JP2005067690A - 縦型多列四方シール自動充填包装機におけるフィルム案内機構 - Google Patents

縦型多列四方シール自動充填包装機におけるフィルム案内機構 Download PDF

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Abstract

【課題】
包装フィルムの引っ張り具合に合わせて力のかかる部分の精度を確保することができる縦型多列四方シール自動充填包装機を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明にかかる縦型多列四方シール自動充填包装機は、包装フィルム421,422を互いに反対方向に90度折り曲げた後に、折り返して包装フィルム421,422を貼り合わせるように近接対峙させるΣ枠体36を有する。このΣ枠体36は、略二等辺直角三角形状の枠体511,512で構成され、当該枠体511,512の直角部分を両端にして互いの斜辺が90度の角度となるように上面視略Σ状の形状に配備され、枠体511,512の斜辺に包装フィルム421,422を折り曲げ導く当接部材541,542を備え、これら当接部材541,542は、枠体511,512の斜辺で押す又は引くように位置調整可能に取付けられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、四方シールにより密封された複数の包装体を一度に形成する縦型多列四方シール自動充填包装機に関する。
従来、四方シールされた包装体を製造する四方シール自動充填包装機としては、ロールタイプの自動充填包装機が用いられるのが主流であった(特許文献1参照)。このロールタイプの自動充填包装機では列数が限定されているため、四方シールされた包装体を一度に製造できる数も限られていた。しかも、包装体の包装袋の幅変更や長さ変更をする場合には、煩雑なロール交換等の部品取替えが発生していた。このため、部品交換をせずに包装袋の仕様変更が可能になり、しかもこの仕様変更に素早く対応できる四方シール自動充填包装機が望まれていた。
他方、部品交換をせずに包装袋の仕様変更に柔軟に対応できる自動充填包装機として、スティックタイプの縦型多列自動充填包装機がある。特許文献2に、この縦型多列自動充填包装機の一例が開示されている。スティックタイプの縦型多列自動充填包装機では、多列式であるため、多数の包装体を一度に製造ことができる。しかも、この縦型多列自動充填包装機においては、包装体の袋幅の変更は縦シールやスリッター等の位置変更によって対応することができ、包装体の袋の長さ変更は機器の動作設定だけによって対応することができる。
従来の縦型多列自動充填包装機において、生産性を高めるために列数を増やす場合、包装フィルム幅も大きくなり、これにともなって、Σ板の各サイズも大きくする必要性が生じている。さらに、充填材料の落下距離をできるだけ短くして製造速度を向上させるため、包装フィルム案内機構の厚さをできるだけ薄くすることも求められていた。充填材料の供給装置の真下に設けられているΣ板を板構造にすると、縦型多列自動充填包装機に始めて包装フィルムをセットするときに、自動包装機の操作者は、Σ板が邪魔して、下方から手を入れることができない。そのため、Σ板の上方からしかセットすることができず、原反ロールより引き出された包装フィルムをΣ板に通すことが困難である。
自動包装機の操作者がΣ板の下方から手を入れることができるようにするために、Σ板を枠構造とすることができる。図4に、Σ板を枠構造とした場合の一構成例が示されている。図4に示すように、Σ板を枠構造としたΣ枠体90は、二つの二等辺直角三角形状の枠体91,92をΣ字状に配置したものである。このΣ枠体90は、枠体91,92の各斜辺に位置する部材931,932において、二枚の包装フィルム941,942を互いに反対方向に90度折り曲げて下方へと送る。
このようにΣ板を枠構造とする場合、単なる枠構造だけでは、包装フィルムを切り分けて二等分し、移送方向を90度変える部分に力がかかってしまう。そのため、Σ板を枠構造とする場合には、その強度が問題となっていた。さらに、Σ板を枠構造とする場合、移送方向を90度変える部分の直線性、この部分の包装フィルムに対する角度精度等、その精度を確保することも問題となっていた。
特開2003−020002号公報 特開2001−199405号公報
このように、従来のΣ板では、枠構造とした場合に、移送方向を90度変える部分に力がかかるため、その部分の精度を確保することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、包装フィルムの引っ張り具合に合わせて力のかかる部分の精度を確保することができる縦型多列四方シール自動充填包装機を提供することを目的とする。
本発明にかかる縦型多列四方シール自動充填包装機は、同一原反ロールから引き出された一枚の包装フィルムを長手方向中央付近で第一及び第二の包装フィルム二枚に切り分け、当該第一及び第二の包装フィルムを互いに反対方向に90度折り曲げた後に、折り返して当該第一及び第二の包装フィルムを貼り合わせるように近接対峙させるフィルム案内機構と、当該フィルム案内機構から送られた第一及び第二の包装フィルムを包装袋の形状にフォーミングするフォーミング機構と、当該フォーミングされた第一及び第二の包装フィルムを1袋分ずつ引き出しながら同期的に縦及び横シールする縦シール機構及び横シール機構と、当該縦及び横シールされた二枚の包装フィルム間に充填材料を供給して充填する充填機構と、当該充填材料が充填された複数の前記包装袋を前記横シールの位置で切断して四方シールされた包装体ごとに分包するカッター機構とを有する縦型多列四方シール自動充填包装機であって、前記フィルム案内機構は、略二等辺直角三角形状を有する第一及び第二の三角形枠体で構成され、当該二つの三角形枠体の直角部分を両端にして互いの斜辺が90度の角度となるように上面視略Σ状の形状に配備され、当該第一及び第二の三角形枠体の斜辺には前記第一及び第二の包装フィルムを折り曲げ導く第一及び第二のフィルム当接部材を備え、前記第一及び第二のフィルム当接部材は、前記二つの三角形枠体の斜辺において押す又は引くように位置調整可能に取付けられるものである。
第一及び第二の包装フィルムを互いに反対方向に90度折り曲げる場合には、傾斜させて折り曲げるため、第一及び第二の包装フィルムを移送し続けるうちに移送ずれが生じて、フィルム案内機構における折り曲げ精度がくるいやすい。このような構成においては、第一及び第二の当接部材が包装フィルムの当接方向に位置調整可能であるため、これら当接部材の位置を、包装フィルムの引っ張り具合に合わせて調整することができる。したがって、包装フィルムの引っ張り具合に合わせて力のかかる部分の精度を確保することができ、包装フィルムの移送ずれを防止することができる。
さらに、前記第一及び第二のフィルム当接部材は、複数の第一及び第二の螺動手段によって、前記第一及び第二の三角形枠体の斜辺に取付けられ、当該複数の第一の螺動手段は、当該複数の第一の螺動手段は、前記第一及び第二の包装フィルムが当接する当接方向への螺動操作によって、前記第一及び第二のフィルム当接部材を押し、当該複数の第二の螺動手段は、前記当接方向とは反対の方向への螺動操作によって、前記第一及び第二のフィルム当接部材を引く。
このような構成において、複数の第一及び第二の螺動手段を螺動進退させることによって、第一及び第二の当接部材の位置を容易に調整することができる。また、複数の第一及び第二の螺動手段は、例えば、発明を実施するための最良の形態における複数の押出しネジ561,562、引込みネジ571,572である。
さらにまた、前記複数の第一及び第二の螺動手段は、交互に前記第一及び第二の三角形枠体の斜辺に略等間隔で配列された状態で、前記第一及び第二のフィルム当接部材を取付ける。
このような構成において、当該複数の第一及び第二の螺動手段は、一つの第一の螺動手段と一つの第二の螺動手段とを一組として、三角形枠体の斜辺の各部分において、第一及び第二の当接部材を位置調整することが可能となる。それゆえ、第一及び第二の当接部材の直線性に関する精度を向上させることができる。
また、前記第一及び第二の三角形枠体は、略二等辺三角形状の金属板で構成し、内部に前記包装フィルムを装着するための穴部を打ち抜いた一体形成枠体とすることができる。それゆえ、前記第一及び第二の三角形枠体は、複数の分離された部材が三角形状に連結された場合に限らず、一体形成された枠体とすることもできる。このように第一及び第二の三角形枠体を一体形成する場合には、第一及び第二の三角形枠体自体の強度を高めることができる。
本発明によれば、包装フィルムの引っ張り具合に合わせて力のかかる部分の精度を確保することができる縦型多列四方シール自動充填包装機を提供することができる。
本発明にかかる縦型多列四方シール自動充填包装機は、略鉛直方向に送られる二枚の包装フィルムを貼り合わせ、四方シールされた包装体を製造するものである。なお、本発明は、縦型多列四方シール自動充填包装機に限らず、縦型ロールタイプ自動充填包装機や縦型多列自動充填包装機等、複数の包装フィルムを略鉛直下方に送りながら縦及び横シールを施す縦型の自動充填包装機にも適用可能なものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照して説明する。
まず、図1及び図2を用いて、本発明にかかる縦型多列四方シール自動充填包装機の全体構成について説明する。
図1は、本発明にかかる縦型多列四方シール自動充填包装機を示す前面図である。図1では、本発明にかかる縦型多列四方シール自動充填包装機は、符号1により全体的に示されている。以下、図1において、紙面表側を前側、紙面裏側を後側、前側から観察した上下左右をそれぞれ上側、下側、左側、右側と呼ぶ。また以下では、縦型多列四方シール自動充填包装機1を自動包装機1と略す。
図1において、11は本体フレーム、12はホッパー、13は定量供給機構、14はシュータ、15はフォーミング機構、16は縦シール機構、17はスリット機構、18は横シール機構、19はカッター機構、20は排出トレイ、21は操作パネルである。また、図1において、40は原反ロール、41はシートフィルム(包材)、421,422は包装フィルムである。
原反ロール40は、シートフィルム41を同心円状に巻いたロールである。シートフィルム41は、この原反ロール40から引き出された幅の広いシートフィルムである。このシートフィルム41は、透明又は半透明な材料から構成され、例えば、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成される。また、シートフィルム41は、ベースフィルム、中間フィルム、ヒートシールフィルムの3層構造を有してもよい。包装フィルム421,422それぞれは、長手方向に二等分されたシートフィルム41の前側の包装フィルム、後側の包装フィルムである。
本体フレーム11は、自動包装機1の各種駆動機構等を支持する支持体である。ホッパー12は、充填材料を収容する収納容器である。定量供給機構13は、ホッパー12の下側に設けられ、ホッパー12から供給された充填材料を複数に振り分けて供給する機構である。シュータ14は、定量供給機構13の下側に設けられ、定量供給機構13によって振り分けられた充填材料をフォーミング機構15に導入する。
フォーミング機構15は、シュータ14の下側に設けられ、二枚の包装フィルム421,422を重ねて包装袋の形状にフォーミングする機構である。このフォーミング機構15は、フォーマーパイプ151、対になるフォーマーローラ152(図1には他方を図示せず)によって構成される。このフォーマーパイプ151は、各シュータ14の下部に設けられ、各シュータ14から導入された充填材料を包装袋内に案内する。対になるフォーマーローラは、二枚の包装フィルム421,422を重ねるローラである。
縦シール機構16は、フォーミング機構15の下側に設けられ、二枚の包装フィルム421,422を縦シールする機構である。この縦シール機構16は、二枚の包装フィルム421,422を熱圧着するための対になる縦ヒートシーラー161(図1には他方を図示せず)を前後両側に有する。これら対となる縦ヒートシーラーは、複数のフォーマーパイプ151の間で前後両側に対向して設けられ、対向方向に同時に作動することによって、二枚の包装フィルム421,422を前後両側から押圧して縦シールする。
スリット機構17は、縦シール機構16の下側に設けられ、二枚の包装フィルム421,422の縦シール部分をスリットする機構である。このスリット機構17は、フォーマーパイプ151の間に多列に複数並設されたスリッター171を有し、これらスリッター171によって二枚の包装フィルム421,422を長手方向に複数条に切断する。
横シール機構18は、スリット機構17の下側に設けられ、スリットされて複数条に切断された包装フィルム421,422を横シールする機構である。カッター機構19は、2つの横シール間に充填材料が充填された包装フィルム421,422を横シールの位置で切断し、四方シールされた包装体(以下、四方シール包装体と略す)に分包する機構である。排出トレイ20は、分包された四方シール包装体を自動包装機1内から外部に排出する部材である。操作パネル21は、自動包装機1の後側に設置された各駆動機構等を操作するための装置(図示せず)を操作する入出力手段である。
さらに、図1において、310はフィルム送りローラ、311はピンチローラ、32は段差ローラ、33はフィルム送り制御機構、340は制御ローラ、341はピンチローラ、35はスリッター、36はΣ枠体、371はガイドローラである。
フィルム送りローラ310は、図示しないモータ等により回転してシートフィルム41を移送するローラである。ピンチローラ311は、フィルム送りローラ310のロール面に伸張状態で強く接し、フィルム送りローラ310とともにシートフィルム41を挟み込むローラである。段差ローラ32は、シートフィルム41のテンションに応じて可動なローラである。
フィルム送り制御機構33は、シートフィルム41のテンションを調節する機構である。このフィルム送り制御機構33は、支点331を中心に回動可能な支持部材332を有し、この支持部材332の先端部分に段差ローラ32が設けられている。フィルム送り制御機構33は、支持部材332の傾きを検出し、この検出結果に応じてフィルム送りローラ310の回転を制御する。また、フィルム送り制御機構33は、常に、段差ローラ32に対してフィルム送り方向とは逆の方向(図中下方向)の力を与え、シートフィルム41にテンションを与えている。この段差ローラ32に与える力は、横シール機構18が包装フィルム421,422(シートフィルム41)を引き出す力よりも弱い力である。
制御ローラ340は、正逆回転自在に設けられたローラである。この制御ローラ340は、包装フィルム421,422のテンションを制御するためのローラとして機能し、図1には図示しないが、包装フィルム421,422の弛みを制御するフィードバック機構が設けられる。ピンチローラ341は、制御ローラ340のロール面に伸張状態で強く接し、シートフィルム41を挟み込むローラである。スリッター35は、幅の広いシートフィルム41を長手方向にスリットして、シートフィルム41を包装袋となる二枚の包装フィルム421,422にする機構である。
Σ枠体36は、後述するように、図中右方から送られる二枚の包装フィルム421,422を移送方向に対して90度折り曲げた後に再度折り返して下方に送るフィルム案内機構である。このΣ枠体36の前後両側の両枠には、二つのガイドローラが図中左右方向に取付けられている。この前側の枠体ガイドローラ361は、包装フィルム421を、図示しない後側の枠体ガイドローラは、包装フィルム422を略鉛直下方へと案内する。
ガイドローラ371は、前側の枠体ガイドローラ361の下側に設けられ、この枠体ガイドローラ361から案内された包装フィルム421をフォーミング機構15に案内するローラである。また、ガイドローラ371は、後述する後側のガイドローラ(図示せず)と、フォーマーパイプ151を挟んだ状態で対向している。
続いて、図1及び図2を用いて、本発明にかかる自動包装機1の動作について説明する。本発明にかかる自動包装機1は、横シール機構18の上下運動に従って、原反ロール40から幅広のシートフィルム41が順次下方に引き出される構造を有する。
図2は、自動包装機1を図1中左側から観察した側面図である。図2において、153は後側のフォーマーローラ、162は後側の縦ヒートシーラー、181,182は横ヒートシーラー、362は後側の枠体ガイドローラ、372は後側のガイドローラである。
フィルム送りローラ310が回転すると、フィルム送りローラ310とピンチローラ311とが強く接するため、幅の広いシートフィルムの原反ロール40から幅の広いシートフィルム41が引き出される。このとき、フィルム送り制御機構33は、段差ローラ32を介してシートフィルム41の張り具合を監視し、シートフィルム41のテンションが常に一定量に保もたれるようにフィルム送りローラ310の回転を制御する。引き出されたシートフィルム41は、制御ローラ340とピンチローラ341によって圧接された状態で、スリッター35へと送られる。スリッター35は、送られてきたシートフィルム41をスリットし、シートフィルム41の長手方向に二等分する。これら二枚の包装フィルム421,422はΣ枠体36へと移送される。
図2に示すように、前側の包装フィルム421、後側の包装フィルム422のそれぞれは、Σ枠体36の前後両側の枠体ガイドローラ361,362によって自動包装機1の内側へ折り返され、前後両側のガイドローラ371,372によってフォーミング機構15に複数設けられたフォーマーパイプ151、フォーマーローラ152,153へと案内される。これら案内された二枚の包装フィルム421,422は、フォーミング機構15において、対になるフォーマーローラ152,153によって挟まれながら略鉛直方向に移送される。このとき、二枚の包装フィルム421,422は、その間にフォーマーパイプ151を挟み、この状態で縦シール機構16へと送られる。
縦シール機構16において、二枚の包装フィルム421,422は、複数の対になる縦ヒートシーラー161,162によって押圧され、複数のフォーマーパイプ151の間を縦シールされる。この縦シールされた二枚の包装フィルム421,422は、スリット機構17の各スリッター171によって縦シールに沿って複数条に切断され、この切断後に、横シール機構18の横ヒートシーラー181,182によって挟持されて横シールされる。それと同時に、充填材料が、ホッパー12から各シュータ14、フォーマーパイプ151内を通って、包装フィルム421,422の間に形成された包装袋に供給される。そして、横シール機構18は、横ヒートシーラー181,182によって包装フィルム421,422を狭持したままの状態で、下方に1パック分だけ移動する。このとき、二枚の包装フィルム421,422は、1パック分だけフォーミング機構15、縦シール機構16、横シール機構18内に引き込まれ、原反ロール40からは1パック分のシートフィルム41が引き出される。
横シール機構18は、シートフィルム41の引き出しが済むと、上方に復動した後、再度、横ヒートシーラー181,182によって包装フィルム421,422に横シールを施す。この横シールによって、充填材料が充填された包装袋の口が密封される。これにより、充填材料が包装される包装フィルム421,422を四方シールして密閉シールする一工程が完了する。その後、横シール機構18下部に設けられたカッター機構19が横ヒートシーラー181,182の復動時に横シールの中央を切断し、この分包された四方シール包装体が排出トレイ20から排出される。
このような自動包装機1は、略鉛直下方に移送される二枚の包装フィルム421,422から一度に多数の四方シールされた包装体を製造可能なものである。この自動包装機1は、品位や高級感を付加するために用いられる四方シールが施された包装体を製造することができる。またさらに、この自動包装機1によれば、各部材の位置調節や形状変更、各種動作の設定変更等により、所望の四方シール包装体を形成することができる。
さらに、上記自動包装機1は、複数のフォーマーパイプ151の左右側面方向から見た略中心線を含む平面上で縦シールすることにより、表・裏方向に関して略対称な形状を有する高品質な四方シール包装体を製造することができる。また、本発明にかかる自動包装機1においては、フォーマーパイプ151の大きさ・形状を変更することにより、充填材料として液体材料や粉末材料だけでなく、比較的大きな固形材料も充填可能である。
次に、本発明にかかる自動包装機1のΣ枠体36について詳細に説明する。本発明にかかる自動包装機1のΣ枠体36は、いわゆるΣ板を枠構造にしたものであり、二枚の包装フィル421,422によって力がかかる部分の精度を確保しつつ、二枚の包装フィルム421,422を互いに反対方向に90度折り曲げる枠体である。
図3の上面図に、このΣ枠体36の一構成例が示されている。図3に示すように、Σ枠体36は、前側枠体511、後側枠体512を有する。この前側枠体511は、前側に包装フィルム421を90度折り曲げるための枠体であり、後側枠体512は、後側に包装フィルム422を包装フィルム421と反対方向に90度折り曲げるための枠体である。
前側枠体511、後側枠体512は、略二等辺直角三角形状の形状を有する同一の枠体であり、略直線状の三つの部材がそれぞれの端部で連結された部材である。前側枠体511は、直交する二つの部材が前側左右方向、前後方向に配置され、斜辺に相当する部材が左方に位置するように配置されている。後側枠体512は、直交する二つの部材が後側左右方向、前後方向に配置され、斜辺に相当する部材が左方に位置するように配置されている。
以下、図3に示すように、前側枠体511の斜辺に相当する部材を前側斜辺部材521、前側左右方向に配置された部材を前側部材522、前後方向に配置された部材を前側前後部材523と呼ぶ。後側枠体512についても同様に、斜辺に相当する部材を後側斜辺部材531、後側左右方向に配置された部材を後側部材532、前後方向に配置された部材を後側前後部材533と呼ぶ。
枠体511,512は、同一平面上に配置され、前側枠体511の後側に配置された頂点と、後側枠体の前側に配置された頂点とにおいて近接している。それとともに、この近接状態で、枠体511,512の前側前後部材523と後側前後部材533とが、略同一直線上に配置されている。したがって、枠体511,512は、左右方向に関して線対称に配置され、この配置状態において、前後側の斜辺部材521,531は直交している。すなわち、略二等辺直角三角形状の枠体511,512は、それぞれの直角部分が包装フィルム421,422の幅方向の両端に配備された状態で配置される。また、このΣ枠体36は、いわゆるΣ板の枠のみから構成された枠体であり、後側部材532、後側斜辺部材531、前側斜辺部材521、前側部材522によって、Σ枠体36のΣ字が構成されている。
図3に示すように、前側枠体511は、前側当接部材541、螺動ネジ機構551を有する。
前側当接部材541は、前側枠体511において包装フィルム421が当接する部材である。この前側当接部材541は、後述するように、その一方の端部において、後側枠体512の当接部材の端部と合わせられる。このとき、前側当接部材541と後側の当接部材とが直交するように合わせられるため、その前側当接部材541の端部は、前側当接部材541の長手方向に対して45度の傾斜が形成された形状を有している。
前側当接部材541は、前側枠体511の前側斜辺部材521に取付けられる。具体的には、前側当接部材541は、その長手方向が前側斜辺部材521の長手方向に沿った状態で取付けられる。また、前側当接部材541は、前側枠体511と同一平面上で前側枠体511に取付けられる。すなわち、前側当接部材541は、前側斜辺部材521の横側面に取付けられている。
このような取付状態で、前側当接部材541は、45度の傾斜が形成された端部が後側に位置するように取付けられる。この45度の傾斜が形成された端部の断面は、鉛直方向に平行は平面上に位置するとともに、水平方向に平行な平面上に位置している。
螺動ネジ機構551は、前側枠体511において前側当接部材541を位置調整可能に取付ける機構である。螺動ネジ機構551は、複数の押出しネジ561、引込みネジ571を備える。前側当接部材541は、これら複数のネジ561,571によって、前側斜辺部材521に取付けられる。ネジ561,571は、前側枠体511の内側から外側に向けて前側斜辺部材531に螺着され、前側斜辺部材531内部を貫通して前側当接部材541に螺着される。また、これら複数のネジ561,571は、前側斜辺部材531の側面に略垂直に螺着されている。
これら複数のネジ561,571は、この前側当接部材541の取付け形態が異なっている。押出しネジ561は、前側斜辺部材521の横側面から突出した状態で取付けられている。これに対して、引込みネジ571は、前側斜辺部材521の横側面にネジ頭底部が密接した状態で取付けられている。
後側枠体512は、図3に示すように、後側当接部材542、螺動ネジ機構552を有する。
後側当接部材542は、後側枠体512において包装フィルム421が当接する部材である。この後側当接部材542の一方の端部にもまた、前側当接部材541と同様に、45度の傾斜が形成されている。後側当接部材542は、前側当接部材541と同様に、前側枠体511の後側斜辺部材531横側面に取付けられ、その45度の傾斜が形成された端部が前側に位置するように取付けられている。また、この45度の傾斜が形成された端部の断面は、鉛直方向に平行は平面上に位置するとともに、水平方向に平行な平面上に位置している。
螺動ネジ機構552は、後側枠体512において後側当接部材542を位置調整可能に取付ける機構である。螺動ネジ機構552は、螺動ネジ機構551と同様に、複数の押出しネジ562、引込みネジ572を備え、これら複数のネジ561,571によって、前側斜辺部材531に取付けられる。ネジ562,572は、後側枠体512、後側斜辺部材531に略垂直に螺着されている。また、押出しネジ562は、後側斜辺部材531の横側面から突出し、引込みネジ571のネジ頭底部は、前側斜辺部材531の横側面に密接している。
図3に示すように、枠体511,512には、これら枠体511,512の位置を調整する位置調整機構581が設けられている。
位置調整機構581は、自動包装機1において、枠体511,512を左右方向に位置調整する機構である。この位置調整機構581は、枠体511,512の右方から取付けられている。より具体的には、前側枠体511の前側前後部材523に前側固定部材591,592を介して取付けられ、後側枠体512の後側前後部材533に後側固定部材611,612を介して取付けられている。
前側固定部材591は、その中途部において、前側前後部材523の後端部付近に固定され、前側枠体511の内側・外側に突設されている。それとともに、この前側固定部材591は、前側枠体511外側へと突出する突出端部は、位置調整機構581の筐体582に固定されている。
前側固定部材591は、前側前後部材523において摺動可能に固定されている。この前側固定部材591は、位置調整機構581が前側固定部材592を介して前側枠体511の位置を調整するとき、位置調整機構581に対して停止し、前側前後部材581が前側固定部材591に対してスライド移動する。
前側固定部材592もまた、その中途部において、前側前後部材523の中途部付近に固定され、前側枠体511の内側・外側に突設されている。前側固定部材592は、前側枠体511外側へと突出する突出端部は、筐体582を貫通し、筐体582内部ですぐばかさ歯車に連結されている。このすぐばかさ歯車には、他のすぐばかさ歯車が、これらの軸方向が略直交した状態で噛み合っている。この他方のすぐばかさ歯車は、回転部材631に連結されている。この回転部材631は、その長手方向が前後方向となるように配置され、すぐばかさ歯車が連結されていない側の端部は、筐体582の前側面から突出している。この突出端部には、調整ノブ641が固着されている。
後側固定部材611,612は、前側固定部材591,592にと同様に、後側枠体512に固定され、これら後側固定部材611,612は、枠体511,512の対称軸に関して前側固定部材591,592と略対称に固定されている。また、後側固定部材612は、前側固定部材611と同様に、一組のすぐばかさ歯車を介して、回転部材632に連結されている。この回転部材632の一方の端部には、回転部材631と同様に、調整ノブ642が固着されている。
図3に示すように、枠体511,512には、枠体ガイドローラ361,362が設けられている。
前側枠体511の前側部材522には、前側の枠体ガイドローラ361が取付けられている。具体的には、枠体ガイドローラ361は、その長手方向が前側部材522の長手方向に沿った状態で取付けられている。この枠体ガイドローラ361は、前側部材522の下面と離間した状態で取付けられ、枠体ガイドローラ361は、前側部材522の下面にぶら下がっている。このように取付けられた枠体ガイドローラ361は、位置調整機構651によって前後に可動となっている。
位置調整機構651は、枠体511において、枠体ガイドローラ361を前後方向に位置調整する機構である。この位置調整機構651は、左位置調整機構652、右位置調整機構653から構成される。
左位置調整機構652は、前側枠体511の前側部材522の左端部に取付けられている。図示しないが、前後に設けられた調整ノブ661の回転軸には、円筒ウォームギアが形成されている。この円筒ウォームギアと、枠体ガイドローラ361の左端部に固着された平歯車とが噛み合っている。右位置調整機構653は、左位置調整機構652と同様に、調整ノブ662の円筒ウォームギアと、枠体ガイドローラ361右端の平歯車とが噛み合った構造を有する。このように、枠体ガイドローラ361は、調整ノブ661,662の回動によって、前後にスライド可能となっている。
後側の枠体ガイドローラ362は、枠体ガイドローラ361と同様に、後側枠体512の後側部材532に取付けられ、後側部材532下面と離間した状態で取付けられている。後側の枠体ガイドローラ362は、前側の枠体ガイドローラ361と異なり、下側部材532の下面に固定され、位置調整されうるものではない。
このように構成されたΣ枠体36において、以下のように、当接部材541,542それぞれの端部が合致するように位置が調整される。
まず、枠体511,512は、位置調整機構581によって、前後部材523,533が前後方向に一直線上に配列されるように位置調整される。さらに、これら枠体511,512は、当接部材541,542のそれぞれの端部が合わせられることを考慮し、前後部材523、533の対向する端部同士が所定の幅だけ離間した状態となるように位置調整される。詳細には、当接部材541,542が螺動ネジ機構551,552によって位置調整可能となるように、前後部材523,533は離間して固定される。
位置調整機構581に固定された枠体511,512は、このΣ枠体36の下方に設けられた各機構との位置関係を考慮して、自動包装機1上で左右方向に位置調整され、所望の位置に固定される。具体的には、位置調整機構581の調整ノブ641を回転させることによって、これら調整ノブ641に連結された回転軸631が回転し、さらに、一組のすぐばかさ歯車が作動する。これにともなって、固定部材591,592を介して、前側枠体511が左右方向に進退する。これと同様に、位置調整機構581の調整ノブ642を回転させることによって、後側枠体512が左右方向に位置調整される。
自動包装機1上で固定された枠体511,512において、当接部材541,542それぞれは、螺動ネジ機構551,552の押出しネジ561,562、引込みネジ571,572によって位置調整される。具体的には、まず、前側当接部材541の45度の傾斜が形成された端部断面が、Σ枠体36の対称軸上に位置するように合わせられる。このとき、前側当接部材541を左方に平行移動させる場合には、複数の押出しネジ561を螺動進退させ、右方に平行移動させる場合には、複数の引込みネジ571を螺動進退させる。これと同様に、複数のネジ562,572を螺動進退させることにより、後側当接部材542を左右に平行移動させる。
このように当接部材541,542を平行移動させることによって、これらの45度の傾斜が形成された端部同士を接合する(接した状態で合わせる)。ここで、当接部材541,542の端部同士が接合されるとは、接した状態で合わせられることを示し、この状態で固着されていることを示すものではない。また、これら両端部が合致しない場合には、当接部材541,542が斜辺部材521,531の長手方向に対して傾斜を有している。それゆえ、当接部材541,542に螺着された複数のネジ561,562,571,572のそれぞれを個別に螺動進退させることによって、斜辺部材521,531長手方向に対する傾斜を取り除くことができる。その後、45度の傾斜が形成された当接部材541,542の端部を合わせた後、当接部材541,542を斜辺部材521,531長手方向に平行となるように、複数のネジ561,562,571,572を個別に螺動進退させる。これにより、当接部材541,542は直線状に位置調整される。また、前後部材523,533が離間しすぎて当接部材541,542が接合することができない場合には、再度、位置調整機構581によって前後部材523,533の離間幅を調整する。
当接部材541,542の接合状態、直線性が調整された後、位置調整機構651によって、前側の枠体ガイドローラ361が前後方向に位置調整される。位置調整機構651の調整ノブ661,662を回転させることによって、これら調整ノブ661,662の回転軸が回転し、枠体ガイドローラ361両端が螺動進退する。このとき、前側の枠体ガイドローラ361は、後側の枠体ガイドローラ362を基準として、この枠体ガイドローラ362にちょうど対向するように調整される。
当接部材541,542が位置調整された枠体511,512において、右方から移送された二枚の包装フィルム421,422それぞれは、斜辺部材521,531に取付けられた当接部材541,542で前方と後方に折り曲げられ、それぞれの移送方向を90度変えられる。すなわち、二枚の包装フィルム421,422は、当接部材541,542において、移送方向に略垂直な幅方向に折り曲げられる。この折り曲げられた二枚の包装フィルム421,422は、枠体ガイドローラ361,362において、後方と前方へと折り返され、自動包装機1の内側へと案内される。
以上のように、本発明にかかる自動包装機1のΣ枠体35においては、当接部材541,542を取付ける螺動ネジ機構551,552によって、当接部材541,542の斜辺部材521,531における位置を容易に調整することができる。さらに、螺動ネジ機構551,552によって当接部材541,542の位置調整を行うことにより、当接部材541,542の接合面における隙間を極力少なくすることができ、これら接合面をより高精度で合致させることが可能となる。
さらにまた、ネジ機構551,552が複数のネジ561,562,571,572から構成され、これらのネジ561,562,571,572が斜辺部材521,531に螺着されている。そのため、これらのネジ561,562,571,572を個別に調整することによって、当接部材541,542の直線性を容易かつ確実に確保することができ、それとともに、包装フィルム421,422に対する当接部材541,542の角度精度を高めることができる。
また、二枚の包装フィルム421,422の移送方向を90度変える部分である斜辺部材521,531に、当接部材541,542を取付けるため、包装フィルム421,422によって力が加えられる部分の強度を高めることができる。またさらに、Σ枠体36が枠構造を有するので、製造コストの削減が図ることができるとともに、自動包装機1の操作者は、下方から包装フィルム421,422を自動包装機1にセットすることができ、作業効率を向上させることができる。
本発明にかかる自動包装機1は、特に、従来の縦型多列自動充填包装機に比べて大型な装置となるため、大型のフィルム案内機構を構成するためには、フィルム案内機構を枠構造とする必要性が高い。さらに、縦型多列の自動充填包装機を高速駆動させる場合にも、フィルム案内機構を枠構造とする必要性が高い。詳細には、フィルム案内機構と、その下方の縦シール機構16や横シール機構18との距離を縮め、充填材料の供給時間を短縮することによって、縦型多列の自動充填包装機を高速化することができる。これによってフィルム案内機構の位置が下がり、操作者が下方から包装フィルム421,422をセットしやすくなるので、フィルム案内機構を枠構造とする効果は大きい。
このようなフィルム案内機構を枠構造とする場合において、包装フィルム421,422によって引っ張られる部分の位置精度がくるいやすく、その位置精度を確保することが困難である。そこで、包装フィルム421,422に当接して90度折り曲げる当接部材541,542を位置調節可能とすることにより、これら位置精度を容易に確保することができる。したがって、本発明にかかる大型で高速に駆動する自動包装機1においては、当接部材541,542を位置調整することによってその位置精度を確保することができる効果は、非常に大きい。
さらに、当接部材541,542は、包装フィルム421,422によって引っ張られる部分(枠体511,512の斜辺部分521,531)に取付けられるので、この包装フィルム421,422によって引っ張られる部分を補強することができる。したがって、位置精度がくるいやすく確保困難な部分を補強することによって、包装フィルム421,422によって引っ張られる部分の位置精度を確実に確保することができる。それとともに、包装フィルム421,422によって引っ張られる当接部材541,542の位置調整を容易に行うことができるので、包装フィルム421,422によって引っ張られる部分の位置を常に最適に調整することができる。
なお、上記自動包装機1においては、枠体511,512は金属角材等で略二等辺三角形の枠体を組み立てているが、これに限らず、枠体511,512は、それぞれ略二等辺三角形の金属板とすることができる。そのような三角形金属板二枚で構成された上面視Σ形状のフィルム案内機構においては、それぞれ三角形金属板中央付近に外形に沿った形の三角穴部が打ち抜かられており、この三角形金属板の斜辺には包装フィルムを互いに反対方向に90度折り曲げるフィルム当接部材が、上記実施形態のように、位置調整可能に取付けられている。また、この三角形金属板中央付近に形成される穴部の形状は、三角形に限らず、種々の形状とすることができる。
このように、三角形金属板を中央付近で打ち抜いた枠体を一体形成する場合もまた、自動包装機1の操作者は、一体構成された枠体の下方から手を入れて包装フィルム421,422をセットすることが可能となる。さらに、枠体511,512が包装フィルム421,422によって引っ張られて押圧されるが、枠体を一体構成とすることにより、枠体の強度を高めるとともに、その耐久性を向上させることができる。また、枠体を一体構成する場合には、三角形金属板の内側を打ち抜くだけなので、Σ枠体36を容易に形成することができる。
本発明の実施の形態における縦型多列四方シール自動充填包装機を示す前面図である。 本発明の実施の形態における縦型多列四方シール自動充填包装機を示す側面図である。 本発明の実施の形態におけるΣ枠体の一構成例を示す上面図である。 従来のΣ板の枠構造の一構成例を示す上面図である。
符号の説明
1 縦型多列自動充填包装機(自動包装機)、11 本体フレーム、12 ホッパー、13 定量供給機構、14 シュータ、15 フォーミング機構、151 フォーマーパイプ、152,153 フォーマーローラ、16 縦シール機構、161,162 縦ヒートシーラー、17 スリット機構、18 横シール機構、19 カッター機構、20 排出機構、21 操作パネル
310 フィルム送りローラ、311 ピンチローラ、32 段差ローラ、33 フィルム送り制御機構、340 制御ローラ、341 ピンチローラ、35 スリッター、36 Σ枠体、361,362 枠体ガイドローラ、371,372 ガイドローラ
40 原反ロール、41 シートフィルム、421,422 包装フィルム

Claims (4)

  1. 同一原反ロールから引き出された一枚の包装フィルムを長手方向中央付近で第一及び第二の包装フィルム二枚に切り分け、当該第一及び第二の包装フィルムを互いに反対方向に90度折り曲げた後に、折り返して当該第一及び第二の包装フィルムを貼り合わせるように近接対峙させるフィルム案内機構と、
    当該フィルム案内機構から送られた第一及び第二の包装フィルムを包装袋の形状にフォーミングするフォーミング機構と、
    当該フォーミングされた第一及び第二の包装フィルムを1袋分ずつ引き出しながら同期的に縦及び横シールする縦シール機構及び横シール機構と、
    当該縦及び横シールされた二枚の包装フィルム間に充填材料を供給して充填する充填機構と、
    当該充填材料が充填された複数の前記包装袋を前記横シールの位置で切断して四方シールされた包装体ごとに分包するカッター機構とを有する縦型多列四方シール自動充填包装機であって、
    前記フィルム案内機構は、略二等辺直角三角形状を有する第一及び第二の三角形枠体で構成され、当該二つの三角形枠体の直角部分を両端にして互いの斜辺が90度の角度となるように上面視略Σ状の形状に配備され、当該第一及び第二の三角形枠体の斜辺には前記第一及び第二の包装フィルムを折り曲げ導く第一及び第二のフィルム当接部材を備え、
    前記第一及び第二のフィルム当接部材は、前記二つの三角形枠体の斜辺において押す又は引くように位置調整可能に取付けられる縦型多列四方シール自動充填包装機。
  2. 前記第一及び第二のフィルム当接部材は、複数の第一及び第二の螺動手段によって、前記第一及び第二の三角形枠体の斜辺に取付けられ、
    当該複数の第一の螺動手段は、前記第一及び第二の包装フィルムが当接する当接方向への螺動操作によって、前記第一及び第二のフィルム当接部材を押し、
    当該複数の第二の螺動手段は、前記当接方向とは反対の方向への螺動操作によって、前記第一及び第二のフィルム当接部材を引くことを特徴とする請求項1記載の縦型多列四方シール自動充填包装機。
  3. 前記複数の第一及び第二の螺動手段は、交互に前記第一及び第二の三角形枠体の斜辺に略等間隔で配列された状態で、前記第一及び第二のフィルム当接部材を取付けることを特徴とする請求項2記載の縦型多列四方シール自動充填包装機。
  4. 前記第一及び第二の三角形枠体は、略二等辺三角形状の金属板で構成し、内部に前記包装フィルムを装着するための穴部を打ち抜いた一体形成枠体であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の縦型多列四方シール自動充填包装機。
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