JP2005067564A - サイドモール - Google Patents

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Abstract

【課題】位置決めボスの部分でサイドモールの表面にヒケを生じにくく、しかも射出成形の際の脱型時に位置決めボスからスライド駒が離れやすく、位置決めボスに破損を生じにくいサイドモールを提供する。
【解決手段】車体への位置決めボス15,16が裏面に形成されたサイドモール10において、前記サイドモール10の長さ方向Lの一端11が、前記サイドモール10の射出成形時のゲート位置とされ、前記位置決めボス15,16の根本には前記サイドモール10の長さ方向Lと直交する面15c,16cに肉盗み部15d,16dが形成され、前記複数の位置決めボス15,16のうち少なくとも一つは、平面視T字形状をしたT字形位置決めボス16、残りの少なくとも一つは、平面視十字形状をした十字形位置決めボス16からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のサイドモールに関する。
自動車の側部には、装飾性向上あるいは車体保護のためにサイドモールが車体に取付けられることが多い。前記サイドモールには、クリップによって車体に取り付けられるものと、両面接着テープで車体に取り付けられるものとがあり、特に両面接着テープで取り付けられるものについては、位置決め構造が設けられている。
従来における前記位置決め構造として、前記サイドモールの裏面に位置決めボスを形成し、車体のサイドモール取付位置に形成したモール位置決め孔に前記サイドモール裏面の位置決めボスを挿入するものがある。前記位置決めボスには、角柱、円柱、筒状あるいはリブ状などがある。
前記位置決めボスを裏面に有するサイドモールは、樹脂の射出成形によって成形されるが、前記位置決めボスの部分と他の部分とで厚みが異なる。そのため、射出成形後における樹脂の収縮状態が、前記位置決めボスの部分と他部とで相違し、前記サイドモールの表面に、ヒケと称される変形が発生しやすい。特に、前記位置決めボスの形状が、射出成形時における樹脂の流れ方向と直交する横リブ形状の場合には、前記樹脂の流れ方向と平行な縦リブ形状の場合よりも、前記ヒケが発生しやすい傾向にある。前記ヒケが表面に発生したサイドモールは美観が損なわれ、最悪の場合には商品価値がなくなる場合がある。
また、前記位置決めボスに貫通孔を形成し、射出成形時に樹脂が前記位置決めボスの貫通孔を通って流れるようにして、前記ヒケの発生を抑えようとしたサイドモールも提案されている。
特開2003−11738号公報 特開平10−60124号公報
しかしながら、位置決めボスに貫通孔を形成したサイドモールにおいては、前記貫通孔の存在によって射出成形型の型構造が複雑になるのみならず、前記貫通孔を形成するために射出成形型に設けたスライド駒が、前記サイドモールの脱型時に前記位置決めボスから離れにくくなり、前記位置決めボスが破損するおそれがある。しかも、前記位置決めボスに貫通孔を形成しても、前記ヒケを、満足のできるまで防ぐのは難しかった。
本発明は、前記の点に鑑みなされたもので、位置決めボスの部分でサイドモールの表面にヒケを生じにくく、しかも射出成形の際の脱型時に位置決めボスからスライド駒が離れやすく、位置決めボスに破損を生じにくいサイドモールを提供する。
請求項1の発明は、車体への位置決めボスが裏面に形成されたサイドモールにおいて、前記サイドモールの長さ方向の一端が、前記サイドモールの射出成形時のゲート位置とされ、前記位置決めボスの根本には前記サイドモールの長さ方向と直交する面に肉盗み部が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記肉盗み部が、前記射出成形時にゲート位置とされた前記サイドモールの一端を向いた面に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記位置決めボスが前記サイドモールの長さ方向に沿って複数形成され、前記複数の位置決めボスのうち少なくとも一つが、前記サイドモールの長さ方向と直交する直交片と、前記直交片の一側に前記サイドモールの長さ方向と平行に形成された平行片とで構成される平面視T字形状をしたT字形位置決めボスとされ、前記T字形位置決めボスにおける前記直交片の根本に前記肉盗み部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記位置決めボスが前記サイドモールの長さ方向に沿って複数形成され、前記複数の位置決めボスのうち一つが、前記サイドモールの長さ方向と直交する直交片と、前記サイドモールの長さ方向と平行に形成された平行片とから構成される平面視十字形状をした十字形位置決めボスとされ、前記十字形位置決めボスにおける前記直交片の根本に前記肉盗み部が形成されていることを特徴とする。
本発明のサイドモールは、位置決めボスの根本に肉盗み部が形成されているため、前記位置決めボスの存在による厚み増大範囲が小さくなり、前記厚み増大による収縮率変化に起因する表面のヒケを抑えることができる。さらに、本発明のサイドモールは、射出成形時のゲート位置がサイドモールの長さ方向一端とされているため、射出成形時における樹脂の流れがサイドモールの長さ方向と一致することになり、前記サイドモールの長さ方向と平行な縦リブに関して、前記ヒケを生じにくくできる。しかも、従来ならば、前記樹脂の流れ方向に対して直交する横リブ、すなわち前記サイドモールの長さ方向と直交する横リブについては、前記ヒケを生じやすいが、本発明では、前記位置決めボスの根本における前記サイドモールの長さ方向と直交する面に肉盗み部を設けたため、前記横リブ形状の位置決めボスについても、前記ヒケを生じにくくできる。
また、本発明のサイドモールは、前記肉盗み部が前記位置決めボスを貫通する貫通孔とは異なるため、前記位置決めボス形成のために射出成形型に設けられるスライド駒の構造が複雑になるのを防ぐことができる。さらに、前記肉盗み部が貫通孔とは異なるため、前記サイドモールの脱型時に前記位置決めボスからスライド駒が離れ難くなるおそれが少なく、前記スライド駒が前記位置決めボスから離れにくいことによって生じる前記位置決めボスの破損を防ぐことができる。
さらに、本発明のサイドモールは、射出成形時にゲート位置とされたサイドモールの一端を向いた面に前記位置決めボスの肉盗み部が形成されているため、射出成形型からの脱型時に前記位置決めボスの破損を生じにくい。すなわち、前記位置決めボスに肉盗み部を有するサイドモールの射出成形型は、サイドモールの脱型を容易とするため、スライド駒が前記肉盗み部側に設けられ、型開き持にスライド駒が前記肉盗み部から離れる方向へスライドしてサイドモールの脱型を行う。その際、サイドモールはゲート側へ収縮し、前記位置決めボスがゲート側へ近づくことになる。したがって、前記肉盗み部を前記ゲートとは反対側に設けると、前記スライド駒もゲートとは反対側になり、前記収縮による前記位置決めボスの移動方向には、射出成形型の位置決めボス成形部における固定壁が存在することになる。そのため、前記位置決めボスが前記収縮移動によって位置決めボス成形部の固定壁に衝突し、破損するようになる。しかし、本発明では、前記ゲート位置とされたサイドモールの一端を向いた面に肉盗み部が存在するため、前記収縮方向、すなわち位置決めボスの移動側に前記スライド駒が存在し、型開き時に前記位置決めボスの収縮移動方向と同方向へスライド駒も移動するため、前記位置決めボスとスライド駒との衝突による破損を生じにくくできる。
図1は本発明の一実施例におけるサイドモールの裏側の斜視図、図2は図1のA部及びB部拡大図と車体のモール位置決め孔を示す図、図3は図2の3A−3A及び3B−3B断面図、図4は射出成形型の断面図、図5は射出成形時の射出成形型の断面図、図6は脱型時の射出成形型の断面図、図7は固定型の平面図、図8は可動型のスライド駒付近の平面図である。
図1に示すサイドモール10は、ほぼ台形の横断面を有する細長形状の射出成形品からなり、長さ方向Lの一端11が射出成形時のゲートとされたものである。符号12は射出成形後に切断除去されたゲートの跡である。
前記サイドモール10は、表面13が意匠面を構成し、裏面14が車体への取付面となっている。前記裏面14には、位置決めボス15,16,16が、前記サイドモールの長さ方向Lに沿って所定間隔で突出形成されている。前記位置決めボス15,16,16は、前記サイドモール10を車体へ両面接着テープ等で取り付ける際に位置決めを行うためのもので、車体に形成されたモール位置決め孔に挿入される。
この実施例のサイドモール10は、前記ゲート側の一端11に最も近い位置決めボス15が、前記サイドモール10の長さ方向Lに対して直交する直交片(横リブに相当する部分。)15aと、前記長さ方向Lと平行な平行片(縦リブに相当する部分。)15bとで構成される平面視十字形状をした十字形位置決めボスからなる。それに対し他の位置決めボス16は、前記サイドモール10の長さ方向Lに対して直交する直交片(横リブに相当する部分。)16aと、前記直交片16aの一側、図示の例では前記ゲート側の一端11とは反対側に前記サイドモールの長さ方向Lと平行に形成された平行片(縦リブに相当する部分。)16bとで構成された平面視T字形状をしたT字形位置決めボスからなる。
前記十字形位置決めボス15は、前記サイドモール10における長さ方向L及び前記長さ方向Lと直交する幅方向Wの両方に対する基準位置を定めるのに利用され、それに対して前記T字形位置決めボス16は、前記長さ方向Lと直交する幅方向Wへの位置決めに利用される。
図2(A)に示すように、前記十字形位置決めボス15が挿入される車体のモール位置決め孔65は、前記十字形位置決めボス15が嵌る円形あるいは四角形等の孔形状とされ、前記サイドモールの長さ方向L及び前記幅方向Wの何れにも、前記十字形位置決めボス15のズレを阻止する構造とされる。
それに対し、図2(B)に示すように、前記T字形位置決めボス16が挿入される車体のモール位置決め孔66は、前記サイドモール10の幅方向Wに沿う寸法W2については前記T字形位置決めボス16の寸法W1と等しくされ、また、前記サイドモールの長さ方向Lに沿う寸法L2については前記T字形位置決めボス16の寸法L1よりも大の長円あるいは長方形等とされ、これによって、前記十字形位置決めボス15から前記T字形位置決めボス16,16までの距離変化に対応できるようになっている。これは、前記十字形位置決めボス15から前記T字形位置決めボス16,16までの距離が、前記サイドモール10の射出成形後の収縮によって変化し、厳格に一定化し難いことによる。
前記十字形位置決めボス15及び前記T字形位置決めボス16の根本には、前記サイドモールの長さ方向Lに対して直交する面、すなわち前記直交片15a,16aの片側表面、この例では、前記射出成形時にゲート位置とされた一端11を向いた面15c,16cの根本に、図1〜図3に示すように、肉盗み部15d,16dが形成されている。前記肉盗み部15d,16dを設けたことにより、図3から理解されるように、前記サイドモール10の厚みtは、前記十字形位置決めボス15及び前記T字形位置決めボス16における前記肉盗み部15d,16dの部分で増加することがなく、前記直交片15a,16aの存在によって厚みtの増加する範囲u2,v2が、前記肉盗み部15d,16dを設けなかった場合の範囲u1,v1よりも、サイドモールの長さ方向Lに沿って減少することになる。そのため、前記サイドモール10の厚み増大に起因する射出成形後のヒケを抑えることができる。しかも、前記位置決めボスの根本の肉盗み部15d,16dは、射出成形時の樹脂の流れ方向と等しい前記サイドモール10の長さ方向Lに対して直交した面、すなわちこの例では前記一端11を向いた面15c,16cに形成されているため、前記発明の効果欄に記載したように、より効果的に前記サイドモール10の表面のヒケを抑えることができる。さらに、前記十字形位置決めボス15及び前記T字形位置決めボス16は、前記直交片15a,16aの根本に肉盗み部15d,16dが形成されていても、前記平行片15b,16bの存在によって平面視十字形あるいはT字形とされているため、強度低下を抑えることができる。
前記サイドモール10の成形は、図4に示す射出成形型30内に射出成形機(図示せず。)で溶融樹脂を射出する公知の射出成形法により行われる。前記射出成形型30は、固定型31と可動型41とで構成され、開閉可能となっている。
前記固定型31には、図4の断面図及び図7の平面図から理解されるように、前記サイドモール10の形状に応じたキャビティ32と、前記キャビティ32への溶融樹脂の入り口となるゲート33、前記ゲート33への溶融樹脂の流路となるランナー34が形成されている。図示の射出成形型30は、同時に2個のサイドモールを成形する2個取りタイプからなり、前記キャビティ32が2つ設けられている。前記ゲート33は、前記サイドモール10の長さ方向Lの一端11と対応させて前記キャビティ32の一端に設けられている。
前記可動型41には、図4に示すように、前記サイドモール10の裏面14の十字形位置決めボス15を形成するための十字形位置決めボス形成凹部45と、前記T字形位置決めボス16形成のためのT字形位置決めボス形成凹部46が設けられている。前記十字形位置決めボス形成凹部45と前記T字形位置決めボス形成凹部46には、十字形位置決めボス用スライド駒47とT字形位置決めボス用スライド駒48が設けられている。
前記十字形位置決めボス用スライド駒47は、前記十字形位置決めボス形成凹部45の内面との間で十字形位置決めボス形成用樹脂充填空間49を形成する。また、前記十字形位置決めボス用スライド駒47において前記ゲート33とは反対側となる表面47aと、前記表面47aに対向する前記十字形位置決めボス形成凹部45の内面45aとには、前記サイドモール10の前記十字形位置決めボス15の外形に応じた凹凸形状が形成されている。さらに、前記十字形位置決めボス用スライド駒47には、前記十字形位置決めボス15の肉盗み部15dを形成する突部47bが、前記表面47aの固定型31側の先端に前記ゲート33とは反対を向いて形成されている。
また、この実施例における前記十字形位置決めボス用スライド駒47は、図8(A)のように、前記サイドモール10の長さ方向Lと直交する幅方向Wに分離した2つの半体47c,47cで構成され、前記サイドモール10の長さ方向L及び幅方向Wに対して傾斜した連結ピン43で突き出しプレート42に連結されている。そして、前記十字形位置決めボス用スライド駒47は、前記射出成形型30の型開き時における前記突き出しプレート42の作動により、前記十字形位置決めボス用スライド駒47の表面47aと前記十字形位置決めボス形成凹部45の内面45aとの間隔を広げる方向へ、すなわち前記ゲート33側のサイドモール10の一端11へ近づく方向へ、且つ前記2つの半体47c,47cが互いに離れる方向へスライドしながら、前記十字形位置決めボス形成凹部45から前記固定型31側へ突き出され、これによって前記サイドモール10の十字形位置決めボス15は、前記十字形位置決めボス形成凹部45から突き出される。なお、前記十字形位置決めボス用スライド駒47は、前記2つの半体47c,47cに分離したものに限られず、2つに分離していない一つのもので構成されてもよい。
前記T字形位置決めボス用スライド駒48は、前記T字形位置決めボス形成凹部46の内面との間でT字形位置決めボス形成用樹脂充填空間50を形成する。図8(B)は、前記可動型41における前記T字形位置決めボス用スライド駒48部分の平面図である。前記T字形位置決めボス用スライド駒48において前記ゲート33とは反対側となる表面48aと、前記表面48aと対向する前記T字形位置決めボス形成凹部46の内面46aとには、前記サイドモール10の前記T字形位置決めボス16の外形に応じた凹凸形状が形成されている。さらに、前記T字形位置決めボス用スライド駒48には、前記T字形位置決めボス16の肉盗み部16dを形成する突部48bが、前記表面48aの固定型31側の先端に前記ゲート33とは反対を向いて形成されている。
また、この実施例における前記T字形位置決めボス用スライド駒48は、前記サイドモール10の長さ方向Lに対して傾斜した連結ピン44で突き出しプレート42に連結され、前記射出成形型30の型開き時における前記突き出しプレート42の作動により、前記表面48aと前記T字形位置決めボス形成凹部46の内面46aの間隔を広げる方向へ、すなわち前記ゲート33側のサイドモール10の一端11へ近づくようにスライドしながら、前記十字形位置決めボス形成凹部46から前記固定型31側へ突き出され、これによって前記サイドモール10裏面のT字形位置決めボス16は、前記T字形位置決めボス形成凹部46から突き出される。
前記射出成形型30は、図4及び図5のように、前記固定型31と前記可動型41を閉じた状態で、射出成形機(図示せず。)から溶融樹脂Pが射出される。射出された溶融樹脂は、前記ランナー34及び前記ゲート33を通って前記キャビティ32と前記十字形位置決めボス形成用樹脂充填空間49及び前記T字形位置決めボス形成用樹脂充填空間50に充填され、その後に硬化する。その際、前記キャビティ32に充填された溶融樹脂によって前記サイドモール10の位置決めボスを除く本体部分が形成され、前記十字形位置決めボス形成用樹脂充填空間49に充填された溶融樹脂によって前記十字形位置決めボス15及び前記肉盗み部15dが形成され、さらに、前記T字形位置決めボス形成用樹脂充填空間50に充填された溶融樹脂によって前記T字形位置決めボス16及び前記肉盗み部16dが形成される。
その後、図6に示すように、前記可動型41を移動させて型開きを行うと共に、前記突き出しプレート42を前記固定型31の方向へ前進させることにより、前記連結ピン43,44を介して前記十字形位置決めボス用スライド駒47及び前記T字形位置決めボス用スライド駒48を突き出し、成形品である前記サイドモール10を脱型する。
前記脱型の際、前記十字形位置決めボス用スライド駒47及び前記T字形位置決めボス用スライド駒48は、前記十字形位置決めボス15及び前記T字形位置決めボス16におけるそれぞれの肉盗み部15d,16d側の面に最初位置し、前記突き出しプレート42の前進にしたがい、前記射出成形時のゲート位置とされたサイドモール10の一端11へ向けてスライドし、前記肉盗み部15d,16dから離れる。そのため、型開きによる前記射出成形型30の開放等によって、前記サイドモール10が長さ方向Lに沿って前記ゲート側の一端11へ向けて収縮を始め、それにより、前記十字形位置決めボス15及び前記T字形位置決めボス16の位置が、前記サイドモール10の一端11側へずれることがあっても、前記十字形位置決めボス15及び前記T字形位置決めボス16は、前記十字形位置決めボス用スライド駒47及び前記T字形位置決めボス用スライド駒48と衝突して破損するおそれがなく、前記可動型41の前記十字形位置決めボス形成凹部45及び前記T字形位置決めボス形成凹部46から、スムーズにしかも破損等の不具合を生じることなく突き出される。
本発明の一実施例にかかるサイドモールの裏側の斜視図である。 図1のA部及びB部の拡大図と車体のモール位置決め孔を示す図である。 図2の3A−3A及び3B−3B断面図である。 射出成形型の断面図である。 射出成形時の射出成形型の断面図である。 脱型時の射出成形型の断面図である。 固定型の平面図である。 可動型のスライド駒付近の平面図である。
符号の説明
10 サイドモール
11 ゲート位置とされたサイドモールの一端
15 十字形位置決めボス
15a 十字形位置決めボスの直交片
15b 十字形位置決めボスの平行片
15c ゲート位置とされたサイドモールの一端を向いた面
15d 十字形位置決めボスの肉盗み部
16 T字形位置決めボス
16a T字形位置決めボスの直交片
16b T字形位置決めボスの平行片
16c ゲート位置とされたサイドモールの一端を向いた面
16d 十字形位置決めボスの肉盗み部
30 射出成形型
31 固定型
32 キャビティ
33 ゲート
34 ランナー
41 可動型
47 十字形位置決めボス用スライド駒
48 T字形位置決めボス用スライド駒

Claims (4)

  1. 車体への位置決めボス(15,16)が裏面に形成されたサイドモール(10)において、前記サイドモールの長さ方向の一端(11)が、前記サイドモールの射出成形時のゲート位置とされ、前記位置決めボス(15,16)の根本には前記サイドモールの長さ方向(L)と直交する面(15c,16c)に肉盗み部(15d,16d)が形成されていることを特徴とするサイドモール。
  2. 前記肉盗み部(15d,16d)は、前記射出成形時にゲート位置とされた前記サイドモールの一端(11)を向いた面(15c,16c)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサイドモール。
  3. 前記位置決めボス(15,16)が前記サイドモールの長さ方向(L)に沿って複数形成され、前記複数の位置決めボス(15,16)のうち少なくとも一つが、前記サイドモールの長さ方向(L)と直交する直交片(16a)と、前記直交片(16a)の一側に前記サイドモールの長さ方向(L)と平行に形成された平行片(16b)とで構成される平面視T字形状をしたT字形位置決めボス(16)とされ、前記T字形位置決めボス(16)における前記直交片(16a)の根本に前記肉盗み部(16d)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のサイドモール。
  4. 前記位置決めボス(15,16)が前記サイドモールの長さ方向(L)に沿って複数形成され、前記複数の位置決めボス(15,16)のうち一つが、前記サイドモールの長さ方向(L)と直交する直交片(15a)と、前記サイドモールの長さ方向(L)と平行に形成された平行片(15b)とから構成される平面視十字形状をした十字形位置決めボス(15)とされ、前記十字形位置決めボス(15)における前記直交片(15a)の根本に前記肉盗み部(15d)が形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のサイドモール。
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