JP2005075082A - 車両の換気構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構造で、車室前部から噴き出された空気を複数の通気径路を経由して車室後部から車室外に放出させる車両の換気構造を提供する。
【解決手段】 リアシート1とフロア2との間に隙間4を形成し、車室後方にフロア2を凹設して、隙間4と連通するスペアタイヤ収納室5を形成すると共に、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐリアスカートパネル6に通気口11を形成することにより新たな通気径路を備えることができる。これにより、車両前部のインストルメントパネル20の下部から送風された空気は、隙間4を通りスペアタイヤ収納室5に導入され、リアスカートパネル6の通気口11を通って、テールエンドメンバ12のアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
【選択図】 図1
【解決手段】 リアシート1とフロア2との間に隙間4を形成し、車室後方にフロア2を凹設して、隙間4と連通するスペアタイヤ収納室5を形成すると共に、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐリアスカートパネル6に通気口11を形成することにより新たな通気径路を備えることができる。これにより、車両前部のインストルメントパネル20の下部から送風された空気は、隙間4を通りスペアタイヤ収納室5に導入され、リアスカートパネル6の通気口11を通って、テールエンドメンバ12のアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車室前部のインストルメントパネル内に配置されたエアコンユニットから噴き出される空気が、車室内の通気径路を流れ車室後部から車室外に放出される車両の換気構造に関するものである。
車室前部のインストルメントパネル内に配置されたエアコンユニットから噴き出される空気は、車室内の温度を調節、または車室内を換気して、車室後部から車室外に放出される。そこで、従来の車両の換気構造を図8及び図9に基いて説明する。
車室後部でリアシート1の後方には、フロアー2を凹設してスペアタイヤ5aを横置きに収納するスペアタイヤ収納室5が形成されている。このスペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐように車両幅方向に延びるリアスカートパネル6が配設され、また、スペアタイヤ収納室5を上方から塞ぐようにスペアタイヤカバー7がフロアー2に載置されている。
リアスカートパネル6は、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐ下部リアスカートパネル6aと、スペアタイヤカバー7から上方に延び車室内に臨む上部リアスカートパネル6bとから構成されている。この上部リアスカートパネル6bには、車両幅方向の左右に、通気口10、10がそれぞれ形成されている。
車室後部でリアシート1の後方には、フロアー2を凹設してスペアタイヤ5aを横置きに収納するスペアタイヤ収納室5が形成されている。このスペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐように車両幅方向に延びるリアスカートパネル6が配設され、また、スペアタイヤ収納室5を上方から塞ぐようにスペアタイヤカバー7がフロアー2に載置されている。
リアスカートパネル6は、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐ下部リアスカートパネル6aと、スペアタイヤカバー7から上方に延び車室内に臨む上部リアスカートパネル6bとから構成されている。この上部リアスカートパネル6bには、車両幅方向の左右に、通気口10、10がそれぞれ形成されている。
リアスカートパネル6の後方には、所定の間隔を置いてリアスカートパネル6を覆うようにして車両幅方向に延びるテールエンドメンバ12が配設されている。このテールエンドメンバ12の後方には、テールエンドメンバ12を覆うようにして車両幅方向に延びるリアバンパ15が配設されている。
テールエンドメンバ12には、車両幅方向の左右に、通気口12a、12aがそれぞれ形成されており、これらの通気口12a、12aには、アウトレットベンチレータ13が挿着されている。このアウトレットベンチレータ13には、その本体部に複数の通気口が形成されており、これら通気口を開閉自在とする逆止弁13aが本体部の上端に固着されている。
テールエンドメンバ12の上方には、このテールエンドメンバ12の上部及び上部リアスカートパネル6bを上方から覆うようにして車両幅方向に延びるテールエンドトリム14が配設されており、このテールエンドトリム14の前端上面には、スペアタイヤカバー7の後端が載置されている。また、このテールエンドトリム14の立設部14aには、車両幅方向の左右それぞれに、通気口14bが7個並設(図7参照)して形成されている。
テールエンドメンバ12には、車両幅方向の左右に、通気口12a、12aがそれぞれ形成されており、これらの通気口12a、12aには、アウトレットベンチレータ13が挿着されている。このアウトレットベンチレータ13には、その本体部に複数の通気口が形成されており、これら通気口を開閉自在とする逆止弁13aが本体部の上端に固着されている。
テールエンドメンバ12の上方には、このテールエンドメンバ12の上部及び上部リアスカートパネル6bを上方から覆うようにして車両幅方向に延びるテールエンドトリム14が配設されており、このテールエンドトリム14の前端上面には、スペアタイヤカバー7の後端が載置されている。また、このテールエンドトリム14の立設部14aには、車両幅方向の左右それぞれに、通気口14bが7個並設(図7参照)して形成されている。
このように構成することにより、車室内と車室外とは、テールエンドドリム14に設けた通気口14bと、上部リアスカートパネル6bに設けた通気口10と、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13とを介して連通する状態となる。
次に、従来の車両の換気構造による空気の流れを図8及び図9に基いて説明する。
まず、インストルメントパネル20の上部、または中間部から噴き出された上流空気は、矢印F1に示すように、フロントシート1aに座る乗員頭部の上方からルーフ21、バックドア22に沿うように流れ、テールエンドドリム14に設けた通気口14b、上部リアスカートパネル6bに設けた通気口10を通り、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13から車室外に放出されている。
次に、インストルメントパネル20の下部から噴き出された下流空気は、矢印F1’に示すように、フロントシート1aとフロアー2との間の隙間4aを通り、リアシート1に座る乗員の前方を上昇し、前述の上流空気と合流して、上流空気と共に前述の通り車室外に放出される。
まず、インストルメントパネル20の上部、または中間部から噴き出された上流空気は、矢印F1に示すように、フロントシート1aに座る乗員頭部の上方からルーフ21、バックドア22に沿うように流れ、テールエンドドリム14に設けた通気口14b、上部リアスカートパネル6bに設けた通気口10を通り、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13から車室外に放出されている。
次に、インストルメントパネル20の下部から噴き出された下流空気は、矢印F1’に示すように、フロントシート1aとフロアー2との間の隙間4aを通り、リアシート1に座る乗員の前方を上昇し、前述の上流空気と合流して、上流空気と共に前述の通り車室外に放出される。
また、特許文献1には、車両後部の床部を凹設して設けたスペアタイヤ収納室の後壁部に、車室内と車室外とを連通させるエアダクトを、スペアタイヤ収納室側に突出状として設け、車室内の空気をスペアタイヤ収納室のエアダクトから車室外に放出させることが開示されている。
さらに、特許文献2には、自動車の床面に載置されたシート内の空間部に、床面と併行して仕切膜を設け、シートの底部には、その空間部と仕切られた断熱空気層を形成する一方、空間部に開口する空気導入口をシートの前端に設け、かつ、空間部を大気に開口したトランクルームに連通させ、車室内の空気をシート内の空間部とトランクルームを介して大気に放出することが開示されている。
上述したように、図8及び図9に示す従来の換気構造では、車室前部のインストルメントパネル内に配置されたエアコンユニットから噴き出された空気は、全てリアシートに座る乗員頭部の上方を通過して車室後部から車室外に放出されているために、車室内の全域に空気を送ることができず、満足な換気が行われない虞があった。特に、インストルメントパネルの下部から噴き出される下流空気は、リアシートに座る乗員の足元から上昇してしまうために、例えばヒータを作動させても、リアシートに座る乗員の足元を十分に暖めることができない虞があった。
また、特許文献1では、スペアタイヤ収納室の後壁部に、スペアタイヤ収納室と車室外とを連通させるエアダクトを設けて、車室内の空気をスペアタイヤ収納室に導入しエアダクトから車室外に放出させようとしているが、車室内とスペアタイヤ収納室との連通を、リアフロアパンの波板形状、及びデッキボードの通気性により達成しようとしており、十分な空気量が、スペアタイヤ収納室に導入されることが困難であると思慮され、まだ課題を残している。
さらに、特許文献2では、シート内を空間部と断熱空気層とに仕切り、この空間部に開口する空気導入口をシートの前端に設け、リアシートの乗員の足元付近を流れる空気を、空気導入口から空間部に導入して、トランクルームを介して大気に放出させているが、シートの内部構造が複雑化しており、まだ改善する余地がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で、車室前部から噴き出された空気を、複数の通気径路を経由して車室後部から車室外に放出させる車両の換気構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、車室前部のインストルメントパネル内に配置されたエアコンユニットから噴き出された空気が、車室内を流れ車室後部から車室外に放出される車両の換気構造において、車室内のリアシートとフロアーとの間に隙間を設け、車室後部に前記フロアーを凹設して、前記隙間と連通するスペアタイヤ収納室を設けたことを特徴とするものである。
このように構成することにより、特に、車両前部のインストルメントパネルの下部から噴き出された下流空気は、リアシートとフロアーとの隙間を通り、スペアタイヤ収納室に導入される。
このように構成することにより、特に、車両前部のインストルメントパネルの下部から噴き出された下流空気は、リアシートとフロアーとの隙間を通り、スペアタイヤ収納室に導入される。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記スペアタイヤ収納室を形成する後壁部に、前記スペアタイヤ収納室と車室外とを連通させる通気口を設けたことを特徴とするものである。
このように構成することにより、スペアタイヤ収納室に導入された空気は、スペアタイヤ収納室を形成する後壁部であるリアスカートパネルの通気口を通って、リアスカートパネルの後方に配設される車体メンバに設けたアウトレットベンチレータから車室外に放出される。
このように構成することにより、スペアタイヤ収納室に導入された空気は、スペアタイヤ収納室を形成する後壁部であるリアスカートパネルの通気口を通って、リアスカートパネルの後方に配設される車体メンバに設けたアウトレットベンチレータから車室外に放出される。
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した発明において、前記通気口は、前記後壁部の後方に所定間隔をおいて配設された車体メンバに挿着されたアウトレットベンチレータと、車両幅方向及び上下方向において、ほぼ同じ位置に形成されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、リアスカートパネルの通気口から噴き出される空気は、屈曲することなく直線的に、車体メンバに設けたアウトレットベンチレータに到達して車室外に放出される。
このように構成することにより、リアスカートパネルの通気口から噴き出される空気は、屈曲することなく直線的に、車体メンバに設けたアウトレットベンチレータに到達して車室外に放出される。
本発明によれば、従来の通気径路に加え、リアシートとフロアーとの隙間→スペアタイヤ収納室の後壁部に設けた通気口→車体メンバに挿着されたアウトレットベンチレータ、の新たな通気径路を形成したので、車室内の換気性能を向上させることができる。
また、新たに加えた通気径路では、インストルメントパネルの下部から噴き出された空気が、リアシートとフロアーとの間の隙間を通過するので、例えば、ヒータを作動させれば、リアシートの乗員の足元に暖かい空気が増加し、リアシートに座る乗員の快適性を向上させることができる。
また、新たに加えた通気径路では、インストルメントパネルの下部から噴き出された空気が、リアシートとフロアーとの間の隙間を通過するので、例えば、ヒータを作動させれば、リアシートの乗員の足元に暖かい空気が増加し、リアシートに座る乗員の快適性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図7に基いて詳細に説明する。従来例と同一部材及び相当する部品は、同一の符号を使用して、その説明を適宜省略する。
図1及び図2に示すように、車室内の後部に配設されるリアシート1は、フロアー2に所定高さの脚部3を介して載置されており、リアシート1の下端とフロアー2との間には、所定高さの隙間4が形成されている。この隙間4の後方には、隙間4と連通するようにフロアー2を凹設して、スペアタイヤ5aを横置きに収納するスペアタイヤ収納室5が形成されている。
図2及び図4に示すように、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐように、車両幅方向に延びるリアスカートパネル6が配設されると共に、スペアタイヤ収納室5を上方から塞ぐように、スペアタイヤカバー7がスペアタイヤ収納室5の上縁周りのフロアー2aに載置されている。
図1及び図2に示すように、車室内の後部に配設されるリアシート1は、フロアー2に所定高さの脚部3を介して載置されており、リアシート1の下端とフロアー2との間には、所定高さの隙間4が形成されている。この隙間4の後方には、隙間4と連通するようにフロアー2を凹設して、スペアタイヤ5aを横置きに収納するスペアタイヤ収納室5が形成されている。
図2及び図4に示すように、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐように、車両幅方向に延びるリアスカートパネル6が配設されると共に、スペアタイヤ収納室5を上方から塞ぐように、スペアタイヤカバー7がスペアタイヤ収納室5の上縁周りのフロアー2aに載置されている。
リアスカートパネル6は、図2、図4及び図5に示すように、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐ下部リアスカートパネル(後壁部)6aと、スペアタイヤカバー7から上方に延び車室内に臨む上部リアスカートパネル6bとから構成されている。
上部リアスカートパネル6bには、車両幅方向の左右に、横長円形状の通気口10、10がそれぞれ形成されている。下部リアスカートパネル6aには、上部リアスカートパネル6bに設けた左右の通気口10、10それぞれの外側となる位置に、長円形状の通気口11、11がやや傾斜して形成されている。
上部リアスカートパネル6bには、車両幅方向の左右に、横長円形状の通気口10、10がそれぞれ形成されている。下部リアスカートパネル6aには、上部リアスカートパネル6bに設けた左右の通気口10、10それぞれの外側となる位置に、長円形状の通気口11、11がやや傾斜して形成されている。
図2及び図6に示すように、リアスカートパネル6の後方には、所定の間隔を置いてリアスカートパネル6を覆うようにして車両幅方向に延びるテールエンドメンバ12が配設されている。このテールエンドメンバ12の後方には、このテールエンドメンバ12を覆うようにして車両幅方向に延びるリアバンパ15が配設されている。
テールエンドメンバ12には、図6に示すように、車両幅方向の左右端に略矩形状の通気口12a、12aがそれぞれ形成され、これらの通気口12a、12aには、アウトレットベンチレータ13、13が挿着されている。このアウトレットベンチレータ13には、その本体部に複数の通気口が形成されており、これら通気口を開閉自在とする逆止弁13aが本体部の上端に固着されている。
図2、図5及び図6に示すように、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13、13と、下部リアスカートパネル6aに設けた通気口11、11とは、車両幅方向及び上下方向において、ほぼ同じ位置に形成される。
テールエンドメンバ12には、図6に示すように、車両幅方向の左右端に略矩形状の通気口12a、12aがそれぞれ形成され、これらの通気口12a、12aには、アウトレットベンチレータ13、13が挿着されている。このアウトレットベンチレータ13には、その本体部に複数の通気口が形成されており、これら通気口を開閉自在とする逆止弁13aが本体部の上端に固着されている。
図2、図5及び図6に示すように、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13、13と、下部リアスカートパネル6aに設けた通気口11、11とは、車両幅方向及び上下方向において、ほぼ同じ位置に形成される。
また、テールエンドメンバ12の上方には、図2及び図7に示すように、このテールエンドメンバ12の上部及び上部リアスカートパネル6bを上方から覆い、スペアタイヤカバー7の後端を支持して、車両幅方向に延びるテールエンドトリム14が配設されている。このテールエンドトリム14の立設部14aには、図7に示すように、車両幅方向の左右それぞれに、縦長円形状の通気口14bが7個並設して形成されている。
このように構成することにより、車室内と車室外とは、次の2通りで連通する状態となる。すなわち、車室内と車室外とは、テールエンドドリム14に設けた通気口14bと、上部リアスカートパネル6bに設けた通気口10と、テールエンドメンバ12のアウトレットベンチレータ13とを介して連通し、さらに、車室内と車室外とは、スペアタイヤ収納室5に連通する隙間4と、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐ下部リアスカートパネル6aに設けた通気口11と、テールエンドメンバ12のアウトレットベンチレータ13とを介して連通している。
次に、本発明の実施の形態に係る車両の換気構造による空気の流れを図1及び図2に基いて説明する。
まず、インストルメントパネル20の上部、または中間部から噴き出された上流空気は、矢印F1に示すように、フロントシート1aに座る乗員頭部からルーフ21、及びバックドア22に沿うように流れ、テールエンドドリム14に設けた通気口14b、上部リアスカートパネル6bに設けた通気口10を通り、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
次に、インストルメントパネル20の下部から噴き出された下流空気は、矢印F2に示すように、フロントシート1aとフロアー2との間の隙間4a、リアシート1とフロアー2との間の隙間4を順次通り、スペアタイヤ収納室5に導入される。スペアタイヤ収納室5に導入された空気は、下部リアスカートパネル6aの通気口11を通って、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
まず、インストルメントパネル20の上部、または中間部から噴き出された上流空気は、矢印F1に示すように、フロントシート1aに座る乗員頭部からルーフ21、及びバックドア22に沿うように流れ、テールエンドドリム14に設けた通気口14b、上部リアスカートパネル6bに設けた通気口10を通り、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
次に、インストルメントパネル20の下部から噴き出された下流空気は、矢印F2に示すように、フロントシート1aとフロアー2との間の隙間4a、リアシート1とフロアー2との間の隙間4を順次通り、スペアタイヤ収納室5に導入される。スペアタイヤ収納室5に導入された空気は、下部リアスカートパネル6aの通気口11を通って、テールエンドメンバ12の通気口12aに挿着されたアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る車両の換気構造によれば、リアシート1を所定高さの脚部3を介してフロアー2に載置して隙間4を形成すると共に、この隙間4の後方にフロアー2を凹設して、隙間4と連通するスペアタイヤ収納室5を形成し、さらに、スペアタイヤ収納室5の後端を塞ぐ下部リアスカートパネル6aに通気口11を形成しているので、車両前部のインストルメントパネル20の下部から噴き出される空気は、隙間4を通りスペアタイヤ収納室5に導入され、下部リアスカートパネル6aに設けた通気口11を通り、テールエンドメンバ12のアウトレットベンチレータ13から車室外に放出される。
1 リアシート
2、2a フロアー
3 脚部
4 隙間
5 スペアタイヤ収納室
6 リアスカートパネル
6a 下部リアスカートパネル(後壁部)
11 通気口
12 テールエンドメンバ(車体メンバ)
13 アウトレットベンチレータ
20 インストルメントパネル
2、2a フロアー
3 脚部
4 隙間
5 スペアタイヤ収納室
6 リアスカートパネル
6a 下部リアスカートパネル(後壁部)
11 通気口
12 テールエンドメンバ(車体メンバ)
13 アウトレットベンチレータ
20 インストルメントパネル
Claims (3)
- 車室前部のインストルメントパネル内に配置されたエアコンユニットから噴き出された空気が、車室内を流れ車室後部から車室外に放出される車両の換気構造において、
車室内のリアシートとフロアーとの間に隙間を設け、車室後部に前記フロアーを凹設して、前記隙間と連通するスペアタイヤ収納室を設けたことを特徴とする車両の換気構造。 - 前記スペアタイヤ収納室を形成する後壁部に、前記スペアタイヤ収納室と車室外とを連通させる通気口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両の換気構造。
- 前記通気口は、前記後壁部の後方に所定間隔をおいて配設された車体メンバに挿着されたアウトレットベンチレータと、車両幅方向及び上下方向において、ほぼ同じ位置に形成されることを特徴とする請求項2に記載の車両の換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003306276A JP2005075082A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両の換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003306276A JP2005075082A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両の換気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005075082A true JP2005075082A (ja) | 2005-03-24 |
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ID=34409396
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---|---|---|---|
JP2003306276A Pending JP2005075082A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両の換気構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005075082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098298A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | スズキ株式会社 | 車両後部構造 |
EP3470249A1 (de) * | 2017-10-11 | 2019-04-17 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Bauteilsystem zur belüftung eines kofferraumbereichs und kraftfahrzeug |
-
2003
- 2003-08-29 JP JP2003306276A patent/JP2005075082A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098298A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | スズキ株式会社 | 車両後部構造 |
EP3470249A1 (de) * | 2017-10-11 | 2019-04-17 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Bauteilsystem zur belüftung eines kofferraumbereichs und kraftfahrzeug |
US10913329B2 (en) | 2017-10-11 | 2021-02-09 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Component system for ventilating a trunk compartment area and motor vehicle |
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