JP2005074310A - アルカリ土類金属の回収方法および炭酸ガスの固定化方法 - Google Patents

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Abstract

【課 題】 本発明は、工業的に有利なアルカリ土類金属の回収方法および工業的に有利な炭酸ガスの固定化方法を提供すること。
【解決手段】 (イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属の回収方法およびアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を脱着させて、炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることを特徴とする炭酸ガスの固定化方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることによるアルカリ土類金属の回収方法およびアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を脱着させ、炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることによる炭酸ガスの固定化方法に関する。
炭酸ガス等の温室効果ガスが起因する地球温暖化が日々進行する中、炭酸ガスの削減がますます重要な課題となってきている。そのために、炭酸ガスの分離、回収および固定化に関する研究が各研究分野で幅広く行われている。炭酸ガスを炭酸塩として固定化する方法は生成物である炭酸塩が安定且つ無害であるので大変有望な炭酸ガスの固定化法であるとされている。この場合、炭酸塩の生成に必要とするカルシウムまたは/およびマグネシウムを含むアルカリ土類源が不可欠であるが、これらのアルカリ土類金属を含有する天然鉱物、または産業界から排出される廃棄物などが利用できる。カルシウムまたはマグネシウムを含有する天然鉱物として、蛇紋岩、ウォラストナイトまたは橄欖石などを、また廃棄物として、廃コンクリートまたは鉄鋼スラグ等を用いた炭酸ガスの固定化に関する研究が行われている(特許文献1、非特許文献1−4)。天然鉱物をアルカリ土類源として使用する場合、高温または高圧条件、時には高温・高圧条件を必要とする場合もある。これに対してスラグや廃コンクリートなどの廃棄物を使用する場合、これらの廃棄物を炭酸ガスの固定化のために使用することができ、且つ廃棄物をも同時に処理することができるという利点がある。しかしながら、廃棄物を用いた事例では、スラグや廃コンクリートなどの廃棄物に直接炭酸ガスを吹き込む研究例がほとんどである。例えば鉄鋼スラグに炭酸ガスと水蒸気を常圧で吹き込み、鉄鋼スラグ硬化体を作る方法が提案されている(特許文献1,2)が、この場合、鉄鋼スラグに含まれる遊離カルシウムしか利用されず、従って炭酸ガスの固定化率も低い。また簡便に、且つ低コストでカルシウムまたは/およびマグネシウムを溶出させ、該カルシウムまたは/およびマグネシウムを含む水溶液に炭酸ガスを吹き込むような炭酸ガス固定化法が提案されている(特許文献3)。さらに、有機イオン交換体の強酸型イオン交換樹脂を用いて無機廃材(セメント系建築廃材、高炉スラグ等)からカルシウムを抽出する方法が提案されている(特許文献4)。この場合、処理後の強酸型イオン交換樹脂の再生に大量または高濃度の塩酸が必要である。また、溶解反応の結果、処理後の強酸型イオン交換樹脂にはカルシウム、マグネシウム以外に狭雑物として高濃度の鉄などが含まれてしまう。強酸型イオン交換樹脂は、例えば転炉スラグから鉄をも溶出させるほど強いイオン交換性を持つため、スラグから選択的に有用なカルシウムまたはマグネシウムを取り出すことができない。また、カルシウム、マグネシウムを吸着した強酸型イオン交換樹脂からカルシウム、マグネシウムを脱着させてもこれらには炭酸塩以外の成分が混在して、純度が悪く、カルシウム、マグネシウムの再利用が困難となる。従って、強酸型イオン交換樹脂は鉄分の少ない、例えば高炉スラグのような無機廃材を使用する場合に限定される。しかし、現状では高炉スラグの再利用率は極めて高く、処理が困難な転炉スラグの再利用が切望されているのが実情である。
特開2001−253785号公報(請求項1) 特開2001−49310号公報(請求項1) 特願2003−294559(請求項1) 特開2000−140650号公報(請求項1) W.K.O’Conner,D. C. Kahlin, G. E. Rush, C. L. Dahlin and W. K. Collins, Minerals &Metallurgical Processing, 19(2), 95-101(2002) T.Kojima, A. Nagamine, N. Ueno, and S. Uemiya, Energy Convers. Mgmt, 38,461-466(1997) K. S.Lackner, and C. H. Wendt, Energy, 20(11), 1153-1170(1995) 飯塚淳,藤井実,山崎章弘,柳沢幸雄,化学工学論文集,28(5), 587−592(2002)
本発明は、工業的に有利なアルカリ土類金属の回収方法および工業的に有利な炭酸ガスの固定化方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意・検討を行った結果、(イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属の回収方法およびアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を酸の存在下に脱着させて、脱着させたアルカリ土類金属を炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることを特徴とする炭酸ガスの固定化方法を開発することに成功すると共に、これらのアルカリ土類金属の回収方法および炭酸ガスの固定化方法が上記した種々の問題点を一挙に解決することを知見した。さらに検討を重ねて本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は、
(1)(イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属の回収方法、
(2)無機イオン交換体が陽イオン交換型ゼオライトであることを特徴とする(1)に記載のアルカリ土類金属の回収方法、
(3)アルカリ土類金属がカルシウムまたは/およびマグネシウムであることを特徴とする(1)または(2)に記載のアルカリ土類金属の回収方法、
(4)無機廃材がスラグまたは廃コンクリートであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のアルカリ土類金属の回収方法、
(5)(イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体の製造方法、
(6)(5)で得られるアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を水の存在下に脱着させて、脱着させたアルカリ土類金属を炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることを特徴とする炭酸ガスの固定化方法、
(7)アルカリ土類金属を水の存在下に脱着させて、炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることを特徴とするアルカリ土類金属炭酸塩の製造方法、
に関する。
本発明は、(イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属の回収方法に関する。
本発明でいう無機イオン交換体として、(a)粘度鉱物、またはゼオライト等のアルミノケイ酸塩、(b)Al・nHO、SiO・nHO、TiO・nHO、MnO・nHO、Sb・nHO等の金属の水酸化物または含水酸化物、(c)リン酸ジルコニウム、リン酸チタニウムなどあるいはヒドロキシアパタイト類等の酸性塩、(d)CuX・3Cu(OH)・nHO(ハイドロタルサイト類)等の塩基性塩または複合水酸化物、(e) A12YO40・nHOで表わされる、例えばモリブドリン酸アンモニウム(ここでAはAg、Tl、NHを表わし、XはMo、Wを表わし、YはP、As、Sbを表わす)等のヘテロポリ酸類、(f)ヘキサシアノー亜鉛、またはヘキサシアノーニッケル等のヘキサシアノ鉄(III)塩等を挙げることができる。
本発明で用いられるゼオライトとしては、イオン交換能力を持つゼオライトであれば天然に産出するもの、合成ゼオライトにかかわらずどのようなものでも用いることができる。例えばシャバサイト、クリノプチロライト、モルデナイト、Y型、L型、β型、またはZSM−5等を挙げることが出来る。本発明で使用されるゼオライトとしては、アンモニウム型、またはプロトン型等の陽イオン交換型ゼオライトあるいはその類縁化合物が好ましい。類縁化合物としてはアルミニウムが他の金属元素に置換した各種メタロシリケート、リン酸アルミニウムに一部Siが置換したSAPO等が挙げられるが、公知のものでよい。これら陽イオン交換型ゼオライトおよびその類縁化合物としては、カチオン交換型であればどのようなものでも用いることができる。一価カチオンとしては、例えばH
NH , Na, K, Li等、二価カチオンとしてはCa2+よりイオン交換によりゼオライト中に取り込まれにくいものなどを挙げることができる。アンモニウム型ゼオライトとしては、例えばLZY−84、LZM−8(日揮ユニバーサル社製Y型ゼオライト)等を挙げることができる。この内、LZY−84が好ましい。
本発明で用いられるアルカリ土類金属を含む無機廃材として、スラグまたは廃コンクリート等が挙げられる。本発明で用いられるアルカリ土類金属を含むスラグとしては、例えば製鉄所等から発生する高炉スラグまたは製鋼スラグを挙げることができる。これらのスラグは、3CaO・SiOまたは2CaO・SiOを主組成とし、カルシウム含有量(CaO)として高炉スラグの場合で約40%、製鋼スラグの場合で約23〜55%である。年間排出量(日本、2001年度)は高炉スラグで約2310万トン、製鋼スラグで約1360万トンとされている。
本発明で用いられるアルカリ土類金属を含む廃コンクリートとしては、例えば建築廃材等の一つとして廃棄される廃コンクリートを挙げることができる。廃コンクリートの主組成は3CaO・SiO・3HOである。廃コンクリートの年間排出量は約3,500万トンとされている。この結果、特に都市には多量の廃コンクリートが毎年蓄積され続けている。また、日本においては高度成長期に建設されたコンクリート建造物が、近い将来更新時期を迎えると予想されており、建て替え需要の増加により、コンクリート消費量および廃コンクリートの大幅な排出量が今後問題になると言われている。本発明により、この膨大な量の廃コンクリートを有効に利用することができる。これらの無機廃材は適当な大きさに破砕して使用するのが好ましい。本発明の反応、つまり、(a)無機イオン交換体による無機廃材に含まれるアルカリ土類金属の吸着、(b)無機イオン交換体に吸着されたアルカリ土類金属を脱着させる反応および(c)脱着したアルカリ土類金属を炭酸ガスと接触させてアルカリ土類金属炭酸塩とする反応はいずれも通常水の存在下に行われる。反応は常温下で行ってもよいし、反応を加熱下に行ってもよい。反応(c)の後、アルカリ土類金属炭酸塩は水溶液から析出するので、容易に採取できる。
本発明は、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることによるアルカリ土類金属の回収方法およびアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を脱着させ、脱着させたアルカリ土類金属を炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることによる炭酸ガスの固定化方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の最良の形態を説明する。
アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属の回収方法の好ましい一実施態様を説明する(図1参照)。反応容器1(図1中の符号1)に水と例えば製鋼スラグB(表1参照)(主組成として3CaO・SiOあるいは2CaO・SiO)、および例えばH型ゼオライト(東ソー製、HSZ−930NHA)を投入し、これを反応混合物として攪拌する。水、スラグ粉末またはNH 型ゼオライト(HSZ−930NHA)の混合比率は質量比通常約20:0.2:5である。反応混合物の温度は通常約室温〜100℃、好ましくは約60〜80℃である。本発明で用いられるスラグ粉末の粒子径には特に制約はないが、通常約6mm以下、約500μm以下が好ましい。例えばH型ゼオライト(HSZ−930NHA)、水、製鋼スラグB(主組成として3CaO・SiOあるいは2CaO・SiO)を用いた場合、スラグから少量のカルシウムイオンまたは/およびマグネシウムイオンが水溶液中に溶出し、水溶液中に溶出したカルシウムイオンまたは/およびマグネシウムイオンがH型ゼオライトのHとの間でイオン交換が起こり、その分だけ平衡状態が損なわれることから、それを補うためにスラグから水溶液中に選択的にカルシウムイオンまたは/およびマグネシウムイオンが引き続き溶出してくると考えられる。次いで、反応混合物をH型ゼオライトを目数500μmの篩で濾過する。濾過後に得られるアルカリ土類金属カチオン交換型ゼオライトを、例えば塩化アンモニウム溶液等のアルカリ土類金属脱着剤を入れた反応容器2(図1中の符号2)中に投入する。反応容器2において、H型ゼオライトに吸着されたカルシウムイオンまたは/およびマグネシウムイオンが脱着される。H型ゼオライト等の固形分を目数500μmの篩にて濾過して得られる濾液を0.2μmのフィルターでさらに濾過してカルシウムイオンまたは/およびマグネシウムイオンを含有する溶液を得る。このようにして、アルカリ土類金属源からカルシウムまたは/およびマグネシウムイオンを抽出することができる。
次いで、反応容器3(図1中の符号3)にて、ゼオライト等の固形分を除去したカルシウムイオンまたは/およびマグネシウムイオンを含有する溶液のpHを、例えばアンモニア水(和光純薬製、018−05105)等のpH調整剤でpH約8に調製し、炭酸ガス(住友精化製、純度99.999%)を90cc/分の流量で該溶液に吹き込み、炭酸塩を生成させて炭酸ガスの固定化を行うことができる。得られたアルカリ土類金属炭酸塩は高純度であり、例えば土壌改良剤、肥料等公知の用途に使用される。
(実施例)
以下に本発明を実施例に基づいて、より具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
陽イオン型ゼオライトによるスラグ溶解とアルカリ土類金属の抽出量の検討
1.下記実験方法に従って実験を行った。
(1)50ml容量のスクリュー管瓶(Pyrex)に20mlの蒸留水と表1に示す組成の0.2gのスラグA粉末(粒子径が500μm、Ca含有量が54.4mg(1.36mmol))、または0.124gのスラグB粉末(粒子径が500μm、Ca含有量が54.4mg(1.36mmol))を添加して攪拌した。次いで、一定量の表2に示す物性を有するゼオライト(直径が1.7mm、長さが10mm以下の円柱形に押し出し成型したもの)を添加し、スラグ溶解反応の反応混合物とした。
(2)反応混合物が投入されたスクリュー管瓶を水浴(Water Bath)(ELELA製、DIGl. THERMOPE NTT)にセットした。マグネチックスターラー(Magnetic Stirrer)(Iuchi製、HSD−4)により回転速度600rpmにて攪拌した。回転子は棒状(25×6mm)のものを使用した。
(3)一定時間の溶解反応が終わると、スクリュー管瓶を取り出し、反応混合物のpHをpHメーター(METTLER TIKEDO製,MP120)により測定した後、上澄み液を0.2μmのフィルター(Millipore製、Millex、直径25mm)を用いて濾過し、これを上澄み液として、ICP(島津製、ICPS−7000Ver.2)によりCa,Mg,Fe,Mn,Na,K等の陽イオンおよびPイオンの定量分析を行った。
(4)残りの固形部分を500μmのステンレス篩にかけ、蒸留水で十分に洗浄し、ゼオライトを取り出し、反応後ゼオライトとした。
(5)反応後ゼオライト(アルカリ土類金属―ゼオライト)を雰囲気温度が120℃の乾燥機(Yamato, DX41)中に入れ、一夜乾燥した。乾燥後のアルカリ土類金属―ゼオライトの重量を測定して、5NのHCl液(和光、容量分析用、081−05435)20mlを添加し、棒状攪拌子により5時間攪拌し、ゼオライトのHイオンによる他の陽イオンとのイオン交換を行い、懸濁液を得た。
(6)(5)の懸濁液を0.2μmのフィルターにより濾過し、濾液を50倍または100倍に希釈し、ICP(島津製、ICPS−7000Ver.2)により、Ca, Mg, Fe, Mn, Na, K等の陽イオンおよびPイオンの定量分析を行った。分析結果をゼオライトに吸着されたイオン量、すなわちスラグから溶出されたイオン量とした。
(7)結果は以下のようにまとめた。
(i) 陽イオンの溶出量(mg)= 全量のゼオライトに吸着している各陽イオン量
有意に溶出された陽イオンとして、Ca, Mgまたは Mnであった。
ただし、上澄み液中のイオン量はごく微量であったので、陽イオンの溶出量として含めず、ゼオライトに吸着された部分のみを陽イオンの溶出量とした。
(ii) 陽イオンの溶出率(%)=(陽イオンの溶出量(mg)/スラグに含まれる陽イオン量(mg))×100
(iii) 陽イオンの(溶出)選択率(%)=(陽イオンの溶出量(mol)/溶出した陽イオン量の和(mol))×100
(8)生成したアルカリ土類金属−ゼオライトのイオン交換および炭酸ガスの吸収
(5)で生成したアルカリ土類金属−ゼオライトを濃度1Nの塩化アンモニウム(和光純薬製、試薬特級、No.017−03235)溶液に加えて、Ca2+イオンとNH イオンとのイオン交換を行った。次いで、溶液のpHをアンモニア水(和光純薬製、018−05105)でpH8に調製し、炭酸ガス(住友精化製、純度99.999%)を90cc/分の流量で該溶液に吹き込み、炭酸ガスの吸収実験を行った。
2.実験の結果、下記の内容が確認された。
(1)陽イオン溶出量(率)について
反応後、反応容器1(図1中の符号1)中の反応混合液の上澄み液からは、実験に用いたすべてのゼオライトにおいて一番多い場合でもCaの溶出率が0.7%しか検出できなかった。他の陽イオンの溶出量はCaより一桁以上少なかった。すなわち、アルカリ土類金属源から陽イオンが溶出してもほとんど溶液中に存在せず、溶出した陽イオンはゼオライトとイオン交換によりゼオライトに取り込まれる。以下陽イオン溶出量(率)はゼオライトに吸着されている分だけを対象とする。
(2)ゼオライトの種類について
モルデナイト、Y型、ZSM−5、L、β型等の構造(各種ゼオライトの物性について表2参照)を持ち、Na、NH 、K、H等の陽イオン型のゼオライトを用いて、上記実験方法1、(1)に基づいて、60℃で1時間溶解反応を行った結果を表3に示す。表3に示すように、いずれのタイプのゼオライトもカルシウム溶出が可能で、その溶出率は5〜35質量%程度であった。他にマグネシウムの溶出率は数質量%程度、マンガンの溶出率は1質量%未満であった。燐と鉄は溶出しなかった。モルデナイト、Y型、β型のゼオライト中にはそれぞれ34質量%以上のカルシウム溶出率を有するものがあり、溶出率とゼオライトの構造には明確な相関が見られなかった。また、Na型のLZM−5を用いた事例以外は、カルシウム選択率はいずれも92%以上であり、ゼオライトにより選択的にカルシウムイオンが抽出されることが確認された。アンモニウム型とプロトン型のゼオライトを用いた場合に、比較的高いカルシウム溶出率が得られた。
(3)反応時間について
カルシウム溶出率、選択率共に高いβ型ゼオライトを用いて反応時間の影響を検討した。反応温度60℃において、反応時間を15分、30分、60分、180分、300分と変化させたときの陽イオンの溶出結果を表4に示す。実験した反応時間内ではカルシウム溶出率は25質量%から46質量%程度まで増加した。一方、溶出したカルシウムの選択率は94%から88%まで低下したが、カルシウムおよびマグネシウムの選択率の合計、すなわちアルカリ土類金属イオンとしての選択率は極めて高い値を示すことが分かった。
(4)反応温度について
(3)と同様にβ型ゼオライトを用い、水浴の温度を25℃、60℃、80℃に制御し、反応混合液を各1時間加熱し、溶解反応を行った結果を表5に示す。各温度におけるカルシウム溶出率は用いたスラグ中に含まれるカルシウムの22〜34質量%程度、マグネシウムの溶出率は用いたスラグ中に含まれるマグネシウムの8〜18質量%程度、マンガンの溶出率は用いたスラグ中に含まれるマンガンの2〜8質量%程度であった。カルシウムの溶出量は12〜18mg程度であった。しかし、マグネシウムおよびマンガンの溶出量は各々0.9mg以下、0.3mg程度と微量であった。
(5)ゼオライト投入量について
β型ゼオライト2.5g、5.0g、10gを反応容器1(図1中の符号1)中の反応混合液に投入し、60℃で各1時間溶解反応を行った結果を表6に示す。各ゼオライト投入量毎のカルシウム溶出率は、投入量の少ない順に24質量%、34質量%、35質量%であった。ゼオライトの投入量が5.0g程度でカルシウム溶出量が飽和に達する。実際に、シリカーアルミナ比で計算すると、このβ型ゼオライトを3.5g投入する時、イオン交換サイト数は用いたスラグ中に含まれるカルシウムと等量になる。
(6)反応系のpH変化について
表7にスラグー水懸濁液とスラグー水―ゼオライト懸濁液のpHの比較を示す。スラグー水懸濁液においてはpHが11〜12の範囲にあるが、スラグー水―ゼオライト懸濁液においてはpHが7〜10の範囲となり土壌改良剤または肥料として用いる場合に望ましいpH域となる。
表8にβ型ゼオライトを用いた場合の反応系のpH値を示す。高反応温度、長反応時間、および用いるゼオライト量が多いほど反応系のpHが低下する。5.0gのβ型ゼオライトを用いる場合、反応系のpHを6〜9の範囲に制御することができた。このpH範囲は土壌として使われる場合の望ましいpH域(pH5〜9)と一致するので、反応後の混合物をそのまま土壌改良剤または肥料として有効利用することができる。
Mはモルデナイト,YはY型,LはL型,βはβ型を表わす。
LZM−、LZY−は日揮ユニバーサル社製で、HSZは東ソー製である。
(Caの他に、Mgの溶出率は数パーセント、Mnの溶出率は1%未満であった。Pは溶出しなかった。)
(スラグAの量を0.2g、またはスラグBの量を0.124g用いた。溶解温度として60℃、溶解時間として1hを採用した。)
(β型ゼオライトを5g用い、反応温度は60℃であった。)
(β型ゼオライト5gを用い、反応時間は1hとした。)
(反応時間を1h、反応温度を60℃とした。)
本発明に係るアルカリ土類金属の回収方法およびアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を脱着させ、脱着させたアルカリ土類金属を炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることによる炭酸ガスの固定化方法の一実施態様の概略図面である。
符号の説明
1 反応容器1(無機廃材からアルカリ土類金属が回収される容器。)
2 反応容器2(アルカリ土類金属が吸着されたゼオライトからイオン交換によりアルカリ土類金属が脱着され、溶液中に取り出される容器。)
3 反応容器3(脱着したアルカリ土類金属を有する溶液中に炭酸ガスを吹き込み、炭酸塩を生成させて、炭酸ガスを固定化する容器。)

Claims (7)

  1. (イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属の回収方法。
  2. 無機イオン交換体が陽イオン交換型ゼオライトであることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ土類金属の回収方法。
  3. アルカリ土類金属がカルシウムまたは/およびマグネシウムであることを特徴とする請求項1または2に記載のアルカリ土類金属の回収方法。
  4. 無機廃材がスラグまたは廃コンクリートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアルカリ土類金属の回収方法。
  5. (イ)無機イオン交換体と(ロ)アルカリ土類金属を含む無機廃材と(ハ)水とを混合し、アルカリ土類金属を無機イオン交換体に吸着させることを特徴とするアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体の製造方法。
  6. 請求項5で得られるアルカリ土類金属を吸着した無機イオン交換体からアルカリ土類金属を水の存在下に脱着させて、脱着させたアルカリ土類金属を炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることを特徴とする炭酸ガスの固定化方法。
  7. アルカリ土類金属を水の存在下に脱着させて、炭酸ガスと接触させて、アルカリ土類金属炭酸塩を生成させることを特徴とするアルカリ土類金属炭酸塩の製造方法。

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