JP2005072757A - マイクロ電気機械システムの共振器およびその駆動方法 - Google Patents

マイクロ電気機械システムの共振器およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MEMS共振器の周囲温度を測定して、その温度変化を振動子へフィードバックすることで、温度変化による共振周波数のズレを防止することを可能とする。
【解決手段】信号を入力する入力電極11と、信号を出力する出力電極12と、入力電極11および出力電極12に対して空間21を介して対向する振動子13と、振動子13に直流電圧を印加する電源41とを備えたMEMS共振器1において、共振器1は振動子13の長さが異なる複数の共振器からなり、MEMS共振器1もしくはその周囲の温度を測定する温度センサ51と、温度センサ51により測定された温度に基づいて複数の共振器から所望の共振周波数を得る共振器を選択し、電源41から選択した共振器の振動子に直流電圧を印加させる制御部61とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度変化による共振周波数の補正が容易なマイクロ電気機械システムの共振器およびその駆動方法に関するものである。
半導体プロセス技術を用いて形成された微小振動子は、デバイスの占有面積が小さいこと、高いQ値を実現できること、他の半導体デバイスとの集積が可能であること等の特徴により、無線通信デバイスの中でもIF(中間周波)フィルタ、RF(ラジオ周波)フィルタとしての利用がミシガン大学を始めとする研究機関から提案されている。その構造の代表例を図6によって説明する。
図6に示すように、微小振動子101は以下のような構成となっている。基板111上に設けられた出力電極112の上方に、空間121を介して振動子電極113が配置されているものである。上記振動子電極113には、電極114を介して入力電極115が接続されている。
次に、上記微小振動子の動作を以下に説明する。上記入力電極115に特定の周波数電圧が印加された場合、出力電極112上に空間121を介して設けられた振動子電極113のビーム(振動部)が固有振動周波数で振動し、出力電極112とビーム(振動部)との間の空間121で構成されるキャパシタの容量が変化し、これが出力電極112から電圧として出力される(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、これまでに提案され、検証された微小振動子の共振周波数は最高でも200MHzを超えず、従来の表面弾性波(SAW)あるいは薄膜弾性波(FBAR)によるGHz(ギガヘルツ)領域のフィルタに対して、微小振動子の特性である高いQ値をGHz帯周波数領域で提供することは困難となっている。
現在のところ、一般に高い周波数領域では出力信号としての共振ピークが小さくなる傾向があり、良好なフィルタ特性を得るためには、共振ピークのSN比を向上する必要がある。ミシガン大学の文献(Disk型の例)(例えば、非特許文献1参照)によれば、出力信号のノイズ成分は、入出力電極間に構成される寄生容量を直接透過する信号によっており、この信号を小さくするために、直流(DC)を印加した振動電極を入出力電極間に配置することで、ノイズ成分の低減が図れるとされている。
一方でDisk型の振動子で、十分な出力信号を得るには、30Vを超えるDC電圧が必要であるために、実用的な構造としては両持ち梁を用いたビーム型の構造が望ましい。上記のノイズ成分の低減方法をビーム型の構造に対して適用した場合、一例として図7に示すような電極配置となる。
図7に示すように、シリコン基板上に酸化シリコン膜および窒化シリコン膜の積層膜を形成した基板211上に、離間した状態で入力電極212と出力電極213とが平行して配設され、その上空に微小な空間を介して上記入力電極212および上記出力電極213を横切るようにビーム型振動子214が配設されているものである。この場合、入力電極212と出力電極213との間の空間や下地膜を経由した寄生容量が存在する。
フランクDボノン3世(Frank D.Bonnon III)他著 「High-Q HF Microelectromechanical Filters」IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers) JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.35,NO.4,APRIL 2000年 p.512−526
解決しようとする問題点は、共振器周辺の温度変化により共振周波数が変動する点である。すなわち、共振器の周辺温度が変化すると、熱膨張により振動子の長さが変化し、また振動子のヤング率も変動する。これらの変化は振動子の共振周波数に影響を与えるため、共振器の共振特性にも変化が生じる点である。共振器はフィルタや発振器への応用を目的としており、30ppm/℃以上の温度特性では実用上不都合が生じることになる。本発明では、複数の共振器を切り替えて使用することにより、共振器の温度特性を補償して一定の共振周波数を得ることを課題としている。
本発明のマイクロ電気機械システムの共振器は、信号を入力する入力電極と、信号を出力する出力電極と、前記入力電極および前記出力電極に対して空間を介して対向する振動子と、前記振動子に直流電圧を印加する電源とを備えたマイクロ電気機械システムの共振器において、前記共振器は振動子の長さが異なる複数の共振器からなり、前記マイクロ電気機械システムの共振器もしくはその周囲の温度を測定する温度センサと、前記温度センサにより測定された温度に基づいて前記複数の共振器から所望の共振周波数を得る共振器を選択し、前記電源から前記選択した共振器の振動子に直流電圧を印加させる制御部とを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明のマイクロ電気機械システムの共振器の駆動方法は、信号を入力する入力電極と、信号を出力する出力電極と、前記入力電極および前記出力電極に対して空間を介して対向するもので長さが異なる複数の振動子と、前記各振動子に直流電圧を印加する電源と前記マイクロ電気機械システムの共振器もしくはその周辺の温度を測定する温度センサと、前記温度センサにより測定された温度に基づいて前記複数の振動子のうちの一つを選択して、選択した振動子に直流電圧を印加する制御部とを備えたマイクロ電気機械システムの共振器の動作方法であって、前記温度センサで前記マイクロ電気機械システムの共振器もしくはその周囲の温度を測定し、前記制御部によって前記マイクロ電気機械システムの共振器の共振周波数が所望の周波数範囲となるように前記測定した温度に対応した振動子を選択し、前記選択した振動子に前記電源より直流電圧を印加することを最も主要な特徴とする。
本発明のマイクロ電気機械システムの共振器(以下、MEMS共振器という)およびその駆動方法は、MEMS共振器もしくはその周囲の温度を測定する温度センサと、温度センサにより測定された温度に基づいて複数の振動子から一つの振動子を選択して、選択した振動子に直流電圧を印加する制御部とを備えたため、MEMS共振器の温度もしくは共振器の周囲温度を測定してその温度変化に対応した直流電圧を所望の共振周波数を発振する振動子に印加できるので、周辺温度により共振周波数が所望の範囲から外れないMEMS共振器が可能となるという利点がある。従来の、SAWフィルタ、FBARフィルタは30ppm/℃程度の温度特性を持っており、低温や高温な環境での周波数シフトが問題となっていたが、本発明は、このような問題のないMEMS共振器を使った周波数フィルタや発振器の提供を可能とする。
共振周波数が温度変化に依存しないようにするという目的を、振動子の長さが異なる複数の共振器を用意し、温度センサでMEMS共振器もしくはその周囲の温度を測定し、その測定された温度に基づいて長さの異なる振動子を選択し、その選択した振動子に直流電圧を印加することで実現した。
本発明のMEMS共振器に係る実施例1を、図1の概略構成図によって説明する。
図1に示すように、表面に絶縁膜(図示せず)が形成された基板10上には、信号を入力する入力電極11と、信号を出力する出力電極12とが並行に形成されている。また、上記入力電極11および上記出力電極12を挟むように複数の振動子の電極34が形成されている。上記入力電極11および上記出力電極12上には、空間21を介して対向するように、かつ電極34に接続するように、長さの異なる複数の振動子13(図面では4個の振動子131、132、133、134)が形成されている。すなわち、長さの異なる個々の振動子13を有する共振器が複数形成されているのと同等になる。
ここで、MEMS共振器1の周囲温度と振動子13の長さとの関係の一例を、以下に説明する。例えば、振動子13を1μmの膜厚のポリシリコンで形成し、共振周波数を例えば100MHzとすると、0℃〜20℃用の振動子13(131)の長さd1は13.25μmとなり、20℃〜40℃用の振動子13(132)の長さd2は13.20μmとなり、40℃〜60℃用の振動子13(133)の長さd3は13.15μmとなり、60℃〜80℃用の振動子13(134)の長さd4は13.10μmとなる。すなわち、上記温度範囲において、上記温度範囲に適した長さの振動子13を用いることで、100MHzの共振周波数を得ることができる。
上記入力電極11と出力電極12と各振動子13との間の空間21は、例えば0.1μm程度の距離に形成されている。また、上記各振動子13には各スイッチ15(151、152、153、154)を介して直流電圧が印加される電源41が接続されている。すなわち、一つの電源41に、スイッチ151を介して振動子131が接続され、スイッチ152を介して振動子132が接続され、スイッチ153を介して振動子133が接続され、スイッチ154を介して振動子134が接続されている。
上記MEMS共振器1近傍には、MEMS共振器1の周囲温度を測定する温度センサ51が設置されている。この温度センサ51はMEMS共振器1に直接設置されていてもよい。この場合には、振動子13以外の構成部品に設置される。上記温度センサ51は、MEMS共振器1の周囲温度もしくはMEMS共振器1自体の温度を測定することができるものであればよく、例えば熱電対式温度センサを用いることができる。
また、上記温度センサ51により測定された温度に基づいて上記振動子13を選択、指示する制御部61が備えられている。この制御部61は、上記温度センサ51により測定された温度に基づいて、MEMS共振器1が所定に周波数で振動するように、スイッチ15を動作して適切なる長さの振動子13を選択し、選択した振動子13に電源41より直流電圧を印加させるものである。
次に、上記MEMS共振器1の動作を説明する。まず、温度センサ51によりMEMS共振器1の周囲温度を測定する。上記説明したように、温度センサ51を直接MEMS共振器1に設置している場合には、MEMS共振器1の温度を測定することになる。以下、MEMS共振器1の周囲温度を測定することで説明する。そして、上記制御部61によって、温度センサ51で測定した温度に基づいて選択する振動子13を決定する。
例えば、予め、各振動子13におけるMEMS共振器1の周囲温度と共振周波数との関係を調べておく。そして、制御部61により、測定された温度において所望の共振周波数を得る振動子13を選択して決定する。
一般に、MEMS共振器は、周辺温度が高ければ共振周波数が低下し、温度が低ければ周波数が上昇する。また、振動子長が長ければ共振周波数は低く、振動子長が短ければ共振周波数は高い。この原理を組み合わせ、温度が高いときは振動子長の短い共振器を使用し、温度が低いときは振動子長の長い共振器を使用する。これにより、周辺温度の変化による共振周波数の変化が打ち消され、共振周波数の温度による変化は一定の値に収まる。
上記決定に基づいてスイッチ15を動作させ、決定した振動子に電圧を供給するスイッチ15のみをON状態とし、その他のスイッチ15をOFF状態とする。これにより、電源41より所望の共振周波数が得られる振動子13にのみ電圧が印加されるので、MEMS共振器1は、所望の共振周波数を得る。
一例として、0℃から80℃までの制御例を示す。0℃から20℃までは振動子131を有する共振器1A、20℃〜40℃までは振動子132を有する共振器1B、40℃から60℃までは振動子133を有する共振器1C、60℃から80℃は振動子134を有する共振器1Dを用いる。これにより、図2の共振周波数と温度との関係図に示すように、0℃から80℃まで温度が変化しても共振周波数の変化は小さくなる。一方、従来技術のMEMS共振器のように、一つの振動子からなる共振器では、図3の共振周波数と温度との関係図に示すように、0℃から80℃まで温度が変化した場合、本発明のMEMS共振器よりも4倍も広い共振周波数を出力することになる。このように、本発明のMEMS共振器1は、従来のMEMS共振器と比べて温度特性が改善される。
次に、本発明のMEMS共振器1に係る製造方法の一例を、図4および図5の製造工程断面図によって説明する。
図4(1)に示すように、半導体基板31に絶縁膜32を形成する。半導体基板31には、例えばシリコン基板を用い、絶縁膜32には、例えば窒化シリコン(SiN)膜を用いる。この窒化シリコン膜は、例えば1μmの厚さに形成する。なお、窒化シリコン膜の代わりに酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜を用いてもよい。このように基板10は、一例としてシリコン基板31上に絶縁膜32が形成されたものからなる。さらに、絶縁膜32上に電極形成膜33を形成する。この電極形成膜33は、例えばポリシリコン膜で形成され、例えば0.5μmの厚さに形成される。
次いで、図4(2)に示すように、レジスト塗布、リソグラフィー技術により入力電極と出力電極形状に上記電極形成膜33を加工してレジストマスクを形成した後、このレジストマスクを用いてエッチング加工により、上記電極形成膜33で入力電極11と出力電極12とを形成する。同時に、上記電極形成膜33で後に形成される複数の振動子の電極34も形成しておく。
次いで、図4(3)に示すように、上記基板10上に、上記入力電極11、出力電極12および各振動子の電極34を被覆する様にかつ上記入力電極11および出力電極12よりも厚く犠牲層35を形成する。この犠牲層35は、例えば酸化シリコン膜で形成され、その厚さは例えば0.5μmとする。この犠牲層35は、上記絶縁膜32、各電極に対して選択的にエッチングされる材料であればよい。
次いで、図4(4)に示すように、化学的機械研磨を用いて、上記犠牲層35の表面を平坦化する。このとき、入力電極11上および出力電極12上に、犠牲層35が薄く残るようにする。この残す厚さは、その後に形成される振動子と入力電極11および出力電極12との間隔を決定することになるので、その間隔分だけ残す。例えば、入力電極11上および出力電極12上に犠牲層35が0.1μmの厚さだけ残るようにする。
次いで、図5(5)に示すように、通常のレジスト塗布、リソグラフィー技術によるエッチングマスクの形成およびそのエッチングマスクを用いたエッチングにより、犠牲層35の一部をエッチング加工して上記電極34の一部を露出させる開口部36を形成する。
次いで、図5(6)に示すように、犠牲膜35が形成されている側の全面に振動子形成膜37を形成する。したがって、振動子形成膜37は開口部36内を埋め込むように形成される。この振動子形成膜37は、例えばポリシリコン膜で形成し、例えば0.5μmの厚さに形成する。
次いで、図5(7)に示すように、通常のレジスト塗布、リソグラフィー技術によるエッチングマスクの形成およびそのエッチングマスクを用いたエッチング加工により、振動子形成膜37をエッチング加工してビーム状の長さの異なる複数の振動子13(131、132、133、134)を形成する。その際、各振動子13は、上記開口部36を通して電極34に接続されている。ここでは、4個の振動子13を形成したが、振動子13の長さ、個数は温度保証範囲によって適宜決定することができる。
例えば、振動子13を1μmの膜厚のポリシリコンで形成し、共振周波数を例えば100MHzとすると、0℃〜20℃用の振動子13(131)の長さは13.25μmとなり、20℃〜40℃用の振動子13(132)の長さは13.20μmとなり、40℃〜60℃用の振動子13(133)の長さは13.15μmとなり、60℃〜80℃用の振動子13(134)の長さは13.10μmとなる。すなわち、上記温度範囲において、上記温度範囲に適した長さの振動子13を用いることで、100MHzの共振周波数を得ることができる。
次いで、図5(8)に示すように、ウエットエッチングによって、犠牲層35〔前記図4(7)参照〕をエッチング除去する。ここでは、犠牲層35を酸化シリコンで形成しているので、フッ酸を用いた。この結果、入力電極11、出力電極12の各両側、および入力電極11、出力電極12と各振動子13との各間に空間21が形成される。この空間21は、入力電極11、出力電極12と各振動子13との各間の距離が0.1μm程度となっている。
上記製造方法において成膜される各膜の成膜方法は、CVD法、スパッタリング法、蒸着法等を採用することができる。また、上記した各膜厚は適宜設計されるものである。また、上記絶縁膜32の最表面を酸化シリコンで形成し、各電極をポリシリコンで形成した場合には、上記犠牲膜35は窒化シリコンで形成することができる。この場合の犠牲膜35のウエットエッチングは熱リン酸を用いればよい。
その後、図示はしないが、MEMS共振器1の周囲温度を測定する温度センサ51をMEMS共振器1の周囲もしくはMEMS共振器1に取り付ければよい。MEMS共振器1自体にとり付ける場合には、例えば共振周波数に影響を及ぼし難い基板10に設置することが好ましい。
上記各実施例では、入力電極11、出力電極12、電極34等の各電極はポリシリコン以外に金属を用いることができる。この金属としては、例えばアルミニウム、金、銅、タングステン等の半導体装置に金属配線として用いる材料を用いることができる。
本発明のマイクロ電気機械システムの共振器およびその動作方法は、周波数フィルタ(RFフィルタ、IFフィルタ等)、発振器等の用途に適用できる。
本発明のMEMS共振器に係る実施例1を示す概略構成図である。 実施例1のMEMS共振器の共振周波数と温度との関係図である。 従来のMEMS共振器の共振周波数と温度との関係図である。 本発明のMEMS共振器の製造方法に係る一例を示す製造工程断面図である。 本発明のMEMS共振器の製造方法に係る一例を示す製造工程断面図である。 従来のMEMS共振器の概略構成断面図である。 従来のMEMS共振器の概略構成断面図である。
符号の説明
1…MEMS共振器、11…入力電極、12…出力電極、13…振動子、21…空間、41電源、51…温度センサ、61…制御部

Claims (3)

  1. 信号を入力する入力電極と、
    信号を出力する出力電極と、
    前記入力電極および前記出力電極に対して空間を介して対向する振動子と、
    前記振動子に直流電圧を印加する電源と
    を備えたマイクロ電気機械システムの共振器において、
    前記共振器は振動子の長さが異なる複数の共振器からなり、
    前記マイクロ電気機械システムの共振器もしくはその周囲の温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサにより測定された温度に基づいて前記複数の共振器から所望の共振周波数を得る共振器を選択し、前記電源から前記選択した共振器の振動子に直流電圧を印加させる制御部と
    を備えたことを特徴とするマイクロ電気機械システムの共振器。
  2. 前記複数の共振器は、
    前記入力電極と前記出力電極とは共通であり、
    前記振動子は長さの異なる複数の振動子からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクロ電気機械システムの共振器。
  3. 信号を入力する入力電極と、
    信号を出力する出力電極と、
    前記入力電極および前記出力電極に対して空間を介して対向するもので長さが異なる複数の振動子と、
    前記各振動子に直流電圧を印加する電源と
    前記マイクロ電気機械システムの共振器もしくはその周辺の温度を測定する温度センサと、
    前記温度センサにより測定された温度に基づいて前記複数の振動子のうちの一つを選択して、選択した振動子に直流電圧を印加する制御部と
    を備えたマイクロ電気機械システムの共振器の動作方法であって、
    前記温度センサで前記マイクロ電気機械システムの共振器もしくはその周囲の温度を測定し、前記制御部によって前記マイクロ電気機械システムの共振器の共振周波数が所望の周波数範囲となるように前記測定した温度に対応した振動子を選択し、前記選択した振動子に前記電源より直流電圧を印加する
    ことを特徴とするマイクロ電気機械システムの共振器の駆動方法。

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