JP2005074190A - 多目的家具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 調べ物をしたり、お茶を飲んだり、あるいは2,3人が立って雑談もできるリフレッシュ専用の多目的家具を提供すること。
【解決手段】 テーブル4が円板の一部が切り欠かれたほぼ円形状をなし、切り欠かき部側がパネル2と連結固定されるとともに、収納キャビネット6上面に連結固定され、収納キャビネット6を平面視テーブル4の投影面積内に収まる多角状のボックス体として構成することで、このテーブル4に数人が集合してコミニュケーションを行う場所として都合が良く、テーブル4下の投影面積内に収納キャビネット6が収まるので、足が突き当たらないような空間を確保でき、収納キャビネット6、テーブル4、掲示板等として利用可能なパネル2が集約されて配備されるので多目的家具としての利便性が高い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床面に立設したパネルに取付けたテーブルの下部空間に収納キャビネットを配置した多目的家具に関する。
従来、家やオフィス等において、ワーカが仕事の合間に息抜きする空間に配備した多目的家具として、事務机、キャビネット、テーブル等と間仕切(ローパーティション)を連結した家具は知られていた。この家具は間仕切があるために、仕事に対して集中できるとともに、仕事の合間に息抜きして、例えば手足を伸ばしたり軽いリラックス運動を行っても、間仕切のため他のワーカからの視界から遮断され利便性に富んでいた(特許文献1、2参照)。
特開平10−77707号公報(第1図) 特開平10−77708号公報(第1図)
しかしながら、従来のこのような家具は仕事をしている机で席を離れることなくその場でリラックスを図ろうとしているために、気分転換に限度があり、机の上には仕事上の書類等があるために2,3人の人が集まって雑談するテーブル代わりにはならず、しかも、間仕切があるため人が話しかけ辛い不便さがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、調べ物をしたり、お茶を飲んだり、あるいは2,3人が立って雑談もできるリフレッシュ専用の多目的家具を提供することを目的とする。
上記の目的を解決するために、本発明の請求項1に記載の多目的家具は、床面に立設したパネルに取付けたテーブルの下部空間に収納キャビネットを配置した多目的家具であって、前記テーブルは円板の一部が切り欠かれたほぼ円形状をなして該切り欠かれた部分側が前記パネルと連結固定されるとともに、前記収納キャビネットの上面と連結固定され、前記収納キャビネットは前記テーブルの投影面積内に収まる断面が多角状のボックス体であることを特徴としている。
この特徴によれば、テーブルの形状がほぼ円形状であるのでパネル部を除いた部分に数人の人が集まって雑談等をするのに都合が良く、この場合、多角状のボックス体である収納キャビネットは円形状のテーブルの投影面積内に収まっているので、足が収納キャビネットに突き当たらないような空間が確保できる。また、例えばDVDや磁気ディスク等検索のための資料が収められている収納キャビネット、メモを取ったりコーヒカップ等小物が置けるテーブル、パソコンや薄形液晶表示体等を掛けたり、掲示板としても利用可能なパネルが集約配備されているので多目的家具としての利便性が高い。
本発明の請求項2に記載の多目的家具は、請求項1に記載の多目的家具であって、前記収納キャビネットは前記パネルに対して所定距離離して配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、パネルと収納キャビネット間に空間が形成されるので、例えばテーブル上のコーヒメーカーやパネルに掛けられたパソコン(PC)等の電源コードを余裕をもって這わせることができる。
本発明の請求項3に記載の多目的家具は、請求項2に記載の多目的家具であって、前記パネルの前記テーブル下方側に載置棚が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、載置棚にコンセントボックスやPC用部品を置くことができる。
本発明の請求項4に記載の多目的家具は、請求項1ないし3のいずれかに記載の多目的家具であって、前記収納キャビネットは支持杆を介して前記パネルに固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、パネルは上方がテーブルを介して収納キャビネットに、下方が支持杆を介して収納キャビネットに固定されているので、床面に安定した立設状態が保てる。
本発明の請求項5に記載の多目的家具は、請求項1ないし4のいずれかに記載の多目的家具であって、前記収納キャビネットは少なくとも一側面側に開放可能な開閉部を有し、該収納キャビネットの中心に対して点対称となる位置に前記テーブルとの連結固定手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納キャビネットの開閉部が壁等でふさがれる場合にテーブルに対する収納キャビネットの取付位置を変えることができる。
本発明の請求項6に記載の多目的家具は、請求項5に記載の多目的家具であって、前記収納キャビネットは断面が正方形状であり、連結固定手段が収納キャビネット上面4隅に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納キャビネットは90°毎にテーブルに対する取付け位置を変えることができる。
本発明の請求項7に記載の多目的家具は、請求項1ないし6のいずれかに記載の多目的家具であって、前記パネルの少なくとも背面側には本立てラックが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、少なくともパネルの背面に本立てラックがあれば、テーブルで雑談している人達を邪魔することなく新聞や雑誌等を取り出すことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は本発明の第1実施例における多目的家具の外観斜視図、図2の(a)は多目的家具の正面図、(b)は多目的家具の側面図であり、図3は多目的家具の平面図である。
図1には、本発明の実施例としての多目的家具1が示されており、この多目的家具1は、床面Fに立設したパネル2前面の所定高さ位置には円板状のテーブル4が一対のブラケット5を介して水平に連結固定されている。
このテーブル4は、パネル2との連結部4aがパネル2の幅と略同じ幅で直線状に切り欠かれていて、この連結部4aとパネル2前面との間にはコード類が通過可能な切欠溝4bが形成されており、テーブル4の下部空間には平面視4角状のボックス体で構成された収納キャビネット6がテーブル4の投影面積内に収まるように配置されている。
尚、この収納キャビネット6は、テーブル4の投影面積内に収まる形状であれば、平面視において正方形または矩形或いは台形ないしは三角形でも良く、断面が多角形の収納ボックス体であればその形状に限定されるものではない。
そして、この収納キャビネット6は、図2に示すように4本の支持脚8によって高さ調整可能に支持されると共にパネル側の下方側面は、パネル2の下部と2本の支持杆10a,10bによって所定距離はなれた状態で固定されている。
そして、収納キャビネット6の内部には、例えばDVDや磁気ディスク等検索のための資料や、コーヒカップ等の小物類が収納できるようになっており、外周の3側面が木目状の側板で構成されると共に残りの正面に形成される開口部は、透明なガラス扉6aによって開閉自在に構成すると、外から中が見えるので取り出すのに都合がよい。
更に、前述したテーブル4は、図3に示すように、収納キャビネット6上面の連結固定手段となる複数の支持脚12を介して支持されており、これら支持脚12は、収納キャビネット6の中心に対して点対称となるような位置に配設されている。従って、支持脚12が3つの場合、パネル2をそのままの位置にして収納キャビネット6のみを120度回転させて取り付けることができる。このように構成することで、例えば収納キャビネット6の開閉自在のガラス扉6aが壁等に向き合うように配置しなければならない状態を回避できる。
一方、パネル2は、図1、図2に示されるように、2本の立設する脚柱14a、14bと、脚柱14a、14b間に取付けられるパネル板15とから構成されており、テーブル4下方側のパネル2前面にはコンセントボックスやPC用部品(パワーユニット等)を載置する載置棚16がブラケット17等の周知の固着手段を介して支持されている。
更に、パネル2前面のテーブル4上方には、事務用品などの小物類を載置する載置台18が取付けられると共に、載置台18上方のパネル板15の前面側が広報書類Pなどを掲示する掲示板として使用され、所定高さのパネル2上部には蛍光ランプなどの照明器具Lが取付けられる。
また、パネル2の背面側の上下には、図2(b)に示すように、雑誌や新聞などを立て掛ける複数の本立てラック20が配設されており、この本立てラック20は雑誌等の下面を受ける受け台20aと、その上方に配置される倒れ防止となる支持枠20bから構成されている。
このようにして構成された多目的家具1は、オフィス等において、小人数(2〜3人)のワーカが仕事の合間に息抜きするコミニュケーションの場としてオフィス等の空間に配備して使用されるようになっており、ワーカが多目的家具1のテーブル4の周囲に集合して使用する際には、多角状の収納キャビネット6が円形状のテーブルの投影面積内に収まっているので、ワーカの足が収納キャビネット6に突き当たらないような空間を確保することができる。
また、多目的家具1は、例えばDVDや磁気ディスク等検索のための資料を収めることができる収納キャビネット6の他に、メモを取ったりコーヒカップ等の小物を置くことができるテーブル4、パソコンや薄形液晶表示体等を掛けたり、掲示板としても利用することができるパネル2が集約配備されているので利便性が高い。
更に、収納キャビネット6が、2本の支持杆10a,10bによってパネル2の下部に固定され、パネル2に対し所定距離離して配設されることでパネル2と収納キャビネット6の間に空間が形成され、例えばテーブル4上のコーヒメーカーやパネル2に掛けられたパソコン(PC)等の電源コードを、余裕をもって這わせることができる。
そして、パネル2は、収納キャビネット6から所定距離はなれた位置に2本の支持杆10a,10bによって固定されているので、床面Fに対し安定した立設状態を保つことができる。なお、このパネル2と収納キャビネット6の間の空間は必ず必要であるというものではなく、場合によっては収納キャビネット6とパネル2を当接状態にして配置してもよい。
そしてまた、パネル2の背面側の上下には雑誌等を立て掛ける複数の本立てラック20が配設されているので、パネル2の背面に本立てラック20があれば、テーブル4を囲んで雑談している人達の邪魔になることなく雑誌等を取り出すことができる。
次に、他の実施例に付き説明する。
図4は本発明の第2実施例における多目的家具の外観斜視図、図5の(a)は第2実施例における多目的家具の正面図、(b)は同じく多目的家具の側面図である。尚、第1実施例における構成と同一構成については、同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例における多目的家具は、パネル構造のみが異なるものであり、図4、図5(a),(b)には本発明の第2実施例としての多目的家具11が示されており、この多目的家具11は、比較的高さの低いパネル22が使用されており、このパネル22の前面には円板状のテーブル4が一対のブラケット5を介して水平に連結固定されている。
テーブル4の下部空間における投影面積内には、断面正方形状の収納キャビネット6が収まるようにテーブル4が配置されており、このテーブル4は収納キャビネット6上面における正方形の4隅、すなわち収納キャビネット4の中心に対して点対称となる位置に配設された4本の支持脚12を介して支持されており、パネル22の位置を変えずに収納キャビネット6の向きを90度づつ変更することができるように構成されている。
本実施例では、実施例1において正面を向くように構成された収納キャビネット6のガラス扉6aが壁面や窓側を向く配置となる場合に、図4に示すように、ガラス扉6aの向きが横向きになるよう収納キャビネット6を90度回転させた状態で4本の支持脚12によりテーブル4下面に取付けたものである。
テーブル4に一対のブラケット5を介して水平に連結固定されたパネル22は、背面側の上下に雑誌Mなどを立て掛けるべく、受け台20aと支持枠20bから成る複数の本立てラック20が配設されている。
このようにして構成された本実施例としての多目的家具11は、断面正方形状の収納キャビネット6上面の中心に対して点対称となる4つの位置にテーブル4を支持する脚柱14a,14bが設けられているので、収納キャビネット6のガラス扉6aが壁等でふさがれる場合等にテーブル4に対する収納キャビネット6の取付位置を90度毎に変えることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の第1実施例における多目的家具の外観斜視図である。 (a)は多目的家具の正面図、(b)は多目的家具の側面図であり、図3は多目的家具の平面図である。 多目的家具の平面図である。 本発明の第2実施例における多目的家具の外観斜視図である。 (a)は第2実施例における多目的家具の正面図、(b)は同じく多目的家具の側面図である。
符号の説明
1 多目的家具
2 パネル
4 テーブル
4a 連結部
4b 切欠溝
5 ブラケット
6 収納キャビネット
6a ガラス扉
8 支持脚
10a,10b 支持杆
11 多目的家具
12 支持脚
14a,14b 脚柱
15 パネル板
16 載置棚
17 ブラケット
18 載置台
20 ラック
20a 受け台
20b 支持枠
22 パネル
F 床面
L 照明器具
M 雑誌
P 広報書類

Claims (7)

  1. 床面に立設したパネルに取付けたテーブルの下部空間に収納キャビネットを配置した多目的家具であって、前記テーブルは円板の一部が切り欠かれた形状をなして該切り欠かれた部分側が前記パネルと連結固定されるとともに、前記収納キャビネットの上面と連結固定され、前記収納キャビネットは前記テーブルの投影面積内に収まる断面が多角状のボックス体であることを特徴とする多目的家具。
  2. 前記収納キャビネットは前記パネルに対して所定距離離して配設されている請求項1に記載の多目的家具。
  3. 前記パネルの前記テーブル下方側に載置棚が設けられている請求項2に記載の多目的家具。
  4. 前記収納キャビネットは支持杆を介して前記パネルに固定されている請求項1ないし3の何れかに記載の多目的家具。
  5. 前記収納キャビネットは少なくとも一側面側に開放可能な開閉部を有し、該収納キャビネットの中心に対して点対称となる位置に前記テーブルとの連結固定手段が設けられている請求項1ないし4の何れかに記載の多目的家具。
  6. 前記収納キャビネットは断面が正方形状であり、連結固定手段が収納キャビネット上面4隅に設けられている請求項5に記載の多目的家具。
  7. 前記パネルの少なくとも背面側には本立てラックが設けられている請求項1ないし6の何れかに記載の多目的家具。
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