないメモリ装置に記憶される。
この読み取り搬送部5は、搬送ギャップをできる限り狭く取り、原稿の自由度を極力少なくする手段が講じられる。その方法として、読み取り入り口ガイド42の内面から可撓性のガイド部材を白色背景板51方向に張り出してその隙間を埋める等の方法が有効である。
また、白色背景板51は、読み取りガラス54上に0.5mm±0.2mm程度のギャップを持って所定の弾力性によって圧接され読み取り深度方向の誤差も押さえられている。
前記読み取りガラス54の表面はインク等の付着や、固着が起きにくいように表面に界面活性剤(シリコン系活性剤)処理がなされている。また、前出の可撓性ガイドを読み取りポイント近傍まで張り出している。
読み取り点位置では原稿面が積極的に読み取りガラス54に接触せず、しかも原稿先端は、読み取りガラス54の読み取りポイント付近をワイピング(先端でガラス面の異物を掻き落とす作用)できるような構成が取られている。
原稿先端が前記読み取り搬送部5に到達するタイミングを駆動源103のパルスカウントにより制御し、このタイミングで副走査方向の表面画像有効読み取り領域を示す表面DFゲート信号を送信する(図6のS10)。その後原稿は読み取りを行いながら進み、ピックアップガイド52を経て中間搬送加圧コロ53に送り込まれる。
加圧ローラ41と中間搬送加圧コロ53とは読み取り搬送ローラ43による共通駆動であるため、送り込みと引き出し速度は、同一の速度となり受け渡しショックの発生を低減させる効果がある。
中間搬送加圧コロ53によって第1読み取り搬送部5から送り出された原稿は、第2読み取り搬送部6に送り込まれ、上面より読み取り部を下方に向けて配置された密着イメージセンサ61と下方より密着イメージセンサ61の読み取り面に所定圧と所定の間隔を持って配置された押圧部材62の間を通過する。
両面モードの場合、原稿先端が密着イメージセンサ61に到達するタイミングをレジストセンサの先端検知からの搬送パルスカウントにより制御し、前記タイミングで裏面画像の有効読み取り領域を密着センサユニット61,62へ送信する(図6のS11)。
密着イメージセンサ61は、図3の制御ブロック図に示すように、光源部120、センサチップ121、増幅器122、A/D変換器123、画像処理部124、フレームメモリ125、出力制御回路126、I/F回路127を含んでいる。
この信号に基づいて原稿の裏面に当たる面の画像が読み取られ、表面と同じに電気的に変換され、図3に示したフレームメモリ125に一時記憶された後、本体制御部111に転送される。押圧部材62はシェーデングの基準としての働きと、白色背景板としての働きをする。
この押圧部材62は図1に示す板状のガイド部材で構成されるものと、回転体で構成することも可能である。表面および裏面の原稿読み取り領域終了のタイミングは原稿後端をレジストセンサで検知した時点からのパルスカウントによって制御する(図6のS12)。
その後、原稿は排紙駆動ローラ71と排紙加圧ローラ72で構成される排紙ローラ対71,72によりスタック部9に排出される。排紙スタッカー90は下流側が高く構成され、排出原稿の飛び出し防止と、スタック原稿の揃え精度向上に寄与している。
複数枚原稿の連続読み取り時には、原稿排出完了タイミングよりも次原稿先出し(図13のフローチャート参照)によるレジスト停止動作によって読み取りモータの駆動が停止する。
そのため、読み取り完了した原稿の排出動作は次原稿の読み取り開始による読み取りモータの駆動再開によって原稿後端が排紙センサを抜けた時点で本体制御部111に排紙完了信号を送信して完了することになる(図7のS13)。
また、小サイズ原稿のスタック時は、反転部8の反転切り換え爪80を駆動源105により破線で示す状態に切り換えて、反転経路85に原稿を搬送し、反転排紙駆動ローラ81と反転排紙従動ローラ82で構成される反転搬送ローラ対81,82から原稿スタッカー90上の1部として構成された小サイズ専用スタッカー91上に排出される。
このことによって、小サイズ原稿の排出後の視認性が良くなる。また、原稿セットテーブル10は回転支点15を中心に上方に回転待避できるように構成され、スタック原稿の取り出し性を高めている。
また、原稿排出時、反転切り換え爪80の動作と排出原稿後端との同期を取り、原稿が排出された直後に、反転切り換え爪80を駆動源105により破線方向に回動させ、排出原稿の後端を叩き、排出原稿後端残りを防止する制御が行われている。
以上が同一サイズ原稿束での片面または、両面原稿における処理のあらましである。次にサイズ混載時の片面、両面原稿の処理について記す。
サイズ混載時には、原稿長さが混在しているため、原稿セットテーブル10上の原稿長さ検知センサ12,14では判別が不可能なため、原稿を1枚に分離した後、原稿後端が用紙束から離れ、完全に独立した状態になった時点で初めてサイズを確定することができる。
そのため、読み取り前に原稿サイズを確定したい場合は、原稿経路構成は、分離後の最初の原稿後端検知位置から、読み取り前のレジストセンサ位置までの間を、最大原稿長さの1/2以上の長さに設定する必要がある。
これを満足させると、原稿セット位置を、読み取り位置から大きく離す必要があり、原稿テーブルと搬送経路を含む部分が大きくなり装置全体が巾広なものとなってしまう欠点がある。そのため装置を小さく作るには、混載時の原稿長さ検知に工夫が必要となる。
この対応策として、サイズ混載時、原稿サイズを読み取りスタート前に確定できない場合、最初の搬送では読み取りを全く行わず、サイズの読み込みだけのために通紙し、反転部を介した2回目の読み取り通過時に表面と裏面を同時に読み取るという方式が取られている(図6のフローチャート参照)。
この場合、1回目のレジスト停止までの搬送動作は同一サイズの原稿束時と同じであるが、本体制御部111から送信される読み取りスタート信号受信後の動作(とくに排出部7以後の処理)が異なる。
読み取り部を通過して排紙される時、原稿先端が排紙ローラ対71,72より顔を出す以前に、反転切り換え爪80が駆動源105により破線方向に移動して(図8のS14)、原稿を反転経路85側に送り込む。
その後原稿は駆動源104により駆動される反転排紙ローラ対81,82により、原稿後端が排紙ローラ対71,72を通過するまで送られる。この制御は排紙センサ70からのパルスカウントにより行われる(図8のS16)。
原稿停止後反転切り換え爪80が駆動源105により実線方向に移動し原稿後端を反転搬送ローラのニップ方向に向ける。その後、反転排紙駆動ローラ81が反時計方向に逆転動作し、停止している、排紙駆動ローラ71と反転上ローラ83で構成される反転ローラ対71,83のニップ部に原稿端(初期状態から見ると後端になる)を突き当て、先端スキュー整合動作がなされる(図8のS17)。
しかる後反転ローラ対71,83が駆動源103によって送りを開始し再度ターン部4を経て第1読み取り搬送部5、および第2読み取り搬送部6に送られ表裏の読み取りが行われる(図9のS18)。
このとき、原稿は裏と表が反転した状態にあるため読み取り順序は裏が先で、表が後の読み取りとなるため、まず裏面ゲートオン信号が送信され(図9のS19)、次いで表面ゲート信号オン信号が送信される(図10のS20)。この信号を基に画像処理装置側での頁順の入れ替え処理が行われる。
これで読み取り動作は完了したわけであるが、このまま排出すると頁順が狂うため、もう一度反転動作を繰り返してから排出される(図11のS21)。
なお、前記サイズ読み取りだけのための搬送と頁合わせだけのための搬送は、画像の読み取りを伴わない搬送動作のため、装置の持つ最速搬送速度で送るように構成され、ロス時間の低減が図られている(図8のS15および図12のS22)。
次に、第2読み取り搬送部6を持たない構成に関しての説明を行う。図1は両面の原稿対応として密着イメージセンサ61を有した構成を示しているが、この読み取り装置は高価であり、この装置がない構成にても反転機構を利用して両面原稿処理が可能である。実際の商品としても、このタイプが多くなると考えられる。
前出の第1読み取り搬送部5での読み取り動作によって表面の読み取りが完了した原稿は、反転部8を経て再度第1読み取り搬送部5に搬送され裏面の読み取りが行われ、その後、頁合わせの反転排出を経て原稿スタッカー90上に排出される。
このように第2読み取り搬送部6を持たない構成の装置では、両面原稿から両面コピーを作る場合の生産性低下が発生する。この対応策として、複数枚の原稿をユニット内に送り込み画像読み取りと、原稿反転排出を交互に組み合わせ、紙間ロスを低減する方法が採られている。
まず、1枚目の原稿を送り込み、第1読み取り搬送部5にて1頁の画像読み取りを実行し、これを反転部に送り込み反転ローラ対71,83への突き当て整合を経て再度、第1読み取り搬送部5に送り込み2頁目の読み取りを実行し、排紙時の頁順を揃えるために反転部に送り込む。
これに前後して2枚目の原稿を送り込み、第1読み取り搬送部5にて3頁目の読み取り
を実行する。これに引き続き1枚目の原稿の反転排出を実行する。さらに、これに引き続き2枚目の原稿の4頁目の読み取りを実行する。その後2枚目の原稿を反転部に送り込み、これに前後して3枚目の原稿を送り込み、5頁目の読み取りを実行する。これに引き続き2枚目の原稿の反転排出を行う。
このように、表面の読み取りと、裏面の読み取りの間にすでに読み取りを完了した原稿の反転排出動作を挟んで処理を行うことによって、読み取りを行わない反転排出動作の紙間ロス時間を最小限にとどめることが可能となる。
なお、この処理が可能となるのは、反転搬送ローラ対81,82からレジストセンサ40の間に収まる長さのサイズの原稿に限られる。
コンタクトガラス54上にゴミが付着し、読み取りライン上にゴミが有ると、黒スジ画像になってしまう。そこで、原稿を画像読み取り装置にセットしたときに、読み取りライン上にゴミの有無を判定する(特許文献2参照)。
図15は読み取りライン上でのゴミの有無の判定を説明するフローチャートである。図16は読み取りライン上でのゴミの有無の判定を説明するフローチャートである。原稿を画像読み取り装置にセットしたときに、読み取りライン上にゴミの有無を判定する(図15のS32)。「ゴミ有り」と判断した場合、コンタクトガラス54を副走査方向に移動させる(図15のS34)。
移動した位置で再度、ゴミ検知を行い(図15のS32)、「ゴミ無し」と判断したとき、画像読み取りを開始する(図15のS33)。しかし、再び、「ゴミ有り」と判断した場合、副走査方向に再度、コンタクトガラス54を移動し(たとえば1mm)、ゴミ検知を行う。
「ゴミ無し」と判定した場合、画像読み取りを開始し、「ゴミ有り」と判断した場合は、副走査方向に移動(たとえば1mm)を行い、「ゴミ無し」が検知されるまで、コンタクトガラス54の移動を続ける(図15のS34)。
コンタクトガラス54の移動は往復運動をするものとし、一往復しても(図15のS30)、「ゴミ有り」の検知が出続けてしまった場合、コンタクトガラス54の移動とゴミ検知を止め、操作パネル上にコンタクトガラス54が汚れていることを表示し(図15のS31)、オペレータにコンタクトガラス54の清掃を促す。
そしてゴミの清掃後、コンタクトガラス54上のゴミの検知を行い(図15のS32)、「ゴミ無し」と判断したとき、画像読み取りを開始し、「ゴミ有り」の検知が出てしまった場合、再度、操作パネル上にコンタクトガラス54が汚れていることを表示する(図15のS31)。
次の原稿の先端がレジストセンサ40を通過して次の原稿の先端が読み取り位置手前に来る時間を設定し、一枚目の原稿が読み取り搬送部5で画像読み取りを行った後、次の原稿の先端が読み取り位置手前に来るまでにゴミ検知を行う(図16のS36)。
「ゴミ無し」の判定の場合は、そのまま、コンタクトガラス54を動かさず、画像読み取りを行い(図16のS39)、「ゴミ有り」の判定の場合は副走査方向にコンタクトガラス54を移動させてからゴミ検知を行い、「ゴミ無し」と判定したら、画像読み取り行う。
「ゴミ有り」と判断した場合は、副走査方向にコンタクトガラス54の移動を行い(図16のS37)、「ゴミ無し」の判定が出るまで、コンタクトガラス54の移動を続ける(図16のS37)。しかし、次の原稿が読み取り位置まで来る時間があるので、その時間内に「ゴミ無し」の判定を得られなかった場合は読み取りを行わず(図16のS35)、最後まで原稿を搬送しきってしまう。
そして、操作パネル上にコンタクトガラス54が汚れていることを表示し(図16のS38)、オペレータにコンタクトガラス54の清掃を促す。また、画像読み取りが行われなかった原稿があることを操作パネル上に表示し、オペレータに伝える。
図17は本発明によるコンタクトガラス移動機構を示す概略正面図である。図18は図17のコンタクトガラス移動機構を示す側面図である。図19は図17のコンタクトガラス移動機構を示す斜視図である。
図17に示すように、この移動機構の構成ではラック131とピニオン130を用いて、コンタクトガラス54を副走査方向に移動させる。コンタクトガラス54の移動動作は本体制御部111の制御を用いて、図中にないモータで、ピニオン130を回転させる。
ゴミ検知によって「ゴミ有り」と判定された場合にコンタクトガラス54を移動させるが、その距離はたとえば1mmとする。センサ133の部分にラックが通過したとき、図中にないモータの回転方向を変える。
これによってピニオン130が回転する方向を逆にし、図17に対して、右方向にコンタクトガラス54を移動させ、センサ132がラック131から離れたとき、ピニオン130の回転方向を逆転させ、コンタクトガラス54を図17に対して左方向に移動させる。
なお、原稿を画像読み取り装置にセットしたときにゴミ検知を開始しているが、本体起動時に行っても良い。
本発明による画像読み取り装置を示す断面図である。 画像読み取り装置の制御ブロック図である。 画像読み取り装置の制御ブロック図である。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 原稿給紙動作の実行を説明する制御フローチャートである。 読み取りライン上でのゴミの有無の判定を説明するフローチャートである。 読み取りライン上でのゴミの有無の判定を説明するフローチャートである。 本発明によるコンタクトガラス移動機構を示す概略正面図である。 図17のコンタクトガラス移動機構を示す側面図である。 図17のコンタクトガラス移動機構を示す斜視図である。
符号の説明
54 コンタクトガラス
111 本体制御部
130 ピニオン
131 ラック
132 センサ
133 センサ

Claims (4)

  1. 読み取り部を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス上の読み取り位置で画像読み取りを行う画像読み取り装置において、原稿をセットしたときに、読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが無かった場合はそのまま搬送され、ゴミが有った場合に、副走査方向に前記コンタクトガラスを移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にすることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 連続原稿搬送中に、原稿が画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間に読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが有った場合、副走査方向にコンタクトガラスを移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にすることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 原稿をセットしたときに、読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが無かった場合はそのまま、搬送され、ゴミが有った場合、副走査方向にコンタクトガラスを移動させることによって読み取りライン上にゴミが無い状態にするが、前記コンタクトガラスの移動で一往復しても、読み取り位置にゴミが無い所を見つけることができなかった場合、前記コンタクトガラスの移動とゴミ検知を止め、操作パネル上に前記コンタクトガラスが汚れていることを表示し、前記コンタクトガラスの清掃を促すことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 読み取りライン上にゴミが無い状態にし、次の原稿が読み取り位置まで来る時間があるので、その時間内に「ゴミ無し」の判定を得られなかった場合は読み取りを行わず、最後まで原稿を搬送し、操作パネル上に前記コンタクトガラスが汚れていることを表示し、前記コンタクトガラスの清掃を促すことを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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