JP2003140232A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP2003140232A
JP2003140232A JP2001336343A JP2001336343A JP2003140232A JP 2003140232 A JP2003140232 A JP 2003140232A JP 2001336343 A JP2001336343 A JP 2001336343A JP 2001336343 A JP2001336343 A JP 2001336343A JP 2003140232 A JP2003140232 A JP 2003140232A
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reflector
discharge tube
trigger electrode
flash discharge
strobe device
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Akitoshi Morioka
明俊 森岡
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West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、製造コストを維持又は低コストに
することができ、しかもストロボ装置が小型化されて
も、落下などによる衝撃力を吸収して、閃光放電管の破
損を防止することができる発光部を備えたストロボ装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 トリガー電極は、弾性変形可能な導電性
を有する金属体からなり、該トリガー電極が、撓み可
能、且つ反射傘の外面の頂点部又は該頂点部近傍と当接
状態で反射傘を嵌入する枠体に取り付けられることによ
り、反射傘がトリガー電極によって保持されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば写真撮影時
に人工照明として採用されているストロボ装置に関し、
特に反射傘と光源である閃光放電管とを備えた発光部に
生じる衝撃を吸収することができるストロボ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より写真撮影時の人工照明は、スタ
ジオで業務として撮影する際に使用されるフロストラン
プや、フラッシュバルブなどがあり、一般に使用される
コンパクトカメラ等には、ストロボが採用されることが
多い。ここで、ストロボとは、キセノン(Xe)ガスを
封入したガラスバルブの両端部に主電極が封止された閃
光放電管に、別途設けられたストロボ回路内に装備され
たコンデンサーに蓄えられた高電圧の直流電流を閃光光
電管に隣接したトリガー電極に送電することで、ガラス
バルブ内のXeガスを放電発光させるものである。
【0003】また、近年では、携帯端末である携帯電話
機にカメラ機能を設けたものも販売され、携帯電話機の
カメラで撮影した映像を鮮明にすべく、小型化された携
帯電話機用のストロボ装置も種々提供され初めている。
【0004】このストロボ装置は、光を発する棒状の閃
光放電管と、該閃光放電管を内挿し、閃光放電管の発し
た光を集光し、且つ反射させる反射傘と、閃光放電管が
放電発光するように、プリント基板から供給される高電
圧の電気を反射傘を介して閃光放電管に供給するトリガ
ー電極と、反射傘が嵌入される開口部、及び反射傘を保
持する保持部が開口部の後方側に形成された枠体と、該
枠体の開口部の前面に配置され、反射傘で集光した光を
拡散し、被写体に効率よく光を照射させるべく、再度集
光させる光学パネルと、閃光放電管及び反射傘を保持片
に固定する弾性部材とで構成された発光部を備えてい
る。
【0005】前記枠体の保持片は、反射傘が枠体の開口
部に嵌入された時に、反射傘の外面に保持片が当接して
反射傘及び反射傘に内挿された閃光放電管が枠体から脱
落しないように保持できるように形状設定されている。
【0006】また、トリガー電極は、薄い銅板等により
形成され、反射傘に当接した状態でストロボ回路が形成
されたプリント基板にトリガーリード線で接続されてい
る。
【0007】さらに、弾性部材は、両端部に掛止部が形
成された帯状をなした、いわゆるゴムブッシングであ
る。かかるゴムブッシングは、反射傘及び閃光放電管の
保持を確実にすべく、反射傘とゴムブッシングとの間に
保持片を介在させた状態で、両端部の掛止部が閃光放電
管の両端部に掛止される。これにより、反射傘及び閃光
放電管を保持片側に引き寄せるようにして、反射傘を介
して閃光放電管が保持片に固定されるのである。
【0008】しかし、コンパクトカメラや携帯電話機に
使用されるストロボ装置は、携帯電話機と共に携行され
るのが一般的であり、携行の際に、不用意に落とした
り、ぶつけたりしてしまうことがある。従来のストロボ
装置の構造は、反射傘が枠体に形成された強固な保持片
により保持されるとともに、閃光放電管は、ゴムブッシ
ングにより反射傘に密接な状態をなして保持片に固定さ
れいるので、落下などのよる衝撃が直接閃光放電管など
に伝わり、閃光放電管を破損させてしまうことがあっ
た。
【0009】そこで、保持片の一部を分断し、落下など
のよってストロボ装置に衝撃が生じても、反射傘を保持
している保持片の撓みによって衝撃力を吸収させ、反射
傘に内挿された閃光放電管に直接衝撃力が生じないよう
にして、閃光放電管の破損を防止できるように工夫され
ているものもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
コンパクトカメラや携帯電話機の小型化がさらに要求さ
れ、これに付帯するストロボ装置も小型化が要求されて
いる。これにより、ストロボ装置の主要部である発光部
も小型化されることが要求されている。
【0011】しかしながら、これらの装置の小型化が進
むにつれ、保持片を分断するなどして衝撃などに耐え得
る構造を維持しようとしても、ストロボ装置を構成する
部材の一つ一つが極めて小さく、部品の加工が困難とな
ってきている。また、これらの小さな部品の加工を行う
と、位置決め、固定、分断などの加工工程が多くなった
り、特殊な加工機械が必要となったりして、製造コスト
が高くなってしまうという問題も生じた。
【0012】そこで、本発明は、上記実情を鑑みてなさ
れたもので、製造コストを低コストにすることができ、
しかもストロボ装置が小型化されても、落下などによる
衝撃力を吸収して、閃光放電管の破損を防止することが
できる発光部を備えたストロボ装置を提供することを課
題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるストロボ
装置は、上記課題を解決すべく、請求項1記載の如く、
棒状の閃光放電管と、閃光放電管が内挿される反射傘
と、該反射傘が嵌入される開口部が形成された枠体と、
該枠体の開口部の前面に配置される光学パネルと、反射
傘の外面に当接されるトリガー電極とで構成された発光
部を備え、前記トリガー電極に高電圧を印可して閃光放
電管を放電発光させ、該発光による光を反射傘で集光
し、該光を光学パネルを介して被照射体に照射するスト
ロボ装置において、前記トリガー電極は、弾性変形可能
な導電性を有する金属体からなり、該トリガー電極が、
撓み可能、且つ反射傘の外面の頂点部又は該頂点部近傍
と当接状態で前記枠体に取り付けられることにより、反
射傘が前記枠体との間にトリガー電極によって弾性保持
されてなることを特徴とする。
【0014】このようにすれば、落下などにより生じる
衝撃力がハウジング等を介して反射傘に生じようとして
も、トリガー電極が撓み可能状態で枠体に取り付けられ
ているので、トリガー電極の撓みによって衝撃力を吸収
することができ、反射傘及び閃光放電管等の破損を防止
することができる。また、トリガー電極が反射傘に当接
した状態、詳しくは、トリガー電極に弾性変形による弾
性力が生じる程度に反射傘の外面の頂点部又は頂点部近
傍に当接させた状態で、枠体に取りつけられているの
で、該弾性力が枠体の開口方向に作用し、枠体の開口部
に嵌入された反射傘が、開口部の後方に脱落することを
防止し、反射傘を確実に保持することができる。
【0015】さらに、従来のような小さな保持片を、小
さな切り欠きで分断させるような工程を必要とせず、製
造工程を簡略化することができ、製造コストを低コスト
にすることができる。
【0016】また、請求項2記載の如く、前記枠体は、
開口部に嵌入された反射傘を介在させる所定間隙を形成
し、且つ対向する貫通穴を有する一対の支持片が開口部
の後方側に延出して形成されるとともに、前記トリガー
電極は、前記貫通穴に挿入可能な板状に形成されてもよ
い。このようにすれば、トリガー電極を貫通穴に挿入し
た際に、トリガー電極が支持片の穴の内面で二点支持さ
れ、しかもこの支点間で反射傘の外面が当接した状態と
なり、トリガー電極の弾性力が反射傘に作用する。換言
すれば、トリガー電極で反射傘を押圧した状態となり、
反射傘の枠体の後方側への脱落を防止することができる
とともに、反射傘を確実に保持することができる。ま
た、トリガー電極が支持片の貫通穴で自由支持された状
態となるので、反射傘に生じようとする衝撃力が、トリ
ガー電極の撓みによって吸収され、反射傘に内挿された
閃光放電管に衝撃力が伝わらなくなり、閃光放電管の破
損を防止することができるのである。勿論、トリガー電
極の機能は、従来通り担保されている。
【0017】さらに、請求項3記載の如く、両端部に掛
止部が形成された弾性部材を更に設け、該弾性部材と反
射傘との間にトリガー電極が介在した状態で、反射傘に
内挿された閃光放電管の両端部に掛止部を掛止させ、弾
性部材の張力により反射傘及び閃光放電管をトリガー電
極に固定してもよい。閃光放電管を確実に固定できるこ
とは、勿論のこと、例えば、反射傘に形成された閃光放
電管を内挿するための穴を、閃光放電管の外形より大き
な径にし、しかも閃光放電管の外周面と反射傘の内面と
が当接可能な位置に設けた際に、該穴に挿入された閃光
放電管が弾性体の張力により、閃光放電管が反射傘の内
面と当接するように引き寄せられる。これにより、トリ
ガー電極に高電圧の電気を印可した際に、効率よく該電
気を閃光放電管に伝え、閃光放電管を効率よく放電発光
させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるストロボ装
置の一実施形態について、図面を参酌しつつ説明する。
【0019】本実施形態にかかるストロボ装置は、図1
に示す如く、ストロボ光を発する閃光放電管1と、該閃
光放電管1から発せられたストロボ光を集光する反射傘
2と、閃光放電管1がストロボ光を発するように、反射
傘2を介して閃光放電管1に高電圧の電気を供給し、し
かも閃光放電管1及び反射傘2を保持するトリガー電極
5と、反射傘2が取り付けられる枠体3と、反射傘2の
開放部分の前面に配置され、反射傘2によって集光され
たストロボ光を拡散及び集光して被照射体にストロボ光
を照射する光学パネル4と、閃光放電管1及び反射傘2
をトリガー電極5に固定する弾性部材であるゴムブッシ
ング10とからなる発光部6を備えている。なお、スト
ロボ装置は、発光部6以外に、閃光放電管1にストロボ
光を発光させるストロボ回路が形成されたプリント基板
(図示せず)等を備えており、ストロボ装置の外装とな
るハウジング(図示せず)内に発光部6とともに内装さ
れている。上記ストロボ回路が形成されたプリント基
板、及びハウジングについては、本発明と直接関係しな
いので、これらについての説明は、割愛する。
【0020】前記閃光放電管1は、筒状のガラスバルブ
12内部にXeガスが封入されるとともに、該ガラスバ
ルブ12の両端部に主電極13が封止されたものであ
る。
【0021】前記反射傘2は、光輝性を有する一枚の薄
いアルミ板を所定形状に裁断して、略U字状に折り曲
げ、さらに、その端部を内側に折り曲げ、略長方形状の
開口を形成したものである。詳しくは、反射傘2の内部
面積が開口端に向けて漸増するように作製されたもの
で、略U字状の凹部及び一対の側面部で構成されてい
る。この一対の側面部には、閃光放電管1の外径よりも
やや大きな挿通用開口部14が形成され、この一対の挿
入用開口部14には、上記閃光放電管1の両端部(主電
極13が封止された部位近傍)が反射傘2の外部に露呈
するように、閃光放電管1が挿入される。
【0022】つまり、閃光放電管1がストロボ光を発す
る部分のほとんどが反射傘2内に位置するように、閃光
放電管1が配置され、反射傘2の内面が閃光放電管1か
ら発せられたストロボ光を反射する反射面となるのであ
る。
【0023】前記トリガー電極5は、弾性変形可能な厚
みを有する板材で形成されいる。かかるトリガー電極5
の形状は、長手方向の一端に突片が形成された平面視略
長方形状の板材を適宜折り曲げたものである。詳しくは
長方形状の板材を略90°に折り曲げ、さらに突片を反
対方向に90°折り曲げた形状をなしており、突片が、
プリント基板に接続するトリガーリード線を取り付ける
取付部15となり、この取付部15と略平行をなした長
方形状の板材を折り曲げて形成した部分が反射傘2に当
接させる当接部16となる。なお、当接部16には、反
射傘2に作用させる弾性力の強さを調整すべく、正方形
状の穴が形成されている。
【0024】前記枠体3は、長方形状の開口部7が形成
された枠部17と、該枠部17の後面に接続された支持
片である一対の支持板9と、該一対の支持板9同士を連
結する連結部18とで構成され、この枠部17と一対の
支持板9と連結部18とを樹脂で一体成型したものであ
る。
【0025】前記枠部17は、反射傘2が嵌入される長
方形状の開口部7が形成された板材であり、枠部17の
前面の下方端部と両側端部に前記光学パネル4の位置決
めを行うリブ19が形成されている。
【0026】前記一対の支持板9のそれぞれは、平面視
略長方形状の板材で形成されており、この支持板9の短
手方向の一端が枠部17の開口部7の上下端に沿って接
続されている。つまり、一対の支持板9は、上下方向に
平行を成し、且つ開口部7の縦方向の長さと略同等の間
隙を形成するように前記枠部17の後面に接続されてい
るのである。また、各支持板9の他端近傍には、前記ト
リガー電極5の当接部16を挿入するための貫通穴であ
る長穴8が支持板9の他端に沿って穿孔されている。ま
た、発光部6をハウジングに取り付けた際に、ハウジン
グなどとの緩衝を防止すべく、板材の短手方向の一端側
の両角部が面取りが施されている。
【0027】前記連結部18は、平面視長方形状をなし
た板材であり、この板材の長手方向の両端のそれぞれ
と、前記一対の支持板9の短手方向の他端の両側とが接
続され、一対の支持板9を連結した状態をなしている。
また連結部18の略中央部には、ストロボ装置のハウジ
ングにネジ部材で固定するための穴が穿孔されている。
【0028】前記光学パネル4は、平面視長方形状をな
したレンズ部20と、該レンズ部20の外周に所定幅で
形成された縁部21とで構成されている。
【0029】前記レンズ部20は、光学パネル4の表面
となる部分に、光の集光作用を有するフレネルレンズか
らなる集光面が形成される一方、光学パネル4の裏面と
なる部分に、光の拡散作用を有する波形の拡散面が形成
されたものである。
【0030】前記縁部21は、レンズ部20と連続して
形成されており、前記枠部17のリブ19間に嵌入でき
るように形状設定されている。つまり、縁部21の外周
端とリブ19の内面部分とが略当接した状態で光学パネ
ル4を枠体3に対して位置決めできるようになっている
のである。
【0031】ゴムブッシング10は、帯状のゴムにより
形成されたものであり、両端部には、閃光放電管1のガ
ラスバルブ12の両端部に掛止するための掛止部である
掛止穴11が穿孔されている。
【0032】上記構成からなるストロボ装置の発光部6
を組み立てる場合、図2に示す如く、枠体3の開口部7
に反射傘2を嵌入した状態で、閃光放電管1の両端部が
反射傘2の外部に位置するように反射傘2の側面部の挿
通用開口部14から閃光放電管1が挿入される。つま
り、閃光放電管1の発光部分が反射傘2内に位置するよ
うに、閃光放電管1が反射傘2内に内挿されるのであ
る。
【0033】そして、光学パネル4が、枠体3のリブ1
9内に嵌入されるとともに、トリガー電極5の当接部1
6の両端部が支持板9の長穴8の内面で支持されるよう
に、該当接部16が長穴8に挿入され、閃光放電管1の
両端部の主電極13に、プリント基板に接続されるリー
ド線が半田付けされるとともに、トリガー電極5の取付
部15に、閃光放電管1の主電極13と同様に、プリン
ト基板に接続されるトリガーリード線が半田付けされ
る。
【0034】その後、ゴムブッシング10の掛止穴11
が閃光放電管1の両端部に掛止されるのである。ゴムブ
ッシング10による掛止についてさらに詳しく説明する
と、反射傘2の外面の略頂点部にトリガー電極5が当接
した状態で、ゴムブッシング10と反射傘2との間に該
トリガー電極5が介在するように、ゴムブッシング10
を配置し、このゴムブッシング10の掛止穴11を閃光
放電管1の両端部のそれぞれ掛止させるのである。この
ようにすれば、ゴムブッシング10に張力が生じ、閃光
放電管1及び反射傘2をトリガー電極5に固定すること
ができる。また、閃光放電管1が反射傘2の内面に略当
接するように、ゴムブッシング10の張力により引き寄
せられるので、トリガー電極5に高電圧の電気を印可し
た際に、その電気を閃光放電管1に効率よく伝えること
ができるようになるのである。
【0035】このように組み立てられたストロボ装置の
発光部6は、図3に示す如く、トリガー電極5の当接部
16の上下方向の両端部が支持板9の長穴8の内面によ
り支持された状態で、U字状をなした反射傘2の頂点部
とトリガー電極5の当接部16とが当接することによ
り、トリガー電極5の当接部16に弾性変形が生じる。
これにより、弾性変形による弾性力が枠体3の開口部7
方向に作用して、反射傘2の外面をトリガー電極5で押
圧した状態となり、反射傘2を保持することができるの
である。
【0036】そして、このように組み立てられた発光部
6やプリント基板などがハウジング内に組み込まれてス
トロボ装置が完成する。
【0037】コンパクトカメラや携帯電話機とともにス
トロボ装置が携行され、ストロボ装置を不用意に落とし
たり、ぶつけたりして、ストロボ装置の発光部6に衝撃
力が生じた場合、閃光放電管1及び反射傘2への衝撃力
は、トリガー電極5の撓みにより吸収されるのである。
【0038】以上のように、閃光放電管1を内挿した反
射傘2を弾性変形可能なトリガー電極5で保持させたの
で、ストロボ装置を不用意に落としたり、ぶつけたりし
ても、トリガー電極5の撓みにより反射傘2などの生じ
る衝撃力を吸収し、閃光放電管1などに直接衝撃力が生
じるのを防止することができる。これにより、閃光放電
管1などの破損を防止することができるのである。
【0039】また、ストロボ装置の発光部6を構成する
部品点数を増加させることなく、しかも発光部6が小型
化されても特殊な製造加工工程を必要としないため、製
造コストを低コストにすることができ、延いてはストロ
ボ装置を低コストで提供することができる。
【0040】なお、本発明にかかるストロボ装置は、上
記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0041】本実施形態において、トリガー電極5の当
接部16の両端部を枠体3の支持板9の長穴8で支持さ
せたが、例えば、枠体3の後面に一つの支持片を設け、
該支持片にトリガー電極5を、固定したものであっても
よい。この場合、トリガー電極5の反射傘2に当接する
部分は、撓み可能な状態で取り付ければよい。
【0042】また、支持片などを設けず、トリガー電極
5を折片状に形成し、該トリガー電極5を枠体3に直接
固定してもよい。この場合においても、反射傘2にトリ
ガー電極5の弾性変形による弾性力の反力が生じ、且つ
トリガー電極5が撓み可能な状態をなしていることは、
勿論のことである。
【0043】また、本実施形態において、トリガー電極
5の弾性力を調整すべく、トリガー電極5の当接部16
に正方形状の穴を形成したが、必ずしも該穴を設ける必
要はなく、例えば、必要とする弾性力に応じるようにト
リガー電極5の板厚を設定してもよい。
【0044】さらに、一対の支持板9、及び連結部8の
形状等は、ハウジング等の形状により、適宜変更可能で
あることは、勿論のことである。
【0045】
【発明の効果】以上の如く、本発明の効果として、弾性
変形可能なトリガー電極を撓み可能な状態で枠体に取り
付け、該トリガー電極によって閃光放電管及び反射傘を
保持させるので、不用意にストロボ装置を落としたり、
ぶつけたりして、閃光放電管、反射傘に衝撃力が生じよ
うとしても、トリガー電極の撓みによって、該衝撃力を
吸収させることができ、閃光放電管及び反射傘の破損を
防止することができる。つまり、ストロボ装置の小型化
に伴って、発光部の小型化がなされても、該発光部の耐
衝撃性の維持、又は向上を図ることができる。
【0046】また、ストロボ装置の小型に伴って、スト
ロボ装置の発光部が小型化しても閃光放電管などを保持
する部分に特殊な加工を施すことないので、製造コスト
を低くすることができ、低コストのストロボ装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロボ装置の発光部にかかる一実施
形態の一部断面を含む分解斜視図
【図2】同実施形態にかかるストロボ装置の発光部の枠
体及び光学パネルを仮想線で示した組立て斜視図
【図3】同実施形態にかかるストロボ装置の発光部の断
面側面図
【符号の説明】
1 閃光放電管 2 反射傘 3 枠体 4 光学パネル 5 トリガー電極 6 発光部 7 開口部 8 貫通穴(長穴) 9 支持片(支持板) 10 弾性部材(ゴムブッシング) 11 掛止部(掛止穴) 12 ガラスバルブ 13 主電極 14 挿通用開口部 15 取付部 16 当接部 17 枠部 18 連結部 19 リブ 20 レンズ部 21 縁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の閃光放電管と、閃光放電管が内挿
    される反射傘と、該反射傘が嵌入される開口部が形成さ
    れた枠体と、該枠体の開口部の前面に配置される光学パ
    ネルと、反射傘の外面に当接されるトリガー電極とで構
    成された発光部を備え、前記トリガー電極に高電圧を印
    加して閃光放電管を放電発光させ、該発光による光を反
    射傘で集光し、該光を光学パネルを介して被照射体に照
    射するストロボ装置において、前記トリガー電極は、弾
    性変形可能な導電性を有する金属体からなり、該トリガ
    ー電極が、撓み可能、且つ反射傘の外面の頂点部又は該
    頂点部近傍と当接状態で前記枠体に取り付けられること
    により、反射傘が前記枠体との間にトリガー電極によっ
    て弾性保持されてなるストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体は、開口部に嵌入された反射傘
    を介在させる所定間隙を形成し、且つ対向する貫通穴を
    有する一対の支持片が開口部の後方側に延出して形成さ
    れるとともに、前記トリガー電極は、前記貫通穴に挿入
    可能な板状に形成されてなる請求項1記載のストロボ装
    置。
  3. 【請求項3】 両端部に掛止部が形成された弾性部材を
    更に設け、該弾性部材と反射傘との間にトリガー電極が
    介在した状態で、反射傘に内挿された閃光放電管の両端
    部に掛止部を掛止させ、弾性部材の張力により反射傘及
    び閃光放電管をトリガー電極に固定してなる請求項1又
    は2記載のストロボ装置。
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