JP2005070507A - 光モジュール及び光結合調心方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】V溝基板を用いたパッシブアライメントに加えて、レンズ部品で簡単なアクティブアライメントを行なうことにより、低コストで、高精度の光結合が得られる構成の光モジュール及び光結合調心方法を提供する。
【解決手段】光源14からの信号光をレンズ16を介して光ファイバ15に光結合する光モジュールであって、レンズ16は、円柱状のレンズ素子17の外周を楕円状の外被18で覆って光路上のV溝13内に収納されている構成としたものである。また、レンズの楕円状の外被18の扁平率r=長軸/短軸としたとき、1<r≦2とし、V溝13内で回転させて光結合を調心する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子等からの信号光を集光レンズを用いて光ファイバに結合させ、光ファイバを通じて光通信を行なうのに用いられる光モジュールとそのための光結合の調心方法に関する。
近年の光通信の進展と高度化で、半導体レーザやフォトダイオード等の半導体光素子と光ファイバ等の光導波路との結合率を高めると共に、これらの光結合の調心に多くの時間をかけることなく効率よく光モジュールを組立てることが求められている。光ファイバと半導体光素子との結合で、各部品間の最適な位置関係を割り出すために、アウトプットをモニタしながら設定するアクティブアライメント法がある。例えば、特許文献1に示すように、半導体レーザチップとレンズを所定の位置関係で組付けたパッケージに対して、光ファイバが装着されたフェルールの位置を移動させ、光量が最大となる最適位置を調心することが知られている。
また、他の方法として、各部品の搭載基板上に識別可能な溝や基準マーキングを形成して、各部品の組付けを高精度で位置決めして実装するパッシブアライメント法がある。例えば、特許文献2に示すように、シリコン基板上に光ファイバを位置決めするV溝及び光ファイバに結合する光導波路等の形成と同時に、光デバイスの実装を位置決めするマーカ等を形成しておき、無調心での光結合を行なうことが知られている。
また、同じくパッシブアライメント法の例として、特許文献3には、図6に示すような光ファイバとマイクロレンズの光軸を、シリコン基板上に形成したV溝で一致させる技術が開示されている。図中、1は光モジュール、2は支持基板、3はV溝、4は光源(半導体レーザチップ)、5は光ファイバ、6a,6bはマイクロレンズ、7はレンズ面、8は取扱部、9は弧状縁部を示す。
この光モジュール1は、シリコン結晶基板などからなる支持基板2上にV溝3を設け、V溝3の端部に半導体レーザチップ等の光源4を搭載し、この光源4からの光を受光する光ファイバ5をV溝3で位置決めし、光源4と光ファイバ5の間にマイクロレンズ6a,6bを配置して構成される。マイクロレンズ6aと6bは光学的に等価で、一方のマイクロレンズ6aは光源2からの発散光を平行光束に変換し、他方のマイクロレンズ6bは平行光束を光ファイバ5の受光面の中心に集光させる。
マイクロレンズ6aと6bは、シリコン結晶基板から形成され、光ファイバ5の外径より小さな直径を有するレンズ面7が形成される。レンズ面7は半導体製造技術で用いられるフォトリソ・エッチング技術を用いて、例えば、回折型レンズ(フレネルレンズ)で形成される。また、レンズ面7の縁部の上半部を取り巻くように、縁部と一体的に横方向に伸長する取扱部8が形成されている。この取扱部8は、組立てやそのときの取扱を容易にすることができる。そして、マイクロレンズ6a,6bは、下半部の弧状縁部9をV溝3上に位置させることにより、光ファイバ5の光軸にその光軸を一致させることができるとされている。
特開平10−96839号広報 特開平11−190811号公報 特開2002−328204号公報
アクティブアライメント法は、半導体レーザ、フォトダイオードや平面導波路等とコア形が9μm程度の光ファイバをミクロン、サブミクロンオーダーで精度よく光結合させるのに適しているが、最高出力やカップリングの検出にかなりの時間を必要とし、調心装置も精度の高い高価なものが必要とされる。また、光結合の調心後に位置固定の接着や溶接を行なうが、そのための機械的強度の確保と精密固定を満足させる必要があり、このための材料、設備上の制約からコスト高なものとなっていた。
一方、パッシブアライメント法は、アクティブアライメント法に比べて、モニタを行なわないので短時間で実装することができる。しかしながら、所定の光結合を得るには、その実装には1μm以下の精度が要求され、高精度の高価な実装設備が必要とされる。また、半導体光素子内での発光位置にばらつきがあると、光ファイバへの光結合状態もばらついてしまい、パッシブアライメント法による実装のみでは、精密実装に問題があり、やはりコスト高となっていた。
また、図6のようなマイクロレンズを用いた場合、レンズ下半部の弧状縁部9の径が光ファイバ5の外径より小さいと、取扱部8が支持基板2の表面に当たって上下方向については位置決めされる。しかし、横方向については、レンズ下半部の弧状縁部9がV溝3の側面から離れるので位置決めされない。なお、レンズ下半部の弧状縁部9の径を光ファイバ5の外径と同じにすることにより、レンズの光軸と光ファイバ5の光軸を一致させることができ、パッシブアライメントの目的を達成することができる。但し、この場合、取扱部8の少なくとも一方が、支持基板2の表面から浮いた状態で固定されることになる。
しかしながら、光モジュールとして最終的には、半導体レーザチップ4と光ファイバ5とが精度よく光結合されていることにある。半導体レーザチップ4は、実際上はV溝3内に搭載することはできず、例えば、支持基板2に段差を設けて、この段差部で実装する等の方法が用いられている。この場合、V溝3で仮想的に形成される光軸と、段差上に実装される半導体レーザチップ4の光軸を合わせる必要がある。V溝3内に搭載される光ファイバ5とマイクロレンズ6a,6bは上下及び横方向に対しては固定されてしまうので、半導体レーザチップ4の実装位置を調整して調心する必要がある。この場合、画像認識等の手法を用いてチップ実装を行なうこととなるが、設備コスト、実装精度、実装時間など生産性の点で問題が残っている。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、V溝基板を用いたパッシブアライメントに加えて、レンズ部品で簡単なアクティブアライメントを行なうことにより、低コストで、高精度の光結合が得られる構成の光モジュール及び光結合調心方法の提供を課題とする。
本発明による光モジュールは、光源からの信号光をレンズを介して光ファイバに光結合する光モジュールであって、レンズは、円柱状のレンズ素子の外周を楕円状の外被で覆って光路上のV溝内に収納されている構成としたものである。また、レンズの楕円状の外被の扁平率r=長軸/短軸としたとき、1<r≦2とし、V溝内で回転させて光結合を調心する。V溝の底角θは、例えば、70.5°或いは90°に選定する。円柱状のレンズ素子は、例えば、レンズ面がフレネルレンズで形成する。
本発明の構成によれば、光源と光導波路の光ファイバとは、予め支持基板上で所定の精度で光結合を行ない(パッシブアライメント)、光源と光ファイバの間に配置されるレンズを外被が楕円状に形成された楕円レンズを回転させて調心する(アクティブアライメント)ことで、高精度の光結合を容易かつ低コストで行なうことができる。
図1及び図2により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は本発明の光モジュールの概略を説明する図、図1(B)は光結合部を説明する部分拡大図、図2は楕円レンズを説明する図である。図中、11は光モジュール、12は支持基板、13はV溝、14は光源部品(半導体レーザチップ)、15は光ファイバ、16はレンズ(楕円レンズ)、17はレンズ素子、18は楕円状外被、19はフェルール、20はフェルール取付け溝、21は受光部品、22は筺体を示す。
本発明で対象とする光モジュール11は、図1(A)に示すように、支持基板12上に光源部品14と受光部品21を搭載し、光源部品14からの光をレンズ16を介して光ファイバ15に光結合させる構成の光モジュールである。支持基板12には、例えば、シリコン結晶基板が用いられ、その表面に光ファイバ15を位置決めして固定するためのV溝13、光ファイバ取付けのためのフェルール19を取付け固定するフェルール取付け溝20等が形成されている。
また、支持基板12上には、半導体レーザチップ等の光源部品14やモニタ用のフォトダイオード等の受光部品21が搭載される。これらの搭載部品の接続用電極及び配線導体等も支持基板12上に形成されていて、搭載部品の位置決め手段及びV溝13、フェルール取付け溝20は、例えば、特許文献2でも開示のようなマスクとエッチングによる周知の技術等により形成することができる。この他、機能動作部分を閉塞する筐体22等が、支持基板12上に位置決めされて取付けられる。
図1(B)に、光源部品14と光ファイバ15の光結合構造を拡大図で示すように、両者を結ぶV溝13の光路上には、レンズ16(特許文献3でマイクロレンズと称している)が配置される。このレンズ16は、光源部品14と光ファイバ15の間に位置して、光源部品14からの発散光を集光して、光ファイバ15の受光端中心に入射させる。レンズ16は、例えば、両端にレンズ面を有する円柱状のレンズ素子17の外側を、外被18で一体に覆った単一形状のものとすることができる。なお、レンズ16は、特許文献3に示されているように、2つのレンズを用い、一方のレンズを光源部品14からの発散光を平行光束に変換し、もう一方のレンズで平行光束を光ファイバ15の受光面中心に入射させる構成であってもよい。
本発明では、図2(A)に示すように、レンズ16を中央のレンズ素子17の外側を楕円状の外被18で一体に覆って形成したレンズ(以下、楕円レンズという)を用い、その外周面をV溝13の2つの側壁に接触させて回転するようにしたものである。この楕円レンズ16は、シリコン結晶基板のような材料を、半導体製造で用いているようなフォトリソ・エッチング技術で、中央にレンズ素子17、その外側に外被18を一体に形成して作製することができる。
中央のレンズ素子17は、図2(B)に示すように、レンズ面を球状にした凸レンズで形成されていてもよいが、図2(C)に示すように、回折型レンズ(フレネルレンズともいわれる)で形成されたものでもよい。後者の回折型レンズの場合、レンズ面を平坦形状にすることができるので、軸方向形状を薄くでき、光軸(Z方向)の精度を高めることが可能となる。
本発明は後述するように、支持基板12上に形成するV溝13の底角θを変えるか、楕円レンズ16の長辺と短辺の比である扁平率rを変えることにより、楕円レンズ16の中心位置を変化させて調心することができる。支持基板12は、通常、シリコン結晶基板が用いられるが、本発明においても同様にシリコン結晶基板を用いることができ、この場合、底角θとしてシリコン結晶基板のエッチングの異方性を利用することにより、V溝13を形成することができる。すなわち、図2(D)に示すように、シリコン基板の(100)面を平面として化学エッチングすると、底角θが70.5°の(111)面を残しながらV溝13が形成される。この方法を用いることにより、支持基板2上にV溝13を比較的容易にかつ精度よく形成することができる。
次に、図3〜図5により楕円レンズによる調心について説明する。図3はV溝の所定の底角θにおける楕円レンズの中心座標を示す図、図4は底角θを90°とした際の楕円レンズ中心の移動状態を説明する図、図5は底角θが60°、90°、120°におけるそれぞれの楕円レンズ中心の移動軌跡を示す図である。なお、楕円レンズの比(長軸/短軸)を扁平率rとする。そして、長軸の半径をcとし、短軸の半径をc/rとし、V溝の上下方向をY軸座標、横方向をX軸座標として説明する。
図3において、V溝の底角θを、90°、60°、120°と変えたとき、楕円レンズの中心座標は、長軸が横方向に水平並びに垂直であるときは、X軸座標の0点上にあるのでX=0となり、Y軸座標上を移動するのみである。また、長軸がV溝側辺に平行とは、楕円レンズの長軸が、V溝の2つの側壁に平行な状態となるように回転した状態をいう。この場合、楕円レンズ中心のX軸座標方向における移動量が最大値を示す。なお、左右の側壁で回転方向が反転するので、X軸座標のプラス側とマイナス側で2つの値が生じる。図3ではX軸座標を右側壁に平行な状態としたときの座標値で、プラス値を示してある。
図4は、図3のV溝の底角θを90°としたときの楕円レンズ中心の移動状態を示した図で、説明を解りやすくするため、長軸と短軸の比を2:1、すなわち扁平率r=2として作図してある。図4(A)は、楕円レンズの長軸が垂直の場合で、図3に示したようにX軸座標は0であり、Y軸座標上に示され、このときの楕円レンズ中心位置をNとして示す。図4(B)は、楕円レンズの長軸CをV溝の右側壁Lに平行となるように回転させた状態で、楕円レンズ中心はNからPにほぼ水平に移動する。
また、図4(C)は長軸が水平の場合で、楕円レンズ中心は、図3で示したようにX軸座標は0であり、図4(A)の場合と全く同じになる。図4(D)は、楕円レンズの長軸CをV溝の左側壁L’に平行となるように回転させた状態である。これは、図4(B)におけるY軸に対して線対称の状態であり、楕円レンズ中心は、Nから−Pにほぼ水平に移動する。すなわち、底角θを90°とすると、Y方向の変化は非常に小さく実質的にはX方向のみが変化する。
図5(A)〜図5(C)は、図3で示される数式に、V溝の底角θを60°、90°、120°としたそれぞれについて、扁平率rを「1.0、1.2、1.5、2.0、5.0、10.0」としたときの楕円レンズ中心の軌跡を示すものである。なお、r=1.0は円形レンズの場合を意味する。また、図5(A)〜図5(C)において、Y軸線上のプロット点は、楕円レンズの長軸が垂直又は水平の場合であり、Y軸線の左右のプロット点は、楕円レンズの長軸がV溝壁に平行になるような回転位置における楕円レンズ中心を示すものである。
図5(A)は、V溝の底角θが60°の場合であるが、楕円レンズを回転させることにより、Y軸方向とX軸方向の双方に三角形状の軌跡を描いて変化させることができる。図5(B)は、V溝の底角θが90°の場合で、図4でも説明したように、Y軸方向の変化が小さく、実質的にはX軸方向に変化させることができる。図5(A)の場合と異なり三角形状の軌跡とはならず線状の軌跡となる。したがって、Y軸方向に対しては調心が不要で、X軸方向の調心を必要とする場合は、V溝の底角θを90°とする形態が好ましい。
例えば、図1(B)において、V溝13で位置決めされる光ファイバ15に対して、光源部品14の取付け高さ方向の相対位置は、製造精度によって物理的に定まることから調心は不要となる。すなわちパッシブアライメントで精度を出すことができる。しかし、横方向の相対位置については、部品搭載時に調整可能であるが作業的にはかなりの労力を要する。このような調整には、上述したようにV溝13の底角θを90°として、楕円レンズ16を回転調整することにより、容易に調心することができる。
V溝の底角θが90°の場合、扁平率rを1.2とすると、X軸方向の変化はほぼ±0.1c(cは長軸の半径)で、Y軸方向はほぼ一定として扱うことができる。また、扁平率rを1.5とするとX軸方向の変化はほぼ±0.2cであり、扁平率rを2.0とするとX軸方向の変化はほぼ±0.35cであり、これら場合もY軸方向はほぼ一定として扱うことができる。ここで、cを通常の光ファイバの外径125μm/2とすると、扁平率1.2で±6μmの範囲で楕円レンズの中心を変化させることができ、扁平率1.5では±12μm、扁平率2.0では±20μmの範囲で楕円レンズの中心を変化させることができる。これは、調心裕度としては十分な値である。
図5(C)は、V溝の底角θが120°の場合であるが、楕円レンズを回転させることにより、Y軸方向に対してX軸方向の変化を大きくすることができ、扁平な三角形状、むしろ楕円に近い形状の軌跡を描いて変化させることができる。図5(A)〜図5(C)の軌跡からは、V溝の底角θが90°以下では三角形に近い変化軌跡となり、底角θが小さいほどY軸方向の調心裕度を大きくすることができるといえる。反対にV溝の底角θが90°以上では楕円に近い変化軌跡となり、底角θが大きいほどY軸方向の調心裕度を大きくできる。
なお、扁平率rを大きくすることにより、調心可能な範囲を広げることができるが、上述したように扁平率2.0で±20μmの範囲の調心が可能で、光ファイバのコア径が10μm前後であることから十分な値である。また、扁平率rを2以上とすると、V溝内での安定性が悪くなる。したがって、本発明における楕円レンズの扁平率r=長径/短径は、1<r≦2とするのが好ましい。また、V溝の底角θは、X軸方向及びY軸方向に対して必要とされる調心範囲や製造上の容易性を勘案して選定される。
本発明による光モジュールの概略を説明する図である。 本発明による楕円レンズの概略を説明する図である。 本発明における楕円レンズ中心の座標を説明する図である。 本発明における楕円レンズ中心の移動状態を説明する図である。 本発明におけるV溝底角が、60°、90°、120°におけるそれぞれの楕円レンズ中心の移動軌跡を示す図である。 従来の光モジュールの概略を説明する図である。
符号の説明
11…光モジュール、12…支持基板、13…V溝、14…光源部品(半導体レーザチップ)、15…光ファイバ、16…レンズ(楕円レンズ)、17…レンズ素子、18…楕円状外被、19…フェルール、20…フェルール取付け溝、21…受光部品、22…筺体。

Claims (6)

  1. 光源からの信号光をレンズを介して光ファイバに光結合する光モジュールであって、前記レンズは、円柱状のレンズ素子の外周を楕円状の外被で覆って光路上のV溝内に収納されていることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記レンズの楕円状の外被の扁平率r=長軸/短軸としたとき、1<r≦2であることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記レンズの円柱状のレンズ素子は、レンズ面がフレネルレンズで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
  4. 前記V溝は、シリコン基板上に底角70.5°で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  5. 前記V溝は、支持基板上に底角90°で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  6. 光源からの信号光をレンズを介して光ファイバに光結合させる光結合調心方法であって、前記レンズに円柱状のレンズ素子の外周を楕円状の外被で覆った形状のものを用い、前記レンズを光路上のV溝内で回転させて調心することを特徴とする光結合調心方法。
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