JP2005075427A - ペットボトル用キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単なため加工が容易であり、また、開栓後、キャップを落下、紛失する心配が無く、さらに、ペットボトル内の飲料水などを注ぐときにキャップが邪魔にならないペットボトル用キャップを提供する。
【解決手段】ペットボトル口10に形成されたボトル側螺着手段8に螺着可能なキャップ側螺着手段9が内周面に形成された冠状のキャップ本体部2の側面下端部に、連結リング部3を環状に配置し、さらにこの連結リング部3の側面下端部に固着リング部4を環状に配置し、キャップ本体部2の側面下端部と連結リング部3の側面上端部との環状の連接部、及び、連結リング部3の側面下端部と固着リング部4の側面上端部との環状の連接部に、連接部の切り目を全て切断された際に、キャップ本体部2と固着リング部4とが、連結リング部3の一端3a及び他端3bを介して連結可能な切断用切り目5をミシン目状に形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】ペットボトル口10に形成されたボトル側螺着手段8に螺着可能なキャップ側螺着手段9が内周面に形成された冠状のキャップ本体部2の側面下端部に、連結リング部3を環状に配置し、さらにこの連結リング部3の側面下端部に固着リング部4を環状に配置し、キャップ本体部2の側面下端部と連結リング部3の側面上端部との環状の連接部、及び、連結リング部3の側面下端部と固着リング部4の側面上端部との環状の連接部に、連接部の切り目を全て切断された際に、キャップ本体部2と固着リング部4とが、連結リング部3の一端3a及び他端3bを介して連結可能な切断用切り目5をミシン目状に形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、清涼飲料水などが充填されたペットボトルに取り付けられるキャップに関し、特にキャップ開栓後に脱落、紛失を防止するように取り付けられたペットボトル用キャップに関するものである。
従来の技術では、ペットボトルなどのボトル容器口部に螺着される蓋体を備えたボトル容器において、蓋体は支持リングと該支持リングの上方に位置しヒンジ部を介して支持リングと連続するキャップとからなり、前記支持リングの内周ネジに突出形成された係合突起に対応してボトル容器口部外周ネジに2つの突起からなる係合溝が形成されており、蓋体の旋回螺脱によって前記支持リングの係合突起が前記ボトル容器口部の係合溝内に嵌入した際にキャップの倒立開栓を可能としてなるボトル容器蓋体の開閉構造がある。(例えば、特許文献1。)。
上記従来の技術は、ボトル容器に螺着される蓋体のキャップが、ヒンジ部を介してボトル容器から離脱不能に形成された支持リングに連続しており、蓋体を開栓しても、蓋体が脱落したり紛失されることを防止したものである。しかし、前記支持リングの内周ネジに突出形成された係合突起が、ボトル容器口部外周ネジに形成された2つの突起からなる係合溝に嵌入した際にキャップの倒立開栓を可能としたものであるため、係合突起や係合溝などの従来の蓋体に比べ複雑な形状を形成するための高度な加工技術を必要とし、また、蓋体が、ヒンジ部を介してボトル容器口近傍に突出したように倒立開栓されるために、ボトル内の飲料水などを注ぐときに蓋体が邪魔になる。
特開2001−151261号公報
解決しようとする問題点は、キャップ(蓋体)の形状が複雑であり、また、ボトル内の飲料水を注ぐ際に倒立開栓された蓋が邪魔になるという点である。
このため本発明は、ペットボトル口に螺着されるペットボトル用キャップであって、内周面に螺着手段が形成された冠状のキャップ本体部と、該キャップ本体部の側面下端部に環状に配置された連結リング部と、該連結リング部の側面下端部に環状に配置された固着リング部とを備え、前記キャップ本体部の側面下端部と前記連結リング部の側面上端部との連接部、及び、前記連結リング部の側面下端部と前記固着リング部の側面上端部との連接部には、切断用の切り目が形成され、該切断用の切り目は、切り目を全て切断された際に、前記連結リング部の長手方向の一端が前記キャップ本体部に、他端が前記固着リング部に連結できる形状に形成されたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るペットボトル用キャップによれば、構造が簡単なため加工が容易であり、また、開栓後、キャップを落下、紛失する心配が無く、さらに、ペットボトル内の飲料水などを注ぐときにキャップが邪魔にならないという優れた効果を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るペットボトル用キャップの閉栓状態の一実施例を示す説明図である。図2は、本発明に係るペットボトル用キャップの開栓状態の一実施例を示す説明図である。図3は、本発明に係るペットボトル用キャップの開栓後の状態の一実施例を示す説明図である。図4は、本発明に係るペットボトル用キャップの応用例である。
図1(a)は、本発明に係るペットボトル用キャップの閉栓状態を示す斜視図であり、図1(b)は、そのキャップ部分の一部断面図であり、図1(c)は、図1(a)のペットボトル用キャップが螺着されるペットボトル口周辺の斜視図である。図1に示すように、本発明に係るペットボトル用キャップ1は、ペットボトル口10に形成されたボトル側螺着手段8に螺着可能なキャップ側螺着手段9が内周面に形成された冠状のキャップ本体部2と、このキャップ本体部2の側面下端部に環状に配置された連結リング部3と、さらにこの連結リング部3の側面下端部に環状に配置された固着リング部4とからなっている。キャップ本体部2の側面下端部と連結リング部3の側面上端部との環状の連接部、及び、連結リング部3の側面下端部と固着リング部4の側面上端部との環状の連接部には、ペットボトル口10外周の約2周分の切断用切り目5がミシン目状に形成され、さらに、この切断用切り目5は、連接部の切り目を全て切断された際に、キャップ本体部2と固着リング部4とが、連結リング部3の一端3a及び他端3bを介して連結可能に形成されている。
キャップ本体部2は、市販のペットボトルキャップと同様に、冠状に螺着されており、一旦螺脱しても再度螺着可能である。固着リング部4は、内周面に内方に突出して形成された係合突起11が、ペットボトル口10に形成された上側鍔部6と下側鍔部7とで形成される係合溝12に係合されることによって、ペットボトル口10に離脱不能、且つ回動自在に装着されている。キャップ本体部2、連結リング部3、固着リング部4は全てプラスチックで形成されている。このように、本発明に係るペットボトル用キャップ1は、非常に構造が簡単であり、容易に加工して製造できる。
このように形成したので、図2に示すように、キャップ本体部2を、人指で摘むなどして螺脱方向に力を加えて螺脱して開栓すると、螺脱の過程で、連結リング部3に形成された切断用切り目5が、上側から順次切断される。この切断用切り目5は、前記したように、切り目を全て切断された際に、キャップ本体部2と固着リング部4とが、連結リング部3の一端3a及び他端3bを介して連結可能に形成されているため、切り目5が全て切断された後は、連結リング部3は、上側の一端3aはキャップ本体部2と連結され、下側の他端3bは固着リング部4に連結された略螺旋状の帯を形成する。この略螺旋状の帯となった連結リング部3は、プラスチックで環状に形成されているために弾性を有しており、切り目5が切断される前の位置(すなわち、ペットボトル口10に装着された状態)に戻ろうとする。
このため、図3に示すように、螺脱させるためにキャップ本体部2を摘んでいた人指を解放すると、螺旋帯状の連結リング部3は弾性によって、連結されたキャップ本体部2と共に、ペットボトル口10近傍に付勢される。従って、開栓したままの状態でもキャップ本体部2がペットボトル本体1aに保持されており、キャップの落下・紛失の心配が無く、さらに、ペットボトル内の飲料水などを注ぐときにキャップが邪魔にならない。
尚、切断用切り目5は、前記連接部の切り目を全て切断された際に、キャップ本体部2と固着リング部4とが、連結リング部3の一端3a及び他端3bを介して連結可能な螺旋形状に形成されてもよい。
また、図4に示すように、連結リング部3と固着リング部4との下側の連結部3bの固着リング部4側に、一定の長さの切断用切り目13を形成しておけば、飲用後、螺脱されているキャップ本体部2を一定以上の力で引張ると、この切断用切り目13を起点として、連結リング部3を介してキャップ本体部2と連結された状態で固着リング部4が切断され、ペットボトル本体1aとペットボトル用キャップ1とを分離できる。このようにして、プラスチックで形成されたペットボトル用キャップ1とポリエチレンテレフタレート(PET)で形成されたペットボトル本体1aとを、簡単に分別して捨てることができる。切断用切り目13は、切断用切り目5を連結部3b側から固着リング部4側に延長して形成されてもよい。
1 ペットボトル用キャップ
1a ペットボトル本体
2 キャップ本体部
3 連結リング部
3a、3b 連結部
4 固着リング部
5、13 切断用切り目
6 上側鍔部
7 下側鍔部
8 ボトル側螺着手段
9 キャップ側螺着手段
10 ペットボトル口
11 係合突起
12 係合溝
1a ペットボトル本体
2 キャップ本体部
3 連結リング部
3a、3b 連結部
4 固着リング部
5、13 切断用切り目
6 上側鍔部
7 下側鍔部
8 ボトル側螺着手段
9 キャップ側螺着手段
10 ペットボトル口
11 係合突起
12 係合溝
Claims (1)
- ペットボトル口に螺着されるペットボトル用キャップであって、
内周面に螺着手段が形成された冠状のキャップ本体部と、
該キャップ本体部の側面下端部に環状に配置された連結リング部と、
該連結リング部の側面下端部に環状に配置された固着リング部とを備え、
前記キャップ本体部の側面下端部と前記連結リング部の側面上端部との連接部、及び、前記連結リング部の側面下端部と前記固着リング部の側面上端部との連接部には、切断用の切り目が形成され、
該切断用の切り目は、切り目を全て切断された際に、前記連結リング部の長手方向の一端が前記キャップ本体部に、他端が前記固着リング部に連結できる形状に形成されたことを特徴とするペットボトル用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003309647A JP2005075427A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | ペットボトル用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003309647A JP2005075427A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | ペットボトル用キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005075427A true JP2005075427A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34411734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003309647A Pending JP2005075427A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | ペットボトル用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005075427A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083893A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Japan Crown Cork Co Ltd | 紙容器用注出具 |
US8056930B2 (en) * | 2007-07-28 | 2011-11-15 | William Troy Cassidy | Bottle-cap identification system |
JP2017047935A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 日本山村硝子株式会社 | キャップ及びこのキャップを備えた容器 |
JP2019089564A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | 日本クロージャー株式会社 | 合成樹脂製容器蓋 |
JP2021508303A (ja) * | 2017-12-19 | 2021-03-04 | ノヴァ ケミカルズ(アンテルナショナル)ソシエテ アノニム | ポリエチレンホモポリマー組成物を含むボトル・クロージャ・アセンブリ |
JP2021138442A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-16 | 裕樹 片平 | タンパーエビデントバンド付き合成樹脂製キャップ |
-
2003
- 2003-09-02 JP JP2003309647A patent/JP2005075427A/ja active Pending
Cited By (7)
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JP6998737B2 (ja) | 2017-11-13 | 2022-01-18 | 日本クロージャー株式会社 | 合成樹脂製容器蓋 |
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A072 | Dismissal of procedure |
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