JP2005077542A - ストロボ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】工数も少なく部品コストおよび金型費も安価にすることができるストロボ装置を提供する。
【解決手段】リフレクタ2内に閃光管1を保持固定する固定バンドとして、弾性材料からなり両端に底部10が開放で天部の一部に底部10と異なる中心および形状の係止孔部8が形成された筒状部9を有する固定バンド7を使用して、閃光管1を保持固定する際の固定バンド7による両端の折り返しの必要性をなくす。
【選択図】図1
【解決手段】リフレクタ2内に閃光管1を保持固定する固定バンドとして、弾性材料からなり両端に底部10が開放で天部の一部に底部10と異なる中心および形状の係止孔部8が形成された筒状部9を有する固定バンド7を使用して、閃光管1を保持固定する際の固定バンド7による両端の折り返しの必要性をなくす。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラなどの撮影の際に用いられるストロボ装置に関し、特に発光体である閃光管を保持固定するための保持構造に関するものである。
従来から、バックメタルでトリガするストロボ装置として、ストロボ光を発する閃光管の外面にトリガ用の透明電極を施し、この閃光管を金属からなるリフレクタ(バックメタル)の断面略半円筒状の底部に接触させた状態で、閃光管を装置内に保持するストロボ装置が知られている。
以上のような従来のストロボ装置(例えば、特許文献1を参照)について、以下に説明する。
図5は従来のストロボ装置における固定バンドの構造図である。図5において、固定バンドの孔32aが引っ張られるため非円形に変形し、固定バンドと閃光管との間に空隙間が生じ、これが発光不良の原因となることがあった。これを防止するために、固定バンドの両端側に、引っ張られない孔33を接続部34で折り返していた。
特開2002−23229号公報(第1図)
図5は従来のストロボ装置における固定バンドの構造図である。図5において、固定バンドの孔32aが引っ張られるため非円形に変形し、固定バンドと閃光管との間に空隙間が生じ、これが発光不良の原因となることがあった。これを防止するために、固定バンドの両端側に、引っ張られない孔33を接続部34で折り返していた。
しかしながら上記のような従来の構成では、閃光管の固定の際に、閃光管の両端に対して固定バンドを折り返して2重に挿入することにより、閃光管を装置内に固定するようにしているため、これらの挿入作業に必要な工数により装置全体の組み立て工数が多くなるという問題点を有していた。
また、固定バンド作製用材料の量が多くなるとともに固定バンド作製用金型も構造が大型化し、部品コストおよび金型コストも高くなり、上記の組み立て工数の増大も含めて製品コストが上がってしまうという問題点も有していた。
また、閃光管とリフレクタとの密着性が低下し、閃光管に対して確実なトリガが供給できず管内放電の起動が不安定になることがあり、さらに固定バンドと閃光管との間の隙間もなくすことができないため、発光不良および発光漏れが発生し、良好な発光特性が得られないという問題点をも有していた。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、部品コストおよび金型コストを低減し、さらに工数を少なくしかつ組み立てを容易化して、製品コストを下げることができるとともに、発光不良および発光漏れを容易にかつ確実に防止して、優れた発光特性を得ることができるストロボ装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のストロボ装置は、円筒状の両底面に放電電極を持ち、その放電電極への電圧印加によりストロボ光を発する閃光管と、前記閃光管の側面に接触する断面略半円の筒状体からなる底部と該底部から略面対称に延びる一対の反射面とを持つリフレクタと、バンド形状で弾性材料からなり、その両端部が前記閃光管に掛け止められ、前記バンド形状の本体が前記リフレクタの底部背面に位置して、該レフレクタの底部に前記閃光管を押し付ける固定バンドとを有するストロボ装置において、前記固定バンドは、その両端部に、それぞれ閃光管の端部が挿入される筒状部を有し、該筒状部の底部が開放され天部の一部に前記放電電極を通過させて係止する孔が開いていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のストロボ装置は、請求項1記載のストロボ装置であって、前記筒状部の底部中心と前記筒状部の天部の孔中心とが一致しないことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のストロボ装置は、請求項2記載のストロボ装置であって、前記筒状部の底部中心と前記筒状部の天部の孔中心とが、前記閃光管を取り付けた状態で一致することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載のストロボ装置は、請求項3記載のストロボ装置であって、前記筒状部の側面の肉厚が不均一であることを特徴とする。
以上により、閃光管の固定に弾性を備え伸長自在な固定バンドを用いることにより、閃光管の固定の際に、固定バンドの両端をそれぞれ1回づつ閃光管に挿入するだけで、閃光管とリフレクタを密着させて閃光管へのトリガを確実に供給し、しかも固定バンドと閃光管の間の隙間を容易になくすことができる。
以上により、閃光管の固定に弾性を備え伸長自在な固定バンドを用いることにより、閃光管の固定の際に、固定バンドの両端をそれぞれ1回づつ閃光管に挿入するだけで、閃光管とリフレクタを密着させて閃光管へのトリガを確実に供給し、しかも固定バンドと閃光管の間の隙間を容易になくすことができる。
以上のように本発明によれば、閃光管の固定に弾性を備え伸長自在な固定バンドを用いることにより、閃光管の固定の際に、固定バンドの両端をそれぞれ1回づつ閃光管に挿入するだけで、閃光管とリフレクタを密着させて閃光管へのトリガを確実に供給し、しかも固定バンドと閃光管の間の隙間を容易になくすことができる。
そのため、部品コストおよび金型コストを低減し、さらに工数を少なくしかつ組み立てを容易化して、製品コストを下げることができるとともに、発光不良および発光漏れを容易にかつ確実に防止して、優れた発光特性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を示すストロボ装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は本実施の形態のストロボ装置の構造を示す斜視図であり、閃光管1をリフレクタ2における断面略半円の筒状体からなる底部3に配置した状態を示している。金属材料からなるリフレクタ2は底部3の中心を通る平面に関し略面対称に延びる一対の反射面4を有している。このリフレクタ2の外面には、トリガ電極5が半田付けされている。このトリガ電極5からリフレクタ2に高電圧のトリガパルスを与える。閃光管1は両端部に放電電極6を有し、その外面には、トリガ用の透明電極が施されている。固定バンド7は、閃光管1をリフレクタ2の底部3に密着固定させて保持するものである。固定バンド7は、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性を有する材料からなるもので、左右対称形状をしている。
図1は本実施の形態のストロボ装置の構造を示す斜視図であり、閃光管1をリフレクタ2における断面略半円の筒状体からなる底部3に配置した状態を示している。金属材料からなるリフレクタ2は底部3の中心を通る平面に関し略面対称に延びる一対の反射面4を有している。このリフレクタ2の外面には、トリガ電極5が半田付けされている。このトリガ電極5からリフレクタ2に高電圧のトリガパルスを与える。閃光管1は両端部に放電電極6を有し、その外面には、トリガ用の透明電極が施されている。固定バンド7は、閃光管1をリフレクタ2の底部3に密着固定させて保持するものである。固定バンド7は、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性を有する材料からなるもので、左右対称形状をしている。
図2は本実施の形態のストロボ装置における固定バンドの構造を示す(a)正面図、(b)平面図および(c)底面図であり、図3は本実施の形態のストロボ装置における固定バンドの構造を示す断面図(図2(a)における2A−2A’矢視断面図)であり、それぞれ一方の形状を示すものである。また、図4はストロボ装置における固定バンドの使用状態図である。
図2、図3に示すように、リフレクタ2の底部背面に位置する固定バンド7の両端部には、それぞれ該固定バンド7本体の延長方向(平面)に対して略直交する係止孔部8を有する筒状部9が形成されている。筒状部9の天部には係止孔部8が開いていて、筒状部9の底部形状10の中心と係止孔部8の中心が一致していない。該底部形状10は、閃光管1の外径と同一またはこれより小さく設定されている。
以上の固定バンド7を用いて、閃光管1をリフレクタ2に密着固定するには、図1に示すように、閃光管1をリフレクタ2の底部3に接触させ、その両端部をリフレクタ2から突出させる。この状態で固定バンド7の両端部の筒状部9の底部形状10を閃光管1の両端部に合致させ、閃光管1をその放電電極6を筒状部9天部の係止孔部8に挿入する。この時閃光管1は、固定バンド7の引張力によりリフレクタ2の底部に密着する。
以上のように、固定バンド7により閃光管1をリフレクタ2に保持すると、閃光管1の両端部外面には、筒状部9の側面が接触し、次に天部の係止孔部8の端面が接触する。側面部の肉厚11は固定バンドの端部が他と比較して厚いので、固定バンド7の内側への引張力で底部形状10は非円形(略流線型)になる。天部も底部10と同様に負荷がかかっているので、天部形状が底部形状と同じ形状であれば、図4に示すように閃光管1と係止孔部8との間に空隙間部12が生じる。
ところが、本実施の形態の係止孔部8は、図2のような形状をしているので、閃光管1との間に空隙間部がなく、トリガ電圧のリークが生じない。よって一対の放電電極の間に、コンデンサーに蓄電された高電圧を印加しておき、シャッターレリーズ信号に同期させてリフレクタ2にトリガ電圧を与えたとき、発光不全が生じるおそれがない。
本発明のストロボ装置は、発光体である閃光管を装置内に容易にかつ確実に保持固定することにより、発光不良および発光漏れを容易にかつ確実に防止して、優れた発光特性を得ることができるものであり、カメラなどの撮影の際に用いられるストロボ装置等に適用できる。
1 閃光管
2 リフレクタ
3 リフレクタ底部
4 反射面
5 トリガ電極
6 放電電極
7 固定バンド
8 係止孔部
9 筒状部
10 筒状部底部
11 側面部の肉厚
12 空隙間部
2 リフレクタ
3 リフレクタ底部
4 反射面
5 トリガ電極
6 放電電極
7 固定バンド
8 係止孔部
9 筒状部
10 筒状部底部
11 側面部の肉厚
12 空隙間部
Claims (4)
- 円筒状の両底面に放電電極を持ち、その放電電極への電圧印加によりストロボ光を発する閃光管と、前記閃光管の側面に接触する断面略半円の筒状体からなる底部と該底部から略面対称に延びる一対の反射面とを持つリフレクタと、バンド形状で弾性材料からなり、その両端部が前記閃光管に掛け止められ、前記バンド形状の本体が前記リフレクタの底部背面に位置して、該レフレクタの底部に前記閃光管を押し付ける固定バンドとを有するストロボ装置において、前記固定バンドは、その両端部に、それぞれ閃光管の端部が挿入される筒状部を有し、該筒状部の底部が開放され天部の一部に前記放電電極を通過させて係止する孔が開いていることを特徴とするストロボ装置。
- 前記筒状部の底部中心と前記筒状部の天部の孔中心とが一致しないことを特徴とする請求項1記載のストロボ装置。
- 前記筒状部の底部中心と前記筒状部の天部の孔中心とが、前記閃光管を取り付けた状態で一致することを特徴とする請求項2記載のストロボ装置。
- 前記筒状部の側面の肉厚が不均一であることを特徴とする請求項3記載のストロボ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003305600A JP2005077542A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | ストロボ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003305600A JP2005077542A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | ストロボ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005077542A true JP2005077542A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34408909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003305600A Pending JP2005077542A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | ストロボ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005077542A (ja) |
-
2003
- 2003-08-29 JP JP2003305600A patent/JP2005077542A/ja active Pending
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