JPH05172499A - 電気式点火部品の製作方法 - Google Patents
電気式点火部品の製作方法Info
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- JPH05172499A JPH05172499A JP35728291A JP35728291A JPH05172499A JP H05172499 A JPH05172499 A JP H05172499A JP 35728291 A JP35728291 A JP 35728291A JP 35728291 A JP35728291 A JP 35728291A JP H05172499 A JPH05172499 A JP H05172499A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】セラミックス製栓体並びに封着ガラスの使用に
より、長時間比較的高温に曝されても封止固定性を安定
に維持し得、リ−ドピンの移動による点火薬の発火に起
因する暴発並びに着火時、塞栓の抜脱による爆発内圧の
漏れに起因する異常爆破等を良好に防止できる電気式点
火部品を製作する方法を提供する。 【構成】一対のリ−ドピン挿通孔を有するセラミックス
製栓体の上面側に金属筒を載置すると共に上記の各リ−
ドピン挿通孔にリ−ドピンの先端部をクリアランスを介
して挿入し、該リ−ドピンの向き上記のクリアランス内
において所定の一定方向に矯正し、この矯正下で上記金
属筒内並びにクリアランス内を封着ガラスで封止し、而
るのち、上記一対のリ−ドピン先端間に電橋線を橋設す
ることを特徴とする。
より、長時間比較的高温に曝されても封止固定性を安定
に維持し得、リ−ドピンの移動による点火薬の発火に起
因する暴発並びに着火時、塞栓の抜脱による爆発内圧の
漏れに起因する異常爆破等を良好に防止できる電気式点
火部品を製作する方法を提供する。 【構成】一対のリ−ドピン挿通孔を有するセラミックス
製栓体の上面側に金属筒を載置すると共に上記の各リ−
ドピン挿通孔にリ−ドピンの先端部をクリアランスを介
して挿入し、該リ−ドピンの向き上記のクリアランス内
において所定の一定方向に矯正し、この矯正下で上記金
属筒内並びにクリアランス内を封着ガラスで封止し、而
るのち、上記一対のリ−ドピン先端間に電橋線を橋設す
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気雷管等に使用する電
気式点火部品の製作方法に関するものである。
気式点火部品の製作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気雷管用点火部品の塞栓部材に
はゴム又はプラスチックを用い、該塞栓と雷管外筒後端
部との封止には外筒後端部を絞り圧縮する方法を使用し
ている。
はゴム又はプラスチックを用い、該塞栓と雷管外筒後端
部との封止には外筒後端部を絞り圧縮する方法を使用し
ている。
【0003】図4は従来の電気雷管を示している。図4
において、A’は塞栓を示し、ゴム又はプラスチック製
栓体1’のリ−ドピン挿通孔11’,11’にリ−ドピ
ン2’,2’を挿通してある。5’はリ−ドピン2’,
2’の先端間に橋設した電橋線である。6’は一端開口
の金属製外筒であり、奥方側から一端側に向け順次に添
装薬71’、起爆薬72’、カップ入点火薬73’を装
填すると共に一端開口部61’に上記の電橋線付塞栓
A’を挿入し、その開口端部61’を絞り圧縮し、栓体
1’とリ−ドピン2’との間並びに栓体1’と外筒開口
端部61’との間を緊圧してある。
において、A’は塞栓を示し、ゴム又はプラスチック製
栓体1’のリ−ドピン挿通孔11’,11’にリ−ドピ
ン2’,2’を挿通してある。5’はリ−ドピン2’,
2’の先端間に橋設した電橋線である。6’は一端開口
の金属製外筒であり、奥方側から一端側に向け順次に添
装薬71’、起爆薬72’、カップ入点火薬73’を装
填すると共に一端開口部61’に上記の電橋線付塞栓
A’を挿入し、その開口端部61’を絞り圧縮し、栓体
1’とリ−ドピン2’との間並びに栓体1’と外筒開口
端部61’との間を緊圧してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
点火部品においては、ゴム又はプラスチック製の栓体を
強制的に圧縮して栓体とリ−ドピンとの間並びに栓体と
外筒後端との間を封止固定しており、長期間経過後に
は、プラスチックの場合、コ−ルドフロ−が生じ易く上
記緊圧状態の緩みによる封止固定性の低下が懸念され
る。また、比較的高温下で使用する場合(当然点火温度
以下である)、ゴム又はプラスチック製栓体の封止固定
性の低下が懸念される。
点火部品においては、ゴム又はプラスチック製の栓体を
強制的に圧縮して栓体とリ−ドピンとの間並びに栓体と
外筒後端との間を封止固定しており、長期間経過後に
は、プラスチックの場合、コ−ルドフロ−が生じ易く上
記緊圧状態の緩みによる封止固定性の低下が懸念され
る。また、比較的高温下で使用する場合(当然点火温度
以下である)、ゴム又はプラスチック製栓体の封止固定
性の低下が懸念される。
【0005】而して、栓体とリ−ドピンとの間並びに栓
体と外筒後端との間の封止固定性が低下すると、リ−ド
ピンの移動によるリ−ドピンと点火薬との摩擦のために
点火薬が着火して暴発が招来されたり、発火時、発火火
焔圧力のために塞栓が抜脱し爆発内圧が漏れて外筒底部
が破壊され得ず正常な爆発作動が遂行されない等の危険
性がある。
体と外筒後端との間の封止固定性が低下すると、リ−ド
ピンの移動によるリ−ドピンと点火薬との摩擦のために
点火薬が着火して暴発が招来されたり、発火時、発火火
焔圧力のために塞栓が抜脱し爆発内圧が漏れて外筒底部
が破壊され得ず正常な爆発作動が遂行されない等の危険
性がある。
【0006】而るに、セラミックス製栓体,封着ガラス
においてはプラチチックのようなコ−ルドフロ−の問題
がなく、耐熱性にも優れている。本発明の目的はセラミ
ックス製栓体並びに封着ガラスの使用により、長時間比
較的高温に曝されても封止固定性を安定に維持し得、リ
−ドピンの移動による点火薬の発火に起因する暴発並び
に着火時、塞栓の抜脱による爆発内圧の漏れに起因する
異常爆破等を良好に防止できる電気式点火部品を製作す
る方法を提供することにある。
においてはプラチチックのようなコ−ルドフロ−の問題
がなく、耐熱性にも優れている。本発明の目的はセラミ
ックス製栓体並びに封着ガラスの使用により、長時間比
較的高温に曝されても封止固定性を安定に維持し得、リ
−ドピンの移動による点火薬の発火に起因する暴発並び
に着火時、塞栓の抜脱による爆発内圧の漏れに起因する
異常爆破等を良好に防止できる電気式点火部品を製作す
る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気式点火部品
の製作方法は、一対のリ−ドピン挿通孔を有するセラミ
ックス製栓体の上面側に金属筒を載置すると共に上記の
各リ−ドピン挿通孔にリ−ドピンの先端部をクリアラン
スを介して挿入し、該リ−ドピンの向きを上記のクリア
ランス内において所定の一定方向に矯正し、この矯正下
で上記金属筒内並びにクリアランス内を封着ガラスで封
止し、而るのち、上記一対のリ−ドピン先端間に電橋線
を橋設することを特徴とする構成である。
の製作方法は、一対のリ−ドピン挿通孔を有するセラミ
ックス製栓体の上面側に金属筒を載置すると共に上記の
各リ−ドピン挿通孔にリ−ドピンの先端部をクリアラン
スを介して挿入し、該リ−ドピンの向きを上記のクリア
ランス内において所定の一定方向に矯正し、この矯正下
で上記金属筒内並びにクリアランス内を封着ガラスで封
止し、而るのち、上記一対のリ−ドピン先端間に電橋線
を橋設することを特徴とする構成である。
【0008】
【作用】セラミックス製栓体のリ−ドピン挿通孔にリ−
ドピンをクリアランスを介して挿入し、このクリアラン
スをガラスで封止しているから、優れた気密性を保証で
きる。また、リ−ドピン挿通孔とリ−ドピンとの間のク
リアランスにおいてリ−ドピンの向きを所定の一定方向
に矯正しているから、リ−ドピン先端間の距離をクリア
ランスの寸法公差内で一定化でき、従って、電橋線の長
さを同様に一定化でき、電橋線の電気抵抗のバラツキを
充分に少なくできる。従って、電気的にバラツキの少な
い耐熱性、封止固定性に優れた電気式点火部品を製作で
きる。
ドピンをクリアランスを介して挿入し、このクリアラン
スをガラスで封止しているから、優れた気密性を保証で
きる。また、リ−ドピン挿通孔とリ−ドピンとの間のク
リアランスにおいてリ−ドピンの向きを所定の一定方向
に矯正しているから、リ−ドピン先端間の距離をクリア
ランスの寸法公差内で一定化でき、従って、電橋線の長
さを同様に一定化でき、電橋線の電気抵抗のバラツキを
充分に少なくできる。従って、電気的にバラツキの少な
い耐熱性、封止固定性に優れた電気式点火部品を製作で
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によって製作する電気式点火部品の断
面図を示している。
る。図1は本発明によって製作する電気式点火部品の断
面図を示している。
【0010】図1において、1はセラミックス製栓体で
あり、一対のリ−ドピン挿通孔11,11を設けてあ
る。2,2はリ−ドピンであり、セラミックス製栓体1
のリ−ドピン挿通孔11,11に挿入し、リ−ドピン2
の先端面とセラミックス製栓体1の前端面とをほぼ面一
にしてある。3は金属筒であり、その下端31において
セラミックス製栓体1上に載置してある。
あり、一対のリ−ドピン挿通孔11,11を設けてあ
る。2,2はリ−ドピンであり、セラミックス製栓体1
のリ−ドピン挿通孔11,11に挿入し、リ−ドピン2
の先端面とセラミックス製栓体1の前端面とをほぼ面一
にしてある。3は金属筒であり、その下端31において
セラミックス製栓体1上に載置してある。
【0011】4は封着ガラスであり、リ−ドピン挿通孔
11とリ−ドピンと2の間並びに金属筒3内を封止して
いる。5はリ−ドピン先端間に溶接により橋設した電橋
線である。本発明により上記の電気式点火部品を製作す
るには、まず、図2の(イ)に示すように、セラミック
ス製栓体1の上面側に金属筒3を載置すると共にセラミ
ックス製栓体1のリ−ドピン挿通孔11,11にリ−ド
ピン2,2を挿入する。
11とリ−ドピンと2の間並びに金属筒3内を封止して
いる。5はリ−ドピン先端間に溶接により橋設した電橋
線である。本発明により上記の電気式点火部品を製作す
るには、まず、図2の(イ)に示すように、セラミック
ス製栓体1の上面側に金属筒3を載置すると共にセラミ
ックス製栓体1のリ−ドピン挿通孔11,11にリ−ド
ピン2,2を挿入する。
【0012】次いで、図2の(ロ)に示すように、リ−
ドピン挿通孔11とリ−ドピン2との間のクリアランス
においてリ−ドピン2の向きを方向矯正治具6によって
所定の一定方向に矯正し、この矯正状態を保持しつつ、
上記クリアランス並びに金属筒3内をガラスによって封
止する。このガラスによる封止は、所定体積のシ−ト状
ガラスフリットを金属筒内に入れ、全体を加熱し、該ガ
ラスフリットを溶融させ、この溶融ガラスを上記クリア
ランスに毛細管現象により流入させ、更に、金属筒内に
流延させることによって行う。
ドピン挿通孔11とリ−ドピン2との間のクリアランス
においてリ−ドピン2の向きを方向矯正治具6によって
所定の一定方向に矯正し、この矯正状態を保持しつつ、
上記クリアランス並びに金属筒3内をガラスによって封
止する。このガラスによる封止は、所定体積のシ−ト状
ガラスフリットを金属筒内に入れ、全体を加熱し、該ガ
ラスフリットを溶融させ、この溶融ガラスを上記クリア
ランスに毛細管現象により流入させ、更に、金属筒内に
流延させることによって行う。
【0013】この溶融ガラスの冷却固化をまって、リ−
ドピン先端間に電橋線を溶接により橋設し、これにて、
電気式点火部品の製作を終了する。
ドピン先端間に電橋線を溶接により橋設し、これにて、
電気式点火部品の製作を終了する。
【0014】本発明の電気式点火部品の製作方法におい
ては、セラミックス製栓体1のリ−ドピン挿通孔11と
リ−ドピン2との間にクリアランスを設け、このクリア
ランスにガラスを浸透固化させているから、セラミック
ス製栓体1とリ−ドピン2との間を優れた気密性で強固
に封止できる。
ては、セラミックス製栓体1のリ−ドピン挿通孔11と
リ−ドピン2との間にクリアランスを設け、このクリア
ランスにガラスを浸透固化させているから、セラミック
ス製栓体1とリ−ドピン2との間を優れた気密性で強固
に封止できる。
【0015】また、セラミックス製栓体1と金属筒3と
の間をガラスで4封止してあり、その金属筒と雷管外筒
との間は溶接により封止できるから、セラミックス製栓
体と雷管外筒との間を優れた気密性で封止できる。従っ
て、電気式点火部品により雷管の外筒内部と外部とを優
れた気密性で遮断でき、栓体とリ−ドピンとの間並びに
栓体と雷管外筒との間を強固に固定できる。
の間をガラスで4封止してあり、その金属筒と雷管外筒
との間は溶接により封止できるから、セラミックス製栓
体と雷管外筒との間を優れた気密性で封止できる。従っ
て、電気式点火部品により雷管の外筒内部と外部とを優
れた気密性で遮断でき、栓体とリ−ドピンとの間並びに
栓体と雷管外筒との間を強固に固定できる。
【0016】更にまた、上記クリアランス内でのリ−ド
ピンの向きの矯正により、図2の(ロ)に示すように、
各リ−ドピン2の先端を栓体1の各リ−ドピン挿通孔先
端の内方寄り縁端12に接触させ得、各リ−ドピン挿通
孔内径の寸法公差を±a、リ−ドピン外径の寸法公差を
±bとすれば、両リ−ドピンの先端中心間の距離を±2
(a+b)の公差で一定化でき、リ−ドピン先端間に橋
設する電橋線の長さのバラツキを±2(a+b)にとど
めることができ、電橋線の電気抵抗のバラツキを充分に
少なくできる(上記リ−ドピンの向きの矯正を行わない
場合、リ−ドピン挿通孔の内径をR、リ−ドピンの外径
をrとすれば、リ−ドピンの先端中心間の距離のバラツ
キは、±(R−r)となり、電橋線長さ、従って電橋線
の抵抗値のバラツキが相当に大となる)。
ピンの向きの矯正により、図2の(ロ)に示すように、
各リ−ドピン2の先端を栓体1の各リ−ドピン挿通孔先
端の内方寄り縁端12に接触させ得、各リ−ドピン挿通
孔内径の寸法公差を±a、リ−ドピン外径の寸法公差を
±bとすれば、両リ−ドピンの先端中心間の距離を±2
(a+b)の公差で一定化でき、リ−ドピン先端間に橋
設する電橋線の長さのバラツキを±2(a+b)にとど
めることができ、電橋線の電気抵抗のバラツキを充分に
少なくできる(上記リ−ドピンの向きの矯正を行わない
場合、リ−ドピン挿通孔の内径をR、リ−ドピンの外径
をrとすれば、リ−ドピンの先端中心間の距離のバラツ
キは、±(R−r)となり、電橋線長さ、従って電橋線
の抵抗値のバラツキが相当に大となる)。
【0017】上記において、クリアランス内でのリ−ド
ピンの向きの矯正は、図3の(イ)に示すように、栓体
1のリ−ドピン挿通孔先端の外方寄り縁端13にリ−ド
ピン先端21を接触させるようにして行うこともでき
る。
ピンの向きの矯正は、図3の(イ)に示すように、栓体
1のリ−ドピン挿通孔先端の外方寄り縁端13にリ−ド
ピン先端21を接触させるようにして行うこともでき
る。
【0018】また、図3の(ロ)並びに(ハ)に示すよ
うに、セラミックス製栓体1のリ−ドピン挿通孔11に
リ−ドピン2を貫通させ、この状態で上記クリアランス
内でのリ−ドピン2の向きの矯正を行い、この矯正下で
クリアランス並びに金属筒内をガラスで封止してリ−ド
ピンを固定し、而るのち、リ−ドピンの栓体からの突出
部分を切断し、それらの切断端間に電橋線を橋設するこ
ともできる。
うに、セラミックス製栓体1のリ−ドピン挿通孔11に
リ−ドピン2を貫通させ、この状態で上記クリアランス
内でのリ−ドピン2の向きの矯正を行い、この矯正下で
クリアランス並びに金属筒内をガラスで封止してリ−ド
ピンを固定し、而るのち、リ−ドピンの栓体からの突出
部分を切断し、それらの切断端間に電橋線を橋設するこ
ともできる。
【0019】
【発明の効果】本発明の電気式点火部品の製作方法によ
れば、セラミックス製栓体とリ−ドピンとの間並びにセ
ラミックス製栓体と金属筒との間をガラスで封止してい
るから、電気式点火部品の耐熱性を保証でき、電気式点
火部品の金属筒と雷管外筒との間を溶接することによっ
て、電気式点火部品の雷管外筒への強固な固定が可能で
あり、セラミックス製栓体とリ−ドピンとの間並びにセ
ラミックス製栓体と金属筒との間の封止ガラスによる強
固な固定と同金属筒と雷管外筒との溶接による強固な固
定と優れた耐熱性とのために、長時間比較的高温に曝さ
れても封止固定性を安定に維持し得、リ−ドピンの移動
による点火薬の発火に起因する暴発並びに着火時、塞栓
の抜脱による爆発内圧の漏れに起因する異常爆破等を良
好に防止できる電気式点火部品を提供できる。
れば、セラミックス製栓体とリ−ドピンとの間並びにセ
ラミックス製栓体と金属筒との間をガラスで封止してい
るから、電気式点火部品の耐熱性を保証でき、電気式点
火部品の金属筒と雷管外筒との間を溶接することによっ
て、電気式点火部品の雷管外筒への強固な固定が可能で
あり、セラミックス製栓体とリ−ドピンとの間並びにセ
ラミックス製栓体と金属筒との間の封止ガラスによる強
固な固定と同金属筒と雷管外筒との溶接による強固な固
定と優れた耐熱性とのために、長時間比較的高温に曝さ
れても封止固定性を安定に維持し得、リ−ドピンの移動
による点火薬の発火に起因する暴発並びに着火時、塞栓
の抜脱による爆発内圧の漏れに起因する異常爆破等を良
好に防止できる電気式点火部品を提供できる。
【0020】また、セラミックス製栓体のリ−ドピン挿
通孔とリ−ドピンとの間にガラスを注入するために、リ
−ドピン挿通孔の内径をリ−ドピンの外径よりもかなり
大きくしているが、そのクリアランス内でリ−ドピンの
向きを所定の一定方向に矯正し、リ−ドピン先端間の距
離をリ−ドピンの外径公差とリ−ドピン挿通孔の内径公
差との総和公差で一定化しているから、電橋線の長さの
バラツキ、従って電橋線の電気抵抗のバラツキを充分に
小さくでき、電気特性のバラツキを良く排除した電気式
点火部品を提供できる。
通孔とリ−ドピンとの間にガラスを注入するために、リ
−ドピン挿通孔の内径をリ−ドピンの外径よりもかなり
大きくしているが、そのクリアランス内でリ−ドピンの
向きを所定の一定方向に矯正し、リ−ドピン先端間の距
離をリ−ドピンの外径公差とリ−ドピン挿通孔の内径公
差との総和公差で一定化しているから、電橋線の長さの
バラツキ、従って電橋線の電気抵抗のバラツキを充分に
小さくでき、電気特性のバラツキを良く排除した電気式
点火部品を提供できる。
【図1】本発明によって製作される電気式点火部品を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本発明を示す説明図である。
【図3】本発明におけるリ−ドピンの方向の矯正方法の
異なる例を示す説明図である。
異なる例を示す説明図である。
【図4】従来の電気式点火具を示す断面図である。
1 セラミックス製栓体 11 リ−ドピン挿通孔 2 リ−ドピン 3 金属筒 4 封着ガラス 5 電橋線 6 リ−ドピン方向矯正具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 信生 兵庫県姫路市豊富町御蔭3353−15 (72)発明者 木村 歩 兵庫県姫路市豊富町御蔭690−1
Claims (1)
- 【請求項1】一対のリ−ドピン挿通孔を有するセラミッ
クス製栓体の上面側に金属筒を載置すると共に上記の各
リ−ドピン挿通孔にリ−ドピンの先端部をクリアランス
を介して挿入し、該リ−ドピンの向きを前記のクリアラ
ンス内において所定の一定方向に矯正し、この矯正下で
上記金属筒内並びにクリアランス内を封着ガラスで封止
し、而るのち、上記一対のリ−ドピン先端間に電橋線を
橋設することを特徴とする電気式点火部品の製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35728291A JPH05172499A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電気式点火部品の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35728291A JPH05172499A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電気式点火部品の製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172499A true JPH05172499A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18453323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35728291A Pending JPH05172499A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電気式点火部品の製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05172499A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003087705A1 (fr) * | 2002-04-16 | 2003-10-23 | Nippon Kayaku Kabushiki-Kaisha | Generateur de gaz |
CN102853724A (zh) * | 2012-10-08 | 2013-01-02 | 南京理工大学 | 用于电火工品的表面封装半导体桥换能元件 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP35728291A patent/JPH05172499A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003087705A1 (fr) * | 2002-04-16 | 2003-10-23 | Nippon Kayaku Kabushiki-Kaisha | Generateur de gaz |
CN100347513C (zh) * | 2002-04-16 | 2007-11-07 | 日本化药株式会社 | 气体发生器 |
CN102853724A (zh) * | 2012-10-08 | 2013-01-02 | 南京理工大学 | 用于电火工品的表面封装半导体桥换能元件 |
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