JP2005077057A - 自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サービスパネルの昇降時およびサービス時に必要なスペースの省スペース化を図るとともに、サービスパネルへのフィルターの着脱を容易にした自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置を得る。
【解決手段】 昇降可能なフィルター1付きサービスパネル2と、このサービスパネルを隣り合う2つを1組とし、かつ少なくとも2組によって吊り下げ昇降させるとともに、2組の動作に時間差を与えることによりサービスパネルを水平状態から垂直状態に移行させる昇降装置4〜7とを備える。更に、天井に配置され、内部に熱交換器14、送風機15等が配置された本体ユニットと、この本体ユニットの下面に設けられ、空気の吸込口、吹出口16等を有する化粧パネル17と、常時は化粧パネルに収納され、保守時には昇降されるフィルター1付きサービスパネル2とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 昇降可能なフィルター1付きサービスパネル2と、このサービスパネルを隣り合う2つを1組とし、かつ少なくとも2組によって吊り下げ昇降させるとともに、2組の動作に時間差を与えることによりサービスパネルを水平状態から垂直状態に移行させる昇降装置4〜7とを備える。更に、天井に配置され、内部に熱交換器14、送風機15等が配置された本体ユニットと、この本体ユニットの下面に設けられ、空気の吸込口、吹出口16等を有する化粧パネル17と、常時は化粧パネルに収納され、保守時には昇降されるフィルター1付きサービスパネル2とを備える。
【選択図】 図1
Description
この発明はフィルターを保持するサービスパネルを保守時に自動で制御し昇降させる自動昇降パネルに関するもので、特に天井埋込型空気調和装置のフィルター付き吸込グリル等のサービスパネルに使用して好適なものである。
従来、天井埋込型空気調和装置においては、天井パネル又はフィルターを内蔵した吸込グリルの4つの隅角部を4本のワイヤーにより吊り下げ、専用リモコンまたはスイッチ等からの信号を受けて、各駆動モータと、各ワイヤーを巻取り又は巻戻すためのスプールとからなる4台の昇降装置を動作させることにより、保守時に吸込グリルの昇降操作を行っている。ここでフィルターはサービスパネルに四隅の突起部をはめ込むことで固定されている(例えば特許文献1参照)。
従来の小型化された自動昇降パネルは以上のように構成されており、フィルターの清掃時および空気調和ユニットの保守・サービス時はサービスパネルである吸込グリルが水平に昇降するため、サービスパネルの下方には昇降の障害物となる物体が存在してはいけなかった。従って、空気調和ユニットの設置位置に対する制約、或いはサービススペースがさらに必要なことからサービスが困難であるといった課題が生じていた。また、4台の昇降装置は特性のばらつきを有していることから、昇降時に各ワイヤーの巻取り又は巻戻す速度が同一でなくなるため、パネルが水平を保てなくなるという課題がある。これは昇降時にパネルが水平な状態を保てなくなると、昇降動作および収納動作時の動作に支障をきたす恐れがあると同時に心理的に不安感を与えるため問題となる。また同時にフィルターのサービスパネルへの着脱を容易にできるような構造にすることにも問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、サービスパネルの昇降時およびサービス時に必要なスペースの省スペース化を図るとともに、サービスパネルへのフィルターの着脱を容易にした自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置を提供するものである。
この発明に係る自動昇降パネルは、昇降可能なフィルター付きサービスパネルと、このサービスパネルを隣り合う2つを1組とし、かつ少なくとも2組によって吊り下げ昇降させるとともに、2組の動作に時間差を与えることによりサービスパネルを水平状態から垂直状態に移行させる昇降装置とを備えたものである。
また、この発明に係る空気調和装置は、天井に配置され、内部に熱交換器、送風機等が配置された本体ユニットと、この本体ユニットの下面に設けられ、空気の吸込口、吹出口等を有する化粧パネルと、常時は化粧パネルに収納され、保守時には昇降されるフィルター付きサービスパネルと、このサービスパネルを隣り合う2つを1組とし、かつ少なくとも2組によって吊り下げ昇降させるとともに、2組の動作に時間差を与えることによりサービスパネルを水平状態から垂直状態に移行させる昇降装置とを備えたものである。
この発明の自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置によれば、サービスパネルを垂直に起こした状態で昇降させるよう昇降装置の動作に時間差を与えたことにより、サービス時にサービスパネルを下降させ取り外さなくても、垂直となる程度まで若干の距離下降させ停止した状態で作業を行うことができる。また、垂直に昇降することでサービスパネルの昇降に伴い必要となるスペースを少なくすることが可能となる。さらに傾きの方向を限定し、且つ傾きを目立たない程度に抑えることが可能となり、クラッチ作動は必ず一方の組の昇降装置にて多く作動することから寿命が短い昇降装置が限定されるため、クラッチの寿命に達した場合でも必ず反対側の1組の昇降装置でサービスパネルの落下を確実に防止することが可能となる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における自動昇降パネルを組み込んだ天井埋込型空気調和装置を示す斜視図、図2は自動昇降パネルの動作状態を示す要部の斜視図である。
図1及び図2において、天井に配置される天井埋込型空気調和装置の本体ユニットの内部には、熱交換器14、送風機15等が配置されている。天井埋込型空気調和装置の本体ユニットの下面に設けられた化粧パネル17は、室内の空気を吸い込む吸込口(図示せず)と、空気を室内に還流させる吹出口16と、ゴミ等を濾過するフィルター1が着脱自在に装着されたサービスパネル2とを備えている。また化粧パネル17の四つの隅角部上にはそれぞれ駆動モータ(図示せず)とワイヤーを巻取り又は巻戻すためのリール又はスプール(図示せず)とからなる4台の昇降装置4、5、6、7が配置されている。そして、フィルター1を保持するサービスパネル2は、4つの隅角部をワイヤー3及びこのワイヤーを案内するガイド13により4点で吊り下げられており、専用リモコン又は応急用(本体)スイッチからの信号を受け、昇降装置4〜7が動作することにより昇降操作が行われる。
なお、ワイヤー3の代わりに糸を用いてもよい。
図1はこの発明の実施の形態1における自動昇降パネルを組み込んだ天井埋込型空気調和装置を示す斜視図、図2は自動昇降パネルの動作状態を示す要部の斜視図である。
図1及び図2において、天井に配置される天井埋込型空気調和装置の本体ユニットの内部には、熱交換器14、送風機15等が配置されている。天井埋込型空気調和装置の本体ユニットの下面に設けられた化粧パネル17は、室内の空気を吸い込む吸込口(図示せず)と、空気を室内に還流させる吹出口16と、ゴミ等を濾過するフィルター1が着脱自在に装着されたサービスパネル2とを備えている。また化粧パネル17の四つの隅角部上にはそれぞれ駆動モータ(図示せず)とワイヤーを巻取り又は巻戻すためのリール又はスプール(図示せず)とからなる4台の昇降装置4、5、6、7が配置されている。そして、フィルター1を保持するサービスパネル2は、4つの隅角部をワイヤー3及びこのワイヤーを案内するガイド13により4点で吊り下げられており、専用リモコン又は応急用(本体)スイッチからの信号を受け、昇降装置4〜7が動作することにより昇降操作が行われる。
なお、ワイヤー3の代わりに糸を用いてもよい。
次に作用(動作)について説明する。サービスパネル2を降下させる時は、専用リモコン又は応急用(本体)スイッチからの下降信号を受けて、先ず予め設定された第1の設定時間昇降装置4〜7の全てが下降動作を行う。これにより、サービスパネル2は水平状態を保ちながら下降する。次に第1の設定時間経過後は、長手方向に組となった昇降装置4および5のみが動作を開始し、昇降装置4および5のみがワイヤー3を繰り出し、図2に示すように、サービスパネル2が水平状態から垂直に2点で吊り下がった状態となるまで時間を空け、時間差を与えてやる。そして、サービスパネル2が完全に垂直状態になった後、昇降装置6および7が下降動作を開始する。ここで張力検知スイッチ(図示せず)は必ず昇降装置6および7に組み込まれるものとし、途中で障害物などに接触した場合、張力検知のある2本のワイヤー3がたるむことにより張力を検知しなくなることで下降動作を停止する。また、サービスパネル2の下降距離は予め設定された第2の設定時間(第2の設定時間>第1の設定時間)により動作を停止するか、専用リモコン又は応急用(本体)スイッチにより停止信号が送信されることで設定される。一方、サービスパネル2の上昇時は、専用リモコン又は応急用(本体)スイッチからの上昇信号を受けた後、先ず昇降装置6および7が先に上昇動作を開始し、特性のばらつきによりサービスパネル2が垂直な状態から水平方向に引っ張られない程度にある程度の時間差を与えてから、残りの昇降装置4および5も上昇動作を行うように設定される。そして、パネル収納時はサービスパネル2の上端側に設けた収納用ガイド(図示せず)を中心に回転し、サービスパネル2の下端側が化粧パネル17に完全に収納された時にリミットスイッチが作動してパネル収納を検知する。この時リミットスイッチが作動するまで収納動作を繰り返す制御とする。ここでリミットスイッチは昇降装置4および5の側に設置される。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2における自動昇降パネルの構造を示す側面図及び部分拡大図である。
この実施の形態2は、サービスパネル2に対してフィルター1を簡単な構造で着脱できるようにしたものである。すなわち、サービスパネルの垂直下降時に、上側に位置するフィルター1の一端部の左右2箇所にU字型フック8および9を取り付け、下側に位置するフィルター1の他端部の中央1箇所に爪部10を設け、一方サービスパネル2側には、それぞれ前記U字型フック8、9及び爪部10に対応し、互いに着脱自在に係合する係合部11、12が設けられている。
図3はこの発明の実施の形態2における自動昇降パネルの構造を示す側面図及び部分拡大図である。
この実施の形態2は、サービスパネル2に対してフィルター1を簡単な構造で着脱できるようにしたものである。すなわち、サービスパネルの垂直下降時に、上側に位置するフィルター1の一端部の左右2箇所にU字型フック8および9を取り付け、下側に位置するフィルター1の他端部の中央1箇所に爪部10を設け、一方サービスパネル2側には、それぞれ前記U字型フック8、9及び爪部10に対応し、互いに着脱自在に係合する係合部11、12が設けられている。
次に作用について説明する。実施の形態1で説明したとおり、サービスパネル2が垂直に吊り下げられた状態にて昇降動作を行うため、この状態にてサービスパネル2の上端側の係合部11にフィルター1の2箇所のU字型フック8および9を引っ掛けるように固定することができる。またサービスパネル2の下端側の係合部12にフィルター1の1箇所の爪部10はめ込むことにより固定することができる。このように簡単な構造により容易にフィルターの着脱が可能となる。
1 フィルター
2 サービスパネル
3 ワイヤー
4〜7 昇降装置
8、9 U字型フック
10 爪部
11、12 係合部
13 ガイド
14 熱交換器
15 送風機
16 吹出口
17 化粧パネル
2 サービスパネル
3 ワイヤー
4〜7 昇降装置
8、9 U字型フック
10 爪部
11、12 係合部
13 ガイド
14 熱交換器
15 送風機
16 吹出口
17 化粧パネル
Claims (4)
- 昇降可能なフィルター付きサービスパネルと、
このサービスパネルを隣り合う2つを1組とし、かつ少なくとも2組によって吊り下げ昇降させるとともに、2組の動作に時間差を与えることによりサービスパネルを水平状態から垂直状態に移行させる昇降装置と、
を備えたことを特徴とする自動昇降パネル。 - サービスパネルの垂直下降時に、このサービスパネルの上側の係合部にフィルターの一端に設けたU字型フックを引っ掛けて固定し、サービスパネルの下側の係合部にフィルターの他端に設けた爪部をはめ込む構造としたことを特徴とする請求項1記載の自動昇降パネル。
- 天井に配置され、内部に熱交換器、送風機等が配置された本体ユニットと、
この本体ユニットの下面に設けられ、空気の吸込口、吹出口等を有する化粧パネルと、
常時は化粧パネルに収納され、保守時には昇降されるフィルター付きサービスパネルと、
このサービスパネルを隣り合う2つを1組とし、かつ少なくとも2組によって吊り下げ昇降させるとともに、2組の動作に時間差を与えることによりサービスパネルを水平状態から垂直状態に移行させる昇降装置と、
を備えたことを特徴とする空気調和装置。 - サービスパネルの垂直下降時に、このサービスパネルの上側の係合部にフィルターの一端に設けたU字型フックを引っ掛けて固定し、サービスパネルの下側の係合部にフィルターの他端に設けた爪部をはめ込む構造としたことを特徴とする請求項3記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003311240A JP2005077057A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003311240A JP2005077057A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005077057A true JP2005077057A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34412853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003311240A Pending JP2005077057A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 自動昇降パネル及びそれを用いた空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005077057A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100774697B1 (ko) * | 2006-09-12 | 2007-11-08 | 현대자동차주식회사 | 전륜 서스펜션 장치의 로어암과 조향너클 결합구조 |
JP2009186080A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の室内機 |
WO2010007866A1 (ja) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機 |
-
2003
- 2003-09-03 JP JP2003311240A patent/JP2005077057A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100774697B1 (ko) * | 2006-09-12 | 2007-11-08 | 현대자동차주식회사 | 전륜 서스펜션 장치의 로어암과 조향너클 결합구조 |
JP2009186080A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の室内機 |
WO2010007866A1 (ja) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機 |
CN102099633B (zh) * | 2008-07-18 | 2013-08-28 | 大金工业株式会社 | 空调室内机 |
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