JP3119315U - 木構構造用側接金物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は木構造材の接合部のしなりやきしみを金物の斜辺または円弧が受け止めつつ柱と一体となって強風や地震の外力に対応することによって軸組みの補強をする。
【解決手段】
本考案は主として木造軸組み側面に接合され、係止孔を多数穿設された帯金物の平板面を複数以上組みつけてV形、X形、1/4円形、半円形又は三角形を成す構造体の斜辺又は円弧が柱のしなりやきしみを受け止めつつ、柱と一体となって外力に対して補強をする。
【選択図】図2
【解決手段】
本考案は主として木造軸組み側面に接合され、係止孔を多数穿設された帯金物の平板面を複数以上組みつけてV形、X形、1/4円形、半円形又は三角形を成す構造体の斜辺又は円弧が柱のしなりやきしみを受け止めつつ、柱と一体となって外力に対して補強をする。
【選択図】図2
Description
本考案は、木構造用金物に関するものである。
木造建築構造材の接合部の補強は筋交いや火打ちで固定するのが一般的であった。
筋交いでの補強は開口部をとることになるし、改造補強は手間と時間を要し非常に困難な工事となる。古い柱でも取り付け容易な改造補強金物の提供を狙いとするものである。
本考案は柱と梁、柱と土台、梁と胴差し、土台間同士の交差部など、建築物の互いに交差する木造軸組の側面に接合され、柱のしなりやきしみを構造体の斜辺又は円弧が受け止めつつ、柱と一体となって外力に対応することによって、軸組み構造の補強となることによって問題を解決している。
上述のように、本考案の木構造用側接金物は構造体に斜辺又は円弧を設けたので、軸組み柱の地震や強風による、しなりやきしみを受け止めつつ、軸組み構造の抜けや、はずれを防ぎ、また古い柱でも比較的容易に対応できる。
V形、X形の帯金物の構造体の場合は、組みつけられた構造体の角部を交差する軸組みの一方の柱に、交差する辺の反対の端部を他方の柱に接合する。1/4円形の構造体の場合は一方の半径部を一方の柱に、他方の半径部を他方の柱に接合する。半円形の構造体の場合は直径部を一方の柱に、円弧の中間部を他方の柱に接合する。三角形の構造体の場合は一つの角部を一方の柱に、その角部の対辺部を他方の柱に接合する。接合手段として、ラグスクリューボルト、木工ネジ、ボルト、釘、ドリリングタッピングネジ等の固定手段で固着する。
以下、添付図面にしたがって一実施例を説明する。1は帯金物の平板部を溶着により組みつけて三角形となした構造体を軸組みの交差部に接合した場合で、一つの角部は一方の柱に、その角部に対する辺部は他方の柱に接合することにより取り付けられた軸組みの柱のしなりやきしみを構造体の斜辺部がうけとめつつ補強する。2は溶着線、3係止孔、4は土台、5は柱、6は筋交い、7は壁である。8は帯金物の平板部をネジ結合により組みつけて三角形となした構造体で前記と同様に軸組み交差部に接合して補強をする。
12は帯金物の平板部をネジ結合により組み付けV形となした構造体で、2辺をはさむ角部を軸組みの一方の柱に、13の交差する辺の角に対する端部を他の柱に接合して補強する。
14は帯金物の平板部を溶着して組み付け1/4円形となした構造体で、それぞれの半径部15を一方の柱と他方の柱に接合することにより構造体の円弧部16で柱のしなりやきしみを受け止めつつ補強をする。
1 溶着により組み付けた三角形をなす構造体
2 溶着線
3 系止孔
4 土台
5 柱
6 筋交い
7 壁
8 ネジ接合により組み付けた三角形をなす構造体
9 ボルト
10 スプリングワッシャー
11 座金
12 ネジ接合により組み付けたV形をなす構造体
13 交差する辺の角に対する端部
14 溶着により組み付けた1/4円形をなす構造体
15 半径部
16 円弧部
2 溶着線
3 系止孔
4 土台
5 柱
6 筋交い
7 壁
8 ネジ接合により組み付けた三角形をなす構造体
9 ボルト
10 スプリングワッシャー
11 座金
12 ネジ接合により組み付けたV形をなす構造体
13 交差する辺の角に対する端部
14 溶着により組み付けた1/4円形をなす構造体
15 半径部
16 円弧部
Claims (1)
- 木構造用の軸組み補強金物であって、係止孔を多数穿設された帯金物の平板面を複数以上組み付けて、V形、X形、1/4円形、半円形又は三角形を成す構造体を交差する軸組み側面へ接合して、その構造体の斜辺又は円弧でもって補強するのを特徴とする木構造用側接金物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010612U JP3119315U (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 木構構造用側接金物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010612U JP3119315U (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 木構構造用側接金物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3119315U true JP3119315U (ja) | 2006-02-23 |
Family
ID=43469548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005010612U Expired - Fee Related JP3119315U (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 木構構造用側接金物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119315U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0668614U (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-27 | 株式会社コーセー | 気密コンパクト容器 |
-
2005
- 2005-11-16 JP JP2005010612U patent/JP3119315U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0668614U (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-27 | 株式会社コーセー | 気密コンパクト容器 |
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