JP2005076332A - 土木構造物の着色工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】法面等に吹き付けたモルタルやコンクリート等の土木構造物を非常に景観とマッチしたものにすることができる土木構造物の着色工法を提供することを目的とする。
【解決手段】セメントを結着剤として形成された土木構造物の表面に、着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョン、カーボンおよび鋳型砂を混合し、吹き付けによって保護層を形成することを特徴とする土木構造物の着色工法。
【選択図】 図1

Description

この発明は、道路等の法面や山地の斜面(以下、「法面等」と言う。)を侵食や崩落から守るための法面防護構造において、特に法面等にモルタルやコンクリートを吹き付けて構成した土木構造物を景観にマッチした表面となるよう着色する土木構造物の着色工法に関するものである。
今日、道路等の法面や山地の斜面(以下、「法面等」と言う。)を侵食や崩落から守るための法面防護構造には各種あるが、法面等にモルタルやコンクリートを吹き付けた吹付工法によるものや、繊維質材料に植生を配合したものを吹き付ける緑化工法、コンクリートブロック等を張ったブロック張り工等コンクリート製またはモルタル製の法面防護構造が主流になっている。その例を表1に示す。
Figure 2005076332
特に参考になるものなし
コンクリートやモルタルによって形成された上記各土木構造物等は、工費が安く済むと共に適度な耐久性を有するという利点がある反面、それ自体が強アルカリ性であるために生物の着床や繁殖が妨げられて生態系が破壊されあるいは回復に永い年月がかかってしまうという問題がある。そして、植物等が繁殖しないためにこれら土木構造物は、通常、白又は灰色の地肌が露出したままになるので、周囲の自然との間に著しい違和感があり、景観上も良くないという問題がある。
そのため、上記法面等にモルタルやコンクリートを吹付工法によるものにおいては、法面等に吹き付けたモルタルやコンクリートの上から緑色等の塗料を吹き付けて景観との調和を図っている。
しかしながら、上記法面等に吹き付けたモルタルやコンクリートの上から緑色等の塗料を吹き付けて景観との調和を図るようにしたものにおいては、耐候性に問題がある上、人工物であるとの印象がぬぐいにくく、いまだ景観との調和が不十分であるという欠点があった。
この発明は上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、法面等に吹き付けたモルタルやコンクリート等の土木構造物を非常に景観とマッチしたものにすることができる土木構造物の着色工法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、この発明の土木構造物の着色工法は、セメントを結着剤として形成された土木構造物の表面に、着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョン、カーボンおよび鋳型砂を混合し、吹き付けによって保護層を形成することを特徴とするものである。
この発明の土木構造物の着色工法は、上記セメントを結着剤として形成された土木構造物の表面に、下地調整剤を塗布する工程を含むことを特徴とするものである。
この発明の土木構造物の着色工法は、上記着色骨材が、陶磁器を微粉砕した骨材を含むことを特徴とするものである。
この発明の土木構造物の着色工法は、上記合成樹脂エマルジョンが、アクリル系樹脂を含むことを特徴とするものである。
この発明の土木構造物の着色工法は、上記カーボンが、廃タイヤの燃焼物から採取したカーボンであることを特徴とするものである。
この発明の土木構造物の着色工法によれば、道路等の法面や山地の斜面(以下、「法面等」と言う。)を侵食や崩落から守るための法面防護構造において、特に法面等にモルタルやコンクリートを吹き付けて構成した土木構造物を景観にマッチした表面を得ることが可能となった。
また、この発明の土木構造物の着色工法を適用した保護層は、耐候性に優れ、また法面等に吹き付けたモルタルやコンクリートとのなじみがよいので、耐久性を大幅に向上させることができ、しかも従来の吹き付け工法に使用する吹き付けガンを用いて作業性よく法面等に吹き付けたモルタルやコンクリート上に吹き付けることが可能である。
以下に、本発明に係る土木構造物の着色工法を、図面に示した実施の形態に従って説明する。図1は本発明に係る土木構造物の着色工法を法面防護工事に適用した1実施例を示す概略断面図、図2は本発明に係る土木構造物の着色工法に使用する材料の組合せの説明図である。
図1において、1は道路等や山地の斜面等に形成された法面2に打設された法面防護壁を示し、この法面防護壁1は、道路等や山地の斜面等に吹き付けたモルタルやコンクリートからなる土木構造物3と、その表面に吹き付けた保護層4とで形成されている。
そして上記土木構造物の着色工法を適用した保護層4は、図2に示すような、着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョン100重量部に対し、カーボン0.2〜5.0重量部および鋳型砂10〜30重量部を混合し、これを道路等や山地の斜面等に吹き付けたモルタルやコンクリート表面に吹き付けることによって形成されている。
着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョンにおける上記着色骨材としては、陶磁器や天然石を微粉砕したいわゆるセラミック系の骨材が良好であって、陶磁器や天然石の固有の色彩を組み合わせてセラミック系の骨材として利用したり、陶磁器や天然石を微粉砕したものを塗料に浸漬したり、また塗料を吹き付けて着色することもできる。
着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョンにおける上記合成樹脂エマルジョンとしては、耐候性に優れたアクリル樹脂やシリコンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂であることが望ましい。なおシリコンアクリル樹脂を用いた場合は、保護層4に撥水性を付与することが可能であり、したがって防汚機能をも付与することが可能である。
もちろん、合成樹脂エマルジョンとしては、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体、EVA(エチレン酢酸ビニル)、アクリル樹脂、アクリルスチレン樹脂、その他が挙げられる。
以上の着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョンの例としては、天然砕石を加工した着色骨材を配合したアクリル樹脂エマルジョン(キクスイグラスト、商品名 菊水化学工業株式会社製)や、陶磁器や天然石を加工した着色骨材を配合したシリコンアクリル樹脂エマルジョン(キクスイグラストSi、商品名 菊水化学工業株式会社製)等をあげることができ、これらを好適に使用することができる。
上記カーボンとしては、木炭、竹炭、活性炭、廃タイヤの燃焼物から採取したカーボン等を使用し、これらの炭を粒状や紛状にして用いる。中でも、廃タイヤの燃焼物から採取したカーボンであることが望ましい。この廃タイヤの燃焼物から選別したカーボンはアイディー環境カラー(商品名 アイディコーポレーション株式会社製)として市販されている。
また上記鋳型砂としては、骨材である砂粒と、粘結剤および各種の添加物からなっており、骨材である砂粒としてはシリカを主成分としたケイ砂が好適に用いられる。その性状は、JIS G 590(1974)「鋳型用ケイ砂」において化学組成、粒度構成などが規定されている。なお、この発明においては鋳型の製造に使用するものではないので、添加物の詳細については省略する。粘土系のものを用いるものであり、特殊鋳型では粘土系以外の粘結剤を用いる。
鋳型砂では砂型の強度を上げるために粘結剤として水ガラス、セメント、フラン樹脂、その他の樹脂などを用いる。またさらに、粘結剤の組成により無機系鋳型(水ガラス系、セメント系)砂と有機系鋳型(樹脂類系)砂などを使用することができる。
次に、道路等の法面や山地の斜面を侵食や崩落から守るための法面防護構造における法面等を構成するモルタルやコンクリートにこの発明を適用し、モルタルやコンクリートを吹き付けて構成した土木構造物を景観にマッチした表面とする作業工程について説明する。
1)まず、吹き付け材料の付着に害する砂、埃等を散水やブラシ等で清掃する。
2)吹き付けによって他の構造物を汚さないように、吹き付け場所の周辺をシート等で覆う。
3)土木構造物の表面に、下地調整剤(透明シーラー等)をムラがないよう十分に吹き付ける。
4)現場で、上記着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョン、カーボンおよび鋳型砂を下記配合表のとおりに配合する。
Figure 2005076332
5)上記配合材料を攪拌し、吹き付け機により吹き付けムラのないように吹き付ける。付着の悪い箇所は、何層にも吹き重ねする。
6)吹き付け厚の確認のため、各測点ごとに0.04m2の採取を行い、規定内か否かを計量試験する。
7)最後に検査して工事が完成する。
この発明の土木構造物の着色工法は、以上に説明した道路等や山地の斜面等に形成された法面に打設された法面防護壁の着色工事のみならず、擁壁ブロックで構成した擁壁面、その他モルタルやコンクリートの露出した壁面等にもなんら問題なく適用することが可能である。
本発明に係る土木構造物の着色工法を法面防護工事に適用した1実施例を示す概略断面図である。 本発明に係る土木構造物の着色工法に使用する材料の組合せの説明図である。
符号の説明
1 法面防護壁
2 法面
3 土木構造物
4 保護層

Claims (5)

  1. セメントを結着剤として形成された土木構造物の表面に、着色骨材を配合した合成樹脂エマルジョン、カーボンおよび鋳型砂を混合し、吹き付けによって保護層を形成することを特徴とする土木構造物の着色工法。
  2. セメントを結着剤として形成された土木構造物の表面に、下地調整剤を塗布する工程を含む請求項1に記載の土木構造物の着色工法。
  3. 着色骨材が、陶磁器を微粉砕した骨材を含む請求項1または2に記載の土木構造物の着色工法。
  4. 合成樹脂エマルジョンが、アクリル系樹脂を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の土木構造物の着色工法。
  5. カーボンが、廃タイヤの燃焼物から採取したカーボンである請求項1ないし4のいずれかに記載の土木構造物の着色工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163614A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Taiheiyo Material Kk 充填目地の景観調和方法
JP2010090575A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Kentaro Irie 堰止壁及びその製造方法
JP2016017281A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社ダイフレックス 法面の改修方法
CN106906832A (zh) * 2017-03-31 2017-06-30 合肥工业大学 双层混凝土生态护坡及其铺设方法

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