JP2005076261A - 耐震壁構造 - Google Patents

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【課題】耐震壁の撤去を容易に行えると共に、耐震壁を撤去した後に建物を支障なく使用し続けることが可能な耐震壁構造を提供する。
【解決手段】柱2と梁3の架構内に耐震壁10を設けてなる耐震壁構造1である。柱梁架構の内周にその辺方向の回転軸を有するヒンジ20を固定し、耐震壁10をヒンジ20の回転部であるガセットプレート30に高力ボルト34で接合した。耐震壁10は複数の壁パネル12を連結して構成される。別の実施形態では、柱梁架構に接着剤でガセットプレートを接着し、このガセットプレートに耐震壁をボルト接合する。接着剤には電熱線を埋め込んでおき、耐震壁を撤去した場合は、接着剤を加熱することによりガセットプレートを取り外す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耐震壁構造に係り、特に、耐震壁の取外しが可能な耐震壁構造に関する。
耐震壁は大きな地震に対して十分な剛性・強度が得られるように、建物躯体と一体化して構築されるのが一般的である。そのため、耐震工事は大掛かりなものとなり、また、構築した耐震壁を移動できないことから、耐震壁の部分は建物内のレイアウトを変更することができず、耐震壁がレイアウトの自由度を低下させる要因となっている。
また、特許文献1には、軽量C型鋼ブロックからなる鋼板壁の周囲にCT鋼あるいはH型鋼のウエブをファスナーで緊結し、このCT鋼またはH型鋼のフランジを柱梁フレームに接着接合した耐震壁構造が開示されている。この耐震壁構造では、鋼板壁に緊結されたCT鋼又はH型鋼を、ファスナーを緩めて取り外すことで、鋼板壁を比較的簡単に撤去することができる。
特開平11−293950号公報
しかしながら、特許文献1に開示される耐震壁構造では、鋼板壁を撤去した後、CT型鋼又はH型鋼は柱梁フレームに接着接合されたまま、柱梁フレームの内側へ突き出した状態で残るため、建物を使い続けるうえで大きな支障になってしまう。この点、特許文献1に開示される耐震壁構造は、地震等により損傷した耐震壁を交換する場合には好適であるが、建物のレイアウト変更等のために耐震壁を移動して使用するには不向きであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、耐震壁の取り外しが容易であると共に、耐震壁撤去後に建物を支障なく使用し続けることが可能な耐震壁構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、柱梁架構内に耐震壁を設けてなる耐震壁構造であって、前記柱梁架構の内周にその辺方向の回転軸を有するヒンジを取り付け、前記耐震壁を前記ヒンジの回転部にボルト接合したことを特徴とする。
本発明によれば、ボルトを取り外すことで耐震壁を簡単に撤去できると共に、耐震壁の撤去後は、ヒンジの回転部を倒しておくことにより、この回転部が柱梁架構内へ突き出すことがなくなるので、支障なく建物を使用し続けることができる。
また、請求項2に記載された発明は、柱梁架構内に耐震壁を設けてなる耐震壁構造であって、前記柱梁架構の内周に、前記耐震壁を取り付けるための取付部材を接着剤で接合して、前記取付部材に前記耐震壁をボルト接合すると共に、前記接着剤の接着強度を低下させるための接着強度低下手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ボルトを取り外すことで耐震壁を簡単に撤去できると共に、接着材の接着強度を低下させることで取付部材を柱梁架構から簡単に取り外すことができる。このため、耐震壁の撤去後に、取付部材が柱梁架構内へ突き出すことがなくなるので、支障なく建物を使用し続けることができる。
また、請求項3に記載された発明は、請求項2記載の耐震壁構造において、前記接着剤は、所定温度以上で接着強度が低下する接着剤であり、前記接着強度低下手段として、前記接着剤を前記所定温度以上に加熱する加熱手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明は、請求項3記載の耐震壁構造において、前記加熱手段は、前記接着剤に埋入した電熱体と、この電熱体に通電する通電手段とを含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載された発明は、柱梁架構内に耐震壁を設けてなる耐震壁構造であって、前記柱梁架構側に固定された架構側部材と、前記耐震壁とに溝又はスリットを形成し、それら溝又はスリットに跨るように連結部材を挿入することにより前記耐震壁を前記柱梁架構内に固定したことを特徴とする。
また、請求項6に記載された発明は、請求項1〜5のうち何れか1項記載の耐震壁構造において、前記耐震壁は、水平方向に並んだ複数の壁パネルにより構成されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載された発明は、請求項1〜4のうち何れか1項記載の耐震壁構造において、前記耐震壁は、水平方向に並んだ複数の壁パネルを、ヒンジを介して連結して構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、耐震壁の撤去を容易に行えると共に、耐震壁撤去後に建物を支障なく使用し続けることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す各実施形態において共通の構成部分には同一の符号を付してその重複する説明は省略するものとし、また、構成要素として対応する部分には同じ参照番号の後にA,B,C等の記号を付して表す。
図1は、本発明の第1の実施形態である耐震壁構造1の正面図であり、図2は、図1のII−II断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の耐震壁構造1は、柱2及び梁3の架構面内に設けられた耐震壁10を備えている。耐震壁10は、複数の壁パネル12を横方向に連結して構成されている。各壁パネル12は、例えば、断面がC型の鉄骨14の両側に鋼板、CFRP板、あるいはGFRP板等の板材16を接着材又はボルトにより接合することにより構成されている。板材16が鋼板である場合には、この鋼板をC型鉄骨に溶接してもよい。なお、壁パネル12の構成はこれに限らず、プレキャストコンクリート板など、地震時に作用する荷重に耐え得る強度及び剛性を有するものであればよい。壁パネル12どうしは、継手18により互いに連結固定されている。
耐震壁10は、その周囲が、ヒンジ20を介して柱2又は梁3に取り付けられている。図3は、ヒンジ20及びその周辺部を拡大して示す正面図であり、図4は、図3のヒンジ20を矢印IIIの向きから見た図である。図3及び図4に示すように、ヒンジ20は、柱2又は梁3側に接着剤21により接着されたベースプレート22と、ベースプレート22に溶接された鞘管23,24と、これら鞘管23,24と同軸に配置された鞘管25と、鞘管23,24,25に挿通されたボルト26と、ボルト26の先端部に取り付けられたナット28と、鞘管25に溶接されたガセットプレート30とを備えている。鞘管23,24,25及びボルト26は柱梁架構の辺方向に延びるように設けられており、ガセットプレート30はボルト26を中心軸と回転することができる。ガセットプレート30には、耐震壁10の外周縁に固定された取付プレート32が高力ボルト34により接合されている。なお、図2に示されるように、取付プレート32は、例えば、耐震壁10の端部のC型鉄骨14に溶接等により接合されている。また、床面にはOA床36が設けられており、ヒンジ20の回転軸部分は、このOA床36の床下部分に収容されるようになっている。
以上の構成によれば、耐震壁10が、柱梁架構に取り付けられたヒンジ20に、高力ボルト34によって取り付けられるため、この高力ボルト34を緩めて取り外すことにより耐震壁10を簡単に撤去することができる。また、耐震壁10を撤去した後は、ヒンジ20の回転部分であるガセットプレート30を倒しておくことで、ガセットプレート30が柱梁架構の内側に突き出して邪魔になることもないため、耐震壁10の撤去後の建物使用に何ら支障はない。したがって、本実施形態の耐震壁構造1によれば、耐震壁10を建物内で自由に移動することが可能となり、建物のレイアウトの自由度が大幅に向上する。また、耐震壁10を複数の壁パネル12を連結して構成しているので、撤去した耐震壁10を壁パネル12に分解することにより(あるいは、壁パネル12に分解しながら撤去することにより)、耐震壁10の移動作業や保管が簡単になる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態である耐震壁構造1Aの正面図であり、図6は、図1のVI−VI断面図である。
図5及び図6に示すように、本実施形態でも、上記第1の実施形態と同様に、複数の壁パネル12で構成された耐震壁10Aが、高力ボルト34によりヒンジ20を介して柱梁架構に取り付けられる。ただし、本実施形態では、耐震壁10Aを構成する壁パネル12どうしがヒンジ50を介して折り畳み可能に連結されている。このヒンジ50は、折り畳む際に壁パネル12どうしが相互に干渉しないように、壁パネル12の表面または裏面に交互に取り付けられている。また、耐震壁10Aをヒンジ20に取り付けるための取付プレート32Aも、隣接するヒンジ50の取付面と反対側(図6では下面側)に固定されている。
各壁パネル12の下辺にはローラー52が取り付けられている。このローラ52はOA床36上を転がることができるように配置されている。
なお、壁パネル12をヒンジ50で連結するだけでは耐震壁10Aの剛性が不足する場合には、図7に示すように、壁パネル12の間に補強板54を設けるなどして補強を施してもよい。
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、高力ボルト34を取り外すことによりお耐震壁10Aを撤去することができる。さらに、本実施形態では、耐震壁10Aを壁パネル12単位で折り畳み可能に構成すると共に、各壁パネル12にローラー52を取り付けたので、耐震壁10Aの取り外し及び移動をより簡便に行うことができる。また、耐震壁10Aを完全に取り外してしまうのではなく、例えば、耐震壁10Aの左右の辺はヒンジ20から取り外さずに、図8に示すように、ヒンジ20に取り付けたまま、耐震壁10Aを折り畳んで片付けておくこともできる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態である耐震壁10Bの正面図であり、図10は、図9におけるA部の拡大図であり、図11は図10のXI−XI断面図である。これらの図面に示すように、耐震壁10Bの外周辺には、取付プレート32Bが取り付けられている。一方、柱2及び梁3には、以下に詳細に述べるように、本発明の架構側部材としてのガセットプレート60が接着接合されており、取付プレート32は高力ボルト34Bによりガセットプレート60に接合されている。
図11に示すように、柱2又は梁3には、接着剤64により鋼板70が接着され、この鋼板70にはガセットプレート60が溶接されている。なお、鋼板70及びガセットプレート60が特許請求の範囲の「取付部材」に相当する。これら鋼板70及びガセットプレート60を例えばカットT材により一体に構成してもよい。ガセットプレート60はリブプレート71により補強されている。なお、接着剤64として、例えばエポキシ樹脂系等の熱硬化性樹脂系接着剤や、アクリル樹脂系等の熱可塑性樹脂系接着剤を使用することができる。
接着剤64には、電熱線72等の電熱体が埋設されている。図12及び図13は、電熱線72の配線例を示す。図12及び図13に示すように、電熱線72はスイッチ74を介して電源76に接続されている。ただし、スイッチ74を省いて、例えばクリップ等で通電のオンオフを行うようにしてもよい。
以上の構成によれば、上記第1及び第2実施形態の耐震壁構造1、1Aと同様に、高力ボルト34Bを取り外して耐震壁10Bを撤去することができる。そして、耐震壁10Bを撤去した後、スイッチ74を入れて電源76から電熱線72に通電して、電熱線72により接着剤64を加熱することで、鋼板70及びガセットプレート60を柱2又は梁3から取り外すことができる。すなわち、熱硬化性樹脂系接着剤の場合は、加熱されると硬化は進むが、一定温度を超えると劣化し始めて強度は低下し、また、熱可塑性樹脂系接着剤の場合は、加熱されると軟化して強度は低下する。そこで、電熱線72で接着剤64を加熱することにより、接着剤64の接着強度を低下させて鋼板70を取り外すことができるのである。したがって、耐震壁10Bを撤去した後、鋼板70を取り外すことで、柱梁架構の内側にガセットプレート60が突き出すことがなくなり、支障なく建物を使用し続けることができる。このため、本実施形態の耐震壁構造1Bでも、耐震壁10Bを建物内で自由に移動することが可能となり、建物のレイアウトの自由度が大幅に向上する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態である耐震壁構造1Cの正面図であり、図15は、図14のXV−XV断面図である。本実施形態では、建物床部に設けられたOA床36の床下の梁3に対応する位置に、増打フレーム82が例えばRCアンカー84により固定されている。また、天井側の梁3の下面及び柱2の内側面にもアンカー84により増打フレーム82が固定されている。耐震壁10Cの外周辺には切込スリット86が設けられており、増打フレーム82の、切込スリット86に対向する位置にも切込スリット88が設けられている。そして、切込スリット86,88に、それらに跨るようにシアプレート90が差し込まれることで、耐震壁10Cが柱梁架構に固定されている。なお、本実施形態でも、耐震壁10Cは複数の壁パネル12により構成されるが、これら壁パネル12は連結固定されていてもよいし、ヒンジを介して折り畳み可能に連結されていてもよい。
以上の構成によれば、シアプレート90を引き抜くだけで耐震壁10Cを撤去することができ、撤去作業を簡便に行うことができる。また、床面上の増打フレーム82はOA床36の床下に収容されるように設けられるので、耐震壁10Cの取り外し後に増打フレーム82が邪魔になることがなく、従って、耐震壁10Cの撤去後、支障なく建物を使用し続けることができる。このため、本実施形態でも、耐震壁10Cを建物内で自由に移動することが可能となり、建物のレイアウトの自由度が大幅に向上する。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図16は、本発明の第5の実施形態である耐震壁構造1Dの正面図であり、図17は、図16のXVII−XVII断面図である。また、図18は、図17のB部を拡大して示す断面図である。これらの図面に示すように、本実施形態では、上下の梁3に増打フレーム100が固定され、耐震壁10Dの上辺近傍及び増打フレーム100には、夫々、水平方向に延びる帯状の溝102及び104が夫々形成されている。溝102,104には夫々角型鋼管106,108が埋め込まれており、鋼管106,108には、それらの間に跨るように、コ型断面を有するシアコネクタ110が挿入されている。なお、上記第4実施形態と同様に、本実施形態でも、床側の増打フレーム100は例えばOA床の床下に収容されているものとする。また、本実施形態でも、耐震壁10Cは複数の壁パネル12により構成されており、それら壁パネル12は連結固定されてもよいし、ヒンジを介して折り畳み可能に連結されていてもよい。
以上の構成によれば、シアコネクタ110を引き抜くだけで耐震壁10Cを取り外すことができ、取り外し作業を簡便に行うことができると共に、耐震壁10Cの取り外し後に増打フレーム100が邪魔になることがないので、支障なく建物の使用を続けることができる。このため、本実施形態でも、耐震壁10Dを建物内で自由に移動することが可能となり、建物のレイアウトの自由度が大幅に向上する。
本発明の第1の実施形態である耐震壁構造1の正面図である。 図1のII−II断面図である。 本実施形態におけるヒンジ及びその周辺部を拡大して示す正面図である。 図3のヒンジを矢印IIIの向きから見た図である。 本発明の第2の実施形態である耐震壁構造の正面図である。 図1のVI−VI断面図である。 壁パネルどうしの連結部を補強板により補強した構成を示す断面図である。 耐震壁を折り畳んで片付けた状態を示す図である。 本発明の第3の実施形態である耐震壁の正面図である。 図9におけるA部の拡大図である。 図9のXI−XI断面図である。 本実施形態において接着剤に埋設された電熱線の平面内での配置の第1の例を示す図である。 本実施形態において接着剤に埋設された電熱線の平面内での配置の第2の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態である耐震壁構造の正面図である。 図14のXV−XV断面図である。 本発明の第5の実施形態である耐震壁構造の正面図である。 図16のXVII−XVII断面図である。 図17のB部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1,1A、1B,1C,1D 耐震壁構造
2 柱 3 梁
10,10A,10B,10C,10D 耐震壁
12 壁パネル 18 継手
20 ヒンジ 30 ガセットプレート
34 高力ボルト 36 OA床
50 ヒンジ 52 ローラー
54 補強板 60 ガセットプレート
64 接着剤 70 鋼板
72 電熱線 74 スイッチ
76 電源 82 増打フレーム
84 RCアンカー 86,88 切込スリット
90 シアプレート
100 増打フレーム 102,104 溝
106,108 鋼管 110 シアコネクタ

Claims (7)

  1. 柱梁架構内に耐震壁を設けてなる耐震壁構造であって、前記柱梁架構の内周にその辺方向の回転軸を有するヒンジを取り付け、前記耐震壁を前記ヒンジの回転部にボルト接合したことを特徴とする耐震壁。
  2. 柱梁架構内に耐震壁を設けてなる耐震壁構造であって、前記柱梁架構の内周に、前記耐震壁を取り付けるための取付部材を接着剤で接合して、前記取付部材に前記耐震壁をボルト接合すると共に、前記接着剤の接着強度を低下させるための接着強度低下手段を設けたことを特徴とする耐震壁構造。
  3. 請求項2記載の耐震壁構造において、前記接着剤は、所定温度以上で接着強度が低下する接着剤であり、前記接着強度低下手段として、前記接着剤を前記所定温度以上に加熱する加熱手段を設けたことを特徴とする耐震壁構造。
  4. 請求項3記載の耐震壁構造において、前記加熱手段は、前記接着剤に埋入した電熱体と、この電熱体に通電する通電手段とを含むことを特徴とする耐震壁構造。
  5. 柱梁架構内に耐震壁を設けてなる耐震壁構造であって、前記柱梁架構側に固定された架構側部材と、前記耐震壁とに溝又はスリットを形成し、それら溝又はスリットに跨るように連結部材を挿入することにより前記耐震壁を前記柱梁架構内に固定したことを特徴とする耐震壁構造。
  6. 前記耐震壁は、水平方向に並んだ複数の壁パネルにより構成されていることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか1項記載の耐震壁構造。
  7. 前記耐震壁は、水平方向に並んだ複数の壁パネルを、ヒンジを介して連結して構成されていることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項記載の耐震壁構造。
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